JP2010012897A - 車載制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンが回転されていなければ診断を行うことのできない車載機器を診断するにあたり、燃費への影響をより低減することのできる車載制御装置を提供する。
【解決手段】車載制御装置1は、外部電源10による車載バッテリ21の充電中に、電動モータ37にて発生する動力によってエンジン41を回転させるモータリングを行い、このモータリング中に電子スロットル装置を診断する。モータリングを行う際には、エンジン41で燃焼は行われておらず、車載バッテリ21によってエンジン41が回転させられる。このとき、車載バッテリ21は、エンジン41を回転させることによって消費される電気エネルギーが外部電源10から補われるため、燃費への影響をより低減することができるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン及び電動モータを備えるとともに車両外から供給される電力によって車載バッテリを充電可能なプラグインハイブリッド車両に搭載されて、車載機器を診断するための制御を行う車載制御装置に関する。
外部電源から供給される電力によって車載バッテリを充電可能なプラグインハイブリッド車両が知られている。こうしたプラグインハイブリッド車両では、電動モータにて発生する動力によって走行する時間が長くなり、エンジンにて発生する動力によって走行する時間は短くなる。したがって、例えば電子スロットル装置の故障やエンジン回転角センサの故障等、エンジンが回転されていなければ診断を行うことのできない車載機器に係る診断の実行頻度が低くなってしまう。
これに対し、従来、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。この文献に記載の車載制御装置は、エンジン及び電動モータを備えるハイブリッド車両に搭載されており、まず、エンジンへの燃料噴射及び点火を禁止した禁止状態において、電動モータによってエンジンが回転されている、いわゆるモータリング状態であるか否かを判定する。そして、モータリング状態であると判定すると、車載制御装置は、エンジンの回転系センサからパルス信号が正常に出力されるか否かを判定する。このように、車載制御装置は、モータリング状態中に、エンジンの回転系センサの診断を行っている。そして、上記診断の実行頻度を確保するべく、強制的にモータリング状態とすることで診断を行うことが考えられる。
特開平11−294211号公報
しかしながら、モータリング状態とすることは車載バッテリの負荷を増大させることを意味する。そのため、消費電力が増大し、ひいては、燃費に悪影響を及ぼすおそれがある。
ここで、モータリング状態とするときには、エンジンへの燃料噴射及び点火が禁止されるため、燃費に影響を及ぼさないようにも思われる。しかしながら、モータリング状態としている間、燃料は減少しないものの、車載バッテリの蓄電量は減少する一方である。そのため、モータリングを終えた後、エンジンへの燃料噴射及び点火を行なうことで電気エネルギーを生成し、車載バッテリの蓄電量を回復する必要がある。したがって、モータリング状態とすることで、燃費に悪影響が及んでしまう。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであって、その目的は、エンジンが回転されていなければ診断を行うことのできない車載機器を診断するにあたり、燃費への影響をより低減することのできる車載制御装置を提供することにある。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、エンジン及び電動モータを備えるとともに外部電源から供給される電力によって車載バッテリを充電可能なプラグインハイブリッド車両に搭載されて、前記エンジンが回転されていなければ診断を行うことのできない車載機器を診断するための制御を行う診断制御部を備える車載制御装置において、前記診断制御部は、前記外部電源による前記車載バッテリの充電中に、前記電動モータにて発生する動力によって前記エンジンを回転させるモータリングを行い、このモータリング中に前記車載機器を診断することを特徴とする。
車載制御装置としてのこのような構成では、診断制御部によって、外部電源による車載バッテリの充電中にモータリングが行われ、このモータリング中に上記車載機器が診断される。このように、モータリングを行う際には、エンジンで燃焼は行われておらず、車載バッテリによってエンジンが回転させられる。このとき、車載バッテリは、エンジンを回転させることによって消費される電気エネルギーが外部電源から補われるため、燃費への影響をより低減することができるようになる。
上記請求項1に記載の構成において、請求項2に記載の構成では、前記診断制御部は、前記モータリングの実行条件として前記車載バッテリの充電量が所定量以上であることが成立する場合、前記モータリングを行うことを特徴とする。これにより、車載バッテリの充電量が所定量以上である場合には、上記車載機器の診断を行うことができるようになる。なお、車載バッテリの充電量が上記所定量を下回る場合、上記車載機器の診断に優先して、車載バッテリの充電を行うことが望ましい。
また、外部電源によって車載バッテリが充電される都度、上記車載機器の診断を行う必要はない。その点、上記請求項1に記載の構成において、請求項3に記載の発明では、前記診断制御部は、前記診断が行われたトリップ以後のトリップ数をカウントし、前記モータリングの実行条件としてカウント数が所定数に達したことが成立する場合、前記モータリングを行うことを特徴とする。これにより、上記車載機器の診断を適切な頻度で行うことができるようになる。
車載機器には、エンジンが回転されていなければ診断を行うことのできない車載機器の他に、エンジンが回転されていなくても診断を行うことのできる車載機器がある。後者の車載機器に異常がある場合には、その異常の影響を受けて、前者の車載機器を正しく診断することができないおそれがある。
その点、請求項1に記載の構成において、請求項4に記載の発明では、前記エンジンが回転されていなくても診断を行うことのできる車載機器を診断する診断部をさらに備え、前記診断制御部は、前記モータリングの実行条件として前記診断部によって異常が診断されていないことが成立する場合、前記モータリングを行うことを特徴とする。これにより、上記後者の車載機器に異常がない状態において上記前者の車載機器を診断するため、正しい診断結果を得ることができるようになる。
上記請求項1に記載の構成において、請求項5に記載の発明では、バッテリ制御装置と、エンジン制御装置と、モータジェネレータ制御装置とを備え、前記バッテリ制御装置は、車載バッテリの充電量が所定量以上であることという前記モータリングの実行条件の成否を判断する第1判断部を有し、前記エンジン制御装置は、前記診断が行われたトリップ以後のトリップ数をカウントしたカウント数が所定数に達することという前記モータリングの実行条件の成否を判断する第2判断部を有し、前記モータジェネレータ制御装置は、前記エンジンが回転されていなくても診断を行うことのできる車載機器を診断する診断部によって異常が診断されていないことという前記モータリングの実行条件の成否を判断する第3判断部を有しており、前記診断制御部は、これら第1〜第3判断部のうち少なくとも1つが不成立である旨判断した場合、前記モータリングを行わないことを特徴とする。
第1判断部によって上記実行条件が不成立である旨が判断される場合には、上記実行条件の成否が第1判断部によって実際に判断された上で不成立である旨が判断された場合が含まれるだけでなく、第1判断部が故障したために実際には上記実行条件が正しく判断されずに不成立である旨が判断された場合も含まれる。同様に、第2判断部によって上記実行条件が不成立である旨が判断される場合には、上記実行条件の成否が第2判断部によって実際に判断された上で不成立である旨が判断された場合が含まれるだけでなく、第2判断部が故障したために実際には上記実行条件が正しく判断されずに不成立である旨が判断された場合も含まれる。さらに、第3判断部によって上記実行条件が不成立である旨が判断される場合には、上記実行条件の成否が第3判断部によって実際に判断された上で不成立である旨が判断された場合が含まれるだけでなく、第3判断部が故障したために実際には上記実行条件が正しく判断されずに不成立である旨が判断された場合も含まれる。そのため、上記請求項5に記載の構成によれば、上記第1〜第3判断部に故障が生じた場合に意図しないモータリングが行われる可能性を低減することができるようになる。
以下、本発明に係る車載制御装置の一実施の形態について、図1〜図5を参照して説明する。なお、図1は、本実施の形態の車載制御装置1について、その全体構成を示すブロック図である。はじめに、この図1を参照して車載制御装置1について説明する。
図1に示されるように、車載制御装置(診断制御部)1は、バッテリ制御装置(第1判断部)20、モータジェネレータ制御装置(以下、MG制御装置と記載、第3判断部)30、エンジン制御装置(第2判断部)40を備えて構成されている。また、この車載制御装置1が搭載される車両は、ジェネレータ34及び電動モータ37並びにエンジン41を備えるとともに外部電源10から供給される電力によって車載バッテリ21を充電可能なプラグインハイブリッド車両(図示略、以下、単に車両と記載)に搭載されている。以下、詳しく説明する。
車両は、電源コネクタ11、物理スイッチ12、電流センサ13及び電圧センサ14を備える。このうち、電源コネクタ11は適宜の形状に形成されており、例えば家庭用電源等の外部電源10と電気的に接続されることで、車載バッテリ21は外部電源10と電気的に接続される。
物理スイッチ12は、電源コネクタ11に配設されている。この電源コネクタ11は、外部電源10と電気的に接続されると、バッテリ制御装置20へその旨を示す信号を送信する。また、電流センサ13及び電圧センサ14は、物理スイッチ12と同様に、電源コネクタ11に配設されている。電源コネクタ11が外部電源10と電気的に接続されると、電流センサ13は、外部電源10から給電される電流の電流値を検出してバッテリ制御装置20へその検出値を出力し、電圧センサ14は、外部電源10から給電される電圧値を検出してバッテリ制御装置20へその検出値を出力する。なお、これら電流センサ13や電圧センサ14の構成及び検出原理等は公知であるため、ここでの詳細な説明を割愛する。
車両は、車載バッテリ21、電流センサ23及び電圧センサ24を備える。このうち、車載バッテリ21は、例えば数百ボルトの直流電圧にて電気エネルギーを蓄電可能であり、後述の第1インバータ33を介してジェネレータ34に給電したり、後述の第2インバータ36を介して電動モータ37に給電したりする。電流センサ23及び電圧センサ24は車載バッテリ21に配設されている。電流センサ23は、車載バッテリ21の電流値を検出してバッテリ制御装置20へその検出値を出力し、電圧センサ24は、車載バッテリ21の電圧値を検出してバッテリ制御装置20へその検出値を出力する。なお、これら電流センサ23及び電圧センサ24の構成や検出原理等も公知であるため、ここでの詳細な説明を割愛する。
電源コネクタ11が外部電源10と電気的に接続された旨の信号を受信すると、バッテリ制御装置20は起動する。バッテリ制御装置20は、起動後、例えばMG制御装置30やエンジン制御装置40等、他の制御装置を起動するためのウェイクアップ信号を出力する起動処理や、図示しないイグニッションキーのオンオフを監視して、当該バッテリ制御装置20が搭載される車両が停止中か否かについての判断処理を実行する。また、バッテリ制御装置20は、電流センサ23の検出値及び電圧センサ24の検出値を用いて車載バッテリ21の充電量が所定量以上であるか否かについての判断処理や、外部電源10による車載バッテリ21の充電処理等々を実行する。こうした処理については、図2を用いて後述する。
また、車両は、車輪31、駆動軸32、第1インバータ33、ジェネレータ34、ロータ位置検出センサ35、第2インバータ36、電動モータ37、ロータ位置検出センサ38、遊星ギアユニット39を備える。このうち、駆動軸32は、電動モータ37あるいは後述のエンジン41にて発生する動力を車両の駆動力として車輪31に伝達する。第1インバータ33は、MG制御装置30によって制御され、車載バッテリ21に蓄電された電気エネルギーを直流電圧から交流電圧に変換した上でジェネレータ34(詳しくは図示しないステータ)に供給する。これによってステータに磁界が発生し、磁界が発生した状態でエンジン41からの動力によってロータが回転させられると発電を行う。また、ロータ位置検出センサ35は、ジェネレータ34を構成するロータ(図示略)の位置を検出し、そのロータ位置情報をMG制御装置30に逐次出力する。また、第2インバータ36は、第1インバータ33と同様に、MG制御装置30によって制御され、車載バッテリ21に蓄電された電気エネルギーを直流電圧から交流電圧に変換した上で電動モータ37に供給する。電動モータ37は、交流電圧にて供給された電気エネルギーを用いて回転トルク(動力)を駆動軸32に生成する。また、ロータ位置検出センサ38は、電動モータ37を構成するロータ(図示略)の位置を検出し、そのロータ位置情報をMG制御装置30に逐次出力する。また、遊星ギアユニット39は、ジェネレータ34と電動モータ37との間に介在し、図示しない動力分割機構を構成する。エンジン41にて発生した動力は、この動力分割機構によって2分され、電動モータ37と車輪31だけでなく、ジェネレータ34にも伝達される。そして、エンジン出力軸48の回転が電動モータ37及びジェネレータ34によって制御されることで、エンジン41を回転させるモータリングを行うことが可能である。なお、こうした構成も公知であるため、ここでのこれ以上の詳しい説明を割愛する。
MG制御装置30は、バッテリ制御装置20から上記ウェイクアップ信号を受信することで起動する。MG制御装置30は、この起動後、後述するエンジン制御装置40からモータリング要求を受信したか否かについての判断処理や、所定の実行条件が全て成立したか否かについての判断処理を実行する。また、MG制御装置30は、電動モータ37にて発生する動力によってエンジン41を回転させるモータリングを実行したり、モータリング以外の通常制御を実行したりする。これら処理については、図3を用いて後述する。
また、車両は、エンジン41、吸気経路42、空気流量センサ43、スロットル弁44、スロットルモータ45、スロットル開度センサ46、回転角センサ47及びエンジン出力軸48を備える。
詳しくは、車両には、エンジン41の燃焼室(図示略)へ空気を供給する吸気経路42が備えられている。吸気経路42内には、この吸気経路42内を流れる空気流量を検出する空気流量センサ43が配設されており、エンジン制御装置40へその検出値を出力する。また、吸気経路42内には、開度に応じて空気流量を変化させるスロットル弁44が配設されており、吸気経路42外には、このスロットル弁44の開度を変化させるスロットルモータ45が配設されている。また、スロットルモータ45には、スロットル開度センサ46が配設されている。スロットル開度センサ46は、スロットルモータ45の回転角を検出し、検出したスロットルモータ45の回転角を用いてスロットル弁44の開度を検出する。そして、スロットル開度センサ46は、検出したスロットル弁44の開度をエンジン制御装置40に出力する。また、エンジン41には、エンジン出力軸48の回転角を検出する回転角センサ47が配設されており、回転角センサ47は、検出した回転角をエンジン制御装置40に出力する。そして、エンジン制御装置40は、上記空気流量センサ43の出力値、スロットル開度センサ46の出力値及び回転角センサ47の出力値を用いて、エンジン41を制御する。なお、これら各構成要素の構成及び機能等は公知であるため、ここでの詳細な説明を割愛する。また、本実施の形態では、エンジン41が回転されていなければ診断を行うことのできない車載機器として電子スロットル装置(スロットル弁44、スロットルモータ45及びスロットル開度センサ46から構成される)を採用している。こうした構成も公知であるため、ここでのこれ以上の詳しい説明を割愛する。
エンジン制御装置40は、MG制御装置30と同様に、バッテリ制御装置20から上記ウェイクアップ信号を受信することで起動する。エンジン制御装置40は、この起動後、例えば電子スロットル装置の診断処理を実行したり、この診断処理が実行されたトリップ以後のトリップ数が所定回数に達したか否かを判断する判断処理を実行したりする。これら処理については、図4及び図5を用いて後述する。
以上のように構成された車載制御装置1の動作について、図2〜図5を参照しつつ説明する。なお、図2は、バッテリ制御装置20によって実行されるバッテリ充電制御処理の処理手順を示すフローチャートである。バッテリ制御装置20は、イグニッションスイッチ(以下、IGSWとも記載)がオフからオンとされた場合に、あるいは、既述したように、電源コネクタ11が外部電源10と電気的に接続された旨の信号を受信すると起動し、この起動後に、この図2に示すバッテリ充電制御処理を実行する。まず、図2を参照してバッテリ充電制御処理について説明する。
バッテリ充電制御処理が開始されると、バッテリ制御装置20は、まず、ステップS11の処理として、車載バッテリ21の電流値を電流センサ23を通じて取り込むとともに、車載バッテリ21の電圧値を電圧センサ24を通じて取り込む。バッテリ制御装置20は、取り込んだ電流値及び電圧値を用いて車載バッテリ21の充電量を算出する。車載バッテリ21の充電量を算出すると、バッテリ制御装置20は、続くステップS12の判断処理として、IGSWがオンであるかオフであるかを判断する。すなわち、バッテリ制御装置20は、車両を走行させることを目的として起動されたか、あるいは、外部電源10による充電を行うことを目的として起動されたかを判断する。
ここで、IGSWがオンであると判断される場合(ステップS12の判断処理で「Yes」)、車両はただちに走行可能な状態にあるため、たとえ外部電源10に接続されていても車載バッテリ21の充電を行わない。したがって、バッテリ制御装置20は、続くステップS13の処理として、外部電源10によって車載バッテリ21が充電中である旨を示す充電中フラグをリセットする。すなわち、MG制御装置30やエンジン制御装置40に対し、車載バッテリ21は充電中でない旨が示される。
一方、IGSWがオフであると判断される場合(ステップS12の判断処理で「No」)、車両はただちに走行可能な状態にないため、外部電源10による車載バッテリ21の充電を行うことが可能である。したがって、バッテリ制御装置20は、続くステップS14の処理として、上記電流センサ13及び上記電圧センサ14を通じて外部電源10の電流値及び電圧値をそれぞれ取り込むとともに、続くステップS15の判断処理として、これら取り込んだ電流値及び電圧値を用いて車両が外部電源10に接続されているか否かを判断する。
具体的には、車載バッテリ21が外部電源10に接続されていない場合、電流センサ13及び電圧センサ14にてそれぞれ検出される電流値及び電圧値はほぼゼロを示す一方、車載バッテリ21が外部電源10に接続されている場合、電流センサ13及び電圧センサ14にてそれぞれ検出される電流値及び電圧値はそれぞれ有意な値を示す。したがって、バッテリ制御装置20は、これら電流値及び電圧値がほぼゼロであるか否かを判断することで、車載バッテリ21が外部電源10に接続されているか否かを判断する。
ここで、車載バッテリ21が外部電源10に接続されていないと判断される場合(ステップS15の判断処理で「No」)、バッテリ制御装置20は、そもそも車載バッテリ21を外部電源10にて充電することができないため、先のステップS13の処理に移行し、充電中フラグをリセットする。一方、車載バッテリ21が外部電源10に接続されていると判断される場合(ステップS15の判断処理で「Yes」)、バッテリ制御装置20は、続くステップS16の処理に移行する。
バッテリ制御装置20は、続くステップS16の判断処理として、先のステップS11の処理において算出した車載バッテリ21の充電量が所定量以上であるか否かを判断する。本実施の形態では、この所定量として、車両の通常走行時に必要とされる充電量の下限値が設定されている。そして、バッテリ充電量が所定量以上であると判断される場合(ステップS16の判断処理で「Yes」)、車載バッテリ21の充電量は十分であり、外部電源10による車載バッテリ21の充電は不要であるため、バッテリ制御装置20は、続くステップS13の処理として、充電中フラグをリセットする。なお、上記所定量として、上記下限値に限らず、この下限値よりも大きい値を採用することも可能である。
一方、車載バッテリ21の充電量が上記所定量に満たないと判断される場合(ステップS16の判断処理で「No」)、車載バッテリ21の充電量は不十分であり、モータリングを実行するにあたり外部電源10による車載バッテリ21の充電が必要であるため、バッテリ制御装置20は、続くステップS17の処理として、外部電源10によって車載バッテリ21を充電するとともに、続くステップS18の処理として、充電中フラグをセットする。すなわち、MG制御装置30やエンジン制御装置40に対し、車載バッテリ21は充電中である旨が示される。
そして、バッテリ制御装置20は、続くステップS19の処理として、例えばCAN等の車載ネットワークを介して、MG制御装置30及びエンジン制御装置40に対し、ウェイクアップ信号を出力する。なお、このウェイクアップ信号を受信したMG制御装置30及びエンジン制御装置40は、車載バッテリ21から給電されることで起動し、この起動後に、モータジェネレータ制御処理(図3参照)及びエンジン制御処理(図4及び図5参照)をそれぞれ実行する。
このようにして上記ステップS13の処理あるいはステップS19の処理を実行すると、バッテリ制御装置20は、先のステップS11の処理へ移行し、上述した一連の処理を繰り返し実行する。
図3は、エンジン制御装置40によって実行されるエンジン制御処理の処理手順を示すフローチャートであり、図4は、このエンジン制御処理中に実行される充電時診断処理の処理手順を示すフローチャートである。エンジン制御装置40は、IGSWがオフからオンとされた場合に起動し、エンジン制御処理を実行する。あるいは、エンジン制御装置40は、IGSWがオフとされている場合でも、バッテリ制御装置20から上記ウェイクアップ信号を受信することで起動し、エンジン制御処理を実行する。次に、これら図3及び図4を参照してエンジン制御処理及び充電時診断処理について説明する。
エンジン制御処理が開始されると、エンジン制御装置40は、まず、ステップS31の処理として、モータリングを実行すべき要求であるモータリング要求をリセットする(初期化)。この初期化を終えると、エンジン制御装置40は、続くステップS32の判断処理として、IGSWがオンであるか否かを判断する。すなわち、エンジン制御装置40は、車両を走行させることを目的として起動されたか、あるいは、後述の充電時診断処理を実行することを目的として起動されたかを判断する。
ここで、IGSWがオンであると判断される場合(ステップS32の判断処理で「Yes」)、エンジン制御装置40は車両を走行させることを目的として起動されたことを意味する。そのため、エンジン制御装置40は、続くステップS33の処理として、エンジン41の通常制御を実行する。具体的には、MG制御装置30から要求されたトルクが得られるようにエンジン41を制御する。
一方、IGSWがオフであると判断される場合(ステップS32の判断処理で「No」)、エンジン制御装置40は、充電時診断処理を実行することを目的として起動されたことを意味する。そのため、エンジン制御装置40は、続くステップS34の判断処理に移行する。なお、ステップS32の判断処理において、IGSWがオフであると判断された場合、当該エンジン制御装置40は、上記ウェイクアップ信号を受信して起動したことを意味するため、車載バッテリ21は外部電源10によって充電中であることを意味する(図2参照)。
エンジン制御装置40は、続くステップS33の判断処理として、例えば電子スロットル装置の充電時診断処理を実行することが必要か否かを判断する。具体的には、エンジン制御装置40は、後述の充電時診断処理が前回実行されたトリップ以後のトリップ数(換言すれば、充電時診断処理が実行されていない連続トリップ数)をカウントしており、このステップS34の判断処理として、そうしたカウント数が所定数に達したか否かを判断する。ちなみに、1トリップとは、1回の走行を意味し、IGSWがオンとされた回数で判断する。
ここで、カウント数が所定数に達していないと判断されるとき(ステップS34の判断処理で「No」)、充電時診断処理が前回実行されてからそれほど期間が経過していないことを意味するため、充電時診断処理を実行する必要がない。したがって、エンジン制御装置40は、このエンジン制御処理を一旦終了する。
一方、カウント数が所定数に達したと判断されるとき(ステップS34の判断処理で「Yes」)、充電時診断処理が前回実行されてからある程度の期間が経過し、充電時診断処理を実行する必要がある。したがって、エンジン制御装置40は、続くステップS35の処理として、充電時診断処理を実行し、このエンジン制御処理を一旦終了する。
図4に示されるように、充電時診断処理が開始されると、車載制御装置1(詳しくはエンジン制御装置40)は、まず、ステップS351の処理として、モータリング要求をセットし、MG制御装置30にモータリングを実行開始させようとする。詳しくは、図5を参照しつつ後述するが、エンジン制御装置40は、MG制御装置30に、電動モータ37を通じてエンジン41を回転させる。
そしてエンジン制御装置40は、続くステップS352の判断処理として、エンジン回転速度検出センサ(図示略)のセンサ出力値に基づき、エンジン41が実際に回転中であるか否かを判断するとともに、モータリング要求をセットしてからエンジン41が実際に回転するまでの経過時間を適宜の計時手段(図示略)によって計測する。
ここで、エンジン41が回転していないと判断される場合(ステップS352の判断処理で「No」)、モータリングの実行開始が要求されているにもかかわらず、実際にはモータリングが実行開始されていないことを意味する。そのため、エンジン制御装置40は、続くステップS353の判断処理として、こうした状態が所定時間継続するか否かを判断する。
こうした状態が所定時間継続していないと判断される場合(ステップS353の判断処理で「No」)、エンジン制御装置40は、先のステップS351の処理及びステップS352の判断処理を繰り返し実行する。一方、所定時間継続したと判断される場合(ステップS353の判断処理で「Yes」)、エンジン制御装置40は、続くステップS354の処理として、判定不能である旨を判定し、続くステップS355の処理として、モータリング要求をリセットし、、先の図3に示したエンジンのエンジン制御処理へ移行する。
一方、先のステップS352の判断処理において、エンジン41が実際に回転中であると判断される場合(ステップS352の判断処理で「Yes」)、モータリングが実行開始されたことを意味する。そのため、エンジン制御装置40は、続くステップS356の処理として、エンジン回転速度検出センサからエンジン回転速度を取得し、空気流量センサ43から空気流量を取得し、さらに、スロットル開度センサ46から電子スロットル開度を取得する。そして、エンジン制御装置40は、ステップS357の判断処理として、これら取得した情報と、予め調査しておいたこれら情報との相関関係に基づき、電子スロットル装置の正常あるいは異常を判断(診断)する。具体的には、これら情報の相関関係が一致すると判断される場合(ステップS357の判断処理で「Yes」)、エンジン制御装置40は、続くステップS358の処理として、電子スロットル装置は正常である旨を判定する。一方、これら情報の相関関係が不一致であると判断される場合(ステップS357の判断処理で「No」)、エンジン制御装置40は、続くステップS359の処理として、電子スロットル装置は異常である旨を判定する。そして、エンジン制御装置40は、続くステップS355の処理として、モータリング要求をリセットし、先の図3に示したエンジンのエンジン制御処理へ移行する。
図5は、MG制御装置30によって実行されるMG制御処理の処理手順を示すフローチャートである。MG制御装置30も、エンジン制御装置40と同様に、IGSWがオフからオンとされた場合に起動し、MG制御処理を実行する。あるいは、MG制御装置30は、IGSWがオフとされている場合でも、バッテリ制御装置20から上記ウェイクアップ信号を受信することで起動し、MG制御処理を実行する。次に、この図5を参照してMG制御処理について説明する。
MG制御処理が開始されると、MG制御装置30は、まず、ステップS51の判断処理として、上記モータリング要求を受信しているか否かを判断する。すなわち、MG制御装置30は、車両を走行させることを目的として起動されたか、あるいは、後述のモータリングを実行することを目的として起動されたかを判断する。
ここで、モータリング要求を受信していないと判断される場合(ステップS51の判断処理で「No」)、MG制御装置30は車両を走行させることを目的として起動されたことを意味する。そのため、MG制御装置30は、続くステップS52の処理として通常制御を実行する。なお、MG制御装置30は、通常制御として、IGSWがオフである場合、電動モータ37及びジェネレータ34に出力する電流をカットする。また、MG制御装置30は、通常制御として、IGSWがオンである場合、図示しないアクセルペダルを通じて入力される運転者の要求に基づいて駆動軸32に生成すべきトルクを算出し、エンジン制御装置40へトルク要求を出力するとともに、電動モータ37及びジェネレータ34の制御を通じて当該車両を駆動する。
一方、上記ステップS51の判断処理において、上記モータリングを実行すべき要求があると判断される場合(ステップS51の判断処理で「Yes」)、MG制御装置30は、続くステップS53の判断処理として、モータリングの実行条件が全て成立しているか否かを判断する。
ここで、本実施の形態では、安全性の観点から、「エンジンが噴射点火していないこと」及び「車速がゼロであること」をモータリングの実行条件として採用しており、実行可能性の観点から、「充電時診断処理が行われていない連続トリップ数が所定トリップ数以上であること」及び「車載バッテリ21の充電量が所定量以上であること」をモータリングの実行条件として採用している。
なお、MG制御装置30がこれら実行条件の成否を全て判断しているわけではない。MG制御装置30がモータリングの実行を目的として起動されていることから、バッテリ制御装置20によって「車載バッテリ21の充電量が所定量以上であること」が既に判断されている。また、モータリング要求があることから、エンジン制御装置40によって「エンジンが噴射点火していないこと」が既に判断されている。同様に、モータリング要求があることから、エンジン制御装置40によって「充電時診断処理が行われていない連続トリップ数が所定トリップ数以上であること」が既に判断されている。したがって、MG制御装置30は、車速センサ(図示略)の出力値に基づき車速がゼロか否かを判断することで、上記実行条件が全て成立しているか否かを判断する。
このステップ53の判断処理において、車速がゼロでないと判断される場合、すなわち、モータリングの実行条件が全て成立していないと判断される場合(ステップS53の判断処理で「No」)、MG制御装置30は、先のステップS52の処理に移行し、上記通常制御を実行する。
一方、上記ステップS53の判断処理において、車速がゼロであると判断される場合、すなわち、モータリングの実行条件が全て成立していると判断される場合(ステップS53の判断処理で「Yes」)、MG制御装置30は、続くステップS54の処理として、上記モータリングを実行するために電動モータ37に必要とされるトルクである必要MG出力を算出し、ステップS55の処理として、モータリングを実行する。
このようにして上記ステップS52の処理あるいはステップS55の処理を実行すると、MG制御装置30は、先のステップS51の判断処理へ移行し、上述した一連の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、上記実施の形態では、車載制御装置1は、外部電源10による車載バッテリ21の充電中に、電動モータ37にて発生する動力によってエンジン41を回転させるモータリングを行い、このモータリング中に電子スロットル装置を診断することとした。モータリングを行う際には、エンジン41で燃焼は行われておらず、車載バッテリ21によってエンジン41が回転させられる。このとき、車載バッテリ21は、エンジン41を回転させることによって消費される電気エネルギーが外部電源から補われるため、燃費への影響をより低減することができるようになる。
なお、本発明に係る車載制御装置は、上記実施の形態にて例示した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々に変形して実施することが可能である。すなわち、上記実施の形態を適宜変更した例えば次の形態として実施することもできる。
上記実施の形態では、バッテリ制御装置20は、電流センサ23から取り込んだ電流値及び電圧センサ24から取り込んだ電圧値を用いて車載バッテリ21の充電量を算出していたが、これに限らない。車載バッテリ21の充電量に替えて、車載バッテリ21の残存容量(蓄電状態、以下SOCと記載する)を用いてもよい。ちなみに、SOCは、車載バッテリ21の定格容量に対する、この定格容量から充放電量の積分値を差し引いた値の百分率である。
上記実施の形態では、バッテリ充電量が所定量以上か否かについて判断する際にバッテリ制御装置20によって使用される所定量として、車両の通常走行時に必要とされる充電量の下限値あるいはこの下限値よりも大きな値が採用されていたが、これに限らない。上述のように、車載バッテリ21の充電量に替えて車載バッテリ21のSOCを採用する場合、所定量として満充電状態を採用してもよい。
上記実施の形態では、バッテリ制御装置20によって「車載バッテリ21の充電量が所定量以上であること」の成否が判断され、エンジン制御装置40によって「充電時診断処理が実行されない連続トリップ数が所定トリップ数以上であること」の成否及び「エンジンが噴射点火していないこと」の成否が判断され、MG制御装置30によって「車速がゼロであること」の成否が判断されている。なお、バッテリ制御装置20によって上記実行条件が不成立である旨が判断される場合には、上記実行条件の成否がバッテリ制御装置20によって実際に判断された上で不成立である旨が判断された場合が含まれるだけでなく、バッテリ制御装置20が故障したために実際には上記実行条件が正しく判断されずに不成立である旨が判断された場合も含まれる。同様に、エンジン制御装置40によって上記実行条件が不成立である旨が判断される場合には、上記実行条件の成否がエンジン制御装置40によって実際に判断された上で不成立である旨が判断された場合が含まれるだけでなく、エンジン制御装置40が故障したために実際には上記実行条件が正しく判断されずに不成立である旨が判断された場合も含まれる。さらに、MG制御装置30によって上記実行条件が不成立である旨が判断される場合には、上記実行条件の成否がMG制御装置30によって実際に判断された上で不成立である旨が判断された場合が含まれるだけでなく、MG制御装置30が故障したために実際には上記実行条件が正しく判断されずに不成立である旨が判断された場合も含まれる。そして、これら制御装置20〜40のうち少なくとも1つが実行条件の不成立を判断した場合、MG制御装置30によってモータリングが行われない。このように、複数の電子制御装置20〜40によってモータリングの実行条件毎に成否が判断されるため、意図しないモータリングが行われる可能性を低減することができる。
なお、本発明に係る車載制御装置は、上記実施の形態にて例示した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々に変形して実施することが可能である。すなわち、上記実施の形態を適宜変更した例えば次の形態として実施することもできる。
上記実施の形態では、安全性の観点から、「エンジンが噴射点火していないこと」及び「車速がゼロであること」をモータリングの実行条件として採用しており、実行可能性の観点から、「充電時診断処理が行われていない連続トリップ数が所定トリップ数以上であること」及び「車載バッテリ21の充電量が所定量以上であること」をモータリングの実行条件として採用していたが、これに限らず、こうした条件を適宜割愛してもよい。あるいは、車載制御装置1は、エンジン41が回転されていなくても診断を行うことのできる車載機器を診断する各種制御装置(診断部)を備え、「この制御装置によって異常が診断されていないこと」をモータリングの実行条件に加えることとしてもよい。これにより、エンジン41が回転されていなくても診断を行うことのできる車載機器に異常がない状態において、エンジン41が回転されていなければ診断を行うことのできない車載機器(上記実施の形態では、例えば電子スロットル装置)を診断するため、正しい診断結果を得ることができるようになる。
本発明に係る車載制御装置の一実施の形態について、その全体構成を示すブロック図。 本実施の形態のバッテリ制御装置によって実行されるバッテリ充電制御処理について、その処理手順を示すフローチャート。 本実施の形態のエンジン制御装置によって実行されるエンジン制御処理について、その処理手順を示すフローチャート。 エンジン制御処理中に実行される充電時診断処理について、その処理手順を示すフローチャート。 本実施の形態のモータジェネレータ制御装置によって実行されるモータジェネレータ制御処理について、その処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…車載制御装置、10…外部電源、11…電源コネクタ、12…物理スイッチ、13…電流センサ、14…電圧センサ、20…バッテリ制御装置(診断制御部)、21…車載バッテリ、23…電流センサ、24…電圧センサ、30…モータジェネレータ制御装置(診断制御部)、31…車輪、32…駆動軸、33…第1インバータ、34…ジェネレータ、35…ロータ位置検出センサ、36…第2インバータ、37…電動モータ、38…ロータ位置検出センサ、39…遊星ギアユニット(動力分割機構)、40…エンジン制御装置(診断制御部)、41…エンジン、42…吸気経路、43…空気流量センサ、44…スロットル弁、45…スロットルモータ、46…スロットル開度センサ、47…回転角センサ、48…エンジン出力軸。

Claims (5)

  1. エンジン及び電動モータを備えるとともに外部電源から供給される電力によって車載バッテリを充電可能なプラグインハイブリッド車両に搭載されて、前記エンジンが回転されていなければ診断を行うことのできない車載機器を診断するための制御を行う診断制御部を備える車載制御装置において、
    前記診断制御部は、前記外部電源による前記車載バッテリの充電中に、前記電動モータにて発生する動力によって前記エンジンを回転させるモータリングを行い、このモータリング中に前記車載機器を診断することを特徴とする車載制御装置。
  2. 前記診断制御部は、前記モータリングの実行条件として前記車載バッテリの充電量が所定量以上であることが成立する場合、前記モータリングを行うことを特徴とする請求項1に記載の車載制御装置。
  3. 前記診断制御部は、前記診断が行われたトリップ以後のトリップ数をカウントし、前記モータリングの実行条件としてカウント数が所定数に達したことが成立する場合、前記モータリングを行うことを特徴とする請求項1に記載の車載制御装置。
  4. 前記エンジンが回転されていなくても診断を行うことのできる車載機器を診断する診断部をさらに備え、
    前記診断制御部は、前記モータリングの実行条件として前記診断部によって異常が診断されていないことが成立する場合、前記モータリングを行うことを特徴とする請求項1に記載の車載制御装置。
  5. 請求項1に記載の車載制御装置において、
    バッテリ制御装置と、エンジン制御装置と、モータジェネレータ制御装置とを備え、
    前記バッテリ制御装置は、車載バッテリの充電量が所定量以上であることという前記モータリングの実行条件の成否を判断する第1判断部を有し、
    前記エンジン制御装置は、前記診断が行われたトリップ以後のトリップ数をカウントしたカウント数が所定数に達することという前記モータリングの実行条件の成否を判断する第2判断部を有し、
    前記モータジェネレータ制御装置は、前記エンジンが回転されていなくても診断を行うことのできる車載機器を診断する診断部によって異常が診断されていないことという前記モータリングの実行条件の成否を判断する第3判断部を有しており、
    前記診断制御部は、これら第1〜第3判断部のうち少なくとも1つが不成立である旨判断した場合、前記モータリングを行わないことを特徴とする車載制御装置。
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