JP2012140034A - 電子機器 - Google Patents
電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012140034A JP2012140034A JP2010291926A JP2010291926A JP2012140034A JP 2012140034 A JP2012140034 A JP 2012140034A JP 2010291926 A JP2010291926 A JP 2010291926A JP 2010291926 A JP2010291926 A JP 2010291926A JP 2012140034 A JP2012140034 A JP 2012140034A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- portable information
- information device
- electrical connection
- fixing
- body case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
【課題】本発明は電子機器に関するもので、使い勝手を良くすることを目的とするものである。
【解決手段】前面開口部5を有する本体ケース6と、本体ケース6の前面開口部5を開閉自在に覆ったカバー7と、カバー7の背面側に配置された携帯情報機器用保持部8と、携帯情報機器用保持部8に保持された携帯電話9と電気的接続を行う電気的接続手段10と、電気的接続手段10を携帯情報機器用保持部8に固定する固定爪21l、21mとを備え、カバー7は実質的に透明な構成とし、携帯情報機器用保持部8は、携帯電話9の操作部を、本体ケース6の前面側として保持する構成とし、固定爪21l、21mは、携帯情報機器用保持部8に携帯電話9を保持させた状態では、携帯情報機器用保持部8に対する電気的接続手段10の固定を開放する構成とした。
【選択図】図19
【解決手段】前面開口部5を有する本体ケース6と、本体ケース6の前面開口部5を開閉自在に覆ったカバー7と、カバー7の背面側に配置された携帯情報機器用保持部8と、携帯情報機器用保持部8に保持された携帯電話9と電気的接続を行う電気的接続手段10と、電気的接続手段10を携帯情報機器用保持部8に固定する固定爪21l、21mとを備え、カバー7は実質的に透明な構成とし、携帯情報機器用保持部8は、携帯電話9の操作部を、本体ケース6の前面側として保持する構成とし、固定爪21l、21mは、携帯情報機器用保持部8に携帯電話9を保持させた状態では、携帯情報機器用保持部8に対する電気的接続手段10の固定を開放する構成とした。
【選択図】図19
Description
本発明は、車両などに搭載される電子機器に関する。
近年の携帯情報機器、例えば携帯電話は、ますます、その機能が充実し、電話機能だけでなく、音楽プレーヤ機能や、カーナビゲーション機能までが搭載されている。
したがって、この携帯電話を他の電子機器、例えば、車載用の電子機器に接続すれば、携帯電話で再生した音楽を、車両のスピーカから流すこともできるようになる。
そこで、このような要望に応えるために車載用の電子機器として、次のような構成のものが提案されている。
すなわち、車載用電子機器を構成する本体ケース内に、引出し構造の収納部を設け、この収納部内には、携帯情報機器との電気的接続手段を設けた構成となっていた(例えば下記特許文献1)。
前記従来例における課題は、使い勝手が悪いということであった。
すなわち、前記従来例では、携帯情報機器を、前記電子機器の収納部に収納させるとともに、電気的接続手段を介してこの携帯情報機器と電子機器とを接続し、これによって上述したように、携帯情報機器が保有する、音楽プレーヤ機能による再生音を車両のスピーカから流すことが出来るようにしている。
しかしながら、このような状況においては、携帯情報機器が保有する音楽プレーヤ機能を使用しているにもかかわらず、この携帯情報機器が電子機器の収納部に収納され、外部からは見ることが出来ないので、携帯情報機器の現動作状態を十分に理解することが出来ず、その結果として極めて使い勝手の悪いものになるのであった。
そこで、本発明は、使い勝手を良くすることを目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために本発明は、前面開口部を有する本体ケースと、この本体ケースの前記前面開口部を開閉自在に覆ったカバーと、このカバーの背面側の前記本体ケース内に配置された携帯情報機器用保持部と、この携帯情報機器用保持部に保持された携帯情報機器と電気的接続を行う電気的接続手段と、この電気的接続手段を前記携帯情報機器用保持部に固定する固定手段とを備え、前記カバーは、実質的に透明な構成とし、前記携帯情報機器用保持部は、前記携帯情報機器の操作部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する構成とし、前記固定手段は、前記携帯情報機器用保持部に携帯情報機器を保持させた状態では、前記携帯情報機器用保持部に対する電気的接続手段の固定を開放する構成とし、これにより所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、前面開口部を有する本体ケースと、この本体ケースの前記前面開口部を開閉自在に覆ったカバーと、このカバーの背面側の前記本体ケース内に配置された携帯情報機器用保持部と、この携帯情報機器用保持部に保持された携帯情報機器と電気的接続を行う電気的接続手段と、この電気的接続手段を前記携帯情報機器用保持部に固定する固定手段とを備え、前記カバーは、実質的に透明な構成とし、前記携帯情報機器用保持部は、前記携帯情報機器の操作部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する構成とし、前記固定手段は、前記携帯情報機器用保持部に携帯情報機器を保持させた状態では、前記携帯情報機器用保持部に対する電気的接続手段の固定を開放する構成としたものであるので、使い勝手を良くすることができる。
すなわち、本発明においては、前記カバーを、実質的に透明な構成とするとともに、前記携帯情報機器用保持部は、携帯情報機器の操作部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する構成としたものであるので、前記携帯情報機器用保持部により携帯情報機器が保持された状態では、この携帯情報機器の操作部が、カバーを介して前記本体ケースの前面側から目視することが出来る。
このため、携帯情報機器を本体ケース内に収納した状態であるにも関わらず、この携帯情報機器の動作状態を確認することが出来、その結果として極めて使い勝手の良いものとなるのである。
また、本発明においては、携帯情報機器と電気的接続手段の電気的接続を行う時には、前記電気的接続手段は前記携帯情報機器用保持部に固定手段によって固定されているので、この電気的接続は簡単に行うことができ、この点でも使い勝手の良いものとなる。
さらに、前記固定手段は、前記携帯情報機器用保持部に携帯情報機器を保持させた状態では、前記携帯情報機器用保持部に対する電気的接続手段の固定を開放する構成としている、つまり電気的接続手段はフリーの状態としているので、例えば車両の運転時に加わる振動、衝撃が、電気的接続手段や携帯情報機器の接続部に加わることは少なく、この結果として、これらの電気的接続手段、および携帯情報機器の接続部が損傷してしまうことの少ないものとすることができる。
以下、本発明の一実施の形態を、車載用の電子機器に適用したものを、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1において、1は車両本体を示し、この車両本体1の車内2前方にはハンドル3が配置され、またハンドル3の左方には電子機器4が装着されている。
(実施の形態1)
図1において、1は車両本体を示し、この車両本体1の車内2前方にはハンドル3が配置され、またハンドル3の左方には電子機器4が装着されている。
電子機器4は音楽プレーヤ機能や、カーナビゲーション機能等を有するものであって、全体的な構成は図2〜図5に示すようになっている。
すなわち、この電子機器4は、前面開口部5を有する箱状の本体ケース6と、この本体ケース6の前記前面開口部5を開閉自在に覆ったカバー7と、このカバー7の背面側の前記本体ケース6内に配置された携帯情報機器用保持部8と、この携帯情報機器用保持部8に保持された携帯電話(携帯情報機器の一例)9と電気的接続を行う電気的接続手段10とを備えた構成となっている。
前記カバー7は、本体ケース6の前記前面開口部5を開閉自在に覆ったものであって、この開閉動作を行わせるために本実施形態では、カバー7の内面側下方の両側に、それぞれレバー11A、11Bの前端側を連結している。
図8〜図13はこのレバー11A、11Bなどの動作を説明するための図であり、図8が図2のごとく、本体ケース6の前面開口部5がカバー7で閉じられた状態、つまり本体ケース6の前面開口部5がカバー7で覆われた状態を示している。
また、図9が、図3のごとく本体ケース6の前面開口部5がカバー7から開放された状態、つまり本体ケース6の前面開口部5が開放された状態を示している。
すなわち、カバー7の開閉のためには、レバー11A、11Bが前後に移動する構成となっている。
具体的には、左右のレバー11A、11Bの中部から後部にかけてのそれぞれ2箇所が、図8から理解されるように、本体ケース6の前後に所定間隔をおいて配置されたレバー12の上端の軸支部12aで、軸支状態で支持されており、またこのレバー12の下端は軸支部12bにより、基台13に軸支状態で支持されており、さらにレバー12の下端に固定している軸14には第一モータ(図示せず)が連結されている。
したがって、この第一モータ(図示せず)を半時計方向に駆動し、レバー12の上端を図8から図9のごとく左方に移動させれば、カバー7が開き、本体ケース6の前面開口部5が開放される。
また、この第一モータ(図示せず)を時計方向に駆動し、レバー12の上端を図9から図8のごとく右方に移動させれば、カバー7が閉じ、本体ケース6の前面開口部5が閉成される。
さて、図2は上述のごとく、本体ケース6の前面開口部5がカバー7で閉成された状態であるが、この状態で、カバー7を開放するためには、カバー7の前面上方左側のスイッチ15を押圧操作する。
すると、第一モータ(図示せず)が駆動され、レバー12の上端が図8から図9のごとく左方に移動させられ、この結果として図3のごとく、カバー7が開き、本体ケース6の前面開口部5が開放される。
このカバー7の開放動作について今少し詳細に説明すると、レバー11A、11Bの軸支部12aよりも先端側は図3、図8〜図11からも理解されるように、その後方側よりも下方に湾曲しながら下がった状態となっている。
このため、上述のごとく、第一モータ(図示せず)が駆動され、レバー12の上端が図8から図9のごとく左方に移動させられると、レバー11A、11Bの先端側は、図3、図9のごとく、本体ケース6の前面開口部5よりも下方に降ろされることになる。
また、このようなレバー11A、11Bの動きにより、カバー7が図3、図9のごとく水平方向に開放されるためには、レバー11Bの先端側に、次のような周知の機構が取り付けられている。
つまり、レバー11Bの先端側は軸支部11aにより回動自在にカバー7と連結されている。
また、軸支部11aが貫通した歯車7aはカバー7の内側に固定されており、それ自体が回動することは無い。
さらに、レバー11B内は空洞状態となっており、その内部には前記第一モータ(図示せず)によって駆動されるリング状のチューン(図示せず)が収納されている。
また、このチューン(図示せず)によって回動する歯車(図示せず)は前記歯車7aに歯合状態で係合している。
このため、上述のごとく、第一モータ(図示せず)が駆動され、レバー12の上端が図8から図9のごとく左方に移動させられると、これに連動する状態で、歯車7aと、前記チューン(図示せず)によって回動する歯車(図示せず)との歯合部が歯車7aの時計方向に移動することになる。
上述のごとく歯車7aはカバー7に固定されているので、この時には、逆にカバー7が軸支部11aを中心として、図8から図9のごとく半時計方向に回動することになる。
以上の機構は周知の構造であるので、これ以上の説明は割愛するが、結論として、第一モータ(図示せず)が駆動され、レバー12の上端が図8から図9のごとく左方に移動させられると、図3、図9のごとく、カバー7が開き、本体ケース6の前面開口部5が開放されることになる。
そして、このようにカバー7が開き、本体ケース6の前面開口部5が開放されたことが検知されると、次には図9に示すレバー16が、第二モータ(図示せず)で駆動されるギア(図示せず)との係合により、図9から図10のごとく左方に移動される。
レバー16の左端側には上述した携帯情報機器用保持部8が連結されており、この結果
として図3、図10に示すごとく、携帯情報機器用保持部8が本体ケース6の前面開口部5前方外へと押し出されることになる。
として図3、図10に示すごとく、携帯情報機器用保持部8が本体ケース6の前面開口部5前方外へと押し出されることになる。
ここで、レバー16と携帯情報機器用保持部8との連結構造について説明する。
図10からも理解されるように、レバー16の左端側(前方側)は、直角方向に上方に折り曲げられ、ここで図12に示す回動部17が形成されている。
具体的には、この回動部17は1/4円状となっており、その外周部の少し内側には、1/4円弧状の回動溝18が形成されている。
そして、この回動溝18内には、携帯情報機器用保持部8の背面側から後方に伸ばされたピン19が移動自在に係合させられている。
また、1/4円状となった回動部17の中心部には、第三モータ(図示せず)で回転する回転軸20が設けられており、この回転軸20は携帯情報機器用保持部8に固定されている。
このため、第三モータ(図示せず)で回転軸20を図12の半時計方向に回転させれば、回動溝18内をピン19が図13のごとく上方に移動し、その結果として携帯情報機器用保持部8は図13のごとく立設した状態となる。
携帯情報機器用保持部8が図13のごとく立設した状態とは、本体ケース6の正面側から見ると図1、図4の状態である。
つまり、携帯情報機器用保持部8が、本体ケース6の前面開口部5の前方側に飛び出し、しかも立設した状態となっている。
この状態になると、携帯電話(携帯情報機器の一例)9の使用者は、この携帯電話9を図5、図11のごとく、携帯情報機器用保持部8に装着する。
本実施形態においては、携帯情報機器用保持部8は、携帯電話(携帯情報機器の一例)9の外周の対向部分、具体的には携帯電話(携帯情報機器の一例)9の左右部分を保持する保持爪21設けているので、この携帯電話9を図5、図11のごとく、携帯情報機器用保持部8に装着すれば、左右の保持爪21によって携帯電話(携帯情報機器の一例)9の左右部分が挟持保持される。
また、携帯情報機器用保持部8の左右の保持爪21の背面側は当接面(図4の22)となっているので、携帯電話(携帯情報機器の一例)9の背面側は当接面22に当接保持される。
さらに、携帯情報機器用保持部8を構成する二つの保持爪21間に直交する下方には、上述した電気的接続手段10が配置されており、この電気的接続手段10はいわゆるプラグ構造となっている。
したがって、携帯情報機器用保持部8に携帯電話(携帯情報機器の一例)9を装着するときには、先ずはこの電気的接続手段10を携帯電話(携帯情報機器の一例)9の下端に設けたコネクター(接続部の一例)に挿入し、これにより機械的、電気的な接続を行う。
そして、その後、上述したように、この携帯電話9の左右部分を保持爪21によって挟
持保持し、また、携帯電話9の背面側を当接面22で当接保持することになる。
持保持し、また、携帯電話9の背面側を当接面22で当接保持することになる。
この状態は、図5に示すように携帯電話9は通常の使用状態と同じ立設状態であって、しかも本体ケース6の前面開口部5の前方に突出した状態となっているので、使用者はいつも使い慣れた携帯電話9で、その表面側に設けた操作部(タッチパネル方式)23により、音楽プレーヤ機能や、カーナビゲーション機能を選択、操作することになる。
つまり、このようにすれば、携帯電話9が保有する、音楽プレーヤ機能や、カーナビゲーション機能に基づく音情報は、車両本体1の車内2に設けたスピーカ(図示せず)から出力することができるようになるのである。
そして、このような携帯電話9の操作部23で、音楽プレーヤ機能や、カーナビゲーション機能を選択、操作した後には、図5のカバー7の背面側(カバー7の立設状態では上方部)に設けたスイッチ24を押圧操作する。
すると、第三モータ(図示せず)で回転軸20が図13の時計方向に回転させられ、これにより回動溝18内をピン19が図12のごとく下方に移動し、その結果として携帯情報機器用保持部8は図6、図10のごとく横向き状態となる。
そして、このように携帯情報機器用保持部8が図6、図10のごとく横向き状態となったことが検出されると、次には図10に示すレバー16が、第二モータ(図示せず)で駆動されるギア(図示せず)との係合により、図10から図9のごとく右方に移動され、この結果として携帯情報機器用保持部8は本体ケース6の前面開口部5内に収納されることになる。
そして、このようにレバー16が、第二モータ(図示せず)で駆動されるギア(図示せず)との係合により、図10から図9のごとく右方に移動され、携帯情報機器用保持部8は本体ケース6の前面開口部5内に収納されたことが検出されると、次には第一モータ(図示せず)が駆動され、レバー12の上端を図9から図8のごとく右方に移動させ、これにより、図7、図8のごとく、本体ケース6の前面開口部5がカバー7によって閉じられることになる。
この時、図7からも理解されるように、携帯電話9の操作部23は、本体ケース6の前面側に表出する状態で携帯情報機器用保持部8によって保持され、また前記カバー7は、実質的に透明な構成としているので、カバー7を介して携帯電話9の操作部23を目視し、その動作状態を確認することができ、その結果として極めて使い勝手の良いものとなる。
なお、図面の煩雑さを避けるために第一、第二、第三のモータは図示していないが、これらは市販の小型モータが利用できる。
以上の説明により本実施形態の特徴点が理解されたところで、以下に本実施形態の他の特徴点について説明する。
本実施形態の他の特徴点とは、携帯電話9を携帯情報機器用保持部8に保持させるときには、電気的接続手段10を前記携帯情報機器用保持部8に固定しているが、前記携帯情報機器用保持部8に携帯電話9を保持させた状態では、前記携帯情報機器用保持部8に対する電気的接続手段10の固定を開放する点である。
つまり、携帯電話9のコネクターと電気的接続手段10の電気的接続を行う時には、前
記電気的接続手段10が前記携帯情報機器用保持部8に固定されている方が、プラグ式(突出形状)の電気的接続手段10に、コネクター式(凹状)の、携帯電話9のコネクターを挿入すればよいので、この電気的接続は簡単に行うことができる。
記電気的接続手段10が前記携帯情報機器用保持部8に固定されている方が、プラグ式(突出形状)の電気的接続手段10に、コネクター式(凹状)の、携帯電話9のコネクターを挿入すればよいので、この電気的接続は簡単に行うことができる。
そこで、本実施形態でも、携帯電話9のコネクターと、電気的接続手段10との電気的接続を行う時には、前記電気的接続手段10を前記携帯情報機器用保持部8に固定するようにし、この点でも使い勝手の良いものとしている。
一方、前記携帯情報機器用保持部8に携帯電話9を保持させた状態では、前記携帯情報機器用保持部8に対する電気的接続手段10の固定を開放、つまり電気的接続手段10をフリーの状態にする方が、例えば車両の運転時に加わる振動や、衝撃が、電気的接続手段10や携帯電話9のコネクター(接続部の一例)に加わりにくく、その結果としてこれらの電気的接続手段10、および携帯電話9のコネクター(接続部の一例)部分が損傷することが少なくなるので、好ましい。
そこで、本実施形態では、前記携帯情報機器用保持部8に携帯電話9を保持させた状態では、前記携帯情報機器用保持部8に対する電気的接続手段10の固定を開放、つまり電気的接続手段10をフリーの状態にし、その結果として、例えば車両の運転時に加わる振動、衝撃によって、電気的接続手段10、および携帯電話9のコネクター(接続部の一例)部分が損傷することが少ないようにしている。
以下、このような携帯情報機器用保持部8に対する電気的接続手段10の固定、および開放について図14〜図21を用いて説明する。
なお、これらの図14〜図21は、上述した図1〜図13において、本実施形態の他の特徴点を説明するために、さらに詳細に記載したものであるが、一方では、図面の煩雑化を避けるために、図1〜図13の電気的接続手段10では記載されていた前面カバー部分(左右の保持爪21部分にまで張り出している部分など)は削除した状態で記載している。
さて、図14は、携帯電話9を携帯情報機器用保持部8に保持させるときの状態を示している(図4の状態)。
さて、図14は、携帯電話9を携帯情報機器用保持部8に保持させるときの状態を示している(図4の状態)。
このときには、左右の保持爪21は外方に移動しているので、左右の保持爪21間には十分な隙間が形成されている。
このため、左右の保持爪21から携帯電話9を降ろし、これによりプラグ式(突出形状)の電気的接続手段10に、コネクター式(凹状)の、携帯電話9のコネクターを挿入させ、この両者の電気的接続を行う。
また、このように、携帯電話9のコネクターと電気的接続手段10の電気的接続を行う時には、電気的接続手段10を携帯情報機器用保持部8に固定しているので、プラグ式(突出形状)の電気的接続手段10に、コネクター式(凹状)の、携帯電話9のコネクターを簡単に挿入することが出来、操作性の良いものとなる。
図15〜図18は電気的接続手段10の携帯情報機器用保持部8への固定状態を説明する図である。
先ずは、図15に示すように、携帯情報機器用保持部8を構成する当接面22の左右には、保持爪21が設けられているが、これら左右の保持爪21からは当接面22の背面側において、内方に伸びた案内部21a、21bが設けられている。
これらの案内部21a、21bは、それに設けた左右方向に伸びた案内溝21c内に、さらにその背面側に設けた背面板21dに設けた突起21eを、貫通させ、これにより左右の保持爪21が左右に可動するようにしている。
また、左右の保持爪21には、それぞれを内方に付勢するバネ21fの一端を取り付け、さらにバネ21fの他端は背面板21dに取り付けている。
保持爪21の案内部21a、21b背面側には、バネ21fに抗して左右の保持爪21を図14の状態へと外方に移動させる円形の駆動体21gが配置されている。
駆動体21gは上記第三のモータ(図示せず)で駆動しても良いし、第四のモータ(図示せず)で駆動しても良い。
駆動体21gには、図15、図16に示したように上下方向に二個のカム部21hが設けられており、例えば図16では円形の駆動体21gが時計方向に回動され、これに係合する案内部21a、21bの突起21iが外方に押されるので、その結果として左右の保持爪21は図14、図16〜図18のごとく外方に移動されている。
また、このとき図15に示すごとく駆動体21gの背面側には連結レバー21jが設けられており、この連結レバー21jは上方の突起21iによって駆動されるようになっている。なお、図15では連結レバー21jの構成を理解しやすくするために、連結レバー21jを駆動体21gよりも前方に記載しているが、実際は点線で示したように、駆動体21gの背面側に配置している。
駆動体21gにおいてカム部21hは前面側と、背面側にそれぞれ突出形成されており、その前面側の外側で上述したように案内部21a、21bの突起21iが外方に押されるようになっているが、上方の背面側のカム部21hの外側で図19のごとく、連結レバー21jの上部が外方に押されるようになっている。
しかし、図14、図16〜図18の状態では、連結レバー21jはカム部21hの外側で外方に押されてはいない。
連結レバー21jは、その中部が背面板21dに設けた軸21kによって軸支されており、よってこの軸支部分を境に上下が反対方向に回動する。
そして、連結レバー21jの下方は、図16、図17のごとく、左右の固定爪21l、21mの操作部分へと挿入されている。
左右の固定爪21l、21mは、電気的接続手段10の上下の中間部分を左右から挟むことで、携帯情報機器用保持部8の下方に電気的接続手段10を図16〜図18のごとく固定したり、図19〜図21のごとくその固定を解いてフリーの状態にしたりするためのものである。
ここで、固定爪21l、21mについて、さらに説明を続けると、固定爪21l、21mは左右の軸21nによって軸支されており、またこの軸支部分前方で両者間を狭めるバネ21oが装着されている。
さらに、これらの固定爪21l、21mで、左右の軸21nの間部分に連結レバー21jの下方部分に押される押圧部21pを有する。図14、図16〜図18の状態では、連
結レバー21jの下方部分で押圧部21pが押されていないので、左右の固定爪21l、21mはバネ21oで閉じられ、これにより電気的接続手段10の上下の中間部分を左右から挟み、携帯情報機器用保持部8の下方に電気的接続手段10を図16〜図18のごとく固定することとなる。
結レバー21jの下方部分で押圧部21pが押されていないので、左右の固定爪21l、21mはバネ21oで閉じられ、これにより電気的接続手段10の上下の中間部分を左右から挟み、携帯情報機器用保持部8の下方に電気的接続手段10を図16〜図18のごとく固定することとなる。
図14に示すごとく、携帯電話9のコネクターと電気的接続手段10の電気的接続を行う時には、上述のような構成で、電気的接続手段10を携帯情報機器用保持部8に固定すれば、プラグ式(突出形状)の電気的接続手段10に、コネクター式(凹状)の、携帯電話9のコネクターを上方から簡単に挿入することが出来、操作性の良いものとなる。
また、このようにして携帯電話9のコネクターと電気的接続手段10の電気的接続が完了すると、駆動体21gが図19〜図21のごとく反時計方向に回動させられることになる。
すると、先ずは駆動体21gの二個のカム部21hによる案内部21a、21bの突起21iの外方への押圧が解除され、その結果として左右の保持爪21は図19〜図21のごとく内方に移動される。
この状態では、携帯電話9は左右の保持爪21によって、携帯情報機器用保持部8に保持された状態となる。
この状態になると、連結レバー21jの上部は、上方のカム部21hの外側で図19のごとく外方に押され、その結果として、連結レバー21jの下部は図19、図20のごとく右方に移動する。
その結果、これらの固定爪21l、21mの押圧部21pはそれぞれ連結レバー21jの下方部分によって押され、これにより左右の固定爪21l、21mはバネ21oに抗して広げられ、電気的接続手段10は携帯情報機器用保持部8に対して開放の状態となる。
このように、本実施形態では、携帯情報機器用保持部8に携帯電話9を保持させた状態では、携帯情報機器用保持部8に対する電気的接続手段10の固定をフリー、つまり電気的接続手段10を開放の状態にし、その結果として、例えば車両の運転時に加わる振動、衝撃によって、電気的接続手段10、および携帯電話9のコネクター(接続部の一例)部分が損傷することが少ないようにしている。
以上のように本発明は、前面開口部を有する本体ケースと、この本体ケースの前記前面開口部を開閉自在に覆ったカバーと、このカバーの背面側の前記本体ケース内に配置された携帯情報機器用保持部と、この携帯情報機器用保持部に保持された携帯情報機器と電気的接続を行う電気的接続手段と、この電気的接続手段を前記携帯情報機器用保持部に固定する固定手段とを備え、前記カバーは、実質的に透明な構成とし、前記携帯情報機器用保持部は、前記携帯情報機器の操作部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する構成とし、前記固定手段は、前記携帯情報機器用保持部に携帯情報機器を保持させた状態では、前記携帯情報機器用保持部に対する電気的接続手段の固定を開放する構成としたものであるので、使い勝手を良くすることができる。
すなわち、本発明においては、前記カバーを、実質的に透明な構成とするとともに、前記携帯情報機器用保持部は、携帯情報機器の操作部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する構成としたものであるので、前記携帯情報機器用保持部により携帯情報機器が保持された状態では、この携帯情報機器の操作部が、カバーを介して前
記本体ケースの前面側から目視することが出来る。
記本体ケースの前面側から目視することが出来る。
このため、携帯情報機器を本体ケース内に収納した状態であるにも関わらず、この携帯情報機器の動作状態を確認することが出来、その結果として極めて使い勝手の良いものとなるのである。
また、本発明においては、携帯情報機器と電気的接続手段の電気的接続を行う時には、前記電気的接続手段は前記携帯情報機器用保持部に固定手段によって固定されているので、この電気的接続は簡単に行うことができ、この点でも使い勝手の良いものとなる。
さらに、前記固定手段は、前記携帯情報機器用保持部に携帯情報機器を保持させた状態では、前記携帯情報機器用保持部に対する電気的接続手段の固定を開放する構成としている、つまり電気的接続手段はフリーの状態としているので、例えば車両の運転時に加わる振動、衝撃が、電気的接続手段や携帯情報機器の接続部に加わることは少なく、この結果として、これらの電気的接続手段、および携帯情報機器の接続部が損傷してしまうことの少ないものとすることができる。
したがって、本発明の電子機器は、車両用などへの搭載が期待されるものとなる。
1 車両本体
2 車内
3 ハンドル
4 電子機器
5 前面開口部
6 本体ケース
7 カバー
8 携帯情報機器用保持部
9 携帯電話(携帯情報機器の一例)
10 電気的接続手段
11A、11B レバー
12 レバー
13 基台
14、21k、21n 軸
15 スイッチ
16 レバー
17 回動部
18 回動溝
19 ピン
20 回転軸
21 保持爪
21l、21m 固定爪
22 当接面
23 操作部
24 スイッチ
2 車内
3 ハンドル
4 電子機器
5 前面開口部
6 本体ケース
7 カバー
8 携帯情報機器用保持部
9 携帯電話(携帯情報機器の一例)
10 電気的接続手段
11A、11B レバー
12 レバー
13 基台
14、21k、21n 軸
15 スイッチ
16 レバー
17 回動部
18 回動溝
19 ピン
20 回転軸
21 保持爪
21l、21m 固定爪
22 当接面
23 操作部
24 スイッチ
Claims (4)
- 前面開口部を有する本体ケースと、この本体ケースの前記前面開口部を開閉自在に覆ったカバーと、このカバーの背面側の前記本体ケース内に配置された携帯情報機器用保持部と、この携帯情報機器用保持部に保持された携帯情報機器と電気的接続を行う電気的接続手段と、この電気的接続手段を前記携帯情報機器用保持部に固定する固定手段とを備え、前記カバーは、実質的に透明な構成とし、前記携帯情報機器用保持部は、前記携帯情報機器の操作部を、前記本体ケースの前面側として、この携帯情報機器を保持する構成とし、前記固定手段は、前記携帯情報機器用保持部に携帯情報機器を保持させた状態では、前記携帯情報機器用保持部に対する前記電気的接続手段の固定を開放する構成とした電子機器。
- 前記携帯情報機器用保持部は、前記携帯情報機器の外周の対向部分を保持する保持爪を有する構成とし、前記固定手段は、前記対向する保持爪間に直交する部分に設けた請求項1に記載の電子機器。
- 前記固定手段は、前記電気的接続手段の外周の対向部分を保持する固定爪を有する構成とした請求項1または2に記載の電子機器。
- 前記固定手段の固定爪と、前記携帯情報機器用保持部の保持爪を連結する連結機構を有する構成とした請求項3に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010291926A JP2012140034A (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010291926A JP2012140034A (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012140034A true JP2012140034A (ja) | 2012-07-26 |
Family
ID=46676792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010291926A Pending JP2012140034A (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012140034A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021180481A (ja) * | 2017-06-09 | 2021-11-18 | パイオニア株式会社 | 保持装置 |
-
2010
- 2010-12-28 JP JP2010291926A patent/JP2012140034A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021180481A (ja) * | 2017-06-09 | 2021-11-18 | パイオニア株式会社 | 保持装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100473077C (zh) | 滑动型便携式终端的开启和闭合装置 | |
JP6363717B2 (ja) | ディスプレイオーディオ装置 | |
JP2012015574A (ja) | 電子機器 | |
JP2007095068A (ja) | 携帯端末機 | |
WO2007013672A1 (ja) | 電子機器及びそれに用いる筐体 | |
JP2012140034A (ja) | 電子機器 | |
JP2012091611A (ja) | 電子機器 | |
JP2010015017A (ja) | 防水ケース | |
JP2012223074A (ja) | 車両用充電装置の充電コネクタ保持構造 | |
JP2012011791A (ja) | 電子機器 | |
JP2013071705A (ja) | 電子機器 | |
JP2012011790A (ja) | 電子機器 | |
KR20100103278A (ko) | 카 오디오 장치 | |
JP2012140035A (ja) | 電子機器 | |
JP2012011789A (ja) | 電子機器 | |
JP2012015573A (ja) | 電子機器 | |
JP2012015138A (ja) | 電子機器 | |
JP2012091612A (ja) | 電子機器 | |
JP2012011792A (ja) | 電子機器 | |
JP2012091609A (ja) | 電子機器 | |
JP2012091608A (ja) | 電子機器 | |
JP2012091610A (ja) | 電子機器 | |
JP2012011793A (ja) | 電子機器 | |
JP3545961B2 (ja) | 電話機ホルダー | |
JP2012126187A (ja) | 車載用電子機器 |