JP2010012479A - パイプ材レーザ加工方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ加工ヘッドを備えたX軸キャリッジのX軸方向への移動範囲よりも長尺のパイプ材を連続して加工することのできる方法及び装置を提供する。
【解決手段】X軸方向へ移動自在に備えたX軸キャリッジ9にレーザ加工ヘッド11を備え、X軸方向に長いパイプ材Pを把持して回転割出し自在なパイプ回転手段15を備え、前記レーザ加工ヘッド11によってレーザ加工される前記パイプ材Pを支持自在かつパイプ材をクランプ自在のパイプサポート装置17をX軸方向へ独立して移動自在かつ前記X軸キャリッジ9と前記パイプサポート装置17とをX軸方向へ一体的に移動可能に備え、前記パイプサポート装置17が前記パイプ材をクランプした状態にあるとき、前記X軸キャリッジ9と前記パイプサポート装置17とをX軸方向へ一体的に移動して、前記パイプ材Pの未加工部分を前記X軸キャリッジ9の移動範囲内に移動位置決めし、前記パイプサポート装置17により前記パイプ材を支持した状態において前記未加工部分のレーザ加工を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば丸パイプや角パイプなどのごとき長尺のパイプ材のレーザ加工方法及び装置に係り、さらに詳細には、レーザ加工装置におけるレーザ加工ヘッドのX軸方向への移動範囲よりも長いパイプ材をX軸方向へ自動的に移動位置決めしてレーザ加工を行う方法及び装置に関する。
レーザ加工装置には、板状のワークのレーザ加工を行うと共に長尺のパイプ材のレーザ加工を行うことのできるレーザ加工装置が開発されている(特許文献1,2参照)。
特開平10−58182号公報 特開平10−235495号公報
前記特許文献1に記載のレーザ加工装置1Aには、図6に示すように、ベース3が備えられており、このベース3上には板状のワークWを支持する移動テーブル5がY軸方向(前後方向)へ移動自在に支持されている。そして、前記ベース3の後側に立設したフレーム7には、前後方向(Y軸方向)に長いX軸キャリッジ9が左右方向(X軸方向)に移動自在に備えられており、このX軸キャリッジ9には、ワークWのレーザ加工を行うレーザ加工ヘッド11が前後方向及び上下方向(Z軸方向)へ移動自在に備えられている。また、前記移動テーブル5の前側には、加工すべきパイプ材Pを支持するアタッチメント13が備えられている。
したがって、前記X軸キャリッジ9を左右方向に移動すると共にレーザ加工ヘッド11を前後方向へ移動してレーザ加工を行うことにより、前記移動テーブル5上のワークWのレーザ加工を行うことができるものである。また、前記X軸キャリッジ9をX軸方向に移動すると共に前記パイプ材Pを回転してレーザ加工を行うことにより、パイプ材Pにレーザ加工を行うことができるものである。
前記構成においては、パイプ材Pの長手方向の加工範囲は、X軸キャリッジ9がX軸方向(左右方向)に移動し得る範囲であって、X軸キャリッジ9の移動範囲以上に亘ってレーザ加工を行うことができないという問題がある。
なお、前記特許文献2には、パイプ材を左右方向に移動する構成が開示されているものの、レーザ加工ヘッドの移動範囲のレーザ加工を終了するとパイプ材を切断することを繰り返すものである。したがって、特許文献2に記載の構成においても前述したごとき問題がある。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、X軸方向へ移動自在に備えたX軸キャリッジに、Y軸方向へ移動自在かつZ軸方向へ移動自在のレーザ加工ヘッドを備え、X軸方向に長いパイプ材を把持して回転割出し自在なパイプ回転手段を備えたレーザ加工機によってパイプ材のレーザ加工を行うパイプ材レーザ加工方法であって、前記レーザ加工ヘッドによってレーザ加工される前記パイプ材を支持自在かつパイプ材をクランプ自在のパイプサポート装置をX軸方向へ独立して移動自在かつ前記X軸キャリッジと前記パイプサポート装置とをX軸方向へ一体的に移動可能に備え、前記パイプサポート装置が前記パイプ材をクランプした状態にあるとき、前記X軸キャリッジと前記パイプサポート装置とをX軸方向へ一体的に移動して、前記パイプ材の未加工部分を前記X軸キャリッジの移動範囲内に移動位置決めし、前記パイプサポート装置により前記パイプ材を支持した状態において前記未加工部分のレーザ加工を行うことを特徴とするものである。
また、X軸方向へ移動自在なX軸キャリッジと、このX軸キャリッジにY軸方向及びZ軸方向へ移動自在に備えられたレーザ加工ヘッドと、X軸方向に長くかつ前記レーザ加工ヘッドによってレーザ加工されるパイプ材を把持して回転割出し自在なパイプ回転手段と、前記パイプ材を支持してクランプ自在かつX軸方向へ独立して移動自在なパイプサポート装置と、前記X軸キャリッジと前記パイプサポート装置とを一体的に連結自在な連結手段と、を備えていることを特徴とするものである。
また、前記パイプ材レーザ加工装置において、前記連結手段は、前記X軸キャリッジ又はパイプサポート装置の一方に往復動自在に備えた係合ピンと係合離脱自在な被係合部を、前記X軸キャリッジ又はパイプサポート装置の他方に備え、かつ前記X軸キャリッジにおいて前記レーザ加工ヘッドのX軸方向の両側方に前記係合ピン又は被係合部を備えていることを特徴とするものである。
また、前記パイプ材レーザ加工装置において、前記パイプサポート装置は、互いに接近離反する方向へ同期移動して前記パイプ材を挟持自在な保持ローラを備え、この保持ローラは前記パイプ材を弾性的に挟持する構成であることを特徴とするものである。
また、前記パイプ材レーザ加工装置において、前記パイプ回転手段に、複数のスクロール盤をそれぞれ回転自在に備え、上記各スクロール盤を個別に回転するためのモータを備えると共に、前記各スクロール盤に備えた対をなすスクロール爪の移動方向は、各スクロール盤毎に交差する方向に構成してあることを特徴とするものである。
本発明によれば、X軸方向に長いパイプ材をX軸方向へ移動して、パイプ材の未加工部分をレーザ加工ヘッドの移動範囲に位置決めしてレーザ加工を行うことを繰り返すことができ、レーザ加工ヘッドのX軸方向の移動範囲よりも長い範囲に亘ってパイプ材にレーザ加工を行うことができ、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係るレーザ加工装置について説明するに、レーザ加工装置の全体的構成は、前述した従来のレーザ加工装置1と類似の構成であるから、主要な構成のみを図示し、かつ同一機能を奏する構成要素には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
図1に、概念的,概略的に示すように、本発明の実施形態に係るレーザ加工装置1は、前述した従来のレーザ加工装置1Aと同様に、Y軸方向(前後方向:図1においては紙面に直交する方向)に長いX軸キャリッジ9をX軸方向(左右方向)に移動自在に備えており、このX軸キャリッジ9にはレーザ加工ヘッド11が前後方向及び上下方向(Z軸方向)へ移動自在に備えられている。前記X軸キャリッジ9の下方位置には左右方向(X軸方向)に長いガイド部材13が備えられており、このガイド部材13には、加工すべきパイプ材Pを把持して回転割出し自在なパイプ回転手段(パイプ回転装置)15が装着してあると共に、前記パイプ材Pを支持してクランプ自在なパイプサポート装置17が左右方向へ移動自在に支持されている。
前記パイプ回転装置15は、一般的なスクロールチャックと同様のチャック装置を備えている。すなわち、例えば同期して上下方向に接近離反する方向に移動してパイプ材Pを挟持自在の一対のスクロール爪19A及び水平方向に同期して接近離反する方向へ移動して挟持自在の一対のスクロール爪19Bを備えている。すなわち、パイプ回転装置15は、互いに直交する方向に接近離反するように移動してパイプ材Pを挟持自在の4個のスクロール爪を備えているものである。上記一対のスクロール爪19Aと19Bはそれぞれ個別に動作するように構成してある。
すなわち、前記パイプ回転装置15は前記ガイド部材13に支持された装置本体21を備えており、この装置本体21には、前記パイプ材Pを挿通自在な左右方向の貫通穴23(図2参照)を備えた中空回転軸25が水平にかつ回転自在に備えられている。この中空回転軸25には、前記装置本体21に取付けたサーボモータ27(図1参照)と連動連結した例えばギア,プーリなどのごとき連動回転体29が一体的に取付けてある。
そして、前記中空回転軸25には、前記一対のスクロール爪19A及び19Bを互に直交する径方向(放射方向)に移動自在に案内する直交する方向のガイド溝31を表裏に個別に備えたリング状のチャック本体33が一体的に取付けてある。そして、前記中空回転軸25が前記各スクロール爪19A,19Bに対応した位置には、各スクロール爪19A,19Bが通過自在な爪通過穴35が形成してある。
そして、前記スクロール爪19Aを径方向に移動するために、前記チャック本体33の表面側(図2において左側)には、前記スクロール爪19Aを移動自在に係合したスクロール溝(図示省略)を備え、かつ外周面にギア39Aを備えたリング状のスクロール盤37Aが回転自在に備えられている。また前記チャック本体33の裏面側には、前記スクロール爪19Bを径方向に移動するために、スクロール爪19Bを移動自在に係合したスクロール溝を備え、かつ外周面にギア39Bを備えたリング状のスクロール盤37Bが回転自在に備えられている。
さらに、前記スクロール盤37A,37Bを個別に回転するために、前記装置本体21には正逆回転自在なモータ41A,41B(図1参照、一方のモータは図示省略)が装着してあり、上記各モータ41A,41Bに連動連結して備えた各ピニオンギア43A,43Bは、前記装置本体21に左右方向へ移動自在に備えたシフター45を介して前記ギア39A,39Bに対して噛合離脱自在に設けてある。
したがって、シフター45を移動して、前記ピニオンギア43A,43Bがそれぞれスクロール盤37A,37Bのギア39A,39Bに噛合した状態にあるとき、各モータ41A,41Bをそれぞれ同期して、又は個別に正逆回転することにより、各一対のスクロール爪19A,19Bを中空回転軸25の軸心に対して接近離反することとなる。よって、中空回転軸25の貫通穴23内に挿通したパイプ材Pの軸心が前記中空回転軸25の軸心と一致するように各スクロール爪19A,19Bによって挟持固定することができるものである。
ところで、前記各スクロール爪19A,19Bによってパイプ材Pを挟持固定するとき、前記モータ41A,41Bをそれぞれ同期して、又は個別に正逆回転することができるので、パイプ材Pの断面形状が円形状の場合は勿論のこと、断面形状が正方形状,特に長方形状などの多角形の場合であっても容易に対応し得るものである。
前記構成により、各スクロール爪19A,19Bによってパイプ材Pを挟持固定した後、前記シフター45を逆方向に作動して各ピニオンギア43A,43Bをスクロール盤37A,37Bのギア39A,39Bから離脱し、その後にサーボモータ27を正逆回転することにより、パイプ材Pは前記中空回転軸25と一体的に正逆回転されて、回転割出しされることになる。
前記パイプサポート装置17は、前記ガイド部材13に沿って移動自在な移動本体47を備えており、この移動本体47には、前記X軸キャリッジ9と一体的に連結自在な連結手段49を備えている。より詳細には、前記移動本体47には、エアーシリンダなどのごとき上下動用アクチュエータ(図1には図示省略)によって上下動される係合ピン51が備えられている。そして、前記X軸キャリッジ9には前記係合ピン51と係合離脱自在な被係合部(係合凹部)53A,53Bが、前記レーザ加工ヘッド11を間にして左右方向の両側に備えられている。
なお、前記係合ピン51を前記移動本体47側に設けるかX軸キャリッジ9側に設けるかは相対的なものであるから、係合ピン51又は被係合部53A,53Bの適宜一方を前記移動本体47に設け、他方を前記X軸キャリッジ9に設けた構成とすることができる。そして、図1に示すように、前記パイプサポート装置17の左側においてパイプ材Pのレーザ加工を行うときには、前記係合ピン51を右側の被係合部53Aに係合し、前記パイプサポート装置17の右側においてパイプ材Pのレーザ加工を行うときには、前記係合ピン51を左側の被係合部53Bに係合するものである。
前記パイプサポート装置17には、前記パイプ材Pを左右方向へ一体的に移動するために、前記パイプ材Pを両側から挟持(把持)自在な一対の対向した把持パッド55A,55B(図3参照)が互いに接近離反する方向へ移動自在に備えられている。より詳細には、前記移動本体47には前後方向(図3においては左右方向)に離隔してブラケット57A,57Bが一体的に取付けてあり、上記ブラケット57A,57Bの上下には水平なガイドバー59の両端部が一体的に支持されている。
そして、前記ガイドバー59には前記把持パッド55A,55Bを備えたスライダ61A,61Bが前後に対向して移動自在に支持されている。上記スライダ61A,61Bを移動するために、前記一方のスライダ61Aに取付けた例えばエアーシリンダのごときアクチュエータ63Aにおけるピストンロッドのごとき往復作動杆65Aの先端部が他方のスライダ61Bに連結してある。逆に、他方のスライダ61Bに取付けたアクチュエータ63Bに備えた往復作動杆65Bは一方のスライダ61Aに連結してある。
したがって、前記アクチュエータ63A,63Bを作動することにより、一対の把持パッド55A,55Bによってパイプ材Pを挟み込んで一体的に固定することができるものである。この際、スライダ61A,61Bがガイドバー59に移動自在に支持されているものであるから、一対の把持パッド55A,55Bはパイプ材Pをそのままの位置に保持して、すなわち、図3において、パイプ材Pに左右方向の変形を付与することなく挟持することができるものである。
また、前記パイプサポート装置17には、図4に概念的に示すように、図4において例えば左右方向からパイプ材Pを挟持する第1の一対の挟持ローラ(保持ローラ)67Aが同期して接近離反する方向へ移動自在に備えられていると共に、パイプ材Pを上下方向から挟持する第2の一対の挟持ローラ67Bが同期して接近離反する方向へ移動自在に備えられている。
より詳細には、前記パイプサポート装置17における移動本体47には、リング状の回転体69(図5参照)がX軸方向の水平軸心回りに回転自在に備えられており、この回転体69の一側面(表面)には、前記一対の挟持ローラ67Aを接近離反自在に備えた第1のローラ支持機構71が備えられている。そして、前記回転体69の他側面(裏面)には、前記一対の挟持ローラ67Bを接近離反自在に備えた第2のローラ支持機構(図示省略)が備えられている。
前記第1のローラ支持機構71と第2のローラ支持機構は同一構成であって、90°位相を異にして前記回転体69の表裏に個別に備えられているものであるから、第1のローラ支持機構71の構成について詳細に説明し、第2のローラ支持機構についての説明は省略する。
図5を参照するに、前記回転体69の軸心を間にした対象位置(図5においては回転体69の上下)には、互いに平行なガイド部73が対向して備えられており、このガイド部73には、前記一対の挟持ローラ67Aを対向して回転自在に支持したローラ支持部材75A,75Bの両端部に備えたアーム部77A,77Bが移動自在に支持されている。より詳細には、前記ローラ支持部材75A,75Bは前記挟持ローラ67Aの両端部を回転自在に支持した両端側の支持部付近から対向するローラ支持部材側へ互いに平行に前記アーム部77A,77Bを備えた構成のU字形状(コ字形状)に構成してある。
そして、前記ガイド部73には、前記アーム部77A,77Bは重なり合った状態で移動自在に案内支持されている。前記ローラ支持部材75A,75Bにおける各アーム部77A,77Bには前記ガイド部73と平行な長孔79A,79Bがそれぞれ備えられている。上記各アーム部77A,77Bにおける各長孔79A,79Bにおいて対向した内面にはそれぞれラック81A,81Bが形成してあり、このラック81A,81Bに噛合したピニオンギア83が前記回転体69に回転自在に備えられている。
したがって、前記ローラ支持部材75A,75Bは、ラック81A,81B及びピニオンギア83を介することにより、互いに同期して接近離反する方向に移動し、一対の挟持ローラ67Aでもってパイプ材Pの軸心を前記回転体69の回転中心に一致するように支持するものである。
前記ローラ支持部材75Aを前記ガイド部73に沿って移動するために、前記回転体69に設けたブラケット85には前記ガイド部73と平行な螺子部材87が長手方向へ位置調節自在に螺合してある。この螺子部材87の先端部は前記ローラ支持部材75Aと一体的に移動するように、回転自在かつ長手方向へ相対的に僅かに移動自在に係合してあり、この螺子部材87の先端部と前記ローラ支持部材75Aが当該螺子部材87によって押圧される押圧部との間には、例えば板ばね,ゴムなどのごとき適宜の弾性部材89が介在してある。
したがって、前記螺子部材87を回転して前記ブラケット85に対して螺子部材87を長手方向に移動すると、前記ローラ支持部材75Aも一体的に同方向へ移動するものである。そして、前記螺子部材87でもって前記ローラ支持部材75Aを、図5において右方向へ移動するとき、ローラ支持部材75Aは弾性部材89を介して押圧されることとなる。よって、一対の挟持ローラ67Aでもってパイプ材Pを挟持するとき、パイプ材Pを弾性的に挟持することができるものであり、パイプ材Pを押し潰すようなことはないものである。なお、挟持ローラ67Bによってパイプ材Pを挟持する場合も同様である。
以上のごとき構成より理解されるように、パイプ回転装置15におけるスクロール爪19A,19Bによるパイプ材Pの挟持を開放した状態にあるとき、パイプサポート装置17における把持パッド55A,55Bによってパイプ材Pを挟持する。そして、パイプサポート装置17に備えた係合ピン51を、X軸キャリッジ9に備えた被係合部53A又は53Bに係合した後、図1において、X軸キャリッジ9を左方向へ移動することにより、パイプ材Pを図1において左方向へ一体的に移動することができる。
その後、前記把持パッド55A,55Bによるパイプ材Pの把持を解放すると共に、前記パイプ回転装置15におけるスクロール爪19A,19Bによってパイプ材Pを不動状態に挟持する。そして、パイプ回転装置15によってパイプ材Pの回転割出しを行うと共に、X軸キャリッジ9に備えたレーザ加工ヘッド11からレーザ光をパイプ材Pへ照射し、かつX軸キャリッジ9をX軸方向(図1において左右方向)へ移動することにより、パイプ材Pにレーザ加工を行うことができるものである。この際、パイプサポート装置17は前記レーザ加工ヘッド11に近接した位置において挟持ローラ67A,67Bによってパイプ材Pを支持し、かつX軸キャリッジ9と一体的にX軸方向に移動するものであるから、例えば薄肉で撓み易いパイプ材Pの場合であっても撓みを抑制した状態でもってレーザ加工を正確に行うことができるものである。
次に、パイプ材Pの未加工部分に連続してレーザ加工を行うには、前述したように、パイプサポート装置17における把持パッド55A,55Bによってパイプ材Pを再び把持すると共に、前記パイプ回転装置15におけるスクロール爪19A,19Bによるパイプ材Pの挟持を解放し、前述したように、X軸キャリッジ9と一体的にパイプサポート装置17を左右方向へ移動することにより、パイプ材Pの未加工部分を、前記レーザ加工ヘッド11によってレーザ加工可能な領域に移動することができるものである。
したがって、パイプ材PがX軸キャリッジ9のX軸方向の移動範囲よりもX軸方向に長い場合であっても、前記パイプ材Pのほぼ全長に亘って連続してレーザ加工を行うことができ、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
本発明の実施形態に係るパイプ材レーザ加工装置の主要部分を概念的,概略的に示した正面説明図である。 パイプ回転装置の断面説明図である。 パイプサポート装置の断面説明図である。 パイプサポート装置に備えた挟持ローラの配置関係を示す説明図である。 パイプサポート装置において挟持ローラの支持機構を示す説明図である。 従来のレーザ加工装置の構成を示す斜視説明図である。
符号の説明
1 レーザ加工装置
9 X軸キャリッジ
11 レーザ加工ヘッド
15 パイプ回転手段(パイプ回転装置)
17 パイプサポート装置
19A,19B スクロール爪
25 中空回転軸
33 チャック本体
37A,37B スクロール盤
47 移動本体
49 連結手段
51 係合ピン
53A,53B 被係合部(係合凹部)
55A,55B 把持パッド
61A,61B スライダ
63A,63B アクチュエータ
65A,65B 往復作動杆
67A,67B 挟持ローラ(保持ローラ)
69 回転体
71 ローラ支持機構
75A,75B ローラ支持部材
77A,77B アーム部
79A,79B 長孔
81A,81B ラック
83 ピニオンギア
87 螺子部材
89 弾性部材

Claims (5)

  1. X軸方向へ移動自在に備えたX軸キャリッジに、Y軸方向へ移動自在かつZ軸方向へ移動自在のレーザ加工ヘッドを備え、X軸方向に長いパイプ材を把持して回転割出し自在なパイプ回転手段を備えたレーザ加工機によってパイプ材のレーザ加工を行うパイプ材レーザ加工方法であって、前記レーザ加工ヘッドによってレーザ加工される前記パイプ材を支持自在かつパイプ材をクランプ自在のパイプサポート装置をX軸方向へ独立して移動自在かつ前記X軸キャリッジと前記パイプサポート装置とをX軸方向へ一体的に移動可能に備え、前記パイプサポート装置が前記パイプ材をクランプした状態にあるとき、前記X軸キャリッジと前記パイプサポート装置とをX軸方向へ一体的に移動して、前記パイプ材の未加工部分を前記X軸キャリッジの移動範囲内に移動位置決めし、前記パイプサポート装置により前記パイプ材を支持した状態において前記未加工部分のレーザ加工を行うことを特徴とするパイプ材レーザ加工方法。
  2. X軸方向へ移動自在なX軸キャリッジと、このX軸キャリッジにY軸方向及びZ軸方向へ移動自在に備えられたレーザ加工ヘッドと、X軸方向に長くかつ前記レーザ加工ヘッドによってレーザ加工されるパイプ材を把持して回転割出し自在なパイプ回転手段と、前記パイプ材を支持してクランプ自在かつX軸方向へ独立して移動自在なパイプサポート装置と、前記X軸キャリッジと前記パイプサポート装置とを一体的に連結自在な連結手段と、を備えていることを特徴とするパイプ材レーザ加工装置。
  3. 請求項2に記載のパイプ材レーザ加工装置において、前記連結手段は、前記X軸キャリッジ又はパイプサポート装置の一方に往復動自在に備えた係合ピンと係合離脱自在な被係合部を、前記X軸キャリッジ又はパイプサポート装置の他方に備え、かつ前記X軸キャリッジにおいて前記レーザ加工ヘッドのX軸方向の両側方に前記係合ピン又は被係合部を備えていることを特徴とするパイプ材レーザ加工装置。
  4. 請求項2又は3に記載のパイプ材レーザ加工装置において、前記パイプサポート装置は、互いに接近離反する方向へ同期移動して前記パイプ材を挟持自在な保持ローラを備え、この保持ローラは前記パイプ材を弾性的に挟持する構成であることを特徴とするパイプ材レーザ加工装置。
  5. 請求項2,3又は4に記載のパイプ材レーザ加工装置において、前記パイプ回転手段に、複数のスクロール盤をそれぞれ回転自在に備え、上記各スクロール盤を個別に回転するためのモータを備えると共に、前記各スクロール盤に備えた対をなすスクロール爪の移動方向は、各スクロール盤毎に交差する方向に構成してあることを特徴とするパイプ材レーザ加工装置。
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