JP2010011182A - コンテンツ配信装置およびコンテンツ配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】宅内ネットワークにおいて、配信装置、受信装置の個別の利用状況に応じて、円滑かつ効率的なシステム運用を行えるようにする。
【解決手段】1以上の機能(チューナ機能など)とその機能のリソース(地上デジタル、BS、110°CSなど)を用い、1以上の受信装置からの要求により、該当受信装置へ前記リソースのコンテンツを配信する。この配信装置(例えばNC2)は、管理情報を格納する情報格納手段とコンテンツを配信する手段を持つ。この管理情報により、前記1以上のリソースを利用するための前記1以上の受信装置(NC1〜NCm)からの要求に、応じるか否か(リソースの利用可否)を決める。また、前記情報格納手段(20)に格納された管理情報(機能利用管理テーブル)に基づき前記要求に応じると決定された場合に、前記要求を出した前記1以上の受信装置(例えばNC1)へ、前記管理情報が定めるリソースのコンテンツを、前記コンテンツ配信手段により、配信する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、デジタルTV放送などのAV情報(Audio Video Information)コンテンツの視聴あるいは記録再生が可能な1以上の装置が、特定エリア内(宅内)でコンテンツを共有利用できるコンテンツ配信装置およびコンテンツ配信方法に関する。
ネットワーク内にある複数の装置を用いてAV情報コンテンツを再生し、あるいは記録する例として、ホームサーバを用いる方法が提案されている。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394の上位規格として制定されたHAVi(Home Audio/Video Interoperability)を用いることで、宅内で利用される受信装置(チューナ、Set Top Box等)、録画再生装置(デジタルビデオレコーダ等)、テレビジョンモニタ装置などを、1つのネットワーク上で取り扱うことができる。
なお、放送事業者から提供されるコンテンツに加えて、今日普及が進んでいるADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や光ファイバ網により通信事業者やインターネットプロバイダから提供されるコンテンツも、ネットワーク上で利用できるコンテンツの選択肢として数えることができる。
また、録画再生装置(デジタルビデオレコーダ)としては、例えばMPEG-4 AVC(H.264)と呼ばれる動画圧縮技術と大容量ハードディスク装置HDD(Hard Disc Drive)を用い、フルハイビジョン映像コンテンツの長時間録画を可能にするものが市場投入されている。それ以外のAV情報記録媒体として、DVD規格の光ディスクやSD規格のフラッシュメモリも普及している。
また、近年の録画再生装置、テレビジョン装置(モニタ装置)、AVコントローラ(AVアンプ)には、例えばHDMI(High-Definition Multimedia Interface)に代表される双方向通信インターフェースが搭載され、個々の機器の記録再生能力や装置の接続の有無が、ネットワーク上で確認可能となっている。
上記のようなネットワーク(Local Area Network:LAN)環境において、サービスの質を支持するための統一チャネルアクセス方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−314551号公報
特許文献1では、共有になる通信媒体は複数のステーションにより共有され、制御フレームは如何に長く受信者が送信できるかを明示する期間を有するように構成されている。ここで、特許文献1の技術を、AV情報を共有する宅内ネットワークに当てはめてみる。配信装置(共有になる通信媒体側)と受信装置(複数のステーションの一部)が物理的に一体化され、あるいは同じ室内で近接設置される形態において、別の室に遠隔設置された他の受信装置(複数のステーションの他部)が配信装置の機能(例えば配信装置のチューナ機能)を先に利用していると、そのために室内の受信装置はその機能(同じチューナ機能を用いた別番組の視聴など)を利用できない事態が発生する場合があり、利用者へのユーザインタフェース上著しい違和感が生じてしまうなど配信装置および受信装置の個別の利用状況に応じた円滑かつ効率的なシステム運用が難しい。
この発明の課題の1つは、例えば宅内ネットワークにおいて、配信装置および/または受信装置の個別の利用状況に応じて、円滑かつ効率的なシステム運用を行えるようにすることである。
この発明の一実施の形態に係る配信装置は、1以上の機能(チューナ機能、記録再生機能など)とその機能のリソースを用い、1以上の受信装置からの要求により、該当受信装置へ前記リソースのコンテンツを配信する。この配信装置は、管理情報(機能利用管理テーブルの内容)を格納する情報格納手段(20)と、コンテンツを配信する手段(CPU21が実行するファームウエアとLANコントローラ/モデム11)を持つ。この管理情報により、前記1以上のリソースを利用するための、前記1以上の受信装置(NC1、NC2、…NCm)からの要求に、応じるか否か(リソースの利用可否)を決めることができる。また、前記情報格納手段(20)に格納された管理情報(予め管理情報を格納した機能利用管理テーブル)に基づき前記要求に応じると決定された場合(図5の機能搭載が○であり、許可端末に該当し、かつ利用状況OK)に、前記要求を出した前記1以上の受信装置(例えばNC1だけ、あるいはNC1〜NCmのうちの2以上もしくは全て)へ、前記管理情報が定めるリソース(1つまたはそれ以上)のコンテンツを、前記コンテンツ配信手段により、配信する。
配信装置および受信装置の個別の利用状況に応じた円滑かつ効率的なネットワーク運用を実現できる。
この発明の一実施の形態では、放送番組等がホームネットワークを介して宅内に再配信されるシステムにおいて、ネットワーク接続される複数の受信装置(Network Client:NC機器)が少なくとも1つの配信装置(Network TargetまたはNetwork Tuner:NT機器)の機能リソースを共有利用する場合を想定している。
ここで、配信装置(NT機器)は、放送番組等を受信しホームネットワークを通して再配信するための手段を持てばよい。また、受信装置(NC機器)は、ホームネットワークを通じて配信装置から配信された信号(デジタル放送のストリーム等)を受信し再生(デコード)して表示するための手段を持てばよい。
配信装置の機能リソースとしては、地上デジタル放送(Digital Terrestrial Television Broadcasting)(以下DTT)、BS(Broadcasting Satellite)や広帯域CS(Communication Satellite)を利用した衛星デジタル放送(以下、BS/110度CSもしくはBS/CS)、IP網を利用した映像配信サービスであるIPTV(Internet Protocol TV)などのチューナまたはSTB(Set Top Box)、あるいは、HDD(Hard Disc Drive)、DVD(Digital Versatile Disc)、SD(Super Density)カードメモリなどの記録再生メディアが想定される。
ホームネットワークでは、IEEE802.11nなどの無線通信プロトコルを採用すると、宅内でリビングとは別の部屋(寝室など)にある受信装置からリビングに設置された配信装置へアクセスが生じる場合がある。ところが、リビングでの視聴を目的としてリビング内に受信装置(大画面デジタルTVなど)が設置されている場合、配信装置の機能リソースがその要求順などに従い他の受信装置(寝室の小型TVなど)から全て無条件に占有されてしまうと、リビングでの放送視聴ができないといった不都合が発生する。
以下の実施の形態では、配信装置(NTエージェント)の機能リソースのうち、少なくとも一部(例えば有料放送を受信できるBS/CSチューナ)を、特定の受信装置(例えばリビングの大画面デジタルTV:NC1)にしか利用許可しないような設定(図5のテーブルの端末許可カラム参照)を可能にしている。また、受信装置が特定の配信装置の特定機能リソースを優先的に利用するような設定(特定端末が特定機能リソースを利用するデフォルト設定)も可能にしている。これにより、当該機能リソース(有料放送を受信するBS/CSチューナなど)を常に受信装置(リビングの大画面デジタルTVなど)に対する優先予約状態とし、その機能リソースが例え未使用であっても他の機器(寝室の小型TVなど)が利用できないようにする(図8の処理例でいえば、ST118でリソースが未使用かどうかを判断するまでもなく、不許可リソースであれば、ST116のノーで利用を許可しない)。これにより、前述した「リビングでの放送視聴ができない」といった不都合を解消できる。
以下、図面を参照してこの発明の種々な実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施の形態に係るコンテンツ配信システムを説明する図である。この配信システム(宅内ネットワークシステム)において、NC1〜NCmはm個の受信装置(Network Client:NC)を示し、NT1〜NTnはn個の配信装置(Network Tuner:NT)を示す。mおよびnは1以上の任意整数である。NT1〜NTnのうちの任意の1つはNTエージェント(Network Tuner Agent)として機能できるようになっている。
このネットワークシステムにおいては、NT1〜NTnのいずれか1以上がNTエージェント1001を介してNC1〜NCmのいずれか1以上に接続される。なお、図1の例ではNT2とNTエージェントが一体化されているが、NT1〜NTn以外にエージェント専用のNT機器を設けてもよい。また、NT1〜NTnのうちの2以上にNTエージェントの機能を持たせても良い。(2以上のNTエージェントがある場合、稼動するのは1つである。その他のNTエージェントは、稼動NTエージェントがダウンした場合のバックアップ用、または現在稼動中のNTエージェントに対する交代要員とすることができる。バックアップ用のNTエージェントは、稼働中のNTエージェントの機能利用管理テーブル20と同じ内容の機能利用管理テーブルを持つ。一方、交代要員としてのNTエージェントは、稼働中のNTエージェントの機能利用管理テーブル20とは異なる内容の機能利用管理テーブルを持つようにしてもよい。)
各NT機器は、自身に固有の機能を持つことができるようになっている。例えば、NT1は、チューナ機能のリソースとして地上デジタル放送DTTのダブルチューナT1、T2と、BS/110度CSのチューナT1を備えている。一方、NT2は、チューナ機能のリソースとして地上デジタル放送チューナと、BS/110度CSチューナと、IPTV受信機を備え、記録再生機能のリソースとしてHDD(Hard Disc Drive)と、DVD(Digital Versatile Disc)装置と、SD(Super Density)カードメモリ処理装置を備えている。また、NTnは、チューナ機能のリソースとして地上デジタル放送DTTのダブルチューナと、衛星放送(BS/110度CS)のダブルチューナと、アナログTV放送のチューナ(アナログ放送終了まで有効)を備え、記録再生機能のリソースとしてHDDを備えている。
HDDなどの記録再生機能リソースに記録された放送番組コンテンツは、適宜再生することにより、チューナ機能リソースから得たリアルタイムの放送コンテンツと同様に、(タイムシフトコンテンツとして)NC機器側に配信できる。
NTエージェント1001は、ネットワークサーバとしての機能を有し、接続されている個々のNT機器の機能(チューナ機能、記録再生機能など)のうち現在利用可能な機能に関する情報(一部は事前に格納されたデフォルトの情報)を取得し保持する機能利用管理テーブルメモリ20を持つ。このメモリ20内の機能利用管理テーブルには、NTエージェントに接続された各NT(NT1、NT2、…NTn)について、該当機能の搭載の有無、該当機能の利用が許可された端末NCはどれか、搭載機能の利用状況あるいは稼動状況、およびNTエージェントに接続されている個々のNC機器の能力(コピー管理対応能力、ハイビジョン対応能力の有無など)その他を記載できるようになっている。すなわち、NTエージェント1001が管理する機能は複数あり、機能利用管理テーブルメモリ20に保持した結果を、テーブルデータとして管理している。
また、NTエージェント1001は、個々のNT機器のうちの任意のNT機器で利用可能な機能やネットワーク全体で利用可能な機能を、NC機器側においてGUI(Graphical User Interface)により表示可能とするためのGUIアプリケーションを保持している。
なお、通常は、NTエージェント1001は接続されているNT機器および/またはNC機器との間で通信するが、何らかのトラブル(ソフトウエアのハングアップ、ハードウエアの故障、停電あるいは電源コンセントの外れなど)によりNTエージェント1001が機能不全あるいは非動作状態に陥った場合には、正常に働いている個々のNT機器は直接通信ルートを確保できるNC機器に直結できるようになっている。
例えば、IEEE802.11nなどの無線通信プロトコルを採用した無線LANを用いて各NT機器と各NC機器がNTエージェントに繋がっている場合において、稼動中のNTエージェントがダウンした場合は、あるNC機器は特定のNT機器へ、NTエージェントとの接続とは別の通信周波数で接続できる。あるいは、あるNC機器と特定NT機器が有線接続(無線接続より優先度が低いものとする)されている場合において、NTエージェントとの無線接続が断たれたときは、(NTエージェントとの正常通信が復旧するまでは)そのNC機器は特定NT機器と有線を介して直接通信できる。
図2は、この発明の一実施の形態に係る配信装置(NTまたはNTエージェント)の構成例を説明する図である。NT1〜NTn(NT機器)は、図2に一例を示すが、LAN(Local Area Network)コントローラ/モデム11、セキュリティモジュールインターフェース(SMIF)13、PS(Program Stream)/TS(Transport Stream)処理部15、GUI(Graphical User Interface)処理部17、及びこれら接続するバス19を含む。
バス19には、主制御部であるCPU(Central Processing Unit)21、CPU21の動作プログラム(図8の処理を実行するファームウエアなど)を保持したROM23、作業メモリとして利用されるRAM25、AV(Audio Video)コンテンツの入出力やユーザ入力(チューナ選局など)に利用される入出力部27および、例えばユーザにより設定された情報や予約情報等を保持するNVRAM(Non-Volatile RAM)29が接続されている。
また、バス19には、機能リソースブロック10が接続されている。この機能リソースブロック10は、チューナ機能のリソースRS1〜RS3として地上デジタル放送DTT、衛星デジタル放送BS/110°CS、IPTVを含み、記録再生機能のリソースRS4〜RS6としてHDD、DVD(赤色レーザを用いH.264エンコードを利用したハイビジョン録画可能な光ディスク装置)、SDカードメモリ(GBオーダの容量を持つフラッシュメモリ)を含んでいる。バス19にはさらに、機能利用管理テーブルメモリ20が接続されている。この機能利用管理テーブルの詳細については、図5を参照して後述する。
すなわち、各NT機器は、放送事業者や通信事業者から提供される特定のチャンネルや番組、もしくはグラフィカルファイル等であるさまざまなコンテンツを選択して取得可能な少なくともチューナ機能を有する。このチューナ機能には、地上波のテレビ放送や放送衛星を用いた衛星放送を受信可能なTVチューナ、ケーブルテレビ局から提供される映像コンテンツを受信可能なケーブルテレビチューナ(Set Top Box:STB)、もしくは通信事業者やインターネットプロバイダから提供されるコンテンツを取得可能なモデムやスプリッター、IPTVの受信機能等が含まれる。
なお、各NT機器(NT1〜NTn)は、NTエージェント1001と接続することにより、他のNTx(「x」は、エージェント以外のNTを示す)の受信能力(何Mbpsまで対応できるかなど)や稼動状況(あるNCに対して配信サービスを既にしているか否かなど)を得ることができる。また、個々のNT機器は、通常時はNTエージェント1001との間で通信するが、トラブルや電源オフ(あるいはコンセントの外れ)等によりNTエージェント1001が非動作状態に陥った場合には、個々のNT機器からの情報は、接続されているNC機器に直接通知される。
図3はこの発明の一実施の形態に係る受信装置(NC)の構成例を説明する図である。NC1〜NCm(NC機器)各々は、LANコントローラ/モデム111、PS/TS処理部113、オーディオ信号を復号する音声復号部(Audio Decoder)115Aおよび映像信号を復号する映像復号部(Video Decoder)115D、映像復号部115Dからのビデオ出力にGUI画像を適宜スーパーインポーズして出力しもしくはビデオ出力と差し替えられるGUI画像を出力するGUI処理部117および、これらを接続するバス119を含む。GUI処理部117のビデオ出力はNC機器の表示装置130に供給される。
なお、バス119には、主制御部であるCPU121、制御プログラム(ファームウエア)が書き込まれたROM123、ワークRAM125、NT機器との間のAVコンテンツの入出力やユーザからの制御信号入力(コンテンツ選択操作等)に利用される入出力部127および、例えばユーザにより設定された情報等を保持するNVRAM129が接続されている。バス119にはさらに、NT機器側から配信されたAV情報等の記録再生を行うHDD131、DVDドライブ132、SDカードスロット133が接続されている。
すなわち、各NC機器は、LANコントローラ/モデムを介してNTエージェントにネットワーク接続され、NT機器側のリソースを適宜表示しおよび/または記録再生できる構成を持っている。なお、NC機器および/またはNT機器としては、パーソナルコンピュータ(PC)を利用することもできる。
次に、図1〜図3に示したNTエージェント、各NT機器および各NC機器相互の動作の一例を説明する。NCx(ユーザが利用しようとしている任意のNC機器)からの選局指示に応じて選択されたNT機器において、(ユーザの選局指示により)選局されたチャンネルの番組(コンテンツ)は、図示しないが、デマルチプレクサ(Demultiplexor)により分離され、例えばタイムスタンプ付きトランスポートストリームTTSに変換される。このTTSは、さらに、RTP(Remote Desktop Protocol/User Datagram Protocol)等のIP(Internet Protocol)伝送に必要な処理が施され、NCxに出力される。
NCxにおいて、送られてきたコンテンツ情報は、ビデオ信号とオーディオ信号に分離され、それぞれに対応するビデオ系デコーダ115Dおよびオーディオ系デコータ115Aにより復号される。復号された映像は、表示装置130で表示されるとともに、外部のTVモニタなど(図示せず)に出力される。また、復号された音声は、図示しない内臓スピーカおよび/または図示しない外部のオーディオアンプなどに出力される。
NTエージェント1001は、ネットワークを介して接続される任意数(n)のNT機器(NT1〜NTn)および任意数(m)のNC機器(NC1〜NCm)それぞれの、受信能力(何Mbpsまで対応できるか)、記録再生能力(H.264によるハイビジョン録画再生に対応しているか否か)、コピー管理能力(Advanced Access Content System:AACSに対応しているか)ならびに、現在の稼動状況(他のNCに配信サービスをしているか)等を取得できる。また、NTエージェント1001は、取得した結果をテーブルデータとして機能利用管理テーブルメモリ20に保持し、管理できる。
NTエージェント1001はまた、図示しないが、例えばネットワーク上に位置される任意数のNT機器およびNC機器の制御やユーザからの操作信号の受け付けるために利用されるさまざまな表示群(アイコン、ダイアログボックス、サムネールなど)を各NC機器で表示するためのGUI表示ネットワーク制御ユニット、GUI配信のためのデータを保持したメモリおよび、外部サーバやインターネットへの接続を可能とする通信制御部等を含む。
図4は、宅内ネットワークにおけるNC機器の起動とNT機器の動作の一例を説明する図である。複雑化を避けるため、図4の例では、2台のNT機器(NT1、NT2)と、1台のNC機器が、NTエージェント1001を介して接続される場合を示している。また、個々のNT機器(NT1、NT2)は、いずれも放送衛星からの放送(BS)を受信可能であり、NT1においてBSチューナが稼働中であるとする。このような構成の宅内ネットワークにおいて、ユーザによりNC機器がオン(起動開始)した場合を例に説明する。
ユーザにより選択された特定のNC機器(NC1)の電源がオンされると、電源オンされたNC1からNTエージェント1001に通信開始が要求され、NTエージェント1001からの応答に基づいて通信が確立される([1])。なお、NC1は、映像表示部(フラットパネルディスプレイなど)とオーディオ(音声)再生部(スピーカ)を備えた一般的なテレビ(TV)装置とする。また、NC1は、NTエージェント1001のURL(Uniform Resource Locator)に接続するものとする。
続いて、NTエージェント1001により、個々のNT機器の機能およびその利用状況がチェックされ、その結果が保持される([*]NT接続情報取得)。なお、[*]NT接続情報取得は、必ずしも時系列に実施されるものではなく、例えばNT機器の宅内ネットワークへの追加時や削除(取り外し)時、あるいは任意のNT機器の動作開始時や動作終了時に、NT機器からNTエージェント1001に通知されることにより、NTエージェント1001が保持する情報が更新される。
次に、NTエージェント1001からNC1に、GUIアプリケーションが配信される([2])。以下、NC1において、NTエージェント1001から配信されたGUIアプリケーションが起動され、図6に例示されるようなソフトスタックのダイアログが得られる([3])。このダイアログがNC1の表示装置に表示されると、ユーザは、表示された選局メニューから(図示しないリモコンのキー操作により)、例えば『選局611』を選択することが可能となる([6])。
ユーザから、図示しないリモコン操作により、希望するメニュー、例えば「選局」が指示されると、図7に例示される選局メニューから、『BS番組リスト711』が選択可能となる([4])。BS番組リスト(詳細の図示は省略)の中からユーザによりあるBS番組(BS番組A)が選択(選局)されると、NC1からNTエージェント1001へ、BS(BS番組A)を配信するよう、所定のコマンド(「選局指示」)が送信される([5])。
このとき、利用可能なBSチューナ(チューナ機能)を有し、現時点でBSチューナが利用可能なNT機器が、NTエージェント1001により、機能利用管理テーブルメモリ20内の情報(図5参照)もしくは各NT機器からの通知(テーブル更新情報)に基づいて、特定(判定)される([A]NT判定)。例えば、NT1のBSチューナをNC1が利用することが可能であると判定された場合、NTエージェント1001からNT1に「選局指示」が送信される([6])。
続いて、NTエージェント1001からNT1への通信開始要求とNT1からNTエージェント1001への応答により、NC1とNT1との間の通信が確立する([7])。NC1とNT1との間の通信が確立すると、NT1からNC1へ、現在放送されている『番組』が配信される([8])。すなわち、NC1において選択され現在放送されているBS番組Aの映像および音声出力がNC1へ出力され、NC1において視聴できるようになる。
このよう処理によって、NC1においてBS放送の所定のチャンネルの番組が視聴(再生)されている状態で、ユーザから、例えば「予約録画」のための『録画予約』が指示されたとする。すると、NC1において、『録画予約』の指示(入力)を可能とするGUIアプリケーションが起動される([9])。すると、GUIアプリケーションが提供する番組表(図示せず)から対象となる番組を選択して『録画予約』が可能となり、ユーザにより『録画予約』が指示される([10])。
ユーザにより『録画予約』が指示されることで、『録画予約』が指示されたNC機器(NC1)からNTエージェント1001に対して通信開始が要求され、NTエージェント1001からの応答に基づいて、NC1とNTエージェント1001との間の通信が確立される([11])。
次に、NC1からNTエージェント1001に、『録画予約』が指示される([12])。続いて、NTエージェント1001により、利用可能なNT機器が、図5の機能利用管理テーブルの内容、もしくは各NT機器からの通知(テーブル更新情報)に基づいて特定(判定)される([B]NT判定)。
ここで、利用可能なNT機器とは、『録画予約』に利用されるチューナが利用可能なNT機器、もしくはネットワーク等への接続により『録画予約』により録画されるべき番組(コンテンツ)を録画可能なNT機器をいう。例えばNT2において『録画予約』により録画されるべき番組(コンテンツ)を録画可能であると判定された場合は、NTエージェント1001からNT2に『録画予約』が指示される([13])。
これに応答して、NT2からNTエージェント1001に、『録画予約』の完了が報知(通知)される([14])。その際、図5の機能利用管理テーブルが適宜更新される。続いて、NTエージェント1001からNC1へ、『録画予約』の完了が報知(通知)される。この場合、NTエージェント1001からNC1に、NT2のURLが通知される([15])。
もしくはNTエージェント1001から、『録画予約』の完了通知と引き替えにNC1のURLの通知を受けて、NT2からNC1へ直接、録画予約の完了を通知してもよい。
なお、例えば総てのNT機器において、NTエージェント1001を介してユーザから要求のあった『録画予約』が実行できないことが判明した場合(個々のNT機器からNTエージェント1001に対して、『録画予約』により録画されるべき番組(コンテンツ)を録画可能ではないことが通知された場合)、NTエージェント1001からNC1に、『利用可能なNT機器が存在しない』ことが通知される。また、利用可能なNT機器が存在する場合においても、そのNT機器において、[13]により指示(選択)された『録画予約』と少なくとも一部が重なる予約(録画等)がある場合には、「予約時間に達した場合に『既に予約されている番組(チャンネル)』が受信(録画)される」ことがNC1の表示装置130に表示される。
図5は、機能利用管理テーブルの内容の一例を示す図である。ネットワークサーバとしての機能を有するNTエージェント1001は、宅内ネットワークに接続されている個々のNT機器の機能(チューナ機能、記録再生機能など)のうち現在利用可能な機能に関する情報(一部は事前に格納されたデフォルトの情報)を取得し保持する機能利用管理テーブルメモリ20を持つ。このメモリ20内の機能利用管理テーブルには、NTエージェントに接続された各NT(NT1、NT2、…NTn)について、該当機能の搭載の有無(搭載有無のカラム)、該当機能の利用が許可された端末NCはどれか(許可端末のカラム)、搭載機能の利用状況あるいは稼動状況(利用状況のカラム)を記載している。なお、図示しないが、NTエージェントは、ホームネットワークに接続されている個々のNC機器の能力(最大転送レート、コピー管理対応能力など)その他を記載するテーブルも別途、保持し、管理できるようになっている。
図5の各NTの設定カラムは、図5では設定1と設定2の2つしか例示していないが、これは各NTが保有する機能リソースの個数と識別を表している。
たとえば、NT1のチューナ機能(A)を例にとると、NT1はチューナの詳細機能(B)として地上デジタル放送DTT、衛星放送BS/CS、およびIPTVの各受信機能を持っている。そして、具体的には、地上デジタル放送チューナ部、BS/CSチューナ部、IPTV受信部がそれぞれ2個、1個、1個搭載されており、これらがそれぞれ機能リソースに該当する(設定1および2の各搭載の有無カラムに○:有で表示)。
これらのうち、DTTの第1のリソースとBS/CSの第1のリソースに対してはNC1にのみ利用が許可されており(許可端末カラムに“NC1”で表示)、その他の機能リソースはすべての端末に利用が許可されている(許可端末カラムに“all”で表示)。
通常は、NC1がDTTチューナを利用してリアルタイム視聴する場合には、NT1のDTTの第1のリソースを優先して利用することになる。しかし、図5の状況では、DTTの第1のリソースは、たとえば録画予約実行中などの理由で、他の端末はむろんNC1も利用状況NGとなっている(利用状況カラムにNGで表示)ため、この場合には、NT1のDTTの第2のリソースを利用するかNT2の第2のリソースを利用することになる。
一方、NT2のBS/CSチューナは1個しか搭載されておらず、その機能リソース(NT2の設定1のBS/CSカラムに相当)では、NC2には許可されているがNC1を含む他の端末に対しては許可されていない。そのため、NC1は、NT2のBS/CSチューナが例え未使用(利用状況OK)であっても利用することはできない。この場合NT2のBS/CSチューナはNC2に対して優先予約されていることになる。そのため、NC2でNT2のBS放送を見ようとしたときに、そのBSチューナがNC1で先に使用されていてNC2が利用できない、といった不都合はなくなる。
図8は、この発明の一実施の形態に係るコンテンツ配信方法を説明するフローチャートである。ここでは、無線LANおよび/または有線LANを介して1以上のNT(配信装置)に1以上のNC(受信装置)が接続された宅内ネットワークにおいて、図1のNT2がNTエージェントとして機能する場合を想定する。
いずれかのNCがいずれかのNTのリソースを利用するためにNTへアクセスを開始すると(ST100)、そのアクセスが特定NTへの直接通信であるか否かがチェックされる(ST102)。そのアクセスが特定NC(例えばNC1)から特定NT(例えばNT1)への直接通信であれば(ST102イエス)、その直接通信処理へ移行する(ST104)。この直接通信は、正常に機能しているNTエージェントが宅内ネットワークに存在するか否かに関わらず、特定NC(NC1)と特定NT(NT1)だけで行うことができる。特定NC(NC1)に特定NT(NT1)の通信アドレスが設定済みであれば、この直接通信は、NTエージェントとの通信をしない(あるいはできない)場合に、デフォルトで行うことができる。
特定NC(NC1)がNTエージェントのアドレスにアクセスすると(ST102ノー)、NTエージェント(NT2)のCPUは、以下の処理を行うファームウエアを実行する。すなわち、NTエージェントはNC1からの機能利用要求が来るのを待つ(ST110)。NTエージェントは、NC1からの機能要求(チューナ機能のリソース利用要求、あるいは記録再生機能のリソース利用要求)を受け付けると(ST110イエス)、その要求を出したNCのクライアントID(予め定められた、NC1に固有の識別コード)を取得する(ST112)。
NTエージェントは、クライアントIDから、受け付けた機能要求の発信元(NC1)をクライアントIDから特定する。そして、出された機能要求の内容を解読する。これにより、NTエージェントは、例えばNC1がNT1のチューナ機能のうちBSまたは110°CSという機能リソースを利用したいことを把握する。そして、NTエージェントは、機能利用管理テーブルメモリ20に事前設定されている機能利用管理テーブル(図5)を参照して(ST114)、NC1からの要求に応じられるか否かを判定する。
機能利用管理テーブル(図5)のNT1における設定1のカラムを参照すると、たとえば、NT1はBSまたは110°CSという詳細機能(B)を持つチューナ機能(A)を持つことが分かる(搭載の有無○)。また、NT1のBSまたは110°CSという第1の機能リソースはNC1に対して許可されている(許可端末NC1)。そこで、要求元のNC1に対する許可リソースがあると判定される(ST116イエス)。さらに、NT1のBSまたは110°CSという機能リソースは他のNCにより先に使用されておらず、利用可能(利用状況OK)となっている(ST118イエス)。
そこで、該当リソース(NT1のBSまたは110°CSという機能リソース)を使用に設定し(図5の利用状況をOKからNGに変える)、NC1がNT1のBSまたは110°CSという機能リソースを利用可能にする(ST120)。そして、NT1のBSまたは110°CSチューナで受信した放送のコンテンツを、要求元のNC1へ配信する(ST122)。
要求元NC1へのコンテンツ配信が終了し、もしくは(ユーザ操作などにより)NC1とNT1との間の接続が切られると(ST124イエス)、該当リソース(NT1のBSまたは110°CSという機能リソース)を未使用に設定して(図5の利用状況をNGからOKに変える)(ST126)、処理を終了する。
一方、NT1のBS/CSの機能リソースが何らかの理由で利用できない状態にあり、要求先がNT2であった場合、NT2の設定1では、該当リソース(NT2のBSまたは110°CSという第1の機能リソース)はNC1に対して許可されていない(図5の例ではNC2にだけ許可されている)。そのため、NC1が要求する許可リソースはないことになる(ST116ノー)。そこで、NC1が該当リソース(NT1の第1のBSまたは110°CSという機能リソース)を利用することは不可とし(ST130)、要求元NC1へその旨を返信する(ST132)。この返信内容は、NC1がその時点で利用できないリソースの他に、NC2がその時点で利用できるリソース(例えばチューナ機能リソースのIPTVや、記録再生機能リソースのうちのDVD、SDカード)を含むことができる。
NC1のユーザが、返信されたメッセージを見て、NT2のBSまたは110°CSという機能リソースの利用を諦め、かつ、他に利用したいリソースがないと判断すれば、NC1とNTエージェントとの間の接続を終了する(ST134イエス)。この接続終了は、ユーザがリモコン操作などで明示的に行うか、NC1の電源を切るか、その後の操作が何もない状態で一定時間経過した場合に、行うことができる。
なお、トラブル発生やメンテナンスなど場合によっては、NTエージェントとの接続を維持したまま(ST134ノー)、図示しないリモコン操作などにより、管理情報の変更を要求することも可能とすることができる。この変更要求があると(ST136イエス)、管理情報変更処理に入る(ST138)。この処理に入ると、NC2のCPU121とGUI処理部117により、図5の機能利用管理テーブルの内容が、表示装置130(またはビデオ出力に接続された図示しない外部モニタ)に表示される。
この表示を見たユーザは、リモコンのキー操作により、例えばNT1の設定1の代わりに設定2を選択してエンターキーを押す。すると、許可端末はallとなり、NT1のBSまたは110°CSという機能リソースをNC2でも利用できるようになる。あるいは、図示しないが新たな設定3を作成し、その設定3で「搭載の有無○、許可端末NC2、利用状況OK」となれば、NT1のBSまたは110°CSという機能リソースをNC2が最優先で利用できるようになる。
ただし、このような管理情報の頻繁な変更は、円滑かつ効率的なシステム運用の実現という本来の主旨に反するため、たとえば、特定利用者のみに制限するなど容易には設定変更できないよう制御される。
以上の説明はチューナ機能のリソースについてのものであるが、記録再生機能のリソースの場合も同様である。
図8の処理は1以上のNCが個別に使用できる処理である。そのため、たとえばNC1がNT1の機能リソースを利用することと、NC2がNT2の機能リソースを利用することは、パラレルに行うことができる。また、例えばNCxがNTyのチューナ機能を利用している間にNCzがNTyの記録再生機能を同時に利用するような形態も(ST116とST118がともにイエスであれば)可能である。
図8の処理の要点を纏めると、次のようになる。すなわち、1以上の機能とその機能のリソースを用い、1以上の受信装置からの要求により該当受信装置へ前記リソースのコンテンツを配信する配信方法において、前記1以上のリソースを利用するための前記1以上の受信装置からの要求に応じるか否かを決める管理情報(図5の機能利用管理テーブル)に基づいて、前記要求に応じるか否かを決定する(図8のST110イエス〜ST118)。そして、前記要求に応じると決定された場合(ST118イエス〜ST120:図5の機能搭載が○であり、許可端末に該当し、かつ利用状況OK)に、前記要求を出した前記1以上の受信装置へ、前記管理情報が定めるリソース(DTT、BS、CS、HDD、DVD、SDカードのうちのいずれか1つまたはそれ以上)のコンテンツを配信する(ST122)。
<実施の形態のまとめ>
(1)複数の受信装置(NC)が少なくとも1つの配信装置(NTエージェントとなり得るNT)の機能を共有利用する、放送番組等を宅内に再送信するシステムにおいて、各配信装置(NT)の各機能リソース(地上デジタルDTT、衛星放送デジタルBS、110°衛星通信デジタルCSなど)に対し受信装置(NC)からの利用可否を事前に設定する手段を(NTエージェントに)設ける。すなわち、
配信装置(NTエージェント:例えばNT2)は、1以上の機能(チューナ機能、記録再生機能)とその機能のリソース(チューナ機能のDTT、BS、CS、IPTV;記録再生機能のHDD、DVD、SD)を用い、1以上の受信装置(NC1、NC2、…NCm)からの要求により該当受信装置へ前記リソースのコンテンツを配信する。この配信装置(NTエージェント)は、前記1以上のリソース(DTT、BS、CS、IPTV、HDD、DVD、SD)を利用するための前記1以上の受信装置(NC1、NC2、…NCm)からの要求に応じるか否か(リソースの利用可否)を決める管理情報(図5の機能利用管理テーブルの内容)を格納する情報格納手段(20)と、前記情報格納手段(20)に格納された管理情報(予め管理情報を格納した機能利用管理テーブル)に基づき前記要求に応じると決定された場合(図8のST110イエス〜ST118イエス〜ST120:図5の機能搭載が○であり、許可端末に該当し、かつ利用状況OK)に、前記要求を出した前記1以上の受信装置(例えばNC1だけ、あるいはNC1〜NCmのうちの2以上もしくは全て)へ、前記管理情報が定めるリソース(DTT、BS、CS、IPTV、HDD、DVD、SDのうちのいずれか1つまたはそれ以上)のコンテンツを配信する手段(図8のST122:CPU21が実行するファームウエアとLANコントローラ/モデム11)を具備している。あるいは、
配信装置(NTエージェント)は、前記1以上のリソース(DTT、BS、CS、IPTV、HDD、DVD、SD)を利用するための前記1以上の受信装置(NC1、NC2、…NCm)からの要求に応じるか否か(リソースの利用可否)を決める管理情報(図5の機能利用管理テーブルの内容)を格納する情報格納手段(20)と、
前記情報格納手段(20)に格納された管理情報(機能利用管理テーブル)に基づき前記要求に応じると決定され(図8のST110イエス〜ST116イエス:図5の機能搭載が○であり、許可端末に該当)、かつ、要求されたリソースが未使用であれば(要求されたリソースが要求のあった時点で他の装置により使用されていなければ利用状況OK)そのリソースを利用可能とし(ST118イエス〜ST120)、前記要求を出した前記1以上の受信装置(例えばNC1だけ、あるいはNC1〜NCmのうちの2以上もしくは全て)へ、前記管理情報が定めるリソース(DTT、BS、CS、IPTV、HDD、DVD、SDのうちのいずれか1つまたはそれ以上)のコンテンツを配信する手段(CPUが実行するファームウエアとLANコントローラ/モデム)を具備している。
(2)受信装置(NC)と、それが利用する配信装置(NT)の機能リソースとの間で、利用のデフォルトを設定する手段を(NTエージェントに)設ける。すなわち、前記管理情報(NTエージェントが持つ機能利用管理テーブル)の少なくとも一部(機能利用管理テーブルの端末許可カラムの情報など)が、前記利用のデフォルト情報として、前記情報格納手段(20)に設定される。
(3)各配信装置(NTエージェントとなり得るNT)は、事前利用可否情報と利用状況情報を基に各受信装置(NC)からの機能リソースの利用要求に対する許可/不許可を判定する手段を持つ。すなわち、前記管理情報(NTエージェントが持つ機能利用管理テーブル)は、前記リソースに対する前記受信装置(NC)の利用可否を予め定めた情報(図5の許可端末のカラムに事前に記載された情報)と、前記リソースの利用状況を示す情報(図5の利用状況のカラム)を含む。
(4)配信エージェント(NTエージェント)が存在する場合は、配信エージェント(NTエージェント)が、事前利用可否設定情報と利用状況情報を基に各受信装置(NC)からの機能リソースの利用要求に対する許可/不許可を判定する手段を持つ。すなわち、前記配信装置が複数(NT1、NT2、…NTn)存在し、そのうちの1つの配信装置(例えばNT2)が配信エージェントとして機能する場合において、この配信エージェント(NT2)が、前記管理情報(機能利用管理テーブル)に基づいて、前記1以上の受信装置(NC1、NC2、…NCm)からの要求に応じるか否か(リソースの利用可否)を決める(例えば図8のST116のイエス/ノー)ように構成される。
(5)各配信装置(NT)の各機能リソースに対し受信装置(NC)からの利用可否の事前設定を変更する手段を設ける。すなわち、前記管理情報(機能利用管理テーブル)の少なくとも一部(機能利用管理テーブルの端末許可カラムの情報など)が、変更可能(図8のST136イエス〜ST138)に構成される。
(6)受信装置(NC)が利用デフォルト設定の配信装置(NT)にアクセスする場合は、配信エージェント(NTエージェント)の存在如何にかかわず直接通信するモードを設ける。すなわち、前記配信装置が複数(NT1、NT2、…NTn)存在し、そのうちの1つの配信装置(例えばNT2)が前記管理情報(機能利用管理テーブル)に基づいて前記1以上の受信装置(NC1、NC2、…NCm)からの要求に応じるか否か(リソースの利用可否)を決める配信エージェントとして機能できる場合であっても、前記配信エージェント(NT2)の存在如何にかかわらず、前記受信装置の1つ(例えばNC1)が予め設定された前記配信装置(例えばNT1)に直接通信できる(図8のST102イエス〜ST104)ように構成される。
<実施の形態の効果>
複数の受信装置(NC)が少なくとも1つの配信装置(NT)の機能を共有利用する(例えば放送番組等を宅内に再送信する)システムにおいて、各配信装置(NT)の機能リソースに対し受信装置(NC)からの利用可否を設定する手段を設けることで、配信装置(NT)および受信装置(NC)の個別の利用状況に応じた円滑かつ効率的なネットワーク運用を実現できる。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
この発明の一実施の形態に係るコンテンツ配信システムを説明する図。 この発明の一実施の形態に係る配信装置(NTまたはNTエージェント)の構成例を説明する図。 この発明の一実施の形態に係る受信装置(NC)の構成例を説明する図。 宅内ネットワークにおけるNC機器の起動とNT機器の動作の一例を説明する図。 機能利用管理テーブルの内容の一例を示す図。 宅内ネットワークにおいてNC機器が取得するソフトスタックの一例を示す図。 ユーザ選択に基づいて表示される選択画面(GUI表示)を例示する図。 この発明の一実施の形態に係るコンテンツ配信方法を説明するフローチャート図。
符号の説明
NT(NT1、NT2、…NTn)…ネットワークターゲット(配信装置/NTエージェント);NC(NC1、NC2、…NCm)…ネットワーククライアント(受信装置);10…リソースブロック;20…機能利用管理テーブルメモリ(管理情報格納手段);11、111…LANコントローラ/モデム(コンテンツ配信手段)。

Claims (10)

  1. 1以上の機能とその機能のリソースを用い、1以上の受信装置からの要求により該当受信装置へ前記リソースのコンテンツを配信する配信装置であって、
    前記1以上のリソースを利用するための前記1以上の受信装置からの要求に応じるか否かを決める管理情報を格納する情報格納手段と、
    前記情報格納手段に格納された管理情報に基づき前記要求に応じると決定された場合に、前記要求を出した前記1以上の受信装置へ、前記管理情報が定めるリソースのコンテンツを配信する手段を具備した配信装置。
  2. 1以上の機能とその機能のリソースを用い、1以上の受信装置からの要求により該当受信装置へ前記リソースのコンテンツを配信する配信装置であって、
    前記1以上のリソースを利用するための前記1以上の受信装置からの要求に応じるか否かを決める管理情報を格納する情報格納手段と、
    前記情報格納手段に格納された管理情報に基づき前記要求に応じると決定され、かつ、要求されたリソースが未使用であれば、そのリソースを利用可能とし、前記要求を出した前記1以上の受信装置へ、前記管理情報が定めるリソースのコンテンツを配信する手段を具備した配信装置。
  3. 前記管理情報の少なくとも一部が、前記利用のデフォルト情報として、前記情報格納手段に設定される請求項1または請求項2に記載の配信装置。
  4. 前記管理情報が、前記リソースに対する前記受信装置の利用可否を予め定めた情報と、前記リソースの利用状況を示す情報を含む請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の配信装置。
  5. 前記配信装置が複数存在し、そのうちの1つの配信装置が配信エージェントとして機能する場合において、この配信エージェントが、前記管理情報に基づいて、前記1以上の受信装置からの要求に応じるか否かを決めるように構成された請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の配信装置。
  6. 前記管理情報の少なくとも一部が変更可能に構成された請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の配信装置。
  7. 前記受信装置が予め設定された前記配信装置に直接通信するように構成された請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の配信装置。
  8. 前記配信装置が、前記1以上のリソースの機能として、放送を受信するチューナまたはセットトップボックスを含む請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の配信装置。
  9. 前記1以上の受信装置のうちの少なくとも1つが、前記1以上のリソースのコンテンツを表示する表示装置を含む請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の配信装置。
  10. 1以上の機能とその機能のリソースを用い、1以上の受信装置からの要求により該当受信装置へ前記リソースのコンテンツを配信する配信方法であって、
    前記1以上のリソースを利用するための前記1以上の受信装置からの要求に応じるか否かを決める管理情報に基づいて前記要求に応じるか否かを決定し、
    前記要求に応じると決定された場合に、前記要求を出した前記1以上の受信装置へ、前記管理情報が定めるリソースのコンテンツを配信する配信方法。
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