JP2010017301A - 遊技機の不正対策装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高確率で不正行為を報知することが可能な遊技機の不正対策装置を提供すること。
【解決手段】主基板1は、大当たり判定処理により大当たり判定用乱数が大当たり乱数値であると判定された場合、大当たり判定用乱数が、電源投入から1サイクル分の更新が終了するまでの間に取得された不正行為による大当たり判定用乱数であるか否かを判定する不正判定処理(ステップS64)と、不正判定処理により大当たり判定用乱数が不正行為による大当たり判定用乱数であると判定された場合、不正検出信号を不正報知手段6に出力する不正検出信号出力処理(ステップS69、S26)とを行い、不正報知手段6は、主基板1から不正検出信号を受信すると、不正行為が発生した旨を報知する
【選択図】図7
【解決手段】主基板1は、大当たり判定処理により大当たり判定用乱数が大当たり乱数値であると判定された場合、大当たり判定用乱数が、電源投入から1サイクル分の更新が終了するまでの間に取得された不正行為による大当たり判定用乱数であるか否かを判定する不正判定処理(ステップS64)と、不正判定処理により大当たり判定用乱数が不正行為による大当たり判定用乱数であると判定された場合、不正検出信号を不正報知手段6に出力する不正検出信号出力処理(ステップS69、S26)とを行い、不正報知手段6は、主基板1から不正検出信号を受信すると、不正行為が発生した旨を報知する
【選択図】図7
Description
本発明は、パチンコ遊技機等遊技機の不正対策装置、詳しくは、遊技機に対して不正行為が行われたことを報知する遊技機の不正対策装置に関する。
パチンコ遊技機は、図8に示すように、電源基板2と遊技制御基板である主基板1と演出制御基板など副基板5とを備え、主基板1は、遊技盤上の始動口(始動口)への遊技球の入賞つまり始動口スイッチ3のオンを契機として、所定の数値例えば0、1、2、…、315、316からなる大当たり判定用乱数であって順番に所定周期例えば4msecで更新されてゆく大当たり判定用乱数を取得し、この取得した大当たり判定用乱数が大当たり乱数値であった場合、大当たりコマンドを副基板5に対して送信し、この大当たりコマンドを受信した副基板5が図柄表示装置において図柄の変動開始、リーチ演出、大当たり図柄の表示停止などを行わせた後、主基板1が遊技盤上の大入賞口を所定回数開放する制御を行い、大入賞口への遊技球の入賞に基づき大量の遊技球を払出し可能にしている。
ところで、最近、不正基板を用いてパチンコ遊技機に対して不正行為を行い、大量の遊技球を不正に払出す事件が起きている。
この不正行為の概要を図9に基づいて順に説明する。
(1)まず、主基板1と電源基板2との間、及び主基板1と副基板5との間に、不正基板10を接続し、不正基板10により主基板1の電源を急低下させる。主基板1では、この電源の急低下によりCPUが停止し、CPUによるバックアップ処理は正常に行われない。
(2)その後、不正基板10が電源ラインを正常化する。電源ラインが正常化されると、主基板1のCPUはリセット処理を行い、主基板1のRAMは、バックアップ処理されていないためクリアされ、初期値乱数が「0」からスタートする。ここで、初期値乱数とは、大当たり判定用乱数が所定周期で順番に更新され、1サイクル分の更新が終了したとき、次の1サイクルで先頭になる大当たり判定用乱数つまり大当たり判定用乱数の初期値を決定するための乱数である。例えば、リセット後の最初の1サイクルは「0」から「316」まで順番に大当たり判定用乱数が更新されてゆき、次の1サイクルでは、初期値乱数が「1」である場合、「1」‥‥「316」、「0」という順番で大当たり判定用乱数が更新されてゆく。
(3)主基板1は、副基板5に対し、RAMがクリアされた旨のコマンドを送信する。しかし、不正基板10はこのコマンドを排除し、副基板5はこのコマンドを受信できず、このため、副基板5は、このコマンドに基づいて行われる報知つまり不正行為が発生した旨の報知を行うことはできない。
(4)不正基板10は、大当たり判定用乱数が「0」から更新されることが分かっているから、主基板1に対し、取得する大当たり判定用乱数が大当たり乱数値となるタイミングに合わせて擬似の遊技球通過信号つまり始動口スイッチ3がオンしたときの信号に相当する偽の信号を送信する。主基板1は、この信号を受信すると大当たり判定用乱数を取得する。この取得した大当たり判定用乱数は大当たり乱数値であることから、主基板1は大当たりコマンドを副基板に送信する。副基板5が大当たりコマンドを受信した後は上述した各種演出及び大入賞口の開放が行われ、不正行為者に対して大量の遊技球が不当に払出されるようになる。
本発明は、上述したような不正基板10を用いた不正行為にかんがみなされたものであり、高確率で不正行為を報知することが可能な遊技機の不正対策装置を提供することを目的とする。
本発明による遊技機の不正対策装置は、主基板と不正報知手段とを備える遊技機の不正対策装置であって、前記主基板は、大当たり判定用乱数を所定周期で更新してゆき、1サイクル分の更新が終了するたびに、その時点の初期値乱数を先頭に新たに大当たり判定用乱数の更新を開始する乱数更新処理と、所定条件が成立すると、前記乱数更新処理により更新された大当たり判定用乱数を取得する乱数取得処理と、前記乱数取得処理により取得された大当たり判定用乱数が所定の大当たり乱数値であるか否かを判定する大当たり判定処理と、前記大当たり判定処理により前記大当たり判定用乱数が大当たり乱数値であると判定された場合、前記大当たり判定用乱数が、電源投入から1サイクル分の更新が終了するまでの間に取得された不正行為による大当たり判定用乱数であるか否かを判定する不正判定処理と、前記不正判定処理により前記大当たり判定用乱数が不正行為による大当たり判定用乱数であると判定された場合、不正検出信号を前記不正報知手段に出力する不正検出信号出力処理とを行い、前記不正報知手段は、前記主基板から不正検出信号を受信すると、不正行為が発生した旨を報知することを特徴とする。
上述したように、不正行為は、電源を急低下させ、CPUによるバックアップ処理が正常に行われないようにした後、電源ラインを正常化させ、大当たり乱数値に対応する大当たり判定用乱数を取得することができるタイミングを見計らって擬似の遊技球通過信号つまり始動口スイッチがオンしたときの信号に相当する偽の信号を送信するようにしている。ここで、大当たり乱数値に対応する大当たり判定用乱数を取得できる確率は、タイミングのズレの大小から、電源ラインの正常化からの経過時間が短かければ短い程高くなり、反対に、経過時間が長ければ長い程低くなる。このため、通常、不正行為は、電源ライン正常化後、最初の大当たり乱数値に対応する大当たり判定用乱数を取得できるタイミングで擬似の遊技球通過信号を送信すると考えられる。
また、不正行為が行われていない通常の遊技状態では、電源投入から遊技球が最初に始動口に入賞するまでにかかる時間は、大当たり判定用乱数を1サイクル分更新する時間とは比べようもないくらい長い。
したがって、本発明によると、電源投入から大当たり判定用乱数を1サイクル分更新するまでの間に取得された大当たり判定用乱数が大当たり乱数値であった場合、不正行為が発生したとみなすようにしたため、不正行為を正確に検出することが可能となり、高確率で不正行為を報知することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る不正対策装置が組み込まれたパチンコ遊技機の電気制御系統のブロック図、図2は、主基板が行う電源遮断時処理のフローチャート、図3は、主基板が行う電源投入時処理のフローチャート、図4は、主基板が行うタイマ割込処理のフローチャート、図5は、始動口SW処理のフローチャート、図6は、特別図柄処理のフローチャート、図7は、大当たり判定処理のフローチャートをそれぞれ示す。
図1において、パチンコ遊技機は、遊技状態を制御する上で中心的役割を果たす主基板(遊技制御基板ともいう。)1を備え、主基板1は、CPU、ROM、RAMなどにより構成される。
主基板1は、電源基板2から電源の供給を受けて処理を実行する。
主基板1には、始動口スイッチ3、大入賞口ソレノイド4及び副基板5が接続される。副基板5は、例えば演出制御基板により構成され、副基板5には不正報知手段6などが接続される。
始動口スイッチ3は、遊技盤上の始動口(始動口)へ遊技球が入賞したときオンするスイッチである。始動口は1個又は複数個からなる。
大入賞口ソレノイド4は、大当たり発生時に遊技盤上の大入賞口を所定回数だけ開放駆動し、開放状態の大入賞口に対して所定個数の遊技球の入賞を可能にし、遊技者に大量の遊技球の払出しを可能にするものである。
不正報知手段6は、副基板5から不正検出信号を受信したとき、聴覚もしくは視覚によって不正が発生したことをホールの従業員に知らせることができるよう構成されており、例えば、ブザーやランプ、遊技球発射停止手段などで構成される。また、不正報知手段6は、ホールコンピュータにおいて不正が発生した旨を認識し得る手段によって構成してもよい。
次に、主基板1が実行する各種演算処理を図2〜図7に基づいて順に説明する。
(1)電源遮断時処理(図2)
主基板1は、通常の電源遮断が行われたときには、図2に示す電源遮断時処理を行う。
主基板1は、通常の電源遮断が行われたときには、図2に示す電源遮断時処理を行う。
図2において、電源が通常に遮断されると、レジスタを退避する処理を行い(ステップS1)、スタックポインタを退避する処理を行い(ステップS2)、データを退避する処理を行い(ステップS3)、電源遮断フラグをオンする処理を行う(ステップS4)。
これに対し、不正基板を用いて電源を急低下させた場合には、上記のようなバックアップを行うことができず、また、電源遮断フラグはオフされた状態に維持される。
(2)電源投入時処理(図3)
主基板1は、電源投入時に、図3に示す電源投入時処理を行う。
主基板1は、電源投入時に、図3に示す電源投入時処理を行う。
図3において、電源が投入されると、初期設定を行い(ステップS11)、RAMへのアクセスを許可する(ステップS12)。
次に、RAM消去ボタンがオンされているか否かを判定する(ステップS13)。ここで、RAM消去ボタンは、ホールの従業員などがRAMをクリアしたい場合に、電源投入時にオンされるスイッチである。
RAM消去ボタンがオンされていると判定した場合、RAMをクリアし(ステップS14)、RAMの初期設定を行い(ステップS15)、割込みを許可する(ステップS16)。
一方、RAM消去ボタンがオンされていない場合、電源遮断フラグがオンされているか否かを判定する(ステップS17)。
通常の電源遮断が行われた場合には、上述した電源遮断時処理のステップS4で電源遮断フラグはオンされているため、ステップS17の判定結果は「YES」となり、スタックポインタを復帰させ(ステップS18)、レジスタを復帰させ(ステップS19)、RAMを復帰させ(ステップS20)、割込みを許可する(ステップS16)。
これに対し、不正基板を用いて電源を急低下させた後の電源投入時においては、電源遮断フラグはオフされた状態に維持されているため、ステップS17の判定結果は「NO」となり、上述したRAM消去ボタンがオンされている場合と同様、RAMクリア(ステップS14)、RAM初期設定(ステップS15)を行った後、割込みを許可する(ステップS16)。
(3)タイマ割込処理(図4)
図4において、タイマ割込処理は、所定周期例えば4msec間隔で実行する。
図4において、タイマ割込処理は、所定周期例えば4msec間隔で実行する。
タイマ割込処理は、乱数更新処理(ステップS21)と始動口SW処理(ステップS22)と特別図柄処理(ステップS23)と大入賞口処理(ステップS24)と賞球処理(ステップS25)と出力処理(ステップS26)と初期値乱数更新処理(ステップS27)とにより構成される。
1) 乱数更新処理(ステップS21)
乱数更新処理は、大当たり判定用乱数、初期値乱数、大当たり図柄判定用乱数など所定の乱数を更新することを内容とする。大当たり判定用乱数の更新について説明すると、大当たり判定用乱数が例えば「0」〜「316」の数値である場合、電源投入時にRAMクリア(図3図示ステップS14)が行われた場合、「0」を初期値乱数として、4msec周期で「0」、「1」、…、「315」、「316」と順に更新してゆき、「0」〜「316」の1サイクル分の更新が終了すると、この更新終了時点の初期値乱数を先頭にして次の1サイクル分の更新を開始する。ここで、上記更新終了時点の初期値乱数が例えば「5」であるとすると、「5」を先頭として、「6」、「7」、…、「315」、「316」、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」と順に更新してゆく。一方、電源投入時にRAM復帰(図3図示ステップS20)が行われた場合、復帰したRAMデータ中の初期値乱数を先頭にして大当たり判定用乱数の更新が開始される。
乱数更新処理は、大当たり判定用乱数、初期値乱数、大当たり図柄判定用乱数など所定の乱数を更新することを内容とする。大当たり判定用乱数の更新について説明すると、大当たり判定用乱数が例えば「0」〜「316」の数値である場合、電源投入時にRAMクリア(図3図示ステップS14)が行われた場合、「0」を初期値乱数として、4msec周期で「0」、「1」、…、「315」、「316」と順に更新してゆき、「0」〜「316」の1サイクル分の更新が終了すると、この更新終了時点の初期値乱数を先頭にして次の1サイクル分の更新を開始する。ここで、上記更新終了時点の初期値乱数が例えば「5」であるとすると、「5」を先頭として、「6」、「7」、…、「315」、「316」、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」と順に更新してゆく。一方、電源投入時にRAM復帰(図3図示ステップS20)が行われた場合、復帰したRAMデータ中の初期値乱数を先頭にして大当たり判定用乱数の更新が開始される。
2) 始動口SW(スイッチ)処理(ステップS22、図5)
始動口SW処理の内容を図5に示す。
始動口SW処理の内容を図5に示す。
図5において、主基板1は、始動口スイッチ3の出力信号に基づいて始動口スイッチ3がオンしたか否か、つまり、始動口に遊技球が入賞したか否かを判定する(ステップS31)。
始動口スイッチ3がオンしていないと判定した場合は、始動口SW処理を終了する。
一方、始動口スイッチ3がオンしたと判定した場合は、始動口への入賞を契機に大当たり判定用乱数を取得することができた遊技球であって、取得した大当たり判定用乱数に応じた演出が行われていない遊技球の個数を示す保留球数Uが「4」未満であるか否かを判定する(ステップS32)。
保留球数Uが「4」である場合は、始動口SW処理を終了する。
一方、保留球数Uが「0」、「1」、「2」又は「3」である場合は、保留球数Uを「1」だけ加算し(ステップS33)、大当たり判定用乱数、大当たり図柄判定用乱数など所定の乱数を取得、格納し(ステップS34)、始動口SW処理を終了する。
3) 特別図柄処理(ステップS23、図6)
特別図柄処理の内容を図6に示す。
特別図柄処理の内容を図6に示す。
図6において、主基板1は、大当たり中か否かを判定する(ステップS41)。
大当たりが発生していない遊技状態である場合、次に、特別図柄が変動表示中であるか否かを判定する(ステップS42)。ここで、特別図柄とは、遊技者が視認可能な位置に配設された特別図柄表示器に変動表示される図柄である。特別図柄は、例えば、「0」〜「9」の数字からなる大当たり図柄と、「−」からなるハズレ図柄とにより構成され、「0」〜「9」の大当たり図柄のうち、「0」、「2」、「4」、「6」、「8」が通常図柄つまり大当たり終了後の遊技状態を大当たり確率の低い通常遊技状態に設定する図柄として設定され、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」が確変図柄つまり大当たり終了後の遊技状態を大当たり確率の高い確変遊技状態に設定する図柄として設定される。
特別図柄が変動表示中でない場合、保留球数Uが「1」以上であるか否かを判定する(ステップS43)。
保留球数Uが「0」である場合、特別図柄処理を終了する。
一方、保留球数Uが「1」、「2」、「3」又は「4」である場合、保留球数Uを「1」だけ減算し(ステップS44)、大当たり判定処理を行う(ステップS45)。
<大当たり判定処理>
大当たり判定処理の内容を図7に示す。
大当たり判定処理の内容を図7に示す。
図7において、主基板1は、大当たり乱数判定を行う(ステップS61)。大当たり乱数判定は、ステップS34(図5)で格納した乱数のうちから大当たり判定用乱数を読み出し、大当たり判定用乱数が大当たり乱数値であるか否かを判定することによって行う。
大当たり判定用乱数が大当たり乱数値でなくハズレ乱数値である場合、特別図柄としてハズレ図柄をセットする(ステップS62、S63)。
一方、大当たり判定用乱数が大当たり乱数値である場合、この大当たり判定用乱数が、電源投入後の第1サイクル目の乱数更新処理(図4図示ステップS21)の間に取得された大当たり判定用乱数であるか否かを判定する(ステップS64)。
不正基板を用いた不正行為が行われていない通常の遊技の場合、電源投入時点から最初に始動口へ遊技球が入賞するまでにかかる時間は十分に長い時間となるため、大当たり判定用乱数が取得されるタイミングは、電源投入後の第1サイクル目の乱数更新処理から長時間経過した後になる。このため、ステップS64の判定結果は「NO」となり、次に、大当たり図柄乱数判定を行う(ステップS65)。大当たり図柄乱数判定は、ステップS34(図5)で格納した乱数のうちから大当たり図柄乱数を読み出し、大当たり図柄乱数が確変図柄であるか通常図柄であるかを判定することによって行う。大当たり図柄乱数が通常図柄である場合、特別図柄として通常図柄をセットし(ステップS66、S67)、大当たり図柄乱数が確変図柄である場合、特別図柄として確変図柄をセットし(ステップS66、S68)、大当たり判定処理を終了する。
一方、不正基板を用いて不正行為が行われた場合、電源投入後の第1サイクル目の乱数更新処理の間に大当たり判定用乱数を取得すると考えられる。このため、ステップS64の判定結果は「YES」になると考えられ、ステップS64の判定結果が「YES」の場合、不正検出信号をセットする(ステップS69)。このセットされた不正検出信号は、後述する出力処理S26(図4)において副基板5に出力され、副基板5を介して不正報知手段6は不正行為を報知する。なお、主基板1は、副基板5を介さないで不正報知手段6に直接不正検出信号を出力するようにしてもよい。不正検出信号をセットした後は、ステップS64の判定結果が「NO」の場合と同様、ステップS65、S66、S67(又はS68)を実行し、大当たり判定処理を終了する。なお、不正検出信号をセットした場合、大当たり図柄乱数判定(ステップS65)を行うことなく大当たり判定処理を終了するようにしてもよい。
主基板1は、上述した大当たり判定処理(ステップS45)を終了した後、変動パターン選択処理を行う(ステップS46)。変動パターン選択処理は、特別図柄表示器に変動表示される特別図柄の変動時間の決定を行う。
次に、副基板5に送信すべき変動開始コマンドであって、変動時間、特別図柄の種類(確変図柄、通常図柄又はハズレ図柄)、現在の遊技状態(確変遊技状態、通常遊技状態又は時短遊技状態)を示す変動開始コマンドをセットする(ステップS47)。
次に、特別図柄表示器に対して特別図柄の変動表示を開始させ(ステップS48)、変動時間の計測を開始し(ステップS49)、特別図柄処理を終了する。
一方、ステップS42において、特別図柄が変動表示中であると判定された場合、変動時間が終了するまでの間は特別図柄処理を終了し、変動時間が終了すると、副基板5に対する変動停止コマンドをセットし(ステップS51)、特別図柄表示器に対して特別図柄の変動表示を停止させ(ステップS52)、変動時間をリセットし(ステップS53)、停止中処理を行い(ステップS54)、特別図柄処理を終了する。ここで、停止中処理においては、確変遊技状態、通常遊技状態又は時短遊技状態のセット、副基板5に対する大当たり開始コマンドのセット、大当たり開始(大入賞口処理を開始させる大当たりフラグを立てる)などを行う。
4) 大入賞口処理(ステップS24)
大入賞口処理は、大当たり中に、大入賞口ソレノイド4への通電を制御して、大入賞口を所定ラウンド数だけ間欠的に開放し、大入賞口への多数の遊技球の入賞を可能にするための処理を行う。
大入賞口処理は、大当たり中に、大入賞口ソレノイド4への通電を制御して、大入賞口を所定ラウンド数だけ間欠的に開放し、大入賞口への多数の遊技球の入賞を可能にするための処理を行う。
5) 賞球処理(ステップS25)
賞球処理は、始動口、大入賞口、普通入賞口に遊技球が入賞した場合に、賞球払出装置を動作させ、所定個数の遊技球の払い出しを行うための処理を行う。
賞球処理は、始動口、大入賞口、普通入賞口に遊技球が入賞した場合に、賞球払出装置を動作させ、所定個数の遊技球の払い出しを行うための処理を行う。
6) 出力処理(ステップS26)
出力処理は、副基板4への各種コマンド送信、大入賞口ソレノイド4への駆動制御信号出力、特別図柄表示器への変動表示制御信号出力などを行う。
出力処理は、副基板4への各種コマンド送信、大入賞口ソレノイド4への駆動制御信号出力、特別図柄表示器への変動表示制御信号出力などを行う。
7) 初期値乱数更新処理(ステップS27)
初期値乱数更新処理は、初期値乱数を繰り返し更新する処理を行う。
初期値乱数更新処理は、初期値乱数を繰り返し更新する処理を行う。
図4に示すタイマ割込処理は、4ms毎に発生し、ステップS21〜S26の処理に要した時間の残りの時間で初期値乱数は更新される。したがって、大当たり判定用乱数は、4ms毎に「1」ずつ更新されてゆくのに対し、初期値乱数は4ms毎に「1」ずつ更新されてゆくだけでなく、上記残り時間に対応する回数分更新されてゆくため、大当たり判定用乱数と初期値乱数とにズレが生じるようになり、取得される初期値乱数の値はランダムになる。
以上説明したように、本実施形態に係る不正対策装置は、主基板1と不正報知手段6とを備える遊技機の不正対策装置であって、主基板1は、大当たり判定用乱数を所定周期で更新してゆき、1サイクル分の更新が終了するたびに、その時点の初期値乱数を先頭に新たに大当たり判定用乱数の更新を開始する乱数更新処理(ステップS21)と、所定条件が成立すると、乱数更新処理により更新された大当たり判定用乱数を取得する乱数取得処理(ステップS34)と、乱数取得処理により取得された大当たり判定用乱数が所定の大当たり乱数値であるか否かを判定する大当たり判定処理(ステップS61、S62)と、大当たり判定処理により大当たり判定用乱数が大当たり乱数値であると判定された場合、大当たり判定用乱数が、電源投入から1サイクル分の更新が終了するまでの間に取得された不正行為による大当たり判定用乱数であるか否かを判定する不正判定処理(ステップS64)と、不正判定処理により大当たり判定用乱数が不正行為による大当たり判定用乱数であると判定された場合、不正検出信号を不正報知手段6に出力する不正検出信号出力処理(ステップS69、S26)とを行い、不正報知手段6は、主基板1から不正検出信号を受信すると、不正行為が発生した旨を報知するよう構成される。
不正行為は、電源を急低下させ、CPUによるバックアップ処理が正常に行われないようにした後、電源ラインを正常化させ、大当たり乱数値に対応する大当たり判定用乱数を取得することができるタイミングを見計らって擬似の遊技球通過信号つまり始動口スイッチ3がオンしたときの信号に相当する偽の信号を送信するようにしている。ここで、大当たり乱数値に対応する大当たり判定用乱数を取得できる確率は、タイミングのズレの大小から、電源ラインの正常化からの経過時間が短かければ短い程高くなり、反対に、経過時間が長ければ長い程低くなる。このため、通常、不正行為は、電源ライン正常化後、最初の大当たり乱数値に対応する大当たり判定用乱数を取得できるタイミングで擬似の遊技球通過信号を送信すると考えられる。
また、不正行為が行われていない通常の遊技状態では、電源投入から遊技球が最初に始動口に入賞するまでにかかる時間は、大当たり判定用乱数を1サイクル分更新する時間とは比べようもないくらい長い。
したがって、本実施形態によると、電源投入から大当たり判定用乱数を1サイクル分更新するまでの間に取得された大当たり判定用乱数が大当たり乱数値であった場合、不正行為が発生したとみなすようにしたため、不正行為を正確に検出することが可能となり、高確率で不正行為を報知することが可能となる。
1 主基板
6 不正報知手段
S21 乱数更新処理
S34 乱数取得処理
S61、S62 大当たり判定処理
S64 不正判定処理
S26、S69 不正検出信号出力処理
6 不正報知手段
S21 乱数更新処理
S34 乱数取得処理
S61、S62 大当たり判定処理
S64 不正判定処理
S26、S69 不正検出信号出力処理
Claims (1)
- 主基板と不正報知手段とを備える遊技機の不正対策装置であって、
前記主基板は、
大当たり判定用乱数を所定周期で更新してゆき、1サイクル分の更新が終了するたびに、その時点の初期値乱数を先頭に新たに大当たり判定用乱数の更新を開始する乱数更新処理と、
所定条件が成立すると、前記乱数更新処理により更新された大当たり判定用乱数を取得する乱数取得処理と、
前記乱数取得処理により取得された大当たり判定用乱数が所定の大当たり乱数値であるか否かを判定する大当たり判定処理と、
前記大当たり判定処理により前記大当たり判定用乱数が大当たり乱数値であると判定された場合、前記大当たり判定用乱数が、電源投入から1サイクル分の更新が終了するまでの間に取得された不正行為による大当たり判定用乱数であるか否かを判定する不正判定処理と、
前記不正判定処理により前記大当たり判定用乱数が不正行為による大当たり判定用乱数であると判定された場合、不正検出信号を前記不正報知手段に出力する不正検出信号出力処理と
を行い、
前記不正報知手段は、前記主基板から不正検出信号を受信すると、不正行為が発生した旨を報知する
ことを特徴とする遊技機の不正対策装置。
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