JP2010015356A - 自動販売機 - Google Patents

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Fumiyasu Yokoyama
史泰 横山
Yukihiro Takano
幸裕 高野
Toshiaki Tsuchiya
敏章 土屋
Yuuji Fujimoto
裕地 藤本
Kentetsu Yasujima
賢哲 安嶋
Koji Takiguchi
浩司 滝口
Hisanori Ishita
尚紀 井下
Makoto Ishida
真 石田
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Abstract

【課題】庫内空気が、本来の循環径路を循環するようにした自動販売機を提供する。
【解決手段】自動販売機1000の商品収納庫10内に設けられた背面ダクト16を形成するダクト板60は、矩形の板金を曲げ加工したものであって、背面11bと平行に配置される平行部61と、側端部64から所定の距離に位置する折り曲げ部62において折り曲げられた傾斜部63と、を有し、ダクト板60の弾性復元力によって、側端部64は商品収納庫10の側面11aに押し付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は自動販売機、特に、缶、ビン、パック、ペットボトル等の容器に入れた飲料等の商品を冷却または加熱して販売に供する自動販売機に関する。
従来、自動販売機は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器(ガスクーラに同じ)と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張手段と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、これらを順次連結して冷媒を循環させる配管と、から形成された冷凍サイクルを有し、商品を収納する各商品収納庫内に蒸発器を設置して、商品を冷却している。また、商品収納庫内に新たな凝縮器を設置して商品を加熱するヒートポンプ運転を可能にするものがある。
そして、商品収納庫内の底面に設置した蒸発器(または凝縮器)における冷却(または加熱)された庫内空気と、収容された商品との熱交換を促進するため、商品収納庫の後方(背面に同じ)に背面ダクトが設置されている。背面ダクトは、商品収納庫の背面(背板に同じ)と平行に設置されたダクト板と、背面との隙間によって形成され、上部に吸引口、下部に吹出口が形成されている。このとき、ダクト板に蒸発器等を固定する発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、商品収納庫からのドレン水を蒸発皿に誘導する排水管内に、蒸発シートを設置して、蒸発シートにおいてドレン水の一部を蒸発させる発明が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−92395号公報(第7−8頁、図1) 特開平11−250330号公報(第2−3頁、図1)
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、板材を平面視コ字状に両側縁を直角に折り曲げたダクト板を用いて、その両側縁の先端を背面に当接させることによって、風路(背面ダクトに同じ)を形成するものである。すなわち、背面ダクトは、背面に平行な平行部と、背面に垂直な一対の垂直部(折り曲げられた両側縁部に同じ)と、背面とによって、形成されている。
このため、前記垂直部の先端の直線性や、背面の平面度が不充分な場合や、ダクト板を後方面壁に押し付ける力が弱い場合等に、当接部に隙間が生じ、かかる隙間から庫内空気が背面ダクト内に侵入していた。すなわち、商品収納庫に吹き出された庫内空気が、本来の吸込口から吸い込まれないで、商品との熱交換が不充分なまま「ショートカット」していた。そうすると、蒸発器(または凝縮器)における交換熱量が減少し、冷凍サイクルの運転効率が悪化するという問題があった。
また、垂直部の高さ(折り曲げられる範囲の幅に同じ)が、背面ダクトの前後方向の距離(幅)に一致するため、ダクト板毎(平行部の幅および垂直部の高さ幅毎)に、背面ダクトの断面積が決定される。このため、自動販売機の機種毎あるいは商品収納毎に、ダクト板を製造する必要があり、互換性を欠くことに起因して、それぞれについて板金製作加工コストが生じるという問題があった。
一方、特許文献2に開示された発明は、蒸発皿を小さくするが可能になるものの、商品収納庫の底面に形成された凹部である「ドレン水受け皿」が略四角錐台状であるため、かかる凹部に載置される蒸発器の下端部(正確には、蒸発器を形成する放熱板の内最も外側に配置された放熱板の下端部)は、略四角錐台状の傾斜面に当接していた。このため、前記下端部の直線性や、傾斜面の平面度、あるいは載置される蒸発器の商品収納庫の底面に対する垂直度等が不充分な場合、当接部に隙間が生じ、かかる隙間から庫内空気が流出したり、反対に流入したりしていた。このため、蒸発器における交換熱量が減少し、冷凍サイクルの運転効率が悪化するという問題があった。
本発明は上記問題を解決するものであって、庫内空気が、本来の循環径路を循環するようにした自動販売機を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る自動販売機(請求項1)は、筐体からなる商品収納庫と、
該商品収納庫内に設置され、商品を収納して順次下方に搬出する機能を有した商品ラックと、
前記商品収納庫の正面壁に形成された、商品が通過自在な商品搬出口と、
前記商品ラックから落下した商品を前記商品搬出口に誘導する商品誘導手段と、
該商品誘導手段の下方に設置され、庫内空気の温度を調整する熱交換手段と、
該熱交換手段に隣接して設置され、前記熱交換手段に向けて庫内空気を送り出す送風手段と、
前記商品収納庫の背面との間に、前記送風手段によって送られた庫内空気を前記商品ラックの内部を経由して前記送風手段に循環させるための背面ダクトを形成するダクト板と、
を有し、
該ダクト板が、両側縁に形成された傾斜部と、該傾斜部に挟まれた平行部と、を具備する板材であって、
前記傾斜部の側端部が、前記ダクト板の弾性変形によって前記商品収納庫の側面に押し付けられることを特徴とする。
(2)本発明に係る自動販売機(請求項2)は、前記(1)において、前記傾斜部の側端部に、所定幅の当接面が形成され、該当接面が、前記ダクト板の弾性変形によって前記商品収納庫の側面に押し付けられることを特徴とする。
(3)本発明に係る自動販売機(請求項3)は、前記(1)または(2)において、前記ダクト板が、前記傾斜部に連結された第2の傾斜部または前記平行部に連結された第2の傾斜部を具備し、
該第2の傾斜部の側端部が、前記ダクト板の弾性変形によって前記商品収納庫の側面に押し付けられることを特徴とする。
(4)本発明に係る自動販売機(請求項4)は、前記(3)において、前記第2の傾斜部の側端部に、所定幅の当接面が形成され、該当接面が、前記ダクト板の弾性変形によって前記商品収納庫の側面に押し付けられることを特徴とする。
(5)本発明に係る自動販売機(請求項5)は、前記(1)または(2)において、前記ダクト板が、前記傾斜部に連結された第2の傾斜部または前記平行部に連結された第2の傾斜部を具備し、
該第2の傾斜部の側端部が、前記商品収納庫の背面に当接することを特徴とする。
(6)本発明に係る自動販売機(請求項6)は、前記(5)において、前記第2の傾斜部の側端部に、所定幅の当接面が形成され、該当接面が前記商品収納庫の背面に当接することを特徴とする。
(7)本発明に係る自動販売機(請求項7)は、前記(1)乃至(6)の何れかにおいて、前記熱交換手段が前記商品収納庫の底面の平坦部に載置され、
前記熱交換手段の直下に、凹部であるドレン受け皿が形成され、
平面視において、前記ドレン受け皿が前記熱交換手段の投影面積内に含まれ、前記ドレン水受け皿と前記底面の平坦部とに跨って吸水紙または吸水布が設置されてなることを特徴とする。
(8)本発明に係る自動販売機(請求項8)は、前記(7)において、前記吸水紙または吸水布が、前記熱交換器の下端部と前記底面の平坦部とによって挟まれることを特徴とする。
(9)本発明に係る自動販売機(請求項9)は、前記(1)乃至(8)の何れかにおいて、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張手段と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、これらを順次連結して冷媒を循環させる冷凍サイクルを有し、
前記熱交換器が前記蒸発器であることを特徴とする。
(i)本発明の請求項1に係る自動販売機は、ダクト板が、両側縁に形成された傾斜部と、傾斜部に挟まれた平行部と、を具備する板材であって、傾斜部の側端部が、ダクト板の弾性変形によって商品収納庫の側面に押し付けられるから、傾斜部の側端部と側面との当接部(シール部に同じ)に隙間が生じ難い。すなわち、ダクト板の弾性変形量(弾性復元量に同じ)を調整することによって所望の押し付け力でもって押し付けることができるから、傾斜部の側端部の先端の直線性や、側面の平面度が充分でない場合であっても、当接部に隙間が生じ難く、背面ダクト内に庫内空気がショートカットして流入することが抑えられる。
また、前記当接位置は、商品収納庫の前後方向で移動自在(摺動自在)であるから、当接位置の移動によって背面ダクトの断面積を変更することが容易にできる。よって、互換性が増すことから、板金製作加工コストを抑えることができる。
(ii)本発明の請求項2に係る自動販売機は、前記効果に加え、前記傾斜部の側端部に形成された当接面が、側面に押し付けられるから、当接面積(シール面積に同じ)が増し、当接部において隙間がさらに生じ難くなる。
(iii)本発明の請求項3に係る自動販売機は、前記効果に加え、第2の傾斜部の側端部が、ダクト板の弾性変形によって商品収納庫の側面に押し付けられるから、二重の当接部(シール部)が形成されることになる。よって、庫内空気のショートカットがさらに抑えられる。
(iv)本発明の請求項4に係る自動販売機は、前記効果に加え、第2の傾斜部の側端部に当接面が形成されているから、二重の当接部(シール部)が形成されると共に、当接面が拡大するから、庫内空気のショートカットがさらに抑えられる。
(v)本発明の請求項5に係る自動販売機は、前記効果に加え、第2の傾斜部の側端部が、前記商品収納庫の背面に当接するから、前記効果に加え、二重の当接部(シール部)が形成され、庫内空気のショートカットがさらに抑えられる。
(vi)本発明の請求項6に係る自動販売機は、第2の傾斜部の側端部に形成された当接面が背面に当接するから、二重の当接部(シール部)が形成されると共に、当接面が拡大するから、庫内空気のショートカットがさらに抑えられる。
(vii)本発明の請求項7に係る自動販売機は、熱交換手段が底面の平坦部に載置されるから、熱交換手段と底面との当接部に隙間が生じ難くなり、当該当接部を通過する庫内空気の流れが抑えられる。したがって、蒸発器における交換熱量が確保され、冷凍サイクルの運転効率の悪化が防止される。また、熱交換手段の直下で、熱交換手段の投影面積内に含まれるように凹部であるドレン受け皿が形成され、且つ、ドレン水受け皿と底面の平坦部とに跨って吸水紙または吸水布が設置されるから、熱交換手段から滴下するドレン水を確実に集めることができる。
(viii)本発明の請求項8に係る自動販売機は、吸水紙または吸水布が熱交換器の下端部と底面の平坦部とによって挟まれるから、熱交換手段と底面との間を、庫内空気が流通しなくなる(極めて通過し難くなる)。
(ix)本発明の請求項9に係る自動販売機は、商品収納室に設置された熱交換器が、冷凍サイクルを構成する蒸発器であるから、省エネ性に優れ、商品を所望の温度にすることが容易になる。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1〜3は本発明の実施の形態1に係る自動販売機を説明するものであって、図1は全体を模式的に示す正面視の断面図、図2および図3は部分(ダクト板)の実施例を模式的に示す平面視の断面図である。
図1において、自動販売機100は、正面(前面に同じ)が開口するキャビネット11と、該開口部を開閉する正面扉12とを具備する商品収納庫10と、商品収納庫10を所定の温度に保持するための冷凍ユニット20と、を有している。
商品収納庫10は、通常、仕切り板(図示しない)によって複数に、たとえば、左室、中室および右室等に仕切られているが、仕切り板の無いものもある。なお、以下、説明の便宜上、仕切り板によって仕切られた商品収納庫10については、仕切り板を商品収納庫10の側面11aと称す。
商品収納庫10内には、商品Sを収納するための商品収納ラック13と、商品収納ラック13から自然落下した商品Sを商品取出し口(図示しない)に誘導するシュータ14とが設置され、シュータ14の下方が庫内部品収納室15となっている。また、庫内空気を商品収納ラック13を経由して庫内部品収納室15に循環させるための背面ダクト16が設置されている。
そして、庫内部品収納室15には、背面ダクト16に近い方(上流側)から遠い方(下流側)に向かって順番に、風胴31と、熱交換手段である蒸発器32と、庫内ファン33と、通電ヒータ34とが、底面11cに設置されている。
そして、商品収納庫10外には、冷凍ユニット20を構成する部材、すなわち、冷媒を圧縮する圧縮機1と、圧縮機1により圧縮された冷媒を冷却する熱交換器(以下「ガスクーラ」と称す)2と、ガスクーラ2により冷却された冷媒を膨張する膨張手段3(たとえば、電子膨張手段、キャピラリなど)とが配置されている。また、ガスクーラ2に向けて外気を吹き付ける庫外ファン2fが配置されている。
また、庫内部品収納室15に配置された蒸発器32は、冷凍ユニット20を構成するものであって、膨張手段3において膨張した冷媒が流入し、庫内空気を冷却(冷熱を放出)するものである。
なお、自動販売機100には通電ヒータ34が設置されているが、これに替えて庫内に凝縮機を設置したり、あるいは蒸発器32に高温高圧の冷媒を供給して凝縮器の機能を発揮させたりしてもよい(いわゆる「ヒートポンプ運転」を可能にしてもよい)。
(背面ダクト)
背面ダクト16は、背面11bと、背面11bと平行に設置されたダクト板60とによって形成されている。ダクト板60の上部には、庫内空気を背面ダクト16内に取り入れるための背面ダクト入口16aが形成され、ダクト板60の下部には、庫内空気を庫内部品収納室15に送り出すための背面ダクト出口16bが、それぞれ形成され、上端は背面ダクト天板16cによって閉塞されている。したがって、商品収納庫10では、平均すると図中、矢印で模式的に示すような風流れが形成される。
(ダクト板)
図2の(a)において、ダクト板60は、矩形の板金を曲げ加工したものであって、背面11bと平行に配置される平行部61と、側端部64から所定の距離に位置する折り曲げ部62において折り曲げられた傾斜部63と、を有している。そして、商品収納庫10に設置される前の一対の側端部64間の距離が、商品収納庫10の幅(一致の側面11a同士の間隔に同じ)より僅かに大きくなっているから、ダクト板60の弾性復元力によって、側端部64は商品収納庫10の側面11aに押し付けられている。
したがって、側端部64の直線性や、側面11aの平面度が充分でない場合であっても、当接部に隙間が生じ難く、背面ダクト16内に庫内空気がショートカットして流入することが抑えられる。
また、当接位置は、商品収納庫10の前後方向で移動自在(摺動自在)であるから、当接位置の移動によって背面ダクト16の断面積を変更することが容易にできる。よって、互換性が増すことから、板金製作加工コストを抑えることができる。
なお、背面ダクト天板16cの一部を、前記矩形の板金を折り曲げて形成し、閉塞できない範囲には、所定の板材を設置するようにしてもよい。
図2の(b)において、ダクト板60bは、ダクト板60に替えて商品収納庫10に設置されるものであって、側端部64と側面11aとの当接部が、平行部61よりも背面11b寄りに位置している。したがって、ダクト板60と同様に、背面ダクト16内への庫内空気のショートカットによる流入が抑えられると共に、互換性が増している。
なお、背面ダクト天板16cは、前記矩形の板金を折り曲げることによって形成される。
図2の(c)において、ダクト板60cは、ダクト板60に替えて商品収納庫10に設置されるものであって、側端部64に沿って、所定幅の当接部66が形成されている。すなわち、ダクト板60における傾斜部63が折り曲げ部65において折り曲げられている。
そして、当接部66は側面11aに平行であって、全面が側面11aに押し付けられている。したがって、当接面積(シール面積に同じ)が増し、当接部において隙間がさらに生じ難くなるから、背面ダクト16内への庫内空気のショートカットによる流入がさらに抑えられると共に、互換性が増している。
なお、ダクト板60b(図2の(b)参照)に当接部66を形成してもよい。
図3の(a)において、ダクト板60dは、ダクト板60に替えて商品収納庫10に設置されるものであって、ダクト板60に第2の傾斜部73を設けたものである。第2の傾斜部73は、接合部72において折り曲げ部62に接続され、側端部74は側端部64と同様に側面11aに押し付けられている。
したがって、二重の当接部(シール部)が形成されるから、背面ダクト16内への庫内空気のショートカットによる流入がさらに抑えられると共に、互換性が増している。
なお、側端部74を背面11bに当接させてもよいし、接合部72を平行部61または傾斜部63に接合してもよい。さらに、ダクト板60bまたはダクト板60cに接合部72を設置してもよい。
図3の(b)において、ダクト板60eは、ダクト板60に替えて商品収納庫10に設置されるものであって、ダクト板60に第2の傾斜部73を設けると共に、傾斜部73に当接部76を形成し、当接部76が背面11bに当接するようにしたものである。すなわち、第2の傾斜部73が折り曲げ部75において折り曲げられている。
そして、当接部76は背面11bに平行であって、全面が背面11bに押し付けられている。したがって、二重の当接部(シール部)が形成されると共に、当接面積(シール面積に同じ)が増すから、背面ダクト16内への庫内空気のショートカットによる流入がさらに抑えられると共に、互換性が増している。
なお、ダクト板60d(図3の(a)参照)に当接部76を形成してもよい。
[実施の形態2]
(全体構成)
図4は本発明の実施の形態2に係る自動販売機を説明するものであって、図4の(a)は部分(ドレン受け皿)を模式的に示す斜視図、図4の(b)は部分(ドレン受け皿)を模式的に示す正面視の断面図である。なお、実施の形態2に係る自動販売機200の全体構成は自動販売機100(実施の形態1)に同じであるから、説明を省略する。また、図4において、自動販売機100と同じ部分にはこれと同じ符号を付している。
図4において、自動販売機200の商品収納庫10の底面11cには、凹部であるドレン受け皿50が形成されている。ドレン受け皿50は、一対の皿側方斜面51と、一対の皿前後斜面52と、皿平面53とを具備する四角錐台状である。そして、ドレン受け皿50は、蒸発器32の底面11cへの投影面積の内部に収納されている。
すなわち、底面11cにおける皿側方斜面51と皿前後斜面52との交点「a、b、c、d」は、蒸発器32の底面11cとの当接部の角「A、B、C、D」によって囲まれた矩形の内部に位置している。
そして、当該矩形の内部において、底面11c(平坦)と皿側方斜面51とに跨るように、1または2枚以上の吸水紙56が載置されている。
なお、皿平面53にはドレン排水孔54が形成され、ドレン排水孔54にドレン管55が接続されている。
したがって、蒸発器32と、平坦である底面11cとの当接部に隙間が生じ難くなり、当該当接部を通過する庫内空気の流れが抑えられる。したがって、当該当接部を通過する庫内空気の流れが抑えられ、蒸発器32における交換熱量が確保され、冷凍サイクルの運転効率の悪化が防止される。
また、蒸発器32の直下に位置するドレン水受け皿と底面の平坦部とに跨って吸水紙56が設置されるから、滴下したドレン水が確実に集められている。
なお、吸水紙56の大きさ(面積や厚さ)や枚数は限定するものではなく、また、吸水紙に替えて、吸水性を有する布や多孔質体等であってもよい。
[実施の形態3]
(全体構成)
図5は本発明の実施の形態3に係る自動販売機を説明するものであって、部分(ドレン受け皿)を模式的に示す正面視の断面図である。なお、実施の形態3に係る自動販売機300の全体構成は自動販売機100、200(実施の形態1、2)に同じであるから、説明を省略する。また、図5において、自動販売機200と同じ部分にはこれと同じ符号を付している。
図5において、自動販売機300の底面11c(平坦)と皿側方斜面51とに跨がって載置された吸水紙56の上に、蒸発器32の蒸発器側板32aが乗っている。すなわち、蒸発器32が吸水紙56を介して底面11cに当接しているから、当該当接部を通過する庫内空気の流れがさらに抑えられている。
また、蒸発器32から滴下したドレン水は、自動販売機200と同様に確実に集められている。
本発明によれば、庫内空気が本来の循環径路を循環するようにしているから、冷凍サイクルの効率が良好なため、各種自動販売機として広く利用することができる。
本発明の実施の形態1に係る自動販売機を説明する正面視の断面図。 図1に示す自動販売機の部分(ダクト板)の実施例を示す平面視の断面図。 図1に示す自動販売機の部分(ダクト板)の実施例を示す平面視の断面図。 本発明の実施の形態2に係る自動販売機の部分(ドレン受け皿)を模式的に示す斜視図および正面視の断面図。 本発明の実施の形態3に係る自動販売機を説明する正面視の断面図。
符号の説明
1 圧縮機
2 ガスクーラ
2f 庫外ファン
3 膨張手段
10 商品収納庫
11 キャビネット
11a 側面
11b 背面
11c 底面
12 正面扉
13 商品収納ラック
14 シュータ
15 庫内部品収納室
16 背面ダクト
16a 背面ダクト入口
16b 背面ダクト出口
16c 背面ダクト天板
20 冷凍ユニット
31 風胴
32 蒸発器
32a 蒸発器側板
33 庫内ファン
34 通電ヒータ
50 ドレン受け皿
51 皿側方斜面
52 皿前後斜面
53 皿平面
54 ドレン排水孔
55 ドレン管
56 吸水紙
60 ダクト板
60b ダクト板
60c ダクト板
60d ダクト板
60e ダクト板
61 平行部
62 折り曲げ部
63 傾斜部
64 側端部
65 折り曲げ部
66 当接部
72 接合部
73 傾斜部
74 側端部
75 折り曲げ部
76 当接部
100 自動販売機(実施の形態1)
200 自動販売機(実施の形態2)
300 自動販売機(実施の形態3)
S 商品

Claims (9)

  1. 筐体からなる商品収納庫と、
    該商品収納庫内に設置され、商品を収納して順次下方に搬出する機能を有した商品ラックと、
    前記商品収納庫の前面壁に形成された、商品が通過自在な商品搬出口と、
    前記商品ラックから落下した商品を前記商品搬出口に誘導する商品誘導手段と、
    該商品誘導手段の下方に設置され、庫内空気の温度を調整する熱交換手段と、
    該熱交換手段に隣接して設置され、前記熱交換手段に向けて庫内空気を送り出す送風手段と、
    前記商品収納庫の背面との間に、前記送風手段によって送られた庫内空気を前記商品ラックの内部を経由して前記送風手段に循環させるための背面ダクトを形成するダクト板と、
    を有し、
    該ダクト板が、両側縁に形成された傾斜部と、該傾斜部に挟まれた平行部と、を具備する板材であって、
    前記傾斜部の側端部が、前記ダクト板の弾性変形によって前記商品収納庫の側面に押し付けられることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記傾斜部の側端部に、所定幅の当接面が形成され、
    該当接面が、前記ダクト板の弾性変形によって前記商品収納庫の側面に押し付けられることを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 前記ダクト板が、前記傾斜部に連結された第2の傾斜部または前記平行部に連結された一対の第2の傾斜部を具備し、
    該第2の傾斜部の側端部が、前記ダクト板の弾性変形によって前記商品収納庫の側面に押し付けられることを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機。
  4. 前記第2の傾斜部の側端部に、所定幅の当接面が形成され、該当接面が前記ダクト板の弾性変形によって前記商品収納庫の側面に押し付けられることを特徴とする請求項3記載の自動販売機。
  5. 前記ダクト板が、前記傾斜部に連結された第2の傾斜部または前記平行部に連結された一対の第2の傾斜部を具備し、
    該第2の傾斜部の側端部が、前記商品収納庫の背面に当接することを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機。
  6. 前記第2の傾斜部の側端部に、所定幅の当接面が形成され、該当接面が前記商品収納庫の背面に当接することを特徴とする請求項5記載の自動販売機。
  7. 前記熱交換手段が前記商品収納庫の底面の平坦部に載置され、
    前記熱交換手段の直下に、凹部であるドレン受け皿が形成され、
    平面視において、前記ドレン受け皿が前記熱交換手段の投影面積内に含まれ、前記ドレン水受け皿と前記底面の平坦部とに跨って吸水紙または吸水布が設置されてなることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の自動販売機。
  8. 前記吸水紙または吸水布が、前記熱交換器の下端部と前記底面の平坦部とによって挟まれることを特徴とする請求項7記載の自動販売機。
  9. 冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張手段と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、これらを順次連結して冷媒を循環させる冷凍サイクルを有し、
    前記熱交換器が前記蒸発器であることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の自動販売機。
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