JP2010015017A - 防水ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースを閉じたときに十分な密着性が得られ良好な防水性を維持可能な防水ケースを提供する。
【解決手段】アッパーケース5及びロワーケース7をヒンジ機構70により上端部で結合し携帯型電子機器15を収容する開閉自在な収容ケース3を構成し、パッキン材10を前記ロワーケース7の開口に設けて防水ケース1を構成すると共に、前記アッパーケース5に回動自在に軸着され、回動操作に応じてロワーケース7に設けた係合片93に係合し前記アッパーケース5及びロワーケース7を開閉不能にする操作レバー11を、前記収容ケース3の下端部の2箇所に設ける構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯型の電子機器を収納する防水ケースに関する。
従来、パーソナルナビゲーション装置(PND:Personal Navigation Device)や、PDA、カメラ、携帯電話機等の数多くの携帯型電子機器が実用化されている。また、これらの携帯型電子機器を雨天時でも雨晒しで使用可能にするために、各種の防水ケースが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の防水ケースにおいては、アッパーケース(上側ケース)とロワーケース(下側ケース)とを上端部でヒンジ結合する等して開閉自在な箱型の収容ケースが構成され、また、アッパーケースとロワーケースとの当接面にパッキン材を配置して防水を図っている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2002−287851号公報 特開平9−8473号公報 特開平7−212056号公報
しかしながら、従来の防水ケースにおいては、アッパーケースとロワーケースとを閉じたときに、アッパーケースとロワーケースとの間に十分な密着が得られずに、パッキン材による水密状態が悪くなる場合があった。
特に、従来の防水ケースのように、アッパーケースとロワーケースとを閉じて下端部側で結合するときに、1箇所で結合する構成とすると、その結合箇所の結合力が強すぎた場合、結合箇所の両側に、変形や歪みにより多少の隙間が生じてしまい十分な密着が得られない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ケースを閉じたときに十分な密着性が得られ良好な防水性を維持可能な防水ケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、第1ケース及び第2ケースを蝶着手段により上端部で結合し電子機器を収容する開閉自在な収容ケースを構成し、パッキン材を前記第1又は第2ケースの開口に設けた防水ケースにおいて、前記第1又は第2ケースの一方に回動自在に軸着され、回動操作に応じて他方の前記第1又は第2ケースに設けた係合片に係合し前記第1及び第2ケースを開閉不能にするロック用操作子を、前記収容ケースの下端部の複数箇所に設けたことを特徴とする防水ケースを提供する。
また本発明は、上記本発明に係る防水ケースにおいて、前記ロック用操作子は、操作用の把手が一体に設けられ、回転軸周りに略180度に亘り回動させて前記係合片に結合する回転操作子であり、前記収容ケースの下端部には、2つの前記ロック用操作子を、それぞれ回動方向を逆にして設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記本発明に係る防水ケースにおいて、前記ロック用操作子が未操作状態の場合には、前記把手が前記収容ケースの側方に突出するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、収容ケースを構成する第1又は第2ケースの一方に回動自在に軸着され、回動操作に伴って他方の第1又は第2ケースに設けた係合片に係合し、これらのケースを開閉不能にするロック用操作子を収容ケースの下端部の複数箇所に設ける構成とした。
この構成により、ロック用操作子が収容ケースの下端部の複数箇所に設けられることで、収容ケースの下端部全体を略均一に密着するようになるから、下端部で隙間が生じる事が無く良好な防水性が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る防水ケース1の平面、正面、底面及び左側面をそれぞれ示す4面図、図2は防水ケース1の組立て図、図3は防水ケース1を開いた状態を示す図、図4は防水ケース1の使用の一態様を示す斜視図である。
防水ケース1は、図1に示すように、携帯型電子機器15(図3)を収容する箱型の収容ケース3を構成するアッパーケース(第1ケース)5、及びロワーケース(第2ケース)7と、収容ケース3の上側に配設されスタイラスペン8を保持するホルダー9と、ロワーケース7の開口を囲むように設けられたシール材としてのパッキン材10(図2、図3)と、収容ケース3の下端側に配設された左右一対の操作レバー11とを備えて大略構成されている。
アッパーケース5は、図3に示すように、携帯型電子機器15の正面を覆うケース体である。アッパーケース5には、携帯型電子機器15の正面に設けられたタッチ操作のためのタッチパネル17に対応して操作窓19が開口し、この操作窓19には、例えばポリカーボネイト系の素材から形成されたフィルム21が水密に設けられている。そして、これら操作窓19及びフィルム21により、携帯型電子機器15を防水ケース1の外側から操作可能にするタッチパネル操作部23が構成されている。
ロワーケース7は、図3に示すように、携帯型電子機器15を嵌め込み保持するケース体である。ロワーケース7の底面25には、携帯型電子機器15の4隅に対応させて、該携帯型電子機器15を保持する保持突起27、及び携帯型電子機器15に加わる衝撃を吸収する例えば弾性樹脂材や発泡樹脂材から形成された緩衝材29が配設されている。
また、ロワーケース7には、例えば図2に示すように、背面を後方に突出させて形成した回路収容部31が設けられている。この回路収容部31は、図3に示すように底蓋33により閉じられ、その内部には、携帯型電子機器15に対する充電を実施するための充電ユニット(図示せず)が収納されている。
底蓋33には、電源ケーブル引出孔47が開口し、この電源ケーブル引出孔47を通じて充電ユニット及び携帯型電子機器15を充電可能に接続するための電源コード49が回路収容部31から引出され、この電源コード49の先端の接続プラグ49Aが、ロワーケース7の底面25に設けた保持片51に保持されている。
また、ロワーケース7には、携帯型電子機器15の音声出力端子に接続されるイヤホンプラグ53を保持する保持片55、及び、保持されたイヤホンプラグ53の先端の接続ピンを収納する収納筒部57が形成されている。さらに、収容ケース3の中に外部からイヤホンケーブルを引き込むための引込孔50が上記回路収容部31に形成され、また、イヤホンケーブルの先端のイヤホンを保持しておくためのイヤホン保持部52が収容ケース3の下側に設けられている。
ロワーケース7の背面側には、図4に示すように、回路収容部31を挟んで取付金具35が設けられている。これらの取付金具35には、自動二輪車等の車両のハンドル37に固定された保持金具39が取付ねじ41により傾動自在に取付けられる。
また、図2に示すように、ロワーケース7の回路収容部31の底部には配線用開口43が形成されており、この配線用開口43を通じて車両のバッテリと上記充電ユニットとを電力ケーブル42で電気的に接続して携帯型電子機器15を車両のバッテリにより充電可能としている。
さらに、この回路収容部31の上面には、スイッチ用開口44が形成されており、図1に示すように、このスイッチ用開口44から、充電のオン/オフを切り替えるためのトグルスイッチ45の操作棒を外部に突出させて、充電のオン/オフ操作を可能に構成されている。
また、ロワーケース7には、図3に示すように、トグルスイッチ45のオン/オフに連動して点灯するLED59が設けられており、このLED59の点灯光が、アッパーケース5の内側に設けた導光材61を介して表側の充電動作報知部材63(図1)に導かれ、これにより、トグルスイッチ45のオン/オフに連動して充電動作報知部材63が光るようになっている。
携帯型電子機器15の正面には、バッテリ残量(満充電状態か否かなど)を示すバッテリ残量ランプ18、及び、例えばBluetooth(登録商標)等の無線通信状態を示す通信状態ランプ20が設けられている。アッパーケース5には、これらバッテリ残量ランプ18、及び、通信状態ランプ20に対応した位置に透明樹脂製の導光材65、67が設けられており、これらがバッテリ残量ランプ18、及び、通信状態ランプ20の点灯に合わせて光ることで、バッテリ残量ランプ18、及び、通信状態ランプ20の点灯状態を収容ケース3の外側からも視認可能にしている。
上記アッパーケース5及びロワーケース7は、ヒンジ機構70により上端部で結合され、上記携帯型電子機器15を収容する開閉自在な収容ケース3を構成している。
図5は、ヒンジ機構70を拡大して示す断面図である。
図5及び図2に示すように、アッパーケース5の上端部5Aには、左右に離間した2箇所にシャフト71が一体的に形成されており、ロワーケース7の上端部7Aの左右それぞれには、シャフト71を受ける断面U字状のシャフト支持部73が一体に形成されている。また、図2に示すように、ロワーケース7の回路収容部31の上面にねじ止め固定される上記ホルダー9には、スタイラスペン8を保持するスタイラスペン保持部75の他に、シャフト押板部77が一体に形成されている。このシャフト押板部77は、上記U字状のシャフト支持部73の開口を閉じて、当該シャフト支持部73に支持されたシャフト71を脱落不能にする。
すなわち、アッパーケース5のシャフト71を、ロワーケース7の断面U字状のシャフト支持部73に嵌め込み、このシャフト支持部73のU字の開口をホルダー9のシャフト押板部77で閉塞することで、ヒンジ機構70が構成され、このヒンジ機構70により、アッパーケース5及びロワーケース7が開閉自在に構成される。
このように、収容ケース3を構成するアッパーケース5及びロワーケース7と、スタイラスペン8を保持するホルダー9とによりヒンジ機構70を構成したので、例えば別途に金属のシャフト等を用いてヒンジ機構を構成する場合に比べて、部品点数を削減し、製造コストを抑制することができ、また、組立て工数を少なくすることができる。
また、図2に示すように、回路収容部31のスイッチ用開口44に対応して、上記ホルダー9にもスイッチ用開口79が形成されており、このスイッチ用開口79からトグルスイッチ45の操作棒が外部に突出される。
このトグルスイッチ45は、操作棒を傾動自在に支持し、傾動方向によりオン/オフを切り替える構造のスイッチであるが、操作棒が傾動するため操作棒とスイッチ用開口79との間に隙間が生じ易い。
そこで、本実施形態では、ロワーケース7に面で接触して取付けられる取付板部81を有して構成したホルダー9の当該取付板部81からトグルスイッチ45の操作棒を突出させる構成としている。この構成により、ロワーケース7と、ホルダー9の取付板部81との間にシール用ゴム材83を挟み込むことで当該シール用ゴム材83が強固に保持される。したがって、シール用ゴム材83を取付けるための部材を別途に用いることなく、トグルスイッチ45をロワーケース7に水密に取付けることができるため、部品点数を削減することができ、また、組立て工数を簡素化することができる。
なお、このホルダー9には左右両側にそれぞれ携帯ストラップを留めるための留め部85が一体に形成されている。
また、収容ケース3の下端部には、アッパーケース5及びロワーケース7が開かないように施錠する南京錠等を取付けるための錠取付部68が設けられ、また、収容ケース3の側面には内部の携帯型電子機器15の操作スイッチを押下操作するための押下操作部69が水密に設けられている。
さて、上記のようにしてヒンジ機構70によりアッパーケース5及びロワーケース7が結合されて開閉自在に構成されており、ロワーケース7の開口には、アッパーケース5との隙間をシールするシール材としてのパッキン材10が配設されている。
具体的には、図5に示すように、ロワーケース7の開口縁部87の外周面に沿ってパッキン材10が配設されており、また、アッパーケース5の開口縁部89がパッキン材10を覆って内側面に密着するように当該開口縁部89を多少外側に膨出させて形成されている。
アッパーケース5を閉じたときには、パッキン材10により収容ケース3の内部が水密に維持されるため内部の空気圧が高まる。これにより、何ら対策を施さなければ、最も柔軟性の高い素材で形成されたタッチパネル操作部23のフィルム21が外側に向けて膨張するため、フィルム21と携帯型電子機器15のタッチパネル17との密着性が損なわれる。そこで、ロワーケース7の回路収容部31に、図2に示すように、通気孔91を形成し、アッパーケース5を閉じたときの空気圧を通気孔91を介して外部に開放する構成としている。この通気孔91は、防水を図るために、通気性と防水性とを兼ね備えた例えばフィルムで覆われている。
アッパーケース5を閉じた後には、図6に示すように、収容ケース3の下端部側に設けられた一対の上記操作レバー11を回動させることで、アッパーケース5及びロワーケース7を開閉不能に結合する。
かかる結合構造について詳述すると、図7に示すように、アッパーケース5の下端部5Bには、左右両側に離間して上記操作レバー11に係合する2つの係合片93が形成されている。
また操作レバー11は、ロワーケース7の下端部7Bに、水平方向に回動自在に軸着された基部95と、この基部95に一体に形成された棒状のレバーとしての把手97とを備えて構成されている。
操作レバー11の基部95には、アッパーケース5の係合片93と対応した位置に、アッパーケース5が閉じたときに係合片93が入り込む係合孔99が形成されている。
図8は、操作レバー11の底面図である。
操作レバー11の基部95には、回転軸を受ける筒状の軸受101と略同心円に側壁103が形成され、この側壁103の一部が切欠かれて上記係合孔99が形成されている。この係合孔99に入り込んだ係合片93は、軸受101を軸とした基部95の回動に伴って、軸受101と側壁103との間に形成される略半円弧状の案内路105を移動し、案内路105の終端部Eに形成した係止壁107に当接する。この当接により係合片93の移動、すなわち、操作レバー11の回動操作が規制される。
また、案内路105の終端部Eの近傍の側壁103には、回転操作時にクリック感を生じさせて係合片93が終端部に至ったことを知らせるための突起109が形成されている。さらに、案内路105の開始端部Sの側には、係合孔99に係合片93が入り込んだ状態で、操作レバー11が逆方向に回転操作されるのを防止するための係止壁111が形成されている。
かかる構成により、図6に示すように、アッパーケース5を閉じて係合片93を操作レバー11の係合孔99に入り込ませた後、操作レバー11を略180度に亘り水平方向に回動させることで、操作レバー11と係合片93とが結合し、アッパーケース5及びロワーケース7を開閉不能に結合される。これとは逆に、アッパーケース5を開ける場合は、操作レバー11を回動させ、アッパーケース5及びロワーケース7のそれぞれに、互いに重ならないように設けた突出片113を指で押して開ける。
なお、上記構成の操作レバー11においては、軸受101に対して側壁103を多少偏心させて上記案内路105を形成する等して、係合孔99に入り込んだ係合片93と軸受101の間の距離が開始端部Sから終端部Eに移動するにしたがって順次縮まることで係合片93が軸受101に引きつけられるように構成しても良い。
このような構成により、操作レバー11の回動操作に伴って、アッパーケース5がロワーケース7に引きつけられることとなるから、より密着力を強くすることができる。
上述の通り、かかる操作レバー11が収容ケース3の下端部側において左右両側面に近い2箇所に設けられており、下端部側でのアッパーケース5とロワーケース7の密着性が損なわれないようになっている。
すなわち、アッパーケース5及びロワーケース7を結合する結合機構を、収容ケース3の下端部の略中央に配置する構成とした場合、この結合機構による結合箇所での結合力が強すぎると、この結合箇所の左右に、アッパーケース5及びロワーケース7の変形や歪みが生じ、この変形や歪みによりアッパーケース5及びロワーケース7の間に隙間が生じて十分な密着が得られないことがある。
これに対して、本実施形態の防水ケース1においては、アッパーケース5及びロワーケース7を結合する上記操作レバー11及び係合片93を、収容ケース3の下端部の2箇所に設ける構成とすることで、1箇所で結合する構成に比べてアッパーケース5及びロワーケース7の変形や歪みが生じ難くなるから密着性が損なわれることが無い。
また、上記の通り、防水ケース1に収容した状態で携帯型電子機器15のタッチパネル17を操作可能にするために、アッパーケース5に操作窓19を開口させることでタッチパネル操作部23を形成している。このような操作窓19が形成されたアッパーケース5においては、操作窓19が無いものと比べて剛性が低くなるため、アッパーケース5を閉じたときに変形が生じ易くなる。
そこで、本実施形態では、ロワーケース7の底面25までの深さを浅くすることで、図1の左側面図に示すように、アッパーケース5に、ロワーケース7の厚みT2(回路収容部31を除く)よりも大きな厚みT1を持たせる構成としている。
このように厚みT1を大きくすることでアッパーケース5の剛性が補われるため、アッパーケース5と閉じたときの変形が生じ難くなる。
これに加え、ロワーケース7に通気孔91を形成し、アッパーケース5を閉じた際の空気圧を通気孔91から外部に逃がす構成としているため、アッパーケース5を閉じたときには収容ケース3の内部が負圧になり、アッパーケース5及びロワーケース7の密着性が強められる。
ここで、上記2つの操作レバー11の回動操作がいずれか1つでも不十分であると、アッパーケース5とロワーケース7の密着性が損なわれることがある。
そこで、本実施形態では、2つの操作レバー11のそれぞれを、回転軸周りに略180度に亘り回動させて操作する回転操作子として構成し、図6に示すように、ロック操作時の回動方向を互いに反対にして収容ケース3の下端部に設ける構成としている。
この構成により、操作前の状態であってアッパーケース5及びロワーケース7を結合していない状態(非ロック状態)においては、2つの操作レバー11を、それぞれ把手97が互いに収容ケース3の側方を指向し、また、アッパーケース5及びロワーケース7を結合している状態(ロック状態)においては把手97が互いに対向するように配置することが可能となる。
したがって、操作レバー11の把手97の向きで、操作レバー11の操作が成されているか、さらには、その操作が十分であるかを視認することができる。
さらに、2つの操作レバー11の把手97が互いに対向しているか否かで、両方の操作レバー11の操作が十分であるか否かを容易に視認可能となるから、両方の操作レバー11の操作が不十分であることを、ユーザが容易に把握することができる。
特に、図6に示すように、2つの操作レバー11の把手97は、操作される前の非ロック状態において、それぞれの先端部が収容ケース3の左右側面から側方に突出する程度の長さを有して構成されており、非ロック状態であることをユーザが認識し易いように構成されている。
これに加え、操作レバー11は、他の収容ケース3等の部材との対比において視認性(注目度)が高まるような着色が施されており、ユーザが操作レバー11の操作状態に気が付き易くなっているため、操作のし忘れを防ぐことができる。
このように、本実施形態によれば、収容ケース3の下端部の2箇所に操作レバー11を設けて、アッパーケース5及びロワーケース7を結合する構成としたため、1箇所で結合する構成に比べてアッパーケース5及びロワーケース7の変形や歪みが生じ難くなり密着性が損なわれることが無く、高い密着性を維持することができる。
また本実施形態によれば、操作レバー11に把手97を一体に設け、回転軸周りに略180度に亘り回動させて操作を行う回転操作子として構成し、かかる2つの操作レバー11を、それぞれ回動方向を逆にして設ける構成とした。
この構成により、操作レバー11の把手97の向きで、操作レバー11の操作が成されているか、さらには、その操作が十分であるかを視認することができ、また、2つの操作レバー11の把手97が互いに対向しているか否かによって、両方の操作レバー11の操作が十分であるか否かを容易に視認可能となる。
さらに本実施形態によれば、操作レバー11が未操作状態(非ロック状態)の場合には、把手97が収容ケース3の側方に突出する構成としたため、非ロック状態であることをユーザが把握し易くなり、ロックのし忘れを防止することができる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能であることは勿論である。
例えば、上述した実施形態では、係合片93をアッパーケース5に設け、操作レバー11をロワーケース7に設ける構成としたが、これに限らず、係合片93をロワーケース7に設け、操作レバー11をアッパーケース5に設ける構成としても良い。
本発明の実施形態に係る防水ケースの平面、正面、底面及び左側面をそれぞれ示す4面図である。 防水ケースの組立て図である。 防水ケースを開いた状態を示す図である。 防水ケースの使用の一態様を示す斜視図である。 ヒンジ機構を拡大して示す断面図である。 防水ケースのロック操作を示す図である。 防水ケースのロック構造を示す図である。 操作レバーの底面図である。
符号の説明
1 防水ケース
3 収容ケース
5 アッパーケース(第1ケース)
7 ロワーケース(第2ケース)
8 スタイラスペン
9 ホルダー
10 パッキン材
11 操作レバー(ロック用操作子)
15 携帯型電子機器
19 操作窓
70 ヒンジ機構(蝶着手段)
71 シャフト
73 シャフト支持部
77 シャフト押板部
87、89 開口縁部
93 係合片
95 基部
97 把手
99 係合孔
101 軸受
103 側壁
105 案内路
107、111 係止壁

Claims (3)

  1. 第1ケース及び第2ケースを蝶着手段により上端部で結合し電子機器を収容する開閉自在な収容ケースを構成し、パッキン材を前記第1又は第2ケースの開口に設けた防水ケースにおいて、
    前記第1又は第2ケースの一方に回動自在に軸着され、回動操作に応じて他方の前記第1又は第2ケースに設けた係合片に係合し前記第1及び第2ケースを開閉不能にするロック用操作子を、前記収容ケースの下端部の複数箇所に設けたことを特徴とする防水ケース。
  2. 前記ロック用操作子は、操作用の把手が一体に設けられ、回転軸周りに略180度に亘り回動させて前記係合片に結合する回転操作子であり、
    前記収容ケースの下端部には、2つの前記ロック用操作子を、それぞれ回動方向を逆にして設けたことを特徴とする請求項1に記載の防水ケース。
  3. 前記ロック用操作子が未操作状態の場合には、前記把手が前記収容ケースの側方に突出するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の防水ケース。
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