JP2006088935A - スペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スペアタイヤ脱着用ハンドルを挿入するだけで、その先端を駆動軸の係合溝に案内係合させ、かつ、スペアタイヤ脱着用ハンドルの回動時にその揺動を減少させるスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置を提供すること。
【解決手段】 車両のフロア40下面に取り付けられたスペアタイヤ格納装置10に向かうようにスペアタイヤ脱着用ハンドル20を案内するために挿通可能なガイド筒31からなるスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置30において、ガイド筒31は、フロア40の外側に設けられた骨部材43を貫通する長さを有し、合成樹脂製で楕円形断面に成形され、該断面の下辺313の略中央部に、スペアタイヤ脱着用ハンドル20をスペアタイヤ格納装置10に向かうように案内する溝部23をその軸方向に沿って設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のフロア下面にスペアタイヤを格納するようにしたスペアタイヤ格納装置の、チェーンを巻き上げ・巻き戻すためのスペアタイヤ脱着用ハンドルの挿入を案内するガイド装置に関し、特に、スペアタイヤ脱着用ハンドルの操作性を向上させるスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置に関する。
車両のフロア下面に取り付けられ、チェーンと、該チェーンが巻き付けられるチェーンホイールと、該チェーンホイールを回動可能に支持する駆動軸とからなるスペアタイヤ格納装置により、チェーンの自由端にスペアタイヤを保持し、車両フロアの外側から駆動軸に向かうように案内されたスペアタイヤ脱着用ハンドルを回動させて、チェーンをチェーンホイールに巻き付けることによりスペアタイヤをフロア下面に保持する構造の車両では、スペアタイヤ格納装置の駆動軸がフロア下面の奥に位置するため、車両フロアの外側から駆動軸に向かうようにスペアタイヤ脱着用ハンドルを案内するためのスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置が設けられている。
スペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置を設けた「自動車」の例として、特開平8−230727号公報(以下、「特許文献1」という。)及び、特開平8−268350号公報(以下、「特許文献2」という。)がある。
これら特許文献1、2には、外板と該外板から所定間隔離間した内板とからなる車両フロアの骨部材の内外板を貫通して取り付けられた円筒状のガイド筒からなるスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置が開示されている。
特開平8−230727号公報 特開平8−268350号公報
ところが、上記特許文献1、2に示されたガイド筒は単なる円形断面であり、一方、スペアタイヤ脱着用ハンドルの先端には、図6に示すように、駆動軸の係合溝に係合するように釣り針形に成形された係合部が設けられているため、前記円形断面のガイド筒の内径はこの係合部が貫通可能となるように、スペアタイヤ脱着用ハンドルの軸部の外径より遙かに大きな大きさに設定される。
したがって、ガイド筒におけるスペアタイヤ脱着用ハンドルの軸部と交差する方向の移動量が大きいため、スペアタイヤ脱着用ハンドルをガイド筒に挿通して、その係合部を駆動軸の係合溝に係合させるときに、スペアタイヤ脱着用ハンドルにより該係合溝を探らなければならず、駆動軸をスペアタイヤ脱着用ハンドルにより回動可能になるまでの時間が掛かるという問題が生じていた。
また、スペアタイヤ脱着用ハンドルをガイド筒に挿通し、前記係合部が該ガイド筒を通過した後は、ガイド筒内にはその内径より遙かに小径のスペアタイヤ脱着用ハンドルの軸部が挿通されているのみであり、該係合部を駆動軸の係合溝に係合させてスペアタイヤ脱着用ハンドルを回動させると、軸部が先端の係合部を起点としてガイド筒の内径の範囲で揺動し、スペアタイヤ脱着用ハンドルが操作しにくく、したがって、スペアタイヤの脱着作業に時間が掛かるという問題が生じていた。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、スペアタイヤ脱着用ハンドルを挿入するだけで、その先端を駆動軸の係合溝に案内係合させ、かつ、スペアタイヤ脱着用ハンドルの回動時にその揺動を減少させるスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1に記載のスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置は、車両のフロア下面に取り付けられ、チェーンと、該チェーンが巻き付けられるチェーンホイールと、該チェーンホイールを回動可能に支持する駆動軸とからなり、前記チェーンの自由端にスペアタイヤを保持し、前記フロアの外側に設けられた骨部材を貫通して前記駆動軸に接続したスペアタイヤ脱着用ハンドルを回動させて、チェーンをチェーンホイールに巻き付けることによりスペアタイヤを車両のフロア下面に格納するようにしたスペアタイヤ格納装置の、前記スペアタイヤ脱着用ハンドルを前記駆動軸に向かうように案内するスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置であって、前記スペアタイヤ脱着用ハンドルが挿通可能であり、前記骨部材を貫通して取り付けられたガイド筒からなるスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置において、前記ガイド筒は、前記骨部材を貫通する長さを有し、合成樹脂製で楕円形断面に成形され、該断面の下辺の略中央部に、前記スペアタイヤ脱着用ハンドルを前記駆動軸に向かうように案内する溝部をその軸方向に沿って設けたことを特徴とする。
よって、スペアタイヤ脱着用ハンドルをガイド筒に挿通するだけで、ガイド筒に設けた溝部により該スペアタイヤ脱着用ハンドルを案内してその先端を駆動軸に接続することができ、かつ、ガイド筒の断面を楕円形にしたことにより、スペアタイヤ脱着用ハンドルの回動時の揺動を押さえることができる。
また、本発明に係る請求項2に記載のスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置は、請求項1に記載のスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置において、前記骨部材には、前記ガイド筒の楕円形断面に対応する楕円形の貫通孔を設け、前記ガイド筒の両端の外面には、前記骨部材の貫通孔に係合して、該ガイド筒を前記骨部材に保持・固定する保持部を一体成形したことを特徴とする。
よって、ガイド筒を骨部材に設けた貫通孔に固定するに際して、該貫通孔を前記ガイド筒の楕円形断面に対応する楕円形に形成することにより、ガイド筒の取付方向が一定となり、前記溝部の位置が常に決まるとともに、ガイド筒を単に貫通孔に挿入するだけで固定できるため、取付作業が容易となる。
本発明のスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置によれば、スペアタイヤ脱着用ハンドルとスペアタイヤ格納装置の駆動軸との接続が短時間で可能となり、かつ、スペアタイヤ脱着用ハンドルの回動時にその揺動を最小限に押さえることができ、スペアタイヤの着脱時間を短縮することができる。
次に、本発明に係るスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置の一の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態のスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置は、車両フロアの後部に設けられたものである。
ここで、図1は、スペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置を設けた車両のフロア後部断面図であり、図2は、スペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置の斜視図である。
スペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置の構成について説明する前に車両のフロア及びその下面に設けたスペアタイヤ格納装置について説明する。
車両のフロア40は、図1に示すように、車両の後部に設けられたリヤフロアパネル41と、該リヤフロアパネル41の最後端下面に、上方に向けて開口するハット形断面のフランジ部4311、4331でスポット溶接されて閉断面を形成する骨部材43と、該骨部材43より前方でリヤフロアパネル41に横方向に取り付けられ、下方に向けて開口するハット形断面のクロスメンバ45とからなる。
リヤフロアパネル41の後端は上方に僅かに上昇した傾斜面に形成され、その上面の車両中央部には図略のバックドアのロックストライカが取り付けられている。
骨部材43は、前壁431と、その下端から後方に向けて折り曲げられて連続する底部と、底部の後端からほぼ垂直に起立して連続する後壁433と、前壁431の上端から前方に延びる前フランジ部4311と、後壁433の上端から後方に延びる後フランジ部4331とでハット形断面に形成されたもので、後フランジ4331の後端がリヤフロアパネル41の後端縁の下面に重合されて、両フランジ部4311、4331でリヤフロアパネル41にスポット溶接されて閉断面を形成している。
骨部材43の前壁431と後壁433の車両幅方向の略中央部で、両フランジ部4311、4331から所定距離下がった位置に、前方に向けて下降する軸線上に楕円形の貫通孔4313、4333が穿設されている。貫通孔4313、4333の大きさは、後述するガイド筒31の楕円形断面より僅かに大きい楕円形に形成されている。
なお、リヤフロアパネル41の後端と後フランジ4331の後端の重合部には、ウエザーストリップWが装着され、バックドア60を閉じたときに車両室内を密閉するようになっている。
つぎに、スペアタイヤ格納装置10は、リヤフロアパネル41に取り付けられ、下方に向けて開口するハット形断面のクロスメンバ45の内部に取り付けられ、上向きのハット形断面のブラケット19の内部に取り付けられたチェーンホイール13と、該チェーンホイール13を回動可能に支持する駆動軸15と、このチェーンホイール13に巻き付けられるチェーン11とからなる。チェーン11の下端にはスペアタイヤTを保持するフックが取り付けられているが、図示は省略する。
駆動軸15は車両の前後方向と平行に設けられ、その後端には、後述するスペアタイヤ脱着用ハンドル20の先端の係合部25が係合するコ字状の係合溝171が形成された円筒状の係合冠17が該駆動軸15に対して首振り自在に支持されている。
スペアタイヤ脱着用ハンドル20は、図1に示すように、鋼管を3分割して連結可能にした軸部23と、図6に示すように、該軸部23の先端に設けられ、釣り針形に成形された係合部25と、図は省略したが、軸部23の係合部25と反対側の先端に直角方向に係脱自在に接続されるL字状のハンドル部(タイヤレンチと兼用)とからなる。
つぎに、スペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置30は、図2に示すように、ポリアセタール等の合成樹脂製で長尺な上辺311と長尺な下辺313とを有する楕円形断面のガイド筒31と、該ガイド筒31の後端に一体成形され前記貫通孔4333より大きな外形のフランジ部33と、ガイド筒31の上辺311、下辺313にその外形より僅かに突出する高さに形成されて、ガイド筒31が貫通孔4313、4333に挿通されたときにガイド筒31を前記骨部材43に保持・固定する保持部35とからなる。
保持部35は、上辺311、下辺313の前記フランジ部33近傍に設けられ、前記フランジ部33の付け根を底辺として前方にコ字状に切り欠かれた中央部を前記ガイド筒31の外形より僅かに突出する高さに形成された舌片351、351と、ガイド筒31の上辺311、下辺313の前記フランジ部33と反対側の端部に設けられ、ガイド筒31の外形より僅かに高く楔状に突出する突起353、353とからなる。
ガイド筒31の下辺313は、図3、図4の断面図に示すように、前記舌片351の前方の付け根から前方に向かって上昇する傾斜面3131と、該傾斜面3131に連続し、前記楕円形断面の高さを減少させる第2の下辺3133と、該第2の下辺3133の前端で前記楕円形断面の元の高さに戻る前辺3135とからなり、前記第2の下辺3133の略中央部には、半円状の溝部315がその軸方向に沿って設けられている。この溝部315の半円状の直径はスペアタイヤ脱着用ハンドル20の軸部23の外径より若干大きく設定されている。
スペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置30の前記骨部材43への取り付けは、ガイド筒31を、そのフランジ部33と反対側の先端を骨部材43の後壁433に設けた貫通孔4333に後方から挿入し、該骨部材43とリヤフロアパネル41とから形成される閉断面を貫通し、前壁431に設けた貫通孔4313に後方から挿入し、フランジ33が後壁433の後面に当接すると同時に、保持部35の舌片351、351がガイド筒31の断面内側に撓みつつ貫通孔4333を通過して外側に復元するとともに、先端の突起353、353が貫通孔4313に係合して固定されるまで押し込むことにより行われる。
また、車両の後端には、骨部材43の後壁433を後部から覆うようにコ字形断面のリヤバンパ50が取り付けられている。該リヤバンパ50の上辺には、その前端から上方に向かい、後壁433と略平行に延びる上フランジ部51が一体成形されている。
この上フランジ部51の、前記後壁433に設けた貫通孔4333に対向する位置には、貫通孔4333の軸線と同一の軸線を中心とし、該貫通孔4333と略同じ大きさの楕円形のガイド孔53が設けられている。
そして、このガイド孔53が形成されたフランジ部51は、バックドア60を閉じたときに該バックドア60の下端により隠蔽されるようになっている。
以上のように構成されたスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置30の作用を、スペアタイヤ格納装置10からチェーン11が吊り下がっている状態からスペアタイヤTをスペアタイヤ格納装置10に格納する作業で説明する。
チェーン11の先端に取り付けられているフックをスペアタイヤTの中央部に係合させて、スペアタイヤTを吊り下げ可能な状態にする。
そして、予め1本に連結されたスペアタイヤ脱着用ハンドル20を、その先端の係合部25からバンパ50のガイド孔53に臨ませて車両前方に挿入する。すると係合部25はスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置30のガイド筒31内を貫通し、スペアタイヤ格納装置10に向かって進行する。
スペアタイヤ脱着用ハンドル20の軸部23は、ガイド筒31に設けられた溝部315に嵌合し、該溝部315に案内されて、先端の係合部25がスペアタイヤ格納装置10の係合冠17に対向する位置に導かれる。
このとき、スペアタイヤ脱着用ハンドル20の軸部23は、その先端が図5の2点鎖線で示すように上方に、また、3点鎖線で示すように下方に傾斜できるが、特に下方には、下辺313が第2の下辺3133により上部に移動され、さらに溝部315により案内されるので、仮想の1点鎖線で示す移動範囲より小さくでき、その分、精度良く係合部25を係合冠17に案内することができる。
そして、スペアタイヤ脱着用ハンドル20を軸中心に僅かに回動させることにより、係合部25を係合冠17に設けられた係合溝171に合致させて嵌合させる。係合部25が係合溝171に嵌合していることを確認して、スペアタイヤ脱着用ハンドル20のハンドル部を回動して軸部23を回動させる。このとき、図7に示すように、軸部23が溝部315に嵌合しているので、軸部23を矢印A又はB方向に移動させようとする力が働いても、該溝部315により移動が抑止され、その結果、スペアタイヤ脱着用ハンドル20を安定して回動することができるようになる。
スペアタイヤ脱着用ハンドル20を回動すると、チェーン11がチェーンホイール13に巻き取られ、スペアタイヤTが上昇させられ、やがてクロスメンバ45に当接して固定され、スペアタイヤTがスペアタイヤ格納装置10に格納される。
その後、スペアタイヤ脱着用ハンドル20を後方に移動させて、係合部25を係合冠17から脱出させ、さらにガイド筒31及びバンパ50のガイド孔53から抜き出すことにより、スペアタイヤTの格納操作を終了する。
スペアタイヤ格納装置10からスペアタイヤTを取り外す場合は、バックドア60を開き、バンパ50のガイド孔53を露出させて、該ガイド孔53にスペアタイヤ脱着用ハンドル20の係合部25を挿入して、以下、上記と同一の操作を行い、係合部25が係合冠17の係合溝171に係合したことを確認して、スペアタイヤ脱着用ハンドル20のハンドル部を上記とは逆方向に回転させて、チェーン11をチェーンホイール13から巻き戻し、タイヤTを地上まで下ろし、タイヤTからフックを外してタイヤTを取り出す。
なお、ハンドル部を逆方向に回転させる場合も、図7に示すように、軸部23が溝部315に嵌合しているので、軸部23を矢印A又はB方向に移動させようとする力が働いても、該溝部315により移動が抑止され、その結果、スペアタイヤ脱着用ハンドル20を安定して回動することができることは上記と同一である。
このように、本実施の形態のスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置30によれば、楕円形断面に成形されたガイド筒31の長尺な下辺313の略中央部に、その軸方向に沿って溝部315を設けたので、スペアタイヤ脱着用ハンドル20をスペアタイヤ格納装置10の駆動軸15に設けた係合冠17に向かうように案内して係合部25が容易に係合溝171に係合することができ、かつ、スペアタイヤ脱着用ハンドル20を回動したときに、該スペアタイヤ脱着用ハンドル20の左右への移動を抑止して、回動操作を円滑にすることにより、スペアタイヤの脱着時間を短縮することが可能となった。
なお、本発明は前記実施の形態のものに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施の形態では、スペアタイヤをフロアの後部に格納するもので説明したが、フロアの横部、例えばスライドドアの開口部のフロア下部に格納するものにも適用可能である。
また、ガイド筒の下辺に、楕円形断面の高さを減少させるように上昇させて第2の下辺を設け、その中央部に溝部を設けたもので説明したが、下辺そのものに溝部を設けたものでもよい。
また、前記実施の形態では、スペアタイヤ脱着用ハンドルを3分割するもので説明したが、これに限られず、1本のものでも可能である。
さらに、係合部25は釣り針状に曲げられたものを示したが、軸部23に直角に丸棒を貫通させて略T字状にしたものであってもよい。
本発明は、車両のフロア下面に取り付けられ、チェーンと、該チェーンが巻き付けられるチェーンホイールと、該チェーンホイールを回動可能に支持する駆動軸とからなり、前記チェーンの自由端にスペアタイヤを保持し、前記フロアの外側に設けられた骨部材を貫通して前記駆動軸に接続したスペアタイヤ脱着用ハンドルを回動させて、チェーンをチェーンホイールに巻き付けることによりスペアタイヤを車両のフロア下面に格納するようにしたスペアタイヤ格納装置の、前記スペアタイヤ脱着用ハンドルを前記駆動軸に向かうように案内するスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置であって、前記スペアタイヤ脱着用ハンドルが挿通可能であり、前記骨部材を貫通して取り付けられたガイド筒からなるスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置において、前記ガイド筒は、前記骨部材を貫通する長さを有し、合成樹脂製で楕円形断面に成形され、該断面の下辺の略中央部に、前記スペアタイヤ脱着用ハンドルを前記駆動軸に向かうように案内する溝部をその軸方向に沿って設けた構成としたので、スペアタイヤ脱着用ハンドルをガイド筒に挿通するだけで、ガイド筒に設けた溝部により該スペアタイヤ脱着用ハンドルを案内してその先端を駆動軸に接続することができ、かつ、ガイド筒の断面を楕円形にしたことにより、スペアタイヤ脱着用ハンドルの回動時の揺動を押さえることができ、スペアタイヤの脱着時間を短縮することが可能となった。
本発明の一の実施の形態に係るスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置を設けた車両のフロア後部断面図である。 本発明の一の実施の形態に係るスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置の斜視図である。 本発明の一の実施の形態に係るスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置の側面断面図である。 本発明の一の実施の形態に係るスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置の正面断面図である。 本発明の一の実施の形態に係るスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置にスペアタイヤ脱着用ハンドルを挿通したときの、揺動可能範囲を示した断面図である。 スペアタイヤ脱着用ハンドルの先端部の平面図である。 スペアタイヤ脱着用ハンドルの溝部への係合状態を示す正面断面図である。
符号の説明
10 スペアタイヤ格納装置
15 駆動軸
17 係合冠
20 スペアタイヤ脱着用ハンドル
30 スペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置
31 ガイド筒
311 上辺
313 下辺
3131 傾斜面
3133 第2の下辺
315 溝部
35 保持部
351 舌片
353 突起
40 フロア
43 骨部材
50 リヤバンパ
60 バックドア

Claims (2)

  1. 車両のフロア下面に取り付けられ、チェーンと、該チェーンが巻き付けられるチェーンホイールと、該チェーンホイールを回動可能に支持する駆動軸とからなり、前記チェーンの自由端にスペアタイヤを保持し、前記フロアの外側に設けられた骨部材を貫通して前記駆動軸に接続したスペアタイヤ脱着用ハンドルを回動させて、チェーンをチェーンホイールに巻き付けることによりスペアタイヤを車両のフロア下面に格納するようにしたスペアタイヤ格納装置の、前記スペアタイヤ脱着用ハンドルを前記駆動軸に向かうように案内するスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置であって、
    前記スペアタイヤ脱着用ハンドルが挿通可能であり、前記骨部材を貫通して取り付けられたガイド筒からなるスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置において、
    前記ガイド筒は、前記骨部材を貫通する長さを有し、合成樹脂製で楕円形断面に成形され、該断面の下辺の略中央部に、前記スペアタイヤ脱着用ハンドルを前記駆動軸に向かうように案内する溝部をその軸方向に沿って設けたことを特徴とするスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置。
  2. 請求項1に記載のスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置において、
    前記骨部材には、前記ガイド筒の楕円形断面に対応する楕円形の貫通孔を設け、
    前記ガイド筒の両端の外面には、前記骨部材の貫通孔に係合して、該ガイド筒を前記骨部材に保持・固定する保持部を一体成形したことを特徴とするスペアタイヤ脱着用ハンドルガイド装置。
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