JP2010016480A - 基地局及び制御チャネル送受信タイミング維持方法 - Google Patents

基地局及び制御チャネル送受信タイミング維持方法 Download PDF

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Abstract

【課題】再起動後に、従来よりも短時間で携帯端末との通信を開始することが出来るものを提供することを目的とする。
【解決手段】時分割多元接続方式によって携帯端末と通信し、レイヤ1処理部が、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、時分割多元接続方式におけるタイミングの同期を維持すると共にレイヤ1における信号伝送制御処理を実行する基地局であって、再起動を実行する際に、レイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部は再起動する必要がないと判断すると、制御チャネルの送受信に使用しているタイムスロットの確保を維持する旨の指示を前記レイヤ1処理部へ通知する制御部を具備し、前記レイヤ1処理部は、前記指示を受け付けると、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、制御チャネルの送信に使用しているタイムスロットを隣接の基地局が受信可能な信号強度以上に設定した信号を送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、基地局及び制御チャネル送受信タイミング維持方法に関する。
現在、携帯電話機またはPHS(Personal Handy-phone System)端末等の携帯端末によって構成された無線通信システムには、多元接続方式として時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access)方式及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式を採用するものが存在する。このような無線通信システムにおける基地局では、信号を伝送するキャリアを所定時間間隔のタイムスロットに分割し、各タイムスロットに割り当てた制御チャネルまたは通信チャネルによって携帯端末と各種情報を送受信する。そして、基地局では、所定のタイミングのタイムスロットに制御チャネルを割り当てる際に、隣接する基地局と制御チャネルを割り当てるタイミングが重ならないように制御を行う。これは、隣接する基地局と同じタイミングのタイムスロットに制御チャネルを割り当てることによって、お互いの制御チャネル同士が干渉波となってしまい、携帯端末との通信を阻害する要因になるからである。
ところで、上記従来技術では、隣接した基地局と異なるタイミングのタイムスロットに制御チャネルを割り当てなければならない為、各種システム異常によるリセットの発生によって再起動を実施すると、隣接する基地局が制御チャネルの伝送に使用するものに重ならないタイムスロットを探索し、探索したタイムスロットに制御チャネルを割り当てるようにしなければならない。その為、上記従来技術において、リセットが発生すると、再起動しても携帯端末との通信を開始するまでに、制御チャネルをタイムスロットへ割り当てを行う処理時間が必要となってしまう。
また、このような上記従来技術では、制御チャネルをタイムスロットへの割り当てを行う前に、周囲の基地局とキャリアにおけるタイムスロットのタイミングを同期させなければならない。その為、携帯端末との通信を開始するまでに、制御チャネルをタイムスロットへ割り当てる処理を実行する時間に加えて、周囲の基地局とキャリアにおけるタイムスロットのタイミングを同期させる処理を実行する時間が必要となってしまう。ゆえに、上記従来技術では、リセットの発生による再起動後に、すぐに携帯端末との通信を開始することができないという問題が生じている。
本発明は、上述した事情を鑑みたものであり、再起動後に、従来よりも短時間で携帯端末との通信を開始することが出来るものを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、基地局に係る第1の解決手段として、時分割多元接続方式によって携帯端末と通信し、レイヤ1処理部が、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、時分割多元接続方式におけるタイミングの同期を維持すると共にレイヤ1における信号伝送制御処理を実行する基地局であって、再起動を実行する際に、レイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部は再起動する必要がないと判断すると、制御チャネルの送受信に使用しているタイムスロットの確保を維持する旨の指示を前記レイヤ1処理部へ通知してレイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部以外の各部の再起動を実行する制御部を具備し、前記レイヤ1処理部は、前記指示を受け付けると、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、制御チャネルの送信に使用しているタイムスロットを隣接の基地局が受信可能な信号強度以上に設定した信号を送信するという手段を採用する。
本発明では、情報処理装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記レイヤ1処理部は、前記指示を受け付けると、前記基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、制御チャネルの送信に使用しているタイムスロットを隣接の基地局が受信可能な信号強度以上に設定すると共に当該タイムスロットにデジタル変調を行わない信号を送信するという手段を採用する。
本発明では、情報処理装置に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記レイヤ1処理部は、制御チャネルの送信に使用しているタイムスロットにおけるデータシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングのいずれか1つ、いずれか2つまたは全てを隣接の基地局が受信可能な信号強度以上に設定するという手段を採用する。
また、本発明では、制御チャネル送受信タイミング維持方法に係る第1の解決手段として、時分割多元接続方式によって携帯端末と通信し、レイヤ1処理部が、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、時分割多元接続方式におけるタイミングの同期を維持すると共にレイヤ1における信号伝送制御処理を実行する基地局における制御チャネル送受信タイミング維持方法であって、再起動を実行する際に、レイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部は再起動する必要がないと判断すると、制御チャネルの送受信に使用しているタイムスロットの確保を維持する旨の指示を前記レイヤ1処理部へ通知してレイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部以外の各部の再起動を実行するステップと、前記レイヤ1処理部は、前記指示を受け付けると、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、制御チャネルの送信に使用しているタイムスロットを隣接の基地局が受信可能な信号強度以上に設定した信号を送信するステップとを、具備するという手段を採用する。
本発明によれば、基地局が、時分割多元接続方式によって携帯端末と通信し、レイヤ1処理部が、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、時分割多元接続方式におけるタイミングの同期を維持すると共にレイヤ1における信号伝送制御処理を実行する基地局であって、再起動を実行する際に、レイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部は再起動する必要がないと判断すると、制御チャネルの送受信に使用しているタイムスロットの確保を維持する旨の指示をレイヤ1処理部へ通知してレイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部以外の各部の再起動を実行する制御部を具備し、レイヤ1処理部は、指示を受け付けると、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、制御チャネルの送信に使用しているタイムスロットを隣接の基地局が受信可能な信号強度以上に設定した信号を送信する。
このことにより、基地局は、制御チャネルを割り当てるスロットの探索する必要がなく、すぐに制御チャネルの送受信を開始することが出来る為、再起動後に、従来よりも短時間で携帯端末との通信を開始することが出来る。
さらに、基地局において、再起動中にも、レイヤ1処理部は、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、タイミングの同期を維持している為、再起動後に、タイミングを同期させる処理を実行する必要がない為、さらに短時間で携帯端末との通信を開始することが出来る。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態は、PHS(Personal Handy-phone System)端末と通信する基地局に関する。
図1は、本実施形態に係る基地局Aを備える無線通信システムを示す概略構成図である。図1に示すように、この無線通信システムは、基地局A及びPHS端末Bから構成されている。
基地局AとPHS端末Bとは、直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式に時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access)方式及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)方式を組み合わせた通信方式で相互に通信する通信装置である。基地局Aは、その他の基地局(図示略)と所定間隔をあけて離散的に配置されており、割り当てられたセルにおいてPHS端末Bと通信を行う。
PHS端末Bは、基地局Aと相互に信号を送受信することによって音声通信またはデータ通信を実行する。
周知のようにOFDMA方式とは、PHS端末B及びその他のPHS端末(図示略)が直交関係にある全てのサブキャリアを共有し、24のサブキャリアの集まりを1つのグループとして位置づけ、各PHS端末に割り当てることによって多元接続を実現する技術である。本実施形態の無線通信システムでは、上記したOFDMA方式に、TDMA方式及びTDD方式をさらに組み合わせている。
つまり、サブキャリアの各グループをTDMAよって最小単位であるスロットに分割し、TDDによって4スロット毎に上り回線及び下り回線を切り替えている。図2は、本実施形態に係る基地局Aによって構成される無線通信システムにおけるサブキャリアの各グループにおけるスロット示す模式図である。図2では、縦軸が周波数、横軸が時間を示している。図2に示すように、周波数方向における28のサブキャリアのグループと、時間軸方向における4スロットとを掛け合わせた112個のスロットが上り回線及び下り回線にそれぞれ割り当てられる。
この無線通信システムでは、図2に示すように、サブキャリアのグループのうち周波数方向の一番端のグループ(図2の周波数方向における28)を制御チャネルに割り当て、残りのサブキャリアのグループを通信チャネルに割り当てる。そして、基地局Aは、制御チャネルに割り当てられているサブキャリアのグループ(図2の周波数方向における28)におけるいずれかのスロットを使用して、制御チャネルをPHS端末Bと送受信する。なお、図2に示す斜線部のスロットが、基地局Aに制御チャネルとして使用されていることにする。また、図2に示す各サブキャリアのグループが時間軸方向に各スロットとして分割された1つの単位をPRU(Physical Resource Units)と呼ぶことにする。
次に、制御チャネルにおけるPRUの各サブキャリアのシンボルを、図3を参照して、説明する。図3は、本実施形態に係る基地局Aの制御チャネルにおけるPRUの各サブキャリアにおけるシンボルを示す模式図である。図3では、縦軸が周波数、横軸が時間を示している。図3に示すように、制御チャネルにおけるPRUは、周波数方向における24のサブキャリアによって構成されている。そして、制御チャネルにおけるPRUの各サブキャリアは、時間軸方向に21のシンボルに分割される。
すなわち、制御チャネルにおけるPRUは、周波数方向における24のサブキャリアと、時間軸方向における21スロットを掛け合わせた501のシンボルによって構成されている。そして、図3に示すように、PRUにおける501のシンボルは、5種類のシンボル、すなわちデータシンボル、パイロットシンボル、トレーニングシンボル及びガードシンボル及びガードタイムによって構成されている。なお、図3では、無地のシンボルがデータシンボル、格子模様のシンボルがパイロットシンボル、斜線模様のシンボルがトレーニングシンボル、ドット模様のシンボルがガードシンボル及びガードタイムを示している。
上記データシンボルは、制御チャネルにおける基地局ID等のデータを送信するシンボルである。パイロットシンボルは、キャリア同期、振幅変動及び位相変動量の推定及び受信強度、干渉電力及び妨害電力の推定にPHS端末Bに使用されるシンボルである。トレーニングシンボルは、巡回的性質を有し、TDMA‐TDD方式におけるタイミングを同期させる為にPHS端末Bに使用されるシンボルである。ガードシンボルは、隣接するサブキャリア同士の干渉を防ぐ為に設けられたシンボルである。
さらに、ガードタイムは、PHS端末Bの位置の変化等にともなう信号の受信タイミングのずれによって発生するPRUの重なりを防ぐ為に設けられたシンボルである。なお、通常時に、データシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルは、所定のしきい値以上の信号強度を有し、デジタル変調された情報を伝送している。また、カードシンボル及びガードタイムは、データシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルよりも格段に低い信号強度に設定されている。
次に、基地局Aの機能構成を、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る基地局Aの機能構成を示す機能ブロック図である。基地局Aは、図4に示すように、無線通信部1、有線通信I/F部2、制御部3から構成されている。そして、無線通信部1は、レイヤ1処理部1a、レイヤ2処理部1b及び基準クロック信号発生部1cから構成されている。
レイヤ1処理部1aは、アンテナを介してPHS端末Bへ送信する送信信号のデジタル変調処理、アンテナを介してPHS端末Bから受信する受信信号のデジタル復調処理、通信品質の検出等のレイヤ1(物理層)における信号伝送制御処理を実行する。
レイヤ2処理部1bはARQ(automatic repeat request)制御(自動再送制御)等のレイヤ2(データリンク層)における信号伝送制御処理を行う。
基準クロック信号発生部1cは、交換局(図示略)から有線通信I/F部2を介して入力される同期用のクロック信号を分周することによって基準クロック信号を生成し、レイヤ1処理部1aへこの基準クロック信号を出力する。そして、レイヤ1処理部1aは、この基準クロック信号に基づいて、その他の基地局(図示略)とのTDMA‐TDD方式におけるタイミングの同期を計る。なお、交換局から有線通信I/F2部が受信する同期用のクロック信号は、TDMA‐TDD方式におけるタイミングの同期を目的とするものであり、基地局A及びその他の基地局(図示略)に対して常に供給される信号である。
有線通信I/F部2は、その他の基地局(図示略)及び交換局等と有線によって接続する為のインタフェースであり、制御部3の制御の下、制御信号及び音声信号等の各種信号を交換局と送受信するすると共に交換局から同期用のクロック信号を受信する。そして、この有線通信I/F部2は、同期用のクロック信号を基準クロック信号発生部1cへ出力し、音声信号等を制御部3へ出力する。
制御部3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)から構成される内部メモリ並びに上記無線通信部1、通有線通信I/F部2と信号の入出力をそれぞれ行うインタフェース回路等から構成されており、上記ROMに記憶された制御プログラム、無線通信部1と有線通信I/F部2が受信する信号に基づいて基地局Aの全体動作を制御する。なお、ROMに記憶されている制御プログラムは、制御チャネル送受信タイミング維持プログラムを備えており、制御部3はこの制御チャネル送受信タイミング維持プログラムに基づいて制御チャネル送受信タイミング維持処理を実行する。なお、制御部3が実行する制御処理の詳細については、以下に基地局Aの動作として説明する。
次に、上記構成の基地局Aの動作について図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る基地局Aの動作を示すフローチャートである。
制御部3は、リセットによる再起動の要因となるシステム異常が基地局Aにおける各部のいずれかに生じているか否か判定し(ステップS1)、ステップS1において『NO』と判定した場合には、すなわちシステム異常が基地局Aにおける各部のいずれかに生じていない場合には、ステップS1に移行し、ステップS1において『YES』と判定した場合には、すなわちリセットによる再起動の要因となるシステム異常が基地局Aにおける各部のいずれかに生じている場合には、他の基地局へのハンドオーバ指示を自身のセルに存在するPHS端末、すなわちPHS端末Bへ無線通信部1に送信させる(ステップS2)。
制御部3は、ステップS2の後に、リセットによる再起動の要因となるシステム異常が基準クロック信号発生部1cに生じているか否か判定し(ステップS3)、ステップS3において『YES』と判定した場合には、すなわちリセットによる再起動の要因となるシステム異常が基準クロック信号発生部1cに生じている場合には、レイヤ1処理部1a、レイヤ2処理部1b、基準クロック信号発生部1c、有線通信I/F部2及び制御部3を含む基地局Aの全体の再起動、すなわち無線通信を完全に停止させた再起動を実行する(ステップS4)。
制御部3は、ステップS3において『NO』と判定した場合には、すなわちリセットによる再起動の要因となるシステム異常が基準クロック信号発生部1cに生じていない場合には、リセットによる再起動の要因となるシステム異常がレイヤ1処理部1aに生じているか否か判定し(ステップS5)、ステップS5において『YES』と判定した場合には、すなわちリセットによる再起動の要因となるシステム異常がレイヤ1処理部1aに生じている場合には、ステップS4において、基地局Aの全体の再起動、すなわち無線通信を完全に停止させた再起動を実行する。
制御部3は、ステップS5において『NO』と判定した場合には、すなわちリセットによる再起動の要因となるシステム異常がレイヤ1処理部1aに生じていない場合には、レイヤ1処理部1aへ制御チャネル送受信タイミング維持指示を通知して(ステップS6)、レイヤ1処理部1a、基準クロック信号発生部1c及び有線通信I/F部2以外のレイヤ2処理部1b及び制御部3を含む基地局Aの各部の再起動、すなわちを無線通信を完全に停止させない再起動を実行する(ステップS7)。
レイヤ1処理部1aは、制御部3から制御チャネル送受信タイミング維持指示を受け付けると、基準クロック信号発生部1cから入力される基準クロック信号に基づいて、その他の基地局(図示略)とのTDMA‐TDD方式におけるタイミングの同期を継続し(ステップS8)、制御チャネルの送信に使用しているスロットのPRUにおけるデータシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルの信号強度を隣接の基地局が受信可能なレベル以上に設定すると共にデータシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルにデジタル変調を行わない信号を送信する(ステップS9)。なお、ステップS9において、データシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルにデジタル変調を行わないことによって、データシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルは正弦波になる。
例えば、図2に示す斜線部のスロットを使用して制御チャネルを送信している場合に、ステップS8において、レイヤ1処理部1aは、下り回線(送信)の斜線部のスロットのPRUにおけるデータシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルの信号強度を隣接の基地局が受信可能なレベル以上に設定する。このことにより、基地局Aに隣接する基地局が、基地局Aから送信された信号を受信して、図2に示す斜線部のスロットは制御チャネルの送受信に使用されていると認識する為、基地局Aが再起動を実行している間も、このスロットが隣接する基地局によって制御チャネルの送受信に使用されない。
制御部3は、ステップS9の後に、再起動が完了すると、確保を維持したスロットを使用して通常の制御チャネルの送受信をレイヤ1処理部1aに開始させる(ステップS10)。
以上説明したように、基地局Aにおいて、制御部3が、システム異常によってリセットによる再起動を実行しなければならない場合に、レイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部1cの再起動の必要がないと判断すると、制御部3を含む各部が再起動を実行している間、レイヤ1処理部1aに、基準クロック信号発生部1cから入力される基準クロック信号に基づいて、その他の基地局とのTDMA‐TDD方式におけるタイミングの同期を継続させ、さらに制御チャネルの送信に使用しているスロットのPRUにおけるデータシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルの信号強度を隣接の基地局が受信可能なレベル以上に設定すると共にデータシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルにデジタル変調を行わない信号を送信させる。
このことによって、基地局Aは、再起動後に制御チャネルを割り当てるスロットの探索する必要がなく、すぐに制御チャネルの送受信を開始することが出来る為、再起動後に、従来よりも短時間で携帯端末との通信を開始することが出来る。
さらに、基地局Aにおいて、制御部3を含む各部の再起動中にも、レイヤ1処理部1aは、基準クロック信号発生部1cから入力される基準クロック信号に基づいて、その他の基地局とのTDMA‐TDD方式におけるタイミングの同期を継続している為、再起動後に、その他の基地局とのTDMA‐TDD方式におけるタイミングを同期させる処理を実行する必要がない為、さらに短時間で携帯端末との通信を開始することが出来る。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)上記実施形態の基地局Aにおいて、レイヤ1処理部1aは、制御チャネルの送受信に使用するスロットを確保する為に、データシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルの3つのシンボルを、隣接の基地局が受信可能なレベル以上の信号強度に設定したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、データシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルのいずれか1つ、またはいずれか2つのシンボルを、隣接の基地局が受信可能なレベル以上の信号強度に設定するようにしてもよい。
(2)上記実施形態の基地局Aにおいて、再起動実行時に、レイヤ1処理部1aは、制御チャネルの送受信に使用するスロットを確保する為に、データシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルを、隣接の基地局が受信可能なレベル以上の信号強度に設定したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、再起動実行時に、レイヤ1処理部1aが送信する信号の信号強度が高い場合に、レイヤ1処理部1aは、データシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングシンボルの信号強度を制御チャネルの送受信に使用するスロットを確保することが出来る最低のレベル、すなわち隣接するその他の基地局が当該スロットは制御チャネルの送受信に使用されていると認識することが出来る最低のレベルまで下げるようにしてもよい。このことによって、PHS端末Bは、再起動中の基地局Aではなく、隣接するその他の基地局が送信する信号に基づいて、隣接するその他の基地局に接続し易くなる。
本発明の一実施形態に係る基地局Aによって構成される無線通信システムを示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る基地局Aによって構成される無線通信システムにおけるサブキャリアの各グループにおけるスロット示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る基地局Aの制御チャネルにおけるPRUの各サブキャリアにおけるシンボルを示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る基地局Aの機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る基地局Aの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
A…基地局、B…PHS端末、1…無線通信部、1a…レイヤ1処理部、1b…レイヤ2処理部、1c…基準クロック信号発生部、2…有線通信I/F部、3…制御部

Claims (4)

  1. 時分割多元接続方式によって携帯端末と通信し、レイヤ1処理部が、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、時分割多元接続方式におけるタイミングの同期を維持すると共にレイヤ1における信号伝送制御処理を実行する基地局であって、
    再起動を実行する際に、レイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部は再起動する必要がないと判断すると、制御チャネルの送受信に使用しているタイムスロットの確保を維持する旨の指示を前記レイヤ1処理部へ通知してレイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部以外の各部の再起動を実行する制御部を具備し、
    前記レイヤ1処理部は、前記指示を受け付けると、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、制御チャネルの送信に使用しているタイムスロットを隣接の基地局が受信可能な信号強度以上に設定した信号を送信することを特徴とする基地局。
  2. 前記レイヤ1処理部は、前記指示を受け付けると、前記基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、制御チャネルの送信に使用しているタイムスロットを隣接の基地局が受信可能な信号強度以上に設定すると共に当該タイムスロットにデジタル変調を行わない信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記レイヤ1処理部は、制御チャネルの送信に使用しているタイムスロットにおけるデータシンボル、パイロットシンボル及びトレーニングのいずれか1つ、いずれか2つまたは全てを隣接の基地局が受信可能な信号強度以上に設定することを特徴とする請求項1または2に記載の基地局。
  4. 時分割多元接続方式によって携帯端末と通信し、レイヤ1処理部が、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、時分割多元接続方式におけるタイミングの同期を維持すると共にレイヤ1における信号伝送制御処理を実行する基地局における制御チャネル送受信タイミング維持方法であって、
    再起動を実行する際に、レイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部は再起動する必要がないと判断すると、制御チャネルの送受信に使用しているタイムスロットの確保を維持する旨の指示を前記レイヤ1処理部へ通知してレイヤ1処理部及び基準クロック信号発生部以外の各部の再起動を実行するステップと、
    前記レイヤ1処理部は、前記指示を受け付けると、基準クロック信号発生部から入力される基準クロック信号に基づいて、制御チャネルの送信に使用しているタイムスロットを隣接の基地局が受信可能な信号強度以上に設定した信号を送信するステップとを、
    具備することを特徴とする送受信タイミング維持方法。

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