JP2010011748A - 脱穀装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下回動可能に固定枠に支持された排藁搬送体を固定枠側の下方回動位置にロック可能な脱穀装置において、排藁搬送体のロック時に排藁を排藁搬送体によってスムーズに搬送できる脱穀装置を提供する。
【解決手段】扱胴を昇降させながら上下回動することにより扱室を開閉させるカバー体23と一体的に上下回動するように排藁搬送体11を固定枠26に支持し、扱室後壁14側から後方に延びる前後方向のロック軸39を軸回りに回動可能に軸支し、リンク機構44の引張スプリング54を固定枠26と扱室後壁14に沿わせたことにより引張スプリング54を排藁搬送体11から離れた位置にした。
【選択図】図6

Description

この発明は、排藁搬送体を備えた脱穀装置に関する。
扱室の扱胴で脱穀された排藁を後方搬送する排藁搬送体を設け、扱胴を昇降させながら上下回動することにより扱室を開閉させるカバー体と一体的に上下回動するように前記排藁搬送体を固定枠に支持した脱穀装置が従来公知である。該構成の脱穀装置では、メンテナス時等、排藁搬送体を上方位置に回動させる必要がある場合を除き、排藁搬送体を下方位置に回動させて固定枠側に係止してロックすることが望ましい。
このため、扱室後壁側から後方に延びる前後方向のロック軸を軸回りに回動可能に軸支し、排藁搬送体に固設される突起片に近接する前記ロック軸の後端部にロック軸と一体回動するとともに前記突起片と係合するフック部を取付固定し、フック部を突起片と係合する側に付勢する引張スプリングを設け、フック部を突起片に係合させることにより排藁搬送体を下方回動位置で固定枠側に係止してロックする特許文献1に示す脱穀装置が開発され、公知になっている。
特開2003−51号公報
しかし、上記文献の脱穀装置は、引張スプリングがフック部側に設けられているため、排藁搬送体を下方回動位置にロックした際、引張スプリングが排藁搬送体に近接した状態になり、排藁搬送体によって搬送される排藁が引張スプリングに引っ掛かることがあるという課題がある。
本発明は、上記課題を解決し、上下回動可能に固定枠に支持された排藁搬送体を固定枠側の下方回動位置にロック可能な脱穀装置において、排藁搬送体の上記ロック時に排藁を排藁搬送体によってスムーズに搬送できる脱穀装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため本発明の脱穀装置によれば、第1に、扱室8の扱胴13で脱穀された排藁を後方搬送する排藁搬送体11を設け、扱胴13を昇降させながら上下回動することにより扱室8を開閉させるカバー体23と一体的に上下回動するように前記排藁搬送体11を固定枠26に支持し、扱室8後壁14側から後方に延びる前後方向のロック軸39を軸回りに回動可能に軸支し、排藁搬送体11に固設される突起片41に近接する前記ロック軸39の後端部にロック軸39と一体回動するとともに前記突起片41と係合するフック部42を取付固定し、フック部42を突起片41と係合する側に付勢する引張スプリング54を設け、フック部42を突起片41に係合させることにより排藁搬送体11を下方回動位置で固定枠26側に係止してロックする脱穀装置において、該ロック軸39の前端部とロック解除操作具46とを扱室8後壁14に沿わせて設けたリンク機構44によって連結し、引張スプリング54を固定枠26とリンク機構44との間に架設したことを特徴としている。
第2に、リンク機構44を支点越えさせてフック部42を突起片41係合方向と反対側に反転させることにより、引張スプリング54によるフック部42を突起片41に係合させる側への付勢を解除することを特徴としている。
第3に、カバー体23の開閉によりリンク機構44が変位するように解除操作具46をカバー体23側に支持し、カバー体23の閉作動に伴って引張スプリング54のリンク機構44側固定端54aが固定枠26側固定端54bに対して徐々に離間するように引張スプリング54の両端をリンク機構44及び固定枠26に取付けたことを特徴としている。
以上のように構成される本発明の脱穀装置によれば、引張スプリングを固定枠と扱室後壁に沿わせて設けたリンク機構との間に架設し、引張スプリングが排藁搬送体から離れた位置に配置されるため、排藁搬送体によって搬送する排藁が引張スプリングに引っ掛かることが抑制され、排藁をよりスムーズに搬送できるという効果がある。
また、リンク機構を支点越えさせてフック部を突起片係合方向と反対側に反転させることにより、引張スプリングによるフック部を突起片に係合させる側への付勢を解除するように構成すれば、メンテナンス時等に、引張スプリングによるフック部を突起片に係合させる側への付勢を解除するための機構を別途設ける必要がなく、構造が簡略化される。
さらに、カバー体の開閉によりリンク機構が変位するように解除操作具をカバー体側に支持し、カバー体の閉作動に伴って引張スプリングのリンク機構側固定端が固定枠側固定端に対して徐々に離間するように引張スプリングの両端をリンク機構及び固定枠に取付けることにより、引張スプリングによるフック部を突起片に係合させる側への付勢力がカバー体の閉作動に伴って徐々に大きくなっていくため、カバー体閉作動時の排藁搬送体のロック作業をスムーズに行うことが可能になるとともに、全閉時に排藁搬送体を確実にロックせしめることが可能になるという効果がある。
以下、図示する例に基づき、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の脱穀装置を適用したコンバインの全体側面図であり、図2は、脱穀部の要部背面図である。本コンバインは、主に、左右一対の走行部(クローラ式走行装置)1L,1Rによって支持された走行機体2と、走行機体2の前端部に昇降自在に連結された前処理部3とにより構成されている。走行機体2は、機体フレーム4を介して左右の走行部1L,1Rに支持されており、進行方向右(右)半部の前側に設置された操縦部(図示しない)を覆おうキャビン6を有している。
前処理部3で刈取られた穀稈は、走行機体2の左半部の脱穀部(脱穀装置)7側に搬送される。脱穀部7側に搬送された穀稈は、穂先側が脱穀部4の扱室8に挿入されるようにフィードチェーン9に株元側が挟持された状態で、該フィードチェーン9によって後方搬送される。この扱室8に沿った後方搬送の過程で、脱穀処理されて排藁となった穀稈は、扱室8から後方斜め内側(右側)に延びる排藁搬送装置(排藁搬送体)11によって後方斜め内側に搬送され、そのまま又はカッタ部12で切断処理された後、走行機体2後端部から機外に排出される。
穀稈の脱穀処理は、扱室8内の扱胴13等によって行われる。扱胴13は、前後方向に延びる円筒状に成形されており、扱室の前壁(図示しない)と後壁14との間に、前後方向の回転軸16を介して、軸回りに回転自在に架設支持されている。
そして、扱胴13を回転駆動させて穀稈の穂先側を扱降すとともに、扱同13で処理しきれなかった未処理物は処理室17内に導入し、処理室17内で前後方向の延びる略円筒形状の処理胴(第2扱胴)18の軸回りの回転駆動によって未処理物の扱降し処理を行う。扱胴13及び処理胴18によって扱降されて脱穀処理された処理物(扱降物)は、扱室8下方の選別室19に落下して、選別室19で起風される後方斜め上方の選別風によって穀粒と藁屑等とに選別される。
選別された穀粒は走行機体2右半部におけるキャビン6後方に設置されたグレンタンク21に収容され、藁屑等は走行機体2後端部から機外に排出される。グレンタンク21内の穀粒は、走行機体2後端部右側に基端部が左右旋回可能且つ上下揺動可能に支持されたオーガ22の先端部から機外に排出される。
なお、扱室8の上方には、扱室8を開閉するカバー体23が設置されている。カバー体23は、前後方向に長い方形状のプレートの外(左,自由端)側箇所を下方に屈曲させた形状に成形されており、内側端(支持端)部が前後方向の支持軸24を介して脱穀部7の枠体(固定枠,フレーム)26に上下回動自在に支持されている。ちなみに、前述した扱室8の前壁及び後壁14は、カバー体23から下方に向かって一体的に延設されている。
自由端が最上昇位置に位置するように上記カバー体23を上方回動させると、カバー体23に一体的に延設された前壁及び後壁14に支持された扱胴13が支持軸24を支点に一体的に上方回動(上昇)し、扱室8の上方が開放されて扱室8が全開状態になる。このように扱室8を全開にした状態で、扱室8内のメンテナンス等を行う。一方、自由端が最下方位置であるフィードチェーン9近傍に位置するように上記カバー体23を下方回動させると、扱胴13が支持軸24を支点に一体的に下方回動(下降)し、扱胴13が脱穀処理可能に扱室8内に収容され、扱室8が最閉(全閉)状態になる。
また、排藁搬送装置11は、上記カバー体23とともに一体的に上下回動(上下揺動)するように、排藁搬送装置11の下流側箇所(右側箇所)が、脱穀部7の枠体26側に支持されている。そして、排藁搬送装置11を上方回動させることにより、メンテナンス等を行う一方で、排藁搬送装置11を最下方位置に下方回動することにより、排藁搬送装置11の後述する株元搬送体29の搬送最上流側端がフィードチェーン9の搬送最下流側端の近傍に位置し、排藁搬送装置11による排藁の後方搬送が可能な状態になる。くわえて、脱穀部7には、最下方位置に下方回動された状態で、排藁搬送装置11(扱胴13及びカバー他体23)の回動をロックするロック機構25が設けられている。
次に、図3乃至9に基づき、排藁搬送装置の支持構造及びロック機構の構成について詳述する。
図3乃至6は、排藁搬送装置の支持構造及びロック機構の構成を示した平面図、背面図、左斜め方向斜視図及び右斜め後方斜視図である。支持軸24が後壁14から後方に延設されており、該支持軸24の後端部は、枠体26の一部を構成する左右方向のパイプ状の支持フレーム27の外側(左)端部に回転自在に補強支持されている。
排藁搬送装置11は、複数の搬送爪等によって排藁の穂先側を搬送する穂先搬送体28と、搬送チェーン等によって排藁の穂先を挟持搬送する株元搬送体29とを備え、穂先搬送体28が内側(後壁14から近い側)に、株元搬送体29が外側(後壁14から遠い側)にそれぞれ位置して平行に並列された状態で、穂先搬送体28と株元搬送体29とが連結杆31によって連結固定されている。
排藁搬送装置11の上流側端部がカバー体23における後端部の外(左)側箇所から後方に一体的に延設された板状の取付座32に取付固定されている一方で、排藁搬送装置11の下流側箇所が前述した支持フレーム27に設置された融通機構33によって上下回動自在に融通支持されている。融通機構33は、支持フレーム27に固設された上下一対のL字状の支持パイプ34,34により左右方向に長い環状部を形成するとともに該環状部に排藁搬送装置11の下流側箇所から一体的に突出形成された支持杆36を挿入支持することにより構成されている。
なお、支持軸24の後壁14から後方に突出する箇所と取付座32との間には、丸パイプ状の補強フレーム37が架設固定されており、カバー体23や排藁搬送装置11の支持強度等が補強されている。具体的には、補強フレーム37の一端部(先端部)が取付座32に溶接等で固着され、他端部(基端部)が支持軸24と一体的に回動するように支持軸24に溶着等で固着された取付ブラケット38に取付固定されている。該取付ブラケット38は、支持軸24の軸方向の延びて支持軸24外周の上側を覆うように下方開放されたチャネル状に成形されている。
そして、カバー体23を開閉作動させると、排藁搬送装置11の上流側箇所がカバー体23の外側箇所と一体的に変位し、支持杆36が支持パイプ34,34の環状部内を融通的に左右移動しながら回動し、排藁搬送装置11が全体としてカバー体23と一体的に上下回動する。
前述したロック機構25は、主に、軸回りに回動可能な状態で、支持軸24に対して平行に後壁14から後方に延びる前後方向のロック軸39と、排藁搬送装置11を最下方位置に下方回動していく際に、ロック軸39の後端部に上方から平行状態で近接するように排藁搬送装置11に突出形成(固設)された突起パイプ(突起片)41と、ロック軸39の後端部外周から外方に一体的に突設(取付固定)されてロック軸39と一体回動する突起パイプ41と係合可能なフック(フック部)42とにより構成されている。
上記ロック機構25は、排藁搬送装置11を最下方位置に下方回動させた際に、フック42が上方回動するようにロック軸39を軸回り一方側(図4における時計回り,係合側)に回動させると、突起パイプ41にフック42が引っ掛かり、突起パイプ41とフック42が係合し、排藁搬送装置11が下方回動位置で枠体26側に(枠体26に対して)係止(ロック)されるように構成されている。
一方、ロック機構25による排藁搬送装置11のロック時に、フック42が下方回動するようにロック軸39を軸回り他方側(図4における反時計回り,係合解除側)に回動させると、突起パイプ41とフック42との係合が解除され、排藁搬送装置11の上下回動が許容された状態になる。ちなみに、後壁14と枠体26との間に架設されたガススプリング(弾力部材)43によって、カバー体23、排藁搬送装置11及び扱胴13が上方回動方向に常時付勢されているため、上記のようにしてロック解除がされると、排藁搬送装置11が扱胴13及びカバー体23とともに一体的に上方回動して最上方に位置した状態になる。
上記ロック軸39の前端部は、後壁14の後面に近接状態で沿うリンク機構44によって、カバー体23外側(左側)端部の後側に上下揺動可能に支持された解除レバー(ロック解除操作具)46の基端部と、機械的に連結されている。上記リンク機構44は、主に、支持ピン47を支点に左右回動自在に支持された連結プレート48と、ロック軸39前端部の外周から外方に一体的に突設されてロック軸39と一体的に回動する操作アーム49と、解除レバー46基端部と連結プレート48の支持ピン47上側箇所とを連結する連結ロッド51と、連結プレート48の支持ピン47上側箇所と操作アーム49先端部とを連連結する操作ロッド52とにより構成されている。
ロック機構25によるロック時、解除レバー46の先端部に形成されたグリップ46aを把持して、解除レバー46を上方揺動操作すると、連結ロッド51が外側方(左側)に変位して連結プレート48が外側方(左側)に回動し、これに伴って操作アーム52が外側方(左側)に変位して操作アーム49が外側方(左側)に回動され、ロック軸39を係合解除側に回動してフック42と突起パイプ41との係合を解除する。
なお、フック42は、操作ロッド52の連結プレート48側端部と、枠体26を構成するブラケット53との間に架設される引張スプリング54によって、係合側に常時付勢されており、フック42と突起パイプ41との係合が不測に解除されるのを防止している。
図7(A)はカバー体を上方位置に回動させた状態を示す背面図であり、(B)はカバー体を下方位置に回動させた状態を示す背面図である。カバー体23(排藁搬送装置11)を開閉(上下回動)させると、解除レバー46がカバー体23側に支持されているため、リンク機構44が変位(リンク機構44を構成する各部材48,49,51,52の相対位置が変化)する。
このため、連結プレート48に穿設された左右方向の長孔48aに、操作ロッド52の連結ピン52aを、長孔48a形成方向の移動自在に挿入支持することにより、連結プレート48と操作ロッド52とを融通連結しており、リンク機構44が変位すると、連結ピン52aが長孔48a内を移動して、リンク機構44の該変位が許容される。
また、カバー体23を閉作動させていくと、リンク機構44側の固定端54aが、引張スプリング54のブラケット53側(枠体26側)の固定端54bから徐々に離間する(同図(A)参照)一方で、カバー体23を開作動させていくと、リンク機構44側の固定端54aが、引張スプリング54のブラケット53側(枠体26側)の固定端54bに徐々に近接する(同図(B)参照)ように、引張スプリング54の両端54a,54bがリンク機構44及びブラケット53に取付固定されている。
図8は、引張スプリングによるフックへの係合側への付勢を解除する手段を示す要部背面図である。連結プレート48の長孔48aのスペースを利用して操作ロッド52を外側(左側)に変位させながら、背面視で、連結ピン52aとロック軸39とを結ぶ仮想線Lよりも操作ロッド52が下方位置にくるように操作ロッド52を下方揺動させると、操作ロッド52(リンク機構44)が支点越えをして、フック42が係合解除側に反転した状態になる。
この状態では、突起パイプ41の円形断面形状に対応して円弧状に切り欠かれて突起パイプ41と係合するフック42の係合縁42aが、突起パイプ41側と反対側を向いて、フック42が下方位置に揺動され、引張スプリング54の付勢力が係合解除側に作用するようになる。すなわち、リンク機構44の支点越えにより、引張スプリング54の係合側への付勢が解除されるようにリンク機構44及びフック42が構成されている。
一方、上記仮想線Lよりも操作ロッド52が上方位置にくるように操作ロッド52を上方揺動させると、操作ロッド52が再び支点越えをして、引張スプリング54によりフック42が係合側に常時付勢される状態になる。
図9(A)乃至(C)は、カバー体の開閉時におけるフック及びカムプレートの各種状態を示す要部背面図である。開状態からのカバー体23を最閉作動させる際、ロック機構25によって排藁搬送装置11、扱胴13及びカバー体23が自動的にロックされるように、ロック軸39の中途部外周側の上記取付ブラケット38近傍にはプレート状のカム部材56が、取付ブラケット38には左右方向の当接ピン57がそれぞれ設けられている。
カムプレート56はロック軸39外周側から外方に突設され、当接ピン57は取付ブラケット38のロック軸38との対向側面に溶接等により固着されている。カムプレート56の取付ブラケット38との対向縁は、カバー体23の開状態時に上記当接ピン57が当接する当接縁56aと、カバー体23の最閉時に上記当接ピン57が収容される円弧状の収容縁56bと、上記当接縁と収容縁とを連接する頂点部56cと、により構成されている。
カバー体23が開状態の際には、支持軸24とともに取付ブラケット38が所定回動角に回動され、当接ピン57がカムプレート56の当接縁56aに当接してロック軸39を所定回動に回動させる(同図(C)参照)。この状態では、フック42が突起パイプ41と係合する際の姿勢であるロック姿勢で位置決めされる。
続いて、カバー体23を閉作動させて最閉直前の状態になると、支持軸24とともに取付ブラケット38が所定回動角に回動され、当接ピン57がカムプレート56の頂点部56cに当接してロック軸39を所定回動に回動させる(同図(B)参照)。この状態では、フック42がロック姿勢から係合解除側に回動されるとともに、突起パイプ41がフック42の係合縁42aに連接する傾斜縁(解除縁)42aに当接してフック42がカバー体23の自重により解除側に付勢される。
この状態からカバー体23を全閉させると、突起パイプ41が傾斜縁42aをスライドし、フック42が係合解除側に回動され、フック42の係合縁42aに突起パイプ41の外周が当接してフック42と突起パイプ41が係合するとともに、カムプレート56の収容縁56bに当接ピン57の外周が当接収容された状態になる(同図(A)参照)。この状態では、引張スプリング52により、フック42と突起パイプ41が安定的に係合し、排藁搬送装置11、扱胴13及びカバー体23が確実にロックせしめられる。
すなわち、突起パイプ41、フック42、引張スプリング52、カムプレート56及び当接ピン57等により、カバー体23の最閉作動時(排藁搬送装置11の最下方位置への下方回動作動時)、排藁搬送装置11、扱胴13及びカバー体23を自動的にロックさせる自動ロック機構が構成される。
本発明の脱穀装置を適用したコンバインの全体側面図である。 脱穀部の要部背面図である。 排藁搬送装置の支持構造及びロック機構の構成を示した平面図である。 排藁搬送装置の支持構造及びロック機構の構成を示した背面図である。 排藁搬送装置の支持構造及びロック機構の構成を示した左斜め方向斜視図である。 排藁搬送装置の支持構造及びロック機構の構成を示した右斜め後方斜視図である。 (A)はカバー体を上方位置に回動させた状態を示す背面図であり、(B)はカバー体を下方位置に回動させた状態を示す背面図である。 引張スプリングによるフックへの係合側への付勢を解除する手段を示す要部背面図である。 (A)乃至(C)は、カバー体の開閉時におけるフック及びカムプレートの各種状態を示す要部背面図である。
符号の説明
8 扱室
11 排藁搬送装置(排藁搬送体)
13 扱胴
14 後壁
23 カバー体
26 枠体(固定枠,フレーム)
39 ロック軸
41 突起パイプ(突起片)
42 フック(フック部)
44 リンク機構
46 解除レバー(ロック解除操作具)
54 引張スプリング
54a,54b 固定端

Claims (3)

  1. 扱室(8)の扱胴(13)で脱穀された排藁を後方搬送する排藁搬送体(11)を設け、扱胴(13)を昇降させながら上下回動することにより扱室(8)を開閉させるカバー体(23)と一体的に上下回動するように前記排藁搬送体(11)を固定枠(26)に支持し、扱室(8)後壁(14)側から後方に延びる前後方向のロック軸(39)を軸回りに回動可能に軸支し、排藁搬送体(11)に固設される突起片(41)に近接する前記ロック軸(39)の後端部にロック軸(39)と一体回動するとともに前記突起片(41)と係合するフック部(42)を取付固定し、フック部(42)を突起片(41)と係合する側に付勢する引張スプリング(54)を設け、フック部(42)を突起片(41)に係合させることにより排藁搬送体(11)を下方回動位置で固定枠(26)側に係止してロックする脱穀装置において、該ロック軸(39)の前端部とロック解除操作具(46)とを扱室(8)後壁(14)に沿わせて設けたリンク機構(44)によって連結し、引張スプリング(54)を固定枠(26)とリンク機構(44)との間に架設した脱穀装置。
  2. リンク機構(44)を支点越えさせてフック部(42)を突起片(41)係合方向と反対側に反転させることにより、引張スプリング(54)によるフック部(42)を突起片(41)に係合させる側への付勢を解除する請求項1の脱穀装置。
  3. カバー体(23)の開閉によりリンク機構(44)が変位するように解除操作具(46)をカバー体(23)側に支持し、カバー体(23)の閉作動に伴って引張スプリング(54)のリンク機構(44)側固定端(54a)が固定枠(26)側固定端(54b)に対して徐々に離間するように引張スプリング(54)の両端(54a),(54b)をリンク機構(44)及び固定枠(26)に取付けた請求項1又は2の脱穀装置。
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