JP2010009650A - レーザ光出力制御回路及びそれを備えた光ピックアップ装置及び光ディスク装置並びにレーザ駆動方法 - Google Patents

レーザ光出力制御回路及びそれを備えた光ピックアップ装置及び光ディスク装置並びにレーザ駆動方法 Download PDF

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Koji Mori
耕司 森
Takeshi Yuwaki
武志 湯脇
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Abstract

【課題】電源電圧が一次的に降下したときにでも、過大な電流値の制御信号が半導体レーザへ印加されてしまうことを防止することができるレーザ光出力制御回路及びレーザ駆動方法を提供する。
【解決手段】半導体レーザ7を電流駆動する制御信号S1を出力するレーザ駆動部20と、このレーザ駆動部20から出力される制御信号S1の電圧を監視し、この電圧と閾値電圧との比較結果に基づいてレーザ駆動部20からの制御信号S1の出力を停止させる監視制御部23とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光出力制御回路及びそれを備えた光ピックアップ装置及び光ディスク装置並びにレーザ駆動方法に関する。
レーザダイオードなどの半導体レーザは極めて小型で、かつ駆動電流に高速に応答するため、光ディスク装置、光通信装置、レーザプリンタなど様々な電子機器の光源として広く使用されている。
例えば、光ディスク装置においては、半導体レーザを設けた光ピックアップ装置により、光ディスクなどの記録媒体にデータの再生・記録を行っている。
書き換え可能な光ディスクとしては相変化光ディスク、光磁気ディスクが広く知られている。これらのディスクは、いずれも記録、再生、消去を行う際に照射されるレーザ光の強度が異なる。例えば、再生時は記録時より強度が弱いレーザ光を光ピックアップ装置から光ディスクへ照射することにより、記録ピットを破壊することなく光ディスク上に記録されたデータを読み出すようにしている。
近年、光ディスクの高密度化、高転送レート化が図られており、このような光ディスクに対して記録・再生が可能なエラーレートを得るためには、各動作モード(記録、再生、消去)においてレーザ光の強度を十分に制御することが必要である。
特に、半導体レーザは駆動電流−光出力特性の温度特性変化が著しいことから、そのレーザ光の出力を所望の強度に設定するために、光ピックアップ装置には一般にAPC(Auto Power Control)回路が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
図5に従来の光ピックアップ装置の概略構成図を示す。同図に示すように、光ピックアップ装置101は、概略、光学部102とレーザ光出力制御回路103とから構成されている。そして、レーザ光出力制御回路103によって光ディスク104に光学部102から照射する書き込み用レーザ光の強度を制御しながら、光ディスク104にデータを書き込むようにしている。
ここで、光学部102は、レーザダイオードなどの半導体レーザ107と、フォトダイオード112とを有している。そして、レーザ光出力制御回路103から出力される制御信号S101に基づいて半導体レーザ107から所定強度のレーザ光が出射される。このレーザ光はビームスプリッタ108で分光され、一部のレーザ光がフォトダイオード112で受光される。一方、残りのレーザ光はコリメータレンズ109や対物レンズ110を介して光ディスク104に照射される。
また、レーザ光出力制御回路103は、フォトダイオード112から出力される電流信号S102に基づいて制御信号S101を生成する回路である。このレーザ光出力制御回路103は、参照信号S103を増減するための可変抵抗Rcontを備えた参照信号増減回路114と、参照信号S103と電流信号S102との差分を差分電圧信号S106として出力する差分検出回路116と、差分電圧信号S106に基づいた制御信号S101を生成する制御信号生成回路120とから構成される。
制御信号生成回路120は、電圧電流変換回路121と出力回路122とを直列接続して構成している。そして、差分検出回路116から出力される差分電圧信号S106を電圧電流変換回路121で電流信号に変換し、その後、出力回路122から光学部102の半導体レーザ107に制御信号S101を出力するようにして、半導体レーザ107を電流駆動している。
そして、光ピックアップ装置101では、製品仕様ごとに異なる所定強度のレーザ光を半導体レーザ107から光ディスク104に向けて照射できるように、その出荷前に上記可変抵抗Rcontを調整して制御信号S101の大きさを調整している。
特開2004−234765号公報
ところが、従来の光ピックアップ装置101では、電源電圧が一時的に降下した場合に制御信号S101が所望の電流より大きくなりすぎ、半導体レーザ107に過大な電流が流れて光ディスク104の破損に繋がる虞があった。
ここで、従来のレーザ光出力制御回路103において、電源電圧が一時的に降下した場合に過電流が発生するメカニズムを図6を参照して説明する。
レーザ光出力制御回路103の電源電圧が、何らかの理由でその電圧レベルが一時的に降下する電源異常が発生したとする。このとき、出力回路122の特性上電流が流れなくなるような電源電圧になると(図6に示すタイミングt1参照。)、制御信号S101が小さくなって電流信号S102も小さくなる。その結果、誤差増幅回路119への入力される電圧信号S104の電圧レベルが小さくなり、誤差増幅回路119から出力される差分電圧信号S106は上がる方向に動く。差分電圧信号S106の電圧が上がった状態で電源復帰すると、制御信号S101として過大な電流が流れることになり、光ディスク104の破損に繋ってしまう。
このような電源異常を検出する方法としては、レーザ光出力制御回路103にその電源電圧を監視する電源監視回路を設ける方法がある。しかし、半導体レーザ107においてその閾値や微分抵抗などの特性に個体差があることから、光ピックアップ装置毎に閾値を設定しなければならない。また、半導体レーザ107はその温度特性により閾値が変わってしまうため、温度変化に応じた設定や回路が必要となってしまう。
そこで、かかる課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、半導体レーザを電流駆動する制御信号を出力するレーザ駆動部と、前記レーザ駆動部から出力される制御信号の電圧を監視し、この電圧と閾値電圧との比較結果に基づいて前記レーザ駆動部からの前記制御信号の出力を停止させる監視制御部とを備える。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記レーザ駆動部は、電源電圧と前記半導体レーザとの間に接続されて入力信号に応じた前記制御信号を前記半導体レーザへ出力するトランジスタを備え、前記監視制御部は、前記制御信号の電圧と前記閾値電圧とを比較する比較器と、前記制御信号の電圧が前記閾値電圧よりも高い電圧のとき前記トランジスタへの前記入力信号の入力を遮断する遮断部とを備える。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記レーザ駆動部は、前記半導体レーザと接地電圧との間に接続されて入力信号に応じた前記制御信号を前記半導体レーザへ出力するトランジスタを備え、前記監視制御部は、前記制御信号の電圧と前記閾値電圧とを比較する比較器と、前記制御信号の電圧が前記閾値電圧よりも低い電圧のとき前記トランジスタへの前記入力信号の入力を遮断する遮断部とを備える。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記監視制御部は、前記比較器の出力を外部に出力する出力端子を備える。
また、請求項5に記載の発明は、導体レーザと、レーザ光出力制御回路とを備えた光ピックアップ装置において、前記レーザ光出力制御回路は、前記半導体レーザを電流駆動する制御信号を出力するレーザ駆動部と、前記レーザ駆動部から出力される制御信号の電圧を監視し、この電圧と閾値電圧との比較結果に基づいて前記レーザ駆動部からの前記制御信号の出力を停止させる監視制御部とを備える。
また、請求項6に記載の発明は、半導体レーザと、レーザ光出力制御回路とを備えた光ピックアップ装置を備えた光ディスク装置において、前記光ピックアップ装置のレーザ光出力制御回路は、前記半導体レーザを電流駆動する制御信号を出力するレーザ駆動部と、前記レーザ駆動部から出力される制御信号の電圧を監視し、この電圧と閾値電圧との比較結果に基づいて前記レーザ駆動部からの前記制御信号の出力を停止させる監視制御部とを備える。
また、請求項7に記載の発明は、半導体レーザを電流駆動する制御信号をレーザ駆動部から出力するステップと、前記レーザ駆動部から出力される制御信号の電圧と閾値電圧とを比較するステップと、前記制御信号の電圧と閾値電圧との比較結果に基づいて、レーザ駆動部からの前記制御信号の出力を停止させるステップと、を有する。
本発明によれば、半導体レーザに印加される制御信号の電圧と閾値電圧との比較結果に応じて、レーザ駆動部から制御信号の出力を停止させるので、電源電圧が一次的に降下したときにおいて、過大な電流値の制御信号が半導体レーザへ印加されてしまうことを防止することができる。従って、電源電圧が一次的に降下したときであっても、光ディスクの破損を回避することが可能となる。
本発明の一実施形態におけるレーザ光出力制御回路は、半導体レーザを電流駆動する制御信号を出力するレーザ駆動部を備えており、光ディスク装置の光ピックアップ装置やその他の電子機器に適用することができる。また、このレーザ光出力制御回路は、APC(Auto Power Control)機能を有しており、レーザ光の出力を所望の強度に設定するようにしている。
上述のように、従来のレーザ光出力制御回路では、電源電圧が一時的に降下した場合に過電流が発生して、半導体レーザに過電流が流れ、光ディスク104の破損が生じてしまう虞があった。
そこで、本実施形態におけるレーザ光出力制御回路では、レーザ駆動部から出力される制御信号の電圧を監視し、この電圧と閾値電圧との比較結果に基づいてレーザ駆動部からの制御信号の出力を停止させる監視制御部を設けている。
この監視制御部により、レーザ光出力制御回路の電源電圧に電源異常が発生して半導体レーザに過電流が発生する前に半導体レーザへの制御信号の供給を停止することができるので、光ディスクなどの記憶媒体やその書き込みデータを保護することができる。
しかも、半導体レーザの一端に印加される制御信号の電圧を監視することにより、個々の半導体レーザにより異なる固有閾値、微分抵抗、温度特性に応じた閾値設定を行う必要がない。
半導体レーザの一端に印加される制御信号の電圧の検出によって、レーザ駆動部に供給される電源電圧から半導体レーザに供給するレーザ駆動電圧を減算した電圧(以下、この電圧を「ヘッドルーム電圧」と呼ぶ)の検出を行うことができる。従って、このヘッドルーム電圧の電圧レベルを検出することで、電源電圧に電源異常が発生しているか否かを把握することができ、上記監視制御部においては、ヘッドルーム電圧が所定の閾値電圧以下のときに電源異常の発生を検出するようにしている。
ここで、レーザ駆動部において、入力信号に応じた制御信号を半導体レーザへ出力する出力トランジスタが電源電圧と半導体レーザとの間に接続されているとする。このとき、監視制御部は、制御信号の電圧と所定の閾値電圧とを比較する比較器と、制御信号の電圧が閾値電圧よりも高い電圧のとき出力トランジスタへの入力信号の入力を遮断する遮断部とにより構成することができる。
また、レーザ駆動部において、入力信号に応じた制御信号を半導体レーザへ出力する出力トランジスタが半導体レーザと接地電圧との間に接続されているとする。このとき、監視制御部は、制御信号の電圧と閾値電圧とを比較する比較器と、制御信号の電圧が閾値電圧よりも低い電圧のときトランジスタへの入力信号の入力を遮断する遮断部とにより構成することができる。
以下、本発明のレーザ光出力制御回路を適用した電子機器の一例として光ディスク装置の構成について説明する。図1は本発明の一実施形態における光ディスク装置に内蔵される光ピックアップ装置の概略構成図である。
本実施形態における光ディスク装置Aは、図1に示すように、光ディスク(記憶媒体)4へのデータの記録・再生を行う光ピックアップ装置1を備えている。
光ピックアップ装置1は、光学部2とレーザ光出力制御回路3とから構成しており、光学部2から光ディスク4に向けて照射するレーザ光の強度をレーザ光出力制御回路3によって制御するようにしている。
以下に光学部2及びレーザ光出力制御回路3の具体的な構成について説明する。
光学部2は、レーザ光を光ディスク4に照射するための光照射装置5と、同光照射装置5から照射されるレーザ光の強度を検出するための受光装置6とから構成されている。
光照射装置5は、レーザ光出力制御回路3から出力される制御信号S1に応じた強度のレーザ光をレーザダイオードなどの半導体レーザ7から出射する。半導体レーザ7から出射されたレーザ光はビームスプリッタ8で分光され、一部のレーザ光が受光装置6に入射する。一方、ビームスプリッタ8で分光された残りのレーザ光はコリメータレンズ9と対物レンズ10とを介して光ディスク4に照射される。
また、受光装置6は、ビームスプリッタ8で分光されたレーザ光を集光レンズ11で集光してフォトダイオード12へ入射する。フォトダイオード12では入射されたレーザ光をその強度に応じた電流値を有する電流信号S2に変換する。
一方、レーザ光出力制御回路3は、APC(Auto Power Control)機能を有し、電流信号S2に基づいて制御信号S1を生成する。このレーザ光出力制御回路3は、参照信号S3を増減するための参照信号増減回路14と、電流信号S2と参照信号S3との差に応じた差分電圧信号S6を出力する差分検出回路16と、差分電圧信号S6に基づいた制御信号S1を生成するレーザ駆動部20とを備えている。
参照信号増減回路14は、参照信号生成回路15に可変抵抗Rcontを接続し、同可変抵抗Rcontの抵抗値を増減することによって参照信号生成回路15で生成する参照信号S3の電流値を増減する。なお、参照信号生成回路15では、可変抵抗Rcontの抵抗値を増大させた場合に、参照信号S3の電流値が直線的に減少するように構成している。
このように、光ピックアップ装置1では、出荷前に参照信号増減回路14に設けた可変抵抗Rcontを調整することによって、制御信号S1の大きさを調整可能としている。これにより製品仕様ごとに異なる強度のレーザ光を光照射装置5から光ディスク4に向けて照射できる。
差分検出回路16は、目標信号変換回路17、比較信号変換回路18、誤差増幅回路19により構成されている。目標信号変換回路17は、参照信号増減回路14から出力される参照信号S3を電流電圧変換して目標信号S5を生成し、比較信号変換回路18は光学部2から出力される電流信号S2を電流電圧変換して比較信号S4を生成する。そして、誤差増幅回路19は、目標信号S5と比較信号S4とを比較して、目標信号S5の電圧と比較信号S4の電圧の差分に応じた電圧レベルの差分電圧信号S6を出力する。
また、レーザ駆動部20は、半導体レーザ7を電流駆動する制御信号S1を出力する機能を有しており、電流電圧変換回路21と、出力回路22とにより構成される。電流電圧変換回路21は、差分検出回路16から出力される差分電圧信号S6をその電圧値に応じた電流値の差分電流信号S7に変換する。出力回路22は、後述のように出力トランジスタを有しており、電流電圧変換回路21から出力される差分電流信号S7に基づいて制御信号S1を生成し、この制御信号S1を出力トランジスタから光学部2の光照射装置5に出力するようにしている。
ここで、レーザ光出力制御回路3は、制御信号S1の電圧を監視してレーザ駆動部20を制御する監視制御部23をさらに備えている。そして、電源異常によって電源電圧の一次的な降下が発生したとき、この監視制御部23によってレーザ駆動部20からの制御信号S1の出力を停止して、過大な電流値の制御信号S1が半導体レーザに印加されることを防止している。
以下、電源電圧Vccが一時的に降下した場合に、レーザ駆動部20からの制御信号S1を監視制御部23によって停止する構成について具体的に説明する。
まず、レーザ光出力制御回路3をカソードコモン用のレーザ光出力制御回路とした場合の例について説明する。図2はカソードコモン用のレーザ光出力制御回路の出力回路及び監視制御部の構成を示す図、図3は本実施形態のレーザ光出力制御回路において電源電圧が一時的に降下した場合の動作の説明図である。なお、レーザ光出力制御回路3は樹脂モールドなどによりICパッケージ化されている。
このレーザ光出力制御回路3は、図2に示すように、レーザ駆動部20の出力回路22として、電流増幅器A1と、遮断部としてのスイッチSW1と、出力トランジスタT1とから構成される。
電流増幅器A1は、電流電圧変換回路21から出力される差分電圧信号S6を電流増幅した差分電流信号S7をスイッチSW1の一端へ出力する。このスイッチSW1の他端には出力トランジスタT1のゲートが接続されており、スイッチSW1が短絡状態のとき、差分電流信号S7が出力トランジスタT1のゲートに入力される。また、出力トランジスタT1のソースは電源電圧Vccに接続され、そのドレインは出力端子Voutに接続されており、この出力端子Voutを介して半導体レーザ7へ制御信号S1が出力される。なお、半導体レーザ7は、そのアノードが出力端子Voutに接続され、カソードが接地電圧GNDに接続される。
一方、監視制御部23は、比較器C1により構成される。そして、この比較器C1の反転入力端子V−には、出力トランジスタT1のドレイン及び出力端子Voutが接続される。一方、非反転入力端子V+には電圧Vth(以下、「閾値電圧Vth」とする。)の可変電源を介して電源電圧Vccが接続され、閾値電圧Vth’(=電源電圧Vcc−閾値電圧Vth)が印加されている。
そのため、出力端子Voutから出力される制御信号S1が閾値電圧Vth’よりも高い電圧のとき、比較器C1からHレベルの出力信号S10が出力される。一方、制御信号S1が閾値電圧Vth’以下の電圧のとき、比較器C1からLレベルの出力信号S10が出力される。
比較器C1の出力はスイッチSW1の制御端子に接続されており、出力信号S10がHレベルのときスイッチSW1が開放状態となり、出力トランジスタT1のゲートへの差分電流信号S7の入力が遮断される。一方、出力信号S10がLレベルのときスイッチSW1が短絡状態となり、出力トランジスタT1のゲートへ差分電流信号S7が入力される。
従って、制御信号S1が閾値電圧Vth’よりも高い電圧である間、換言すればヘッドルーム電圧Vhdが閾値電圧Vthよりも低い電圧である間、スイッチSW1が開放状態となりレーザ駆動部20からの制御信号S1の出力が停止する(図3参照)。
その結果、電源電圧Vccが一次的に降下したときに、過大な電流値の制御信号S1が半導体レーザ7へ印加されてしまうことを防止することができ、光ディスク4の破損を回避することが可能となる。
次に、レーザ光出力制御回路3をアノードコモン用のレーザ光出力制御回路とした場合の例について説明する。図4はアノードコモン用のレーザ光出力制御回路の出力回路及び監視制御部の構成を示す図である。
図4に示すように、アノードコモン用のレーザ光出力制御回路3におけるレーザ駆動部20の出力回路22は、電流増幅器A2と、遮断部としてのスイッチSW2と、出力トランジスタT2とから構成される。
電流増幅器A2は、電流電圧変換回路21から出力される差分電圧信号S6を電流増幅した差分電流信号S7をスイッチSW2の一端へ出力する。また、スイッチSW2の他端には出力トランジスタT2のゲートが接続されており、スイッチSW2が短絡状態のとき、差分電流信号S7が出力トランジスタT2のゲートに入力される。この出力トランジスタT2のソースは接地電圧GNDに接続され、そのドレインは出力端子Voutに接続されており、この出力端子Voutを介して半導体レーザ7へ制御信号S1が出力される(半導体レーザ7からの電流が流れ込む)。なお、半導体レーザ7は、そのカソードが出力端子Voutに接続され、アノードが電源電圧Vccに接続される。
一方、監視制御部23は、比較器C2により構成される。そして、この比較器C2の非反転入力端子V+には出力トランジスタT2のドレインが接続され、反転入力端子V−には閾値電圧Vthが印加されている。
そのため、出力端子Voutから出力される制御信号S1が閾値電圧Vthよりも低い電圧のとき、比較器C2からHレベルの出力信号S10が出力される。一方、制御信号S1が閾値電圧Vth以上の電圧のとき、比較器C2からLレベルの出力信号S10が出力される。
比較器C2の出力はスイッチSW2の制御端子に接続されており、出力信号S10がHレベルのときスイッチSW2が開放状態となり、出力トランジスタT2のゲートへの差分電流信号S7の入力が遮断される。一方、出力信号S10がLレベルのときスイッチSW2が短絡状態となり、出力トランジスタT2のゲートへ差分電流信号S7が入力される。
従って、制御信号S1が閾値電圧Vthよりも低い電圧である間、換言すればヘッドルーム電圧Vhdが閾値電圧Vthよりも低い電圧である間、スイッチSW2が開放状態となりレーザ駆動部20からの制御信号S1の出力が停止する(図3参照)。
その結果、電源電圧Vccが一次的に降下したときに、過大な電流値の制御信号S1が半導体レーザ7へ印加されてしまうことを防止することができ、光ディスク4の破損を回避することが可能となる。
なお、閾値電圧Vthは、レーザ駆動部20の出力トランジスタT1,T2が所望の出力電流を保証可能なドレイン−ソース電圧Vdsから決められており、レジスタ設定により複数段階の閾値(例えば、2段階の閾値)で設定可能になっている。なお、閾値電圧Vthの初期値は、出力トランジスタT1,T2の個体差に応じて決定される。
また、上述においては、スイッチSW1,SW2を直接出力信号S10で駆動するようにしたが、比較器C1,C2の出力をラッチ回路を介してスイッチSW1,SW2の制御端子に接続するようにしてもよい。この場合、比較器C1,C2からHレベルの出力信号S10が出力されると、ラッチ回路でラッチされてHレベルの信号がスイッチSW1の制御端子に入力されスイッチSW1が開放状態となる。そして、この状態は、レーザ光出力制御回路3の電源が一端OFF状態となるまで継続する。
なお、ラッチ回路を介してスイッチSW1,SW2を制御するのか、ラッチ回路を介さずにスイッチSW1,SW2を制御するのかを図示しないレジスタ設定により選択するようにしてもよい。また、図示しないレジスタ設定により比較器C1,C2の出力をスイッチSW1,SW2へ出力しない(ラッチ回路を介すか介さないかに関わらず)ように構成してもよい。
さらに、図1,2,4に示すように、比較器C1,C2の出力信号S10を外部へ出力する出力端子である異常検出端子Vabに出力することができるようにしている。そして、光ディスク装置Aは、この異常検出端子Vabの電圧がHレベルのとき、電圧異常があった旨の情報を図示しない記憶部のフィードバックアドレス領域に記憶する。光ディスク装置Aのユーザは、このフィードバックアドレス領域にアクセスすることで、異常検出結果を確認することが可能となる。
また、比較器C1,C2の出力をラッチ回路を介して異常検出端子Vabに接続するようにしてもよい。この場合、比較器C1,C2からHレベルの出力信号S10が出力されると、ラッチ回路でラッチされてHレベルの信号が異常検出端子Vabから出力される。この場合も同様に、ラッチ回路を介して異常検出端子Vabに出力するか、ラッチ回路を介さずに異常検出端子Vabに出力するかを図示しないレジスタ設定により選択するようにしてもよい。
また、スイッチSW1,SW2の制御端子には、図示しないデータ制御端子からの信号も入力されており、このデータ制御端子に入力されるデータに基づいて、制御信号S1の出力の供給/停止を行うようにしている。なお、データ制御端子からの信号と比較器C1,C2の出力信号S10とは図示しない論理和回路を介してスイッチSW1,SW2の制御端子に入力される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の一実施形態における光ディスク装置に内蔵される光ピックアップ装置の概略構成図である。 カソードコモン用のレーザ光出力制御回路における出力回路及び監視制御部の構成を示す図である。 本発明の一実施形態のレーザ光出力制御回路において電源電圧が一時的に降下した場合の動作の説明図である。 アノードコモン用のレーザ光出力制御回路における出力回路及び監視制御部の構成を示す図である。 従来の光ピックアップ装置の概略構成図である。 従来のレーザ光出力制御回路において電源電圧が一時的に降下した場合の動作の説明図である。
符号の説明
A 光ディスク装置
1,100 光ピックアップ装置
2,102 光学部
3,103 レーザ光出力制御回路
4,104 光ディスク
5 光照射装置
6 受光装置
7,107 半導体レーザ
8,108 ビームスプリッタ
9,109 コリメータレンズ
10,110 対物レンズ
11 集光レンズ
12,112 フォトダイオード
14,114 参照信号増減回路
15,115 参照信号生成回路
16,116 差分検出回路
17,117 目標信号変換回路
18,118 比較信号変換回路
19,119 誤差増幅回路
20,120 レーザ駆動部
21,121 電流電圧変換回路
22,122 出力回路
23 監視制御部
A1,A2 電流増幅器
C1,C2 比較器
T1,T2 出力トランジスタ
SW1,SW2 スイッチ(遮断部)

Claims (7)

  1. 半導体レーザを電流駆動する制御信号を出力するレーザ駆動部と、
    前記レーザ駆動部から出力される制御信号の電圧を監視し、この電圧と閾値電圧との比較結果に基づいて前記レーザ駆動部からの前記制御信号の出力を停止させる監視制御部と
    を備えたレーザ光出力制御回路。
  2. 前記レーザ駆動部は、電源電圧と前記半導体レーザとの間に接続されて入力信号に応じた前記制御信号を前記半導体レーザへ出力するトランジスタを備え、
    前記監視制御部は、前記制御信号の電圧と前記閾値電圧とを比較する比較器と、前記制御信号の電圧が前記閾値電圧よりも高い電圧のとき前記トランジスタへの前記入力信号の入力を遮断する遮断部とを備える請求項1に記載のレーザ光出力制御回路。
  3. 前記レーザ駆動部は、前記半導体レーザと接地電圧との間に接続されて入力信号に応じた前記制御信号を前記半導体レーザへ出力するトランジスタを備え、
    前記監視制御部は、前記制御信号の電圧と前記閾値電圧とを比較する比較器と、前記制御信号の電圧が前記閾値電圧よりも低い電圧のとき前記トランジスタへの前記入力信号の入力を遮断する遮断部とを備える請求項1に記載のレーザ光出力制御回路。
  4. 前記監視制御部は、前記比較器の出力を外部に出力する出力端子を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ光出力制御回路。
  5. 半導体レーザと、レーザ光出力制御回路とを備え、
    前記レーザ光出力制御回路は、
    前記半導体レーザを電流駆動する制御信号を出力するレーザ駆動部と、
    前記レーザ駆動部から出力される制御信号の電圧を監視し、この電圧と閾値電圧との比較結果に基づいて前記レーザ駆動部からの前記制御信号の出力を停止させる監視制御部と
    を備える光ピックアップ装置。
  6. 半導体レーザと、レーザ光出力制御回路とを備えた光ピックアップ装置を備え、
    前記光ピックアップ装置のレーザ光出力制御回路は、
    前記半導体レーザを電流駆動する制御信号を出力するレーザ駆動部と、
    前記レーザ駆動部から出力される制御信号の電圧を監視し、この電圧と閾値電圧との比較結果に基づいて前記レーザ駆動部からの前記制御信号の出力を停止させる監視制御部と
    を備える光ディスク装置。
  7. 半導体レーザを電流駆動する制御信号をレーザ駆動部から出力するステップと、
    前記レーザ駆動部から出力される制御信号の電圧と閾値電圧とを比較するステップと、
    前記制御信号の電圧と閾値電圧との比較結果に基づいて、レーザ駆動部からの前記制御信号の出力を停止させるステップと、を有するレーザ駆動方法。
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