JP2010010943A - 携帯装置、撮影装置、操作制御方法およびプログラム - Google Patents

携帯装置、撮影装置、操作制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】低温時でもユーザの意図に適合した操作を受け付けて動作すること。
【解決手段】ボタンを表示するモニタ50およびマトリクス状のタッチセンサ51を有するタッチパネル55と、周囲の環境温度を検出する温度センサ70と、環境温度を記憶するEEPROM20と、電源投入時に温度センサ70で検出される環境温度をEEPROM20に記憶させる温度情報管理手段101と、EEPROM20に記憶されている環境温度が特定の温度閾値以下であるときには、環境温度が温度閾値を超えているときよりもボタンのサイズを大きくする制御を行うボタン制御手段134を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、低温時でもユーザの意図に適合した操作を受け付けて動作することができる携帯装置、撮影装置、操作制御方法およびプログラムに関する。
携帯装置を鞄等に入れて携帯している時に操作キーが鞄の内容物と接触して携帯装置が誤動作してしまうことを防止するため、キー操作を無効にする誤動作防止機能を有する携帯装置が知られている。
特許文献1には、所定の操作により誤動作防止モードの設定および解除を行うほか、通話中と判断した時や、人体が接触していることを検出した時には、誤動作防止モードを解除する構成が開示されている。
特許文献2には、光センサの出力により周囲が明るいと判断されるときにはタッチパネルの操作を有効とする一方で、光センサの出力により周囲が暗いと判断されるときにはタッチパネルの操作を無効とする構成が開示されている。
特開平11−168553号公報 特開2001−69235号公報
特許文献1、2に記載の構成では、誤動作防止モードに入るとキー操作を単純に無効化して一切受け付けないようになっており、ユーザのキー操作を受け付ける時の誤動作防止については、未解決である。
特に、近年の撮影装置は、本体の小型化に逆行して、LCDモニタは大型化している。そのため、操作ボタンの配置スペース確保が難しくなり、タッチパネル搭載の撮影装置が増えていく事が予想される。しかし、タッチパネルは、通常のボタンスイッチと違い、物理的な凹凸が無く、また、軽いタッチで動作してしまうので、ユーザの意図とは異なる操作があったものとして動作してしまう場合がある。すなわち、ユーザの視点からみれば、誤動作が生じたことになる。特に、寒くて手がかじかんだ場合や、手袋を着用して操作する場合などには、誤動作が発生し易い。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、低温時でもユーザの意図に適合した操作を受け付けて動作することができる携帯装置、撮影装置、操作制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ボタンを表示するモニタ、および、前記モニタの画面上に配設され、前記ボタンが触れられたことを感知するマトリクス状のタッチセンサを有するタッチパネルと、周囲の環境温度を検出する温度センサと、前記環境温度を記憶する温度記憶手段と、電源投入時に前記温度センサで検出される前記環境温度を前記温度記憶手段に記憶させる管理手段と、前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度が特定の温度閾値以下であるときには、前記環境温度が前記温度閾値を超えているときよりも前記ボタンのサイズを大きくするボタン制御処理を行うボタン制御手段と、を備えたことを特徴とする携帯装置を提供する。
この発明によれば、電源投入時に温度センサで検出された環境温度が管理され、且つ、環境温度が特定の温度閾値以下であるときには温度閾値を超えているときよりもボタンのサイズが大きくなるので、装置内部の発熱の影響が排除されるとともに、低温により、指先が冷えて自在にタッチできない場合や、手袋を着用している場合でも、ユーザは意図通りに確実にボタン操作をすることができ、ユーザの意図した処理が起動される。
請求項2に記載の発明は、ボタンを表示するモニタ、および、前記モニタの画面上に配設され、前記ボタンが触れられたことを感知するマトリクス状のタッチセンサを有するタッチパネルと、周囲の環境温度を検出する温度センサと、前記環境温度を記憶する温度記憶手段と、電源投入時に前記温度センサで検出される前記環境温度を前記温度記憶手段に記憶させる管理手段と、前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度が特定の温度閾値以下であるときには、前記タッチパネルの前記モニタに表示される前記ボタンよりも前記タッチパネルの前記タッチセンサの感知領域を小さくするボタン制御処理を行うボタン制御手段と、を備えたことを特徴とする携帯装置を提供する。
この発明によれば、電源投入時に温度センサで検出された環境温度が管理され、且つ、環境温度が特定の温度閾値以下であるときにはボタンよりも感知領域が小さくなるので、装置内部の発熱の影響が排除されるとともに、低温により、指先が冷えて自在にタッチできない場合や、手袋を着用している場合でも、ユーザの意図とは異なる処理が起動されてしまうことを防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記温度記憶手段は、不揮発性メモリであり、前記管理手段は、電源断から電源投入までの時間間隔が一定時間を超えている場合には、前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度を前記温度センサにより検出された前記環境温度に更新する一方で、電源断から電源投入までの時間間隔が前記一定時間以下である場合には、前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度の更新を行わないことを特徴とする携帯装置を提供する。
この発明によれば、装置が装置内の発熱に因り既に温まり、且つ、電源断後にすぐに電源投入されたような場合でも、ユーザの意図した処理が起動されることになる。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の発明において、前記ボタン制御手段は、同時に複数のボタンが触れられた場合、触れられた面積が最も大きいボタンのみ、または、受ける圧力が最も大きいボタンのみが操作されたと判断することを特徴とする携帯装置を提供する。
この発明によれば、さらに確実に、誤動作を防止することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の発明において、前記モニタに表示される各メニューの操作の重要性と、前記環境温度と、前記ボタン制御処理の実行の有無との対応関係を示すテーブル情報を記憶するテーブル情報記憶手段を備え、前記ボタン制御手段は、前記メニューの操作の重要性と、前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度と、前記テーブル情報とに基づいて、前記ボタン制御処理を実行するか否かを判断することを特徴とする携帯装置を提供する。
この発明によれば、メニューのデザイン性や操作性を極力落とす事無く誤動作を防止することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記ボタン制御手段は、前記環境温度を第1の温度閾値および該第1の温度閾値よりも高い第2の温度閾値と比較し、前記環境温度が前記第1の温度閾値よりも低いときには、前記メニューの操作が重要であるか否かに関わらず前記メニューで前記ボタン制御処理を行い、前記環境温度が前記第1の温度閾値乃至前記第2の温度閾値であるときには、前記メニューの操作が重要である場合のみ前記ボタン制御処理を行い、前記環境温度が前記第2の温度閾値よりも高いときには、前記ボタン制御処理を行わないことを特徴とする携帯装置を提供する。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の発明において、前記モニタに表示する前記各メニューの前記ボタンごとに操作頻度を算出する操作頻度算出手段を備え、前記ボタン制御手段は、前記各メニューにて操作頻度が一定頻度以上のボタンがある場合、前記ボタン制御処理を行うことを特徴とする携帯装置を提供する。
この発明によれば、操作頻度が高いメニューは誤動作防止を優先するとともに、操作頻度が低いメニューはデザイン性や操作性を極力落とさないようにすることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の発明において、前記モニタに表示する前記各メニューの前記ボタンごとに操作頻度を算出する操作頻度算出手段と、前記操作頻度が最も大きい前記ボタンに対応するメニューに進めるメニュー遷移制御手段と、を備えることを特徴とする携帯装置を提供する。
この発明によれば、ユーザの操作傾向に合わせて操作回数を減らすことで、ユーザは快適に操作することができ、且つ、さらに誤動作を防止できる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記メニュー遷移制御手段は、第1のメニューにて操作頻度が第n番目のボタンに対応する第2のメニューに進めた後、メニューを戻す操作が行われたとき、該操作のタッチ時間が一定時間以下の場合には前記第1のメニューに戻す一方で、前記タッチ時間が前記一定時間を超える場合には前記第1のメニューにて操作頻度が第n+1番目のボタンに対応する第3のメニューに進めることを特徴とする携帯装置を提供する。
この発明によれば、ユーザの操作傾向に合わせてさらに操作回数を減らすことで、ユーザはさらに快適に操作することができ、且つ、さらに誤動作を防止できる。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の発明において、同時に複数のボタンに触れられた回数および前のメニューに戻す操作を行った回数のうち少なくとも一方をカウントする誤操作頻度算出手段を備え、前記ボタン制御手段は、前記誤操作頻度算出手段にてカウントした回数が特定の回数閾値を超えたとき、前記ボタン制御処理を行うことを特徴とする携帯装置を提供する。
この発明によれば、ユーザの意図通りに動作しなかった場合でも、再び誤動作することを防止することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のうち何れか1項に記載の携帯装置であって、被写体を撮影する機能を有することを特徴とする撮影装置を提供する。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、被写体からの光が入射する撮影レンズと、前記撮影レンズを覆った状態および前記撮影レンズを露出させた状態を切り換え可能に撮影レンズを保護するレンズバリアと、を備え、前記温度センサは、前記レンズバリアに配設されていることを特徴とする撮影装置を提供する。
請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の発明において、被写体からの光が入射する撮影レンズを備え、前記温度センサは、前記撮影レンズの近傍に配設されていることを特徴とする撮影装置を提供する。
請求項14に記載の発明は、ボタンを表示するモニタ、および、前記モニタの画面上に配設され、前記ボタンが触れられたことを感知するマトリクス状のタッチセンサを有するタッチパネルと、周囲の環境温度を検出する温度センサと、前記環境温度を記憶する温度記憶手段とを用いる操作制御方法であって、電源投入時に前記温度センサで検出された前記環境温度を前記温度記憶手段に記憶させるステップと、前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度が特定の温度閾値以下であるときには、前記環境温度が前記温度閾値を超えているときよりも前記ボタンのサイズを大きくするステップと、を含むことを特徴とする操作制御方法を提供する。
請求項15に記載の発明は、ボタンを表示するモニタ、および、前記モニタの画面上に配設され、前記ボタンが触れられたことを感知するマトリクス状のタッチセンサを有するタッチパネルと、周囲の環境温度を検出する温度センサと、前記環境温度を記憶する温度記憶手段とを用いる操作制御方法であって、電源投入時に前記温度センサで検出された前記環境温度を前記温度記憶手段に記憶させるステップと、前記記憶手段に記憶されている前記環境温度が特定の温度閾値以下であるときには、前記タッチパネルの前記モニタに表示される前記ボタンよりも前記タッチパネルの前記タッチセンサの感知領域を小さくするステップと、を含むことを特徴とする操作制御方法を提供する。
請求項16に記載の発明は、請求項14または15に記載の操作制御方法をマイクロコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムを提供する。
なお、本明細書において、タッチパネルに表示する「ボタン」の形状、模様、色彩およびこれらの組み合わせは、特に限定されない。ボタンの形状が円形状または四角形状である場合には特に限定されず、例えば帯形状(バー形状)でもよい。また、ボタンに枠線が有る場合には特に限定されず、枠が無いボタン、例えば色彩、模様、明るさにて背景と異なる表示(ハイライト表示)でもよい。また、図柄(アイコン)でもよい。
また、本明細書において、環境温度を検出する「電源投入時」とは、装置各部(特に発熱部分)への電源供給が開始された瞬間には特に限定されず、装置各部に対する電源供給前(例えば電源スイッチ操作時)に温度センサで環境温度を検出してもよいし、装置各部に対する電源供給開始後、一定時間内(例えば初期メニュー表示時あるいは各部への電源供給開始後3分以内)に温度センサで環境温度を検出してもよく、これらの場合も本発明に含まれる。ただし、温度センサの検出温度上昇に対して与える影響が少なくとも5°C以下である時間範囲内であることが好ましい。
本発明によれば、低温時でもユーザの意図に適合した操作を受け付けて動作することができる。
以下、添付図面に従って、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された撮影装置の一例のブロック図である。
図1において、撮影装置100は、画像を電子的に記録するデジタルカメラであり、CPU(中央処理装置)10、タイマ11、操作部12、ROM14、RAM16、EEPROM20、撮影光学系24、撮像素子30、タイミングジェネレータ32、アナログ信号処理部34、A/Dコンバータ36、画像入力コントローラ38、画像信号処理部40、圧縮/伸張処理部42、メディアコントローラ44、メモリカード46、モニタドライバ48、モニタ50、タッチセンサ51、AE検出部52、AF検出部54、フラッシュ制御部58、フラッシュ60、電源制御部62、バッテリ64、手ぶれ量検出部68、温度センサ70を含んで構成されている。
CPU10は、撮影装置100の全体の動作を統括制御する制御手段として機能し、操作部12からの入力に基づき所定のプログラムに従って撮影装置100の各部を制御する。また、CPU10は、撮影装置100の制御に必要な各種制御値を算出するための演算処理手段として機能し、所定のプログラムに従って各種演算処理を実行する。撮影装置100の各部は、バス22を介してCPU10と接続されている。
ROM14には、このCPU10が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されている。RAM16は、CPU10の作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用される。EEPROM20には、各種設定情報等が格納される。
タイマ11は、時刻を計時する。
操作部12は、電源スイッチ、レリーズスイッチ、ズームスイッチなどの各種スイッチによって構成され、これら操作手段の操作に応じた信号をCPU10に出力する。レリーズボタンは、いわゆる半押しと全押しが可能な二段ストローク式の押下ボタンで構成される。撮影装置100は、このレリーズボタンが半押しされると、自動露出(以下「AE」という場合もある)、オートフォーカス(以下「AF」という場合もある)等の撮影準備の処理を行い、全押しされると、本撮影の処理を行う。
なお、本例では、撮影モードなどを切り換えるモード切替ボタン、撮影条件の設定などを行うためのメニューを表示させるメニューボタン、上下左右の4方向の入力が可能な十字ボタン、実行を指示入力する実行ボタン、取消を指示入力する取消ボタン等を、後述のタッチパネル55に表示するようになっている。
撮影光学系24は、ズームを行うズームレンズ24zと、焦点合わせを行うフォーカスレンズ24fと、光量調節を行う絞り24iを含んで構成される。
ズームレンズ24zは、ズームモータ26zに駆動されて、光軸上を前後移動する。これにより、撮像素子30の受光面上に結像される被写体像が光学的に変倍される。CPU10は、ズームモータドライバ28zを介してズームモータ26zの駆動を制御することにより、ズームレンズ24zの移動を制御し、ズームを制御する。
フォーカスレンズ24fは、フォーカスモータ26fに駆動されて、光軸上を前後移動する。これにより、焦点合わせが行われる。CPU10は、フォーカスモータドライバ28fを介してフォーカスモータ26fの駆動を制御することにより、フォーカスレンズ24fの移動を制御し、焦点合わせを行う。
絞り24iは、例えば、アイリス絞りで構成され、アイリスモータ26iに駆動されて、その開口量(絞り値)が変化する。CPU10は、アイリスモータドライバ28iを介してアイリスモータ26iの駆動を制御することにより、絞り24iの開口量を制御し、撮像素子30の受光面に入射する被写体光の光量を制御する。
撮像素子30は、RGB所定のカラーフィルタ配列のカラーCCDで構成されており、タイミングジェネレータ(TG)32に駆動されて動作する。すなわち、タイミングジェネレータ32から与えられる駆動パルスによって、各画素(フォトセンサ)に蓄積された信号電荷を読み出し、画像信号として出力する。CPU10は、このタイミングジェネレータ32の駆動を制御することにより、撮像素子30の電荷蓄積時間(シャッタスピード)、画像信号の読み出しを制御する。
アナログ信号処理部34は、撮像素子30から出力されたアナログの画像信号に対して相関二重サンプリング処理を行い、増幅して出力する。
A/Dコンバータ36は、アナログ信号処理部34から出力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して出力する。
画像入力コントローラ38は、所定容量のラインバッファを内蔵しており、CPU10の制御の下、A/Dコンバータ36から出力された1コマ分の画像信号を取り込んで、RAM16に格納する。
画像信号処理部40は、CPU10による制御の下、RAM16に格納された画像信号を取り込み、所要の信号処理を施して、輝度信号(Y)と色差信号(Cr,Cb)とからなる画像信号(Y/C信号)を生成する。
圧縮/伸張処理部42は、CPU10による制御の下、画像信号(Y/C信号)を取り込み、所定の圧縮処理を施して、圧縮画像データ(例えば、JPEG)を生成する。また、CPU10による制御の下、圧縮画像データを取り込み、所定の伸張処理を施して、非圧縮の画像信号(Y/C信号)を生成する。
メディアコントローラ44は、CPU10による制御の下、メモリカード46にデータを読み/書きする。例えば、CPU10からの記録指示に応じて、撮影により得られた画像データをメモリカード46に記録する。また、CPU10からの読み出し指示に応じて、メモリカード46から該当する画像データを読み出す。メモリカード46は、撮影装置本体に設けられたカードスロットに着脱自在に装填される。
モニタドライバ48は、CPU10による制御の下、モニタ50を駆動する。画像信号(Y/C信号)をRAM16から取り込み、表示用の信号形式に変換して、モニタ50に出力する。また、その画像信号に所定の文字、図形、記号等の情報をスーパーインポーズして出力する。
モニタ50は、例えば、LCD(液晶表示装置)で構成される。このモニタ50は、ボタンを含むメニューを表示するメニュー表示手段として使用されるほか、再生モード時に撮影済み画像を再生する再生画像表示手段、撮影モード時に撮像素子30で捉えた画像がスルー表示される電子ファインダなどとして使用される。
タッチセンサ51は、モニタ50の画面上に配設された2次元マトリクス状のセンサであり、モニタ50の画面上に表示されたボタンが触れられたことを感知する。具体的には、タッチセンサ51のうちでボタンに対応する領域(感知領域)が触れられたことを感知するのであるが、本明細書では、「ボタンに触れられたことを感知する」と表現する。タッチを感知する方式としては、静電容量方式、抵抗膜方式、光センサ方式などがある。これら以外の方式を用いてもよい。
モニタ50およびタッチセンサ51によって、タッチパネル55が構成されている。
AE検出部52は、CPU10による制御の下、RAM16に格納されたR、G、Bの画像信号を取り込み、AE制御に必要な積算値を算出する。本実施の形態の撮影装置100では、1画面を複数のエリア(例えば8×8)に分割し、分割したエリアごとにR、G、Bごとの画像信号の積算値を算出する。AE制御時、CPU10は、このAE検出部52から得た積算値に基づいて撮影シーンの明るさを求め、絞り値とシャッタスピードを決定する(例えば、プログラム線図を利用して決定する。)。
AF検出部54は、CPU10による制御の下、RAM16に格納されたR、G、Bの画像信号を取り込み、AF制御に必要なAF評価値を算出する。このAF検出部54は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面に設定された所定のフォーカスエリア内の信号を切り出すフォーカスエリア抽出部、及び、そのフォーカスエリア内の絶対値データを積算する積算部を含み、積算部で積算されたフォーカスエリア内の絶対値データをAF評価値としてCPU10に出力する。AF制御時、CPU10は、フォーカスレンズ24fを至近から無限遠に移動させ、小刻みにAF評価値を取得して、そのピーク位置を合焦位置(主要被写体に合焦するフォーカスレンズ24fの位置)として検出する焦点検出処理を行う。そして、検出された合焦位置にフォーカスレンズ24fを移動させる。
フラッシュ制御部58は、CPU10による制御の下、フラッシュ60の発光を制御する。すなわち、CPU10から指示された発光タイミング、発光量でフラッシュ60を発光させる。フラッシュ60は、LEDを用いてもよい。
電源制御部62は、CPU10からの指令に従い、装置本体に装填されたバッテリ64から撮影装置100の各部への電源の供給を制御する。
手ぶれ量検出部68は、手ぶれ量を検出する。例えば、角速度センサを用いて手ぶれ量を検出する。撮像素子30によって得られた画像信号から動きベクトルを検出することにより手ぶれ量を検出するようにしてもよい。
温度センサ70は、撮影装置100の周囲の気温(以下「環境温度」という)を検出する。
(第1実施形態)
図2は、本実施形態における撮影装置(図1の100)の要部の機能的な構成を示すブロック図である。
本実施形態にてCPU10は、温度センサ70で検出される環境温度を管理する温度情報管理手段101と、タッチパネル55のモニタ50に表示するメニューの遷移を制御するメニュー遷移制御手段102と、タッチパネル55のモニタ50での表示を制御するモニタ制御手段103と、タッチパネル55のタッチセンサ51での感知を制御するタッチセンサ制御手段104と、タッチ操作されたボタンに対応する処理を実行する実行制御手段105を含んで、構成されている。
温度情報管理手段101は、撮影装置の電源投入時に温度センサ70で検出される環境温度を、不揮発性メモリであるEEPROM20に記憶させる。
本例の温度情報管理手段101は、電源断時および電源投入時にタイマ11から時刻を取得し、電源断から電源投入までの時間間隔が一定時間(時間閾値)を超えている場合には、温度センサ70により環境温度を検出して、EEPROM20に記憶されている環境温度を温度センサ70により検出された環境温度に更新する。その一方で、電源断から電源投入までの時間間隔が一定時間以下である場合には、EEPROM20に記憶されている環境温度の更新を行わないで、維持する。
環境温度の更新の有無を判定するための前記時間閾値は、撮影装置の発熱部分(例えばモニタ50や図1の撮像素子30)の温度が、電源投入前の温度まで戻り得る時間であることが、好ましい。また、撮影装置を把持した手からの伝熱により上昇した外装筐体の温度が、把持前の温度まで戻り得る時間であることが、好ましい。時間閾値は、3分以上(例えば5分)が適当である。もっとも、温度センサ70の配置に依り、温度センサ70の温度検出に影響が出ない範囲であれば、時間閾値を小さく設定してもよいことは、勿論である。
モニタ制御手段103およびタッチセンサ制御手段104によって、ボタンの表示の制御およびボタンへのタッチの感知の制御を行うボタン制御手段134が構成されている。
本実施形態のボタン制御手段134は、EEPROM20に記憶されている環境温度が特定の温度閾値(例えば0℃)以下であるときには、環境温度が温度閾値を超えているときよりも、ボタンのサイズを大きくする。具体的には、モニタ制御手段103が、タッチパネル55のモニタ50に表示する各ボタンの表示サイズを大きくするとともに、タッチセンサ制御手段104が、タッチパネル55のタッチセンサ51の各ボタンの感知サイズを大きくする。
図3は、本実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャートである。本処理は、CPU10の制御により、プログラムに従って、実行される。
ステップS101にて、環境温度を取得する。環境温度は、後に詳説するように、電源投入時に温度センサ70により検出されてEEPROM20に記憶されているので、本ステップではEEPROM20から環境温度を読み出す。
ステップS102にて、環境温度と温度閾値(例えば0℃)とを比較し、環境温度が温度閾値以下であるときにはステップS103に進んで誤動作防止用のメニューを表示し、環境温度が温度閾値よりも大きいときにはデフォルトのメニューを表示する。
図4(A)はデフォルトのフォーマットメニューを示し、図4(B)は誤動作防止用のフォーマットメニューを示す。図4(A)に示すデフォルトのメニューと比較して、図4(B)に示す誤動作防止用のメニューは、ボタン511、512のサイズが大きい。具体的には、モニタ50での各ボタン511、512の表示面積を大きくするとともに、タッチセンサ51での各ボタン511、512に対応する感知領域の面積を、各ボタン511、512の表示面積と同じサイズまで大きくする。
図5(A)および(B)は、温度情報管理処理の一例の流れを示すフローチャートである。本処理は、CPU10の制御により、プログラムに従って、実行される。
図5(A)に示すように、電源断時には、タイマ11から電源断時刻Toffを取得して、不揮発性のEEPROM20に記憶させる(ステップS11)。
図5(B)に示すように、電源投入時には、タイマ11から電源投入時刻Tonを取得し(ステップS21)、EEPROM20に記憶されている電源断時刻Toffから電源投入時刻Tonまでの時間間隔Ti(=Ton−Toff)を算出し(ステップS22)、算出した時間間隔Tiが時間閾値(例えば5分)を超えているか否かを判定する(ステップS23)。
電源断から電源投入までの時間間隔Tiが時間閾値を超えている場合には、温度センサ70により撮影装置100の環境温度を検出して(ステップS24)、EEPROM20に記憶する(ステップS25)。すなわち、環境温度の更新を行う。その一方で、時間間隔Tiが時間閾値以下の場合には、EEPROM20に記憶されている環境温度の更新を行わない。すなわち、電源断前に検出された環境温度をEEPROM20に保持させる。
なお、図5(B)に示す例では、電源投入操作後に直ちに環境温度を検出して記憶するが、電源投入操作時から一定時間(例えば3分)以内に環境温度を検出して記憶すればよい。
本実施形態では、環境温度が低温の場合に、タッチパネル55のモニタ50に表示されるボタンのサイズ(各ボタンの表示サイズおよび感知サイズである)が大きくなるので、指先が冷えていてボタンに自在にタッチできない場合や、手袋を着用している場合でも、ユーザは希望のボタンを確実に操作することができる。すなわち、低温時でもユーザの意図した処理が確実に起動されることになる。また、電源投入時に温度センサ70で検出された温度を用いるので、撮影装置100の発熱(例えばモニタ50および撮像素子30の発熱)の影響を排除することができる。
なお、人に携帯される装置では、一般に、電源投入から電源断までの間はユーザが同じ環境に居る場合がほとんどなので、電源投入時に検出した環境温度を用いて誤動作防止処理の要否を判定すれば十分と考えられる。ただし、温度情報管理手段101にて、電源投入後も継続して周期的に温度センサ70による温度検出を行い、検出される環境温度を電源投入時の環境温度と比較し、環境温度が低下したことを検出した場合には、EEPROM20内の環境温度を更新するようにしてもよいことは、勿論である。このような場合も本発明に含まれる。
また、ユーザが誤動作防止モードの解除を希望した場合、タッチパネル55からの操作などにより誤動作防止モードを解除可能な構成としてもよいことは、勿論である。
(第2実施形態)
本実施形態における撮影装置の要部の機能的な構成は図2に示した通りであり、以下では第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
本実施形態のボタン制御手段134は、温度情報管理手段101にて管理されている環境温度(EEPROM20に記憶されている環境温度である)が、温度閾値(例えば0℃)以下であるときには、タッチパネル55のモニタ50に表示されるボタンよりもタッチパネル55のタッチセンサ51の感知領域を小さくする。
図6(A)は、デフォルトのセットアップメニューを示し、図6(B)は誤動作防止用のセットアップメニューを示す。図6(A)に示すデフォルトのメニューでは、モニタ50に表示される各ボタン521〜526の表示面積と、各ボタン521〜526に対応するタッチセンサ51の感知領域の面積とが等しい。その一方で、図6(B)に示す誤動作防止用のメニューでは、各ボタン521〜526の表示面積よりも、各ボタン521〜526に対応する感知領域531〜536の面積が小さい。
図7は、本実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャートである。本処理は、CPU10の制御により、プログラムに従って、実行される。
ステップS201にて、環境温度を取得する。第1実施形態と同様、電源投入時に温度センサ70で検出された環境温度がEEPROM20に記憶されているので、本ステップではEEPROM20から環境温度を読み出す。
ステップS202にて、タッチパネル55のモニタ50にメニューを表示する。例えば、図6(A)に示すデフォルトのセットアップメニューが表示される。
ステップS203にて、環境温度を温度閾値(例えば0℃)と比較し、温度閾値以下であるときにはステップS204に進み、ボタンの表示面積よりも感知領域の面積を小さくする。例えば、図6(B)に示す誤動作防止用のセットアップメニューが表示される。
本実施形態では、環境温度が低温の場合に、ボタンの表示面積よりも感知領域の面積を小さくするので、指先が冷えていてボタンに自在にタッチできない場合や、手袋を着用している場合でも、隣りのボタンの感知領域に触れ難くなるので、ユーザの意図と異なる処理が起動されてしまうことを防止できる。また、第1実施形態と同様に、電源投入時に温度センサ70で検出された温度を用いるので、撮影装置の発熱(例えばモニタ50および撮像素子30の発熱)の影響を排除することができる。
なお、図8に示すように、ボタン521〜526同士の間隔が大きくなるようにボタンを再配置してもよい。例えば、ボタン制御手段134は、環境温度が温度閾値以下であるとき、再配置後のボタン同士の間隔が特定の間隔閾値(例えば10mm)よりも大きいか否かを判定し、間隔閾値よりも大きい場合にはボタンの再配置のみ行ってボタンの感知面積を小さくする制御は行わない一方で、間隔閾値以下である場合にはボタンの再配置を行うとともにボタンの感知面積を表示面積よりも小さくする。
また、第1実施形態の構成と第2実施形態の構成とを組み合わせてもよい。例えば、ボタン制御手段134は、デフォルトのメニュー中にボタンのサイズを拡大するためのスペースが有るか否かを判定し、図4(A)に示すようにスペースが有る場合には、第1実施形態にて説明したようにボタンのサイズを大きくする一方で、図6(B)のセットアップメニューのようにスペースが無い場合には、ボタンの感知面積を表示面積よりも小さくする。
(第3実施形態)
本実施形態における撮影装置の要部の機能的な構成は図2に示した通りであり、以下では第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
タッチパネル55には、静電容量方式、抵抗膜方式、光センサ方式などがある。
静電容量方式のように指の接触面積を取得可能な方式では、本実施形態のボタン制御手段134は、同時に複数のボタンが触れられた場合、触れられた面積が最も大きいボタンのみが操作されたと判断する。
抵抗膜方式のように圧力によりタッチを感知する方式では、ボタン制御手段134は、同時に複数のボタンが触れられた場合、受ける圧力が最も大きいボタンのみが操作されたと判断する。
図9は、本実施形態における操作制御処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、CPU10の制御により、プログラムに従って、実行される。
ステップS301にて、環境温度を取得する。
ステップS302にて、環境温度と温度閾値(例えば0℃)とを比較し、環境温度が閾値以下であるときには、ステップS303に進んで誤動作防止用メニューをタッチパネル55のモニタ50に表示する一方で、環境温度が閾値よりも大きいときには、ステップS304に進んでデフォルトのメニューをタッチパネル55のモニタ50に表示する。
ステップS305にて、ボタンが触れられたか否かを判定し、ステップS306にて、2つ以上のボタンが触れられたか否かを判定する。
2つ以上のボタンが触れられている場合には、ステップS307にて、接触面積を計算し、触れられた面積が最も大きいボタンのみが操作されたと判断する。
圧力によりタッチを感知する方式では、受けた圧力が最も大きいボタンのみ操作されたと判断するようにしてもよいことは、勿論である。
(第4実施形態)
図10は、本実施形態における撮影装置の要部の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図2に示した第1実施形態での構成要素と同じものには同じ符号を付してあり、既に説明した内容は、その説明を省略する。
操作重要性判断手段141は、モニタ50に表示される各メニューでの操作の重要性を判断する。
また、図1のEEPROM20には、モニタ50に表示される各メニューでの操作の重要性と、環境温度と、誤動作防止処理の実行の有無との対応関係を示すテーブル情報が記憶されている。
本実施形態のボタン制御手段134は、モニタ50に表示されるメニューでの操作の重要性と、EEPROM20に記憶されている環境温度およびテーブル情報に基づいて、誤操作防止用メニューを表示するか否かを判断し、その判断結果に従って誤操作防止用メニューを表示する処理を行う。
図11(A)〜(C)は、タッチパネル55のモニタ50に表示されるメニューの具体例を示す。図11(A)のフォーマットメニューは、メモリカード(図1の46)のフォーマットを実行するか否かの選択入力を受け付けるメニューであり、実行するとメモリカード46内の全てのデータが消去されるので、操作の重要度が高い。図11(B)の撮影条件初期化メニューは、EEPROM20に設定されている撮影条件を初期化するか否かの選択入力を受け付けるメニューであり、実行するとEEPROM20に記憶されている全ての撮影条件が最初の値に戻るので、操作の重要度がやや高い。図11(C)のセットアップメニューは、各設定項目ごとに設定入力を受け付けるメニューであり、各設定項目ごとにEEPROM20に記憶するだけなので、操作の重要度は低い。
図12は、テーブル情報の一例を示す。図中の「○」は誤動作防止メニューを表示することを示す。また、図中の「×」は誤動作防止メニューの表示を行わずにデフォルトのメニューを表示することを示す。本例では、環境温度が第1の温度閾値(0℃)よりも低いときには、操作が重要であるか否かに関わらず、誤動作防止用メニューを表示する。また、環境温度が第1の温度閾値(0℃)以上で且つ第2の温度閾値(10℃)以下であるときには、操作が重要であるメニューでは誤動作防止用メニューを表示する一方で、操作が重要でないメニューではデフォルトのメニューを表示する。環境温度が第2の温度閾値(10℃)よりも高いときには、操作が重要であるか否かに関わらず、デフォルトのメニューを表示する。
図11(A)のフォーマットメニューおよび図11(B)の撮影条件初期化メニューは、図12において「重要である」メニューに該当し、それ以外のメニュー、例えば図11(C)のセットアップメニューは、図12において「重要でない」メニューに該当する。
図13は、本実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャートである。本処理は、CPU10の制御により、プログラムに従って、実行される。
ステップS401にて、環境温度を取得する。環境温度は、電源投入時に温度センサ70により検出されてEEPROM20に記憶されるので、本ステップではEEPROM20から環境温度を読み出す。
ステップS402にて、メニューの操作の重要性が有るか否かを判断する。本例では、図11(A)のフォーマットメニューおよび図11(B)の撮影条件初期化メニューでは操作の重要性が有り、これら以外のメニューでは操作の重要性が無いと判断する。
ステップS403にて、各メニューごとの操作の重要性と、環境温度と、図12のテーブル情報とに基づいて、誤動作防止処理を行うか否かを判断する。
誤動作防止処理を行うと判断した場合には、ステップS404に進んで誤動作防止用メニューを表示し、誤動作防止を行わないと判断した場合には、ステップS405に進んでデフォルトのメニュー表示を行う。
本例では、環境温度を第1の温度閾値(例えば0℃)および第2の温度閾値(例えば10℃)と比較し、環境温度が第1の温度閾値よりも低いときには、メニューでの操作が重要であるか否かに関わらず、第1実施形態または第2実施形態において説明したように誤動作防止処理を行う。また、環境温度が第1の温度閾値〜第2の温度閾値であるときには、メニューでの操作が重要である場合のみ前記誤動作防止処理を行う。また、環境温度が前記第2の温度閾値よりも高いときには、前記誤動作防止処理を行わない。
(第5実施形態)
図14は、本実施形態における撮影装置の要部の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図2に示した第1実施形態での構成要素と同じものには同じ符号を付してあり、既に説明した内容は、その説明を省略する。
操作頻度算出手段151は、モニタ50に表示する各メニューのボタンごとに操作頻度を算出する。例えば、ボタンの操作回数をカウントする。単位時間当たりの操作回数を算出してもよい。
本実施形態のボタン制御手段134は、各メニューにて操作頻度が一定頻度以上のボタンがある場合、第1実施形態または第2実施形態にて説明した誤動作防止処理を行う。例えば、メニュー中にボタンの操作回数が一定回数以上のボタンがひとつ以上あれば、誤動作防止処理を行う。
図15は、本実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャートである。本処理は、CPU10の制御により、プログラムに従って、実行される。
ステップS501にて、タッチパネル550のモニタ50にメニューを表示する。第1実施形態にて説明したように、環境温度に応じてボタンの大きさを切り換えてもよいし、第2実施形態にて説明したように、環境温度に応じてボタンの感知領域の面積を切り換えてもよい。
ステップS502にて、各メニューの各ボタンごとに、操作回数をカウントする。
ステップS503にて、各ボタンごとに操作回数が一定回数以上か否かを判定し、操作回数が一定回数以上のボタンがある場合には、ステップS504にて、誤動作防止用メニューを表示する。誤動作防止用メニューは、第1実施形態にて説明したように、ボタンのサイズを大きくしてもよいし、第2実施形態にて説明したように、ボタンの表示面積より感知領域の面積を小さくしてもよい。
(第6実施形態)
図16は、本実施形態の撮影装置における要部の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図14に示した第5実施形態での構成要素と同じものには同じ符号を付してあり、既に説明した内容は、その説明を省略する。
本実施形態にて、メニュー遷移制御手段102は、環境温度が温度閾値以下であるとき、操作頻度が最も大きいボタンに対応するメニューに進める。また、メニュー遷移制御手段102は、任意の第1のメニューにて操作頻度が第n番目のボタンに対応する第2のメニューに進めた後、メニューを戻す操作が行われたとき、その操作のタッチ時間が一定時間以下の場合には第1のメニューに戻す一方で、タッチ時間が一定時間を超える場合には第1のメニューにて操作頻度が第n+1番目のボタンに対応する第3のメニューに進める。
本例では、図17(A)〜(D)に示すようにメニューが階層化されている。
図17(A)は、第1階層(L=1)のメニューの一例として、「メニュー」ボタン811、「モード」ボタン812および「表示」ボタン813を有するルートメニュー561を示す。これら以外のボタンを設けてもよい。
図17(B)は、第2階層(L=2)のメニューの一例として、バー形状のボタン821〜827および「戻る」ボタン891を有する再生メニュー562を示す。再生メニュー562は、第1階層のルートメニュー561で「メニュー」ボタン811が押された場合に表示される
図17(C)は、第3階層(L=3)のメニューの一例として、セットアップメニュー563、564、565を示す。セットアップメニュー563〜565は、第2階層の再生メニュー562で「セットアップ」ボタン827が押された場合に表示される。本例では、セットアップメニュー563〜565は3ページあり、設定ボタン(設定1〜3ボタン)によってページ切り換えを行う。
図17(D)は、第4階層(L=4)のメニューの一例として、セットアップメニュー563〜565のバリエーションであるビープ音量メニュー566と、モニタ明るさメニュー567と、フォーマットメニュー568を示す。ビープ音量メニュー566、モニタ明るさメニュー567およびフォーマットメニュー568は、それぞれ、「ビープ音量」ボタン832、「モニタ明るさ」ボタン836、「フォーマット」ボタン841が操作された場合に表示される。
図18は、本実施形態における操作制御処理の一例を示すフローチャートである。本処理は、CPU10の制御により、プログラムに従って、実行される。
ステップS601にて、初期の階層として、第1階層(L=1)が設定される。
ステップS602にて、第1階層のメニュー561を、タッチパネル55のモニタ50に表示する。ここで、環境温度が一定温度以下であるときには、第1実施形態および第2実施形態において説明した誤動作防止処理を行う。ステップS603にて、ボタン操作ありか否かを判定し、ステップS604にて、メニューを戻す操作であるか否かを判定し、ステップS606にて、実行操作であるか否かを判定する。なお、第1階層のメニュー561ではメニューを戻す操作および実行操作は無いので、ステップS603にてボタン操作ありの場合には、ステップS607に進む。ステップS607にて、ボタンごとに操作回数をカウントし、ステップS608にて、ひとつ下の第2階層(L=2)が設定される。
ステップS609にて、環境温度が一定温度(例えば0℃)以下であるか否かを判定し、環境温度が一定温度よりも大きいときには、第2階層でも第1階層と同様な処理が実行される。第2階層のメニュー562を表示し(ステップS602)、ボタン操作ありか否かを判定し(ステップS603)、メニューを戻す操作であるか否かを判定し(ステップS604)、メニューを戻す操作である場合にはひとつ上の第1階層(L=1)に設定する(ステップS605)。また、実行操作であるか否かを判定し(ステップS606)、実行操作である場合には決められた処理を実行する。項目選択用のボタン821〜827が操作された場合には、各メニューの各ボタンごとに操作回数をカウントし(ステップS607)、ひとつ下の第3階層(L=3)が設定される(ステップS608)。
第3階層および第4階層でも、第1階層および第2階層と同様な処理(S602〜S609)が実行される。第4階層のメニュー566、567、568では、各種のセットアップ処理(ビープ音量設定、モニタ明るさ設定、フォーマットなど)が実行される。
ステップS609にて、環境温度が一定温度以下であると判定されたときには、ステップS611に進む。
ステップS611にて、現在のメニューで操作頻度がもっとも大きいボタンを特定し、ステップS612にて、次階層(ひとつ下の階層)へ移動可能であるか否かを判定する。移動可能であれば、ステップS613にて、次の階層(L+1)が設定されて、操作頻度が最も大きいボタンに対応するメニューに進む。例えば、図17(B)の再生メニュー562にて「セットアップ」ボタン827が最高頻度であった場合、図17(C)のセットアップメニュー563〜565に進む。そして、ステップS611に戻り、セットアップメニュー563〜565にて操作頻度が最も大きいボタンを特定し、次階層へ移動可能であれば、操作頻度が最も大きいボタンに対応するメニューに進む。例えば、図17(C)のセットアップメニュー563〜565にて「フォーマット」ボタン841が最高頻度であった場合、図17(D)のフォーマットメニュー568に進む。
第4階層(L=4)では次階層がないので、ステップS612からステップS614に進む。ステップS614にて、メニューを表示する。例えば、図17(D)のフォーマットメニュー568がモニタ50に表示される。ここで、第1実施形態および第2実施形態において説明した誤動作防止処理を行う。
ステップS615にて、ボタン操作ありか否かを判定し、ボタン操作有りの場合にはステップS616に進む。ステップS616にて、メニューを戻す操作であるか否かを判定する。例えば、図17(D)のフォーマットメニュー568にて「戻る」ボタン891が操作されたか否かを判定する。メニューを戻す操作でない場合には、ボタンに対応する処理(例えばフォーマット)を実行した後、ステップS601に戻る。
メニューを戻す操作が行われた場合、ステップS617にて、タッチ時間が一定時間(例えば3秒)以上であるか否かを判定する。タッチ時間が一定時間未満である場合には、ステップS618にてひとつ上の階層(L−1)に戻す。その一方で、タッチ時間が一定時間を超える場合には、ステップS619にて一つ上の階層(L−1)を設定した後、ステップS620にて、操作頻度が次に大きいボタンを特定し、ステップS612に進む。
例えば、図17(C)のセットアップメニュー563〜565にて二番目に操作頻度が大きいボタンが「モニタ明るさ」ボタン836である場合には、図17(D)のモニタ明るさメニュー567に進む。また、「ビープ音量」ボタン832が二番目に操作頻度が大きい場合には、図17(D)のビープ音量メニュー566に進む。
第4階層のフォーマットメニュー568にて、戻るボタン891が一定時間以上タッチされた場合には、ステップS619にて第3階層(L=3)が設定され、ステップS620にて、第3階層のセットアップメニュー563〜565で操作頻度が二番目に多かったボタン(本例では「モニタ明るさ」ボタン836)に対応する「モニタ明るさ」メニュー567に進む。
なお、本例では、環境温度が一定温度以下であるときに自動的にメニューを遷移させる場合を例に説明したが、特定のボタン(自動メニューボタン)がタッチされたとき、または、一定時間(例えば3秒)以上タッチパネル55の同じ場所がタッチされたときに自動的にメニューを遷移させるモード(自動メニューモード)に切り換えるようにしてもよい。この場合、例えば、特定のボタン(自動メニューボタン)が再び押されたとき、または、一定時間以上タッチパネル55の同じ場所が再びタッチされたときに通常のモードに戻る。
(第7実施形態)
図19は、本実施形態における撮影装置の要部の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図2に示した第1実施形態での構成要素と同じものには同じ符号を付してあり、既に説明した内容は、その説明を省略する。
図19にて、誤操作頻度算出手段171は、同時に複数のボタンに触れられた回数(以下「複数同時タッチ回数」という)、および、前のメニューに戻す操作を行った回数(以下「戻し操作回数」という)をカウントする。
本実施形態のボタン制御手段134は、誤操作頻度算出手段171にてカウントした回数が特定の回数閾値を超えたとき、誤動作防止用メニューを表示する処理を行う。
図20は、本実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャートである。本処理は、CPU10の制御により、プログラムに従って、実行される。
ステップS701にて、タッチパネル55のモニタ50にメニューを表示する。第1実施形態にて説明したように、環境温度に応じてボタンの大きさを切り換えてもよいし、第2実施形態にて説明したように、環境温度に応じてボタンの感知領域の面積を切り換えてもよい。
ステップS702にて、ボタンが触れられたか否かを判定し、触れられた場合にはステップS703に進む。
ステップS703にて、同時に複数のボタンに触れられたか否かを判定し、同時に複数のボタンに触れられた場合には、ステップS704にて、複数同時タッチ回数をカウントする。なお、本例では、メニューが遷移したときに回数をリセットする。
ステップS705にて、複数同時タッチ回数を特定の閾値(例えば3回)と比較し、閾値以上の場合には、ステップS706に進んで誤動作防止用メニューを表示する。誤動作防止用メニューを表示する。誤動作防止用メニューは、第1実施形態にて説明したように、ボタンのサイズを大きくしてもよいし、第2実施形態にて説明したように、ボタンの表示面積より感知領域の面積を小さくしてもよい。
ステップS703にて複数同時タッチでないと判定された場合には、タッチされたボタンに対応する所定の処理を実行して、ステップS701に戻る。また、ステップS705にて複数同時タッチ回数が閾値未満と判定された場合には、処理を実行しないで、ステップS701に戻る。
ステップS707にて、ボタンが触れられたか否かを判定し、触れられた場合には、そのボタンに対応する所定の処理を実行して、ステップS701に戻る。
なお、複数同時タッチ回数のみに基づいて誤動作防止処理を行う場合を例に説明したが、このような場合に本発明は限定されない。例えば、戻し操作回数をカウントし、戻し操作回数が閾値を超えた場合に誤動作防止用メニューを表示するようにしてもよい。また、複数同時タッチ回数および戻し操作回数の両方をカウントし、複数同時タッチ回数および戻し操作回数のうちいずれか一方が閾値を超えた場合に誤動作防止用メニューを表示するようにしてもよい。
(温度センサの配置例)
以下、温度センサ70の配置例について説明する。
図21(A)〜(C)に示す撮影装置100aは、スライド式のレンズバリア81を備える。図21(A)は、レンズバリア81が閉状態である撮影装置100aを示す正面図である。図21(B)は、レンズバリア81が開状態である撮影装置100aを示す正面図である。図21(C)は、撮影装置100aの背面図である。
図21(B)に示すように、レンズバリア81に温度センサ70が配設されている。また、レンズバリア81の開状態にてフラッシュ(図1の60)から発した光を通す領域にフラッシュ窓82が配設されている。図21(C)に示すように、撮影装置100aの背面にタッチパネル55が配設されている。
本例の撮影装置100aは、図21(A)に示すレンズバリア閉状態にて、矢印Lの方向にレンズバリア81を手で移動させると、図21(B)に示すように撮影レンズ24が露出する。これとともに、撮影装置100aが電源オン状態となり、撮像素子(図1の30)の駆動による撮像およびタッチパネル55の駆動による画像表示が可能となる。また、図21(B)に示すレンズバリア開状態にて、矢印Rの方向にレンズバリア81を手で移動させると、図21(A)に示すように撮影レンズ24がレンズバリア81で覆われる。これとともに、撮像素子30の駆動およびタッチパネル55の駆動が停止して、撮影装置100aは電源オフ状態となる。
本例にて、温度センサ70は、撮影装置100aの発熱部(タッチパネル55、撮像素子30など)が配設されたカメラ本体80とは別体のレンズバリア81に配設されているので、撮影装置100a内の発熱の影響を受け難い。ただし、本例のレンズバリア81は、手で操作される部材なので、人からの伝熱がある。そこで、温度センサ70は、レンズバリア81のうちで、人が手の接触を回避する位置(本例では図21(B)のレンズバリア開状態にて撮影レンズ24の近傍となる位置)に配設されている。フラッシュの発熱が小さい場合には、フラッシュ窓82の近傍に配設してもよい。
図22(A)〜(C)および図23(A)〜(B)に示す撮影装置100bは、沈胴式のズームレンズ鏡筒85を備える。図22(A)は、レンズバリア86が閉状態である撮影装置100bを示す正面図である。図22(B)は、レンズバリア86が開状態である撮影装置100bを示す正面図である。図22(C)は、撮影装置100bの背面図である。図23(A)は、ズームレンズ鏡筒85が突出した状態の撮影装置100bを示す上面図である。図23(B)は、ズームレンズ鏡筒85が非突出状態の撮影装置100bを示す底面図である。
本例の撮影装置100bは、図23(A)に示す電源スイッチ87を押すと、図22(A)に示すレンズバリア86が開くとともに、撮影装置100bが電源オン状態となり、撮像素子(図1の30)の駆動による撮像およびタッチパネル55の駆動による画像表示が可能となる。また、電源オン状態にて、電源スイッチ87を押すと、図22(B)に示す撮影レンズ24が図22(A)に示すようにレンズバリア86で覆われるとともに、撮像素子30の駆動およびタッチパネル55の駆動が停止して、撮影装置100bは電源オフ状態となる。
本例にて、温度センサ70は、撮影装置100bの発熱部(タッチパネル55、撮像素子30など)から離れた位置に配設されているので、撮影装置100b内の発熱の影響を受け難い。ただし、人が把持する部分では、人からの伝熱がある。そこで、温度センサ70は、人が撮影装置100bを手で把持しようとする際に把持し難い部分に配設する。本例では、ズームレンズ鏡筒85の周囲(撮影レンズの周囲でもある)に位置する外枠84の上端部に配設されている。ズームレンズ鏡筒85に配設してもよい。すなわち、撮影レンズ24の近傍に配設する。
なお、撮影レンズ24が樹脂材料からなる場合には、特開2004−287183号公報に記載のように、温度センサ70により撮影レンズ24の電源投入後の温度変化を測定し、撮影レンズ24の焦点位置を修正する。この場合、焦点位置補正と前述の誤操作防止制御とで、温度センサ70を共用することにより、コストアップを削減できる。
以上、本発明を撮影装置に適用した場合を例に説明したが、タッチパネルを備えた他の携帯装置(例えば携帯電話)に本発明を適用してよいことは、勿論である。
本発明は、本明細書において説明した例や図面に図示された例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってよいのはもちろんである。
本発明が適用された撮影装置の一例のブロック図 第1実施形態における撮影装置の要部の機能ブロック図 第1実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャート (A)は第1実施形態におけるデフォルトのメニューの一例を示す説明図、(B)は第1実施形態における誤動作防止用メニューの一例を示す説明図 温度情報管理処理の一例の流れを示すフローチャート (A)は第2実施形態におけるデフォルトのメニューの一例を示す説明図、(B)は第2実施形態における誤動作防止用メニューの一例を示す説明図 第2実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャート ボタンの配置を変更した誤動作防止用メニューの一例を示す説明図 第3実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャート 第4実施形態における撮影装置の要部の機能ブロック図 (A)は操作の重要性があるメニューの一例を示す説明図、(A)は操作の重要性があるメニューの他の例を示す説明図、(C)は操作の重要性がないメニューを示す説明図 メニューでの操作の重要性と環境温度と誤動作防止処理の実行の有無との対応関係を示すテーブル情報の一例を示す説明図 第4実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャート 第5実施形態における撮影装置の要部の機能ブロック図 第5実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャート 第6実施形態における撮影装置の要部の機能ブロック図 (A)〜(D)はそれぞれ第1階層〜第4階層のメニューの一例を示す説明図、 第6実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャート 第7実施形態における撮影装置の要部の機能ブロック図 第7実施形態における操作制御処理の一例の流れを示すフローチャート (A)はスライド式のレンズバリアを備えた撮影装置のレンズバリア閉状態を示す正面図、(B)はその撮影装置のレンズバリア開状態を示す正面図、(C)はその撮影装置の背面図 (A)は沈胴式ズームレンズ鏡筒を備えた撮影装置のレンズバリア閉状態を示す正面図、(B)はその撮影装置のレンズバリア開状態を示す正面図、(C)はその撮影装置の背面図 (A)は沈胴式ズームレンズ鏡筒が突出状態の撮影装置を示す上面図、(B)はその撮影装置の底面図
符号の説明
10…CPU、11…タイマ、20…EEPROM、24…撮影レンズ、30…撮像素子、50…モニタ、51…タッチセンサ、55…タッチパネル、70…温度センサ、81、86…レンズバリア、84…レンズ外枠、85…ズームレンズ鏡筒、87…電源スイッチ、100…撮影装置(携帯装置)、101…温度情報管理手段、102…メニュー遷移制御手段、103…モニタ制御手段、104…タッチセンサ制御手段、134…ボタン制御手段、151…操作頻度算出手段、171…誤操作頻度算出手段

Claims (16)

  1. ボタンを表示するモニタ、および、前記モニタの画面上に配設され、前記ボタンが触れられたことを感知するマトリクス状のタッチセンサを有するタッチパネルと、
    周囲の環境温度を検出する温度センサと、
    前記環境温度を記憶する温度記憶手段と、
    電源投入時に前記温度センサで検出される前記環境温度を前記温度記憶手段に記憶させる管理手段と、
    前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度が特定の温度閾値以下であるときには、前記環境温度が前記温度閾値を超えているときよりも前記ボタンのサイズを大きくするボタン制御処理を行うボタン制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯装置。
  2. ボタンを表示するモニタ、および、前記モニタの画面上に配設され、前記ボタンが触れられたことを感知するマトリクス状のタッチセンサを有するタッチパネルと、
    周囲の環境温度を検出する温度センサと、
    前記環境温度を記憶する温度記憶手段と、
    電源投入時に前記温度センサで検出される前記環境温度を前記温度記憶手段に記憶させる管理手段と、
    前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度が特定の温度閾値以下であるときには、前記タッチパネルの前記モニタに表示される前記ボタンよりも前記タッチパネルの前記タッチセンサの感知領域を小さくするボタン制御処理を行うボタン制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯装置。
  3. 前記温度記憶手段は、不揮発性メモリであり、
    前記管理手段は、電源断から電源投入までの時間間隔が一定時間を超えている場合には、前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度を前記温度センサにより検出された前記環境温度に更新する一方で、電源断から電源投入までの時間間隔が前記一定時間以下である場合には、前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度の更新を行わないことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯装置。
  4. 前記ボタン制御手段は、同時に複数のボタンが触れられた場合、触れられた面積が最も大きいボタンのみ、または、受ける圧力が最も大きいボタンのみが操作されたと判断することを特徴とする請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の携帯装置。
  5. 前記モニタに表示される各メニューの操作の重要性と、前記環境温度と、前記ボタン制御処理の実行の有無との対応関係を示すテーブル情報を記憶するテーブル情報記憶手段を備え、
    前記ボタン制御手段は、前記メニューの操作の重要性と、前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度と、前記テーブル情報とに基づいて、前記ボタン制御処理を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の携帯装置。
  6. 前記ボタン制御手段は、前記環境温度を第1の温度閾値および該第1の温度閾値よりも高い第2の温度閾値と比較し、前記環境温度が前記第1の温度閾値よりも低いときには、前記メニューの操作が重要であるか否かに関わらず前記ボタン制御処理を行い、前記環境温度が前記第1の温度閾値乃至前記第2の温度閾値であるときには、前記メニューの操作が重要である場合のみ前記ボタン制御処理を行い、前記環境温度が前記第2の温度閾値よりも高いときには、前記ボタン制御処理を行わないことを特徴とする請求項5に記載の携帯装置。
  7. 前記モニタに表示する前記各メニューの前記ボタンごとに操作頻度を算出する操作頻度算出手段を備え、
    前記ボタン制御手段は、前記各メニューにて操作頻度が一定頻度以上のボタンがある場合、前記ボタン制御処理を行うことを特徴とする請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の携帯装置。
  8. 前記モニタに表示する前記各メニューの前記ボタンごとに操作頻度を算出する操作頻度算出手段と、
    前記操作頻度が最も大きい前記ボタンに対応するメニューに進めるメニュー遷移制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の携帯装置。
  9. 前記メニュー遷移制御手段は、第1のメニューにて操作頻度が第n番目のボタンに対応する第2のメニューに進めた後、メニューを戻す操作が行われたとき、該操作のタッチ時間が一定時間以下の場合には前記第1のメニューに戻す一方で、前記タッチ時間が前記一定時間を超える場合には前記第1のメニューにて操作頻度が第n+1番目のボタンに対応する第3のメニューに進めることを特徴とする請求項8に記載の携帯装置。
  10. 同時に複数のボタンに触れられた回数および前のメニューに戻す操作を行った回数のうち少なくとも一方をカウントする誤操作頻度算出手段を備え、
    前記ボタン制御手段は、前記誤操作頻度算出手段にてカウントした回数が特定の回数閾値を超えたとき、前記ボタン制御処理を行うことを特徴とする請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の携帯装置。
  11. 請求項1ないし10のうち何れか1項に記載の携帯装置であって、
    被写体を撮影する機能を有することを特徴とする撮影装置。
  12. 被写体からの光が入射する撮影レンズと、
    前記撮影レンズを覆った状態および前記撮影レンズを露出させた状態を切り換え可能に撮影レンズを保護するレンズバリアと、
    を備え、
    前記温度センサは、前記レンズバリアに配設されていることを特徴とする請求項11に記載の撮影装置。
  13. 被写体からの光が入射する撮影レンズを備え、
    前記温度センサは、前記撮影レンズの近傍に配設されていることを特徴とする請求項11に記載の撮影装置。
  14. ボタンを表示するモニタ、および、前記モニタの画面上に配設され、前記ボタンが触れられたことを感知するマトリクス状のタッチセンサを有するタッチパネルと、周囲の環境温度を検出する温度センサと、前記環境温度を記憶する温度記憶手段とを用いる操作制御方法であって、
    電源投入時に前記温度センサで検出された前記環境温度を前記温度記憶手段に記憶させるステップと、
    前記温度記憶手段に記憶されている前記環境温度が特定の温度閾値以下であるときには、前記環境温度が前記温度閾値を超えているときよりも前記ボタンのサイズを大きくするステップと、
    を含むことを特徴とする操作制御方法。
  15. ボタンを表示するモニタ、および、前記モニタの画面上に配設され、前記ボタンが触れられたことを感知するマトリクス状のタッチセンサを有するタッチパネルと、周囲の環境温度を検出する温度センサと、前記環境温度を記憶する温度記憶手段とを用いる操作制御方法であって、
    電源投入時に前記温度センサで検出された前記環境温度を前記温度記憶手段に記憶させるステップと、
    前記記憶手段に記憶されている前記環境温度が特定の温度閾値以下であるときには、前記タッチパネルの前記モニタに表示される前記ボタンよりも前記タッチパネルの前記タッチセンサの感知領域を小さくするステップと、
    を含むことを特徴とする操作制御方法。
  16. 請求項14または15に記載の操作制御方法をマイクロコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2012235356A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の制御方法

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