JP2010014305A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵庫において、コストアップを招くことなく、減圧手段の駆動音が耳障りとならないようにすること。
【解決手段】冷蔵庫は、圧縮機やファンモータなどの駆動部品と、貯蔵室を形成する冷蔵庫本体と、貯蔵室の開口部を開閉する貯蔵室ドアと、低圧室を有する低圧室ユニットと、低圧室を減圧する減圧手段と、減圧手段の運転を制御する制御装置とを備える。制御装置は、冷蔵庫の通常状態における減圧手段の運転開始を、駆動部品の運転中に可能とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、冷蔵庫に係り、特に低圧室を有する冷蔵庫に好適なものである。
従来の冷蔵庫として、特開平10−103849号公報(特許文献1)に示されたものがある。この冷蔵庫は、減圧貯蔵室を設け、この減圧貯蔵室は他の貯蔵室からは独立していて冷却されない構造となっており、真空ポンプにより空気を吸引して減圧するようになっている。これにより、冷却は必要なく乾燥保存が必要な食品を減圧貯蔵室に収納し、その食品の吸湿を防ぎ長期保存を行うことができる。また、減圧貯蔵室の空気圧力検知手段として圧力センサを用い、検知圧力が所定圧力より高い場合に真空ポンプを運転し、低い場合に真空ポンプを停止させる。また、真空ポンプを手動でオン/オフできる手段を有し、減圧保存が必要な場合に使用者がこれを選択できるようになっている。
従来の別の冷蔵庫として、特開2004−218924号公報(特許文献2)に示されたものがある。この冷蔵庫は、食品収納室の空気雰囲気を低酸素状態に制御して鮮度保持する貯蔵によって食品の長期保存を図るものである。そのために、貯蔵室に減圧貯蔵空間を独立して設け、真空ポンプを同じ貯蔵室に設置している。この真空ポンプにより排気管を通じて減圧貯蔵空間の空気を排出し、真空ポンプの吸引時間や排気管の開口度により所定圧力まで減圧して低酸素状態にするものである。そして、真空ポンプは、箱状の遮音ケースで覆われると共に、ケース内部にある硬質ゴムによる遮音壁及び連続気泡のポリウレタンフォームからなる軟質吸音材を配して遮音する構造となっている。また、貯蔵室のドアが開放した時にそれを検出して真空ポンプを停止させ、真空ポンプの駆動音が外部に洩れないようにしている。
特開平10−103849号公報 特開2004−218924号公報
ところが、上述した特許文献1及び特許文献2の冷蔵庫では、次のような問題がある。
特許文献1の冷蔵庫では、減圧手段である真空ポンプの駆動音について配慮されていないため、その駆動音、特に運転開始時の駆動音が耳障りとなる課題があった。
また、特許文献2の冷蔵庫では、真空ポンプ自体の駆動音を低減させるために、硬質ゴムによる遮音壁、軟質吸音材、及び遮音ケースからなる構造としており、コストが高いものとなってしまう課題があった。
本発明の目的は、コストアップを招くことなく、減圧手段の駆動音が耳障りとならないようにできる冷蔵庫を提供することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明では、圧縮機やファンモータなどの駆動部品と、貯蔵室を形成する冷蔵庫本体と、前記貯蔵室の開口部を開閉する貯蔵室ドアと、低圧室を有する低圧室ユニットと、前記低圧室を減圧する減圧手段と、前記減圧手段の運転を制御する制御装置と、を備えた冷蔵庫において、前記制御装置は、冷蔵庫の通常状態における前記減圧手段の運転開始を、前記駆動部品の運転中に可能とすることにある。
係る本発明のより好ましい具体的な構成例は次の通りである。
(1)前記減圧手段は真空ポンプで構成され、前記低圧室ユニットは前記低圧室を形成する低圧室本体と前記低圧室の開口部を開閉する低圧室ドアとを備えていること。
(2)前記制御装置は、冷蔵庫の通常状態における前記減圧手段の運転を、前記駆動部品の運転中のみ可能とすること。
(3)前記貯蔵室ドアの開閉を検出する貯蔵室ドア検知手段を備え、前記低圧室は貯蔵室内に配置され、前記制御装置は、前記貯蔵室ドアが開いている時に、前記減圧手段の運転を停止すること。
(4)前記制御装置は、前記貯蔵室ドアが開から閉になった時に、前記駆動部品の運転状態によらず、前記減圧手段の運転開始を可能とすること。
(5)前記低圧室ドアの開閉を検出する低圧室ドア検知手段を備え、前記制御装置は、前記低圧室ドアが開いている時に前記減圧手段を停止し、前記低圧室ドアが開から閉になった時に、前記駆動部品の運転状態によらず、前記減圧手段の運転開始を可能とすること。
(6)前記減圧手段の運転を操作可能な操作ボタンを備え、前記制御装置は、前記操作ボタンが操作された時に、前記駆動部品の運転状態によらず、前記減圧手段の運転開始を可能とすること。
係る本発明の冷蔵庫によれば、コストアップを招くことなく、減圧手段の駆動音が耳障りとならないようにできる。
以下、本発明の一実施形態の冷蔵庫について、図面を参照しながら説明する。
まず、本実施形態の冷蔵庫の全体に関して図1及び図2を参照しながら説明する。図1は本実施形態の冷蔵庫の正面図、図2は図1の冷蔵庫の縦断面図である。
冷蔵庫は、冷蔵庫本体1、貯蔵室ドア6〜10、冷凍サイクル、制御装置40(図6参照)を備えて構成されている。冷蔵庫本体1は、鋼板製の外箱11と樹脂製の内箱12との間にウレタン発泡断熱材13及び真空断熱材(図示せず)を有して構成され、上から冷蔵室2、冷凍室3、4、野菜室5の順に複数の貯蔵室を有している。換言すれば、最上段に冷蔵室2が、最下段に野菜室5が、それぞれ区画して配置されており、冷蔵室2と野菜室5との間には、これらの両室と断熱的に仕切られた冷凍室3、4が配設されている。冷蔵室2及び野菜室5は冷蔵温度帯の貯蔵室であり、冷凍室3、4は、0℃以下の冷凍温度帯(例えば、約−20℃〜−18℃の温度帯)の貯蔵室である。なお、冷凍室3は製氷室3aと急冷凍室3bとに区画されている。
冷蔵庫本体1の前面には、貯蔵室2〜5の前面開口部を開閉する貯蔵室ドア6〜10が設けられている。冷蔵室ドア6は冷蔵室2の前面開口部を開閉するドア、製氷室ドア7は製氷室3aの前面開口部を開閉するドア、急冷凍室ドア8は急冷凍室3bの前面開口部を開閉するドア、冷凍室ドア9は冷凍室4の前面開口部を開閉するドア、野菜室ドア10は野菜室5の前面開口部を開閉するドアである。冷蔵室ドア6は観音開き式の両開きのドアで構成され、製氷室3a、急冷凍室3b、冷凍室4、野菜室5は、引き出し式のドアによって構成され、引き出しドアとともに貯蔵室の容器が引き出される。
冷蔵室ドア6の前面には、使用者が手動で冷蔵庫の各種の運転の操作を行うことができる操作パネル19が設けられている。この操作パネル19には、減圧手段である真空ポンプ30(図3参照)の運転操作をすることができる真空操作ボタン34が備えられている。
冷蔵庫本体1の内面には、冷蔵室ドア6の開閉を検知する冷蔵室ドアスイッチ18が設けられている。この冷蔵室ドアスイッチ18は、冷蔵室ドア6が閉じるとオンされ、冷蔵室ドア6が開くとオフされる。冷凍室4の背面部には、冷凍室4の温度を検出する冷凍室温度センサ17が設けられている。
冷蔵室2の最下段の一側(右側)には、横幅及び奥行きよりも高さが低い略直方体の外観を呈する低圧室ユニット20が設置されている。
冷蔵庫本体1には、冷凍サイクルが設置されている。この冷凍サイクルは、圧縮機14、凝縮器(図示せず)、減圧手段であるキャピラリチューブ(図示せず)及び蒸発器15、そして再び圧縮機14の順に接続して構成されている。圧縮機14及び凝縮器は冷蔵庫本体1の背面下部に設けられた機械室に設置されている。蒸発器15は冷凍室3、4の後方に設けられた冷却器室に設置され、この冷却器室における蒸発器15の上方に庫内冷却ファン16が設置されている。
蒸発器15によって冷却された冷気は、庫内冷却ファン16によって冷蔵室2、製氷室3a、急冷凍室3b、冷凍室4及び野菜室5の各貯蔵室へと送られる。具体的には、庫内冷却ファン16によって送られる冷気は、開閉可能なダンパー装置を介して、その一部が冷蔵室2及び野菜室5の冷蔵温度帯の貯蔵室へと送られ、他の一部が製氷室3a、急冷凍室3b及び冷凍室4の冷凍温度帯の貯蔵室へと送られる。
庫内冷却ファン16によって冷蔵室2、製氷室3a、急冷凍室3b、冷凍室4及び野菜室5の各貯蔵室へと送られた冷気は、各貯蔵室を冷却した後、冷気戻り通路を通って冷却器室へと戻される。このように、本実施形態の冷蔵庫は冷気の循環構造を有しており、各貯蔵室2〜5を適切な温度に維持する。
次に、図2から図5を参照しながら、低圧室ユニット20及び真空ポンプ30に関して具体的に説明する。図3は図2の冷蔵庫の冷蔵室の最下段部分の断面斜視図、図4は図3の低圧室ユニット及び真空ポンプの斜視図、図5は図3における低圧室ユニットと真空ポンプとの接続状態を簡易的に示す図である。
低圧室ユニット20は、低圧室21を形成する低圧室本体22と、低圧室21の前面に設けられた食品出し入れ用開口部を開閉する低圧室ドア23と、低圧室21に配置された収納トレイ24と、低圧室ドア23の開閉を検知する低圧室ドアスイッチ25と、を備えて構成されている。ここで、低圧室21とは、減圧手段によって、大気圧未満に減圧される室をいう。
減圧手段を構成する真空ポンプ30は、ポンプ機構部31と、圧力センサ32とを備え、低圧室ユニット20の側方に近接して配置されている。この真空ポンプ30は、導管33を介して低圧室ユニット20に接続されており、導管33を通して低圧室21の空気を吸引して低圧室21を減圧する。真空ポンプ30には圧力センサ32が内蔵されている。この圧力センサ32は、導管33を通して低圧室21と導通され、低圧室21の圧力を検出可能となっている。
本発明者らの実験によれば、低圧室21の容積が14Lの場合、0kPa・G(大気圧)から−30kPa・Gまでの真空ポンプ30の必要運転時間はおよそ1分半〜2分程度である。なお、本明細書中、圧力値はゲージ圧とし、その単位はkPa・Gで表すものとする。従って大気圧=0kPa・Gであり、それより低圧時はマイナスの値となる。
次に、図6から図8を参照しながら、本実施形態の制御系の構成及び動作を説明する。図6は本実施形態の制御系の構成図、図7は図6の制御系による圧縮機及び庫内冷却ファンの制御動作を示すフローチャート、図8は図6の制御系による真空ポンプの制御動作を示すフローチャートである。
図6に示すように、マイコンで構成される制御装置40は、冷凍室温度センサ17、冷蔵室ドアスイッチ18、低圧室ドアスイッチ25、圧力センサ32、真空操作ボタン34を含む操作パネル19、真空ポンプ31、庫内冷却ファン16、圧縮機14と電気的に接続されている。そして、制御装置40は、冷凍室温度センサ17、冷蔵室ドアスイッチ18、低圧室ドアスイッチ25、圧力センサ32、真空操作ボタン34を含む操作パネル19等から入力信号を受け、これに基づいて各種の処理を行って出力信号を生成し、この出力信号を真空ポンプ31、庫内冷却ファン16、圧縮機14等に出力してこれらの機器を制御する。
まず、冷蔵庫の基本となる圧縮機14及び庫内冷却ファン16の制御について、図7のフローチャートで説明する。
制御がスタート後、冷凍室4の温度を検出する冷凍室温度センサ17の検出温度が設定温度(例えば−18℃)以上であるかを判定し(ステップS1)、冷凍室4が−18℃以上であれば、圧縮機14を運転する(ステップS2)。次いで、冷蔵室ドアスイッチ18による冷蔵室ドア6の開閉を判定し(ステップS3)、冷蔵室ドア6が閉であれば、庫内冷却ファン16を運転し(ステップS4)、ステップS1に戻る。
ステップS3の判定で冷蔵室ドア6が開であれば、庫内冷却ファン16を停止する(ステップS6)。また、ステップS1の判定で冷凍室温度センサ17の検出温度が−18℃未満であれば、ステップS5にて圧縮機14を停止し、テップS6にて庫内冷却ファン16を停止する。
上述した制御を繰り返すことにより冷凍室4の温度は−18℃程度に保たれる。
なお、図7のフローチャートでは、圧縮機14を運転/停止させる冷凍室温度センサ17の設定温度を−18℃の一点として説明してあるが、圧縮機14の頻繁な運転/停止を避けるため、冷凍室温度センサ17の設定値にはヒステリシスを設けて運転する温度と停止する温度を変えることが一般的であり、本実施形態でもそのようになっている。そのため、圧縮機14の運転/停止の頻度はおよそ1時間当たり1回程度であり、その1回当たりの運転時間は30分程度以上、冬場など外気温度が低く冷蔵庫としての熱漏洩が少ない場合でも、1回当たり10分程度以上は運転することが多い。
次に、低圧室21の減圧制御について説明する。この低圧室21の減圧制御の基本は、圧力センサ32で検出される低圧室21の圧力に応じて真空ポンプ30の運転/停止を制御するものである。なお、到達真空圧力は−20〜−30kPa・Gを目標としている。以下、図8のフローチャートで説明する。
制御スタート後、低圧室21の圧力を検出する圧力センサ32の検出値が設定圧力(例えば−30kPa・G)以下であるかを判定し(ステップS7)、低圧室21が−30kPa・G以下であると判定した場合には、真空ポンプ30を停止し(ステップS11)、ステップS7に戻る。
ステップS7の判定で、圧力センサ32検出値が−30kPa・Gを超えると判定した場合には、冷蔵室ドアスイッチ18による冷蔵室ドア6の開閉を判定し(ステップS8)、冷蔵室ドア6が開と判定した場合には、真空ポンプ30を停止し(S11)、ステップS7に戻る。ステップS8の判定で、冷蔵室ドア6が閉であると判定した場合には、圧縮機14の運転状態(運転中か、停止中か)を判定する(ステップS9)。このステップS9の判定で、圧縮機14が運転中であると判定した場合には、真空ポンプ30を運転し(ステップS12)、ステップS7に戻る。
ステップS9の判定で、圧縮機14が停止中であると判定した場合には、庫内冷却ファン16の運転状態(運転中か、停止中か)を判定し(ステップS10)、庫内冷却ファン16が運転中であると判定した場合には、真空ポンプ30を運転し(ステップS12)、ステップS7に戻る。ステップS10の判定で、庫内冷却ファン16が停止中であると判定した場合には、真空ポンプ30を停止し(ステップS11)、ステップS7に戻る。
係る制御により、低圧室21の圧力が−30kPa・Gに達していない時には、圧縮機14または庫内冷却ファン16のどちらかが運転中の間にのみ真空ポンプ30は運転が開始される。これによって、圧縮機14または庫内冷却ファン16のどちらかの駆動音によって、真空ポンプ30の運転開始時の駆動音が耳障りとならなくなる。
ここで、真空ポンプ30の運転条件が限られる訳であるが、前述の通り圧縮機14及び庫内冷却ファン16は1時間当たり10分程度以上の運転するものであるのに対し、真空ポンプ30の1回当たりの必要運転時間は2分程度であるため、真空ポンプ30の運転時間としては特に問題はない。加えて、低圧室21を減圧状態にする目的は食品の長期保存などであるのに対し、1時間に1回程度は真空ポンプ30が運転可能な機会があるため問題はない。
なお、本実施形態では、真空ポンプ30は圧縮機14または庫内冷却ファン16の少なくともどちらかが運転中の間にのみ真空ポンプ30は運転が行われるので、真空ポンプ30の駆動音が耳障りとならなくなる。
さらには、真空ポンプ30は冷蔵室ドア6が開いているときには必ず停止するので、真空ポンプ30の駆動音は冷蔵庫外には出ず、また冷蔵室ドア6が閉まっている間は、圧縮機14の運転音か庫内冷却ファン16の運転音もしくはその両方の運転音がしている中で真空ポンプ30が運転されるため、真空ポンプ30の運転音が使用者にとって聞こえないまたは耳障りにならないようにすることができる。
ちなみに、圧縮機14や庫内冷却ファン16のような駆動部品としては、他に、凝縮器や圧縮機14を冷却するための機械室ファン(図示せず)なども挙げられ、この機械室ファンの運転状態を真空ポンプ30の運転条件に加えてもなんら問題は無い。
本実施形態では、圧縮機14及び庫内冷却ファン16が両方とも停止した場合には、真空ポンプ30も停止させる制御であるが、一度真空ポンプ30が運転開始した後は、圧縮機14及び庫内冷却ファン16がともに停止していても真空ポンプ30を停止しないという制御も、真空ポンプ30の駆動音が耳障りにならないようにする上で有効である。これは、使用者にとっては真空ポンプ30の駆動音の大小ではなく、真空ポンプ30が停止状態から始動した瞬間の音の変化・増加が耳障りと感じる場合があるためである。
上述した図8に示す制御は真空ポンプ30は−30kPa・Gを目標に自動的に運転/停止を繰り返す制御であるが、使用者がすぐに減圧動作を行いたい場合に、圧縮機14または庫内冷却ファン16の運転状態により真空ポンプ30の運転が制限されることになる。
そこで、使用者が操作パネル19内の真空操作ボタン34を操作した時は、圧縮機14及び庫内冷却ファン16の運転状態によらず、真空ポンプ30を運転可能な制御としている。この場合、使用者が意図的に減圧動作、つまり真空ポンプ30を運転させているため、真空ポンプ30の駆動音については問題になる可能性が減じられるため、このように制御することは有効である。
さらには、低圧室ドア6aが開いた時、低圧室21は瞬時に0kPa・G(大気圧)となるので、使用者が意図的に低圧室21を操作して低圧室21を使用したいということであり、低圧室ドアスイッチ25により低圧室ドア6aが開から閉になったと検出された場合は、圧縮機14及び庫内冷却ファン16の運転状態によらず真空ポンプ30を運転可能とする制御を行っている。
本発明の一実施形態の冷蔵庫の正面図である。 図1の冷蔵庫の縦断面図である。 図2の冷蔵室の最下段空間部分の断面斜視図である。 図3の低圧室ユニット及び真空ポンプの斜視図である。 図3における低圧室ユニットと真空ポンプとの接続状態を簡易的に示す図である。 本実施形態の制御系の構成図である。 図6の制御系による圧縮機及び庫内冷却ファンの制御動作を示すフローチャートである。 図6の制御系による真空ポンプの制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…冷蔵庫本体、2…冷蔵室、3…冷凍室、3a…製氷室、3b…急冷凍室、4…冷凍室、5…野菜室、6…冷蔵室ドア、7…製氷室ドア、8…急冷凍室ドア、9…冷凍室ドア、10…野菜室ドア、11…外箱、12…内箱、13…発泡断熱材、14…圧縮機、15…蒸発器、16…庫内冷却ファン、17…冷凍室温度センサ、18…冷蔵室ドアスイッチ、19…操作パネル、20…低圧室ユニット、21…低圧室、22…低圧室本体、23…低圧室ドア、24…収納トレイ、25…低圧室ドアスイッチ、真空ポンプ30、ポンプ機構部31、圧力センサ32、33…導管、34…真空操作ボタン。

Claims (7)

  1. 圧縮機やファンモータなどの駆動部品と、貯蔵室を形成する冷蔵庫本体と、前記貯蔵室の開口部を開閉する貯蔵室ドアと、低圧室を有する低圧室ユニットと、前記低圧室を減圧する減圧手段と、前記減圧手段の運転を制御する制御装置と、を備えた冷蔵庫において、
    前記制御装置は、冷蔵庫の通常状態における前記減圧手段の運転開始を、前記駆動部品の運転中に可能とすることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1において、前記減圧手段は真空ポンプで構成され、前記低圧室ユニットは前記低圧室を形成する低圧室本体と前記低圧室の開口部を開閉する低圧室ドアとを備えていることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項2において、前記制御装置は、冷蔵庫の通常状態における前記減圧手段の運転を、前記駆動部品の運転中のみ可能とすることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 請求項2において、前記貯蔵室ドアの開閉を検出する貯蔵室ドア検知手段を備え、前記低圧室は貯蔵室内に配置され、前記制御装置は、前記貯蔵室ドアが開いている時に、前記減圧手段の運転を停止することを特徴とする冷蔵庫。
  5. 請求項2において、前記制御装置は、前記貯蔵室ドアが開から閉になった時に、前記駆動部品の運転状態によらず、前記減圧手段の運転開始を可能とすることを特徴とする冷蔵庫。
  6. 請求項2において、前記低圧室ドアの開閉を検出する低圧室ドア検知手段を備え、前記制御装置は、前記低圧室ドアが開いている時に前記減圧手段を停止し、前記低圧室ドアが開から閉になった時に、前記駆動部品の運転状態によらず、前記減圧手段の運転開始を可能とすることを特徴とする冷蔵庫。
  7. 請求項2において、前記減圧手段の運転を操作可能な操作ボタンを備え、前記制御装置は、前記操作ボタンが操作された時に、前記駆動部品の運転状態によらず、前記減圧手段の運転開始を可能とすることを特徴とする冷蔵庫。
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