JP2010017485A - 内視鏡用バルーンの装着補助具、内視鏡用バルーン装着キット、及び、内視鏡システム - Google Patents

内視鏡用バルーンの装着補助具、内視鏡用バルーン装着キット、及び、内視鏡システム Download PDF

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Abstract

【課題】弾性材料からなる小径のバルーンを超音波プローブを有する挿入部の先端部に容易に装着できるようにした超音波内視鏡システム、超音波内視鏡用バルーン装着キット、及び超音波内視鏡用バルーンの装着補助具を提供する。
【解決手段】一対の開閉片31及び一対の開閉片を接続する接続部36を有し、開閉片に、自由状態にあるときは互いに離間し弾性変形することにより互いに接近する、一対の開閉片の離間方向及び開閉片の延長方向に対して略直交する方向に延びる、バルーンB1の開口部B2に挿脱可能な挿入片33を突設した。
【選択図】図8

Description

本発明は、内視鏡の挿入部の先端部に弾性材料からなるバルーンを装着する際に用いる装着補助具、内視鏡用バルーン装着キット、及び、内視鏡システムに関する。
バルーンを装着して用いる内視鏡としては、超音波内視鏡、バルーン内視鏡、細胞シート搬送用内視鏡などがある。
たとえば、超音波内視鏡の挿入部の超音波プローブを有する先端部に弾性材料からなるバルーンを装着する場合、従来は手や特許文献1に開示された装着補助具(装着治具)を利用してバルーンを広げ、広げたバルーンを該先端部(超音波プローブ)に被せていた。
特許第3425785号公報
近年の内視鏡は患者の負担を軽減するために挿入部を小径化する傾向にあり、特に気管用内視鏡は小径化が著しい。そのため、これらの内視鏡に装着するバルーンの小径化が進んでいる。
しかし、小径のバルーンを手や従来の装着補助具を利用して広げるのは容易でないので、小径のバルーンを小径の挿入部の先端部に装着するのが困難になりつつある。特にバルーンを用いる内視鏡の場合、挿入部の先端部に形成したバルーン脱落防止用の取付溝(環状溝)にバルーンの開口端部を嵌める必要があるので、特に装着が困難である。
本発明は、弾性材料からなる小径のバルーンを内視鏡の先端部に容易に装着できるようにした内視鏡用バルーンの装着補助具、超音波内視鏡用バルーン装着キット、及び内視鏡システムを提供することを目的とする。
本発明の内視鏡用バルーンの装着補助具は、内視鏡の挿入部の先端部に、弾性材料製のバルーンを被せるための装着補助具であって、一対の開閉片及び該一対の開閉片を接続する接続部を有し、上記開閉片に、該開閉片及び上記接続部が自由状態にあるときは互いに離間し、該開閉片と上記接続部の少なくも一方が弾性変形することにより互いに接近する、上記一対の開閉片の離間方向及び開閉片の延長方向に対して略直交する方向に延びる、バルーンの開口部に挿脱可能な挿入片を突設したことを特徴としている。
一対の上記開閉片が互いに略平行をなす板状であり、一対の上記挿入片が互いに略平行をなす板状であるのが好ましい。
上記挿入片に、バルーンの上記開口部の周縁部に形成した他の部分より肉厚の口巻部が係合する係合溝を形成するのが好ましい。
上記開閉片に、指を当てるための指当部を突設するのが好ましい。
この場合は、上記指当部と上記挿入片は、上記開閉片の長手方向位置が略同一であってもよいし、上記指当部が上記挿入片よりも上記開閉片の先端側に位置していてもよい。
本発明の超音波内視鏡用バルーン装着キットは、内視鏡の先端部に着脱可能に被せる弾性材料製のバルーンと、一対の開閉片及び該一対の開閉片を接続する接続部を有する、該バルーンを上記先端部に装着するための装着補助具と、を具備し、一対の上記開閉片に、該開閉片及び上記接続部が自由状態にあるとき、自由状態にある上記バルーンの開口部より広幅の間隔で互いに離間し、かつ該開閉片と上記接続部の少なくも一方が弾性変形することによりバルーンの上記開口部に挿入可能となるまで互いに接近する、上記一対の開閉片の離間方向及び開閉片の延長方向に対して略直交する方向に延びる挿入片を突設したことを特徴としている。
一対の上記挿入片を上記バルーン内に挿入した状態で上記装着補助具から該バルーンの弾性力以外の外力を取り除いたときに、一対の開閉片どうしの間隔が平行または上記先端側に向かうにつれて拡がるように、上記装着補助具及び上記バルーンの弾性を設定するのが好ましい。
本発明の超音波内視鏡システムは、内視鏡と、上記内視鏡の先端部に着脱可能に被せる弾性材料製のバルーンと、一対の開閉片及び該一対の開閉片を接続する接続部を有する、該バルーンを上記先端部に装着するための装着補助具と、を具備し、一対の上記開閉片に、該開閉片及び上記接続部が自由状態にあるとき、自由状態にある上記バルーンの開口部及び内視鏡の上記先端部より広幅の間隔で互いに離間し、かつ該開閉片と上記接続部の少なくも一方が弾性変形することによりバルーンの上記開口部に挿入可能となるまで互いに接近する、上記一対の開閉片の離間方向及び開閉片の延長方向に対して略直交する方向に延びる挿入片を突設したことを特徴としている。
請求項1、8及び10の発明によれば、装着補助具の一対の開閉片と接続部の少なくとも一方を弾性変形させることにより一対の挿入片を互いに接近させて、一対の挿入片をバルーンの開口部に挿入した後に装着補助具を自由状態に復帰させると、一対の挿入片が離間して(開いて)バルーンの開口部を弾性的に押し広げる。従って、内視鏡の挿入部の先端部を一対の開閉片の間からバルーンの開口部内に挿入可能になる。そして、その後に装着補助具の一対の挿入片をバルーン内から脱出方向に移動させれば、装着補助具と内視鏡の挿入部を接触させることなく、一対の挿入片がバルーン内から引き抜かれる。すると、バルーンが弾性復帰することにより内視鏡の先端部(超音波プローブ)に自動的に装着するので、小径のバルーンを小径の挿入部の先端部に容易に装着できる。
しかも、術者は装着補助具から力を抜いた状態で、内視鏡の先端部のバルーンへの挿入作業及びバルーンからの挿入片の引き抜き作業を行えるので、術者の負担を小さくすることが可能である。
さらに、挿入片を開閉片に、一対の開閉片の離間方向及び開閉片の延長方向に対して略直交する方向に突設しているので、挿入片によって開閉片の長手寸法が大きくなることがない。そのため、装着補助具全体を長手方向にコンパクトにすることが可能である。
請求項2のように構成すれば、一対の挿入片をバルーン内に挿入した状態で装着補助具を自由状態にすると、一対の挿入片によって拡げられたバルーンの開口部寸法が、内視鏡の挿入部の先端部よりも大きくなるので、内視鏡の先端部をバルーン内に挿入し易くなる。
請求項3のように構成すれば、バルーンの口巻部を一対の挿入片の係合溝に係合することにより、一対の挿入片に対するバルーンの装着状態を確実に保持できるようになる。従って、内視鏡の先端部に対するバルーンの装着作業がより容易になる。
請求項4のように構成すれば、術者による開閉片の開閉作業がより容易になる。
請求項5のように構成すれば、開閉片の開閉支点である接続部から術者の把持位置(指当部)までの距離が長くなるので、術者は小さい力で開閉片を開閉操作できるようになる。
特に、請求項6のように指当部が挿入片よりも開閉片の先端側に位置する場合は、その効果が顕著になる。
請求項7のように構成すれば、術者による開閉片の開閉作業がさらに容易になる。
請求項9のように構成すれば、一対の挿入片(開閉片)の開き方向の弾性力によってバルーンの開口部を拡げたときに一対の開閉片どうしの間隔が先端側に向かうにつれて狭まる場合に比べて、一対の挿入片の間に内視鏡の先端部を通し易くなる。
以下、本発明の一実施形態を図1から図11を参照しながら説明する。なお、以下の説明中の前後方向は、超音波内視鏡10の挿入部12の先端部側を「前方」、挿入部12の基端部側を「後方」と定義している。
図1に示す超音波内視鏡10は気管用の医療内視鏡であり、操作部11と、操作部11から前方に延びる挿入部12と、共に操作部11から挿入部12と反対側に延びるユニバーサルチューブ13及び超音波画像伝送用チューブ14と、を備えている。超音波画像伝送用チューブ14は超音波診断装置(図示略)に接続するものであり、ユニバーサルチューブ13はプロセッサ(画像処理装置兼光源装置。図示略)に接続するものであり、超音波診断装置及びプロセッサは共にモニタ(図示略)に接続している。
挿入部12における先端部近傍をなす部分は、操作部11に設けた湾曲操作レバー15の回転操作に応じて上下及び左右方向に湾曲する湾曲部17であり、湾曲部17より基端側の部分は自重や術者の直接的な操作によって湾曲する可撓管部18である。
図1及び図8に示すように、挿入部12における湾曲部17より先端側の部分は硬質樹脂製の先端部19となっている。先端部19の後半部には傾斜面20が形成してあり、この傾斜面20には対物レンズ21、照明レンズ22等が設けてある。先端部19の前半部には傾斜面20の直前に位置する超音波プローブ23が形成してある。また、先端部19の傾斜面20と超音波プローブ23の間に位置する部分には全周にわたって環状溝24が形成してある。
この超音波内視鏡10はその先端部19の前半部(超音波プローブ23を形成した部分)に図4、図5等に示した弾性材料製(例えばシリコンゴム)のバルーンB1を被せて使用する。具体的には、バルーンB1の開口部B2の周縁部に形成した口巻部B3(周縁部を巻き上げて形成した他の部分よりも肉厚の環状部)を環状溝24に弾性的に嵌合し(密着し)、先端部19の前半部とバルーンB1の間に出来た空間に水を充填させて使用する。
このバルーンB1は自由状態においては先端部19の前半部より小寸なので、口巻部B3が拡大するように弾性変形させながら先端部19に被せる。しかし、気管用の内視鏡である超音波内視鏡10の先端部19の径が極めて小さい(例えば7mm程度)ため、超音波内視鏡10に合わせて設計したバルーンB1の自由状態における径も極めて小さい(例えば内径で1mm〜3mm程度)。そのため術者が手で口巻部B3を拡げながらバルーンB1を先端部19の前半部に被せるのは困難である。
そこで本実施形態では、以下に説明する装着補助具30を利用してバルーンB1を先端部19の前半部に装着する。
図2、図3及び図4等に示すように、装着補助具30は金属板から打ち抜いた一体物の板材を曲折したものであり、互いに略平行をなしながら直線的に延びる板状の一対の開閉片31と、この一対の開閉片31の基端部同士を接続する平面視略C字形の接続部36と、を具備している。
開閉片31は先端側に向かうにつれて徐々に幅狭となっており、特に先端部近傍部分は当該部分に比べて急激に幅が狭まる狭幅部32となっている。そして、狭幅部32の縁部には、一対の開閉片31の離間方向及び開閉片31の延長方向に対して略直交する方向に延びる板状の挿入片33が一体的に突設してある。さらに、挿入片33の基端部(狭幅部32との接続部)の両端部には係合溝34が凹設してある。
図示するように、両開閉片31の基端部同士の間隔より接続部36の最大幅の方が大きい。この装着補助具30の表面全体にはフッ素樹脂がコーティングしてある。さらに、装着補助具30の周縁部には全周に渡って面取り加工が施してある。
このような構造の装着補助具30は、自由状態(図2、図11の状態)において一対の開閉片31同士が互いに離間し、一対の狭幅部32及び挿入片33どうしの間隔は超音波内視鏡10の先端部19の幅より広幅となる。さらに、このときの一対の狭幅部32及び挿入片33同士の間隔は開閉片31の基端部どうしの間隔より広幅、かつ自由状態にあるバルーンB1(図4参照)の径より広幅である。一対の開閉片31を手指で把持した上で一対の開閉片31を互いに近づく方向に押圧すれば(弾性変形させれば)、図4に示すように一対の開閉片31はその狭幅部32及び挿入片33同士が接触する位置まで接近可能である。なお、一対の挿入片33同士が接触する位置まで装着補助具30を弾性変形させても、開閉片31の基端部同士はほとんど接近しない。
次にこのような構造の装着補助具30を用いてバルーンB1を超音波内視鏡10の先端部19の前半部に装着する要領について説明する。
まず、術者の手(図示略)で装着補助具30の一対の開閉片31(例えば、狭幅部32より基端側の広幅の部分)を把持し、一対の開閉片31どうしを接近する方向に弾性変形させる(図4参照)。すると一対の狭幅部32及び挿入片33同士が互いに接触するので、図4に示すように装着補助具30の挿入片33を自由状態にあるバルーンB1に接近させる。そして、図5に示すように一対の挿入片33の一方の端部を口巻部B3(開口部B2)から自由状態にあるバルーンB1内に挿入し、口巻部B3を一方の係合溝34に係合させる。さらに、図6に示すように、バルーンB1を挿入片33全体に被せて、他方の係合溝34にも口巻部B3を係合させる。図6に示すように、挿入片33の幅(図6における前後長)は自由状態にあるバルーンB1の開口部B2の径より僅かに大きいので、一対の挿入片33をバルーンB1内に挿入すると、バルーンB1は平面視(図6の上側から見たとき)において挿入片33の幅方向には伸び(長くなり)、一対の挿入片33の対向方向(図6では紙面に直交する方向)には縮む(狭くなる)。
このように一対の挿入片33をバルーンB1内に挿入したら、一対の開閉片31に加えていた把持力を解放する。すると、バルーンB1及び装着補助具30の弾性力によって図7に示すように一対の開閉片31が略平行(図7では一対の開閉片31の先端側の間隔が基端側の間隔よりやや広いが、一対の開閉片31が互いに平行をなすようにバルーンB1及び装着補助具30の弾性を設定してもよい)となるように該一対の開閉片31が開くので、一対の挿入片33によってバルーンB1が装着補助具30の幅方向(開閉片31の離間方向)に拡げられる。
次いで、図8に示すように、超音波内視鏡10の先端部19を一対の狭幅部32の間の直下に位置させる。このとき一対の狭幅部32及び挿入片33どうしのクリアランスは超音波内視鏡10の先端部19の外径寸法よりも大きいので、先端部19(超音波内視鏡10)を図8の実線の位置から上方に直線移動させると、先端部19は一対の狭幅部32及び挿入片33の間を接触せずに通過する。図10に示すように、一対の挿入片33によって拡げられたバルーンB1の開口部B2は、その寸法が先端部19の前半部(超音波プローブ23を形成した部分)の径より大寸となるので、超音波内視鏡10の先端部19をさらに上方に直線移動させると、先端部19は開口部B2(口巻部B3)からバルーンB1内に進入する(図9参照)。
そして、図11に示すようにこの状態から一対の挿入片33を下方に移動させることにより、一対の挿入片33をバルーンB1の内部から引き抜くと、バルーンB1が自身の弾性によって縮みながら先端部19の前半部に自動的に密着し、口巻部B3が環状溝24に自動的に嵌合(密着)する。
以上説明したように、本実施形態では超音波内視鏡10の先端部19を開閉片31の長手方向に対して略直交する方向からバルーンB1に挿入できるので、先端部19を一対の狭幅部32及び挿入片33の間に通すときに、先端部19が開閉片31における狭幅部32より基端側の部分と干渉することはない。しかも、一対の係合溝34にバルーンB1の口巻部B3を固定(挿入片33から抜け止め)した状態で挿入片33をバルーンB1内に挿入できる。そのため、本実施形態の装着補助具30を用いれば超音波内視鏡10の小径の先端部19に小径のバルーンB1を容易に装着できる。
さらに、超音波内視鏡10の小径の先端部19を一対の狭幅部32及び挿入片33に接触させることなくバルーンB1に装着できるので、対物レンズ21、照明レンズ22、及び超音波プローブ23が装着補助具30によって傷つくおそれがない。
また、挿入部12と干渉することなく挿入片33をバルーンB1内から引き抜けるので、装着補助具30は引き抜き作業も円滑に行うことが可能である。
さらに、先端部19のバルーンB1内への挿入作業及びバルーンB1からの挿入片33の引き抜き作業を、術者が装着補助具30から力を抜いた状態(装着補助具30を狭持して弾性変形させない状態)で行えるので、術者の負担を小さくすることが可能である。
さらに、挿入片33を開閉片31の先端面に開閉片31の延長方向に突出させながら設けるのではなく、一対の開閉片31の離間方向及び開閉片31の延長方向に対して略直交する方向に向けて突設しているので、挿入片33の存在によって開閉片31の長手寸法が大きくなることはない。そのため、装着補助具30の長手寸法をコンパクトにできる。
また、本実施形態の装着補助具30は、金属板を打ち抜いて成形した後に表面全体にフッ素樹脂を施し、かつ周縁部に面取り加工を施したものなので、装着補助具30の表面全体は滑らかである。そのため、この点においても挿入片33のバルーンB1への挿脱作業を円滑に行なうことが可能であり、かつバルーンB1への挿脱作業時にバルーンB1の表面(内面)を傷つけることがない。装着補助具30の表面全体は滑らかにするために、フッ素樹脂コートを施す代わりに装着補助具30の表面を研磨加工しても良いが、フッ素樹コートの方が表面保護の点で優れている。
以上、本発明を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば、図12〜図14に示すように、開閉片31に術者が指を当てる(把持する)ための指当部を突設してもよい。
図12に示す第1の変形例の装着補助具40では、開閉片41の先端部近傍に狭幅部42を形成し(開閉片41は開閉片31とは異なる形状であるが、他方の開閉片41と略平行な板状である。また、狭幅部42の形状は狭幅部32とは異なる)、開閉片41の先端部に挿入片33及び係合溝34を形成している。そして、狭幅部42の先端部に挿入片33と反対側に向かって突出する指当部43を一体的に形成している。一方、図13に示す第2の変形例の装着補助具50では、開閉片51の先端部近傍に狭幅部52を形成し(開閉片51は開閉片31とは異なる形状であるが、他方の開閉片51と略平行な板状である。また、狭幅部52の形状は狭幅部32とは異なる)、開閉片51の先端部に挿入片33及び係合溝34を形成している。そして、狭幅部52の先端部に挿入片33と反対側に向かって突出する指当部53を一体的に形成している。
このように、開閉片41、51の先端部に指当部43、53を設けると、開閉片41、51の開閉支点である接続部36から、術者の把持位置(指当部43、53)までの距離が長くなるので、術者は小さい力で開閉片41、51を開閉操作できる。
図14に示す第3の変形例の装着補助具60では、開閉片61の先端部近傍に狭幅部62を形成し(開閉片61は開閉片31とは異なる形状であるが、他方の開閉片61と略平行な板状である。また、狭幅部62の形状は狭幅部32とは異なる)、狭幅部62の縁部に挿入片33及び係合溝34を形成している。そして、狭幅部62の先端部には、狭幅部62(挿入片33)よりも接続部36から遠い位置に位置しかつ開閉片61(狭幅部42)と略平行方向に延びる板状の指当部63が一体的に突設してある。
この第3の変形例のように、指当部63を挿入片33よりも接続部36から離れた位置に配置した場合は、術者はさらに小さい力で挿入片33を開閉することが可能である。
また、図15及び図16に示すように、開閉片31の外側面に滑止部を形成してもよい。
図15に示す第4の変形例の装着補助具70では、開閉片31の両側面の先端部近傍部分に、複数の直線状凹部71を並べて形成することにより滑止部を形成している。一方、図16に示す第5の変形例の装着補助具80では、開閉片31の両側面の先端部近傍部分に格子状凹部81を形成することにより滑止部を形成している。
このような滑止部を形成すれば、術者は開閉片31の開閉作業をさらに容易に行えるようになる。
なお、凹みではなく開閉片31の外側面に形成した凸部によって滑止部を形成することも可能であり、また滑止部の形状は図示したものには限定されない。
さらに、図17及び図18に示す第6の変形例の装着補助具90のように、狭幅部32に側面視矩形(係合溝34を形成していない)をなす板状の挿入片91を突設してもよい。この挿入片91の先端部には抜止部92が折り曲げにより形成してあり、挿入片91をバルーンB1内に挿入したときは、この抜止部92によってバルーンB1が挿入片91から不意に脱落するのが防止される。
なお、図12〜図14に示す指当て部の変形例と、図15及び図16に示す滑止部の変形例と、図17及び図18に示す挿入片の変形例とを、相互に組み合わせて実施してもよい。
また、装着補助具30、40、50、60、70、80、90の接続部36のみを弾性変形させて一対の開閉片31、41、51、61を互いに接近させたり、開閉片31、41、51、61と接続部36を同時に弾性変形させて一対の開閉片31、41、51、61を互いに接近させてもよい。
さらに、上記実施形態及び各変形例は本発明を超音波内視鏡10の先端部にバルーンを挿入する場合のものであるが、本発明はバルーン内視鏡や細胞搬送システムのようなバルーンを装着するシステムにも適用可能である。
本発明の一実施形態の超音波内視鏡の全体図である。 装着補助具の斜視図である。 装着補助具の一部を示す側面図である。 バルーンと装着補助具の分離状態の斜視図である。 バルーンに装着補助具の挿入片の端部を挿入したときの側面図である。 バルーンに挿入片を挿入した状態を示す側面図である。 バルーンに挿入片を挿入した後に装着補助具に加えていた把持力を解除したときの斜視図である。 一対の挿入片に装着されたバルーンに超音波内視鏡の先端部を挿入する直前の状態を示す斜視図である。 一対の挿入片に装着されたバルーンに超音波内視鏡の先端部を挿入したときの正面図である。 図9のX−X矢線に沿う断面図である。 装着補助具の挿入片をバルーンから引き抜いたときの正面図である。 第1の変形例の装着補助具の側面図である。 第2の変形例の装着補助具の側面図である。 第3の変形例の装着補助具の側面図である。 第4の変形例の装着補助具の側面図である。 第5の変形例の装着補助具の側面図である。 第6の変形例の装着補助具の側面図である。 第6の変形例の装着補助具の正面図である。
符号の説明
10 超音波内視鏡(内視鏡)
11 操作部
12 挿入部
13 ユニバーサルチューブ
14 超音波画像伝送用チューブ
15 湾曲操作レバー
17 湾曲部
18 可撓管部
19 先端部
20 傾斜面
21 対物レンズ
22 照明レンズ
23 超音波プローブ
24 環状溝
30 装着補助具
31 開閉片
32 狭幅部
33 挿入片
34 係合溝
36 接続部
40 装着補助具
41 開閉片
42 狭幅部
43 指当部
50 装着補助具
51 開閉片
52 狭幅部
53 指当部
60 装着補助具
61 開閉片
62 狭幅部
63 指当部
70 装着補助具
71 直線状凹部(滑止部)
80 装着補助具
81 格子状凹部(滑止部)
90 装着補助具
91 挿入片
92 抜止部
B1 バルーン
B2 開口部
B3 口巻部

Claims (10)

  1. 内視鏡の挿入部の先端部に、弾性材料製のバルーンを被せるための装着補助具であって、
    一対の開閉片及び該一対の開閉片を接続する接続部を有し、
    上記開閉片に、該開閉片及び上記接続部が自由状態にあるときは互いに離間し、該開閉片と上記接続部の少なくも一方が弾性変形することにより互いに接近する、上記一対の開閉片の離間方向及び開閉片の延長方向に対して略直交する方向に延びる、バルーンの開口部に挿脱可能な挿入片を突設したことを特徴とする内視鏡用バルーンの装着補助具。
  2. 請求項1記載の内視鏡用バルーンの装着補助具において、
    一対の上記開閉片が互いに略平行をなす板状であり、
    一対の上記挿入片が互いに略平行をなす板状である内視鏡用バルーンの装着補助具。
  3. 請求項1または2記載の内視鏡用バルーンの装着補助具において、
    上記挿入片に、バルーンの上記開口部の周縁部に形成した他の部分より肉厚の口巻部が係合する係合溝を形成した内視鏡用バルーンの装着補助具。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の内視鏡用バルーンの装着補助具において、
    上記開閉片に、指を当てるための指当部を突設した内視鏡用バルーンの装着補助具。
  5. 請求項4記載の内視鏡用バルーンの装着補助具において、
    上記指当部と上記挿入片は、上記開閉片の長手方向位置が略同一である内視鏡用バルーンの装着補助具。
  6. 請求項4記載の内視鏡用バルーンの装着補助具において、
    上記指当部が上記挿入片よりも上記開閉片の先端側に位置する内視鏡用バルーンの装着補助具。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の内視鏡用バルーンの装着補助具において、
    上記開閉片の表面に、凹凸からなる滑止部を形成した内視鏡用バルーンの装着補助具。
  8. 内視鏡の先端部に着脱可能に被せる弾性材料製のバルーンと、
    一対の開閉片及び該一対の開閉片を接続する接続部を有する、該バルーンを上記先端部に装着するための装着補助具と、を具備し、
    一対の上記開閉片に、該開閉片及び上記接続部が自由状態にあるとき、自由状態にある上記バルーンの開口部より広幅の間隔で互いに離間し、かつ該開閉片と上記接続部の少なくも一方が弾性変形することによりバルーンの上記開口部に挿入可能となるまで互いに接近する、上記一対の開閉片の離間方向及び開閉片の延長方向に対して略直交する方向に延びる挿入片を突設したことを特徴とする内視鏡用バルーン装着キット。
  9. 請求項8記載の内視鏡用バルーン装着キットにおいて、
    一対の上記挿入片を上記バルーン内に挿入した状態で上記装着補助具から該バルーンの弾性力以外の外力を取り除いたときに、一対の開閉片どうしの間隔が平行または上記先端側に向かうにつれて拡がるように、上記装着補助具及び上記バルーンの弾性を設定した内視鏡用バルーン装着キット。
  10. 内視鏡と、
    上記内視鏡の先端部に着脱可能に被せる弾性材料製のバルーンと、
    一対の開閉片及び該一対の開閉片を接続する接続部を有する、該バルーンを上記先端部に装着するための装着補助具と、を具備し、
    一対の上記開閉片に、該開閉片及び上記接続部が自由状態にあるとき、自由状態にある上記バルーンの開口部及び内視鏡の上記先端部より広幅の間隔で互いに離間し、かつ該開閉片と上記接続部の少なくも一方が弾性変形することによりバルーンの上記開口部に挿入可能となるまで互いに接近する、上記一対の開閉片の離間方向及び開閉片の延長方向に対して略直交する方向に延びる挿入片を突設したことを特徴とする内視鏡システム。
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