JP5064911B2 - 防水式光学装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、防水式電子機器及びその制御方法に関する。
光学装置として水中撮影専用の水中撮影用カメラが実用化されている。このような水中撮影用カメラは高価であることから、通常のデジタルカメラ、あるいはデジタルビデオカメラを、水中撮影用としても使用できるように専用設計された防水ケースが機種別に実用化されている。このように専用設計された防水ケースを用いることで本格的な水中撮影が可能となる。
これらの防水ケースによれば、指定の光学装置のレンズ部を平面ガラス面を介して外部に露出させる使用位置に装填したときに、光学装置の位置決め状態を確保するとともに、操作部を防水ケースの外部から押圧操作する押圧手段が設けられている。
また、防水ケースの最小面に対して直交する方向に開閉自在に設けられた蓋体を、ヒンジにより開閉自在に設けた防水ケースも提案されている。(特許文献1)
一方、デジタルカメラ市場を見ると、他社との差別化のために日常生活防水機能を備えた機種が販売されており、人気を集めている。また、近年になりJIS規格の7級程度の防水性能を備え、水深1m程度の水中撮影を可能にした本格的な防水式デジタルカメラも国内カメラメーカーから販売されている。
さらに、水中使用時において、沈胴レンズ鏡胴を防水状態で覆うように構成されたレンズカバーをネジを介して固定して使用する防水式デジタルカメラについても提案されている。(特許文献2)
特開2005−84658号公報。 特開2006−106340号公報。
上記のようにレンズカバーをネジを介して固定して使用する防水式デジタルカメラによれば、レンズカバーの取り付け作業が面倒であり、また未使用時にレンズカバーが邪魔になりこれを紛失する虞もある。
そこで、例えば沈胴式レンズ鏡胴と同時にレンズカバーを前後方向に駆動するシール構造を設ければ良いが、この場合にはシール構造の耐久性に問題が残ることになる。また、沈胴式レンズ鏡胴は、通常内蔵される小型モータによりレンズ鏡胴を突出させる突出位置と、レンズ鏡胴を退避させる退避位置との間で駆動されるので、シール構造に対する負荷が過剰になると正常な出し入れができなくなる問題がある。
したがって、本発明は上記の問題点に鑑みて成されたものであり、防水式主筐体と防水式副筐体とを傾斜角度45度の各接合面に設けられる回動シール手段を介して合体する構成にすることで、防水性の耐久性に優れ、かつ未使用時に嵩張らないようにできる防水式光学装置及びその制御方法の提供を目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、レンズ鏡胴を突出させる突出位置と、前記レンズ鏡胴を退避させる退避位置との間で駆動するレンズ駆動部106を有する沈胴式レンズ鏡胴12と、背面から前面にかけて上面に対して角度45度の傾斜面を成すように側面に形成される第1接合面7と、前記第1接合面に穿設されるとともに前記沈胴式レンズ鏡胴を挿通する大きさを有する第1円形開口部7aとを有した防水式主筐体2と、前面から背面にかけて上面に対して角度45度の傾斜面を成すように一方の側面に形成される第2接合面8と、前記第2接合面に穿設されるとともに前記沈胴式レンズ鏡胴を挿通する大きさを有する第2円形開口部8aと、前記沈胴式レンズ鏡胴の対物レンズに対向する他方の側面に設けられた防水レンズ4と、を有する防水式副筐体3と、前記防水式主筐体と前記防水式副筐体とを、前記第1接合面前記第2接合面の間で180度の角度分で回動自在かつシール状態にする回動シール手段20と、前記回動シール手段を介して前記防水式主筐体と前記防水式副筐体とが相対的に180度回動されることで、前記防水式主筐体の長手方向に対して前記防水式副筐体の長手方向が直交する第1状態になったこと及び前記防水式主筐体の長手方向と前記防水式副筐体の長手方向とが一致する第2状態になったことを検出する検出手段101、102、105と、前記検出手段に接続されるとともに前記レンズ駆動部の駆動制御を行う制御手段100とを備えた防水式光学装置であって、前記制御手段は、前記検出手段により前記第2状態から前記第1状態に操作されたことが検出されると、当該検出に遅れて、前記レンズ鏡胴を前記退避位置から前記突出位置に駆動制御し、前記第1状態から前記第2状態に操作されたことが検出されると、即座に前記レンズ鏡胴を前記突出位置から前記退避位置に駆動制御することを特徴としている。
また、前記制御手段に接続されるとともに装置全体の電源のオン・オフを行う電源スイッチをさらに備え、前記制御手段は、前記検出手段により前記第2状態から前記第1状態に操作されたことが検出されると、前記電源スイッチをオンにするとともに、前記第1状態から前記第2状態に操作されたことが検出されると、前記電源スイッチをオフにすることを特徴としている。
また、前記回動シール手段は、前記第2円形開口部の縁部から外側に向かう外壁部22を形成し、前記第1円形開口部の縁部から内側に向かう内壁部21を形成し、前記外壁部と前記内壁部との間に無端シール部材23を介在させるように、前記無端シール部材を前記外壁部または前記内壁部に固定し、前記外壁部を前記内壁部に挿通して前記無端シール部材によるシール状態を維持し、前記第2円形開口部の縁部の内側の面に当接する鍔部25cおよび切欠き部25aを形成した円形ブラケット部材25を前記第2円形開口部に挿通し、前記円形ブラケット部材の前記切欠き部を前記第1円形開口部に形成される形状部26に嵌合させることでり止めを行い、前記第1円形開口部の近傍に配置される略C形状の固定部材27を用いて前記円形ブラケット部材を固定し、前記第1円形開口部の内周面の対称位置に形成された1対のストッパー部31、32に対して前記第2円形開口部に形成された突起部39が当接することで180度の角度分で回動自在となるように形成されることを特徴としている。
また、前記回動シール手段は、さらに前記第1接合面と前記第2接合面の間に位置する無端リップシール部材24を備え、前記無端リップシール部材を前記第1接合面または前記第2接合面に固定したことを特徴としている。
また、前記防水式主筐体の前記背面から前記第1接合面にかけてシール状態で着脱可能に設けられる背面蓋部材を備え、前記回動シール手段を前記第1円形開口部の内側から取り付け可能にしたことを特徴としている。
また、前記背面蓋部材は、弾性素材から構成され、係合面に対して垂直な面による断面形状が溝部を有する略凹形状に形成され蓋用無端シール部材を縁部に備え、前記防水式主筐体の一方の係合面に、前記蓋用無端シール部材を収容する収容溝部が連続して形成されることで二重のシール機能が確保されることを特徴としている。
また、前記第1接合面と前記第2接合面は、同一直径の円形面であり、前記防水式副筐体の横断面形状は前記円形面の前記第2接合面から連続形成される楕円形状であり、前記防水式主筐体の横断面形状は前記円形面の前記第1接合面から次第に矩形形状に近くなるように連続形成されることを特徴としている。
また、前記防水式主筐体は前記第2状態において水平面上で自立可能な形状を有することを特徴としている。
また、前記防水式主筐体は内蔵される電池及び記憶媒体を開放面を介して交換可能にするためにシール状態で回動可能に設けられる回動蓋部材を備え、前記回動蓋部材は、前記開口部に対して開閉自在かつ係止可能にする開閉スライド機構を介して設けられる蓋組立体を備え、前記開閉スライド機構は、前記開口部の一端の近傍に設けられる蝶番部材と、前記蝶部材により前記開口部の他端に向けてスライド可能に案内されるとともに、前記防水式主筐体に対して係止可能に設けられる蓋本体と、を備え、前記蓋本体に対して、弾性材料から構成され、平坦部とそれに続く傾斜部を形成したシール形状部材と、剛性材料から構成され、前記シール形状部材の前記平坦部の下面に設けられる支持部材と、剛性材料から構成され、前記シール形状部材の前記平坦部の上面に設けられるスペーサ部材とを積層させて固定し、前記蓋組立体を回動させて前記開口部を閉塞するときに、前記シール形状部材の前記傾斜部が前記開口部の内周面と密着されることでシール機能が確保されることを特徴としている。
また、前記無端シール部材、前記無端リップシール部材、前記蓋用無端シール部材及び前記シール形状部材は、天然ゴム、化学合成ゴム、高分子樹脂素材、シリコン系ゴム、エラストマ―、テフロン(登録商標)系ゴム、フッ素のうちの少なくともいずれかの素材から形成されることを特徴としている。
た、前記無端シール部材及び前記無端リップシール部材は、表面に潤滑処理または撥水処理されることを特徴としている。
また、前記防水式光学装置は撮像装置であり、前記防水式主筐体の前記背面において液晶表示面を覆う光透過性の表示面を形成したことを特徴としている。
また、前記検出手段は、前記第2接合面側に設けられたアクチュエータと、前記アクチュエータにより通電がオン・オフされるように前記第2接合面側において対称位置に固定される第1センサ及び第2センサと、を備えることを特徴としている。
また、前記外壁部を係止状態及び非係止状態にするように前記制御手段に接続される電磁ソレノイドをさらに備え、前記検出手段は、前記第2接合面側に設けられたアクチュエータと、前記アクチュエータにより通電がオン・オフされるように前記第2接合面側において対称位置に固定される第1センサ及び第2センサと、を備え、前記アクチュエータは、前記第1センサ及び第2センサの通電のオン・オフを短時間行う小アクチュエータと、前記第1センサ及び第2センサの通電のオン・オフを長時間行う大アクチュエータとを有し、前記第2状態において、前記第1センサは前記小アクチュエータで通電がオンされ、前記第2センサは前記大アクチュエータで通電がオンされ、かつ前記電磁ソレノイドは前記外壁部を前記非係止状態に維持し、前記レンズ鏡胴を前記退避位置に位置させ、前記第1状態において、前記第1センサは前記大アクチュエータで通電がオンされ、前記第2センサは前記小アクチュエータで通電がオンされ、かつ前記電磁ソレノイドは前記外壁部を前記係止状態に維持し、前記レンズ鏡胴を前記突出位置に位置させることを特徴としている。
また、レンズ鏡胴を突出させる突出位置と、前記レンズ鏡胴を退避させる退避位置との間で駆動するレンズ駆動部を有する沈胴式レンズ鏡胴と、背面から前面にかけて上面に対して角度45度の傾斜面を成すように側面に形成される第1接合面と、前記第1接合面に穿設されるとともに前記沈胴式レンズ鏡胴を挿通する大きさを有する第1円形開口部と、を有した防水式主筐体と、前面から背面にかけて上面に対して角度45度の傾斜面を成すように一方の側面に形成される第2接合面と、前記第2接合面に穿設されるとともに前記沈胴式レンズ鏡胴を挿通する大きさを有する第2円形開口部と、前記沈胴式レンズ鏡胴の対物レンズに対向する他方の側面に設けられた防水レンズと、を有する防水式副筐体と、前記防水式主筐体と前記防水式副筐体とを、前記第1接合面前記第2接合面の間で180度の角度分で回動自在かつシール状態にする回動シール手段と、前記回動シール手段を介して前記防水式主筐体と前記防水式副筐体とが相対的に180度回動されることで、前記防水式主筐体の長手方向に対して前記防水式副筐体の長手方向が直交する第1状態になったこと及び前記防水式主筐体の長手方向と前記防水式副筐体の長手方向とが一致する第2状態になったことを検出する検出手段と、前記検出手段に接続されるとともに前記レンズ駆動部の駆動制御を行う制御手段と、を備えた防水式光学装置の制御方法であって、前記制御手段は、前記検出手段により前記第2状態から前記第1状態に操作されたことが検出されると、当該検出に遅れて、前記レンズ鏡胴を前記退避位置から前記突出位置に駆動制御する工程と、前記第1状態から前記第2状態に操作されたことが検出されると、即座に前記レンズ鏡胴を前記突出位置から前記退避位置に駆動制御する工程とを備えることを特徴としている。
そして、前記防水式光学装置は、前記第2接合面側を係止状態及び非係止状態にするように前記制御手段に接続される電磁ソレノイドをさらに備え、前記検出手段は、前記第2接合面側に設けられたアクチュエータと、前記アクチュエータにより通電がオン・オフされるように前記第2接合面側において対象位置に固定される第1センサ及び第2センサと、を備え、前記アクチュエータは、前記第1センサ及び前記第2センサの通電のオン・オフを短時間行う小アクチュエータと、前記第1センサ及び前記第2センサの通電のオン・オフを長時間行う大アクチュエータとを有し、前記第2状態において、前記第1センサは前記小アクチュエータで通電がオンされ、前記第2センサは前記大アクチュエータで通電がオンされ、かつ前記電磁ソレノイドは前記第2接合面側を前記非係止状態に維持し、前記レンズ鏡胴を前記退避位置に位置させ、前記第1状態において、前記第1センサは前記大アクチュエータで通電がオンされ、前記第2センサは前記小アクチュエータで通電がオンされ、かつ前記電磁ソレノイドは前記第2接合面側を前記係止状態に維持し、前記レンズ鏡胴を前記突出位置に位置させることを特徴としている。
本発明によれば、防水式主筐体と防水式副筐体とを傾斜角度45度の各接合面に設けられる回動シール手段を介して合体する構成にすることで、防水式主筐体と防水式副筐体とを手動によって相対的に角度180で回動操作して使用可能(第1状態)にできることから、防水性の耐久性に優れ、かつ未使用時に一直線状(第2状態)にして嵩張らないようにできる防水式光学装置及びその制御方法を提供することができる。
以下に本発明の好適な各実施形態について、添付図面を参照して説明する。
ここで、以下の実施形態では防水式光学装置として、撮影用レンズ部が沈胴するタイプであって、撮影レンズが光学ズーム系を備えた円筒形状の沈胴式レンズ鏡胴を備えたデジタルカメラについて主に述べる。しかし、このように構成されるデジタルカメラに限定されず、撮影用レンズ部が沈胴するタイプの光学ズーム系を備えた円筒形状の沈胴式レンズ鏡胴を備えたデジタルビデオカメラにも適用可能である。
さらに、防水式光学装置として、特に修理のために筐体から蓋体を取り外し、筐体内部に固定された本体装置へのアクセスを可能に構成する場合に特に望ましい構成が提供されることになる。
また、防水式電子機器としては、各種ゲーム機、携帯電話などが挙げられるが、これらの機器の他にも適用可能である。特に、上記の防水式光学装置と同様に、修理のために筐体から蓋体を取り外し、筐体の内部に固定された本体装置へのアクセスを可能にする場合に望ましいことになる。さらに、製造工程を考えると、組み付け工程が容易となるので非常に有効な構成が提供されることになる。
また、防水式光学装置または防水式電子機器において、電池交換を行ったり、記憶媒体の交換を行ったり、外部接続端子と外部装置との間でコネクタ接続を行うために、筐体に開口部を形成し、この開口部を防水状態で開閉自在にするための回動蓋体を備える場合にも、有効な構成が提供されることとなる。
すなわち、長期間に渡り防水性能を維持でき、かつまた繰り返しの開閉に十分に耐えることのできる二重のシール機能が確保される構成が提供されることとなる。
以下に、防水式光学装置として、撮影用レンズ部が沈胴するタイプの光学ズーム系を備えた円筒形状の沈胴式レンズ鏡胴を備えた防水式デジタルカメラ1で代表して添付図面を参照して詳細に述べる。
図1(a)は、沈胴レンズ鏡胴12を備えた防水式デジタルカメラ1が未使用状態の第1状態にある様子を図示した外観斜視図、図1(b)は、この防水式デジタルカメラ1が使用状態の第2状態にある様子を図示した外観斜視図である。
図1(a)、(b)において、この防水式デジタルカメラ1(以下、デジタルカメラとも呼ぶ)は、樹脂材料を用いて射出成形される防水式主筐体2と、同じく樹脂材料を用いて準備される防水式副筐体3とを角度45度の傾斜面を成すように形成される第2接合面8と、第1接合面7との間で合体させて構成されている。第1接合面7には、図中において破線で図示した第1円形開口部7aが穿設されるとともに、第2接合面8には同じく破線図示の第1円形開口部7aよりも小さい第2円形開口部8aが穿設されている。
第1接合面7と第2接合面8は同一直径の円形面であり、防水式副筐体2の横断面形状は円形面の第2接合面8から図示のように連続形成される楕円形状となっている。また防水式主筐体2の横断面形状は円形面の第1接合面7から次第に矩形形状に近くなるように連続形成されることで使い勝手を向上させている。尚、各横断面形状は工業デザインに基づき任意に設定可能であり、正方形、完全楕円形であっても良い。
この防水式主筐体2の背面には防水式主筐体2の背面から第1接合面7にかけてシール状態で着脱可能に設けられる背面蓋部材10が設けられており、この背面蓋部材10を取り外すことで、後述する回動シール手段を第1円形開口部7aの内側から取り付けできるようにしている。また、この背面蓋部材10を取り外した状態で、防水式主筐体2に内蔵されるべき全ての部品にアクセスできるようにして各部品の固定乃至交換作業ができるようにしている。
この防水式主筐体2の底面には、図中破線で図示した回動蓋部材6が設けられており、防水式主筐体2に内蔵される電池及び記憶媒体を交換可能にするため、及びパソコンやAV機器にコード接続するときにこの回動蓋部材6を開けるように構成されている。また、水中撮影を含む使用時には後述するように完全シール状態となるようにしている。
防水式副筐体3は、沈胴式レンズ鏡胴の対物レンズに対向する防水レンズ4を他方の側面に設けている。さらに、防水式副筐体3の外周面の図示の位置にシャッターボタン5を設けている。または、破線図示の位置にシャッターボタン5を設けて、図1(b)に図示の状態で使用可能にしている。
第1接合面7及び第2接合面8の間に設けられる後述の回動シール手段を介して防水式主筐体と防水式副筐体とが相対的に180度回動されると、図1(b)に図示したように防水式主筐体の長手方向に対して防水式副筐体3の長手方向が直交する第1状態になるとともに、シャッターボタン5を押すために最適な位置となるように構成されている。
すなわち、使用者は図1(b)に図示の状態で防水式デジタルカメラ1を把持または水平面上に載置して使用する。この使用後に、図1(a)に図示のように防水式主筐体2の長手方向と防水式副筐体3の長手方向とが一致する第2状態に戻すことで嵩張らないようにしてカバン等に収納できるようにしている。このとき、電源スイッチのオンオフが自動的に行われる場合と、電源スイッチのオンオフを個別に行う場合とがある。
また、図1(b)の第1状態に例えば2分間以上放置されると電源スイッチが自動的にオフされて内蔵バッテリーの消耗を防止する機能が備わっている。
図2(a)は、背面蓋部材10が取り外されることを同時に図示した図1(a)の平面図であり、図2(b)は、図1(b)の平面図である。
本図において、既に説明済みの構成または部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、防水式主筐体2はその背面2rから前面2fにかけて上面2tに対して角度45度の傾斜面を成すように第1接合面7が形成されている。また、この第1接合面7に穿設される第1円形開口部7aは図示のように沈胴式レンズ鏡胴12(破線図示)を挿通する大きさの開口を形成している。
また、防水式副筐体3は、前面2fから背面2rにかけて上面2tに対して角度45度の傾斜面を成すように第2接合面8を形成しており、この第2接合面8に沈胴式レンズ鏡胴12を挿通する大きさを有する第2円形開口部8aが穿設されている。
この沈胴式レンズ鏡胴12の対物レンズは、図2(b)に図示した第2状態において防水式副筐体3の防水レンズ4に対向するように構成されている。
沈胴式レンズ鏡胴12は、実装基板15(破線図示)上において図示のように固定されており、後述するようにレンズ鏡胴12を退避させる退避位置と突起位置の間で駆動するレンズ駆動部を設けている。この実装基板15には背面蓋部材10の表示面10aに対向した位置に液晶表示装置13が実装されている。また、シール状態で設けられる外部操作部14のスイッチ類も実装基板15に実装されている。
背面蓋部材10は、図中の黒矢印方向にセットされる。この背面蓋部材10を外すと大きく開口面が現れるので、上記の第1接合面7に対して内側からアクセスできる。ここで、各筐体2、3、背面蓋部材10の上には、上記の表示面を除き金属板製の化粧パネル(不図示)をネジ止めにより着脱可能に設けられており、外観を向上させるとともに耐磨耗性を維持するように構成されている。
次に、図3(a)は図2(a)のX-X線矢視断面図、図3(b)は回動シール手段20の要部破断図である。
図3(a)において、既に説明済みの構成または部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、防水沈胴式レンズ鏡胴12には、対物レンズ12aと、電子シャッター112とCMOS、CCD等の撮像素子111が内蔵されている。防水沈胴式レンズ鏡胴12は、レンズ駆動部106に連動及び駆動されるように構成されており、上記のように突出位置と図示の退避位置に駆動するように構成されている。
一方、上記の防水レンズ4はOリング16によりその縁部全体が水密状態にされて固定部材17をネジ止めすることで防水状態に維持されている。
回動シール手段20は、第2円形開口部8aの縁部から外側に向かう外壁部22を形成しており、この外壁部22に0リングを含む無端シール部材23を固定する溝部を設けることで無端シール部材23を図示のように固定している。また、第1円形開口部7aの縁部から内側に向かう内壁部21を形成しており外壁部22と内壁部21との間で無端シール部材23が適度に弾性変形可能となるように介在させることで無端シール部材によるシール状態を維持するとともに回動時における抵抗を極力少なくできるように構成されている。
次に、図3(b)をさらに参照して、第1接合面7と第2接合面8の間に位置する無端リップシール部材24を設けるために、無端リップシール部材24を第1接合面の溝部に内蔵させて無端リップシール部材24が適度に弾性変形して無端シール部材によるシール状態を二重に維持するように構成されている。この無端リップシール部材24を第2接合面に設けても良い。
次に、図4(a)は回動シール手段20の別構成の断面図、(b)は回動シール手段20の別構成の断面図である。先ず、図4(a)において、説明済みの構成または部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、無端リップシール24は第2接合面8の円形溝部に内蔵されている。また、第2円形開口部8aの縁部の内側の面に当接する鍔部25cを形成した円形ブラケット部材25を固定部材27を用いて固定することで、外壁部22が脱落しないように保持するとともに、防水式副筐体3が180度の角度分回動できるように構成されている。
第2接合面8には磁気センサを構成するアクチュエータ105が埋設されている。また、第1接合面7には、このアクチュエータ105でオン・オフされる第1センサ101と第2センサ102とが第1接合面7の対称位置に夫々固定されている。
以上の構成において、図4(b)に図示のように副筐体3が第1状態に回動されるとアクチュエータ105は第2センサ102に対向する位置となるのでこの状態の検出が可能となる。尚、センサとして磁気センサの他に光学式センサなどがある。また、機械接点式センサを用いる場合には防水上の関係から円形ブラケット部材25の開口を通過するアクチュエータとする必要がある。
次に、図5は図3のX-X線矢視図である。この図5と回動シール手段20の分解図である図6をさらに参照して、円形ブラケット部材25は第2円形開口部8aの縁部の内側の面に当接する鍔部25cおよび切欠き部25aを形成している。この円形ブラケット部材25を第2円形開口部8aに挿通し、この円形ブラケット部材25の切欠き部25aを第1円形開口部に形成される形状部26に嵌合させることで周り止めを行い、第1円形開口部の近傍に配置される略C形状の固定部材27を3本のネジ30用いて円形ブラケットと固定している。このように構成することで、特に45度の先端側の限られた部位における固定を行えるようにしている。
また、第1円形開口部の内周面の対称位置に形成された1対のストッパー部31、32に対して第2円形開口部に形成された突起部39が当接することで180度の角度分で回動自在となるように形成されている。
図7(a)は、防水デジタルカメラ1の底面で開閉自在に設けられる回動蓋部材6が係止された状態を図示した底面図、図7(b)は、回動蓋部材6の係止が解除された状態を図示した底面図、図7(c)は、回動蓋部材6が防水デジタルカメラ1から開かれて開口部2kが露出された状態を図示した図である。
この回動蓋部材は、本願出願人が平成18年8月9日に特願2006−217441号として出願した構成が採用できる。すなわち、開口部に対して開閉自在かつ係止可能にする開閉スライド機構を介して設けられる蓋組立体を備え、開閉スライド機構は、筐体の開口部の一端の近傍に設けられる蝶番部材と、蝶板部材により開口部の他端に向けてスライド可能に案内されるとともに、筐体に対して係止可能に設けられる蓋本体とから構成され、蓋本体に対して、弾性材料から構成され、平坦部とそれに続く傾斜部を形成したシール形状部材と、剛性材料から構成され、シール形状部材の平坦部の下面に設けられる支持部材と、剛性材料から構成され、シール形状部材の平坦部の上面に設けられるスペーサ部材とを積層させて固定し、蓋組立体を回動させて開口部を閉塞するときに、シール形状部材の傾斜部が開口部の内周面と密着されることでシール機能が確保されるものである。
具体的には図7(a)において、防水式主筐体2の底面壁には回動蓋部材6を図中の左方向にスライド可能にするための形状部2aが凹状に形成されている。この形状部2a中に回動蓋部材6が位置しており、図示の係止状態に維持されることで、図7(c)に図示する開口部2kを水密状態で塞ぐようにしている。この回動蓋部材6の蓋本体621には指先が引っかかる突起部621aが一体形成されており、この突起部621aを指先で図7(b)に図示する矢印方向に移動できるように構成されている。
図7(c)において、開口部2k内には、小型電池104が極性を互い違いにしてセットされる。また、テレビに直接コード接続するAV端子と、撮影画像の記憶を行う記憶媒体120とがさらに内蔵されている。電池の交換、外部接続端子と外部装置との間でのコネクタ接続を行うためには、図7(b)に図示の状態から回動蓋部材6が回動されることで、開口部2kが開口される状態にされる。このため、回動蓋部材6には一片が固定される蝶番部材628が固定され、他片が蓋本体621に対してスライド機構を介して固定されるように構成されている。
また、開閉スライド機構により回動および係止可能に設けられた蓋本体621の下方にはシール体630が設けられている。このシール体630は、開口部2k中に位置しており、開口部2kのシール状態を維持できるようにしている。
次に、図8(a)は、無端シール部材45が主筐体2の縁部の連続凹部40に挿入される様子を図示した横断面図、図8(b)は、無端シール部材45が挿入後に背面蓋部材10の突起部10kが潜入される様子を図示した横断面図、図8(c)は、無端シール部材45の溝部中に突起部10kが潜入されてシール状態になった様子を図示した横断面図、図8(d)は、シール作用を説明した横断面図である。
この構成は、本願出願人が平成18年8月9日に特願2006−217440号で出願した構成が採用できる。すなわち一面が開放された筐体と、筐体の開放面を覆う蓋体と、筐体と蓋体との間の係合面に配設される無端シール部材とを備える。この無端シール部材は、弾性素材から構成され、係合面に対して垂直な面による断面形状が溝部を有する略凹形状に形成されており、筐体及び蓋体の一方の係合面に、無端シール部材を収容する収容溝部が連続して形成され、筐体及び蓋体の他方の係合面に、無端シール部材の溝部に嵌入する突起部が連続して形成され、収容溝部内に無端シール部材が挿入されており、突起部を溝部に嵌入させることで二重のシール機能が確保されるように構成される。
具体的には、図8(a)において、無端シール部材45を溝部を有する略凹形状に形成するために、無端シール部材45は底部46とこの底部46の両側から延設される第1延設部47と第2延設部48とを有している。また、各第1延設部47と第2延設部48の先端部は上記のシール形状部材35と同じくパーテング面にバリが発生しないように丸みを付けている。
以上のように準備される無端シール部材45によれば、無端Oリングとの比較において防水のためのシール作用面を大きくできる。さらに、成形時のパーテング面にバリが残っても、この影響で防水性能が損なわれることがない。また、永久歪により長期間に渡り防水性能を維持できるので、例えば修理の際でも新しいものに交換する必要がなくなり、かつ繰り返しの使用にも十分に耐えることができる。第1延設部47と第2延設部48からは、互いの対向面に第1山部49および第2山部50が形成されている。
図8(d)において、突起部10kが溝部45a中に嵌入されると、第1山部49および第2山部50を回動支点として、第1延設部47の端部および第2延設部48の端部が矢印方向に突起部3kに向けて回動される。この結果、シール機能がより高められる。ここで、第1山部49および第2山部50はいずれか一方を備えていれば十分となる場合もある。また、第1山部49および第2山部50はなくとも良く、これに代えて山部を突起部10kに形成しても良い。
以上のように背面蓋部材10と主筐体2の間のシール構造を構成することで、繰り返しの着脱を行えるようになるので、修理などを容易に行うことができる。
次に、図9は図1のデジタルカメラのブロック図である。この図9に図4を参照して、検出手段を構成するアチエータ105でオン・オフされる第1センサ101と第2センサ102とがインターフェース回路103を介して制御部100に接続されている。
装置全体の電源スイッチ150及びバッテリ104も制御部100に接続されている。またレンズ駆動部106のモータを駆動する通電を行うモータドライバー105が制御部100に接続されている。
図10(a)は、防水式主筐体2の長手方向と防水式副筐体3の長手方向とが一致する第2状態になった状態から直交する第1状態に手動操作されるときに実行される動作説明フローチャートである。(b)は、第1状態から第2状態になるように手動操作されるときに実行される動作説明フローチャートである。
図10(a)と図4を参照して、図4に図示のように防水式主筐体2の長手方向と防水式副筐体3の長手方向とが一致する第2状態から、ステップS1において防水式副筐体3が第1接合面7及び第2接合面8の間で180度の角度分で手動で回動操作される。すると、ステップS2でアクチュエータ105によりオン状態になっていた第1センサ101がオフ状態になる。
続いてステップS3でこのオフ状態が制御部100に入力されることで、ステップS4において第2状態から第1状態になるように手動操作されたことが認識される。次にステップS5において時間経過を待ち、ステップS2での検出タイミングにやや遅れてステップS6でレンズ鏡胴12を退避位置から突出位置に駆動するようにレンズ駆動部106への通電を行うことで、一連の駆動制御の処理を終了する。
以上のような駆動制御を行うことで、手動操作により未使用の第2状態から使用する第1状態に完全に移動された後に、レンズ鏡胴を突出位置に駆動するようにして副筐体3中でレンズ鏡胴が衝突することがないようにしている。
一方、図10(b)を参照して、防水式主筐体2と防水式副筐体3とが直交する第1状態から、ステップS7において防水式副筐体3が第1接合面7及び第2接合面8の間で180度の角度分で手動で回動操作されると、ステップS8でアクチュエータ105によりオン状態になっていた第2センサ102がオフ状態になる。続いてステップS9でこのオフ状態が制御部100に入力されることで、第1状態から第2状態になるように手動操作されたことが認識される。次にステップS10において即座にレンズ鏡胴12を突出位置から退避位置に駆動するようにレンズ駆動部106への通電を行うことで、一連の駆動制御処理を終了する。
以上のような駆動制御を行うことで、第1状態から第2状態に完全に手動操作される事前に、レンズ鏡胴を退避位置に駆動するようにして副筐体3中でレンズ鏡胴が衝突することを防止するようにしている。
以上説明したような構成とすることで、沈胴式レンズ鏡胴12の停止時及び往復駆動時において駆動モータに一切の負荷が及ばないようにできる。また、特に二重のシール機能が十分に確保される防水式光学装置を提供することができる。
図11(a)から(c)は、アクチュエータ105をオン・オフを短時間行う小アクチュエータ105aと、オン・オフを長時間間行う大アクチュエータ105bとから構成し、さらに制御部に接続されることで通電制御される電磁ソレノイド140を設け副筐体の外壁部22を係止状態に維持する構成を図示した模式図である。
本図において、既に説明済みの構成または部品については同様の符号を附して説明を割愛すると、図11(a)は未使用の第2状態となっており、このとき第1センサ101は短いストロ−クの小アクチュエータ105aでオンされている。また、第2センサ102はより長いストロークの大アクチュエータ105bでオンされており、電磁ソレノイド140は外壁部の溝部22mから退避した非係止状態になっている。このとき沈胴式レンズ鏡胴12は退避位置に位置している。
この状態から、実線矢印方向に回動すると図11(b)に図示したように、第1センサがオフされ、第2センサ102はオンになっている。さらに回動することで180度回動すると図11(c)に図示したように第1センサ101は大アクチュエータ105bでオンされ、第2センサ102は小アクチュエータ105aでオンされる状態となる。これに前後して電磁ソレノイド140への通電が行われて外壁部の溝部22mに入り込む係止状態になることで副筐体を不動状態にする。また、沈胴式レンズ鏡胴12は突出位置に駆動され、さらに、電源スイッチ150がオンされてることで撮影可能なスタンバイ状態(第1状態)になる。また、この第1状態から第2状態にするためには、図中の破線矢印方向に回動することで図11(a)に図示した状態になる。
以上のような純機械式構成によっても上記制御が可能となる。
最後に、図12(a)は防水式デジタルビデオカメラを起立状態で使用する使用状態図、(b)は把持して使用される使用状態図、(c)は液面W上に浮く状態、(d)はストラップ300が設けられる様子を夫々図示している。
図12(a)において、操作ボタン5は連続撮影モードに切換可能であって、この後に水平床F上に載置して連続撮影することができる。また、衣類の胸ポケットに主筐体2を入れ、防水レンズを被写体に向けて移動しつつ連続撮影するとともに、使用後に第2状態に戻して使用できることとなる。
また、図12(b)において、防水レンズ4の左右部位に発光ストロボを配置するように構成しても良い。さらに、浮力を十分に確保するために各筐体の内部容積を大きく設定すれば図12(c)に図示のように水面Wに一部が出るように浮く状態にもできる。
そして、図12(d)において、主筐体の側面にストラップ固定用孔部301、302を一体形成し、各孔部にストラップ300を固定すれば、ストラップ300を首に掛けて使用できることになり手軽に持ち歩けることになる。この他にも、種々の使用形態で用いることができることは言うまでもない。
(a)は、沈胴レンズ鏡胴12を備えた防水式デジタルカメラ1が未使用状態の第1状態にある様子を図示した外観斜視図、(b)は、この防水式デジタルカメラ1が使用状態の第2状態にある様子を図示した外観斜視図である。 (a)は、背面蓋部材10が取り外されることを同時に図示した図1(a)の平面図であり、(b)は、図1(b)の平面図である。 (a)は、図2(a)のX-X線矢視断面図、(b)は、回動シール手段20の要部破断図である。 (a)は、回動シール手段20の別構成の断面図、(b)は、回動シール手段20の別構成の断面図である。 図3のX-X線矢視図である。 回動シール手段20の分解図である。 (a)は、防水デジタルカメラ1の底面で開閉自在に設けられる回動蓋部材6が係止された状態を図示した底面図、(b)は、回動蓋部材6の係止が解除された状態を図示した底面図、(c)は、回動蓋部材6が防水デジタルカメラ1から開かれて開口部2kが露出された状態を図示した図である。 (a)は、無端シール部材45が主筐体2の縁部の連続凹部40に挿入される様子を図示した横断面図、(b)は、無端シール部材45が挿入後に背面蓋部材10の突起部10kが潜入される様子を図示した横断面図、(c)は、無端シール部材45の溝部中に突起部10kが潜入されてシール状態になった様子を図示した横断面図、(d)は、シール作用を説明した横断面図である。 図1のデジタルカメラのブロック図である。 (a)は、防水式主筐体2の長手方向と防水式副筐体3の長手方向とが一致する第2状態になった状態から直交する第1状態に手動操作されるときに実行される動作説明フローチャートである。(b)は、第1状態から第2状態になるように手動操作されるときに実行される動作説明フローチャートである。 (a)から(c)は、アクチュエータ105をオン・オフを短時間行う小アクチュエータ105aと、オン・オフを長時間間行う大アクチュエータ105bとから構成し、さらに制御部に接続されることで通電制御される電磁ソレノイド140を設け副筐体の外壁部22を係止状態に維持する構成を図示した模式図である。 (a)は、防水式デジタルビデオカメラを起立状態で使用する使用状態図、(b)は把持して使用される使用状態図、(c)は、液面W上に浮く状態の正面図、(d)は、ストラップ300が設けられる様子を図示した正面図である。
符号の説明
1 防水式デジタルカメラ
2 防水式主筐体
3 防水式副筐体
4 防水レンズ
6 回動蓋部材
7 第1接合面
8 第2接合面
10 背面蓋部材
12 沈胴レンズ鏡胴
15 実装基板
20 回動シール手段
21 内壁部
22 外壁部
23 無端シール部材
100 制御部
101 第1センサ
102 第2センサ
105 アクチュエータ

Claims (17)

  1. レンズ鏡胴を突出させる突出位置と、前記レンズ鏡胴を退避させる退避位置との間で駆動するレンズ駆動部を有する沈胴式レンズ鏡胴と、
    背面から前面にかけて上面に対して角度45度の傾斜面を成すように側面に形成される第1接合面と、前記第1接合面に穿設されるとともに前記沈胴式レンズ鏡胴を挿通する大きさを有する第1円形開口部と、を有した防水式主筐体と、
    前面から背面にかけて上面に対して角度45度の傾斜面を成すように一方の側面に形成される第2接合面と、前記第2接合面に穿設されるとともに前記沈胴式レンズ鏡胴を挿通する大きさを有する第2円形開口部と、前記沈胴式レンズ鏡胴の対物レンズに対向する他方の側面に設けられた防水レンズと、を有する防水式副筐体と、
    前記防水式主筐体と前記防水式副筐体とを、前記第1接合面と前記第2接合面との間で180度の角度分で回動自在かつシール状態にする回動シール手段と、
    前記回動シール手段を介して前記防水式主筐体と前記防水式副筐体とが相対的に180度回動されることで、前記防水式主筐体の長手方向に対して前記防水式副筐体の長手方向が直交する第1状態になったこと及び前記防水式主筐体の長手方向と前記防水式副筐体の長手方向とが一致する第2状態になったことを検出する検出手段と、
    前記検出手段に接続されるとともに前記レンズ駆動部の駆動制御を行う制御手段と、を備えた防水式光学装置であって、
    前記制御手段は、前記検出手段により前記第2状態から前記第1状態に操作されたことが検出されると、当該検出に遅れて、前記レンズ鏡胴を前記退避位置から前記突出位置に駆動制御し、
    前記第1状態から前記第2状態に操作されたことが検出されると、前記レンズ鏡胴を前記突出位置から前記退避位置に即座に駆動制御することを特徴とする防水式光学装置。
  2. 前記制御手段に接続されるとともに装置全体の電源のオン・オフを行う電源スイッチをさらに備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により前記第2状態から前記第1状態に操作されたことが検出されると、前記電源スイッチをオンにするとともに、前記第1状態から前記第2状態に操作されたことが検出されると、前記電源スイッチをオフにすることを特徴とする請求項1に記載の防水式光学装置。
  3. 前記回動シール手段は、
    前記第2円形開口部の縁部から外側に向かう外壁部を形成し、前記第1円形開口部の縁部から内側に向かう内壁部を形成し、
    前記外壁部と前記内壁部との間に無端シール部材を介在させるように、前記無端シール部材を前記外壁部または前記内壁部に固定し、
    前記外壁部を前記内壁部に挿通して前記無端シール部材によるシール状態を維持し、
    前記第2円形開口部の縁部の内側の面に当接する鍔部および切欠き部を形成した円形ブラケット部材を前記第2円形開口部に挿通し、
    前記円形ブラケット部材の前記切欠き部を前記第1円形開口部に形成される形状部に嵌合させることで回り止めを行い、前記第1円形開口部の近傍に配置される略C形状の固定部材を用いて前記円形ブラケット部材を固定し、
    前記第1円形開口部の内周面の対称位置に形成された1対のストッパー部に対して前記第2円形開口部に形成された突起部が当接することで180度の角度分で回動自在となるように形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の防水式光学装置。
  4. 前記回動シール手段は、さらに前記第1接合面と前記第2接合面の間に位置する無端リップシール部材を備え、前記無端リップシール部材を前記第1接合面または前記第2接合面に固定したことを特徴とする請求項3に記載の防水式光学装置。
  5. 前記防水式主筐体の前記背面から前記第1接合面にかけてシール状態で着脱可能に設けられる背面蓋部材を備え、前記回動シール手段を前記第1円形開口部の内側から取り付け可能にしたことを特徴とする請求項に記載の防水式光学装置。
  6. 前記背面蓋部材は、弾性素材から構成され、係合面に対して垂直な面による断面形状が溝部を有する略凹形状に形成された蓋用無端シール部材を縁部に備え、前記防水式主筐体の一方の係合面に、前記蓋用無端シール部材を収容する収容溝部が連続して形成されることで二重のシール機能が確保されることを特徴とする請求項5に記載の防水式光学装置。
  7. 前記第1接合面と前記第2接合面は、同一直径の円形面であり、前記防水式副筐体の横断面形状は前記円形面の前記第2接合面から連続形成される楕円形状であり、
    前記防水式主筐体の横断面形状は前記円形面の前記第1接合面から次第に矩形形状に近くなるように連続形成されることを特徴とする請求項1に記載の防水式光学装置。
  8. 前記防水式主筐体は前記第1状態において水平面上で自立可能な形状を有することを特徴とする請求項1に記載の防水式光学装置。
  9. 前記防水式主筐体は内蔵される電池及び記憶媒体を開放面を介して交換可能にするためにシール状態で回動可能に設けられる回動蓋部材を備え、
    前記回動蓋部材は、前記開口部に対して開閉自在かつ係止可能にする開閉スライド機構を介して設けられる蓋組立体を備え、
    前記開閉スライド機構は、
    前記開口部の一端の近傍に設けられる蝶番部材と、
    前記蝶番部材により前記開口部の他端に向けてスライド可能に案内されるとともに、前記防水式主筐体に対して係止可能に設けられる蓋本体と、を備え、
    前記蓋本体に対して、
    弾性材料から構成され、平坦部とそれに続く傾斜部を形成したシール形状部材と、
    剛性材料から構成され、前記シール形状部材の前記平坦部の下面に設けられる支持部材と、
    剛性材料から構成され、前記シール形状部材の前記平坦部の上面に設けられるスペーサ部材とを積層させて固定し、
    前記蓋組立体を回動させて前記開口部を閉塞するときに、前記シール形状部材の前記傾斜部が前記開口部の内周面と密着されることでシール機能が確保されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の防水式光学装置。
  10. 前記無端シール部材、前記無端リップシール部材及び前記蓋用無端シール部材、天然ゴム、化学合成ゴム、高分子樹脂素材、シリコン系ゴム、エラストマ―、テフロン(登録商標)系ゴム、フッ素のうちの少なくともいずれかの素材から形成されることを特徴とする請求項6に記載の防水式光学装置。
  11. 前記無端シール部材及び前記無端リップシール部材には、表面に潤滑処理または撥水処理が施されることを特徴とする請求項10に記載の防水式光学装置。
  12. 前記シール形状部材は、天然ゴム、化学合成ゴム、高分子樹脂素材、シリコン系ゴム、エラストマ―、テフロン(登録商標)系ゴム、フッ素のうちの少なくともいずれかの素材から形成されることを特徴とする請求項9に記載の防水式光学装置。
  13. 前記防水式光学装置は撮像装置であり、前記防水式主筐体の前記背面において液晶表示面を覆う光透過性の表示面を形成したことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の防水式光学装置。
  14. 前記検出手段は、
    前記第2接合面側に設けられたアクチュエータと、
    前記アクチュエータにより通電がオン・オフされるように前記第2接合面側において対称位置に固定される第1センサ及び第2センサと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の防水式光学装置。
  15. 前記外壁部を係止状態及び非係止状態にするように前記制御手段に接続される電磁ソレノイドをさらに備え、
    前記検出手段は、
    前記第2接合面側に設けられたアクチュエータと、
    前記アクチュエータにより通電がオン・オフされるように前記第2接合面側において対称位置に固定される第1センサ及び第2センサと、を備え、
    前記アクチュエータは、
    前記第1センサ及び第2センサの通電のオン・オフを短時間行う小アクチュエータと、
    前記第1センサ及び第2センサの通電のオン・オフを長時間行う大アクチュエータとを有し、
    前記第2状態において、前記第1センサは前記小アクチュエータで通電がオンにされ、前記第2センサは前記大アクチュエータで通電がオンにされ、かつ前記電磁ソレノイドは前記外壁部を前記非係止状態に維持し、前記レンズ鏡胴を前記退避位置に位置させ、
    前記第1状態において、前記第1センサは前記大アクチュエータで通電がオンにされ、前記第2センサは前記小アクチュエータで通電がオンにされ、かつ前記電磁ソレノイドは前記外壁部を前記係止状態に維持し、前記レンズ鏡胴を前記突出位置に位置させることを特徴とする請求項3に記載の防水式光学装置。
  16. レンズ鏡胴を突出させる突出位置と、前記レンズ鏡胴を退避させる退避位置との間で駆動するレンズ駆動部を有する沈胴式レンズ鏡胴と、
    背面から前面にかけて上面に対して角度45度の傾斜面を成すように側面に形成される第1接合面と、前記第1接合面に穿設されるとともに前記沈胴式レンズ鏡胴を挿通する大きさを有する第1円形開口部と、を有した防水式主筐体と、
    前面から背面にかけて上面に対して角度45度の傾斜面を成すように一方の側面に形成される第2接合面と、前記第2接合面に穿設されるとともに前記沈胴式レンズ鏡胴を挿通する大きさを有する第2円形開口部と、前記沈胴式レンズ鏡胴の対物レンズに対向する他方の側面に設けられた防水レンズと、を有する防水式副筐体と、
    前記防水式主筐体と前記防水式副筐体とを、前記第1接合面と前記第2接合面との間で180度の角度分で回動自在かつシール状態にする回動シール手段と、
    前記回動シール手段を介して前記防水式主筐体と前記防水式副筐体とが相対的に180度回動されることで、前記防水式主筐体の長手方向に対して前記防水式副筐体の長手方向が直交する第1状態になったこと及び前記防水式主筐体の長手方向と前記防水式副筐体の長手方向とが一致する第2状態になったことを検出する検出手段と、
    前記検出手段に接続されるとともに前記レンズ駆動部の駆動制御を行う制御手段と、を備えた防水式光学装置の制御方法であって、
    前記制御手段は、前記検出手段により前記第2状態から前記第1状態に操作されたことが検出されると、当該検出に遅れて、前記レンズ鏡胴を前記退避位置から前記突出位置に駆動制御する工程と、
    前記第1状態から前記第2状態に操作されたことが検出されると、前記レンズ鏡胴を前記突出位置から前記退避位置に即座に駆動制御する工程と、を備えることを特徴とする防水式光学装置の制御方法。
  17. 前記防水式光学装置は、前記第2接合面側を係止状態及び非係止状態にするように前記制御手段に接続される電磁ソレノイドをさらに備え、
    前記検出手段は、
    前記第2接合面側に設けられたアクチュエータと、
    前記アクチュエータにより通電がオン・オフされるように前記第2接合面側において対象位置に固定される第1センサ及び第2センサと、を備え、
    前記アクチュエータは、
    前記第1センサ及び前記第2センサの通電のオン・オフを短時間行う小アクチュエータと、
    前記第1センサ及び前記第2センサの通電のオン・オフを長時間行う大アクチュエータとを有し、
    前記第2状態において、前記第1センサは前記小アクチュエータで通電がオンにされ、前記第2センサは前記大アクチュエータで通電がオンにされ、かつ前記電磁ソレノイドは前記第2接合面側を前記非係止状態に維持し、前記レンズ鏡胴を前記退避位置に位置させ、
    前記第1状態において、前記第1センサは前記大アクチュエータで通電がオンにされ、前記第2センサは前記小アクチュエータで通電がオンにされ、かつ前記電磁ソレノイドは前記第2接合面側を前記係止状態に維持し、前記レンズ鏡胴を前記突出位置に位置させることを特徴とする請求項16に記載の防水式光学装置の制御方法。
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