JP2013061082A - 冷蔵庫 - Google Patents

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福太郎 岡田
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Abstract

【課題】圧力の変化による貯蔵室の変形に追従して、適切に温度検出を行う冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】内部を間接的に冷却する貯蔵室と、該貯蔵室内を減圧する減圧手段と、前記貯蔵室の温度を検知する温度検知手段とを備え、該温度検知手段は、前記貯蔵室の外表面に弾性的に押付けるように固定部材により取り付けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は冷蔵庫に関するものである。
本技術分野の従来技術として、特開2009−36500号公報(特許文献1)に示されたものがある。特許文献1記載の構成は、冷蔵室を含む複数の貯蔵室を形成した冷蔵庫本体と、前記各貯蔵室の前面開口を開閉する扉と、前記冷蔵室内に配置された低圧室と、前記低圧室内を減圧する減圧手段とを備えた冷蔵庫において、前記低圧室は、開口部を有する低圧室本体と、前記開口部を開閉する低圧室ドアとを有し、前記低圧室本体は、前面に前記開口部を形成した箱状の樹脂製の外郭と、前記外郭の両側壁,底壁及び背壁に対応する両側壁,底壁及び背壁を有する金属製の板状部材と、前記外郭の前記両側壁及び前記背壁に設けられた突部と、前記板状部材の前記両側壁及び前記背壁に設けられて前記突部に係止される係止部を有する。
特開2009−36500号公報
特許文献1では低圧室内の圧力以外の気体状態を検知する検知手段は備えられていないため、ガスの温度などを検知できず、低圧室内の収納物の温度を判定できないため収納物に最適の保存状態に保つことが困難である。また、低圧室内に温度検知手段を設けるためには、低圧室の内部と外部を連通する孔を形成する必要がある。
さらに、低圧室内部を減圧すると、低圧室容器自体が負圧により変形するため、温度検知手段の設置状態によっては、適切に温度を検知できないおそれがある。
そこで本発明は、圧力の変化による貯蔵室の変形に追従して、適切に温度検出を行う冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。その一例として、内部を間接的に冷却する貯蔵室と、該貯蔵室内を減圧する減圧手段と、前記貯蔵室の温度を検知する温度検知手段とを備え、該温度検知手段は、前記貯蔵室の外表面に弾性的に押付けるように固定部材により取り付けられる。
本発明によれば、圧力の変化による貯蔵室の変形に追従して、適切に温度検出を行う冷蔵庫を提供することができる。
本発明の一実施形態の冷蔵庫の中央縦断面図である。 図1に示した冷蔵室の最下段空間部分の断面斜視図である。 図1に示した冷蔵室の背面部材の正面図である。 図2に示した温度検知手段の固定部材の斜視図である。 図2のA−A断面図である。 固定部材を低圧室に取付ける前の断面図である。 図2のB−B断面図である。 本発明の一実施形態の冷蔵庫における制御の内容を示す制御ブロック図である。
以下、本発明の一実施形態の冷蔵庫について、添付の図を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1及び図2を参照しながら、冷蔵庫の構成に関して説明する。なお、図1は本実施形態の冷蔵庫の中央縦断面図であり、図2は図1に示した冷蔵室の最下段空間部分の断面斜視図である。
これらの図からも明らかなように、冷蔵庫は、冷蔵庫本体1と、その前面に設けられた複数の扉6〜10を備えて構成されている。冷蔵庫本体1は、鋼板製の外箱11と、樹脂製の内箱12、それらの間に充填されたウレタン発泡断熱材13及び/又は真空断熱材(図示せず)とから構成されており、図の上から、冷蔵室2、上段冷凍室3b、製氷室(図示せず。上段冷凍室3bに隣接して配置)、下段冷凍室4、そして、野菜室5の順に、複数の貯蔵室が形成されている。換言すれば、最上段には冷蔵室2が、そして、最下段に野菜室5が、それぞれ、区画して配置されており、冷蔵室2と野菜室5との間には、これらの両室から熱的に仕切られた上段冷凍室3b、製氷室、下段冷凍室4が配設されている。冷蔵室2及び野菜室5は、冷蔵温度帯(例えば約3〜5℃の温度帯)の貯蔵室であり、冷凍室3、4は、0℃以下の冷凍温度帯(例えば、約−20℃〜−18℃の温度帯)の貯蔵室である。これらの貯蔵室2〜5は仕切り壁34、35、36により区画されている。
冷蔵庫本体1の前面には、前述したように、複数の貯蔵室2〜5の前面開口部を閉塞するため、それぞれ、扉6〜10が設けられている。冷蔵室扉6は冷蔵室2の前面開口を閉塞する扉、上段冷凍室扉8は上段冷凍室3bの前面開口を閉塞する扉、下段冷凍室扉9は下段冷凍室4の前面開口を閉塞する扉、そして、野菜室扉10は野菜室5の前面開口部を閉塞する扉である。また、製氷室にも製氷室扉が設けられている。冷蔵室扉6は観音開き式の両開きの扉で構成され、冷凍室扉8、冷凍室扉9、野菜室扉10、製氷室扉は、引き出し式の扉によって構成され、引き出し扉と共に、貯蔵室内の容器が引き出される構造となっている。
上述した構造の冷蔵庫本体1には、冷凍サイクルが設置されている。この冷凍サイクルは、圧縮機14、凝縮器(図示せず)、キャピラリチューブ(図示せず)及び蒸発器15、そして、再び、圧縮機14が、その順に接続されて構成されている。圧縮機14と凝縮器は、冷蔵庫本体1の背面下部に設けられた機械室内に設置されている。蒸発器15は冷凍室3、4の後方に設けられた冷却器室内に設置され、この冷却器室における蒸発器15の上方には、送風ファン16が設置されている。
上記蒸発器15によって冷却された冷気は、ここでは図示しない冷気通路を介して、送風ファン16によって冷蔵室2、上段冷凍室3b、下段冷凍室4及び野菜室5など、各貯蔵室へ送られる。具体的には、送風ファン16によって送られる冷気は、開閉可能なダンパーを介して、その一部が冷蔵室2及び野菜室5の冷蔵温度帯の貯蔵室へと送られ、また、残りの一部が上段冷凍室3b、下段冷凍室4、製氷室の冷凍温度帯の貯蔵室へと送られる。
送風ファン16によって冷蔵室2、上段冷凍室3b、下段冷凍室4、製氷室及び野菜室5の各貯蔵室へと送られる冷気は、各貯蔵室内を冷却した後、冷気戻り通路を通って、冷却器室へと戻される。このように、本実施形態の冷蔵庫は、冷気の循環構造を有しており、そして、各貯蔵室を適切な温度に維持する。
また、冷蔵室2内には、透明な樹脂板で構成される複数段の棚17〜20が取り外し可能に設置されている。最下段の棚20は、内箱12の背面及び両側面に接するように設置され、その下方空間である、所謂、最下段空間21を上方空間から区画している。また、冷蔵室扉6の内側には複数段の扉ポケット25〜27が設置され、これらの扉ポケット25〜27は、冷蔵室扉6が閉じられた状態で、冷蔵室2内に突出するように設けられている。冷蔵室2の背面には、送風ファン16から供給された冷気を通す通路を形成するパネル状の背面部材30が設けられている。
最下段空間21には、図2にも明らかなように、左から順に、製氷室の製氷皿に水を供給するための製氷水タンク22、室内を減圧して食品の鮮度保持及び長期保存するための減圧貯蔵室24が、それぞれ、設けられている。減圧貯蔵室24は、冷蔵室2の横幅より狭い横幅を有しており、冷蔵室2の側面に隣接して配置されている。なお、この減圧貯蔵室24は、図からも明らかなように、その周囲を壁や扉で取り囲んで気密に形成されて間接的に冷却されており、そのため、その内部の気圧を外部よりも低下させることができる。
次に、図3を用いて、図1に示した背面部材30の詳細について説明する。この背面部材30には、冷蔵室2に冷気を供給する冷蔵室冷却用の冷気吐出口(第1の冷気吐出口)31と、冷蔵室2の最下段空間21に冷気を供給する低圧室冷却用の冷気吐出口(第2の冷気吐出口)32と、そして、冷気戻り口33とが設けられている。冷気戻り口33は、減圧貯蔵室24の背面後方において、冷蔵室2の側面に近い側に位置して設けられている。
また、第2の冷気吐出口32は減圧貯蔵室24の上面と棚20の下面との隙間に向けて設けられている(図1〜図3参照)。第2の冷気吐出口32から吐出された冷気は、減圧貯蔵室24の上面と棚20の下面との隙間を流れ、減圧貯蔵室24を上面から冷却する。従って、減圧貯蔵室24内を間接冷却する。
また、第2の冷気吐出口32よりも上流側には、減圧貯蔵室24内への冷気の流れを制御するためのダンパー装置41が設けられている(図1参照)。このダンパー装置41の開閉は、図示しない制御装置によって制御されており、これにより、減圧貯蔵室24への冷気供給量が制御される。
更に、図1に示すように、減圧貯蔵室24内の温度を上昇させるため、例えば、ヒータ43が設けられている(図1参照)。このヒータ43は、減圧貯蔵室24内の下方投影面に設けられており、本実施例では、減圧貯蔵室24内の底面とほぼ同程度の面積のヒータとしている。
なお、ここでは、減圧貯蔵室24を冷蔵室2の右側面壁に近接して配置して減圧貯蔵室24の右側の隙間を低減すると共に、減圧貯蔵室24の上面の左端部には図示しない棚(仕切り壁)を設けて減圧貯蔵室24の左側の隙間を低減していることから、第2の冷気吐出口32から吐出された冷気は、減圧貯蔵室24の左右の側方に分流することなく、減圧貯蔵室24の上面を流れる。これによって、減圧貯蔵室24の上面を冷却する冷気量を増大することにより、通風抵抗を低減して減圧貯蔵室24内を速く冷却することができる。この減圧貯蔵室24の上面を冷却した冷気は、減圧貯蔵室24の前方から減圧貯蔵室24の左側面を通って冷気戻り口33に吸い込まれ、冷気戻り通路を通って冷却器室へと戻される。冷気戻り口33は減圧貯蔵室24の背面後方で冷蔵室2の右側面壁に近い側に位置して設けられているので、冷気は減圧貯蔵室24の背面壁及び左側面壁に接触して冷却する。
このように、減圧貯蔵室24は、冷気がその外部を通ることにより間接的に冷却される。よって、減圧状態で冷気の対流を抑制し、かつ、密閉容器内で間接冷却を行うことで圧縮機のオン/オフによる影響や、冷蔵庫の扉の開閉や霜取り等の温度上昇に対しても、その内部温度への悪影響を抑え、もって、恒温で高湿な状態を保つことが可能となる。なお、冷蔵室2の全体を冷却した冷気も、また、冷気戻り口33へ吸込まれる。
また、製氷水タンク22の後方には、製氷水ポンプ28が設置されている。減圧貯蔵室24の左後部の空間には、減圧貯蔵室24を減圧するための減圧装置の一例である負圧ポンプ29が配置されている。この負圧ポンプ29は、減圧貯蔵室24の側面に設けられたポンプ接続部にL字状の導管29aを介して接されている。
また、上述した減圧貯蔵室24は、図2に示したように、前方に食品の出し入れ用の開口(食品出し入れ用開口)が形成された箱状の減圧貯蔵室本体40と、減圧貯蔵室本体40の食品出し入れ用開口を開閉する減圧貯蔵室ドア50と、食品をその内部に収納し、減圧貯蔵室ドア50を通して、減圧貯蔵室室内に出し入れする食品トレイ51とを備えて構成されている。即ち、減圧貯蔵室本体40では、その減圧貯蔵室ドア50の食品出し入れ用開口を閉じることにより、減圧貯蔵室本体40と減圧貯蔵室ドア50とで囲まれた空間が減圧される低圧空間として形成される。なお、図示しない食品収納用のトレイが減圧貯蔵室ドア50の背面側に取付けられており、減圧貯蔵室ドア50の移動に伴って前後に移動可能である。
そして、減圧貯蔵室24は、トレイに食品を載せて減圧貯蔵室ドア50を閉じることにより、その内部が密閉状態となり、更に、ドアスイッチがオンされて冷蔵室扉6が閉じられたことを検知して負圧ポンプ29が駆動され、減圧貯蔵室24が大気圧より低い状態に減圧される。これにより貯蔵室13内の酸素濃度が低下して食品中の栄養成分の劣化を防止することができる。
そして、減圧貯蔵室ドア50を手前に引くことによれば、まず、減圧貯蔵室ドア50の一部に設けられた圧力解除バルブが動作して減圧貯蔵室24の減圧状態が解除され、その結果、大気圧の状態となり、減圧貯蔵室ドア50を開くことができる。これによって、簡単に減圧貯蔵室ドア50を開けて、食品の出し入れが可能となる。
また、減圧貯蔵室24の外表面には減圧貯蔵室24の温度を検知する温度検知手段38が取付けられており、後述する温度制御装置と組み合わせることで減圧貯蔵室24を所定の温度に精度よく保つことができる。詳細は後述する。さらに背面部材30には冷蔵室温度センサー39が備えられており、冷蔵室2内の温度を検知して、これに基づいて冷却制御することにより、冷蔵室2内の温度を精度よく制御することができる。他にも図示しないが冷凍室4、野菜室5に同様に温度センサーが備えられており精度よい温度制御のために使用している。
上述のように、第2の冷気吐出口32から吐出された冷気は減圧貯蔵室24の側面を流れにくいため、冷気の吐出による温度変化が少ない。また、左側面はその左に製氷水タンク22が設置されているため製氷水による温度影響があるが、右側面は内箱12と減圧貯蔵室24に挟まれた空間であり温度変化が特に少なくなっている。すなわち、第2の冷気吐出口32から吐出された冷気の影響を受けにくく、且つ製氷水タンク22の影響を受けずに減圧貯蔵室24内の温度を精度よく検知するために、温度検知手段38は減圧貯蔵室24の外面の右側面壁に取付けている。
次に、図4、図5を用いて、本発明の実施形態における温度検知手段の減圧貯蔵室への固定方法の詳細について説明する。減圧貯蔵室本体40の側面には、温度検知手段を保持する固定部材60が取付けられており、温度検知手段38が減圧貯蔵室本体40の外表面に接触又は近接するようにして取付けられている。固定部材60は、温度検知手段38の周囲を囲う断熱材64を備えている。断熱材64は、幅方向の略中央部に温度検知手段38の幅よりやや狭い溝64aが設けられており、温度検知手段38はこの溝64aに圧入して取付けられている。このように、温度検知手段38を断熱材64で囲うように配置することで、減圧貯蔵室24外部の空気からの影響を押さえ、減圧貯蔵室24内部の温度を精度よく検知することが可能となる。
固定部材60は、取付部61、弾性部62、本体63からなっており、取付部61を減圧貯蔵室のフランジ46に嵌合させることで減圧貯蔵室本体40に固定する。
取付部61から繋がる弾性部62は、減圧貯蔵室本体40の側面47に対して略垂直方向に弾性を有しており、接続されている本体63、断熱材64、温度検知手段38を減圧貯蔵室本体40の側面47方向に押付けることが可能である。
また、減圧貯蔵室24内の圧力を大気圧から低圧、低圧から大気圧に変化させる際に減圧貯蔵室本体40が収縮、膨張しフランジ46と側面47の間の寸法aに変化が生じる。そこで、本実施形態のように、温度検知手段38を側面47に押付ける構造とすることで、減圧貯蔵室24内の圧力の変化による寸法aの変化に温度検知手段38を追従させることが可能となる。
上記のように、減圧貯蔵室本体40の側面47に押付ける構造とすることで、減圧貯蔵室24内の気圧変化による寸法aの変化が生じる場合でも、側面47と温度検知手段38の接触状態を常に保つことが可能となり、温度検知手段38が減圧貯蔵室本体40から離れることによる温度検知不良を防ぐことが可能となる。
図6に固定部材60の減圧貯蔵室本体40への取付前の状態の減圧貯蔵室本体40及び固定部材60の断面図を示す。固定部材60の減圧貯蔵室24の側面47への接触面からフランジ46への掛り部までの寸法をb1とし、減圧貯蔵室本体40の側面47からフランジ46端部までの寸法をb2として説明する。固定部材60の弾性部62により温度検知手段38の側面47への押付け力を得るためには、寸法b1>b2として設計する必要があり、必要な押付け力に応じて寸法b1を変化させればよい。
図7に減圧貯蔵室24後部と周辺部品の断面図を示す。温度検知手段38と後述の温度制御装置を繋ぐコード48は、減圧貯蔵室24の外方に幅方向に突出した板形状部であるフランジ46の下部、右側面から後部に沿って配置され、冷蔵室2の最下段空間21の左後部に配置されているコード収納部49(図2参照)で冷蔵庫本体1からのコードと接続されている。減圧貯蔵室24の後部にてフランジ46は背面部材30とほぼ隙間のない位置に接触又は近接して配置されており、第2の冷気吐出口32から吐出された冷気がフランジ46の下部に流れにくい構造となっている。フランジ46の下部にコード48を配置することで、フランジ46の上部の第2の冷気吐出口32からの冷気がコード48に当たることによってコード48が冷却されて、温度検知手段38の温度検知精度の悪化やコード48への露付き、霜付きによるコード48の劣化を防止することが可能である。
また、コード48をフランジ46下部の右側面から後部に配置することで、冷蔵庫使用時にコード48が使用者の手に触れることを防止し、冷蔵庫の正面から見えないためコードによって外観を損ねることを防止できる。
また、温度検知手段38、負圧ポンプ29、製氷水ポンプ28等の電気品を冷蔵庫本体側に接続するコード収納部49を、製氷水タンク22の後方に設けることで、実使用状態で使用者がコードに触れることを防止できる。さらに、サービスマンが不具合等を点検する場合、製氷水タンク22等の取り外せる構成部品の後方にコード収納部49があることから、点検作業が容易となる。
次に図8を用いて、温度切替えの制御手段について説明する。なお、図8は本実施例における冷蔵庫の制御手段の概略構成を示す制御ブロック図である。
図において、例えば、マイクロコンピュータ等により構成される温度制御装置80は、減圧貯蔵室24の温度を検出する温度検知手段38により検出される減圧貯蔵室24の温度と、氷温温度帯と冷蔵温度帯との間でその温度が切替可能な温度調節部81によって設定された温度とを入力として、それらの温度に基づいて、ダンパー装置41及びヒータ43への制御信号を出力する。
より具体的には、温度検知手段38での検出温度が温度設定より低い場合には、ダンパー装置41の開度を小さくし、又は、完全に閉じることにより、冷気量を制御(抑制)する。温度検知手段38での検出温度が温度設定より低い場合には、ダンパー装置41の開度を大きくし、もって、減圧貯蔵室24内の冷気流通空間へと冷気を供給して減圧貯蔵室24内の温度を下げる。この温度検知手段38の検出温度による温度制御は上記のような2段階だけでなくてもよく、温度検知手段38の検出温度の値に応じて中間領域の設定や無段階に制御を可能にしてもよい。また、温度が低くなり過ぎた場合には、ヒータ43を通電させて温度を上昇させる。この制御により精度がよく遅れの無い温度制御が可能となる。
以上のように、本実施形態の冷蔵庫は、内部を間接的に冷却する貯蔵室と、該貯蔵室内を減圧する減圧手段と、前記貯蔵室の温度を検知する温度検知手段とを備え、該温度検知手段は、前記貯蔵室の外表面に弾性的に押付けるように固定部材により取り付けられる。これにより、貯蔵室に温度検出手段と温度制御手段をつなぐ配線を通す孔を設ける必要がなく、また温度検出手段を弾性的に取付けることで、圧力の変化による貯蔵室の膨張・収縮に追従することが可能となり、高い信頼性の温度検出を行う冷蔵庫を提供することができる。
また、前記貯蔵室は冷蔵庫の側面内壁に隣接して設置されており、前記温度検知手段及び前記固定部材は前記貯蔵室の側面と該貯蔵室の側面に隣接する前記冷蔵庫の側面内壁の間に配置される。これにより、冷気の影響を受けにくく、減圧貯蔵室24内の温度を精度よく検知することができる。
また、前記冷蔵庫の背面には背面部材と、該背面部材に設けられた冷気吐出部と、前記温度検知手段にて検知した温度情報に基づき前記冷蔵庫内を冷却する制御手段と、を備え、前記貯蔵室は背面の幅方向に板形状部を有し、該板形状部は前記背面部材と接触又は近接して配置されて、前記冷気吐出部は前記板形状部の上側に設けられ、前記温度検知手段と前記制御手段を繋ぐコードは前記板形状部の下側に配置する。これにより、板形状部の上部の冷気吐出部からの冷気がコードに当たることによってコードが冷却されることを防止でき、温度検知手段の温度検知精度の悪化やコードへの露付き、霜付きによるコードの劣化を防止することが可能である。
21 最下段空間
22 製氷水タンク
24 減圧貯蔵室
28 製氷水ポンプ
29 負圧ポンプ
30 背面部材
31 第1の冷気吐出口
32 第2の冷気吐出口(冷気吐出部)
33 冷気戻り口
38 温度検知手段
40 減圧貯蔵室本体
41 ダンパー装置
43 ヒータ
44 温度調節部
45 制御装置
46 フランジ(板形状部)
47 側面
48 コード
49 コード収納部
60 固定部材
61 取付部
62 弾性部
63 本体

Claims (3)

  1. 内部を間接的に冷却する貯蔵室と、該貯蔵室内を減圧する減圧手段と、前記貯蔵室の温度を検知する温度検知手段とを備え、該温度検知手段は、前記貯蔵室の外表面に弾性的に押付けるように固定部材により取り付けられることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記貯蔵室は冷蔵庫の側面内壁に隣接して設置されており、前記温度検知手段及び前記固定部材は前記貯蔵室の側面と該貯蔵室の側面に隣接する前記冷蔵庫の側面内壁の間に配置されたことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷蔵庫の背面には背面部材と、該背面部材に設けられた冷気吐出部と、前記温度検知手段にて検知した温度情報に基づき前記冷蔵庫内を冷却する制御手段と、を備え、前記貯蔵室は背面の幅方向に板形状部を有し、該板形状部は前記背面部材と接触又は近接して配置されて、前記冷気吐出部は前記板形状部の上側に設けられ、前記温度検知手段と前記制御手段を繋ぐコードは前記板形状部の下側に配置されたことを特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
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