JP2010019476A - 冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空調機(10)の冷媒回路(20)には、一台の室外ユニット(11)と、二台の室内ユニット(12a,12b)とが接続される。二台の室内ユニット(12a,12b)は、互いに並列接続される。各室内ユニット(12a,12b)には、タービン発電機(50)が一つずつ収容される。タービン発電機(50)に設けられた転がり軸受には、潤滑用のグリスが封入されている。このため、タービン発電機(50)では、その外部から潤滑油の供給を受けなくても、転がり軸受の潤滑が可能である。冷房運転中の冷媒回路(20)では、室外熱交換器(33)において放熱した高圧冷媒が液側連絡配管(21)を通って各室内回路(40a,40b)へ供給され、タービン発電機(50)を通過する間に減圧されてから室内熱交換器(41)へ流入する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態1について説明する。本実施形態は、冷凍装置によって構成された空調機(10)である。
図1に示すように、本実施形態1の空調機(10)は、一台の室外ユニット(11)と、二台の室内ユニット(12a,12b)とを備えている。なお、ここで示す室内ユニット(12a,12b)の台数は、単なる例示である。
タービン発電機(50)は、縦長の円筒形に形成された密閉容器状のケーシング(51)を備えている。ケーシング(51)の内部には、タービン羽根車(60)と、発電機本体(65)と、駆動軸(70)とが収容されている。駆動軸(70)は、その軸方向が上下方向となる姿勢で、ケーシング(51)と概ね同軸に配置されている。駆動軸(70)には、タービン羽根車(60)と発電機本体(65)のロータ(66)とが取り付けられている。つまり、駆動軸(70)は、タービン羽根車(60)とロータ(66)を連結している。この駆動軸(70)において、タービン羽根車(60)は駆動軸(70)の下端付近に配置され、ロータ(66)はタービン羽根車(60)よりも上方に配置されている。発電機本体(65)のステータ(67)は、ケーシング(51)に固定されており、ロータ(66)の周囲を囲むように配置されている。
本実施形態の室内ユニット(12a,12b)において、タービン発電機(50)は、その導入管(54)及び導出管(57)の位置が室内熱交換器(41)の下端よりも上方となるように配置されるのが望ましい。また、タービン発電機(50)は、その導入管(54)及び導出管(57)の位置が室内熱交換器(41)の高さ方向の中央よりも上方となるように配置されるのが更に望ましい。
本実施形態の空調機(10)は、冷房運転と暖房運転を選択的に行う。冷房運転中や暖房運転中の冷媒回路(20)では、高圧が冷媒の臨界圧力よりも高い値に設定された冷凍サイクル(いわゆる超臨界サイクル)が行われる。
冷房運転中における空調機(10)の動作を説明する。冷房運転中には、四方切換弁(32)が第1状態(図1に実線で示す状態)に設定される。冷媒回路(20)では、室外熱交換器(33)がガスクーラとして動作し、室内熱交換器(41)が蒸発器として動作する。
暖房運転中における空調機(10)の動作を説明する。暖房運転中には、四方切換弁(32)が第2状態(図1に破線で示す状態)に設定される。冷媒回路(20)では、室内熱交換器(41)がガスクーラとして動作し、室外熱交換器(33)が蒸発器として動作する。
タービン発電機(50)の動作について、図5を参照しながら説明する。タービン発電機(50)の導入管(54)には、流量調節弁(42)を通過した冷媒が流入する。導入管(54)へ流入した冷媒は、ノズル(55)を通過する間にその流速が上昇すると同時にその圧力が低下する。ノズル(55)において増速された冷媒は、ノズル(55)の先端から噴出されてタービン羽根車(60)の衝突面(63)に噴きつけられる。衝突面(63)に噴きつけられた冷媒は、湾曲した衝突面(63)に沿って流れ、タービン羽根車(60)の下方へ向かって流れ落ちる。タービン羽根車(60)を通過して下部空間(52)の底部へ流れ落ちた冷媒は、導出管(57)を通ってケーシング(51)の外部へ流出してゆく。
本実施形態のタービン発電機(50)では、転がり軸受(81,82)がグリス(88)を保持しており、このグリス(88)によって転がり軸受(81,82)の潤滑が行われる。つまり、このタービン発電機(50)では、その外部から潤滑油を供給しなくても、転がり軸受(81,82)自身が保持するグリス(88)によって転がり軸受(81,82)の潤滑が行われる。従って、本実施形態によれば、タービン発電機(50)を、室外ユニット(11)に収容された圧縮機(31)から離れた屋内に配置することができる。
本実施形態において、タービン発電機(50)において充分な発電量が得られる場合は、室内ユニット(12a,12b)において消費される電力の全てを、タービン発電機(50)において発生した電力で賄うようにしてもよい。通常、室内ユニット(12a,12b)には、ファンモータ(18)の他にも、吹き出し方向を変化させるためのルーバを駆動するモータ等の電力を受けて動作する構成機器が設けられている。そして、これらの構成機器が消費する電力の全てをタービン発電機(50)から供給すれば、室内ユニット(12a,12b)に対して電力供給用の配線を接続する必要が無くなる。従って、本変形例によれば、空調機(10)における電気配線の構成を簡素化でき、空調機(10)の据付工事に要する工数を削減できる。
本発明の実施形態2について説明する。ここでは、本実施形態の空調機(10)について、上記実施形態1と異なる点を説明する。
本実施形態の空調機(10)では、発電用ユニット(13)の台数が室内ユニット(12a,12b)の台数より少なくてもよい。ここでは、二台の室内ユニット(12a,12b)と一台の発電用ユニット(13)が空調機(10)に設られている場合を例に、本変形例について説明する。
本実施形態の空調機(10)では、上記実施形態1の場合と同様に、室内ユニット(12a,12b)において消費される電力の全てを、タービン発電機(50)において発生した電力で賄うようにしてもよい。また、その場合には、タービン発電機(50)において発生した電力を蓄えるための蓄電池を室内ユニット(12a,12b)又は発電機ユニット(13a,13b)に設け、蓄電池に蓄えられた電力を利用して室内ユニット(12a,12b)の構成機器を動作させてもよい。そして、タービン発電機(50)において充分な発電量が得られる運転状態では余剰の電力を蓄電池に蓄えておき、蓄電池に蓄えた電力をタービン発電機(50)における発電量が不足する運転状態において利用すれば、タービン発電機(50)において得られる電力だけを用いて室内ユニット(12a,12b)を確実に動作させることが可能となる。
−第1変形例−
上記各実施形態では、一つの室外ユニット(11)と複数の室内ユニット(12a,12b)が空調機(10)に設けられているが、図9に示すように、一つの室外ユニット(11)と一つの室内ユニット(12)を空調機(10)に設けてもよい。なお、図9に示す空調機(10)は、上記実施形態1の空調機(10)に本変形例を適用したものである。もちろん、上記実施形態2の空調機(10)に本変形例を適用し、室外ユニット(11)と室内ユニット(12)と発電用ユニット(13)を一つずつ空調機(10)に設けてもよい。
上記各実施形態の空調機(10)では、タービン発電機(50)が以下で説明するように構成されていてもよい。ここでは、本変形例のタービン発電機(50)について、上記の各実施形態のものと異なる点を説明する。
上記各実施形態の空調機(10)の冷媒回路(20)は、その高圧が冷媒の臨界圧力よりも低い値に設定される一般的な冷凍サイクルを行うように構成されていてもよい。一般的な冷凍サイクルを行う冷媒回路(20)には、いわゆるフロン冷媒が冷媒として充填される場合が多い。そして、この場合の空調機(10)では、冷房運転時には室外熱交換器(33)が凝縮器として動作し、暖房運転時には室内熱交換器(41)が凝縮器として動作する。
11 室外ユニット(熱源側ユニット)
12 室内ユニット(利用側ユニット)
12a 第1室内ユニット(利用側ユニット)
12b 第2室内ユニット(利用側ユニット)
13 発電機ユニット
13a 第1発電機ユニット
13b 第2発電機ユニット
17 室内ファン(利用側ファン、構成機器)
18 ファンモータ
20 冷媒回路
31 圧縮機
33 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
41 室内熱交換器(利用側熱交換器)
50 タービン発電機
60 タービン羽根車
65 発電機本体
81 第1転がり軸受(軸受部材)
82 第2転がり軸受(軸受部材)
70 駆動軸
88 グリス(潤滑剤)
Claims (7)
- 熱源側熱交換器(33)及び圧縮機(31)を収容して屋外に設置される熱源側ユニット(11)と、利用側熱交換器(41)を収容して屋内に設置される利用側ユニット(12,12a,12b)と、上記熱源側ユニット(11)と上記利用側ユニット(12,12a,12b)を接続することによって構成された冷媒回路(20)とを備え、
上記冷媒回路(20)において冷媒を循環させて冷凍サイクルを行う冷凍装置であって、
上記冷媒回路(20)には、上記熱源側熱交換器(33)と上記利用側熱交換器(41)の一方から他方へ向かって流れる冷媒によって駆動されるタービン羽根車(60)と、該タービン羽根車(60)に連結された発電機本体(65)とを備えるタービン発電機(50)が接続されており、
上記タービン発電機(50)は、潤滑剤(88)を保持していて上記発電機本体(65)の駆動軸(70)を支持する軸受部材(81,82)を備え、屋内に設置されている
ことを特徴とする冷凍装置。 - 請求項1において、
上記タービン発電機(50)において発生した電力が上記利用側ユニット(12,12a,12b)に収容された構成機器(17)へ供給される
ことを特徴とする冷凍装置。 - 請求項2において、
上記利用側ユニット(12,12a,12b)には、上記利用側熱交換器(41)へ空気を供給する利用側ファン(17)が構成機器として収容されており、該利用側ファン(17)に設けられたファンモータ(18)に対して上記タービン発電機(50)において発生した電力が供給される
ことを特徴とする冷凍装置。 - 請求項2又は3において、
上記利用側ユニット(12,12a,12b)において消費される電力の全てが上記タービン発電機(50)から供給される
ことを特徴とする冷凍装置。 - 請求項1乃至4の何れか一つにおいて、
上記冷媒回路(20)では、複数の上記利用側ユニット(12a,12b)が互いに並列に接続されると共に、各利用側ユニット(12a,12b)の利用側熱交換器(41)に対して上記タービン発電機(50)が一つずつ接続されている
ことを特徴とする冷凍装置。 - 請求項1乃至5の何れか一つにおいて、
上記タービン発電機(50)は、上記利用側ユニット(12,12a,12b)に収容されている
ことを特徴とする冷凍装置。 - 請求項1乃至5の何れか一つにおいて、
上記タービン発電機(50)は、上記利用側ユニット(12,12a,12b)とは別体に形成された発電機ユニット(13,13a,13b)に収容されている
ことを特徴とする冷凍装置。
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