JP2010016502A - 光通信経路選出システム、光通信経路選出方法および光通信経路選出プログラム - Google Patents

光通信経路選出システム、光通信経路選出方法および光通信経路選出プログラム Download PDF

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健 鵜飼
Kenji Fujita
謙二 藤田
Yutaka Mizohata
豊 溝畑
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祐司 大道
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到 松本
Yumiko Yamaguchi
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Abstract

【課題】 二点間に光通信経路を構築する場合に、より最適な光通信経路を選出する。
【解決手段】 光通信ネットワークに係る各設備の種類や位置を含む設備情報と、工事や作業を行う場合に許認可が必要な場所を示す許認可情報をデータベース4に記憶し、指定された二点間に構築可能な光通信経路を、データベース4に記憶された情報に基づいて候補光通信経路として割り出し、さらに、各候補光通信経路を構築する際の作業性をデータベース4に記憶された情報に基づいて算出し、その算出結果に基づいて最適な光通信経路を選出する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、二点間に光通信経路を構築する場合に、最適な光通信経路を選出する光通信経路選出システム、光通信経路選出方法および光通信経路選出プログラムに関する。
目的とする二点間に光ファイバによる通信経路を構築する場合には、いろいろな経路が考えられ、これらの経路のなかから、コスト、工事期間および経路距離に基づいて最適な経路を選出するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このシステムは、指示された拠点間で、最低コスト、最短工事期間、最短距離のいずれか、またはこれらの組み合わせに基づく評価値が最適な経路を選出するものである。また、経路構築の支障や規制がない候補経路のなかから、コスト、経路距離および信頼性に基づいて最適な経路を選出するシステムが知られている(例えば、特許文献2参照。)。ここで、このシステムでは、支障、規制とは、道路が長期工事中であるなどのような場合を指し、また、信頼性は、その経路における耐震性信頼度、水害危険度、地盤危険度、老朽度などから算出される。
特開2003−060569号公報 特開2003−058588号公報
ところで、光通信経路を構築するに際しては、経路によっては許認可を受けなければならない場合がある。例えば、道路を交通規制して光ケーブルの敷設工事などを行う場合には、自治体や警察署に許認可を受けたり、鉄道線路の近くで敷設工事などを行う場合には、その鉄道会社に許可を受けたりする必要がある。そして、このような許認可を受けるには、手続き的な労力と時間を要するばかりでなく、工事が行える期間、時間が制限されるなど、工事が円滑に行えない場合がある。
また、光ファイバの接続作業を要するのか、要する場合には、光ファイバを接続、収容するクロージャが地中にあるのか、架空上にあるのかなどによって、作業の困難性が異なる。さらに、工事対象である光ファイバと同じ光ケーブル(テープ)内に運用中の光ファイバがある場合には、工事によって運用中の光ファイバに影響を与えるおそれがあるため、工事、作業に際してはより正確性、慎重を期す必要がある。
このように、実際の光通信経路の構築に際しては、コストや工事期間、経路距離、信頼性のみならず、上記のような作業性についても考慮して、最適な光通信経路を選出する必要がある。
そこでこの発明は、より最適な光通信経路を選出することが可能な光通信経路選出システム、光通信経路選出方法および光通信経路選出プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、二点間に光通信経路を構築する場合の最適な光通信経路を選出する光通信経路選出システムであって、光通信ネットワークに係る各設備の種類や位置を含む設備情報を記憶する記憶手段と、指定された二点間に構築可能な光通信経路を、前記記憶手段に記憶された設備情報に基づいて候補光通信経路として割り出す候補割出手段と、前記候補割出手段によって割り出された候補光通信経路を構築する際の作業性を、前記記憶手段に記憶された設備情報に基づいて算出し、その算出結果に基づいて前記候補光通信経路のなかから最適な光通信経路を選出する経路選出手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、光通信経路を構築する二点を指定すると、候補割出手段によって二点間に構築可能な候補光通信経路が割り出され、さらに、経路選出手段によって候補光通信経路の作業性に基づいて最適な光通信経路が選出される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光通信経路選出システムにおいて、前記最適な光通信経路には、光通信経路が光ケーブルである場合の光ファイバを含む、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の光通信経路選出システムにおいて、前記記憶手段は、工事や作業を行う場合に許認可が必要な場所を許認可情報として記憶し、前記経路選出手段は、前記記憶手段に記憶された許認可情報に基づいて前記作業性を算出する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3に記載の光通信経路選出システムにおいて、前記設備情報には、光ファイバの接続に関する情報を含む、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4に記載の光通信経路選出システムにおいて、前記経路選出手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記候補光通信経路の構築コスト、構築に要する期間、経路距離および信頼性の少なくともひとつを算出し、その算出結果と前記作業性とに基づいて最適な光通信経路を選出する、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、二点間に光通信経路を構築する場合の最適な光通信経路を選出する光通信経路選出方法であって、光通信ネットワークに係る各設備の種類や位置を含む設備情報に基づいて、指定された二点間に構築可能な光通信経路を候補光通信経路として割り出すステップと、割り出した候補光通信経路を構築する際の作業性を前記設備情報に基づいて算出するステップと、算出した結果に基づいて前記候補光通信経路のなかから最適な光通信経路を選出するステップと、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、二点間に光通信経路を構築する場合の最適な光通信経路を選出する光通信経路選出プログラムであって、コンピュータを、光通信ネットワークに係る各設備の種類や位置を含む設備情報を記憶する記憶手段と、指定された二点間に構築可能な光通信経路を、前記記憶手段に記憶された設備情報に基づいて候補光通信経路として割り出す候補割出手段と、前記候補割出手段によって割り出された候補光通信経路を構築する際の作業性を、前記記憶手段に記憶された設備情報に基づいて算出し、その算出結果に基づいて前記候補光通信経路のなかから最適な光通信経路を選出する経路選出手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項1、6および7に記載の発明によれば、光通信経路を構築する際の作業性に基づいた最適な光通信経路が選出されるため、より最適な光通信経路を選出することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、最適な光通信経路として光ケーブルの光ファイバが含まれる。つまり、経路選出手段によって最適な光ファイバ(心線)が選出されるため、複数の光ファイバのなかから最適な光ファイバを選ぶ労力や時間を軽減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、許認可が必要な場所の情報に基づいて作業性が算出され、最適な光通信経路が選出されるため、許認可の要否などに応じたより最適な光通信経路を選出することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、光ファイバの接続に関する情報を含む設備情報に基づいて作業性が算出され、最適な光通信経路が選出されるため、接続の有無や場所などに応じたより最適な光通信経路を選出することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、光通信経路の構築コスト、構築に要する期間、経路距離および信頼性と、構築する際の作業性とに基づいて最適な光通信経路が選出されるため、作業性のみならず他の要因を考慮したより最適な光通信経路を選出することが可能となる。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る光通信経路選出システム1を示す概略構成ブロック図である。この光通信経路選出システム1は、二点間に光通信経路を構築する場合の最適な光通信経路を選出するシステムであり、主として、入力装置2と、表示装置3と、データベース(記憶手段)4と、中央処理装置5とを備えている。
入力装置2は、光通信経路を構築する二点(始点と終点)や、後述する選出条件などを入力する装置であり、キーボードやマウスなどで構成される。表示装置3は、後述するネットワーク構成図(設備の配置図)や選出結果などを表示する装置であり、液晶ディスプレイなどで構成される。
データベース4は、光通信ネットワークに係る設備情報や、許認可情報などを記憶する記憶装置である。すなわち、設備情報として、光通信ネットワークを構築する各設備の種類や配置、位置などが地理的な地図上にネットワーク構成図として記憶され、設備が光ファイバの場合には接続に関する情報などが記憶されている。さらに、許認可情報として、工事や作業を行う場合に自治体などの許認可が必要な場所、つまり後述するクロージャが記憶されている。
具体定には、例えば光通信ネットワークの一部として、図2に示すように、ODF(光ファイバケーブル配線盤)101〜103が光ファイバケーブル(光通信経路)によって接続されている場合、次のような情報が記憶される。ここで、第1のODF101と第2のODF102が、3つの光ケーブル111〜113で接続され、第2のODF102と第3のODF103が、3つの光ケーブル114〜116で接続され、図中符号121〜127は、光ファイバの接続部や余長を収容するクロージャを示す。
まず、光ケーブル111〜116に関する情報として、図3に示すように、ケーブル長、単位長さあたりのコスト(単価)、および信頼度(信頼性)が記憶される。ここで、コスト(費用)には原価償却を含み、信頼度は、光ケーブルがOPGW(OPtical Ground Wire、光ファイバ複合架空地線)か地中ケーブルか、あるいは架空添架ケーブルか、経年はどのくらいか、などの設備自体の通信信頼性に基づいて設定される。例えば、信頼度が最も低い場合を「1.5」、最も高い場合を「1.1」として順次記憶される。また、各光ケーブル111〜116内には複数の光ファイバを備え、各光ファイバの使用状況が記憶されている。
次に、クロージャ121〜127に関する情報、つまり光ファイバの接続に関する情報として、図4に示すように、許認可値および危険度が記憶されている。ここで、許認可値には、例えば、許認可を要しない場合には「1」が記憶され、許認可を要する場合には、許認可されるまでに要する時間(期間)の長さに応じて、最も長い場合を「1.5」、最も短い場合を「1.1」として順次記憶される。危険度には、クロージャ121〜127が地中にあるのか架空上にあるのかによる作業の危険性、困難性や、工事対象である光ファイバと同じ光ケーブル(テープ)内に運用中の光ファイバがあるか、ある場合には運用中の光ファイバが重要度(重要回線か否か)などに基づいて設定される。そして、例えば、最も危険度が高い場合を「1.5」、最も低い場合を「1.1」として順次記憶される。このようなファイバ接続の有無、数、つまりクロージャの有無、数および、許認可値、危険度が、後述するように作業性を算出する基礎データとなる。
このような情報、データは、入力装置2からデータベース4に入力、記憶してもよいし、光通信ネットワークを構築、管理するシステムなどと本システムとを接続し、これらのシステムからのデータ受信によって入力、記憶してもよい。
中央処理装置5は、入力装置2、表示装置3およびデータベース4を管理、制御するとともに、選出タスク(候補割出手段、経路選出手段)51を備えている。この選出タスク51は、指定された二点間に構築するのに最適な光通信経路、つまり最適な光ケーブルおよび該光ケーブルのなかでさらに最適な光ファイバ(心線)を選出するプログラムであり、図5に示すフローチャートに基づいている。
まず、選出タスク51が起動されると、データベース4に記憶された図6に示すようなネットワーク構成図を入力画面として表示装置3に表示し(ステップS1)、入力待ちの状態となる。ここで、入力画面はスクロールすることで、ネットワーク構成図の表示位置を変更できるようになっている。次に、光通信経路を構築する始点と終点とが指定、入力されると(ステップS2)、この指定された二点間に構築可能な光通信経路を、データベース4に記憶された情報に基づいて候補光通信経路として割り出す(ステップS3)。すなわち、ネットワーク構成図上で始点から終点に至る光ケーブルの経路を検索、割り出す。このとき、例えば、中継するODFの数は同数とするなど、予め定められた条件に基づいて割り出す。ここで、同一の光ケーブルから複数の光ファイバが候補光通信経路として割り出される場合もあり、以下の説明において、光ケーブルには光ファイバが含まれる。
そして、割り出した候補光通信経路を表示装置3に表示するとともに、選出条件を入力する入力エリアを表示装置3に表示する(ステップS4)。以下、上記の第1のODF101と第3のODF103とが指定され、図2に示すような光ケーブル111〜116が候補光通信経路として割り出され、表示装置3に表示された場合について説明する。
次に、選出条件が入力されると(ステップS5)、最適経路選出ルーチン(経路選出手段)52を起動し(ステップS6)、候補光通信経路のなかから入力された選出条件に最適な光通信経路を選出する。ここで、選出条件は、最適な光通信経路を選出するための条件を示し、光通信経路を構築する際の作業性、構築コスト、構築に要する期間、経路距離および信頼性を指定可能となっている。また、これらの条件項目はひとつでも、複数でもよいが、この実施の形態では、構築する際の作業性は、必須の選出条件となっている。
最適経路選出ルーチン52では、図7に示すように、まず、各候補光通信経路の作業性を算出する(ステップS11)。例えば、第1の光ケーブル111+第4の光ケーブル114という第1の候補光通信経路に対しては、次のように算出する。第1の光ケーブル111には、第1のクロージャ121と第2のクロージャ122とが配設され、
第1のクロージャ121の作業性=許認可値(1.5)+危険度(1.2)=2.7
第2のクロージャ122の作業性=許認可値(1.5)+危険度(1.2)=2.7
と算出する。同様に、第4の光ケーブル114には、第5のクロージャ125が配設され、
第5のクロージャ125の作業性=許認可値(1.5)+危険度(1.3)=2.8
と算出する。そして、これらの作業性を合計して、
第1の候補光通信経路の作業性=2.7+2.7+2.8=8.2
と算出する。同様に、第1の光ケーブル111+第5の光ケーブル115という第2の候補光通信経路などに対して、作業性を算出する。ここで、許認可値と危険度とを加算して作業性を算出しているが、許認可値と危険度とを乗算して作業性を算出してもよい。
次に、各候補光通信経路の構築コストを算出する(ステップS12)。例えば、上記の第1の候補光通信経路に対しては、次のように算出する。
第1の光ケーブル111のコスト=ケーブル長(10)×単価(10)=100
第4の光ケーブル114のコスト=ケーブル長(10)×単価(15)=150
と算出し、これらの加算合計250を第1の候補光通信経路の構築コストとして算出する。同様に、第2の候補光通信経路などに対して構築コストを算出する。
続いて、各候補光通信経路の構築に要する期間の評価値(期間値)を算出する(ステップS13)。この実施の形態では、構築に要する期間は、光ファイバの接続作業、つまりクロージャの有無と数、自治体などからの許認可に要する期間によって変動するものとし、例えば、第1の候補光通信経路に対しては、次のように算出する。
第1の光ケーブル111の期間値=第1のクロージャ121の許認可値(1.5)
+第2のクロージャ122の許認可値(1.5)=3.0
第4の光ケーブル114の期間値=第5のクロージャ125の許認可値=1.5
従って、第1の候補光通信経路の期間値=3.0+1.5=4.5
同様に、第2の候補光通信経路などに対して期間値を算出する。ここで、上記のように、許認可を要しない場合には許認可値が「1」となっている。つまり、許認可を要しない場合に工事、作業に要する期間を基準期間とし、この基準期間に対する相対値を、許認可を要する場合の期間の許認可値としている。また、各クロージャの許認可値を加算して期間値を算出しているが、許認可値を乗算して期間値を算出してもよい。
次に、各候補光通信経路の経路距離を算出する(ステップS14)。例えば、上記の第1の候補光通信経路に対しては、
経路距離=第1の光ケーブル111のケーブル長(10)
+第4の光ケーブル114のケーブル長(10)=20
と算出し、同様に、第2の候補光通信経路などに対して経路距離を算出する。
さらに、各候補光通信経路の信頼性を算出する(ステップS15)。例えば、上記の第1の候補光通信経路に対しては、
信頼性=第1の光ケーブル111の信頼度(1.5)
+第4の光ケーブル114の信頼度(1.3)=2.8
と算出し、同様に、第2の候補光通信経路などに対して信頼性を算出する。
ここで、上記のように同一の光ケーブルから複数の光ファイバが候補光通信経路として割り出された場合には、上記のステップS11〜S15において、各光ファイバに対して作業性、構築コストなどを算出する。
続いて、選出条件に従って各候補光通信経路の総合点を算出する(ステップS16)。すなわち、選出条件として指定された条件項目の上記算出値を総計して総合点を算出する。例えば、選出条件として、構築する際の作業性と構築に要する期間とが指定された場合、上記の第1の候補光通信経路に対しては、
総合点=作業性(8.2)+期間値(4.5)=12.7
と算出し、同様に、第2の候補光通信経路などに対して総合点を算出する。ここで、作業性と期間値とを乗算して総合点を算出してもよい。
また、選出条件として、構築する際の作業性と構築コストとが指定された場合、第1の候補光通信経路に対しては、
総合点=作業性(8.2)×構築コスト(250)=2050
と算出し、同様に、第2の候補光通信経路などに対して総合点を算出する。
次に、算出した総合点が最も低い候補光通信経路を最適な光通信経路として選出する(ステップS17)。そして、これらの結果、つまり上記算出結果や選出結果をメモリ(バッファ)に記憶する(ステップS18)ものである。ここで、上記のように同一の光ケーブルから複数の光ファイバが候補光通信経路として割り出された場合には、最適な光通信経路として光ケーブルとそのなかの光ファイバとを選出する。
このような最適経路選出ルーチン52が終了すると、最適経路選出ルーチン52において選出された最適な光通信経路を表示装置3に表示するとともに、選出条件を変更するか否かを入力する入力エリアを表示装置3に表示する(ステップS7)。そして、変更する指示が入力されると(ステップS8で「Y」の場合)、ステップS5に戻り、選出条件の入力待ち状態となる。この場合、既に作業性などを算出し、記憶しているため、最適経路選出ルーチン52においてはステップS16から開始する。また、変更しない指示が入力されると(ステップS8で「N」の場合)、タスクを終了するものである。
このような選出タスク51と、中央処理装置5(コンピュータ)を上記のようなデータベース4として機能させるためのプログラムが、光通信経路選出プログラムを構成している。
次に、このような構成の光通信経路選出システム1の作用および、光通信経路選出システム1による光通信経路選出方法について説明する。
まず、入力装置2から選出タスク51を起動すると、上記のように表示装置3に入力画面が表示される。次に、光通信経路を構築する始点と終点を入力装置2で指定、入力すると、上記のようにして、データベース4に記憶された設備情報(ネットワーク構成図)に基づいて、この二点間に構築可能な光通信経路が候補光通信経路として割り出され(割り出しステップ)、表示装置3に表示される。続いて、入力装置2で選出条件を入力すると、上記のようにして、各候補光通信経路に対して経路を構築する際の作業性や構築コストなどが、データベース4に記憶された設備情報や許認可情報などに基づいて算出される(算出ステップ)。そして、算出した結果と選出条件とに基づいて最適な光通信経路が選出され(選出ステップ)、表示装置3に表示されるものである。
以上のように、この光通信経路選出システム1および光通信経路選出方法によれば、各候補光通信経路に対して作業性が算出され、その算出結果に基づいて最適な光通信経路が選出されるため、作業性に基づくより最適な光通信経路を選出することが可能となる。しかも、許認可の有無や許認可までに要する期間、さらには、光ファイバの接続の有無や運用中の光ファイバの重要度などに基づいて作業性が算出される。このため、工事場所や接続状況などに応じたより最適な光通信経路を選出することが可能となる。また、作業性のみならず、必要に応じて光通信経路の構築コスト、構築に要する期間、経路距離および信頼性に基づいて最適な光通信経路が選出されるため、作業性と他の要因を考慮したより最適な光通信経路を選出することが可能となる。さらには、各候補光通信経路の作業性の算出結果などを表示装置3に表示することで、作業性などを定量的に事前に把握することが可能となる。しかも、最適な光通信経路として最適な光ファイバまで選出されるため、光ケーブル中の複数の光ファイバのなかから最適な光ファイバを選ぶ労力や時間を軽減することができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、各候補光通信経路の作業性や構築コストなどの数値から総合点を算出しているが、作業性や構築コストなどの各条件項目についての各候補光通信経路の順位に基づいて、総合点を算出するようにしてもよい。例えば、作業性が1位で構築コストが3位の場合には、総合点を「4」と算出する。また、選出条件として選出の優先順位を含め、第一優先として作業性が指定された場合には、作業性が最もよい候補光通信経路を選出し、作業性が同値の候補光通信経路が複数ある場合に、第二優先として指定された条件項目に基づいて候補光通信経路を選出してもよい。さらに、最適経路選出ルーチン52において、作業性や構築コストなどすべての条件項目について算出しているが、選出条件に応じた条件項目についてのみ算出してもよい。この場合、候補光通信経路を構成する光ケーブルごとに複数項目の総合点を算出し、各光ケーブルの総合点を加算、乗算などして候補光通信経路の総合点を算出してもよい。
また、上記の実施の形態では、作業性をクロージャの許認可値と危険度とから算出しているが、各設備の種類や配置、位置などの設備情報から作業性を算出してもよい。すなわち、各設備の種類に応じた作業性の難易度をデータベース4に記憶し、この難易度に基づいて作業性を算出したり、各設備の配置、位置、つまり地理的、構造的条件(都市部か郊外か、地中か架空上かなど)に基づいて作業性を算出したりしてもよい。さらに、工事対象である光ファイバと同じ光ケーブル内に空き(未使用)の光ファイバが確保されるか否かによって、作業性を算出するようにしてもよい。すなわち、事故時などに備えて光ケーブル内に空きの光ファイバが確保されることを条件に、最適な光通信経路を選出してもよい。また、光通信経路は光ファイバケーブルに限らず、メタルケーブルなどでもよいことは勿論である。
この発明の実施の形態に係る光通信経路選出システムを示す概略構成ブロック図である。 図1のシステムのデータベースに記憶されたネットワーク構成図の一例を示す図である。 図1のシステムのデータベースに記憶された光ケーブルに関する情報の一例を示す図である。 図1のシステムのデータベースに記憶されたクロージャに関する情報の一例を示す図である。 図1のシステムの中央処理装置に備わる選出タスクのフローチャートである。 図5の選出タスクのステップS1で表示する入力画面の一例を示す図である。 図5の選出タスクにおける最適経路選出ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 光通信経路選出システム
2 入力装置
3 表示装置
4 データベース(記憶手段)
5 中央処理装置
51 選出タスク(候補割出手段、経路選出手段)
52 最適経路選出ルーチン(経路選出手段)

Claims (7)

  1. 二点間に光通信経路を構築する場合の最適な光通信経路を選出する光通信経路選出システムであって、
    光通信ネットワークに係る各設備の種類や位置を含む設備情報を記憶する記憶手段と、
    指定された二点間に構築可能な光通信経路を、前記記憶手段に記憶された設備情報に基づいて候補光通信経路として割り出す候補割出手段と、
    前記候補割出手段によって割り出された候補光通信経路を構築する際の作業性を、前記記憶手段に記憶された設備情報に基づいて算出し、その算出結果に基づいて前記候補光通信経路のなかから最適な光通信経路を選出する経路選出手段と、
    を備えることを特徴とする光通信経路選出システム。
  2. 前記最適な光通信経路には、光通信経路が光ケーブルである場合の光ファイバを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の光通信経路選出システム。
  3. 前記記憶手段は、工事や作業を行う場合に許認可が必要な場所を許認可情報として記憶し、
    前記経路選出手段は、前記記憶手段に記憶された許認可情報に基づいて前記作業性を算出する、ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の光通信経路選出システム。
  4. 前記設備情報には、光ファイバの接続に関する情報を含む、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光通信経路選出システム。
  5. 前記経路選出手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記候補光通信経路の構築コスト、構築に要する期間、経路距離および信頼性の少なくともひとつを算出し、その算出結果と前記作業性とに基づいて最適な光通信経路を選出する、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光通信経路選出システム。
  6. 二点間に光通信経路を構築する場合の最適な光通信経路を選出する光通信経路選出方法であって、
    光通信ネットワークに係る各設備の種類や位置を含む設備情報に基づいて、指定された二点間に構築可能な光通信経路を候補光通信経路として割り出すステップと、
    割り出した候補光通信経路を構築する際の作業性を前記設備情報に基づいて算出するステップと、
    算出した結果に基づいて前記候補光通信経路のなかから最適な光通信経路を選出するステップと、
    を備えることを特徴とする光通信経路選出方法。
  7. 二点間に光通信経路を構築する場合の最適な光通信経路を選出する光通信経路選出プログラムであって、コンピュータを、
    光通信ネットワークに係る各設備の種類や位置を含む設備情報を記憶する記憶手段と、
    指定された二点間に構築可能な光通信経路を、前記記憶手段に記憶された設備情報に基づいて候補光通信経路として割り出す候補割出手段と、
    前記候補割出手段によって割り出された候補光通信経路を構築する際の作業性を、前記記憶手段に記憶された設備情報に基づいて算出し、その算出結果に基づいて前記候補光通信経路のなかから最適な光通信経路を選出する経路選出手段、
    として機能させるための光通信経路選出プログラム。
JP2008172932A 2008-07-02 2008-07-02 光通信経路選出システム、光通信経路選出方法および光通信経路選出プログラム Pending JP2010016502A (ja)

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