JP2010012942A - 自動車の床パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、線状部材を円滑に組み立てることができる自動車の床パネルの提供を課題とする。
【解決手段】車体骨格メンバ13が床パネル12の上面に付属され、車体骨格メンバ13を貫通する線状部材37が床パネル12上に延ばされる自動車の床パネルにおいて、車体骨格メンバ13は、前後の壁部17、22と天井部18とからなり、前後の壁部17、22に第1及び第2貫通口23、24を備え、床パネル12には、第1及び第2貫通口23、24の間において、天井部18に向かって凸になると共に第1貫通口23から上がる第1スロープ33を含む凸部11が形成されることを特徴とする。
【効果】凸部11に沿って線状部材37を送ることにより、第2貫通口24に接触しないように線状部材37を配置する。線状部材37を第2貫通口24に接触しないよう送ることにより、自動車の床パネル構造10の組立作業を円滑に行える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体骨格メンバに交差するようにして線状部材が床パネル上に延ばされる自動車の床パネルに関する。
自動車の床パネルの上面に、車幅方向に向かって車体骨格メンバが配置される。また、この車体骨格メンバに対して、交差するようにワイヤや配線等の線状部材が前後方向に向かって延ばされる。このような自動車の床パネルは、床パネル上面の外観の向上や省スペース化を目的として、線状部材を車体骨格メンバ内に通すことがある。
車体骨格メンバに配線を通した床パネルの技術として車両のハーネス配索構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−240602公報(図3)
特許文献1の図3に、車体骨格メンバ内へハーネスを通す技術が開示されている。即ち、貫通孔2cからハーネス5bを入れ、車体骨格メンバ2内をくぐらせ、貫通孔2dから引き出す構造が示されている。
この様に、中空状の車体骨格メンバに線状部材を通すことが知られている。
しかし、特許文献1の図3から明らかなように、貫通孔2cから入れたハーネス5bを、貫通孔2dから引き出す作業は簡単ではない。
類似した技術を以下に図示し、作業の困難さを説明する。
図6は従来のワイヤの配置構造を説明する図であり、ワイヤの配置構造は、床パネル101の上面に車体骨格メンバ102を溶接し、この車体骨格メンバ102の貫通口104、105にワイヤ106を通した上で、ワイヤ106をステイ107により支持してなる。
図7は従来の技術の問題点を説明する図であり、一方の貫通口104側から送り込まれたワイヤ106の先端部108が、矢印(1)で示すように自重により垂れ下がることがある。先端部108が垂れ下がると、想像線で示すように先端部108が他方の貫通口105の下縁部109に接触する。先端部108が下縁部109に接触することは、円滑な組立作業の妨げとなる。
円滑に組み立てることができる自動車の床パネルの提供が望まれる。
本発明は、円滑に組み立てることができる自動車の床パネルの提供を課題とする。
請求項1に係る発明は、車体骨格メンバが床パネルの上面に付属されており、前記車体骨格メンバを貫通するようにしてパーキングブレーキワイヤなどの線状部材が前記床パネル上に車両前後方向に延ばされる自動車の床パネルにおいて、
前記車体骨格メンバは、前壁部と後壁部と天井部とからなる断面コ字状部材であり、前壁部に第1貫通口を備え、後壁部に第2貫通口を備え、
前記床パネルには、前記第1貫通口と前記第2貫通口との間において、前記天井部に向かって凸になると共に前記第1貫通口から上がる第1スロープを含む凸部が形成されており、
前記第1貫通口から差し込んだ前記線状部材を、前記凸部に案内されて前記第2貫通口へ導くことができるようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記凸部は、前記第2貫通口の下縁部より高い位置になるように、膨出形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、第1貫通口は、前壁部の下端から天井部に向かってブリッジ状に凹ませて形成されることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、第1貫通口から差し込んだ線状部材は、凸部で案内されて第2貫通口に至る。即ち、第1貫通口から差し込んだ線状部材の先端が垂れても、凸部で案内されるため、途中で引っ掛かることなく第2貫通口から出る。このように本発明によれば、自動車の床パネルにパーキングブレーキワイヤなどの線状部材を円滑に組付けることができる。
請求項2に係る発明では、凸部は、第2貫通口の下縁部より高い位置になるように、膨出形成されている。凸部の高さを第2貫通口の下縁部の高さより高くすることにより、より確実に第2貫通口に接触しないように線状部材を配置することができる。更にパーキングブレーキワイヤなどの線状部材を円滑に組付けることができる。
請求項3に係る発明では、第1貫通口は、前壁部の下端から天井部に向かってブリッジ状に凹ませて形成される。線状部材は床パネルに沿って第1貫通口に通され、第1スロープにガイドされる。第1スロープにガイドされた線状部材は、第2貫通口の下縁部に干渉されることなく配置される。線状部材を円滑に組付けることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は自動車の床パネルの構造を説明する図であり、自動車の床パネル構造10は、鉛直方向上向きに凸になるように形成された凸部11を有する床パネル12と、この床パネル12の上面(図面表裏方向)に配置され車体の強度を高めるための車体骨格メンバ13と、この車体骨格メンバ13を貫通するように車両前後方向(図面左右方向)に延ばされる線状部材(詳細は後述)と、この線状部材をガイドするガイド部材(図4符号41)を取付けることができるように車体骨格メンバ13の後方(図面右側)に配置されるガイド支持ブラケット14とからなる。
車体骨格メンバ13は、床パネル12に溶接される前脚部16が下端に配置された前壁部17と、この前壁部17の上端に一体的に形成される天井部18と、この天井部18に一体的に形成され下端に後脚部21を有する後壁部22と、前壁部17にブリッジ状に形成され線状部材の入口となる第1貫通口23と、後壁部22に窓状に形成され送り込まれた線状部材の出口となる第2貫通口24とからなる。
ガイド支持ブラケット14は、天井部26から鉛直方向下向きに折り曲げられた前後の縦壁部27、28と、この縦壁部27、28から車体前後方向に折り曲げられる前後の鍔部31、32とから構成される。
床パネル12の凸部11は、第1貫通口23から第2貫通口24に向かって上がる第1スロープ33と、この第1スロープ33から水平に延ばされる平坦面34と、この平坦面34から第2貫通口24に向かって下がる第2スロープ35とが、一体的に形成される。
凸部11は、例えばプレス成形により形成することができるため、容易に形成することができる。又はドーム状のプレス品を床パネルに溶接やビスなどで固定することで、凸部11を構成してもよい。
本発明に係る自動車の床パネル構造10の凸部11は、断面台形状に形成したが、第1スロープ33に沿って線状部材37を送ることにより、第2貫通口24の下縁部39に接触しない形状であれば、断面三角形状等その形状は任意である。
このような床パネル構造10に線状部材を取付ける手順を以下に説明する。
図2は本発明に係る線状部材の取付け手法を説明する図であり、(a)において矢印(2)で示すように床パネル12に沿って線状部材37を送る。線状部材37を送り線状部材37の先端が第1スロープ33に達すると、(b)に示すように、線状部材37の先端が第1スロープ33に沿って上昇する。
更に線状部材37を送ると、(c)に示すように線状部材37は平坦面34上に達し線状部材37の先端が車体骨格メンバ13の外へ出る。
第1貫通口23から差し込んだ線状部材37は、凸部11で案内されて第2貫通口24に至る。即ち、第1貫通口23から差し込んだ線状部材37の先端が垂れても、凸部11で案内されるため、下縁部39を回避して第2貫通口24から出る。このように本発明によれば、自動車の床パネルにパーキングブレーキワイヤなどの線状部材を円滑に組付けることができる。
なお、水平軸38に対して第1スロープ33のなす角度θ1は緩やかである方が、線状部材37を円滑に送ることができ、望ましい。また、水平軸38に対して第2スロープ35のなす角度θ2は急である方が、平坦面34を第2貫通口24に近づけることができ、望ましい。即ち、θ1<θ2であることが望ましい。
図3は図2(c)の3部拡大図であり、凸部11の高さh1は、第2貫通口24の下縁部39の高さh2より高く設定する。
線状部材37は、この凸部11の上面に沿って送り込まれる。凸部11の高さを第2貫通口24の下縁部39より高くすることにより、より確実に第2貫通口24に接触しないように線状部材37を配置することができる。更に自動車の床パネル構造10の組立作業を円滑に行うことができる。
このような床パネルの使用例を次図で説明する。
図4は本発明に係る床パネルの使用例を説明する斜視図であり、自動車の床パネル構造を用いたパーキングブレーキを例に説明する。
パーキングブレーキ40は、自動車の床パネル構造10の線状部材37を、スプリング42を介してイコライザ43に接続し、このイコライザ43に接続された左右の後輪ブレーキワイヤ44、45が左右の後輪に接続されてなる。
第1貫通口23は、前壁部17の下端から天井部18に向かってブリッジ状に凹ませて形成される。線状部材37は床パネル12に沿って第1貫通口23に通され、第1スロープ33にガイドされる。第1スロープ33にガイドされた線状部材37は、第2貫通口24の下縁部39に干渉されることなく配置される。線状部材37を円滑に組付けることができる。
第2貫通口24の他にも、支持ブラケット14など床パネル12上の突起物との干渉も回避することができる。
以下に本発明に係る自動車の床パネル構造の別実施例を説明する。
図5は図2(b)の別実施例図であり、図2(b)と共通要素は符号を流用して、詳細な説明は省略する。下縁部47の高さh3を凸部48の高さh1よりも高く設定した。
このような場合は、線状部材37を床パネル12に近い位置から送ることにより、矢印(3)で示すように線状部材37を図面右斜め上方向に送ることができる。
線状部材37に傾斜を付けて送ることにより、下縁部47の高さh3が凸部48の高さh1より高い場合であっても、下縁部47に接触させることなく線状部材37を送ることができる。
尚、線状部材はパーキングブレーキワイヤの他、ATワイヤなどのワイヤや、床パネル上に沿わせるハーネスであってもよい。
本発明は、車体骨格メンバにパーキングブレーキワイヤが貫通している、自動車の床パネルに好適である。
自動車の床パネルの構造を説明する図である。 本発明に係る線状部材の取付け手法を説明する図である。 図2(c)の3部拡大図である。 本発明に係る床パネルの使用例を説明する斜視図である。 図2(b)の別実施例図である。 従来のワイヤの配置構造を説明する図である。 従来の技術の問題点を説明する図である。
符号の説明
10…自動車の床パネル構造、11、48…凸部、12…床パネル、13…車体骨格メンバ、17…前壁部、18…天井部、22…後壁部、23…第1貫通口、24…第2貫通口、33…第1スロープ、37…線状部材、39、47…下縁部。

Claims (3)

  1. 車体骨格メンバが床パネルの上面に付属されており、前記車体骨格メンバを貫通するようにしてパーキングブレーキワイヤなどの線状部材が前記床パネル上に車両前後方向に延ばされる自動車の床パネルにおいて、
    前記車体骨格メンバは、前壁部と後壁部と天井部とからなる断面コ字状部材であり、前壁部に第1貫通口を備え、後壁部に第2貫通口を備え、
    前記床パネルには、前記第1貫通口と前記第2貫通口との間において、前記天井部に向かって凸になると共に前記第1貫通口から上がる第1スロープを含む凸部が形成されており、
    前記第1貫通口から差し込んだ前記線状部材を、前記凸部に案内されて前記第2貫通口へ導くことができるようにしたことを特徴とする自動車の床パネル。
  2. 前記凸部は、前記第2貫通口の下縁部より高い位置になるように、膨出形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動車の床パネル。
  3. 前記第1貫通口は、前記前壁部の下端から前記天井部に向かってブリッジ状に凹ませて形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動車の床パネル。
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