JP2010010545A - Esd保護回路 - Google Patents

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JP2010010545A JP2008170162A JP2008170162A JP2010010545A JP 2010010545 A JP2010010545 A JP 2010010545A JP 2008170162 A JP2008170162 A JP 2008170162A JP 2008170162 A JP2008170162 A JP 2008170162A JP 2010010545 A JP2010010545 A JP 2010010545A
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Abstract

【課題】 電源電圧が異なる複数の半導体装置が接続されたシステムにおいて、保護回路により正常な動作を妨げない、ESD保護回路を提供する。
【解決手段】 半導体装置の入出力端子と内部回路の間に接続されるESD保護回路において、前記ESD保護回路は、
p型のMOSトランジスタを用いて、ソースとゲートを接続した第1のトランジスタを高電圧供給端子に接続し、
n型のMOSトランジスタを用いて、ソースとゲートを接続した第2のトランジスタを低電圧供給端子に接続し、
n型のMOSトランジスタを用いた第3のトランジスタのドレインに該第1のトランジスタのドレインを接続し、
該第2のトランジスタのドレインと該第3のトランジスタのソースを接続し、
該第2のトランジスタと該第3のトランジスタのソースの共通接続点に前記入出力端子と前記内部回路を接続し、
該第3のトランジスタのゲートにバイアス回路を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体集積回路装置の入出力回路の保護機能に関する。
半導体装置は静電気等の過大な電圧による破壊から内部回路を保護するために、入出力端子と内部回路がある同一半導体チップ上にESD保護回路を備える。図3は一般的なESD保護回路を示す回路図である。
図に示すようにESD保護回路3は、p型のMOSトランジスタM1のソースとゲートを互いに接続した第1のトランジスタの共通接続点を電源端子VDDに接続し、
n型のMOSトランジスタM2のソースとゲートを互いに接続した第2のトランジスタの共通接続点をグランド端子GNDに接続し、
第1のトランジスタM1のソースと第2のトランジスタM2のソースを互いに接続し、この共通接続点に入出力端子1と内部回路2が接続されている。
第1のトランジスタM1のバックゲートは電源端子VDDに接続され、第2のトランジスタのM2のバックゲートはグランド端子GNDに接続されている。
このような回路において、通常の装置の動作状態、すなわち異常な過電圧が印加されていない時は第1のトランジスタM1と第2のトランジスタM2は共にオフである。
静電気等により、入出力端子1に正の過大な電圧が加えられると、第1のトランジスタM1がオンして、過大な電圧を電源端子VDDに逃がして、内部回路を過大な電圧から保護する。
一方、入出力端子1に負の過大な電圧が加えられると、第2のトランジスタM2がオンして、過大な電圧をグランド端子GNDに逃がして、内部回路を過大な電圧から保護する。
特開2007−227697
例えばI2Cバスは、複数の半導体装置を2本の信号で接続し、プルアップされたバスで、それぞれの半導体装置間をワイヤードORで接続し、半導体装置相互間でデータの送受信を行う。このような半導体装置間のバスでは、それぞれの半導体装置の電源電圧が異なる場合に、従来のESD保護回路が問題となる場合がある。
図4は、従来のESD保護回路を用いた半導体装置51,52がバス6に接続された例を示す回路図である。
半導体装置51は、入力端子11と内部回路21の間にESD保護回路31を備える。
半導体装置52は、入力端子12と内部回路22の間にESD保護回路32を備える。
ESD保護回路31および32は、ドレインとソースを互いに接続したp型のMOSトランジスタM1と、ドレインとソースを互いに接続したn型のMOSトランジスタM2からなる。
半導体装置51は電源電圧VDD1が5[V]であり、半導体装置52は電源電圧VDD2が3[V]である。
バス6は、半導体装置51の電源電圧VDD1に抵抗R3によってプルアップされる。
バス6が、電源電圧VDD1でプルアップされているので、半導体装置52の入出力端子には、バス6を介して、電源電圧5[V]が印加される。
ESD保護回路32のトランジスタM1のドレインとゲートは、電源電圧3[V]に接続されているので、入出力端子12に5[V]が印加された場合は、ESD保護回路32のトランジスタM1は順バイアスされてオンする。その結果、バス6と電源電圧VDD2との間に電流経路が形成されて、バス6の電圧をVf+3[V]で制限するため、バスを介した正常な信号のやり取りができなくなる可能性がある。ここでVfは第1のトランジスタM1のpn接合の順方向電圧降下である。
このように、動作電圧の異なる複数の半導体装置を接続して用いるシステムの場合に、ESD保護回路によって正常な動作が妨げられる場合がある。
上記は、電源電圧が異なる場合であったが、それぞれの半導体装置の電源を個々に制御するシステムがある。
例えば、スピーカを使用しない時にアンプの電源をオフして消費電力を削減する半導体装置がバスに接続された場合は、電源を切断されたアンプの電源端子が0[V]であれば、バスはVf[V]で制限され、正常に信号を伝送できない。
一般的に、電源電圧の異なる半導体装置間をバスで接続する場合は、信号レベル変換器を用いる。しかし、回路が複雑になり部品点数も増加してしまうため、電源端子と入出力端子間の第1のトランジスタM1が省略される場合がある。トランジスタM1が省略された場合は、正の過大な電圧に対して保護されなくなるために、ESDに対して脆弱になるという問題があった。
本発明は、電源電圧の異なる複数の半導体装置が接続されたバスや、消費電力削減のために半導体装置ごとに電源を切断されるシステムにおいても、半導体装置の正常な動作を妨げない、ESD保護回路を提供することを目的とする。
半導体装置の入出力端子と内部回路の間に接続されるESD保護回路において、前記ESD保護回路は、
p型のMOSトランジスタを用いて、ソースとゲートを接続した第1のトランジスタを高電圧供給端子に接続し、
n型のMOSトランジスタを用いて、ソースとゲートを接続した第2のトランジスタを低電圧供給端子に接続し、
n型のMOSトランジスタを用いた第3のトランジスタのドレインに該第1のトランジスタのドレインを接続し、
該第2のトランジスタのドレインと該第3のトランジスタのソースを接続し、
該第2のトランジスタと該第3のトランジスタのソースの共通接続点に前記入出力端子と前記内部回路を接続し、
該第3のトランジスタのゲートにバイアス回路を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項1〜2の記載によれば、電源電圧の異なる複数の半導体装置が接続されたバスや、消費電力削減のために半導体装置ごとに電源を切断されるシステムにおいても、半導体装置の正常な動作を妨げない、ESD保護回路を提供することができる。
図1は本発明の実施例を示す回路図である。
p型のMOSトランジスタを用い、ソースとゲートを接続した第1のトランジスタM1を電源端子VDDに接続する。
n型のMOSトランジスタを用い、ソースとゲートを接続した第2のトランジスタM2をグランド端子GNDに接続する。
n型のMOSトランジスタを用いた第3のトランジスタM3のドレインと第1のトランジスタのドレインを接続する。
第2のトランジスタM2のドレインと第3のトランジスタM3のソースを接続する。
第3のトランジスタM3のゲートとドレイン間に第1の抵抗R1を接続し、
第3のトランジスタM3のゲートとソース間に第2の抵抗R2を接続する。
第2のトランジスタM2と第3のトランジスタM3のソースの共通接続点に、入力端子1と内部回路2を接続する。
第1のトランジスタM1のバックゲートは電源端子VDDに接続され、第2のトランジスタM2のバックゲートはグランド端子GNDに接続され、第3のトランジスタM3のバックゲートはグランド端子GNDに接続されている。
トランジスタM3にはバイアス回路4が接続されている。
本ESD保護回路3を備えた半導体装置の入出力端子1に、本ESD保護回路を備えた半導体装置の電源電圧VDDよりやや高い電圧(半導体装置の電源として使用されるような)が加えられた場合、抵抗R1とR2の抵抗値の比を大きくすることにより、第3のトランジスタのゲート・ソース間の電圧をトランジスタM3のVth(閾値電圧)より小さくする。
その結果、第3のトランジスタM3をオンすることができず、第1のトランジスタはオンしないため、ESD保護回路は動作しない。電源が切断されて、電源電圧が0Vの場合も同様に、第3のトランジスタM3がオンしない。
しかし、ESDのような数百Vの過大な電圧が入出力端子に加えられた場合は、第3のトランジスタのゲート・ソース間の電圧は、トランジスタM3のVthより大きくなる。その結果、第3のトランジスタM3がオンし、さらに第1のトランジスタM1もオンして、入出力端子1と電源端子VDDに電流路が形成され、内部回路2は過電圧から保護される。
つまり、第1のトランジスタM1と第2のトランジスタM2の動作は従来回路と同じであるが、第3のトランジスタM3は、半導体装置の間の電源電圧の差のような電圧が入力端子に加えられた場合に、入出力端子1と電源端子VDDの順方向の導通を妨げる目的で設置されている。
なおESD保護回路が動作する電圧は、抵抗R1とR2の比を調整することにより調節可能であり、バイアス回路は複数のダイオードを用いてもよい。
図2はダイオードを使用したバイアス回路の例を示す回路図である。バイアス回路4は、複数のダイオードD1〜D1を直列に接続したダイオード群D1をトランジスタM3のドレイン・ゲート間に接続し、複数のダイオードD2〜D2を直列に接続したダイオード群D2をトランジスタM3のゲート・ソース間に接続し、pn接合の順方向電圧降下の和、またはpn接合の逆方向のブレークダウン電圧の和で、所定のバイアスを得る。
本発明によるESD保護回路の回路図の例である。 本発明によるESD保護回路のバイアス回路の別の例である。 従来のESD保護回路の回路図の例である。 従来のESD保護回路を備えた半導体装置のバス接続の例を示す回路図である。
符号の説明
M1 p型MOSトランジスタ
M2,M3 n型MOSトランジスタ
R1,R2,R3 抵抗
1,11,12 入出力端子
2,21,22 内部回路
3,31,32 ESD保護回路
4 バイアス回路
51,52 半導体装置
6 バス
VDD,VDD1,VDD2 電源端子
GND グランド端子
D1,D2 ダイオード群

Claims (2)

  1. 半導体装置の入出力端子と内部回路の間に接続されるESD保護回路において、前記ESD保護回路は、
    p型のMOSトランジスタを用いて、ソースとゲートを接続した第1のトランジスタを高電圧供給端子に接続し、
    n型のMOSトランジスタを用いて、ソースとゲートを接続した第2のトランジスタを低電圧供給端子に接続し、
    n型のMOSトランジスタを用いた第3のトランジスタのドレインに該第1のトランジスタのドレインを接続し、
    該第2のトランジスタのドレインと該第3のトランジスタのソースを接続し、
    該第2のトランジスタのソースと該第3のトランジスタのソースの共通接続点に前記入出力端子と前記内部回路を接続し、
    該第3のトランジスタにバイアス回路を備えたことを特徴とするESD保護回路。
  2. 前記バイアス回路は、前記第3のトランジスタのゲートとドレイン間に第1の抵抗を接続し、該第3のトランジスタのゲートとソース間に第2の抵抗を接続し、該第3のトランジスタのドレインとソース間の電圧を第1の抵抗と第2の抵抗で分割したことを特徴とする請求項1に記載のESD保護回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012524404A (ja) * 2009-04-15 2012-10-11 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション トレラント及びフェールセーフ設計のためのロバストなesd保護回路、方法及び設計構造体
JP2015082699A (ja) * 2013-10-21 2015-04-27 アスモ株式会社 モータ制御装置

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