JP2010012533A - 手持ち式工具およびその止具射出検出方法 - Google Patents

手持ち式工具およびその止具射出検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】止具の射出の有無または射出した止具の種類を検出し得る手持ち式工具および止具射出検出方法を、提供する。
【解決手段】ステップ122で検出信号が空打ちか否かを判断した後、ステップ126以降の各ステップ(130・134)で実打パターン1〜4か否かを判断するので、実打および非実打(空打ちなど)を識別できると共に、ネジの種類(ネジ長さの異なる種類)も識別できる。また、空打ちまたはネジの種類ごとにカウントできるので、ネジ打込み機の購入時からの使用状況を把握できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の止具を連続的に供給する手持ち式工具およびその止具射出検出方法に関するものであり、特に止具の射出を検出する手持ち式工具およびその止具射出検出方法に関する。
例えば釘打ち機等の手持ち式工具(以下、単に工具とも言う)は、釘またはねじを止具として工具本体のマガジンに装填し、止具を射出させる。そのため、工具の使用に伴ってドライバの先端が磨耗したり、ドライバピストンの衝撃を吸収するバンパの衝撃吸収効果が低下する。従って、射出回数が数十万回程度になって上記バンパなどの消耗部品が耐久限界に達した場合は、部品交換などのメンテナンスが必要となる。
そこで、従来の工具の中には、釘打ち機の釘打ち回数を認識し得るカウンタ付釘打ち機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、従来では、釘打機に送り出す圧力の変化に基づく動作回数を計算する電動コンプレッサが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−174460公報 特開平2−108879公報
ところで、上述した工具または電動コンプレッサ等では、現実に釘などの止具を射出させた実打か或いは空打ちか等の判断はできず、また止具の種類たとえば長さが異なる釘ごとに釘打ち回数をカウントできない。
そこで、本発明は、止具の射出の有無または射出した止具の種類を検出し得る手持ち式工具およびその止具射出検出方法を、提供することを目的とする。
本発明に係る手持ち式工具は、複数の止具を連続的に供給する手持ち式工具であって、上記手持ち式工具の衝撃を検出する検出手段と、上記衝撃を特定するための識別データを予め記憶する記憶手段と、上記検出手段による検出データを、上記記憶手段に記憶される上記識別データと照合する照合手段と、上記照合手段の照合結果に基づき、上記止具の射出の有無を判断する判断手段と、を備える。
なお、上記構成に、上記判断手段の判断結果に基づいて衝撃回数をカウントするカウンタを設けるようにしても良い。また、上記識別データには、上記止具の種類を識別するデータを含むようにしても良い。ここで、照合手段の照合方法としては、検出データの継続時間または電圧値を識別データの継続時間または電圧値と比較することなどが含まれる。また、衝撃の概念には振動なども含まれ、例えば実打・空打ち・手持ち式工具の落下・手持ち式工具を清掃する際の振動・手持ち式工具を置く際の振動などが該当する。
本発明に係る止具射出検出方法は、複数の止具を連続的に供給する手持ち式工具において、上記手持ち式工具の衝撃による検出データを、記憶手段に記憶される上記衝撃を特定するための識別データと照合し、この照合結果に基づいて上記止具の射出の有無を判断する。なお、本発明に係る別の手持ち式工具は、複数の止具を連続的に供給する手持ち式工具であって、トリガまたはコンタクトの往復動作を検出する動作検出手段と、上記動作検出手段による検出回数をカウントするカウンタ手段と、上記カウンタ手段でカウントされた累積回数を記録する記録手段と、を備える。
本発明に係る手持ち式工具および止具射出検出方法では、手持ち式工具の衝撃による検出データを、記憶手段に記憶される衝撃を特定するための識別データと照合し、この照合結果に基づいて止具の射出の有無を判断するので、実打または空打ちなどの非実打あるいは射出した止具の種類を検出できる。また、本発明によれば、例えば空打ちまたは止具の種類ごとにカウントできるので、手持ち式工具の購入時からの使用状況を把握できる。
以下、図1乃至図11に基づいて、本発明の一実施形態である手持ち式工具および止具射出検出方法について説明する。なお、本実施形態における手持ち式工具は図1に示す手持ち式の空気駆動型ネジ打込み機として説明し、止具はネジとして説明する。なお、図1はネジ打込み機の側面図、図2は図1に示すネジ打込み機の要部を示す断面図、図3は図1に示すネジ打込み機のブロック図である。
(ネジ打込み機の概略構成)
図1に示すネジ打込み機10は、図示しない打撃機構及びねじ締め込み機構を備える。上記打撃機構には打撃シリンダと、打撃シリンダ内に摺動自在に設けられた打撃ピストンと、打撃ピストンに一体に結合されたドライバビット12(図2の2点鎖線参照)を備える。なお、打撃シリンダには、打撃ピストンの衝撃を吸収バンパ(図示省略)が配置されている。
そして、図1に示すように、トリガ14が引き操作されると、圧縮エアを貯留するエアチャンバ(エア供給源に接続している)16から打撃シリンダ内に圧縮エアが供給され、図2に示すドライバビット12は打込み作動する。なお、図1に示すように、エアチャンバ16は、把持部15の内部に形成されている。
ねじ締め込み機構(図示省略)は、エアモータ18の動力によってドライバビット12(図2参照)を締め込み作動させるものである。即ち、上記打撃機構の作動開始とほぼ同時に、図1に示すエアチャンバ16から流入した圧縮空気の一部は、図2に示すように、エアモータ18に供給され、ドライバビット12をその軸心回りに回転させる。そして、回転するドライバビット12により、射出口に位置する(即ち、射出位置にある)ネジW(図2の2点鎖線参照)は、図示しない被締込部材たとえば石膏ボードなどに締込まれる。
なお、上述した射出口は、後述するノーズ部20に形成される。また、上述の打撃機構とねじ締め込み機構は、特開2001−353671号公報等による従来公知の構成と同様であるので、これ以上の詳述は省略する。
図2に示すように、ネジ打込み機10には、ネジWを射出するノーズ部20と、このノーズ部20に摺動可能に配置される安全装置としてのコンタクト部材22を備える。コンタクト部材22はネジWの打込み側に突出するように付勢され、コンタクト部材22を被締込部材に押付けたときにのみトリガ14(図1参照)の操作が有効となるように構成されている。また、コンタクト部材22は、上記押付け時にコンタクトストッパ(図示省略)に対し一時的に係止する。そして、上記打撃機構が作動し、コンタクトストッパが移動することにより、再び打込み側に突出できるように構成されている。
(ネジ射出検出機構に関する構成)
図2に示すように、ネジ打込み機10には、ネジ送り装置24およびマガジン26が、ノーズ部20に連続して配置されている。マガジン26内の複数のネジWは、ネジ送り装置24によって、順次ノーズ部20の射出位置へ供給される。なお、ネジ送り装置24は、ネジ送り用のエアー部25(図1参照)などを備える。マガジン26には、図2に示すカバー28が回転可能に配置されている。このカバー28は、ネジWが送られるガイド面を被蔽する。なお、複数のネジWは長尺状に連結される連結帯にそれぞれ取付けられ、この連結帯がロール状に巻かれた状態でマガジン26に収納される。そして、カバー28がロックされた状態では、カバー28が連結帯をガイド面側に押圧し、ネジWを所定の高さで保持している。
図1に示す検出ボックス30内には、図2に示すように、電池32および回路基板34などの電子部品が配置されている。この回路基板34には、図3に示すCPU90、ROM92、RAM94などがマウントされていると共に、圧電素子(ピエゾ素子)である加速度センサ48(図3参照)が配置されている。具体的には、膜状の加速度センサ48が回路基板34に形成された孔(図示省略)上に配置されている。
そして、検出手段である加速度センサ48は、ネジ打込み機10の振動(清掃時の振動またはネジ打込み機を置く際の振動など)および衝撃(実打、空打ち又は落下などの衝撃)を検出する。加速度センサ48は、例えば上述した打撃機構により図2に示すネジWが打撃(実打と同義)されること、ネジWが射出位置に無く空打ちされること、又はネジ打込み機10を作業台などに置く際の振動や落下による衝撃などを検出する。即ち、この加速度センサ48は、一例として、圧電体に加えられる力(例えば衝撃力など)を電圧に変換するものである。そして、加速度センサ48は、ネジ打込み機10からネジWが実打される衝撃などで検出信号(電圧波形など)を出力する構成となっている。
ここで、加速度センサ48を検出手段としたのは、以下の理由からである。第一に、ネジ打込み機10に搭載する電子回路を、完結したモジュールにするためである。例えば、上述した打撃ピストン(図示省略)の往復動作に連動する検出スイッチを配置させる場合には、この検出スイッチに付随する構造が複雑になり、設計上の自由度が低くなる。しかし、例えばピエゾ素子(圧電体)から構成される加速度センサ48は、衝撃を受けるのみの構成で足りるので、回路基板34(図2参照)上でも配置できるなど設計上の自由度が高くなり、後付も容易に成し得る。
第二に、加速度センサ48は、上述したように、圧電体に加えられる力を電圧に変換するものであるので、電力を消費しない。特に、本実施形態のように、圧縮空気駆動型の手持ち式工具では出来るだけ省電力化する必要があるので、加速度センサ48は最適である。なお、電源である電池32は、LED50等の電子部品に電力を供給する。
さらに、図1乃至図2に示すように、ネジ打込み機10には、そのマガジン26の上側にLED50が配置されている。このLED50は、ネジWの残量が少なくなると、点滅する警告手段の一部を構成する。LED50の照射方向は、ネジWの射出方向と同一となっている。なお、ネジ射出検出機構に関する構成部品は、ボタン式の電池32および圧電素子である加速度センサ48など軽量であるので、ネジ打込み機10の重量は必要最小限に抑えられている。
(ネジ射出検出機構の制御系に関する構成)
ネジ射出検出機構は、図3に示すように、カウンタ機能を有するCPU90と、ROM92と、RAM94と、出入力部96と、加速度センサ48と、LED50を備える。照合手段および判断手段であるCPU90は、ネジ射出検出機構の全体的な動作を司り、たとえば実打または空打ち等を判断すると共に実打回数などをカウントするなどの処理を行う。
記憶手段であるROM92は、各種の処理を制御するプログラムを記憶する。記録手段であるRAM94は、各種データの読み書き用の記録域を有し、この記録域に実打回数データなどが記録される。なお、本発明は、記憶手段または記録手段を共通の不揮発性メモリとしても良い。出入力部96は、図示しないUSBメモリなどの外部メモリまたは外部通信端末などが接続される。そして、出入力部96を介して、実打または空打ち(非実打を含む)毎の累積カウントデータ或いは落下または清掃などの履歴データなどの授受または送受信などが行われる。
(本実施形態の作用)
図4および図5に示すフローチャートに基づき、検出モードに関する処理を説明する。なお、図1に示すネジ打込み機10における処理は、CPU90によって実行され、図4および図5のフローチャートで表される。これらのプログラムは、予めROM92(図3参照)のプログラム領域に記憶されている。
(検出モード)
図4に示すステップ100において、図3に示すCPU90は加速度センサ48がオンか否かを判断する。即ち、圧電素子である加速度センサ48は、ネジ打込み機10からネジWが射出することによる衝撃または空打ちなどの衝撃で電圧(具体的には電圧波形信号)を生成する。
この電圧波形信号(データ)がCPU90に入力される場合すなわちステップ100が肯定の場合には、ステップ102において、所定時間間隔後に加速度センサ48から2回目の電圧波形信号(図4ではリターン信号と表示)が入力したか否かを判断する。即ち、上述した打撃機構による衝撃は図2に示すドライバビット12の往復時の2回連続となるので、CPU90は加速度センサ48からの検出信号が所定時間間隔をもって連続の衝撃がある場合に空打ち又は1本のネジWが射出されたと判断する。
この所定時間(例えば0.1秒)およびリターン信号は予めROM92に記憶されているので、CPU90はROM92に予め記憶されている時間データおよびリターン信号データに基づいて打撃機構が動作した(実打および空打ちを含む)ことを判断する。なお、リターン信号は、図7に示すように、1回目の衝撃の後に、2回目の短いリターンとして表れる。
ステップ102が肯定の場合すなわち所定間隔後にリターン信号が入力した場合には、ステップ104において、CPU90は実打・空打ち識別モードの処理を行う(図5参照)。即ち、図5に示すように、ステップ120において、空打ちパターン及び実打パターン1〜4におけるネジ長さ閾値TrefN(図6参照)のデータをROM92から読出す。ここで、図6中のTrefNは予めROM92に記憶されているネジ長さ閾値であり、図6中のTrefNのNにネジ長さの数値25・28・32・41が代入される。なお、空打ちの場合、TrefNGとして表す。
ステップ122において、検出信号(データ)TNが空打ちパターン(図7参照)か否かを判断する。ステップ122が肯定の場合すなわちCPU90は検出信号TNがTrefNGの継続時間(時間長さ閾値と同義)と同一または短いと判断する場合、ステップ124において、CPU90は空打ちパターンのデータとしてカウントする。なお、TNは実際に加速度センサ48が検出した検出信号(データ)である。また、Vrefは、予めROM92に記憶されている実打時の電圧閾値である。
ここで、ステップ122の処理において、CPU90は検出信号TNの最初の電圧波形がVrefNG(空打ち時の電圧閾値)以上およびリターン信号の最初の電圧波形がVref(実打時の電圧閾値)以上あるか否かも判断する(図7参照)。即ち、一般的に空打ちの方が実打よりも電圧値が高くなると共に、リターン信号は空打ち信号の最初の波形よりも電圧値が低くなるからである(図7および図8参照)。なお、図8に示すように、リターン信号は、一般的に実打閾値(Vref)と略同一である。
ステップ122が否定の場合すなわちCPU90は検出信号TNがTrefNGの継続時間よりも長いと判断する場合、ステップ126において、検出信号TNが実打パターン1か否かを判断する。即ち、リターン信号が入力された場合において、空打ちで無いとすれば、CPU90は実打パターン1〜4の内の一つと判断する。
具体的には、ネジWの長さ25mm・28mm・32mm・41mmにより電圧波形信号差が生じるので、CPU90は検出信号TNを予めROM92に記憶されているネジ長さ閾値Tref25・Tref28・Tref32・Tref41(図6参照)と比較する。即ち、加速度センサ48はネジWの長さに対応する継続時間における電圧波形信号(即ち、検出信号TN)を生成するので、CPU90は検出データTNと,予め記憶されている識別データ(TrefNデータと同義)との電圧波形信号差に基づいてネジの種類を判断する。
なお、図8及び図9において、実打パターン1の25mmのネジおよび実打パターン4の41mmのネジの識別データのみを示すが、実打パターン2および実打パターン3のネジ長さ閾値Tref28およびTref32はそれぞれのネジ長さに対応する。
そして、CPU90は、検出信号TNおよびリターン信号の最初の電圧波形が電圧閾値Vref以上あるか否かも判断する。即ち、上述した信号継続時間および電圧閾値の2つの識別要素を組合わせることにより、CPU90は、実打およびネジ打込み機10を例えば清掃する場合または作業台などに置く場合などの非実打を、精度良く識別できる。
ステップ126が肯定の場合すなわちCPU90は検出信号TNがTref25の継続時間と同一または短いと判断する場合、ステップ128において、CPU90は実打パターン1のデータとしてカウントする。
ステップ126が否定の場合すなわちCPU90は検出信号TNがTref25の継続時間よりも長いと判断する場合、ステップ130において、検出信号TNが実打パターン2か否かを判断する。ステップ130が肯定の場合すなわちCPU90は検出信号TNがTref28の継続時間と同一または短いと判断する場合、ステップ132において、CPU90は実打パターン2のデータとしてカウントする。
ステップ130が否定の場合すなわちCPU90は検出信号TNがTref28の継続時間よりも長いと判断する場合、ステップ134において、検出信号TNが実打パターン3か否かを判断する。ステップ134が肯定の場合すなわちCPU90は検出信号TNがTref32の継続時間と同一または短いと判断する場合、ステップ136において、CPU90は実打パターン3のデータとしてカウントする。
ステップ134が否定の場合すなわちCPU90は検出信号TNがTref32の継続時間よりも長いと判断する場合、ステップ138において、検出信号TNが実打パターン4のデータとしてカウントする。即ち、実打パターンは、Tref25・Tref28・Tref32・Tref41の4つのデータしかないので、実打パターン1〜3で無いとすればCPU90は実打パターン4と判断する。
そして、ステップ124・128・132・136・138のいずれか一つの処理が終了した場合、本サブルーチンの処理は終了する。なお、図5に示す実打・空打ち識別モードは、図4のステップ102が肯定と判断される毎に繰り返される。図4のフローチャートに戻り、ステップ100が否定の場合すなわち加速度センサ48がオフの場合には、オンになるのを待つ。
ステップ104の処理終了後、ステップ108において、それぞれのカウント値をRAM94に記録する。即ち、RAM94には、空打ちパターンデータおよび実打パターン1〜4データの各記録領域を有し、それらの各記録領域に各カウント値をそれぞれ記録する。
ステップ102が否定の場合すなわち所定間隔後にリターン信号が入力しない場合には、ステップ110において、CPU90はネジ打込み機(図10では工具と表示する)が地面に落下したか否かを判断する。即ち、図10に示すように、ネジ打込み機を高所から落下させる場合には、空打ちの場合よりも更に電圧値が高くなる。
具体的には、CPU90は、検出信号TNの最初の電圧波形がVrefF(落下時の電圧閾値)よりも高いか否かを判断する。なお、ネジ打込み機が落下する高さによって、電圧値は変動するが、一般的にネジ打込み機を地面に落下させる方が空打ちよりも電圧値が高くなる。また、図10は、落下データ(VrefFデータ)を視覚的に比較し易いように、空打ちデータと併せて図示している。
ステップ110が肯定の場合すなわちネジ打込み機が落下したとCPU90が判断する場合には、ステップ112において、落下データをRAM94に記録する。ステップ110が否定の場合すなわち落下では無い場合には、ステップ114において、ネジ打込み機に対するエアガンでの清掃かを否かを判断する。即ち、清掃時における信号継続時間はネジ打込み機を置く場合よりも長いので、CPU90は清掃時の検出信号TNが置き継続時間データSet(図11参照)よりも長い場合は清掃と判断する。
なお、図10中のVrefFデータおよび図11中のSetデータ(置き継続時間データ)は、予めROM92に記憶されている閾値である。また、図11は、検出信号TNにおける清掃データを視覚的に比較し易いように、工具を置く継続時間信号(Setデータ)も併せて図示している。そして、ステップ114が肯定の場合すなわち清掃である場合には、ステップ116において、清掃データとしてRAM94に記録する。≦
ステップ114が否定の場合すなわち清掃では無い場合には、ネジ打込み機10が置かれたと判断し、本フローチャートの処理は終了する。図4に示す検出モードは、図3に示す加速度センサ48がオンされる毎に繰り返される。即ち、本フローチャートは、図2に示す電池32がCPU90(図3参照)へ電力を供給する限りの無限ルーチンとなる。
本実施形態において、図4及び図5に示すように、ネジ打込み機10の衝撃による検出データTNを、ROM92に記憶される衝撃を特定するための識別データ(TrefNデータ等)と照合し、この照合結果に基づいてネジWの射出の有無を判断するので、実打および非実打(例えば空打ち又は落下など)を識別できると共に、ネジWの種類も識別できる。また、空打ちまたはネジWの種類ごとにカウントできるので、例えばネジ打込み機10の購入時からの使用状況を把握できる。
さらに、図3に示す出入力部96に図示しない読み取り機(外部通信端末と同義)を接続することにより、RAM94に記録される各データたとえば実打回数または落下データ(例えば落下日時および衝撃程度などのデータ)等の詳細履歴データを出力できる。この詳細履歴データに基づき、消耗部品たとえばバンパ等の交換時期または修理箇所などを予測できると共に、例えば各使用現場(建築現場または組立ラインなど)の相違による各種のメンテナンス情報を入手できる。
なお、本実施形態では、実打本数をカウントしているので、予め図2に示すマガジン26に収納する連結帯のネジ本数をRAM94に記録しておけば、ネジWの残量も検出し得る。即ち、本実施形態によれば、任意の残量となった場合に、図1乃至図3に示すLED50を点滅させることができる。また、検出値の判定手法としては、判定の精度を更に高めるために、検出データTNが2種類の閾値データ(図6参照)の間に位置することを判断する(例えば、Tref35<TN≦Tref41など)ようにしても良い。
ここで、本実施形態では閾値として信号(データ)の継続長さ及び電圧値を組み合わせた例であるが、本発明はそれぞれ別々に判定して良い。即ち、判定手法は、任意に変更し得る。さらに、上記実施形態において説明した各プログラムの処理の流れ(図4及び図5参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。
(その他の変形例)
本発明は、図1に示すようなネジ打込み機の他に、例えば特許文献1の図1に示すような釘打ち機にも同様に適用できる。例えば図12に示すように、釘の種類(長さ15mm・35mm・55mmなど)を識別する方法としては、各釘長さの電圧閾値Vref1・Vref2・Vref3を予め設定し(図12の判定表を参照)、予め記憶手段であるROM等のメモリに記憶する。そして、判断手段であるCPUは、検出信号(データ)TNを予めメモリに記憶されている釘長さの電圧閾値Vref1・Vref2・Vref3と比較する(図13参照)。ここで、一般的には、釘の長さが長いほど電圧値が高くなる。なお、止具が釘の場合、釘の長さによる実打時間の差は少ない。
また、釘打込み機の場合も、図1に示すネジ打込み機10と同様に、打撃機構による衝撃はドライバの往復時の2回となるので、CPUは加速度センサ等の検出手段からの検出信号が所定時間間隔をもって再度の衝撃がある場合に空打ち又は1本の釘が射出されたと判断する。即ち、図12の判定表および図13には図示しないが、空打ち又は65mmなどの釘も、同様に判断し得る。その他の作用効果は、上述した実施形態と同一であるので、詳細説明は省略する。
その他、実打時に動作する回数をカウントする手段としては、図14及び図15に示すように、トリガ14に対応する部位に検出機構を設けるようにしても良い。この検出機構は、レバー81付きのマイクロスイッチ82を図1に示す把持部15に配置する。なお、動作検出手段であるマイクロスイッチ82は、カウンタ手段であるCPU90(図3参照)に接続する。そして、トリガ14を引き操作すると、レバー81はマイクロスイッチ81をオンし、CPU90はカウントする。なお、カウント値は、図3に示すRAM94に記録する。
また、図16及び図17に示すように、コンタクト部材22に対応する部位に検出機構(レバー81付きのマイクロスイッチ82)を設けるようにしても良い。そして、図17に示すように、コンタクト部材22を被打込み部材84に押圧すると、コンタクト部材22はマイクロスイッチ81をオンし、CPU90はカウントする。なお、カウント値は、RAM94に記録する。
さらに、図18及び図19に示すように、フィードピストン86(このピストン86は、図2のネジ送り装置24に配置される)に対応する部位に検出機構(レバー81付きのマイクロスイッチ82)を設けるようにしても良い。そして、図19に示すように、フィードピストン86で図示しないネジを送る際、フィードピストン86はマイクロスイッチ81をオンし、CPU90はカウントする。なお、カウント値は、図3に示すRAM94に記録する。また、図1に示すトリガ14を操作すると、フィードピストン86が作動するように構成されている。
なお、本実施形態では手持ち式工具をネジ打込み機とする例であるが、本発明の手持ち式工具は例えば釘・ホツチキス・ステーブルなどの止具を連続的に供給する工具にも適用できる。また、本実施形態では圧縮空気駆動型の手持ち式工具の例であるが、本発明は電動式の手持ち式工具にも適用できる。
さらに、手持ち式工具の動作回数を検出する手段としては、エアモータにエンコーダ等を設けてエアモータの積算駆動時間から実打本数をカウントするようにしても良い。また、エアの流路に流量センサを設けて積算流路から実打本数をカウントするようにしても良い。
本発明に係る一実施形態のネジ打込み機の側面図である。 図1に示すネジ打込み機の要部を示す断面図である。 図1に示すネジ打込み機のブロック図である。 図1に示すネジ打込み機の検出モードに関するフローチャート図である。 図4に示す実打・空打ち識別モードに関するサブルーチン図である。 図5に示す実打パターンに関する判定図である。 図6に示す空打ちパターンの波形図である。 図6に示す実打パターン1の波形図である。 図6に示す実打パターン4の波形図である。 工具が地面に落下する際の波形図である。 エアガンで工具を清掃する際の波形図である。 本発明に係るその他の変形例に係る実打パターン1〜3に関する判定図である。 図12に示す実打パターン1〜3の波形図である。 その他の変形例に係る検出機構の要部図である。 図14に示す検出機構の作用状態図である。 その他の変形例に係る検出機構の要部図である。 図16に示す検出機構の作用状態図である。 その他の変形例に係る検出機構の要部図である。 図18に示す検出機構の作用状態図である。
符号の説明
10 ネジ打込み機(手持ち式工具)
48 加速度センサ(検出手段)
82 マイクロスイッチ(動作検出手段)
90 CPU(照合手段・判断手段・カウンタ)
92 ROM(記憶手段)
94 RAM(記録手段)
W ネジ(止具)

Claims (5)

  1. 複数の止具を連続的に供給する手持ち式工具であって、
    上記手持ち式工具の衝撃を検出する検出手段と、
    上記衝撃を特定するための識別データを予め記憶する記憶手段と、
    上記検出手段による検出データを、上記記憶手段に記憶される上記識別データと照合する照合手段と、
    上記照合手段の照合結果に基づき、上記止具の射出の有無を判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする手持ち式工具。
  2. 上記識別データには、上記止具の種類を識別するデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の手持ち式工具。
  3. 上記判断手段の判断結果に基づいて衝撃回数をカウントするカウンタをさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の手持ち式工具。
  4. 複数の止具を連続的に供給する手持ち式工具において、
    上記手持ち式工具の衝撃による検出データを、記憶手段に記憶される上記衝撃を特定するための識別データと照合し、この照合結果に基づいて上記止具の射出の有無を判断することを特徴とする手持ち式工具における止具射出検出方法。
  5. 複数の止具を連続的に供給する手持ち式工具であって、
    トリガまたはコンタクトの往復動作を検出する動作検出手段と、
    上記動作検出手段による検出回数をカウントするカウンタ手段と、
    上記カウンタ手段でカウントされた累積回数を記録する記録手段と、
    を備えることを特徴とする手持ち式工具。
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