JP2010014893A - ホーリーファイバ - Google Patents

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Abstract

【課題】低非線形性を有しながらシングルモード動作特性と実用的な曲げ損失特性とを有するホーリーファイバを提供すること。
【解決手段】中心に位置するコア部と、前記コア部の外周に位置し、前記コア部の周囲に層状に形成された空孔を有するクラッド部と、を備え、前記空孔は、三角格子を形成するように配置され、該空孔の孔径をd[μm]、該三角格子の格子定数をΛ[μm]とすると、d/Λは0.43±0.03の範囲内であり、Λは20〜24μmであり、波長1550nmにおいてシングルモード動作するとともに波長1550nmにおける有効コア断面積が500μm以上である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホーリーファイバに関するものである。
ホーリーファイバ(Holey Fiber)、あるいはフォトニッククリスタルファイバは、中心に位置するコア部と、コア部の外周に位置し、コア部の周囲に配置した複数の空孔を有するクラッド部とを備え、空孔によってクラッド部の平均屈折率を下げ、光の全反射の原理を利用してコア部に光を伝搬させる新しいタイプの光ファイバである。このホーリーファイバは、空孔を用いて屈折率を制御することによって、従来の光ファイバでは実現不可能なEndlessly Single Mode(ESM)や、きわめて短波長側にシフトした零分散波長等の特異な特性を実現可能である。なお、ESMとは、カットオフ波長が存在せず、全ての波長の光がシングルモードで伝送することを意味し、広帯域にわたって高伝送速度の光伝送を可能にする特性である。
一方、ホーリーファイバは、有効コア断面積を大きくして光学非線形性を低くすることができるため、低非線形伝送媒体として、光通信用、あるいはハイパワー光を伝送するデリバリー用への応用も期待されている。特に、ホーリーファイバを用いれば、従来の光ファイバでは実現が難しい500μm以上の有効コア断面積を実現することができる。たとえば、非特許文献1では、コア部の直径を20μm以上に拡大し、有効コア断面積を500μm以上としたホーリーファイバ(フォトニッククリスタルファイバ)が開示されている。
M.D. Neilsen et al., "Predicting macrobending loss for large-mode area photonic crystal fibers", OPTICS EXPRESS, Vol.12, No.8, pp.1775-1779(2004)
しかしながら、従来のホーリーファイバは、有効コア断面積を大きくすると、光学非線形性が低下するものの、ESM特性が実現されなくなり、確実にシングルモード動作するものではなかった。したがって、従来の有効コア断面積を大きくしたホーリーファイバは、マルチモード動作するものとなって伝送する光の品質が劣化するおそれがあるという問題があった。また、有効コア断面積を大きくするとこれに応じて曲げ損失も大きくなるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、低非線形性を有しながらシングルモード動作特性と実用的な曲げ損失特性とを有するホーリーファイバを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るホーリーファイバは、中心に位置するコア部と、前記コア部の外周に位置し、前記コア部の周囲に層状に形成された空孔を有するクラッド部と、を備え、前記空孔は、三角格子を形成するように配置され、該空孔の孔径をd[μm]、該三角格子の格子定数をΛ[μm]とすると、d/Λは0.43±0.03の範囲内であり、Λは20〜24μmであり、波長1550nmにおいてシングルモード動作するとともに波長1550nmにおける有効コア断面積が500μm以上であることを特徴とする。
また、本発明に係るホーリーファイバは、上記の発明において、前記d/Λが0.43±0.02の範囲内であることを特徴とする。
また、本発明に係るホーリーファイバは、上記の発明において、前記空孔の層数は4層以上であることを特徴とする。
また、本発明に係るホーリーファイバは、上記の発明において、1650nm以下の波長における閉じ込め損失が0.001dB/km以下であることを特徴とする。
また、本発明に係るホーリーファイバは、上記の発明において、波長1550nmにおける波長分散の絶対値が24ps/nm/km以下であることを特徴とする。
また、本発明に係るホーリーファイバは、上記の発明において、前記Λが23μm以下であり、前記d/Λが0.43以上であり、前記層数が5以上であり、波長1550nmにおいて直径100mmにおける曲げ損失が10dB/m以下であることを特徴とする。
本発明によれば、低非線形性を有しながらシングルモード動作特性と実用的な曲げ損失特性とを有するホーリーファイバを実現できるという効果を奏する。
以下に、図面を参照して本発明に係るホーリーファイバの実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下ではホーリーファイバをHFと記載する。また、本明細書において特に定義しない用語については、ITU−T(国際電気通信連合)G.650.1における定義、測定方法に従うものとする。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るHFの断面概略図である。図1に示すように、このHF10は、中心に位置するコア部11と、コア部11の外周に位置するクラッド部12とを備える。なお、コア部11とクラッド部12とは、いずれも屈折率調整用のドーパントが添加されていない純シリカガラスからなる。
クラッド部12は、コア部11の周囲に層状に形成された空孔13を有する。なお、コア部11を中心とする正六角形の各頂点および各辺上に配置した空孔13の組み合わせを1層とすると、このHF10においては、空孔13の層数は5である。また、この空孔13は、層状に形成されるとともに、三角格子Lを形成するように配置されている。空孔13の直径はいずれもdであり、三角格子Lの格子定数、すなわち空孔13の中心間距離はΛである。
このHF10においては、dとΛとの比であるd/Λは0.43±0.03であり、Λは20〜24μmであり、波長1550nmにおいてシングルモード動作するとともに波長1550nmにおける有効コア断面積が500μm以上である。その結果、このHF10は、波長1550nmにおいて低非線形性を有しながらシングルモード動作特性を有するものとなる。さらに、このHF10は、直径100mmにおける曲げ損失が250dB/m以下であり、光通信用等に通常用いられている光ファイバ巻き付け用のボビンに巻き付けた場合に、光を伝送できる程度の実用的な曲げ損失特性を有している。
さらに、このHF10においては、コア部11から空孔13間の隙間へ光が漏洩することによって発生する損失である閉じ込め損失が、1650nm以下の波長において0.001dB/km以下であり、伝送損失に対してほとんど影響がないくらい十分に小さい。
以下、有限要素法(FEM)シミュレーションを用いた計算結果を参照して、本発明についてより具体的に説明する。なお、以下では、曲げ損失とは、直径100mmにおける曲げ損失を意味するものとする。
はじめに、シングルモード動作特性について説明する。図2は、図1に示すHF10と同様の構造を有するHFにおいて、比d/Λを変化させた場合の、Λと波長1550nmにおけるV値との関係を示す図である。ここで、V値とは、光ファイバの規格化周波数のことであり、光ファイバのV値が2.405以下の場合にその光ファイバは理論的にシングルモード動作する。また、V値が2.405を越える光ファイバであっても、実際に使用される長さである100m程度以上の長さにおいては、高次モードの光は伝送の途中で漏洩して消失するため、V値が2.5以下であれば実質的にシングルモード動作することが知られている。図2においては、HFにおけるV値の計算方法として、K.Saitoh and M.Koshiba, "Empirical relation for simple design of photonic crystal fibers", OPTICS EXPRESS, Vol.13, No.1, pp.267-274(2005)に記載の方法を使用した。
図2に示すように、Λが5〜24μmの範囲において、d/Λが0.43以下であれば、V値は2.405以下となるため、HF10は確実にシングルモード動作するものとなる。また、d/Λが0.46以下であれば、V値は2.5以下となるため、HF10は実質的にシングルモード動作するものとなる。なお、d/Λが0.43より小さければ、HF10は確実にシングルモード動作するものとなるが、d/Λが小さくなると、同じ有効コア断面積を実現しようとする場合に曲げ損失が増大し、または同じ曲げ損失を実現しようとする場合に有効コア断面積が減少する。
したがって、本実施の形態に係るHF10のように、d/Λが0.43±0.03であり、Λが20〜24μmであれば、波長1550nmにおいてシングルモード動作特性を実現しつつ、好ましい有効コア断面積と曲げ損失とを両立できる。また、d/Λが0.43±0.02であれば、シングルモード動作特性をより確実に実現できるので好ましい。
つぎに、有効コア断面積および曲げ損失について説明する。図3は、図1に示すHF10において、d/Λを0.43に固定した場合の、Λと波長1550nmにおける有効コア断面積および曲げ損失との関係を示す図である。なお、図3において、「Aeff」とは有効コア断面積を意味し、線L1がΛと有効コア断面積との関係を示し、線L2がΛと曲げ損失との関係を示している。図3においては、有効コア断面積はΛが20μmの場合に504.5μmであり、Λの増加に応じて増大する。一方、曲げ損失もΛの増加に応じて増大し、Λが24μmの場合に178dB/mとなる。すなわち、HF10は、d/Λが0.43の場合において、504.5μm以上の有効コア断面積と、178dB/m以下の曲げ損失とを有するものとなる。
ここで、図4は、図1に示すHF10に直径100mmの曲げを加えた場合の波長1550nmの光のフィールド分布を示す図である。なお、図4において、上側の図は曲げ損失が約10dB/mである場合を示し、下側の図は曲げ損失が約100dB/mである場合を示している。また、図4において、明るい部分ほど光のフィールドが強く分布している。図4に示すように、曲げ損失が約10dB/mの場合は、光のフィールドがコア部に集中しており、損失が十分少ないように光のパワーを伝送できる。一方、曲げ損失が約100dB/mの場合は、光のフィールドはHF内に分散しているものの、コア部にも存在するため、光通信用あるいはハイパワー光のデリバリー用として実用的な程度に光のパワーを伝送できるようになっている。なお、曲げ損失が250dB/m程度の場合も、100dB/mの場合と同様に実用的な光のパワー伝送が可能である。
つぎに、閉じ込め損失について説明する。図5は、図1に示すHF10と、このHF10と同様の構造を有するが空孔の層数がHF10とは異なり3または4であるHFとにおいて、Λを変化させた場合の、空孔の層数と波長1550nmにおける閉じ込め損失との関係を示す図である。なお、図5においては、各HFのd/Λを0.43に固定している。図5に示すように、Λが20〜24μmの範囲において、Λを変化させても閉じ込め損失はあまり変化しないが、空孔の層数が増加すると閉じ込め損失は小さくなる。
図5に示すように、空孔の層数が5であるHF10については、閉じ込め損失が約10−6dB/kmと極めて小さい。一方、従来のシングルモード動作する石英ガラス系の光ファイバの伝送損失は、最低でも0.195dB/km程度である。したがって、HF10において、閉じ込め損失は、伝送損失に対して無視できる程度に小さいため、伝送損失に影響を及ぼさない。また、図5に示すように、HF10と同様の構造を有するHFにおいて、空孔の層数を4以上とすれば、閉じ込め損失は10−3dB/kmすなわち0.001dB/km以下となり、伝送損失にほとんど影響がないくらい十分に小さくなるので好ましい。また、空孔の層数が7以下であれば、形成すべき空孔の総数が200以下であるため、製造が容易となり好ましい。
なお、図5は波長1550nmにおける閉じ込め損失を示すものであるが、閉じ込め損失は波長に依存する。図6は、図5に示すHFにおける波長と閉じ込め損失との関係を示す図である。なお、線L3は空孔の層数が4でΛが22μm、線L4は空孔の層数が4でΛが23μmの場合をそれぞれ示す。また、線L5、L6は空孔の層数が5であるHF10の場合をそれぞれ示し、線L5はΛが22μmの場合、線L6はΛが23μmの場合である。図6に示すように、空孔の層数が4層以上であれば、波長1550nmに限らず、波長1450〜1650nmの範囲で閉じ込め損失が0.001dB/km以下となり、光通信で用いられるCバンド(約1530〜1565nm)、Lバンド(約1565〜1630nm)を含む広い波長範囲において十分に小さい値となる。
また、図5に示したように、HFの閉じ込め損失は空孔の層数によって大きく変化する。しかしながら、有効コア断面積および波長分散値は空孔の層数による変化が小さい。図7は、図5に示すHFにおいて、Λを変化させた場合の、空孔の層数と波長1550nmにおける有効コア断面積および波長分散との関係を示す図である。なお、図7において、凡例における表記はΛの値と対応する特性を示している。たとえば、凡例において「20−Aeff」との表記は、Λが20μmにおける有効コア断面積であることを意味し、「20−分散」との表記は、Λが20μmにおける波長分散であることを意味している。図7に示すように、Λが20〜24μmの範囲において、Λを変化させても有効コア断面積および波長分散はあまり変化しない。なお、波長分散については、その絶対値が24ps/nm/km以下であり、光通信用の標準のシングルモード光ファイバと同程度の抑制された値となっている。
つぎに、FEMシミュレーションを用いたさらに具体的な計算結果を示す。図8は、FEMシミュレーションを用いて計算した計算例1〜13に係るHFの設計パラメータであるd/Λ、Λ、空孔の層数と各HFの光学特性とについて示す図である。なお、図8に示す光学特性は、いずれも波長1550nmにおける値である。図8に示すように、計算例1〜13に係るHFは、d/Λが0.43±0.03、Λが20〜24μmであるから、いずれも図2に示したV値が2.5以下のものであって、実質的にシングルモード動作するものである。また、計算例1〜13に係るHFのいずれも、500μm以上の有効コア断面積と、250dB/m以下の曲げ損失と、0.001dB/m以下の閉じ込め損失と、絶対値が24ps/nm/km以下の波長分散とを実現している。特に、Λが23μm以下であり、d/Λが0.43以上であり、層数が5以上である計算例1〜4、9〜11に係るHFは、10dB/m以下の曲げ損失を実現している。
(実施例1、2)
つぎに、本発明の実施例1、2として、純シリカガラスからなり、図1に示すHF10と同様の構造を有するHFをスタック&ドロー法を用いて製造した。なお、設計パラメータであるd/Λ、Λ、空孔の層数は、実施例1については図8に示す計算例3の値とし、実施例2については計算例4の値とした。
図9は、製造した実施例1に係るHFの断面構造写真を示す図である。図9において黒い部分が空孔である。また、図10は、実施例1、2に係るHFの設計パラメータと測定した光学特性について示す図である。なお、図10に示す光学特性は、いずれも波長1550nmにおける値である。図10に示すように、本実施例1、2に係るHFの光学特性は、図8に示すシミュレーション計算で得られた光学特性にきわめて近いことが確認された。また、本実施例1、2に係るHFを伝送する光のフィールドの測定を行なったところ、基底モード以外のモードが存在せず、本実施例1、2に係るHFがシングルモード動作していることが確認された。なお、本実施例1、2に係るHFの伝送損失はそれぞれ8.6dB/km、14.9dB/kmであり、計算から予想される閉じ込め損失よりも十分に大きいため、本実施例1、2に係るHFにおいて、閉じ込め損失は伝送損失に対してほとんど影響がないと考えられる。
本発明の実施の形態に係るHFの断面概略図である。 図1に示すHFと同様の構造を有するHFにおいて、比d/Λを変化させた場合の、Λと波長1550nmにおけるV値との関係を示す図である。 図1に示すHFにおいて、d/Λを0.43に固定した場合の、Λと波長1550nmにおける有効コア断面積および曲げ損失との関係を示す図である。 図1に示すHFに直径100mmの曲げを加えた場合の波長1550nmの光のフィールド分布を示す図である。 図1に示すHFと、このHFと同様の構造を有するが空孔の層数が3または4であるHFとにおいて、Λを変化させた場合の、空孔の層数と波長1550nmにおける閉じ込め損失との関係を示す図である。 図5に示すHFにおける波長と閉じ込め損失との関係を示す図である。 図5に示すHFにおいて、Λを変化させた場合の、空孔の層数と波長1550nmにおける有効コア断面積および波長分散との関係を示す図である。 FEMシミュレーションを用いて計算した計算例1〜13に係るHFの設計パラメータと各HFの光学特性とについて示す図である。 製造した実施例1に係るHFの断面構造写真を示す図である。 実施例1、2に係るHFの設計パラメータと測定した光学特性について示す図である。
符号の説明
10 HF
11 コア部
12 クラッド部
13 空孔
L 三角格子
L1〜L6 線

Claims (6)

  1. 中心に位置するコア部と、
    前記コア部の外周に位置し、前記コア部の周囲に層状に形成された空孔を有するクラッド部と、
    を備え、前記空孔は、三角格子を形成するように配置され、該空孔の孔径をd[μm]、該三角格子の格子定数をΛ[μm]とすると、d/Λは0.43±0.03の範囲内であり、Λは20〜24μmであり、波長1550nmにおいてシングルモード動作するとともに波長1550nmにおける有効コア断面積が500μm以上であることを特徴とするホーリーファイバ。
  2. 前記d/Λが0.43±0.02の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のホーリーファイバ。
  3. 前記空孔の層数は4層以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のホーリーファイバ。
  4. 1650nm以下の波長における閉じ込め損失が0.001dB/km以下であることを特徴とする請求項3に記載のホーリーファイバ。
  5. 波長1550nmにおける波長分散の絶対値が24ps/nm/km以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のホーリーファイバ。
  6. 前記Λが23μm以下であり、前記d/Λが0.43以上であり、前記層数が5以上であり、
    波長1550nmにおいて直径100mmにおける曲げ損失が10dB/m以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のホーリーファイバ。
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