JPH10262235A - 画像音声情報配信システム - Google Patents

画像音声情報配信システム

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JPH10262235A
JPH10262235A JP9066631A JP6663197A JPH10262235A JP H10262235 A JPH10262235 A JP H10262235A JP 9066631 A JP9066631 A JP 9066631A JP 6663197 A JP6663197 A JP 6663197A JP H10262235 A JPH10262235 A JP H10262235A
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audio
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Application number
JP9066631A
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English (en)
Inventor
Makoto Ikushima
誠 幾島
Masakazu Hamaguchi
昌和 濱口
Yukari Sakuramoto
ゆかり 桜本
Yasuhiko Kasai
康彦 笠井
Yasuhiro Sato
康浩 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力ポートに障害が発生しても、障害の影響
を最小限に抑え、継続してシステムを運用することを可
能とする。 【解決手段】 画像音声配信装置100には、画像音声
情報を記憶した記憶手段とこの記憶手段から読み出して
画像音声情報を双方向伝送路120を介して配信する複
数の出力ポートとを有する。システム管理装置140
は、これら出力ポートの状態を監視し、画像音声端末手
段110a〜110cのいずれかから画像音声情報の配
信要求があると、画像音声配信装置100を制御して要
求した画像音声情報の配信を使用可能な出力ポートを選
択して配信させる。また、配信中の出力ポートに障害が
発生すると、システム管理装置140は、この出力ポー
トを使用禁止にしてこの出力ポートからの配信を中止さ
せるとともに、他の使用可能な出力ポートを選択し、こ
の出力ポートから画像音声情報の配信を継続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像音声情報を配
信するシステムに係り、特に、画像音声配信装置に障害
が発生した場合、その障害がシステムへ及ぼす影響を少
なくする画像音声情報配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像信号とこれに付随する音声信
号(以下、これらをもとめて、画像音声信号という)と
を個別の視聴者に配信するシステムとして、いわゆる有
線テレビ放送システム(以下、CATVという)が知ら
れている。このCATVは、配信元と視聴者がチューナ
とケーブルとで接続されており、視聴者がチャンネルを
選択して番組を視聴するものである。しかし、従来のC
ATVでは、視聴者が見たいときに見たい番組を任意の
場所から視聴することはできなかった。
【0003】一方、ホテルなどに有用であるが、視聴者
が見たいときに見たい番組を任意の場所から視聴するこ
とを可能とするシステムとして、例えば、特開平4-5
05081号公報に記載されているシステムがある。こ
のシステムでは、複数台のVTRをホテルのセンタに備
えておき、まず、センタから各客室の端末機にメニュー
画面を送信して表示させる。客室の視聴者は、このメニ
ュー画面を見て視聴を希望するビデオソース(記録媒体
としてはVTRカセット)をリモコンにより選択する。
端末機からは、視聴者が視聴を希望するビデオソースが
格納されているVTRの起動を指示する制御命令がセン
タに送信される。センタでは、この制御命令に応じて指
定されたVTRを起動し、これによって再生される画像
音声信号を端末機に送信する。
【0004】かかるシステムは、先着順優先にするにし
ても、ある程度客室数に応じた台数のVTRが必要であ
るため、ホテルなどのように、視聴者数が少ない場合に
は有効であるが、CATVのように、多数の視聴者を対
象とするものには向かない。
【0005】ところで、近年では、「日経コミュニケー
ション」1994年4月4日号 pp.82〜83に記載されているよ
うに、複数の映画や番組などの画像音声情報を、MPE
G(Moving Picture Expert Group)などの画像音声圧縮
方式によってデータ圧縮されたデジタル信号として、ハ
ードディスクなどの高速読出し可能な大容量記憶手段に
記録し、例えば、タイトル名のような、画像音声情報毎
に固有に割り当てられた画像音声情報識別子を指定する
ことにより、その指定された画像音声情報を読み出し、
データ伸長及び再生処理するビデオサーバと呼ばれる画
像音声配信装置が実現されている。この装置は、高速読
出しが可能なために、複数のタイトルを同時に読み出す
ことが可能であり、従来の複数のVTRの代わりに利用
することができる。この場合には、従来、端末機から各
VTRを指定した代わりに、ビデオサーバに対して画像
音声情報識別子を指定し、希望の画像音声情報の配信制
御をすることになる。
【0006】また、日経BP社発行 日経ニューメディ
ア別冊「インタラクティブ・テレビ」PP.26〜28に記載さ
れているように、RAID(Redundant Arrays of Inexp
ensive Disks)構成のハードディスクを利用することに
より、ビデオサーバの信頼性を向上させている例もあ
る。RAIDを利用したビデオサーバでは、ハードディ
スクに障害が発生し、データの一部が読み出せないよう
な場合でも、パリティディスクのデータを用いてデータ
を再構築することにより、正常なデータを読み出すこと
ができる。但し、再構築しながら読み出すために、障害
の程度によっては、同時に読み出すことができる画像音
声情報の個数が通常よりも少なくなる場合がある。
【0007】ビデオサーバからの画像音声情報の配信形
態としては、データ圧縮したデジタル画像音声信号をそ
のまま配信するものと、配信する前にこのデータ圧縮し
たデジタル画像信号をデータ伸長・再生し、アナログ画
像音声信号として配信するとものがある。
【0008】以上のようなビデオサーバを利用すること
により、特開平7-336317号公報に記載されてい
るように、視聴者が見たいときに見たい番組を任意の場
所から視聴できるシステム、いわゆるビデオ・オン・デ
マンドシステム(以下、VODシステムという)を実現
することが可能である。また、同時に読み出すことがで
きる画像音声情報数によっては、CATVなどの多数の
視聴者を対象とするサービスにおいも、VODシステム
を実現することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平7-336
317号公報に記載されているように、従来のVODシ
ステムを用いることにより、視聴者が見たい番組を見た
いときに視聴できるシステムを実現することができるの
であるが、VODシステムを商用システムとして実際に
運用する場合には、障害に対する信頼性を向上させる必
要がある。このためには、その1つとして、障害自体が
発生しないようにすることであるが、長時間の運用によ
り障害が発生することは充分考えられ、むしろ、障害が
発生した場合、如何にしてその障害がシステムに及ぼす
影響を少なくするかが重要となってくる。
【0010】また、商用システムでは、障害が発生した
としても、他の視聴者が視聴している場合などシステム
を即時に停止させることができない場合が多い。従っ
て、VODシステムに障害が発生した場合には、障害の
程度にもよるが、障害の影響がVODシステム全体に及
ばないように対処しつつ、継続してVODシステムを運
用する手段が必須となる。特に、画像音声情報の配信の
心臓部とも言えるビデオサーバでの障害は、VODシス
テム全体に大きな影響を及ぼすが、その障害の程度によ
っては、対処の仕方により、その影響を最小限に抑えて
VODシステムを継続して運用することが可能である。
【0011】ビデオサーバでは、主に、出力ポートでの
障害と画像音声情報を記憶しているハードディクスでの
障害が多く発生する。前者の障害の影響としては、障害
が発生した出力ポートから画像音声情報が正常に配信さ
れなくなる。従って、障害が発生したポートは、それ以
降、使用しないようにするなどの処置が必要になる。一
方、後者の障害では、先にも述べたように、RAIDを
利用することにより、正常に画像音声情報を読み出すこ
とができるが、障害の程度によっては、同時に読み出す
ことができる画像音声情報の個数が通常より少なくなる
場合がある。従って、同時に配信する画像音声情報の最
大数を、そのときのビデオサーバの読出し性能に応じ
て、可変的に管理する必要がある。
【0012】本発明は、かかる要望に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、ビデオサーバに上記のような
障害が発生した場合でも、この障害がシステム全体に及
ぼす影響を最小限に抑え、かつこれを継続して運用でき
るようにした画像音声情報配信システムを提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画像音声配信装置,システム管理装置及
び画像音声端末機を有する画像音声情報配信システムに
おいて、画像音声配信装置は、画像音声情報を少なくと
も1つ以上記憶しており、記憶している該画像音声情報
を出力する出力ポートを少なくとも1つ以上有し、該シ
ステム管理装置から送信される第1の制御命令に応じ
て、該第1の制御命令で指定される該画像音声情報を該
第1の制御命令で指定される出力ポートから該記画像音
声端末機に配信するものであり、該画像音声端末機は、
該システム管理装置に第2の制御命令を送信して該画像
音声配信装置に記憶されている該画像音声情報の配信を
要求するとともに、該画像音声配信装置から配信される
該画像音声情報の受信及び表示を行なうものであり、該
システム管理装置は、該画像音声端末機と通信するため
の端末機通信手段と、該画像音声配信装置と通信するた
めの配信装置通信手段と、該画像音声端末機及び該画像
音声配信装置との通信を管理する管理手段と、該画像音
声配信装置の出力ポート毎の配信制御情報を記載した出
力ポート情報テーブルを記憶した記憶手段を有し、該端
末機通信手段により受信した該第2の制御命令及び該配
信制御情報に応じて、該第1の制御命令を送信して該画
像音声配信装置における該画像音声情報の配信を制御す
るものである。
【0014】かかる構成により、システム管理装置が画
像音声端末機から送信される画像音声情報の配信を要求
する第2の制御命令を受信すると、出力ポート情報テー
ブルを参照し、出力ポートの配信制御情報に応じて要求
された画像音声情報の配信に使用する出力ポートを選択
するので、正常な出力ポートのみを使用して画像音声情
報の配信を行なうことが可能となる。
【0015】また、システム管理装置が画像音声端末機
から画像音声情報の配信を要求する第2の制御命令を受
信すると、既に配信中の出力ポートの数が、その時点で
の画像音声配信装置において、同時に配信できる画像音
声情報の最大数未満である場合にのみ、要求された画像
音声情報が配信されるように、画像音声配信装置を制御
するので、画像音声配信装置に障害により同時に配信で
きる画像音声情報の最大数が変化した場合でも、画像音
声配信装置を過負荷の状態にすることがない。このた
め、VODシステムを破綻させることなく、継続して運
用することが可能となる。
【0016】さらに、出力ポート毎の配信制御情報や配
信に同時に使用する出力ポートの最大数情報をシステム
管理装置で一括管理するので、画像音声配信装置の出力
ポートや記憶手段に障害が発生した場合でも、画像音声
端末機に対する作業を必要とせずに、障害に対する処理
を行なうことができ、障害に対する処理が簡略化されか
つ容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明による画像音声情報配信
システムの一実施形態を示すブロック図であって、10
0は画像音声配信装置、110a〜110cは画像音声
端末機、120,130は双方向伝送路、140はシス
テム管理装置である。
【0018】同図において、画像音声配信装置100と
各画像音声端末機110a〜110cが双方向伝送路1
20を介して接続されている。ここでは、3個の画像音
声端末機110a〜110cを示しているが、接続され
る画像音声端末機の個数は任意であり、また、これらの
1つを代表する場合、画像音声端末機110という。
【0019】画像音声配信装置100では、映画やTV
番組などの画像音声情報が1以上、データ圧縮された画
像音声信号(以下、圧縮画像音声信号という)として記
録されており、そのうちの所定のものを指定した各種制
御命令(以下、第1の制御命令とCC1という)がシス
テム管理装置140から双方向伝送路130を介して送
られてくると、これにより、指定された画像音声情報を
選択してその圧縮画像音声信号を読み出し、データ伸長
・再生して(これを、以下、再生画像音声信号とい
う)、双方向伝送路120を介し、画像音声端末機11
0に配信する。
【0020】画像音声端末機110a,110b,11
0cは夫々、視聴者が視聴を希望する画像音声情報の選
択及び再生制御に関する操作を行なうと、これを受け、
その操作に応じて各種制御命令(以下、第2の制御命令
CC2という)を送信し、また、画像音声配信装置10
0から配信される再生画像音声信号を受信し、その表示
を行なう。
【0021】システム管理装置140は、画像音声端末
機110a,110b,110cから送られる第2の制
御命令CC2に応じた第1の制御命令CC1を生成送信
し、画像音声配信装置100での画像音声情報の配信を
制御する。
【0022】図2は図1における画像音声配信装置10
0の一具体例を示すブロック図であって、101は記憶
手段、102は外部通信インターフェース、103は中
央処理手段、104a〜104cは圧縮信号再生手段、
105はバスである。
【0023】同図において、記憶手段101には、上記
の画像音声情報が圧縮画像音声信号として記憶されてい
る。
【0024】外部通信インタフェース102は、システ
ム管理装置140(図1)から送られてくる第1の制御
命令CC1を受信し、また、この第1の制御命令CC1
に対する応答及び再生画像音声信号の配信終了などの配
信状態を示す情報をシステム管理装置140に送信す
る。
【0025】中央処理手段103は、外部通信インタフ
ェース102で受信した第1の制御命令CC1に応じ
て、記憶手段101からの指定された圧縮画像音声信号
の読出しを制御する。読み出された圧縮画像音声信号は
圧縮信号再生手段104a,104b,104cでデー
タ伸長されてNTSC信号として再生され、双方向伝送
路120(図1)を介して伝送される。
【0026】なお、ここでは、圧縮信号再生手段104
a,104b,104cと3個の圧縮信号再生手段を設
けた場合を示しているが、この個数は任意であり、ま
た、これらの1つを代表した場合、圧縮信号再生手段1
04という。
【0027】図3は図1におけるシステム管理装置14
0の一具体例を示すブロック図であって、141はサー
バ通信インターフェース、142は端末通信インターフ
ェース、143は記憶手段、144は中央処理手段、1
45は出力ポート情報テーブル変更手段である。
【0028】同図において、サーバ通信インタフェース
141は、画像音声配信装置100の外部通信インター
フェース102(図2)に第1の制御命令CC1を送信
し、また、この外部通信インターフェース102から送
信されるこの第1の制御命令CC1に対する応答や画像
音声配信装置100の配信状態の情報を受信する。
【0029】端末機通信インタフェース142は、画像
音声端末機110a〜110c(図1)から送られてく
る第2の制御命令CC2を受信し、また、この第2の制
御命令CC2に対する応答や画像音声配信装置100の
配信状態の情報を画像音声端末機110a〜110cに
送信する。
【0030】記憶手段143には、画像音声配信装置1
00の出力ポートである圧縮信号再生手段104a〜1
04c(図2)毎の配信制御情報を示す出力ポート情報
テーブルが記憶されており、中央処理手段144は、受
信した第2の制御命令CC2やこの出力ポート情報テー
ブルに記載されている情報に応じて、第1の制御命令C
C1の送信を管理し、また、この出力ポート情報テーブ
ルを変更するための出力ポート情報テーブル変更手段1
45が設けられている。
【0031】図4は図1における画像音声端末機110
の一具体例を示すブロック図であって、111はリモコ
ン、112はユーザ入力検出手段、113は中央処理手
段、114は外部通信インターフェース、115はFS
K(Frequency Shift Keying)変復調器、116はRF
チューナ、117はRF復調器、118は表示手段であ
る。
【0032】同図において、視聴者が、リモコン111
により、視聴を希望する画像音声情報の選択及び再生制
御するための操作をすると、ユーザ入力検出手段112
がこれを検出し、中央処理手段113は、この検出結果
に応じて第2の制御命令CC2の送信を管理する。
【0033】外部通信インタフェース114は、第2の
制御命令CC2をシステム管理装置140(図3)に送
信し、また、システム管理装置140からの第2の制御
命令CC2に対する応答や画像音声配信装置100もし
くはシステム管理装置140の状態情報を受信する。
【0034】システム管理装置140との間で送受信さ
れる第2の制御命令CC2やその応答などのデータは、
FSK変復調器115でFSKデジタル変復調され、ま
た、画像音声情報配信装置100から配信されるRF
(無線周波)信号としての再生画像音声信号はRFチュ
ーナ116で所望周波数のものが選択,受信され、RF
復調器117でNTSC信号に復調され、表示手段11
8に供給されて画像及び音声の表示が行なわれる。
【0035】図5は図1における双方向伝送路120の
一具体例を示すブロック図であって、121a〜121
cはRF変調器、122はFSK変復調器、123は周
波数混合/分配器である。
【0036】同図において、RF変調器121aは画像
音声配信装置100の圧縮信号再生手段104a(図
2)に接続され、この圧縮信号再生手段104aからの
NTSC信号をRF信号に変換する。同様に、RF変調
器121bは画像音声配信装置100の圧縮信号再生手
段104b(図2)に接続され、この圧縮信号再生手段
104bからのNTSC信号をRF信号に変換し、RF
変調器121cは画像音声配信装置100の圧縮信号再
生手段104c(図2)に接続され、この圧縮信号再生
手段104cからのNTSC信号をRF信号に変換す
る。
【0037】FSK変復調器122は双方向伝送路13
0(図1)を介してシステム管理装置140の端末通信
インターフェース142(図3)に接続され、画像音声
端末機110のFSK変復調器115(図4)でFSK
変調された第2の制御命令CC2を復調してシステム管
理装置140に送り、また、システム管理装置140の
端末通信インターフェース142からの上記応答や状態
情報のデータをFSK変調する。
【0038】RF変調器121a〜121cからのRF
信号やFSK変復調器122からのFSK変調信号は、
周波数混合/分配器123により、周波数多重あるいは
時分割多重などの手法で混合され、各画像音声端末機1
10a〜110cに伝送される。また、これら画像音声
端末機110a〜110cから送信される第2の制御命
令CC2は、周波数混合/分配器123によりFSK変
復調器122に分配される。
【0039】図1において、双方向伝送路130は、イ
ーサネット(Ethernet)によるデジタルネットワークに
よって構成され、外部通信インタフェース102(図
2)やサーバ通信インターフェース141(図3)はイ
ーサネットインターフェースとしている。
【0040】なお、ここでは、図2において、画像音声
配信装置100の記憶手段101はRAID構成のハー
ドディスクからなり、これに記憶される画像音声情報は
MPEG規格に基づいて符号化・データ圧縮されてお
り、圧縮信号再生手段104a〜104cは、上記のよ
うに、これから読み出された圧縮画像音声信号を伸長・
再生し、NTSC信号として配信するものとする。
【0041】次に、図1〜図5により、この実施形態の
動作を説明するが、まず、画像音声端末機110におい
て、視聴者がリモコン111を操作して所望画像音声情
報を選択してから、画像音声配信装置100から配信さ
れてくるこの画像音声情報が視聴者に対して表示される
までの基本的な配信制御手順の概略を説明する。
【0042】図4において、いま、視聴者が画像音声端
末機110を起動したとすると、その表示手段118の
画面に図6に示すようなメニューが表示される。視聴者
は、リモコン111により、このメニューの選択肢の中
から視聴したい画像音声情報を選択することができる。
なお、このメニュー表示は、予め画像音声配信装置10
0からメニュー映像信号を配信しておくようにしてもよ
いし、また、画像音声端末機110が起動すると、かか
るメニュー映像の配信を要求する第2の制御命令CC2
を画像音声配信装置100に送信するようにしてもよ
い。
【0043】ここで、このメニューは5つの選択肢を含
んでいるが、画像音声配信装置100にも、このメニュ
ーの各選択肢に対応した画像音声情報が記憶されてい
る。
【0044】視聴者は、このメニユーのうちの特定の画
像音声情報を希望する場合には、この希望する画像音声
情報の選択番号をリモコン111で入力すればよい。い
ま、選択肢の1つである「MISSIION POSSIBLE」の選択
番号「1」を入力したとすると、画像音声端末機110
(図4)においては、ユーザ入力検出手段112がこの
選択番号「1」を検出し、中央処理手段113は、これ
に基づいて、選択番号「1」に該当する画像音声情報の
配信を要求する第2の制御命令CC2を生成し、外部通
信インターフェース114から出力させる。この第2の
制御命令CC2は、FSK変復調器115で変調されて
双方向伝送路120に送出される。この際、この第2の
制御命令CC2には、どの画像音声端末機110(即
ち、図1での画像音声端末機110a〜110cのいず
れ)から送信されたものであることを表わす端末ID
(識別子)が付加されている。
【0045】FSK変復調器115から送出された第2
の制御命令CC2は、図5において、双方向伝送路12
0の周波数混合分配器123でFSK変復調器122に
分配されてFSK復調され、システム管理装置140に
供給される。なお、この実施形態では、画像音声端末機
110の外部通信インターフェース114とシステム管
理装置140の端末機通信インターフェース142と
は、RS232Cインターフェースを用いて実現してい
る。
【0046】図3に示すシステム管理装置140では、
中央処理手段144は、記憶手段143に格納されてい
る出力ポート情報テーブルを参照し、端末機通信インタ
ーフェース142で受信された第2の制御命令CC2に
応じて、画像音声配信装置100の配信に使用されてい
ない出力ポート(図2での圧縮信号再生手段104a〜
104cのいずれか)を選択し、選択した出力ポートか
ら要求された選択番号「1」に該当する画像音声情報「MI
SSIION POSSIBLE」が配信されるようにする第1の制御
命令CC1を作成し、サーバ通信インターフェース14
1から双方向伝送路130(図1)を介して画像音声配
信装置100に送信する。
【0047】なお、上記の出力ポートとは、画像音声配
信装置100に対して圧縮信号再生手段104aa〜1
04cのうちのどれを使用して画像音声情報の再生及び
配信を行なうかを指定する場合に用いる識別子である。
この実施形態では、出力ポートは数字からなる出力ポー
ト番号で指定し、圧縮信号再生手段104aの出力ポー
ト番号を「1」、圧縮信号再生手段104aの出力ポート
番号を「2」、圧縮信号再生手段104aの出力ポート番
号を「3」とする。
【0048】図7(a),(b)はシステム管理装置1
40の記憶手段143(図3)に記憶されている出力ポ
ート情報テーブルの一具体例を示すものである。
【0049】同図において、出力ポート情報テーブルに
は、出力ポート番号と、出力ポートの再生状態などを表
わす出力ポートステータスと、配信中の画像音声情報を
示す画像音声情報識別子と、使用している画像音声端末
機110の識別子(即ち、端末ID)とが設けられてい
る。
【0050】図7(a)に示す状態の出力ポート情報テ
ーブルでは、いずれの出力ポートもポートステータスが
「STOP」となっているが、これは、画像音声情報を配信し
ていないことを表わしている。なお、この実施形態で
は、画像音声情報を配信していない場合、画像音声情報
識別子と端末IDとは、ともに、「−」と記載されてい
る。従って、図7(a)に示す状態の場合には、どの出
力ポートも配信していないことになる。
【0051】システム管理装置140は、図7(a)に
示すかかる状態で上記の第2の制御命令CC2を受信す
ると、出力ポート「1」を選択し、出力ポート「1」から要
求された画像音声情報「MISSIION POSSIBLE」が配信さ
れるように、第1の制御命令CC1を生成し、送信して
画像音声配信装置100を制御する。
【0052】そこで、画像音声配信装置100では、図
2において、外部通信インターフェース102でこの第
1の制御命令CC1を受信し、中央処理手段103が、
これに応じて、要求された画像音声情報「MISSIION POS
SIBLE」を記憶手段101から読み出し、出力ポート
「1」、つまり、圧縮信号再生手段104aでデータ伸長
・再生してNTSC信号として配信する。また、これと
同時に、中央処理手段103は、要求された画像音声情
報「MISSIION POSSIBLE」の配信を開始したことを、第
1の制御命令CC1の応答として、外部通信インターフ
ェース102からシステム管理装置140に通知する。
【0053】圧縮信号再生手段104aから配信される
再生NTSC信号は、図5に示す双方向伝送路120に
おいて、RF変調器121aによって所定の周波数のR
F信号に変調され、周波数混合/分配器123を介して
画像音声端末機110に伝送される。また、図3に示す
システム管理装置140では、画像音声配信装置100
からの第1の制御命令CC1の応答をサーバ通信インタ
ーフェース141で受信すると、中央処理手段144
が、配信要求された画像音声情報「MISSIION POSSIBL
E」の配信が開始された旨を示す情報を、先の第2の制
御命令CC2の応答として、端末機通信インターフェー
ス142から画像音声端末機110に送信する。この
際、この第2の制御命令CC2の応答には、要求された
画像音声情報「MISSIION POSSIBLE」を配信している出
力ポートの出力ポート番号が付加されている。
【0054】さらに、システム管理装置140では、こ
れとともに、中央処理手段144が記憶手段143に格
納されている出力ポート情報テーブルを、図7(b)に
示すように変更する。ここでは、出力ポート「1」が配信
を行なうので、この出力ポート「1」について、ステー
タスが配信中であることを示す「PLAY」に、配信中の画像
音声情報識別子が「MISSION POSSIBLE」に、端末IDが
「1」に夫々変更されている。この実施形態では、端末I
Dは数字でもって表わしており、ここでは、画像音声端
末機110aの端末IDを「1」、画像音声端末機110
bの端末IDを「2」、画像音声端末機110cの端末I
Dを「3」としている。
【0055】図3での端末通信インターフェース142
から送信される第2の制御命令CC2の応答は、図5に
おいて、FSK変復調器122によりFSK変調された
後、周波数混合/分配器123を介して画像音声端末機
110に伝送される。
【0056】画像音声情報端末機110では、図4にお
いて、送信されてくる第2の制御命令CC2の応答が、
FSK変復調器115でFSK復調された後、外部通信
インターフェース114で受信され、これにより、要求
した画像音声情報「MISSION POSSIBLE」の配信が開始され
たことを認知するとともに、配信している出力ポート番
号「1」を取得する。そして、この取得した出力ポート
番号「1」に応じて、RFチューナ116の選択周波数
を双方向伝送路120(図5)におけるRF変調器12
1aの変調周波数に一致するように設定し、配信されて
くるRF信号の中から取得した出力ポート番号「1」に
対応するRF信号、つまり、要求した画像音声情報「MIS
SION POSSIBLE」のRF信号を選択する。この選択された
RF信号はRF復調器117でNTSC信号に復調さ
れ、表示手段118に供給されて表示がなされる。
【0057】なお、この実施形態では、画像音声情報端
末機110に対し、要求した画像音声情報が画像音声配
信装置100のどの出力ポートから配信されているかの
情報を出力ポート番号(図7)で通知しているが、夫々
の出力ポートに対応した図5でのRF変調器121a〜
121cの搬送周波数自体を通知するようにしてもよ
い。
【0058】また、出力ポートを識別する識別子は、図
7に示すように、数字からなる番号を用いているが、画
像音声配信装置100の出力ポートを個別に識別できる
ものであればよく、例えば、英字を用いて順に「A」,
「B」,「C」,……などとしてもよい。
【0059】さらに、図7(a),(b)に示した出力
ポート情報テーブルでは、出力ポートステータスを、配
信中である場合には「PLAY」、配信していない場合
には「STOP」としたが、予め決めておけば、例え
ば、配信中を「1」、配信していない場合を「0」と数字で
表わしてもよい。同様に、この出力ポート情報テーブル
の画像音声情報識別子及び端末IDは夫々、個別に識別
できるものを予め決めておけば、形式を制限するもので
はない。
【0060】このように、この実施形態では、出力ポー
ト情報テーブルにおける出力ポートの識別子や出力ポー
トステータス及び端末IDなどの形式に、特に、制限さ
れるものでない。
【0061】以上のように動作するこの実施形態におい
て、この基本配信手順中、システム管理装置140が第
2の制御命令CC2を受信したときに、出力ポート情報
テーブルに記載されている情報を使用して配信制御する
ことにより、障害が発生した出力ポートの使用禁止制御
と、配信中の出力ポートに障害が発生した場合の代替出
力ポートによる継続配信制御とを実現している。
【0062】ここで、出力ポートの障害とは、何らかの
原因により、出力ポートから画像音声情報を正常に配信
できなくなった状態をいう。一般に、画像音声配信装置
100などのビデオサーバは、ある程度自動的に出力ポ
ートの障害を検出する機能を備えているが、障害の原因
によっては、自動的に検出できないこともある。障害の
原因が自動的に検出できない場合には、大抵の場合、シ
ステム管理者もしくは画像音声端末機110を使用する
視聴者が、障害が発生した出力ポートから配信される画
像音声情報を実際に視聴することではじめて障害が認識
される。自動的に検出できる場合には、システム管理装
置140がビデオサーバから出力ポートの再生状態や障
害情報などからなるステータス情報を取得することによ
り、システム管理装置140による出力ポートの障害の
認識が可能である。
【0063】そこで、この実施形態での障害が発生した
出力ポートの使用禁止制御について説明する。但し、こ
の実施形態では、画像音声配信装置100が出力ポート
の障害を検出できる場合と、システム管理者もしくは視
聴者が出力ポートの障害を発見した場合について、シス
テム管理装置140による障害が発生した出力ポートの
使用禁止制御を実現しており、まず、画像音声配信装置
100が出力ポートの障害を検出できる場合のシステム
管理装置140による障害が発生した出力ポートの使用
禁止制御について説明する。
【0064】この場合、先に説明したように、システム
管理装置140は、出力ポートのステータス情報を画像
音声配信装置100から必要に応じて取得することによ
り、出力ポートの障害を検出できるようにしている。
【0065】図8は障害が発生した出力ポートの使用禁
止制御をするための使用可否情報を設けた出力ポート情
報テーブルの一具体例を示す図である。
【0066】この出力ポート情報テーブルは、図示する
ように、図7に示した出力ポート情報テーブルに使用可
否情報を付加したものである。この使用可否情報は、そ
の出力ポートからの画像音声情報の配信を許可するか、
禁止するかを示す情報であって、許可する場合には
「○」、禁止する場合には「×」と記載する。図8(a)に
示す状態では、3つの出力ポートが全て使用許可になっ
ていることになる。
【0067】次に、システム管理装置140による障害
が発生した出力ポートの使用禁止制御について説明する
が、まず、図9により、画像音声配信装置100から取
得した出力ポートのステータス情報によるシステム管理
装置140での出力ポート情報テーブルの使用可否情報
の変更処理を説明する。
【0068】出力ポートのステータス情報による出力ポ
ート情報テーブルの使用可否情報の変更ルーチンを開始
すると、画像音声配信装置100から出力ポートのステ
ータス情報を取得し(ステップ901)、障害が発生し
た出力ポートがあるか否か判定する(ステップ90
2)。障害が発生した出力ポートがある場合には、図8
に示す出力ポート情報テーブルを参照し、その使用可否
情報を取得して(ステップ903)、障害が発生した出
力ポートの使用可否情報が「使用許可」であるか否か判定
する(ステップ904)。そして、「使用許可」である場
合には、その出力ポートの使用可否情報を「使用禁止」に
変更して(ステップ905)この変更ルーチンを終了
し、「使用禁止」である場合には、この変更ルーチンを終
了する。また、ステップ902で障害が発生した出力ポ
ートがないと判定した場合も、この変更ルーチンを終了
する。
【0069】システム管理装置140は、必要に応じて
このルーチンを実行し、障害が発生した出力ポートの使
用可否情報を変更する。
【0070】次に、図10により、画像音声端末機11
0を操作する視聴者が、リモコン111を操作して、任
意の画像音声情報の配信を要求したときのシステム管理
装置140における出力ポート情報テーブルの使用可否
情報による出力ポートの選択処理を説明する。
【0071】出力ポート情報テーブルの使用可否情報に
よる出力ポートの選択ルーチンが開始すると、画像音声
端末機110から画像音声情報の配信を要求する第2の
制御命令CC2を受信する(ステップ1001)。そし
て、記憶手段143(図3)の図8に示す出力ポート情
報テーブルを参照し、その使用可否情報を取得し(ステ
ップ1002)、使用可否情報が「使用許可」である出力
ポートから、要求された画像音声情報の配信に使用する
出力ポートを選択する(ステップ1003)。出力ポー
トを選択できる場合には(ステップ1004)、要求さ
れた画像音声情報がこの選択した出力ポートから配信さ
れるように、第1の制御命令CC1を出力して画像音声
配信装置100を制御し(ステップ1005)、また、
画像音声情報の配信を要求した画像音声端末機110に
対し、要求した画像音声情報の配信が開始された旨を示
す情報を、第2の制御命令CC2の応答として通知する
(ステップ1006)。また、要求した画像音声情報の
配信に使用する出力ポートを選択することができない場
合には(ステップ1004)、画像音声情報の配信を要
求した画像音声端末機110に対し、要求された画像音
声情報の配信が不可である旨を示す情報を前記第2の制
御命令CC2の応答として通知する(ステップ100
7)。以上の処理が終了すると、この出力ポートの選択
ルーチンが終了する。
【0072】例えば、図4において、端末IDが「1」
の画像音声端末機110(例えば、図1での画像音声端
末機110a)の視聴者が、リモコン111を操作し
て、表示手段118に表示される選択メニュー(図6)
から選択番号「1」の画像音声情報「MISSION POSSIBLE」
を選択したとすると、中央処理手段113は、ユーザ入
力検出手段112によりこの選択番号「1」を検出し、こ
の選択番号「1」に該当する画像音声情報「MISSION POS
SIBLE」の配信を要求する前記第2の制御命令CC2を、
上記のようにして、システム管理装置140に送信す
る。
【0073】そこで、図3に示すシステム管理装置14
0では、端末通信インターフェース142がこの画像音
声情報「MISSION POSSIBLE」の配信を要求する第2の制御
命令CC2を受信すると、中央処理手段144は、記憶
手段143に格納された出力ポート情報テーブルを参照
し、その出力ポートステータスが「STOP」、つま
り、配信中でなく、かつ、使用可否情報が「○」になって
いる出力ポートを選択する。例えば、このときの出力ポ
ート情報テーブルが図8(a)に示すような状態にある
とすると、全ての出力ポートのステータスが「STO
P」であって、かつ使用可否情報が「○」であるため、こ
の場合には、出力ポート「1」を選択する。
【0074】そして、中央処理手段144は、選択した
出力ポート「1」から要求された画像音声情報「MISSION P
OSSIBLE」が配信されるように、第1の制御命令CC1を
送信して画像音声配信装置100を制御するとともに、
出力ポート情報テーブルを図8(b)に示すように変更
する。即ち、出力ポート「1」に関し、その出力ポートス
テータスを「PLAY」に、画像音声情報識別子を「MIS
SION POSSIBLE」に、端末IDを「1」に夫々変更する。
以上が、図10におけるステップ1001〜1006の
一連の動作である。
【0075】次に、図8(b)に示す状態にあるとき、
画像音声配信装置100の、例えば、出力ポート「2」に
障害が発生したとすると、システム管理装置140は、
必要に応じて画像音声配信装置100からの出力ポート
のステータス情報を取得しているために、図3におい
て、中央処理手段144は、サーバ通信インターフェー
ス141で受信されるこのステータス情報から、出力ポ
ート「2」の障害を検知し、これにより、出力ポート情報
テーブルで、図8(c)に示すように、即ち、出力ポー
ト「2」の出力ポートステータスを「障害有」に、使用可否
情報を「×」に、夫々変更する。以上が、図9におけるス
テップ901〜905の一連の動作である。
【0076】出力ポート情報テーブルが図8(c)に示
す状態にあるとき、端末IDが「2」の画像音声端末機
110(例えば、図1での画像音声端末機110b)を
操作する視聴者が、図4において、リモコン111を操
作して、図6に示すメニュー画面から選択番号「4」の
画像音声情報「THE FORK」を選択したとすると、中央処理
手段113は、ユーザ入力検出手段112により検出し
た選択番号「4」に該当する画像音声情報「THE FORK」の配
信を要求する前記第2の制御命令CC2を生成し、上記
のようにしてシステム管理装置140に送信する。
【0077】システム管理装置140は、図3におい
て、端末IDが「2」の画像音声端末機110から画像
音声情報「THE FORK」の配信を要求する第2の制御命令C
C2を受信すると、記憶手段143に格納されている図
8(c)で表わされる出力ポート情報テーブルを参照
し、その中での出力ポートステータスが「STOP」
で、かつ、前記使用可否情報が「○」になっている出力ポ
ートを選択する。この場合、出力ポート「1」は出力ポー
トステータスが「PLAY」であり、出力ポート「2」は
使用可否情報が「×」となっているので、出力ポート「3」
が選択される。
【0078】そして、選択したこの出力ポート「3」から
要求した画像音声情報「THE FORK」が配信されるように、
上記のように、第1の制御命令CC1を送信して画像音
声配信装置100を制御するとともに、出力ポート情報
テーブルを、図8(d)に示すように、即ち、出力ポー
ト「3」に関し、出力ポートステータスを「PLAY」
に、画像音声情報識別子を「THE FORK」に、端末IDを
「2」に夫々変更する。
【0079】以上のように、この実施形態では、画像音
声配信装置100で出力ポートの障害を検出できる場
合、システム管理装置140により、障害が発生した出
力ポートの使用禁止制御が実現される。
【0080】なお、この実施形態では、画像音声配信装
置100の出力ポートの選択は、出力ポート番号が小さ
い順から行なうようにしている。しかし、これのみに限
るものではなく、予め選択順序を設定することにより、
例えば、所定の優先順位で出力ポートを選択するように
してもよい。
【0081】また、システム管理装置140が、必要に
応じて画像音声配信装置100から出力ポートのステー
タス情報を取得することにより、出力ポートの障害を検
出するようにしているが、画像音声配信装置100が、
出力ポートに障害が発生したときに、その旨をシステム
管理装置140に通知するようにしてもよい。この場
合、画像音声配信装置100から出力ポートに障害が発
生した旨の通知を受信したとき、出力ポート情報テーブ
ルの使用可否情報を変更することになる。
【0082】次に、システム管理者もしくは視聴者が前
記出力ポートの障害を発見したことにより、システム管
理装置140で行なわれる障害が発生した出力ポートの
使用禁止制御について説明する。
【0083】この場合には、先に述べたように、出力ポ
ートで発生した障害を画像音声配信装置100で認識さ
れず、このため、システム管理装置140も障害を検出
できない。従って、上記のように、システム管理装置1
40で障害が発生した出力ポートの使用禁止制御を行な
うことができず、システム管理者が障害が発生した出力
ポートを使用禁止に設定をするための手段が必要であ
る。そこで、この実施形態では、このように出力ポート
で発生した障害を画像音声配信装置100で認識されな
い場合、システム管理者が画像音声配信装置100の出
力ポートを使用許可もしくは使用禁止に自由に設定でき
る手段を有するものである。
【0084】これは、システム管理者が出力ポートの障
害を発見した場合、システム管理装置140の出力ポー
ト情報テーブル変更手段145によって記憶手段143
に格納されている出力ポート情報テーブルの使用可否情
報を使用禁止に変更することにより、障害が発生した出
力ポートの使用禁止制御を実現するものである。
【0085】この場合、システム管理装置140はパー
ソナルコンピューターを基本に構成されおり、出力ポー
ト情報テーブル変更手段145は、GUI(Graphical U
serInterface)とこのGUIを表示するディスプレイ装
置とマウスもしくはキーボードとで構成されている。
【0086】図11は出力ポート情報テーブル変更手段
145のGUIの一具体例を示す図である。同図におい
て、各出力ポートの使用許可設定は二重丸が付されてい
る方が設定されていることになる。従って、図11
(a)に示す状態では、全ての出力ポートが使用許可に
設定さている。また、このときの出力ポート情報テーブ
ルは、図8(a)または(b)と同様である。
【0087】ここで、例えば、出力ポート「2」を使用禁
止に設定したい場合には、出力ポート「2」の使用可否設
定の「禁止○」までカーソル150をマウスなどを操作し
て移動させ、クリックする。この結果、GUIは、図1
1(b)に示すように、出力ポート「2」の使用許可設定
が使用禁止に変更される。即ち、出力ポート「2」の使用
可否設定で、「禁止」側に二重丸が付されることにな
る。
【0088】図11(b)に示すGUIの設定状態を記
憶手段143(図3)に格納されている出力ポート情報
テーブルに保存する場合には、「OK」領域151まで
カーソル150をマウスなどで移動させ、クリックすれ
ばよい。かかる操作を行なうと、出力ポート情報テーブ
ルが図11(b)の設定で変更される。変更後の出力ポ
ート情報テーブルを図12に示す。図示するように、こ
の出力ポート情報テーブルにおいて、出力ポート「2」の
使用可否情報が使用禁止である「×」に変更されている。
このように使用可否情報が「×」となるため、それ以降で
は、図10に示したシステム管理装置140の記憶手段
143に格納されている出力ポート情報テーブルの前記
使用可否情報による出力ポートの選択ルーチン(特に、
ステップ1003)により、出力ポート「2」は画像音声
情報の配信に使用されなくなる。ここで、図11
(a),(b)での「キャンセル」領域152は、使用
可否設定の変更設定をキャンセルするためのものであ
る。
【0089】なお、このようにシステム管理者が出力ポ
ート情報テーブルを変更可能な場合には、図9で説明し
たように、システム管理装置140が画像音声配信装置
100から取得した出力ポートのステータス情報によっ
て出力ポート情報テーブルの使用可否情報を使用許可
「○」または使用禁止「×」に変更すると、これと同時
に、出力ポート情報テーブル変更手段145のGUIの
表示内容も、同様に、変更される。
【0090】このように、システム管理者が出力ポート
情報テーブル変更手段145を操作して、出力ポート情
報テーブルの使用可否情報を使用禁止に設定することが
できるので、システム管理者が障害を発見した出力ポー
トを画像音声情報の配信に使用しないようにすることが
できる。
【0091】以上のように、この実施形態では、画像音
声配信装置100がその出力ポートの障害を検出できた
場合とできなかった場合とのいずれの場合にも、障害が
発生した出力ポートの使用を禁止して、それ以降の画像
音声情報の配信に正常な出力ポートのみを使用すること
ができる。従って、仮に出力ポートの一部に障害が発生
しても、支障なく、画像音声端末機110a〜110c
で画像音声情報を視聴できる。
【0092】次に、配信中の出力ポートに障害が発生し
た場合の代替出力ポートによる継続配信制御について説
明する。
【0093】視聴者が画像音声端末機110a〜110
cのいずれを使用して画像音声情報を視聴中に、この視
聴中の画像音声情報を配信している出力ポートに障害が
発生した場合には、先にも述べたように、この出力ポー
トをそれ以降の配信に使用しないように制御するわけで
あるが、現在配信中の画像音声情報をどうするかが問題
となる。これに対しては、例えば、障害が発生した段階
で画像音声情報の配信を停止する、といったことが考え
られる。この場合には、障害が発生した出力ポートを使
用している画像音声端末機110に対し、この画像音声
情報の配信が終了した旨を通知すればよい。しかしなが
ら、配信を単に停止するだけでは、視聴者にとっては、
途中で画像音声情報の視聴が強制的に終了されてしまう
ので、特に商用システムとして用いる場合、問題となる
可能性が高い。
【0094】この実施形態では、既に説明したように、
出力ポートに障害が発生した場合には、システム管理装
置140が自動的に、もしくはシステム管理者が手動
で、障害が発生した出力ポートを使用禁止にするため
に、出力ポート情報テーブルの使用可否情報を「使用禁
止」に変更する。
【0095】そこで、配信中の出力ポートに障害が発生
して出力ポート情報テーブルの使用可否情報が「使用禁
止」に変更された場合に、システム管理装置140で
は、記憶手段143の出力ポート情報テーブルを参照し
て配信中でない他の正常な出力ポートを選択し、その出
力ポートから配信中であった画像音声情報を継続して配
信するようにするものであり、これにより、配信中の出
力ポートに障害が発生しても、この画像音声情報を継続
して配信できるようにしている。
【0096】図13はシステム管理装置140のかかる
継続視聴制御を示すフローチャートである。
【0097】上記のように、出力ポートに障害が発生す
ると、障害が発生したこの出力ポートを使用禁止にする
ために、システム管理装置140が自動的にもしくはシ
ステム管理者が手動で、出力ポート情報テーブルの使用
可否情報を「使用禁止」に変更するので、このように使用
可否情報が「使用禁止」に変更されたとき、図13に示す
制御を行なうことにより、継続視聴を可能としている。
【0098】同図において、配信中の出力ポートに障害
が発生した場合のシステム管理装置140における画像
音声情報の継続配信制御のルーチンを開始すると、図3
における中央処理手段144は、障害が発生した出力ポ
ートの使用可否情報を「使用禁止」に変更し(ステップ
1301)、この障害が発生した出力ポートが配信中で
あるか否か判定する(ステップ1302)。配信中でな
ければ、この制御ルーチンは終了する。
【0099】いま、障害が発生して使用可否情報が「使
用禁止」に変更された出力ポートが配信中であったとす
ると、画像音声配信装置100から、障害が発生した出
力ポートで配信されている画像音声情報の現在の配信位
置を取得し(ステップ1303)、障害が発生したこの
出力ポートでの画像音声情報の配信を停止させる(ステ
ップ1304)。そして、中央処理手段144は、記憶
手段143の出力ポート情報テーブルを参照して使用可
否情報を取得し(ステップ1305)、使用可否情報が
「使用許可」である出力ポートのうちから代替出力ポー
トとして使用する出力ポートを選択する(ステップ13
06)。
【0100】代替出力ポートとして使用する出力ポート
が選択できた場合には(ステップ1307)、この選択
した代替出力ポートによりステップ1303で取得した
配信位置からこれまで配信していた上記の画像音声情報
の配信を再開するように、画像音声配信装置100を制
御する(ステップ1308)とともに、この代替出力ポ
ートとして選択した出力ポートの出力ポート番号をこの
画像音声情報を視聴中であった画像音声端末機110に
通知し(ステップ1309)、この制御ルーチンを終了
する。
【0101】また、代替出力ポートとして使用する出力
ポートが選択できなかった場合には(ステップ130
7)、この画像音声情報の配信が終了した旨をこの画像
音声情報を視聴中であった画像音声端末機110に通知
し(ステップ1310)、この制御ルーチンを終了す
る。
【0102】以上のように、この実施形態においては、
画像音声情報を配信中に障害が発生した出力ポートを使
用禁止にするために、システム管理装置140が自動的
にもしくはシステム管理者が手動で、出力ポート情報テ
ーブルの使用可否情報を「使用禁止」に変更した場合、シ
ステム管理装置140が出力ポート情報テーブルの使用
可否情報が「使用許可」となっている他の正常な出力ポー
トを代替出力ポートとして選択し、この代替出力ポート
から継続してこの画像音声情報の配信を行なうことによ
り、出力ポートに障害が発生したときの継続配信制御を
行なうことができる。
【0103】なお、この実施形態では、出力ポートに障
害が発生した場合を例にとり、出力ポート情報テーブル
による配信制御について説明したが、これは、あくまで
も、出力ポート情報テーブルを使用することにより、出
力ポートを配信に使用するか否かを出力ポート毎に自由
に設定することに基づくものである。従って、出力ポー
トの障害時に限らず、任意のタイミングで任意の出力ポ
ートを「使用禁止」に設定しても何ら問題はない。例え
ば、画像音声配信装置100に記憶されている画像音声
情報の配信テスト用として、普段の画像音声端末機11
0への配信に使用しないように、いくつかの出力ポート
を「使用禁止」に設定しておき、テスト時にのみ使用する
といったことも可能である。
【0104】この実施形態では、また、画像音声配信装
置100の記憶手段101(図2)に障害が存在する場
合、システム管理装置140において、画像音声情報の
配信に使用する出力ポートの最大数制御を行なってい
る。以下、この制御について説明する。
【0105】先にも説明したように、この実施形態で
は、画像音声配信装置100の記憶手段101はRAI
D構成の複数のハードディスクからなっている。一般
に、RAIDは、実際のデータが記憶されている複数の
データディスクと誤り訂正用のパリティディスクとから
構成される。また、RAIDでは、ハードディスクから
のデータ読出し中にハードディスクの一部に障害が発生
した場合でも、パリティディスクのデータを用いてデー
タを修復しながら、その読出しを続行できる。
【0106】しかしながら、データを修復しながら読出
しを続行すると、障害の程度によっては、RAIDが持
つ本来のデータ読出し性能が低下し、その結果として、
同時に配信に使用できる出力ポート数が減少することが
ある。つまり、RAIDの読出し性能に応じて、画像音
声配信装置100で同時に配信できる出力ポート数が制
限されるのである。仮に、同時に配信に使用できる出力
ポート数を超えて出力ポートを使用した場合には、読出
し性能を超えてしまうので、正常に画像音声情報を配信
することができない。例えば、画像音声端末機110を
使用している視聴者からみると、画像音声情報が時々途
切れてしまうなどの現象が生じることになる。
【0107】そこで、この実施形態では、システム管理
装置140で同時に配信に使用する出力ポートの最大数
を設定しておき、画像音声端末機110a〜110cか
ら画像音声情報の配信要求があった場合には、この設定
された範囲内で出力ポートを使用して配信するように制
御する。この制御により、その時点での画像音声配信装
置100でのRAIDの読出し性能によって定められる
同時に配信可能な出力ポート数を超えて出力ポートを使
用することがなく、視聴者に対して、先に述べたような
画像音声情報の途切れなどの不具合を防止することがで
きる。
【0108】ここで、システム管理装置140による画
像音声情報の配信に使用する出力ポートの最大数制御に
ついて、図14により説明する。
【0109】システム管理装置140による画像音声情
報の配信に使用する出力ポートの最大数制御ルーチンが
開始し、図3において、画像音声端末機110(図4)
から画像音声情報の配信を要求する第2の制御命令CC
2を端末通信インターフェース142が受信すると(ス
テップ1401)、中央処理手段144が、既に配信に
使用されている出力ポート数がシステム管理装置140
で設定されている同時に配信に使用する出力ポートの最
大数未満であるか否か判定する(ステップ1402)。
これが最大数以上である場合には、第2の制御命令CC
2を送信した画像音声端末機110に配信不可であるこ
とを通知し(ステップ1408)、この制御ルーチンが
終了する。
【0110】最大数未満である場合には(ステップ14
02)、記憶手段143の出力ポート情報テーブルを参
照して使用可否情報(例えば、図8)を取得し(ステッ
プ1403)、この使用可否情報が「使用許可」である出
力ポートから要求された画像音声情報の配信に使用する
出力ポートを選択する(ステップ1404)。
【0111】ここで、出力ポートを選択できたか否か判
定し(ステップ1405)、出力ポートが選択できない
場合には、第2の制御命令CC2を送信した画像音声端
末機110に配信不可であることを通知し(ステップ1
408)、この制御ルーチンが終了するが、出力ポート
を選択できた場合には、要求された画像音声情報が選択
したこの出力ポートから配信されるように、上記のよう
にして、画像音声配信装置100を制御する(ステップ
1406)とともに、画像音声情報を要求した画像音声
端末機110に要求した画像音声情報の配信が開始され
る旨の情報を第2の制御命令CC2の応答として通知し
(ステップ1407)、この制御ルーチンが終了する。
【0112】以上のように、この実施形態では、システ
ム管理装置140で配信に使用する出力ポートの最大数
を設定しておくことにより、画像音声配信装置100の
記憶手段101(図2)に障害が発生してこの記憶手段
101の読出し性能が低下したとしても、この読出し性
能の範囲内で出力ポートを使用して配信することにな
り、このため、先に述べたような画像音声情報の「途切
れ」などの不具合が生じることがない。
【0113】一方、画像音声配信装置100で同時に配
信に使用できる出力ポート数は、記憶手段101の障害
の程度に応じて変化するため、その障害が生じた時点で
配信に使用できる出力ポートの数に応じて、システム管
理装置140で設定する配信に使用する出力ポートの最
大数も変更する必要がある。
【0114】この実施形態では、システム管理装置14
0における出力ポート情報テーブル変更手段145(図
3)のGUIにより、必要に応じて、配信に使用する出
力ポートの最大数を変更することができる。図15は配
信に使用する出力ポートの最大数を変更するためのGU
Iの一具体例を示すである。
【0115】同図において、この設定を変更する場合に
は、キーボードにより、数値入力欄160に設定する出
力ポートの最大数を入力し、マウスポインタ161をマ
ウスにより動かして「OK」領域162を指定し、クリ
ックすればよい。この具体例では、最大数を「3」に設
定されている。変更作業をキャンセルするためには、マ
ウスポインタ161をマウスによって動かして「キャン
セル」領域163を指定し、クリックすればよい。
【0116】なお、この実施形態では、必要に応じて、
GUIにより、配信に使用する出力ポートの最大数を変
更するようにしているが、予め記憶手段101(図2)
の障害の程度に応じて配信に使用する出力ポートの最大
数を決めておき、システム管理装置140が画像音声配
信装置100からの記憶手段101の障害の程度を取得
することにより、配信に使用する出力ポートの最大数を
障害の程度に応じて自動的に変更するようにすることも
できる。
【0117】ここで、双方向伝送路120及び双方向伝
送路130の実現方法について説明し、この実施例が通
信方式や伝送路などの通信形態に関わらず適用できるこ
とを説明する。まず、双方向伝送路120の実現方法に
ついて説明する。
【0118】この実施形態では、双方向伝送路120は
アナログ伝送路としており、圧縮画像音声信号のデータ
伸長・再生を画像音声配信装置100で行なっている。
この場合の実現方法については、先に述べた通りであ
る。一方、双方向伝送路120をアナログ伝送路とした
場合でも、この圧縮画像音声信号の伸長・再生を画像音
声端末機110で行なう場合には、構成が異なってく
る。
【0119】ここで、圧縮画像音声信号のデータ伸長・
再生を画像音声端末機110で行なうようにした本発明
による画像音声情報配信システムの第2の実施形態につ
いて説明する。この場合も、双方向伝送路120をアナ
ログ伝送路とする。
【0120】図16はこの第2の実施形態における画像
音声配信装置100’の一具体例を示すブロック図であ
って、106は圧縮信号送出手段であり、図2に対応す
る部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0121】同図において、この具体例では、図2での
圧縮信号再生手段104a〜104cの代わりに、圧縮
信号送出手段106を用いるものである。
【0122】記憶手段101から読み出された圧縮画像
音声信号であるデジタルデータは、他の圧縮信号とデジ
タル多重されて圧縮信号送出手段106から送出され
る。この圧縮信号送出手段106は、例えば、ATM
(Asynchronous Transfer Mode)インタフェースなどで
構成すればよい。また、このような画像音声配信装置1
00’はデジタル出力サーバと呼ばれている。
【0123】かかるデジタル出力サーバから配信される
デジタルデータには、個々のデジタルデータを区別する
ための識別子が付加されている。この識別子としては、
デジタルデータ内に予め記録されている場合と、他のデ
ジタルデータとデジタル多重する際に付加される場合が
ある。例えば、デジタルデータがMPEG2規格のトラ
ンスポートストリーム(Transport Stream)で構成される
場合には、PID(Packet Identification)が識別子に
あたる。このPIDにより、デジタル多重された複数の
デジタルデータの中から目的のデジタルデータのみを取
り出すことができる。従って、デジタル出力サーバを用
いた場合には、PIDなどの識別子がこの実施形態にお
ける出力ポートにあたる。そして、PIDなどの識別子
をこの実施形態における出力ポートとして扱うことによ
り、この実施形態において、先の出力ポート情報テーブ
ルによる配信制御や、配信に使用する出力ポートの最大
数制御を適用することができる。この場合には、出力ポ
ート毎に予め特定のPIDを割り振っておき、デジタル
データを送出する際に、出力ポート毎のPIDをデジタ
ルデータに書き込んだ後、デジタル多重して送出すれば
よい。
【0124】図17はこの場合の双方向伝送路120の
一具体例を示すブロック図であって、124はデジタル
変調器であり、図5に対応する部分には同一符号をつけ
て重複する説明を省略する。
【0125】同図において、圧縮信号送出手段106
(図16)から送出された圧縮画像音声信号は、デジタ
ル変調器124でデジタル変調されてRF信号に変換さ
れた後、周波数混合/分配器123によって他のアナロ
グ信号と混合され、画像音声端末機110a〜110c
(図1)に伝送される。このデジタル変調器124は、
例えば、64QAM(Quadrature Amplitude Modulatio
n)変調器などで構成すればよい。
【0126】図18この第2の実施形態での画像音声端
末機110’の一具体例を示すブロック図であって、1
17aはデジタル復調器、117bは圧縮信号再生手段
であり、図4に対応する部分には同一符号をつけて重複
する説明を省略する。
【0127】同図において、この具体例は、図4に示し
た第1の実施形態での画像音声端末機110において、
RF復調器117の代わりに、画像音声配信装置100
(図16)及び双方向伝送路120(図17)の構成に
合わせて、デジタル復調器117a及び圧縮信号再生手
段117bを用いたものである。
【0128】図17に示した双方向伝送路120から伝
送されてくるRF信号の中から、RFチューナ116に
より、必要とする搬送周波数のRF信号のみが選択さ
れ、デジタル復調器117aでデジタル復調されてもと
の圧縮画像音声信号のデジタルデータになり、多重化さ
れたデジタルデータの中から識別子によって目的とする
圧縮された画像音声情報であるデジタルデータが選択さ
れる。なお、このデジタル復調器117aとしては、例
えば、64QAM復調器などで構成すればよい。選択さ
れたデジタルデータは、図2における圧縮信号再生手段
104a〜104cと同様の圧縮信号再生手段117b
によってデータ伸長・再生され、表示手段118に供給
されて表示される。
【0129】なお、かかる画像音声配信装置100’の
ようなデジタル出力サーバを用いることにより、双方向
伝送路120をデジタル伝送路で実現することもでき
る。例えば、双方向伝送路120をATMやイーサネッ
ト(Ethernet)などのデジタルネットワークで構成し、
画像音声配信装置100’や画像音声端末機110’に
デジタルネットワークインターフェースを付加すればよ
い。この場合には、記憶手段101(図16)から読み
出されたデジタルデータに対し、64QAMなどによる
デジタル変復調は必要とせず、デジタルネットワークイ
ンタフェースによってそのまま双方向伝送路120で伝
送することが可能である。
【0130】また、この第2の実施形態においても、シ
ステム管理装置140は図3に示すのと同様の構成をな
しているが、かかるシステム管理装置140の端末通信
インターフェース142と画像音声端末機110’での
外部通信インターフェース114(図18)との間で送
受信される第2の制御命令CC2などはデジタルデータ
であるため、これら端末通信インターフェース142と
外部通信インターフェース114とを同方式のデジタル
ネットワークインターフェースで構成することにより、
画像音声情報の配信と同一のデジタルネットワークに統
一して使用することが可能である。
【0131】このように、双方向伝送路120をデジタ
ル伝送路により実現した場合でも、先に説明したよう
に、画像音声配信装置100’の出力ポートに対応した
個々のデジタルデータを識別するための識別子をデジタ
ルデータに付加することにより、この第2の実施形態に
おける出力ポート情報テーブルによる配信制御や、配信
に使用する出力ポートの最大数制御を適用することがで
きる。
【0132】次に、以上の実施形態での双方向伝送路1
30(図1)の実現方法について説明する。
【0133】この第2の実施形態では、画像音声配信装
置100’の外部通信インターフェース102(図1
6)とシステム管理装置140のサーバ通信インターフ
ェース141(図3)との間で送受信される第1の制御
命令CC1などはデジタルデータである。従って、双方
向伝送路130をシリアル通信伝送路とした場合には、
具体的には、例えば、外部通信インターフェース102
及びサーバ通信インターフェース141をRS232C
インターフェースとし、双方向伝送路130をRS23
2Cケーブルとすればよい。
【0134】また、同様に、双方向伝送路130をパラ
レル通信伝送路とした場合には、外部通信インターフェ
ース102及びサーバ通信インターフェース141をパ
ラレルインターフェースとし、双方向伝送路130をパ
ラレルケーブルとすればよい。
【0135】その他、先に説明したように、汎用のデジ
タルネットワークインターフェースを使用し、例えば、
双方向伝送路130をイーサネットケーブルとし、外部
通信インターフェース102及びサーバ通信インターフ
ェース141をイーサネットインターフェースとしても
よい。
【0136】さらに、双方向伝送路130をアナログ伝
送路としてもよい。例えば、双方向伝送路130に同軸
ケーブルなどを使用し、外部通信インターフェース10
2及びサーバ通信インターフェース141にFSK変復
調器のようなデジタル変復調の機能を持たすことで実現
できる。この場合には、送信側でデジタルデータをデジ
タル変調器でアナログ信号に変調してから送信し、受信
側で再びデジタルデータに復調するといった制御をする
ことになる。
【0137】以上のように、双方向伝送路130などの
通信形態は、双方向通信を行なうことができる通信形態
であれば、特に限定するものではない。従って、双方向
伝送路130などの通信形態に関わらず、本発明は適用
することができる。
【0138】なお、双方向伝送路120,130を、同
一方式のアナログ伝送路もしくはデジタル伝送路で構成
することにより、両方を統一して同じ伝送路を使用する
こともできる。
【0139】以上のように、双方向伝送路120,13
0は、様々な通信形態をとることが可能であり、本発明
はいずれの場合にも適用できる。従って、本発明は、特
に、伝送路及び通信形態に限定されるものではない。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
システム管理装置において、画像音声配信装置の出力ポ
ート毎に、画像音声情報の配信に使用するか否かを個別
に設定することにより、一部の出力ポートに障害が発生
した場合でも、それ以降、障害が発生した出力ポートの
使用を避けて、正常な出力ポートを使用して画像音声情
報の配信を行なうことができる。
【0141】また、本発明によれば、画像音声情報を配
信中の出力ポートに障害が発生した場合でも、正常な出
力ポートを使用して継続して画像音声情報の配信を行な
うので、出力ポートの障害により画像音声情報の視聴が
中断されることがない。つまり、出力ポートに障害が発
生した場合でも、即座にVODシステムを停止する必要
はなく、継続して運用することが可能となる。従って、
修理のためのVODシステムの停止を運用上支障がない
タイミングで行なうことができる。このことからして、
出力ポートの障害による影響に最小限に抑えることが可
能なVODシステムを構築することができる。
【0142】さらに、本発明によれば、システム管理装
置において、画像音声情報の配信に同時に使用する出力
ポートの最大数を設定することにより、画像音声配信装
置での記憶手段に発生する障害によって記憶手段の読出
し性能が低下し、画像音声情報を同時に配信できる出力
ポートの数が減少した場合でも、その時点で配信可能な
出力ポート数に応じた配信制御を行なうので、画像音声
配信装置を過負荷にすることがない。従って、VODシ
ステムを破綻させずに、継続して運用することが可能と
なる。
【0143】さらに、本発明によれば、出力ポート毎の
使用可否情報や配信に同時に使用する出力ポートの最大
数情報をシステム管理装置で一括して管理するので、画
像音声配信装置の出力ポートや記憶手段に障害が発生し
た場合でも、画像音声端末機に対する作業を必要とせず
に、障害に対処することができるので,障害への対応作
業が簡略化されて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像音声情報配信システムの第1
の実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1における画像音声配信装置の一具体例を示
すブロック図である。
【図3】図1におけるシステム管理装置の一具体例を示
すブロック図である。
【図4】図1における画像音声端末機の一具体例を示す
ブロック図である。
【図5】図1における双方向伝送路の一具体例を示すブ
ロック図である。
【図6】図4に示した画像音声端末機の表示手段に表示
される選択メニューの一具体例を示す図である。
【図7】図3における記憶手段に格納された出力ポート
情報テーブルの一具体例と基準的な配信制御手順でのこ
の具体例の変更を示す図である。
【図8】出力ポートに障害が発生したときの図7に示し
た出力ポート情報テーブルの変更を示す図である。
【図9】出力ポートに障害が発生したときの図3に示し
たシステム管理装置での出力ポート情報テーブルの変更
処理動作を示すフローチャートである。
【図10】画像音声端末機から画像音声情報の配信要求
があったときの図3に示したシステム管理装置での制御
動作を示すフローチャートである。
【図11】図3における出力ポート情報テーブル変更手
段でのGUIの一具体例と出力ポートに障害が発生した
場合のその変更動作を示す図である。
【図12】図11に示した出力ポート情報テーブル変更
手段でのGUIでの変更に伴う図3における記憶手段で
の出力ポート情報テーブルの変更を示す図である。
【図13】配信中の出力ポートに障害が発生したときの
代替出力ポートによる継続配信制御動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】配信に使用する出力ポートの最大数制御動作
を示すフローチャートである。
【図15】配信に使用する出力ポートの最大数を変更す
るためのGUIの一具体例を示す図である。
【図16】本発明による画像音声情報配信システムの第
2の実施形態における画像音声配信装置の一具体例を示
すブロック図である。
【図17】本発明による画像音声情報配信システムの第
2の実施形態における双方向伝送路の一具体例を示すブ
ロック図である。
【図18】本発明による画像音声情報配信システムの第
2の実施形態における画像音声端末機の一具体例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
100,100’ 画像音声配信装置 101 記憶手段 102 外部通信インターフェース 103 中央処理手段 104a〜104c 圧縮信号再生手段 106 圧縮信号送出手段 110,110a〜110c,110’ 画像音声端末
機 111 リモコン 112 ユーザ入力検出手段 113 中央処理手段 114 外部通信インターフェース 115 FSK変復調器 116 RFチューナ 117 RF復調器 117a デジタル復調器 117b 圧縮信号再生手段 118 表示手段 120 双方向伝送路 121a〜121c RF変調器 122 FSK変復調器 123 周波数混合/分配器 124 デジタル変調器 130 双方向伝送路 140 システム管理装置 141 サーバ通信インターフェース 142 端末通信インターフェース 143 記憶手段 144 中央処理手段 145 出力ポート情報テーブル変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜本 ゆかり 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 笠井 康彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 佐藤 康浩 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像音声配信装置,システム管理装置及
    び画像音声端末機を有する画像音声情報配信システムに
    おいて、 該画像音声配信装置は、画像音声情報を少なくとも1つ
    以上記憶しており、記憶している該画像音声情報を出力
    する出力ポートを少なくとも1つ以上有し、該システム
    管理装置から送信される第1の制御命令に応じて、該第
    1の制御命令で指定される該画像音声情報を該第1の制
    御命令で指定される該出力ポートから該画像音声端末機
    に配信するものであり、 該画像音声端末機は、該システム管理装置に対して第2
    の制御命令を送信し、該画像音声配信装置に記憶されて
    いる該画像音声情報の配信を要求するとともに、該画像
    音声配信装置から配信される該画像音声情報の受信及び
    表示を行なうものであり、 該システム管理装置は、 該画像音声端末機と通信するための端末通信手段と、 該画像音声配信装置と通信するための配信装置通信手段
    と、 該画像音声端末機及び該画像音声配信装置との通信を管
    理する管理手段と、 該画像音声配信装置の該出力ポート毎の配信制御情報を
    記載した出力ポート情報テーブルを記憶した記憶手段と
    を有して、該端末通信手段によって受信した該第2の制
    御命令及び該出力ポート情報テーブルの該配信制御情報
    に応じた該第1の制御命令を送信し、該画像音声配信装
    置からの該画像音声情報の配信制御を行なうことを特徴
    とする画像音声情報配信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記システム管理装置は、前記出力ポート情報テーブル
    を変更するための変更手段を有し、 前記変更手段により、必要に応じて、前記出力ポート情
    報テーブルを変更可能とすることを特徴とする画像音声
    情報配信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記出力ポート情報テーブルは、前記配信制御情報とし
    て、前記画像音声情報の配信を要求する前記画像音声配
    信装置の前記出力ポート毎に、前記出力ポートの使用許
    可もしくは使用禁止を表わす使用可否情報を有し、 前記システム管理装置は、前記第2の制御命令を受信す
    ると、該使用可否情報を参照して、使用が許可され、か
    つ、前記画像音声情報の配信に使用されていない前記出
    力ポートを選択し、前記第2の制御命令により要求され
    る前記画像音声情報が選択した前記出力ポートから配信
    されるように、前記画像音声配信装置を制御することを
    特徴とする画像音声情報配信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記システム管理装置は、必要に応じて前記出力ポート
    のステータス情報を前記画像音声配信装置から取得し、
    取得した該ステータス情報により、前記出力ポートが障
    害が発生して画像音声情報を正常に配信できない状態に
    あることを検知すると、前記出力ポート情報テーブルで
    のこの出力ポートの前記使用可否情報を使用禁止に変更
    することを特徴とする画像音声情報配信システム。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記出力ポート情報テーブルの前記使用可否情報は、必
    要に応じて、前記変更手段により使用許可もしくは使用
    禁止に変更可能であることを特徴とする画像音声情報配
    信システム。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、 前記システム管理装置は、前記出力ポート情報テーブル
    の前記使用可否情報が使用許可から使用禁止に変更され
    る前記出力ポートが前記画像音声情報の配信中であった
    場合には、前記使用可否情報が使用許可であって配信中
    でない他の前記出力ポートを代替出力ボートとして選択
    し、該代替出力ポートから継続して前記画像音声情報を
    配信することを特徴とする画像音声情報配信システム。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 前記システム管理装置は、前記出力ポート情報テーブル
    の前記使用可否情報が使用許可から使用禁止に変更され
    る前記出力ポートが前記画像音声情報の配信中である場
    合には、この画像音声情報の配信を停止するように前記
    画像音声配信装置を制御するとともに、この画像音声情
    報を受信した前記画像音声端末機に対してこの画像音声
    情報の配信が終了したことを通知することを特徴とする
    画像音声情報配信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1または3において、 前記システム管理装置は、 前記画像音声情報の配信に同時に使用する出力ポートの
    最大数の情報である最大使用出力ポート数情報を有し、 かつ、前記画像音声端末機から前記画像音声情報の配信
    要求があって、その時点で既に配信中である前記出力ポ
    ートの数が前記最大使用出力ポート数未満である場合に
    は、前記使用可否情報が使用許可であって配信中でない
    前記出力ポートを選択し、選択したこの出力ポートから
    前記画像音声端末機により要求された前記画像音声情報
    が配信されるように前記画像音声配信装置を制御するこ
    とを特徴とする画像音声情報配信システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記システム管理装置は、前記最大使用出力ポート数情
    報を変更するための変更手段を有し、 該変更手段により、必要に応じて、前記最大使用出力ポ
    ート数情報を変更可能とすることを特徴とする画像音声
    情報配信システム。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記画像音声配信装置は、前記画像音声情報を記憶した
    RAID(RedundantArrays of Inexpensive Disks)構
    成のハードディスクからなる記憶手段を有し、前記画像
    音声配信装置における前記画像音声情報の出力性能は、
    該記憶手段の障害の程度に応じて変化するものであり、 前記システム管理装置は、前記画像音声端末機から前記
    画像音声情報の配信要求があった場合には、その時点で
    の前記画像音声配信装置の該出力性能によって定められ
    る同時に出力が可能な出力ポート数に応じて、前記最大
    使用出力ポート数情報の情報を変更することを特徴とす
    る画像音声情報配信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181915A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Nec Corp データ入出力装置
JP4764551B2 (ja) * 1998-11-20 2011-09-07 コムキャスト アイピー ホールディングス アイ, エルエルシー 対話形情報流通システムにおける欠陥伝送チャンネルを検出および修正するシステムおよび方法

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