JP2010010582A - 抵抗素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セットが生じる電圧及びリセットが生じる電圧を安定させることができる抵抗素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】層間絶縁膜5上に、ソース4sに接するコンタクトプラグ6にチタン(Ti)膜8を介して接する信号線7(SL)、及びドレイン4dに接するコンタクトプラグ6にチタン膜8を介して接する下部電極9が形成されている。更に、下部電極9上に、酸化白金膜10、酸化ニッケル膜11及び上部電極12が形成されており、下部電極9、酸化白金膜10、酸化ニッケル膜11及び上部電極12から抵抗素子VRが構成されている。更に、上部電極12上に、上部電極12を保護する窒化チタン膜13が形成されている。
【選択図】図2A

Description

本発明は、抵抗素子の抵抗値の変化に応じて情報を記憶する不揮発性メモリに好適な抵抗素子及びその製造方法に関する。
近年、外部からの電気的な刺激に応じて抵抗値が変化する物質を用いてデータを記憶する不揮発性メモリセルについての研究が盛んになってきている。このような不揮発性メモリセルを備えたメモリは、抵抗変化メモリとよばれる。従来の不揮発性メモリセルには、2個の電極に、Ni酸化物及びTi酸化物等の単一の遷移金属の酸化物(TMO:Transition Metal Oxide)の膜が挟まれて構成された抵抗素子が設けられている。
図1は、抵抗変化メモリに用いられる抵抗変化膜の電流−電圧特性を示すグラフである。抵抗が高い状態の薄膜に電圧を印加していくと(1)、ある電圧(1.5V程度)で抵抗が急激に低くなり、電流が急増する(2)。その後、電流制限(制限値:20mA)をかけながら電圧を下げていくと(3)、抵抗が低い状態のまま電流がゼロに戻る(4)。このような処理により、薄膜の抵抗が高抵抗から低抵抗に変化する。このような変化は、セットとよばれる。そして、この抵抗が低い状態は、電圧が印加されていなくても保持される。なお、電流制限をかけているのは、電流制限をかけなれければ、薄膜に大電流が流れて破壊されてしまうためである。
一方、抵抗が低い状態の薄膜に電圧を印加していくと(5)、ある電圧(1.2V程度)で抵抗が急激に高くなり、電流が急減する(6)。その後、電圧を下げていくと(7)、抵抗が高い状態のまま電流が0に戻る。このような処理により、薄膜の抵抗が低抵抗から高抵抗に変化する。このような変化は、リセットとよばれる。そして、この抵抗が高い状態は、電圧が印加されていなくても保持される。
従って、高抵抗の状態及び低抵抗の状態を、夫々「0」及び「1」に対応させることにより、抵抗変化膜をメモリに使用することも可能となる。つまり、図1に示す例では、0.2V程度の電圧を印加したときの電流値から、抵抗変化膜の抵抗値を識別することができ、この抵抗から「0」又は「1」のどちらが記憶されているか識別することができる。
しかしながら、従来の抵抗素子には、セットが生じる電圧及びリセットが生じる電圧が変動しやすいという問題点がある。このため、所定の電圧を印加しても、セットが生じなかったり、リセットが生じなかったりすることがある。また、リセット時に流れる電流が予期できずに極めて大きくなることがあるという問題点もある。
特開2007−180174号公報 特開2006−295157号公報 特開2006−279042号公報 特許第3889023号公報 特開2007−53125号公報
本発明の目的は、セットが生じる電圧及びリセットが生じる電圧を安定させることができる抵抗素子及びその製造方法を提供することにある。
本願発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
抵抗素子には、第1の電極と、前記第1の電極上に形成された酸化白金膜と、前記酸化白金膜上に形成された抵抗変化膜と、前記抵抗変化膜上に形成された第2の電極と、が設けられている。また、抵抗変化メモリでは、このような抵抗素子がメモリセルに含まれている。
抵抗素子の製造方法では、第1の電極上に酸化白金膜を形成し、その後、前記酸化白金膜上に抵抗変化膜を形成する。そして、前記抵抗変化膜上に第2の電極を形成する。
上記の抵抗素子等によれば、第1の電極と抵抗変化膜との間に酸化白金膜が設けられているので、セットが生じる電圧及びリセットが生じる電圧を安定させることができる。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図2Aは、実施形態に係る半導体装置(抵抗変化メモリ)の構造を示す断面図であり、図2Bは、実施形態に係る半導体装置(抵抗変化メモリ)の構造を示すレイアウト図である。
本実施形態では、表面の導電型がp型の半導体基板1上に、ゲート絶縁膜2及びゲート電極3が形成されている。また、半導体基板1の表面には、平面視でゲート電極3を挟むようにして、導電型がn型のソース4s及びドレイン4dが形成されている。このようにして、トランジスタTrが構成されている。なお、ドレイン4dは、トランジスタTr毎に独立して形成されているが、ソース4sは、例えば隣り合う2個のトランジスタTrにより共有されている。
半導体基板1上に、トランジスタTrを覆う層間絶縁膜5が形成されている。層間絶縁膜5は、例えば酸化シリコンから構成されている。層間絶縁膜5に、ソース4sまで到達するコンタクトホール及びドレイン4dまで到達するコンタクトホールが形成されており、これらの内部にコンタクトプラグ6が埋め込まれている。層間絶縁膜5に、ゲート電極3まで到達するコンタクトホールも形成されており、この内部にもコンタクトプラグ(図示せず)が埋め込まれている。また、層間絶縁膜5の表面は平坦化されている。
層間絶縁膜5上に、ソース4sに接するコンタクトプラグ6にチタン(Ti)膜8を介して接する信号線7(SL)、及びドレイン4dに接するコンタクトプラグ6にチタン膜8を介して接する下部電極9が形成されている。信号線7(SL)及び下部電極9は、例えば白金(Pt)から構成されている。チタン膜8は、下部電極9及び信号線7と層間絶縁膜5との密着性を保持する機能を有する。
更に、下部電極9上に、酸化白金膜10、酸化ニッケル膜11及び上部電極12が形成されており、下部電極9、酸化白金膜10、酸化ニッケル膜11及び上部電極12から抵抗素子VRが構成されている。酸化白金膜10の厚さは、例えば10nm以上であり、酸化ニッケル膜11の厚さは、例えば10nm〜20nmである。上部電極12は、例えば白金(Pt)から構成されている。更に、上部電極12上に、上部電極12を保護する窒化チタン膜13が形成されている。窒化チタン膜13の厚さは、例えば20nmである。
また、層間絶縁膜5上に、信号線7(SL)及び抵抗素子VR等を覆う層間絶縁膜21が形成されている。層間絶縁膜21は、例えば酸化シリコンから構成されている。層間絶縁膜21に、窒化チタン膜13まで到達するコンタクトホール22が形成されている。また、層間絶縁膜21の表面は平坦化されている。
そして、層間絶縁膜21上に、窒化チタン膜13を介して上部電極12に接するビット線15(BL)が形成されている。ビット線15(BL)は、例えばAl等から構成されている。層間絶縁膜21上には、更に他の層間絶縁膜及び配線等が形成されている。
ビット線15は、図2Bに示すように、複数設けられており、これらは互いに平行に延びている。また、ゲート電極3はワード線WLとして機能し、1本の信号線7(SL)が2のワード線WLに挟まれている。図3は、本実施形態に係る抵抗変化メモリの構成を示す回路図であり、図4は、図3中の破線で囲まれた領域を拡大して示す回路図である。
図3及び図4に示すように、複数の信号線SLが平行に互いに延びており、各信号線SLの両側に1本ずつのワード線WLが位置している。また、複数のビット線BLがこれらと交差している。そして、信号線SLとビット線BLとの交点の近傍において、2個のトランジスタTrのソースが信号線SLに共通接続され、これらのトランジスタTrの各ゲートが当該信号線SLを挟む2本のワード線WLの各々に接続されている。また、これらのトランジスタTrのドレインに抵抗素子VRの下部電極9が接続され、抵抗素子VRの上部電極12が窒化チタン膜13を介してビット線BLに接続されている。なお、窒化チタン膜13を上部電極の一部とみなすこともできる。
また、図示しないが、ワード線WL、信号線SL及びビット線BLには、酸化ニッケル膜11の抵抗を変化させることにより、抵抗素子VRに情報を記憶させる書き込み回路が接続されている。更に、信号線SL及びビット線BLには、酸化ニッケル膜11の抵抗を判別することにより、抵抗素子VRから情報を読み出す読み出し回路も接続されている。
このように構成された抵抗変化メモリにおいては、抵抗素子VRの酸化ニッケル膜11が抵抗変化膜として機能する。従来の抵抗変更メモリでは、抵抗変化膜が下部電極と接するように形成されているが、本実施形態では、酸化ニッケル膜11と下部電極9との間に、酸化白金膜10が介在している。このため、後述の実験の結果からも明らかなように、セットが生じる電圧及びリセットが生じる電圧の双方が安定したものとなる。また、リセット時に流れる電流も安定させることができる。このような効果が得られる理由の一つとして、酸化白金膜10が、酸化ニッケル膜11の形成の際に、酸化ニッケル膜11を結晶化させずにアモルファス状にする作用を有していることが考えられる。
次に、上述の実施形態に係る抵抗変化メモリを製造する方法について説明する。図5A乃至図5Gは、本発明の実施形態に係る抵抗変化メモリを製造する方法を工程順に示す断面図である。
先ず、図5Aに示すように、半導体基板1の表面にトランジスタTrを形成する。トランジスタTrの形成の際には、先ず、ゲート絶縁膜2及びゲート電極3を順次形成する。次に、平面視でゲート電極3を挟むようにして、導電型がn型のソース4s及びドレイン4dを半導体基板1の表面に形成する。なお、ソース4sは、隣り合う2個のトランジスタTrにより共有させる。
次いで、図5Bに示すように、トランジスタTrを覆う層間絶縁膜5を形成する。層間絶縁膜5としては、例えばシリコン酸化膜を形成する。次に、層間絶縁膜5の表面を平坦化する。その後、ソース4sまで到達するコンタクトホール及びドレイン4dまで到達するコンタクトホールを層間絶縁膜5に形成し、これらの内部にコンタクトプラグ6を埋め込む。この時、ゲート電極3まで到達するコンタクトホールの形成及びその内部へのコンタクトプラグ(図示せず)の埋め込みも行う。
続いて、図5Cに示すように、層間絶縁膜5上に、密着膜としてのチタン膜8a、下部電極膜としての白金膜9a、結晶制御膜としての酸化白金膜10a、抵抗変化膜としての酸化ニッケル膜11a、上部電極膜としての白金膜12a及び保護膜としての窒化チタン膜13aを形成する。チタン膜8aは、例えば、DCスパッタ法にて、基板温度:室温、出力:1kW、Ar流量:100sccmの条件で形成し、その厚さは20nm程度とする。白金膜9aは、例えば、DCスパッタ法にて、基板温度:室温、出力:1kW、Ar流量:100sccmの条件で形成し、その厚さは100nm程度とする。酸化白金膜10aは、例えば、DC反応性スパッタ法にて、基板温度:350℃、出力:1kW、Ar流量:20sccm、O2流量:80sccmの条件で形成し、その厚さは10nm程度とする。酸化ニッケル膜11aは、例えば、RF反応性スパッタ法にて、基板温度:室温、出力:1kW、Ar流量:13sccm、O2流量:7sccmの条件で形成し、その厚さは10nm〜20程度とする。白金膜12aは、例えば、DCスパッタ法にて、基板温度:室温、出力:1kW、Ar流量:100sccmの条件で形成し、その厚さは20nm程度とする。窒化チタン膜13aは、例えば、DC反応性スパッタ法にて、基板温度:室温、N2流量:90sccm、Ar流量:10sccmの条件で形成し、その厚さは20nm程度とする。
次いで、抵抗素子VRを形成する予定の領域を覆うレジストパターンを形成する。レジストの露光の際には、例えばi線を用いる。抵抗素子VRの平面形状は、例えば、1辺の長さが1μmの正方形である。そして、レジストパターンをマスクとして用いて、窒化チタン膜13a、白金膜12a、酸化ニッケル膜11a及び酸化白金膜10aをパターニングすることにより、図5Dに示すように、窒化チタン膜13、上部電極12、酸化ニッケル膜11及び酸化白金膜10を得る。パターニングの際には、例えばCl2ガス及びArガスを用いたドライエッチングを行う。
その後、レジストパターンを付け替え、同様のパターニングを行うことにより、図5Eに示すように、白金膜9aから信号線7及び下部電極9を得、チタン膜8aをパターニング後のチタン膜8とする。この結果、抵抗素子VRが得られる。
続いて、図5Fに示すように、信号線7及び抵抗素子VR等を覆う層間絶縁膜21を、例えば化学気相成長(CVD:chemical vapor deposition)法により形成し、その表面を平坦化する。層間絶縁膜21としては、例えば酸化シリコン膜を390℃程度で形成し、その厚さは100nm程度とする。
次いで、コンタクトホール22を形成する予定の領域を開口するレジストパターンを形成する。レジストの露光の際には、例えばi線を用いる。コンタクトホール22の平面形状は、例えば、1辺の長さが0.5μmの正方形である。そして、レジストパターンをマスクとして用いて、層間絶縁膜21をパターニングすることにより、窒化チタン膜13の一部を露出するコンタクトホール22を形成する。パターニングの際には、例えばCF4ガス及びArガスを用いたドライエッチングを行う。
その後、層間絶縁膜21上に、コンタクトホール22を介して窒化チタン膜13に接するアルミニウム膜を、DCスパッタ法にて、出力:1kW、Ar流量:30sccmの条件で、形成する。アルミニウム膜の厚さは300nm程度とする。更に、このアルミニウム膜を保護する窒化チタン膜をアルミニウム膜上に形成する。この窒化チタン膜は、例えば、DC反応性スパッタ法にて、基板温度:室温、N2流量:15sccm、Ar流量:15sccmの条件で形成し、その厚さは50nm程度とする。続いて、ビット線15を形成する予定の領域を覆うレジストパターンを形成する。レジストの露光の際には、例えばi線を用いる。そして、レジストパターンをマスクとして用いて、窒化チタン膜及びアルミニウム膜をパターニングすることにより、図5Gに示すように、ビット線15を得る。パターニングの際には、例えばCl2ガス及びArガスを用いたドライエッチングを行う。
このようにして、抵抗変化メモリが完成する。
このような方法によれば、酸化白金膜10の作用により、酸化ニッケル膜11の状態が安定したものとなるため、セットが生じる電圧及びリセットが生じる電圧の双方が安定したものとなる。また、リセット時に流れる電流も安定させることができる。
なお、抵抗変化膜の材料は特に限定されない。抵抗変化膜の材料としては、例えば酸化チタン、酸化ニッケル、酸化イットリウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化タングステン、酸化ニオブ、酸化タンタル、酸化クロム、酸化マンガン、酸化アルミニウム、酸化バナジウム及び酸化シリコンが挙げられる。
また、下部電極及び上部電極の材料も限定されない。例えば、Pt、Ir、W、Ni、Au、Cu、Ag、Pd、Zn、Cr、Al、Mn、Ta、Si、TaN、TiN、Si34、Ru、ITO、NiO、IrO、SrRuO、CoSi2、WSi2、NiSi、MoSi2、TiSi2、Al−Si、Al−Si、Al−Cu、又はAl−Si−Cu等を使用することができる。
次に、本願発明者が実際に行った実験について説明する。
(第1の実験)
第1の実験では、上述の実施形態に沿って酸化ニッケル膜11aの形成までの処理を行い、X線回折により配向を測定した。また、酸化白金膜10aの形成を省略した試料も作製し、その配向も測定した。これらの結果を図6に示す。
図6に示すように、酸化白金(PtO)膜10aが含まれない試料では、NiOの(111)面を示すピークが鋭敏に現れたのに対し、酸化白金膜10aが含まれる試料では、NiOの(111)面を示すピークが現れなかった。このことは、酸化白金膜10aが含まれる試料では、酸化ニッケル膜11aがアモルファス状であることを示している。
(第2の実験)
第2の実験では、上述の実施形態に沿って抵抗変化メモリ(実施例)を作製し、セット電圧及びリセット電圧の変動を観察した。なお、測定用のパッドを、ビット線15のパターニングと同時に形成した。また、酸化白金膜10aの形成を省略した抵抗変化メモリ(比較例)も作製し、そのセット電圧及びリセット電圧の変動も観察した。これらの結果を、夫々図7、図8に示す。
図7に示すように、実施例では、セット電圧及びリセット電圧が安定したのに対し、図8に示すように、比較例では、これらの変動が極めて大きかった。また、実施例のセット電圧の最大値は1.7V程度であり、比較例のセット電圧の最小値(2V程度)よりも小さくなった。更に、実施例ではセット時の電流が安定した。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
第1の電極と、
前記第1の電極上に形成された酸化白金膜と、
前記酸化白金膜上に形成された抵抗変化膜と、
前記抵抗変化膜上に形成された第2の電極と、
を有することを特徴とする抵抗素子。
(付記2)
前記抵抗変化膜は、酸化ニッケル膜であることを特徴とする付記1に記載の抵抗素子。
(付記3)
前記抵抗変化膜の厚さは、10nm乃至20nmであることを特徴とする付記1又は2に記載の抵抗素子。
(付記4)
前記酸化白金膜の厚さは、10nm以上であることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の抵抗素子。
(付記5)
前記下部電極は、Ti膜であることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の抵抗素子。
(付記6)
第1の電極上に酸化白金膜を形成する工程と、
前記酸化白金膜上に抵抗変化膜を形成する工程と、
前記抵抗変化膜上に第2の電極を形成する工程と、
を有することを特徴とする抵抗素子の製造方法。
(付記7)
前記抵抗変化膜を形成する工程では、反応性スパッタ法を用いて酸化ニッケル膜を形成することを特徴とする付記6に記載の抵抗素子の製造方法。
(付記8)
前記酸化白金膜は、反応性スパッタ法を用いて形成されることを特徴とする付記6又は7に記載の抵抗素子の製造方法。
抵抗変化膜の薄膜の電流−電圧特性を示すグラフである。 実施形態に係る抵抗変化メモリの構造を示す断面図である。 実施形態に係る抵抗変化メモリの構造を示すレイアウト図である。 実施形態に係る抵抗変化メモリの構成を示す回路図である。 図3中の破線で囲まれた領域を拡大して示す回路図である。 実施形態に係る抵抗変化メモリを製造する方法を示す断面図である。 図5Aに引き続き、抵抗変化メモリを製造する方法を示す断面図である。 図5Bに引き続き、抵抗変化メモリを製造する方法を示す断面図である。 図5Cに引き続き、抵抗変化メモリを製造する方法を示す断面図である。 図5Dに引き続き、抵抗変化メモリを製造する方法を示す断面図である。 図5Eに引き続き、抵抗変化メモリを製造する方法を示す断面図である。 図5Fに引き続き、抵抗変化メモリを製造する方法を示す断面図である。 第1の実験の結果を示すグラフである。 第2の実験の実施例の結果を示すグラフである。 第2の実験の比較例の結果を示すグラフである。
符号の説明
9:下部電極
10:酸化白金膜
11:酸化ニッケル膜
12:上部電極
VR:抵抗素子
BL:ビット線
SL:信号線
WL:ワード線

Claims (5)

  1. 第1の電極と、
    前記第1の電極上に形成された酸化白金膜と、
    前記酸化白金膜上に形成された抵抗変化膜と、
    前記抵抗変化膜上に形成された第2の電極と、
    を有することを特徴とする抵抗素子。
  2. 前記抵抗変化膜は、酸化ニッケル膜であることを特徴とする請求項1に記載の抵抗素子。
  3. 前記抵抗変化膜の厚さは、10nm乃至20nmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の抵抗素子。
  4. 第1の電極上に酸化白金膜を形成する工程と、
    前記酸化白金膜上に抵抗変化膜を形成する工程と、
    前記抵抗変化膜上に第2の電極を形成する工程と、
    を有することを特徴とする抵抗素子の製造方法。
  5. 前記抵抗変化膜を形成する工程では、反応性スパッタ法を用いて酸化ニッケル膜を形成することを特徴とする請求項4に記載の抵抗素子の製造方法。
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