JP2010019750A - 曲率半径測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被測定面の大きさによらず精度よく曲率半径の測定ができる曲率半径測定装置を提供すること。
【解決手段】光学素子7の被測定面7aの位置と干渉計14の参照面35の位置とを干渉計14の光軸Xに沿って相対移動させる相対移動機構22と、干渉計14の光軸Xの方向から見て被測定面7aと重なる範囲に設けられて光学素子7あるいは干渉計14のいずれかの移動量の基準となる反射面16を有する反射鏡15とレーザー干渉測長器18によって、集光位置P0の位置と被測定面7aの曲率中心P2の位置とが一致して波面収差が最小となる測定原点P4から、集光位置P0の位置と被測定面7aの面頂の位置とが一致して波面収差が最小となるまでの反射面16の光軸Xに沿った移動量を計測する。
【選択図】図1

Description

本発明は、曲率半径測定装置に関する。
従来、干渉計を利用して光学素子の光学面等の曲率半径を測定する曲率半径測定装置が知られている。曲面からなる被測定面に向けて、干渉計から測定光を照射し、被測定面での反射光の干渉縞を観察する場合、被測定面からの反射光と参照面からの反射光との干渉による干渉縞が明瞭に観察されるのは、測定光の集光位置が、被測定面の曲率中心位置に一致する位置(第一の位置と称する)の近傍と、被測定面の面頂と一致する位置(第二の位置と称する)の近傍にある場合である。第一の位置及び第二の位置においては、干渉縞は被測定面の球波面収差のみによって発生するため、干渉縞本数が最小となる。
そこで、干渉計を利用した曲率半径測定装置では、干渉縞を見ながら測定光の集光位置と被測定面とを相対移動させ、第一の位置と第二の位置との間の相対移動距離を測定することで、被測定面の曲率半径を測定することができる。
この測定方法によって曲率半径を高精度に測定するには、第一の位置及び第二の位置の間の相対移動距離を正確に測定する必要があるが、距離測定手段の精度を向上しても、相対移動機構の走行誤差による測定誤差が残るという問題がある。
このため、走行誤差が極めて小さい相対移動機構によって干渉計と被測定面とを相対移動させる必要があり、相対移動機構の走行精度や保持部の剛性を高める必要があるため、高価な装置になってしまうという問題が残る。
このような干渉計を用いた測定に関連する技術として、特許文献1が知られている。
特許文献1には、レーザー干渉測長器の測長ミラーまたはプリズムを除く干渉測長要素を、エアスライドを案内として可動保持された干渉計ユニット内に設け、干渉計の測定光束の光軸と干渉計ユニットに固定されたレーザー干渉測長器から照射される測長光の光軸とが平行かつ同一向きに配置された干渉測定器が記載されている。
この特許文献1に記載の干渉測定器では、測長ミラーあるいはプリズムと光学素子等の被検物の被測定面の光軸と直交する方向の距離差を20mm以内とすることでエアスライドの走行誤差のために発生する干渉計ユニットの傾斜の影響を軽減し、これによりレーザー干渉測長器の測長光の光軸のぶれに起因する測定誤差の低減を図っている。
特開平3−273103号公報
しかしながら、特許文献1に記載の干渉測定器を用いて被測定面の曲率半径測定を行う場合、測長ミラーあるいはプリズムの配置位置は被測定面が大きい被検物になるほど干渉計の測定光束の光軸から光軸に直交する方向に離れることになり、例えば、直径40mm以上の被測定面では、測長ミラーあるいはプリズムを測定光束の光軸から20mm以内の位置に配置できなくなってしまう。このため、干渉計ユニットの走行誤差に起因するレーザー干渉測長器が発する測長光の光軸のぶれが計測結果に与える影響が大きくなる。この場合にはやはりレーザー干渉測長器の測長光の光軸のぶれが計測結果に与える影響が大きくなり、干渉計ユニットを直線移動させる機構の走行精度を高精度としなければならないという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、被測定面の大きさによらず精度よく曲率半径の測定を行うことができる曲率半径測定装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の曲率半径測定装置は、曲面からなる被測定面を有する光学素子に対して、干渉計から前記被測定面に向けて集光位置に収束する測定光を照射し、前記被測定面を前記測定光の集光位置に対して相対移動させ、前記干渉計によって前記測定光の集光位置と前記被測定面の曲率中心とが一致する位置と前記測定光の集光位置と前記被測定面の面頂とが一致する位置との間の距離を測定して前記被測定面の曲率半径を求める曲率半径測定装置であって、前記光学素子を保持する光学素子保持部と、前記干渉計を保持する干渉計保持部と、前記光学素子保持部及び前記干渉計保持部の少なくともいずれかを有する一つ以上の可動体を、前記干渉計の光軸方向に相対移動させることで、前記被測定面と前記測定光の集光位置とを相対的に移動する相対移動機構と、前記干渉計の光軸方向における前記可動体の位置を測定するために、前記可動体において、前記干渉計の光軸方向から見て前記被測定面と重なる範囲に設けられた位置測定基準面と、前記干渉計の光軸に沿う方向における前記位置測定基準面の移動位置を測定する移動位置測定部とを備えたことを特徴としている。
この発明によれば、前記位置測定基準面が前記干渉計の光軸方向から見て前記被測定面と重なる範囲内に配置されているため、前記移動位置測定部による測定位置が前記干渉計の光軸方向から見て前記被測定面と重なる範囲にある。そのため前記相対移動機構の走行精度が一定のとき、前記干渉計の光軸方向から見て前記被測定面の外周より外側の範囲で前記移動位置を測定する場合に比べて位置測定の誤差が低減される。
また、本発明の曲率半径測定装置では、前記位置測定基準面は、前記干渉計の光軸と交差する位置に設けられ、前記移動位置測定部は、前記干渉計の光軸と略同軸の軸線上で位置測定を行えるように設けられていることが好ましい。
この場合、前記移動位置測定部は前記干渉計の光軸と略同軸の軸線上で位置測定を行えるため、被測定面の曲率半径の中心の移動量を、相対移動機構の走行誤差の影響を略受けることなく測定することができる。
また、本発明の曲率半径測定装置では、前記干渉計は、一定の位相増分だけ位相がシフトされた複数の干渉縞画像を取得し、該複数の干渉縞画像から波面を解析する位相シフト解析部を有し、前記相対移動機構は、前記一定の位相増分だけ位相がシフトされた複数の干渉縞画像を取得するための微小移動を行う機構を兼ねることが好ましい。
この場合、前記位相シフト解析部を備えるため前記相対移動機構によって微小移動を行うことによって取得された複数の干渉縞画像を元にして位相シフト解析を行うことで前記測定光の集光位置と前記被測定面の曲率中心とが一致する位置及び前記測定光の集光位置と前記被測定面の面頂とが一致する位置とを正確に測定することができる。
また、本発明の曲率半径測定装置では、前記相対移動機構は、前記可動体を前記干渉計の光軸に直交する方向における前記可動体の外縁側で、前記干渉計の光軸を略挟むもしくは取り囲む位置で支持する複数の移動ガイドを備えることが好ましい。
この場合、前記可動体は外縁側に配置された前記複数の移動ガイドによって前記干渉計の光軸を略挟むもしくは略取り囲む位置で支持されるから、前記可動体の姿勢を安定させた状態で移動させることができる。
また、本発明の前記複数の移動ガイドを備えた曲率半径測定装置では、前記可動体は、前記光学素子保持部であり、前記相対移動機構は、前記複数の移動ガイドの間に架設されて前記干渉計の光軸に沿う方向に可動支持された可動部材と、該可動部材を前記干渉計の光軸に沿う方向に相対的に広い移動範囲を移動させる第一移動部と、前記可動部材上に設けられ、前記光学素子保持部を、該光学素子保持部に保持された前記光学素子の背面側で、前記干渉計の光軸に沿う方向に相対的に狭い移動範囲で微小移動可能に支持する第二移動部とを備えることが好ましい。
この場合、前記相対移動機構が前記可動部材を相対的に広い移動範囲で移動させる第一移動部と、前記光学素子保持部を相対的に狭い移動範囲で微小移動させる前記第二移動部を備えるので、前記光学素子保持部を前記第一移動部によって大きく移動させてから第二移動部によって微小移動させることができる。
また、本発明の前記第一移動部と前記第二移動部とを備えた曲率半径測定装置では、前記第二移動部は、前記干渉計の光軸を中心として前記位置測定基準面を取り囲む環状領域に設けられていることが好ましい。
この場合、前記光学素子は前記第二移動部が前記位置測定基準面を取り囲む環状領域に設けられているので、前記移動位置測定部は第二移動部の環状領域より内側の範囲で前記位置測定基準面の移動位置を測定することができる。
また、本発明の曲率半径測定装置では、前記移動位置測定部は、レーザー光の干渉を用いたレーザー測長器からなることが好ましい。
この場合、前記移動位置測定部が前記レーザー測長器からなるので、移動距離の変化をレーザー光の干渉を利用して高精度に測定することができる。
本発明に係る曲率半径測定装置によれば、前記移動位置測定部による測定位置が前記干渉計の光軸方向から見て前記被測定面と重なる範囲にあるので、前記被測定面の大きさによらず精度よく曲率半径の測定を行うことができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態の曲率半径測定装置について図1から図6を参照して説明する。
図1は、曲率半径測定装置の構成を説明するための構成図である。また、図2は、曲率半径測定装置の測定光及び参照光の光路を示す光路図である。また、図3は、レーザー干渉測長器の参照光の光路を示す光路図である。また、図4は、レーザー干渉測長器の測定光の光路を示す光路図である。また、図5は、曲率半径測定装置の動作を説明するための説明図である。また、図6は、レーザー干渉測長器による測定の誤差を説明するための説明図である。
図1に示すように、曲率半径測定装置1は平板状の基台2の上面外周端部から上方に立設された壁部3、4、5によって構成された架台を備える。壁部4、5はそれぞれ壁部3の水平方向の端部の一方(図1の左側)および他方(図1の右側)でそれぞれ固定され、互いに水平方向に対向して設けられている。
基台2上には曲面からなる被測定面7aを有する光学素子7を保持する光学素子保持部6が固定されている。この光学素子保持部6は、光学素子保持部6上に設置された光学素子7を光軸に直交する方向に位置調整する調整機構6aを備える。この調整機構6aにより、光学素子7の被測定面7aの曲率中心を後述する干渉計14の光軸Xの軸線上に合わせられるようになっている。
壁部3には壁部4側から壁部5側に向って順に略柱状の移動ガイド8、9が配列され、それぞれ基台2に垂直で互いに平行になる位置関係に固定されている。移動ガイド8、9には、それぞれ移動ガイド8、9の延設方向に沿って移動可能なスライダ11、12が係合されている。
スライダ11、12の基台2と反対側のそれぞれの端部には干渉計14を保持するための板状の干渉計保持部13が、スライダ11、12の移動方向に直交するように架設され、干渉計保持部13の両端部はそれぞれスライダ11、12と固定されている。なお、干渉計保持部13と、この干渉計保持部13に保持されて該干渉計保持部13と一体的に可動する干渉計14等により可動体が形成される。
干渉計14は、曲率半径を測定するため被測定面7aに可干渉光である測定光L3を照射し、その反射光によって、干渉縞を取得するもので、本実施形態では、干渉光学系が筐体14aに収められ、干渉計保持部13の架設方向の中間部に筐体14aが貫通する状態で固定されている。
干渉計14の姿勢は、測定光L3の光軸Xが、移動ガイド8、9上のスライダ11、12の移動方向と平行になるように調整されている。光軸Xは、干渉計14の干渉測定および曲率半径測定の基準軸であり、干渉計14の光軸を構成するものである。
測定光L3の出射方向と反対側である干渉計14の筐体14aの上端部14bには平板状の反射鏡15が固定されている。反射鏡15には、干渉計14の移動量を測定するための位置測定基準面である平面状の反射面16が形成されている。
反射鏡15の配置位置は、反射面16が干渉計14の光軸Xと垂直に交差する位置関係に調整されている。
壁部3の上部には反射鏡15と鉛直方向に対向する位置に、レーザー光の干渉を用いて反射面16の光軸Xに沿う方向の移動位置を測定するレーザー干渉測長器18(移動位置測定部)が固定されている。
また、移動ガイド8と干渉計14との間の壁部3上には、干渉計保持部13を干渉計14の光軸Xに沿う方向に移動させる相対移動機構22が設けられている。
本実施形態の相対移動機構22は、ボールねじ送り機構を用いた移動機構(第一移動部)と、ピエゾ素子を用いた微小移動機構とを組み合わせてなる。
相対移動機構22のボールねじ送り機構部分は、移動ガイド8、9と平行に延ばして配置され、両端部が壁部3上にそれぞれ固定されたサポートユニット27、28により回転可能に支持されたボールねじ26と、サポートユニット28側から突出されたボールねじ26の端部に回転駆動力を伝達するモーター29と、ボールねじ26に螺合された可動ナット25とを備えてなり、微小移動機構に比べて相対的に広い移動範囲を移動させる。ボールねじ26は、干渉計保持部13に設けられた開口13aに挿通され、可動ナット25は、干渉計保持部13に近接して並列に配置されている。
また、相対移動機構22の微小移動機構部分は、可動ナット25に固定された板状の取付板24に一端が固定され、他端が干渉計保持部13に固定され、ボールねじ送り機構に比べて相対的に狭い移動範囲で、光軸Xに沿う方向に測定光L3の波長よりも短いピッチで微小移動可能とされた微動機構23からなる。
微動機構23の構成は、ピエゾ素子、あるいはピエゾ素子を用いて構成された直動アクチュエータを採用することができる。
相対移動機構22には、モーター29の回転方向および回転量を制御することで、可動ナット25の移動量を制御するとともに、微動機構23のピエゾ素子の伸縮量を制御して取付板24に対する干渉計保持部13の移動量を制御する移動量制御部21bが接続されている。
また、移動量制御部21bは、レーザー干渉測長器18と電気的に接続され、移動量の決定にあたって、レーザー干渉測長器18から送出される干渉計14の位置情報を参照できるようになっている。さらに、移動量制御部21bは測定者の入力操作に従って移動量制御部21bの動作を制御するためのキーボードやマウス等の入力デバイスとディスプレイ装置等の出力デバイスを備えた操作部21dと電気的に接続されている。
続いて、本実施形態の干渉計14の構成と光路について図2を参照して詳述する。
本実施形態の干渉計14は、フィゾー型干渉計である。
干渉計14は、レーザー光L1を発散光束として放射するレーザーダイオード30と、レーザー光L1を反射して光学素子7の被測定面7a側に向けるとともに、被測定面7a側から入射する光を透過させるビームスプリッタ31と、ビームスプリッタ31で反射されたレーザー光L1を平行光にするコリメータレンズ32、33と、平行光束化されたレーザー光L1を干渉計14の外部の集光位置P0に測定光L3として集光する参照レンズ34と、干渉計14の外部から入射して参照レンズ34、コリメータレンズ32、33によって集光され、ビームスプリッタ31を透過したレーザー光L4を縮小投影する結像レンズ36と、結像レンズ36によって投影されたレーザー光L4を撮像する撮像素子37とを備え、これらの各構成部品が、筐体14aの内部に固定されてなる。
また、撮像素子37には、撮像された干渉縞画像を表示する表示部21cと、移動量制御部21bによって位相をシフトして撮像された干渉縞画像から干渉縞画像の波面を解析する位相シフト解析部21aとが電気的に接続されている。
参照レンズ34は、光学素子7に対向する光学面が高精度に加工された球面からなる参照面35を備える。参照面35では光源側(レーザーダイオード30側)に反射される参照光L2と、参照面35を透過した後、光路を逆進して参照面35に再入射する光とによって干渉縞が形成されるようになっている。
レーザーダイオード30から出射されたレーザー光L1は、ビームスプリッタ31によって反射され、コリメータレンズ32、33を介して、参照レンズ34の光軸に同軸に入射されるようになっている。測定光L3の軸上主光線は、光軸Xを構成している。
集光位置P0は、参照面35の面頂から距離Rの位置に形成され、集光位置P0と反射鏡15の反射面16との間の光軸Xに沿う距離は、距離h(ただし、h>R)とされている。
レーザー干渉測長器18は、干渉を用いたレーザー測長器であれば、適宜の構成を採用することができるが、本実施形態のレーザー干渉測長器18の構成および光路の一例について、図3と図4を参照して説明する。
図3に示すようにレーザー干渉測長器18は、平行光束化されたレーザー光L5を発生するレーザー発振器40と、レーザー光L5の光路上に配置され偏光ビームスプリッタ面42において入射光のS偏光成分を側方に反射するとともにP偏光成分を透過させる偏光ビームスプリッタ41と、偏光ビームスプリッタ面42で反射されたレーザー光L5を再帰性反射して偏光ビームスプリッタ41に再入射させるコーナーキューブ43と、偏光ビームスプリッタ41を挟んでコーナーキューブ43と対称な位置関係に配置された再帰性反射部材であるコーナーキューブ43と同一形状のコーナーキューブ45と、偏光ビームスプリッタ41と反射鏡15との間の光路上に配置され直線偏光と円偏光との変換を行う1/4波長板44と、偏光ビームスプリッタ41から、レーザー発振器40側に透過される光もしくは偏光ビームスプリッタ41によりレーザー発振器40側に反射される光を受光する受光器46と、受光器46の出力信号から干渉縞による明暗の変化を検出して、測長を行う演算処理部21eとを備える。
このような構成により、レーザー干渉測長器18では、図3に示すように、レーザー発振器40から出射されたレーザー光L5は、偏光ビームスプリッタ41に入射すると、偏光ビームスプリッタ面42において、S偏光成分が反射されて参照光L6としてコーナーキューブ43に入射され、偏光ビームスプリッタ41に向かって再帰性反射され、偏光ビームスプリッタ41に入射して、偏光ビームスプリッタ面42で反射されて、受光器46に入射する。コーナーキューブ43は、入射光の光軸を平行移動した光として反射するため、レーザー発振器40から出射されるレーザー光L5の光軸20と、受光器46に入射する参照光L6の光軸19とは、互いに離間した平行線になっている。
一方、偏光ビームスプリッタ面42を透過したP偏光成分からなる測定光L7は、図4に示すように、1/4波長板44によって円偏光に変換されて、反射鏡15に向けて出射される。測定光L7の出射方向は、干渉計14の光軸Xに沿う方向に設定される。このため、測定光L7は、反射鏡15の反射面16に垂直入射して反射され、光路を逆進する。
測定光L7が1/4波長板44を透過すると、反射面16での反射により円偏光の回転方向が逆転しているためS偏光の直線偏光に変換される。
これにより、測定光L7は、偏光ビームスプリッタ面42によって、コーナーキューブ45側に反射され、コーナーキューブ45によって、再帰性反射されて再度偏光ビームスプリッタ面42に入射して、1/4波長板44側に反射され、1/4波長板44を透過して、円偏光に変換される。このとき、コーナーキューブ45は、偏光ビームスプリッタ41を挟んでコーナーキューブ43と対称な位置関係に配置されているため、測定光L7は、光軸19上に反射される。
1/4波長板44を反射鏡15側に透過した測定光L7は、反射鏡15の反射面16で反射され、光路を逆進して、1/4波長板44を偏光ビームスプリッタ41側に再透過し、P偏光の直線偏光に変換される。このため、測定光L7は、偏光ビームスプリッタ面42を透過して、光軸19上に沿って進み、受光器46に入射する。
このように光軸19上では、偏光ビームスプリッタ41で分岐された参照光L6と測定光L7とが合成されるので、それぞれの間の光路差に応じた干渉が起こり、受光器46では、干渉に応じた明暗の変化が検出される。この明暗変化は、演算処理部21eによってカウントされ、予め設定された測定原点からの距離変化に換算され、移動量制御部21bに送出される。
参照光L6と測定光L7との光路差は、光軸20上における偏光ビームスプリッタ面42から反射面16までのH1間の光学的距離の2倍と、光軸19上における偏光ビームスプリッタ面42から反射面16までのH2間の光学的距離の2倍との和である。このため、レーザー干渉測長器18では、反射面16上での測定光の2箇所の反射点の中点Mを通り、光軸19、20に平行な軸上で、偏光ビームスプリッタ面42と反射面16との相対移動量を測定できることになる。
本実施形態では、中点Mを通り光軸19、20に平行な軸が、光軸Xと一致するようにレーザー干渉測長器18の位置が調整されている。
以下では、本実施形態の曲率半径測定装置1の動作について詳述する。
図1に示すように、まず、測定者は被検物となる光学素子7を光学素子保持部6に被測定面7aが干渉計14に向かい合うように位置決めして設置する。続いて、操作部21dを操作して相対移動機構22のモーター29を駆動して、干渉計14を光軸Xにそって移動させ、測定光L3の集光位置P0と被測定面7aの曲率中心P2とが略一致し、表示部21cに干渉縞が表示される位置でモーター29を一旦停止させる。
図2に示すように、集光位置P0の位置と被測定面7aの曲率中心P2の位置とが一致している時には、干渉計14から出射され、集光位置P0で集光されてから発散して被測定面7aに到達する測定光L3は被測定面7aに対して垂直に入射し、反射して測定光L3の光路を逆に進む。そして、参照面35において参照面35で反射された参照光L2と合成されそれぞれの間の光路差に応じた干渉縞が形成される。測定光L3、参照光L2は参照レンズ34とコリメータレンズ33、32とビームスプリッタ31と結像レンズ36をこの順で透過して撮像素子37に到達する。これにより撮像素子37上に参照面35で形成された干渉縞画像が投影される。
撮像素子37は干渉縞画像を光電変換して画像信号を表示部21cに送出し、表示部21cに干渉縞画像を表示させる。
集光位置P0と被測定面7aの曲率中心P2の位置とが正確に一致する位置では参照面35に対する被測定面7aの波面収差のみによって干渉縞が生じるため、その近傍の他の位置で取得した干渉縞画像と比較して干渉縞の本数は少なくなる。
本実施形態では、干渉縞が表示される位置から、相対移動機構22のモーター29によって一定ステップずつ干渉計保持部13を移動させ、被測定面7aの曲率中心P2と測定光L3の集光位置P0との相対移動を行い、それぞれの移動位置における波面収差を算出し、波面収差が最小となる位置を、被測定面7aの曲率中心P2が測定光L3の集光位置P0に一致した位置とする。
そのため、モーター29を停止した位置を仮の原点Oとして、レーザー干渉測長器18によって、反射面16の移動量の計測を開始する。レーザー干渉測長器18は、反射面16に向かって測定光L7を照射し、反射面16での反射光を受光して、原点Oに対する相対移動量を測定し、移動量制御部21bに送出する。
まず、操作部21dの操作により移動量制御部21bを介してモーター29を駆動して、干渉縞の縞本数が少なくなる方向に、原点Oから一定移動量Δだけ干渉計保持部13を移動させる。このとき、本実施形態では、移動量制御部21bからモーター29に送出される制御信号は、レーザー干渉測長器18からの相対移動量に基づいてフィードバック制御がかけられるようになっている。このため、干渉計保持部13に保持された干渉計14は、仮の原点Oから一定間隔Δだけ正確に移動される。
次に、この位置Δの前後の近傍で、測定光L3の波長よりも小さい一定間隔δで微動機構23を駆動して、位相シフトを行いつつ、撮像素子37によって取得された干渉縞画像を取得し、位相シフト解析部21aに送出していく。
このとき、微動機構23の一定間隔δの移動量は、移動量制御部21bによって、レーザー干渉測長器18で計測される相対移動量に基づいてフィードバック制御が行われる。
位相シフト解析部21aでは、取得された複数の干渉縞画像から、周知の位相シフト法によって、波面収差を算出する。
以上を繰り返して、干渉縞本数が増大する位置まで、測定を繰り返し、各移動位置での波面収差を求める。位相シフト解析部21aは、これらの各移動位置の波面収差から、波面収差が最小となる位置を算出し、電気的に接続された移動量制御部21bに、波面収差が最小となる移動位置を送出する。波面収差が最小となる移動位置は、例えば、移動位置と波面収差との関係を近似曲線で近似し、近似曲線から最小値を求めることによって算出することができる。
移動量制御部21bは、位相シフト解析部21aから送出された波面収差が最小となる移動位置に干渉計14が移動するように、相対移動機構22を駆動する。
そして、この位置を測定原点P4に設定する。これにより、以降では、レーザー干渉測長器18の相対移動量は、測定原点P4に対する相対移動量となる。
続いて、測定者は、操作部21dを操作して相対移動機構22のモーター29を駆動して干渉計保持部13を光軸Xに沿って光学素子7側に距離Rだけ移動させ、表示部21cに再び干渉縞が表示される位置でモーター29を停止させる。このとき、測定光L3の集光位置P0の位置は被測定面7aの面頂P3の位置と略一致している(図2及び図5参照)。
ここで、仮の原点Oで行ったのと同様にして、位相シフト法によって求められる波面収差が最小となる位置を求める。これにより集光位置P0の位置と被測定面7aの面頂P3の位置とが正確に一致する点P5が測定される。このときのレーザー干渉測長器18によって測定される測定原点P4から点P5までの反射面16の移動量M1が被測定面7aの曲率半径となる。以上で被測定面の曲率半径測定が終了する。
以下では、レーザー干渉測長器18によって反射鏡15の反射面16の位置を計測する際に、反射面16の法線の角度が、レーザー干渉測長器18の測定の軸からずれている場合の本実施形態の曲率半径測定装置による反射面16の移動量の計測について図6を参照して詳述する。
干渉計保持部13は微動機構23からサポートユニット27、28に至るまでの相対移動機構22によって移動ガイド8、9に沿う方向に移動自在に取り付けられている。ここで、スライダ11、12と移動ガイド8、9との間及び可動ナット25とボールねじ26との間では、円滑な移動をさせるための微小なクリアランスがある。このため、理想的には反射鏡15の反射面16が光軸Xに垂直であるが、実際の測定においては反射鏡15の反射面16が光軸Xに対して微小に(例えば角度θだけ)傾くことがある。
この時、図6に示すように、例えば光軸Xから距離Lだけ離れた軸線Yに沿う反射面16の移動量を計測する際、光軸X上での反射面16の移動量と軸線Y上で計測された反射面16の移動量との差ZはZ=Ltanθである。差Zは反射面16の傾きによる測定誤差でありθが一定のときZはLに比例する。ここで、差Zは曲率半径測定装置1に要求される精度の1/2以下の範囲に収まるように設計されることが望ましい。
例えば、曲率半径測定装置1に要求される精度が±0.2μm以内であるとき、反射面16の傾きが±10”であったとすると、差Zの許容範囲は±0.1μmである。この時、反射面16の移動量を測定するための軸は測定光L3の光軸Xから±2mm以内にあることが要求される。しかし、特許文献1に記載されたような干渉測定器を用いた場合、被測定面7aは半径2mm以下でなければならないこととなり、光学素子の大きさに制限が生じてしまう。
これに対して、本実施形態では反射面16の測定を光軸X上で行っているため、L=0であり、反射面16のずれによる測定誤差は発生しない。さらに、本実施形態では反射面16の移動量の測定は干渉計14を挟んで光学素子7の反対側で行われているため、光学素子7によってレーザー干渉測長器18の光軸19、20が遮断されることはなく、被測定面7aの大きさに制限はない。
以上説明したように、本実施形態に係る曲率半径測定装置1によれば、相対移動機構22によって干渉計14が測定光L3の光軸Xに沿って直線移動して被測定面7aと参照面35とが相対移動され、位相シフト解析部21aによって測定光L3の集光位置P0と被測定面7aの曲率中心P2の位置とが正確に一致する測定原点P4と測定光L3の集光位置P0と被測定面7aの面頂P3とが正確に一致する点P5が求められる。ここで、レーザー干渉測長器18によって測定原点P4から点P5までの反射面16の移動量を測定光L3の光軸X上に沿って計測することで被測定面7aの曲率半径を精度良く測定することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の曲率半径測定装置について図7から図9を参照して説明する。
図7は、曲率半径測定装置の動作を説明するための正面図である。また、図8は、微動機構を示す上面図である。また、図9は、曲率半径測定装置の動作を説明するための正面図である。なお、以下に説明する各実施形態において、上述した第1実施形態に係る曲率半径測定装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。
本実施形態の曲率半径測定装置50は図7に示すように以下の点で第1実施形態と異なっている。まず、壁部3、4、5の基台2と反対側の端部には、平板状の上板51が固定されている。干渉計14は光軸Xが移動ガイド8、9の軸線8a、9aに平行になるように調整されて上板51に固定されている。
また、本実施形態では、レーザー干渉測長器18は基台2に固定され、測定光L7を上板51側へ照射し、測定光L7の光軸52、53の中央の軸線が光軸Xと一致するように調整されている。
また、本実施形態では、相対移動機構22に代えて相対移動機構60を備える。相対移動機構60は以下の点で相対移動機構22と構成が異なっている。まず、スライダ11、12の基台2側のそれぞれの端部には板状の可動部材54が光軸Xと直交するように架設されている。また、可動部材54の中間部の一部にはレーザー干渉測長器18の光軸52、53が共に貫通可能な貫通孔57が形成されている。さらに、可動部材54の干渉計14側には、貫通孔57の外周部分に一端が固定されて他端側で光学素子保持部61を基台2側から支持し、レーザー干渉測長器18の光軸52、53が共に貫通可能な貫通孔59が形成された略円筒状の第二移動部58が配置されている。また、可動部材54の中間部の基台2側で貫通孔57の近傍には可動ナット55の一端が固定されている。また、可動ナット55はボールねじ26に螺合している。この可動ナット55、ボールねじ26およびモータ29等によりボールねじ送り機構が構成され、後述する微小移動機構と比べて相対的に移動範囲が広い移動機構(第一移動部)となっている。
また、第二移動部58は微小移動機構であり、ピエゾ素子62を内部に備える(図8参照)。ピエゾ素子62は第二移動部58上に配置された光学素子保持部61を光軸Xの方向に微小に移動させるように微小に変形するものである。ピエゾ素子62は移動量制御部21bに電気的に接続されてその動作が制御されている。なお、可動部材54と、この可動部材54に保持されて該可動部材54と一体的に可動する光学素子保持部61および第二移動部58等により可動体が形成される。
また、図7に示すように、本実施形態の反射鏡15は、第二移動部58で取り囲まれた領域の内部で光学素子保持部61の基台2側の一端に配置され、反射面16はレーザー干渉測長器18と正対する位置関係に配置されて反射面16に入射した測定光L7が垂直に反射するようになっている。
本実施形態の曲率半径測定装置50によれば、図7及び図9に示すように、干渉計14が上板51に固定され、光学素子保持部61が相対移動機構60によって光軸Xに沿った直線移動することで参照面35と被測定面7aとが光軸Xに沿って相対移動されるようになっている。
このとき、測定光L3の集光位置P0と被測定面7aの曲率中心P2の位置とが正確に一致するときの反射面16の位置である測定原点P54及び測定光L3の集光位置P0と被測定面7aの面頂P3の位置とが正確に一致するときの反射面16の点P55は、第1実施形態と同様に、位相シフト法によって測定される。
反射面16が測定原点P54から点P55まで移動した移動量M1をレーザー干渉測長器18によって光軸X上で計測することで、被測定面7aと参照面35との相対移動距離を光軸Xに沿って計測することができる。そのため、第1実施形態と同様に被測定面7aの曲率半径の測定を精度良く行うことができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、本発明の実施形態では干渉計14はフィゾー型干渉計としたが、これに限らず、他の種類の干渉計を採用することもできる。
また、本発明の実施形態ではレーザー干渉測長器18の測定の基準軸を干渉計14の測定光L3の光軸Xと一致させるように調整することで、干渉計14の光軸Xと略同軸の軸線上で位置測定を行う構成を採用したが、これに限らず、差Zが許容限度以下となる範囲内でレーザー干渉測長器18の測定の基準軸が光軸Xに平行で光軸Xの近傍にある適宜の構成を採用することができる。なお、光軸Xの近傍とは光軸Xの方向から見て被測定面7aと重なる範囲内の領域を指す。
また、本発明の実施形態では、干渉計14の光軸Xが中間部に位置するように離間して固定された二本の移動ガイド8、9が配置されて干渉計14の光軸Xを略挟む構成としたが、移動ガイドの数は二本に限られるものではなく、三本以上の移動ガイドによって干渉計14の光軸Xを取り囲む構成としてもよい。
また、本発明の第2実施形態では、第二移動部58は略円筒状の形状としたが、これに限らず、光軸Xを中心として反射鏡を取り囲む環状領域内に配置可能な適宜の構成を採用することができる。例えば、可動部材54の貫通孔57の周囲に放射状あるいは同心円状に複数の微小移動機構が配置されていてもよい。
本発明の第1実施形態の曲率半径測定装置の構成を説明するための構成図である。 本発明の第1実施形態の曲率半径測定装置の測定光及び参照光の光路を示す光路図である。 本発明の第1実施形態のレーザー干渉測長器の参照光の光路を示す光路図である。 本発明の第1実施形態のレーザー干渉測長器の測定光の光路を示す光路図である。 本発明の第1実施形態の曲率半径測定装置の動作を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態のレーザー干渉測長器による測定の誤差を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態の曲率半径測定装置の動作を説明するための正面図である。 本発明の第2実施形態の微動機構を示す上面図である。 本発明の第2実施形態の曲率半径測定装置の動作を説明するための正面図である。
符号の説明
1 曲率半径測定装置
6、61 光学素子保持部
7 光学素子
7a 被測定面
8、9 移動ガイド
11、12 スライダ
13 干渉計保持部
14 干渉計
15 反射鏡
16 反射面(位置測定基準面)
18 レーザー干渉測長器(移動位置測定部)
22 相対移動機構
23 微動機構
50 曲率半径測定装置
54 可動部材
58 第二移動部
60 相対移動機構
L2 参照光
L3 測定光
M1 移動量(移動位置)
P0 集光位置
P2 曲率中心
P3 面頂
X 光軸

Claims (7)

  1. 曲面からなる被測定面を有する光学素子に対して、干渉計から前記被測定面に向けて集光位置に収束する測定光を照射し、前記被測定面を前記測定光の集光位置に対して相対移動させ、前記干渉計によって前記測定光の集光位置と前記被測定面の曲率中心とが一致する位置と前記測定光の集光位置と前記被測定面の面頂とが一致する位置との間の距離を測定して前記被測定面の曲率半径を求める曲率半径測定装置であって、
    前記光学素子を保持する光学素子保持部と、
    前記干渉計を保持する干渉計保持部と、
    前記光学素子保持部及び前記干渉計保持部の少なくともいずれかを有する一つ以上の可動体を、前記干渉計の光軸方向に相対移動させることで、前記被測定面と前記測定光の集光位置とを相対的に移動する相対移動機構と、
    前記干渉計の光軸方向における前記可動体の位置を測定するために、前記可動体において、前記干渉計の光軸方向から見て前記被測定面と重なる範囲に設けられた位置測定基準面と、
    前記干渉計の光軸に沿う方向における前記位置測定基準面の移動位置を測定する移動位置測定部とを備えたことを特徴とする曲率半径測定装置。
  2. 前記位置測定基準面は、前記干渉計の光軸と交差する位置に設けられ、前記移動位置測定部は、前記干渉計の光軸と略同軸の軸線上で位置測定を行えるように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の曲率半径測定装置。
  3. 前記干渉計は、
    一定の位相増分だけ位相がシフトされた複数の干渉縞画像を取得し、該複数の干渉縞画像から波面を解析する位相シフト解析部を有し、
    前記相対移動機構は、
    前記一定の位相増分だけ位相がシフトされた複数の干渉縞画像を取得するための微小移動を行う機構を兼ねることを特徴とする請求項1または2に記載の曲率半径測定装置。
  4. 前記相対移動機構は、
    前記可動体を前記干渉計の光軸に直交する方向における前記可動体の外縁側で、前記干渉計の光軸を略挟むもしくは取り囲む位置で支持する複数の移動ガイドを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の曲率半径測定装置。
  5. 前記可動体は、前記光学素子保持部であり、
    前記相対移動機構は、
    前記複数の移動ガイドの間に架設されて前記干渉計の光軸に沿う方向に可動支持された可動部材と、
    該可動部材を前記干渉計の光軸に沿う方向に相対的に広い移動範囲を移動させる第一移動部と、
    前記可動部材上に設けられ、前記光学素子保持部を、該光学素子保持部に保持された前記光学素子の背面側で、前記干渉計の光軸に沿う方向に相対的に狭い移動範囲で微小移動可能に支持する第二移動部とを備えることを特徴とする請求項4に記載の曲率半径測定装置。
  6. 前記第二移動部は、
    前記干渉計の光軸を中心として前記位置測定基準面を取り囲む環状領域内に設けられたことを特徴とする請求項5に記載の曲率半径測定装置。
  7. 前記移動位置測定部は、レーザー光の干渉を用いたレーザー測長器からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の曲率半径測定装置。
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