JP2010019025A - 地下タンクの埋設構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は地下タンクの底部に挿入される砕石基礎が崩れることを防止することを課題とする。
【解決手段】地下タンクの埋設構造10は、給油所の地下凹所20にコンクリート基礎30を形成し、コンクリート基礎30上に円筒形状の地下タンク40を載置する構成である。コンクリート基礎30は、上面の周縁部に砕石基礎70が流出することを防止する砕石基礎流出防止壁50が形成されている。砕石基礎流出防止壁50は、コンクリート基礎30の全周に形成されているので、砕石を投入する際に、砕石がコンクリート基礎30の外側に落下することを防止する。砕石基礎流出防止壁50には、コンクリート基礎30上に溜った水を外側の地層に排水するための排水路52が複数箇所に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は地下タンクの埋設構造に係り、特に地下に形成された凹所に形成されるコンクリート基礎と地下タンクの底部との間に砕石基礎を介在させるように構成された地下タンクの埋設構造に関する。
従来の地下タンクの埋設構造としては、地下に形成された凹所にコンクリート基礎を形成し、このコンクリート基礎の上に地下タンクが載置される台を設け、さらにコンクリート基礎と地下タンクの底部との間に砕石を敷き詰めると共に、スチールベルトなどによって地下タンクの外周をコンクリート基礎に保持し、さらに地下タンクの上部に土砂(山砂)を堆積させ、土砂層の上をコンクリート層で覆っている。
また、近年においては、コンクリート基礎に地下タンクを載置し、その周囲に砕石を敷き詰めて地下タンクの底部を保持する埋設構造が採用されつつある(例えば、特許文献1参照)。
この埋設構造に関して、消防庁より、消防危第38号(平成12年3月30日付け)で、「地下貯蔵タンクの砕石基礎による施工方法について」の一部改正についての指針が発行されている。この指針によると、地下貯蔵タンク(以下「タンク」という。)をタンク室以外の場所に設置する場合の技術上の基準のうち、「当該タンクが堅固な基礎の上に固定されていること(危険物の規制に関する政令題13条第1項第1号二(同条第2項において準用する場合を含む))」に関する施工方法のうち砕石基礎を用いる場合の施工方法を示すものであり、砕石基礎は、基礎スラブ、砕石床、支持砕石、充填砕石、埋め戻し部及び固定バンドにより構成するものであることが述べられている。
特開平10−297692号公報
しかしながら、地下凹所に挿入された地下タンクの周囲に砕石床、支持砕石、充填砕石に相当する砕石を投入する際に地下タンクが損傷したり、あるいは、砕石床、支持砕石、充填砕石に相当する砕石基礎の締め固めが不足していると、地下タンクにかかる荷重が偏る偏荷重となってしまうことが考えられる。
また、地下タンクの埋設箇所が地下水位の高い場所の場合には、地下タンクの周囲を埋める土砂が流出して砕石床、支持砕石、充填砕石に相当する砕石基礎が崩れることが考えられ、その場合は地下タンクが初期の埋設位置からずれてしまうことが考えられる。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した地下タンクの埋設構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、地下に形成された凹所にコンクリート基礎を設け、該コンクリート基礎上に地下タンクを載置し、該地下タンクの底部側と前記コンクリート基礎との間に砕石基礎を形成する地下タンクの埋設構造において、前記砕石基礎が流出することを防止する砕石基礎流出防止手段を設けることにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記砕石基礎流出防止手段が、前記コンクリート基礎上に起立して、又は、コンクリート基礎の側面に沿って起立して前記地下タンクの底部側の周囲を囲むように形成された壁部と、前記壁部の内側と外側とを貫通するように形成された排水路とから構成されることにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記砕石基礎流出防止手段が、前記コンクリート基礎と前記地下タンクの底部側との隙間に対応する形状を有する砕石収納ネットに砕石を収容させ、前記砕石が収容された砕石収納ネットを前記隙間に挿入させることにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、前記砕石基礎流出防止手段が、前記砕石基礎の周囲を囲むように形成された透水シートよりなることにより、上記課題を解決するものである。
本発明は、上面側に硬度が低い軟らかい軟層が形成され、下面側に硬度が高い硬層が形成されるゴム製シートを前記コンクリート基礎上に載置し、前記ゴム製シートの上面に前記地下タンクに設けられた補強用の突起が嵌合する溝を形成することにより、上記課題を解決するものである。
本発明によれば、コンクリート基礎上に砕石基礎が流出することを防止する砕石基礎流出防止手段を設けているため、砕石基礎の締め固めが不足した場合であっても地下水によって砕石が流出することを防止できる。また、砕石が収容された砕石収納ネットを地下タンクと基礎との間の隙間に入れるようにすれば、砕石投入による地下タンクの損傷を軽減することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明による地下タンクの埋設構造の実施例1を示す斜視図である。図2は地下タンクの埋設構造の実施例1を示す縦断面図である。図1及び図2に模式的に示されるように、地下タンクの埋設構造10は、給油所の地下凹所20にコンクリート基礎30(コンクリートスラブに相当)を形成し、コンクリート基礎30上に円筒形状の地下タンク40を載置する構成である。コンクリート基礎30は、地下タンク40の直径、全長よりも大きい横幅、全長を有し、上面の周縁部には、砕石床、支持砕石、充填砕石に相当する砕石基礎70が流出することを防止する砕石基礎流出防止壁50が形成されている。この砕石基礎流出防止壁(砕石基礎流出防止手段)50は、コンクリート基礎30の全周に形成されているので、砕石を投入する際に、砕石がコンクリート基礎30の外側に落下することが防止される。
また、砕石基礎流出防止壁50には、コンクリート基礎30上に溜った水を外側の地層に排水するための排水路52が複数箇所に設けられている。コンクリート基礎30の上面の周縁部が砕石基礎流出防止壁50に囲まれており、且つ砕石基礎流出防止壁50の内側に溜った水を排水路52から外側に排水できるため、コンクリート基礎30上の砕石が雨水や地下水によって流出しにくくなる。
また、コンクリート基礎30上には、地下タンク40を両側から間隔を置いて挟むように4本の支柱60が起立している。これらの4本の支柱60は、図示していない地下タンク上部のコンクリートを支承し、地下タンク40に余分な荷重が作用しないようにしている。
図2に示されるように、コンクリート基礎30の上面には、砕石を積み重ねた砕石床、支持砕石、充填砕石に相当する砕石基礎70が形成される。すなわち、地下タンク40の底部とコンクリート基礎30との間の隙間には、砕石が地下タンク40の軸方向全長に亘って詰め込まれている。これにより、コンクリート基礎30に載置された地下タンク40は、側方へ転動することが防止されコンクリート基礎30上に保持される。なお、図では砕石を簡略化して○形状で示している。
さらに、地下タンク40は、砕石充填後に、コンクリート基礎30に固定されたアンカーに下端が結合され上端がボルトにより固定されるスチールベルト80によって固定される。そして、砕石基礎70の上方には、土砂(山砂)90が投入され、地下タンク40の頂部より上方の所定高さまで土砂(山砂)90によって埋め戻される。
また、砕石基礎70は、砕石基礎流出防止壁50によってコンクリート基礎30の外側に崩れることが防止される。そのため、地下凹所20に砕石を投入する際に砕石投入量を削減しても地下タンクを保持できるので、砕石投入による地下タンクの損傷を軽減することが可能になる。
また、地下タンク40に貯蔵される油液は、給液のための汲み上げとタンクローリ車からの荷卸しとが繰り返されて荷重が大きく変動する。そして、地下タンク40の貯蔵量変化によって砕石基礎70にかかる荷重が増大したとき、砕石基礎70の砕石が砕石基礎流出防止壁50によって外側に移動することが阻止されるため、砕石基礎70の上方や周囲に充填された土砂(山砂)90が地下水によって流出しても砕石基礎70が崩れることが防止される。
本例においては、砕石基礎流出防止壁50をコンクリート基礎30の上面に設けたものを示したが、別段これに限らず、コンクリート基礎30の側面に沿うように砕石基礎流出防止壁50を形成しても良い。
図3は地下タンクの埋設構造の実施例2を示す斜視図である。図4は地下タンクの埋設構造の実施例2を示す縦断面図である。尚、図3及び図4において、上記実施例1と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図3及び図4に示されるように、地下タンクの埋設構造10Aの砕石床、支持砕石、充填砕石に相当する砕石基礎70Aは、地下タンク40の底部とコンクリート基礎30の上面との間の隙間に対応する三角形状に形成された砕石収納体(砕石基礎流出防止手段)100を地下タンク40の底部両側に挿入することにより形成される。また、砕石収納体(砕石基礎流出防止手段)100の周囲には、砕石収納体100と同等高さまで砕石が積み上げられた砕石基礎70も形成されている。
さらに、地下タンク40は、コンクリート基礎30に固定されたアンカーに下端が結合され上端がボルトにより固定されるスチールベルト80によっても最終的に(砕石充填後に)固定されている。そして、砕石基礎70、70Aの上方には、土砂(山砂)90が投入され、地下タンク40の頂部より上方の所定高さまで土砂(山砂)90によって埋め戻される。
図5に示されるように、砕石収納体100は、樹脂製ネットからなる網目状袋からなり、内部に砕石が収納され、地下水や雨水をネットの網目から通水(排水)させることができる。また、砕石収納体100は、コンクリート基礎30の上面に載置される底面100aと、地下タンク40の底部の曲面に応じた湾曲した傾斜面100bと、底面100aと傾斜面100bとの間を囲む側面100c及び背面100dとを有する。
このように、砕石収納体100は、地下タンク40の底部とコンクリート基礎30との隙間に容易に挿入しやすい形状に形成され、且つ容易に運搬しやすい大きさ(例えば、重量20Kg程度)に形成されている。そのため、砕石投入作業は、運搬しやすい大きさの砕石収納体100を1個ずつ投入することになるので、作業員の負担が軽減され、効率良く砕石層70Aを形成することが可能になる。
従って、砕石基礎70Aは、地下タンク40の底部とコンクリート基礎30の上面との間の隙間に対応する形状に形成された複数の砕石収納体100を地下タンク40の底部両側に挿入させることで容易に形成することができる。
尚、砕石収納体100としては、上記樹脂製ネットによる網目状袋でも良いし、あるいは通水性を有する布製の袋、あるいは通水用孔を有する樹脂製ボックスなどでも良い。
図6は地下タンクの埋設構造の実施例2の変形例を示す縦断面図である。図7は実施例2の変形例のタンク支持体を示す斜視図である。図8は変形例のタンク支持体に地下タンクが載置された状態を示す縦断面図である。尚、図6乃至図8において、上記実施例1、2と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。また、図6は図8中X−X線に沿う縦断面図である。
図6乃至図8に示されるように、地下タンクの埋設構造10Bは、コンクリート基礎30の上面には、ゴム製シートからなるタンク支持体200が載置されている。タンク支持体200は、比較的硬度の低い(軟らかい)ゴム材により形成された軟層210と、比較的硬度の高い(硬い)ゴム材により形成された硬層220とを接合した2層構造のゴム製シートからなる。
そして、コンクリート基礎30上面の周縁部に砕石基礎70が流出することを防止する砕石基礎流出防止壁50が形成されている。さらに、地下タンク40の底部とコンクリート基礎30の上面に載置されたタンク支持体200との間の隙間には、三角形状に形成された砕石収納体100が挿入されている。
軟層210はタンク支持体200の上面側に形成され、硬層220はタンク支持体200の下面側に形成されている。そして、軟層210の上面には、地下タンク40の外周に突出する溶接の繋ぎ目であるリブ42が嵌合する溝212が所定間隔で設けられている。地下タンク40は、その外周に設けられた補強用のリブ42が軟層210の溝212に嵌合することで、地下タンク40の底部が軟層210に載置されることになり、リブ42に応力集中することが防止される。また、地下タンク40のリブ42から外れた頂部外周には、コンクリート基礎30に固定されたスチールベルト80が当接され、スチールベルト80の連結部分がボルトとナットの締付けにより地下タンク40をコンクリート基礎30に固定される。その際に、タンク支持体200の軟層210は、地下タンク40の底部側が押圧されて密着する。
地下タンク40の底部とコンクリート基礎30の上面との間には、両側から砕石収納体100が挿入されて地下タンク40が保持されると共に、砕石を積み重ねた砕石床、支持砕石、充填砕石に相当する砕石基礎70が砕石収納体100の外側の周囲を覆うように形成され、且つ砕石が地下タンク40の軸方向全長に亘って詰め込まれる。これにより、砕石収納体100の外側が砕石基礎70によって保持されると共に、タンク支持体200に載置された地下タンク40は、側方へ転動することが防止されコンクリート基礎30上に安定した状態に保持される。
さらに、砕石基礎70、70Aの上方には、土砂(山砂)90が投入され、地下タンク40の頂部より上方の所定高さまで土砂(山砂)90によって埋め戻される。
また、地下タンク40は、タンク支持体200の軟層210に載置されると、地下タンク40の重量(油液の貯蔵量に応じて変化する)に応じて軟層210が弾性変形(圧縮変形)し、底部が軟層210の表面に食い込む。そのため、地下タンク40は、タンク支持体200により弾力的に支持されるため、例えば、油液が荷卸しされた際の重量増加による荷重がタンク支持体200により吸収され、砕石収納体100に荷重が集中しないように保持される。これにより、重量増加に伴う地下タンク40の破損を防止することが可能になる。
図9は地下タンクの埋設構造の実施例3を示す斜視図である。図10は地下タンクの埋設構造の実施例3を示す縦断面図である。尚、図9及び図10において、上記実施例1、2と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図9及び図10に示されるように、地下タンクの埋設構造10Cは、地下凹所20の内壁全を覆うように透水シート(砕石基礎流出防止手段)300を敷設し、透水シート300の上にコンクリート基礎30を載置して固定し、コンクリート基礎30の上面に地下タンク40を載置する。さらに、地下タンク40の底部とコンクリート基礎30との間に砕石床、支持砕石、充填砕石に相当する砕石基礎70を形成する。そして、砕石基礎70を形成した後は、砕石基礎70の上方及び地下タンク40の頂部より上方の所定高さまで山砂320を投入することが規定されている。
コンクリート基礎30及び砕石基礎70の周囲(水平な4方向)は、透水シート300によって覆われる。また、透水シート300は、地下凹所20の内壁全体を覆う高さまで形成されており、砕石基礎70の崩れ及び山砂320の流出を防止すると共に、砕石基礎70及び山砂320に含まれる水を外部に排水させることができる。
また、地下凹所20の内壁には、山留め壁310が取り付けられている。この山留め壁310は、山砂320の地下凹所20への投入が完了すると、地下凹所20から取り外される。その後、透水シート300の上端を内側に折り曲げて山砂320の上面を包み込むようにして透水シート300の上部開口を閉じる。
このように、地下タンクの埋設構造10Cでは、透水シート300でコンクリート基礎30の周囲から砕石基礎70及び山砂320を覆うことにより地下水や雨水のみを外側に排水させると共に、砕石基礎70の崩れ及び山砂320の流出を防止することが可能になる。
上記実施例では、油液を貯蔵する地下タンクを例に挙げて説明したが、これに限らず、油液以外の流体(例えば、ガス、化学薬品、食料品など)を貯蔵する地下タンクにも適用することができるのは勿論である。
本発明による地下タンクの埋設構造の実施例1を示す斜視図である。 地下タンクの埋設構造の実施例1を示す縦断面図である。 地下タンクの埋設構造の実施例2を示す斜視図である。 地下タンクの埋設構造の実施例2を示す縦断面図である。 砕石収納体100の構成を示す斜視図である。 地下タンクの埋設構造の実施例2の変形例を示す縦断面図である。 実施例2の変形例のタンク支持体を示す斜視図である。 変形例のタンク支持体に地下タンクが載置された状態を示す縦断面図である。 地下タンクの埋設構造の実施例3を示す斜視図である。 地下タンクの埋設構造の実施例3を示す縦断面図である。
符号の説明
10,10A〜10C 地下タンクの埋設構造
20 地下凹所
30 コンクリート基礎
40 地下タンク
50 砕石基礎流出防止壁
52 排水路
60 支柱
70 砕石基礎
80 スチールベルト
90 土砂(山砂)
100 砕石収納体
200 タンク支持体
210 軟層
212 溝
220 硬層
300 透水シート
320 山砂
310 山留め壁

Claims (5)

  1. 地下に形成された凹所にコンクリート基礎を設け、該コンクリート基礎上に地下タンクを載置し、該地下タンクの底部側と前記コンクリート基礎との間に砕石基礎を形成する地下タンクの埋設構造において、
    前記砕石基礎が流出することを防止する砕石基礎流出防止手段を設けたことを特徴とする地下タンクの埋設構造。
  2. 前記砕石基礎流出防止手段は、前記コンクリート基礎上に起立して、又は、コンクリート基礎の側面に沿って起立して前記地下タンクの底部側の周囲を囲むように形成された壁部と、前記壁部の内側と外側とを貫通するように形成された排水路とから構成されたことを特徴とする請求項1に記載の地下タンクの埋設構造。
  3. 前記砕石基礎流出防止手段は、前記コンクリート基礎と前記地下タンクの底部側との隙間に対応する形状を有する砕石収納体に砕石を収容させてなり、前記砕石が収容された砕石収納体を前記隙間に挿入させることを特徴とする請求項1に記載の地下タンクの埋設構造。
  4. 前記砕石基礎流出防止手段は、前記砕石基礎の周囲を囲むように形成された透水シートよりなることを特徴とする請求項1に記載の地下タンクの埋設構造。
  5. 上面側に硬度が低い軟らかい軟層が形成され、下面側に硬度が高い硬層が形成されるゴム製シートを前記コンクリート基礎上に載置し、
    前記ゴム製シートの上面に前記地下タンクに設けられた補強用の突起が嵌合する溝を形成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の地下タンクの埋設構造。
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