JP2010006263A - 動力伝達装置及びこの動力伝達装置を用いた四輪駆動車 - Google Patents

動力伝達装置及びこの動力伝達装置を用いた四輪駆動車 Download PDF

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Abstract

【課題】必要なときに駆動トルクの断続が可能であって、車両への搭載性を悪化させることなく、駆動トルクの制御が可能な動力伝達装置及びこの動力伝達装置を用いた四輪駆動車を提供する。
【解決手段】筒状の回転部材5と、軸状の回転部材9と、回転部材5,9間に配置され複数のクラッチ板3,7からなる多板クラッチ11と、多板クラッチ11に締結力を付与するパイロット機構13と、メインクラッチ11の締結力を制御する電磁石15とを備えた動力伝達装置1において、筒状の回転部材5が、第1の部分17と第2の部分19とからなり、第2の部分19に常時回転方向に係合し、電磁石15への給電により筒状の回転部材5に磁力線が透過したとき、第2の部分19から第1の部分17へ向け吸引移動されて第1の部分17と第2の部分19とが回転方向に係合するクラッチ部材25を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力伝達装置及びこの動力伝達装置を用いた四輪駆動車に関する。
従来、動力伝達装置としては、入出力部材間に配置されたクラッチを断続させて入出力部材間での駆動力の伝達を断続させる駆動力伝達装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような動力伝達装置は、一例として四輪駆動車両に搭載されている。この動力伝達装置は、エンジンなどの動力源によって駆動される主駆動輪への駆動経路とは別に副駆動輪への駆動経路に配置されている。そして、クラッチの締結力を制御して副駆動輪側へ伝達される駆動トルクを調整し、主駆動経路で不足する駆動力を補い、車両の発進性を向上させたり、車両の直進安定性を向上させたり、さらには車両の旋回挙動を安定させたりするために用いられている。
ところで、上記のような動力伝達装置(以下、カップリング)は、オイルで潤滑・冷却される環境にあるので、寒冷地などではオイル温度が低下してオイルの粘性抵抗が増大すると、カップリングに制御外の引き摺りトルクが生じてしまう問題があった。
そこで、特許文献2に開示された動力伝達装置(以下、カップリング)においては、昇温制御用コイルを備えて高周波パルス電流を供給することで、オイル温度を上昇させ、制御外の引き摺りトルクの発生を抑制させている。
また、特許文献1のカップリングは、ハウジングとクラッチ板各々の材質の熱膨張を規定することにより、カップリングが昇温した場合の引き摺りトルクの発生を遅延させている。
しかしながら、特許文献1のカップリングは、構造的にシンプルではあるが、カップリングの昇温時にのみ多板クラッチの引き摺りを低減させる機能に限られたものであった。
そこで、特許文献3に開示された動力伝達装置(以下、カップリング)においては、多板クラッチに押圧力を与えるプランジャポンプのポンプケーシングを電磁石の磁力で回転ケースに対して吸引してプランジャポンプの機能を断続させる、もしくはドグクラッチによってプランジャポンプのポンプケーシングと回転ケースとを断続させている。
しかしながら、特許文献3のカップリングにおけるどちらの構造においても、プランジャポンプの機能を断続させるものであり、依然として多板クラッチは入出力部材間に連結されているので、オイルの粘性抵抗を常時受け、引き摺りトルクを低減させる機構を備えているものではなかった。
そこで、特許文献4に開示された動力伝達装置(以下、カップリング)においては、カップリングスリーブによって流体カップリングを入出力軸間で断続させている。このカップリングによれば、流体カップリングの粘性抵抗による引き摺りトルクの発生をカップリングスリーブの断続機能によって防止することができる。
特開平11−303898号公報 特開2005−299736号公報 特開2001−213186号公報 特開2007−261482号公報
しかしながら、上記特許文献2のカップリングは、昇温制御用コイル自体が大掛かりなものとなり、車両への搭載性を悪化させていた。
また、上記特許文献4のカップリングスリーブは、単に入出力軸間の断続機構であって、カップリングで伝達される駆動トルクを可変制御することができない。さらに、カップリングと断続機構とが別々に構成されるので、大掛かりな構造となり、車両への搭載性を悪化させていた。
そこで、この発明は、必要なときに駆動トルクの断続が可能であって、車両への搭載性を悪化させることなく、駆動トルクの制御が可能な動力伝達装置及びこの動力伝達装置を用いた四輪駆動車の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、入出力部材の一方が連結すると共に、複数の外側クラッチ板が係合する筒状の回転部材と、前記入出力部材の他方が連結すると共に、前記複数の外側クラッチ板に対して軸方向に交互に配置された複数の内側クラッチ板が係合する軸状の回転部材と、前記複数の外側クラッチ板と前記複数の内側クラッチ板からなる多板クラッチを軸方向に押圧して制御可能に締結力を付与するパイロット機構と、前記筒状の回転部材と前記パイロット機構に磁力線を透過させて前記多板クラッチの締結力を制御する電磁石とを備えた動力伝達装置であって、前記筒状の回転部材は、互いに支持関係にある第1の部分と第2の部分とからなり、前記第1の部分は前記入出力部材の一方が連結される連結部を備え、前記第2の部分は前記複数の外側クラッチ板が係合する係合部を備え、前記第1の部分と前記第2の部分とのいずれか一方に常時回転方向に係合し、前記電磁石への給電により前記筒状の回転部材に磁力線が透過したとき、前記第1の部分と前記第2の部分とのいずれか一方から他方へ向け吸引移動されて前記第1の部分と前記第2の部分とが回転方向に係合するクラッチ部材を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の動力伝達装置であって、前記クラッチ部材は、前記電磁石への給電により前記第1の部分と共に前記パイロット機構への磁力線の透過経路の一部を成すことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の動力伝達装置であって、前記電磁石への給電停止時に、前記第1の部分と前記第2の部分との回転方向の係合を切断するように前記クラッチ部材を移動させる付勢部材を備えていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、前記軸状の回転部材と前記第2の部分との間には、相対回転に抵抗力を付与する抵抗部材が設けられていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、前記第1の部分と前記第2の部分とは、前記電磁石への給電により前記パイロット機構への磁力線の透過経路の一部を成すことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、駆動源の駆動トルクが変速機構と第1の伝動機構を介して伝達され、第1の差動装置によって前後輪のうち何れか一方の左右車輪側に駆動力を分配して伝達する主駆動系と、前記第1の伝動機構から分岐する第2の伝動機構を介して伝達され、第2の差動装置によって前後輪のうち何れか他方の左右車輪側に分配して伝達する副駆動系とを備えた四輪駆動車であって、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動力伝達装置を、前記第2の伝動機構の駆動力伝達経路上に配置したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の四輪駆動車であって、前記第2の伝動機構と前記他方の左右車輪との間の駆動力伝達経路上には、断続クラッチが設けられていることを特徴とする。
請求項1の動力伝達装置は、電磁石への給電により吸引移動するクラッチ部材によって、第1の部分と第2の部分とを断続することで、入出力部材間の駆動力を断続することができる。
また、多板クラッチが軸状の回転部材と第2の部分との間で係合しているが、クラッチ部材が切断されている状態では、第1の部分と第2の部分間で相対回転するので、多板クラッチに引き摺りトルクが生じるのを防止することができる。
さらに、入出力部材間の駆動力の断続を、多板クラッチの締結力を制御する電磁石を用いて行うことで、駆動トルクの制御が必要なときには電磁石への給電によりパイロット機構に磁力線を透過させてクラッチ部材を接続し、多板クラッチを軸方向に押圧して制御可能に締結力を付与することができる。これにより、クラッチ部材を断続するための単独機構を設ける必要がなく、車両への搭載性を悪化させることがない。
従って、必要なときに駆動トルクの断続が可能であって、車両への搭載性を悪化させることなく、駆動トルクの制御が可能となる。
請求項2の動力伝達装置は、第1の部分とクラッチ部材とを磁力線の透過経路に用いることで、磁力線の透過経路断面積を増大させることができる。また、クラッチ部材が第1の部分と第2の部分とに係合している状態では、パイロット機構を含めて、透過する磁力線が閉ループをなすので、係合すると確実な係合状態を維持することができる。
請求項3の動力伝達装置は、付勢部材により第1の部分と第2の部分との回転方向の係合を切断するので、エネルギーロスがなく、確実な切断機能が得られる。
請求項4の動力伝達装置は、抵抗部材を配置することで、軸状の回転部材と第2の部分との間の不要な相対回転を防止することができる。
請求項5の動力伝達装置は、第1の部分、第2の部分、そしてクラッチ部材を磁力線の透過経路に用いることで、必要な透過経路断面積を容易に確保することができ、パイロット機構の操作力と操作レスポンスを向上させることができる。
請求項6の四輪駆動車は、第2の伝動機構の駆動力伝達経路上に本発明の動力伝達装置を配置したことにより、多板クラッチによる引き摺りトルクを大幅に低減させることができ、車両の燃費が向上する。
請求項7の四輪駆動車は、断続クラッチを設けることで、本発明の動力伝達装置から断続クラッチまでの駆動力伝達経路を停止させることができ、停止させる駆動力伝達経路部分の回転抵抗を削減することができ、さらに車両の燃費が向上する。
図1〜図4を用いて本発明の実施の形態に係る動力伝達装置及びこの動力伝達装置を用いた四輪駆動車について説明する。
(動力伝達装置)
図1,図2を用いて本発明の実施の形態に係る動力伝達装置について説明する。
本実施の形態の動力伝達装置1は、入出力部材の一方(不図示)が連結すると共に、複数の外側クラッチ板3が係合する筒状の回転部材5と、入出力部材の他方(不図示)が連結すると共に、複数の外側クラッチ板3に対して軸方向に交互に配置された複数の内側クラッチ板7が係合する軸状の回転部材9と、複数の外側クラッチ板3と複数の内側クラッチ板7からなる多板クラッチとしてのメインクラッチ11を軸方向に押圧して制御可能に締結力を付与するパイロット機構13と、筒状の回転部材5とパイロット機構13に磁力線を透過させてメインクラッチ11の締結力を制御する電磁石15とを備えている。そして、筒状の回転部材5は、互いに支持関係にある第1の部分17と第2の部分19とからなり、第1の部分17は入出力部材の一方が連結される連結部21を備え、第2の部分19は複数の外側クラッチ板3が係合する係合部23を備え、第2の部分19に常時回転方向に係合し、電磁石15への給電により筒状の回転部材5に磁力線が透過したとき、第2の部分19から第1の部分17へ向け吸引移動されて第1の部分17と第2の部分19とが回転方向に係合するクラッチ部材25を備えている。
また、クラッチ部材25は、電磁石15への給電により第1の部分17と共にパイロット機構13への磁力線の透過経路の一部を成す。
さらに、電磁石15への給電停止時に、第1の部分17と第2の部分19との回転方向の係合を切断するようにクラッチ部材25を移動させる付勢部材27を備えている。
また、軸状の回転部材9と第2の部分19との間には、相対回転に抵抗力を付与する抵抗部材としてのXリング29及び摺動リング31が設けられている。
さらに、第1の部分17と第2の部分19とは、電磁石15への給電によりパイロット機構13への磁力線の透過経路の一部を成す。
図1,図2に示すように、動力伝達装置1は、筒状の回転部材5と、軸状の回転部材9と、メインクラッチ11と、パイロット機構13と、電磁石15と、クラッチ部材25とを備えている。
筒状の回転部材5は、第1の部分17と第2の部分19とを備えている。第1の部分17は、軸状部33と筒状部35とからなる。軸状部33の外周には、スプライン形状の連結部21が形成され、入出力部材の一方が第1の部分17と一体回転可能に連結される。筒状部35は、磁性材料からなり、軸状部33と連続する一部材で形成され、軸方向一端部に噛み合い歯37が形成されている。また、筒状部35の軸方向他端側の壁部には、筒状の回転部材5の内部に封入される潤滑オイルを流入させる孔39が形成され、蓋部材41によって閉塞されている。この筒状部35の内周側には、摺動ブッシュ43及びベアリング45,47を介して第2の部分19が配置され、第1の部分17と第2の部分19とが相対回転可能に互いに支持されている。
第2の部分19は、クラッチハウジング部49とロータハウジング部51とからなる。クラッチハウジング部49の内周には、スプライン形状の係合部23が形成され、メインクラッチ11の複数の外側クラッチ板3が係合されている。ロータハウジング部51は、磁性材料からなり、クラッチハウジング部49と非磁性体のリング52を介して一体固着するように連続する一部材で形成され、外周にクラッチ部材25が係合されるスプライン形状の係合部53が形成されている。また、ロータハウジング部51の内周側には、筒状の回転部材5と相対回転可能に軸状の回転部材9が配置されている。
軸状の回転部材9は、軸方向の両端側をベアリング55、Xリング29、摺動リング31を介して筒状の回転部材5の第1の部分17と第2の部分19とに支持されている。Xリング29と摺動リング31は、第1の部分17と第2の部分19とが接続されていないときに第2の部分19と軸状の回転部材9との間で不要な相対回転を防止する抵抗部材となっている。なお、Xリング29は第2の部分19と軸状の回転部材9との間をシールするシールリングであり、摺動リング31は金属や樹脂などからなる摺動部材となっている。また、軸状の回転部材9の内周には、スプライン形状の連結部57が形成され、入出力部材の他方が軸状の回転部材9と一体回転可能に連結される。また、軸状の回転部材9の外周には、スプライン形状の係合部59が形成され、メインクラッチ11の複数の内側クラッチ板7が係合されている。この軸状の回転部材9は、メインクラッチ11によって筒状の回転部材5と断続される。
メインクラッチ11は、筒状の回転部材5と軸状の回転部材9との間に配置され、複数の外側クラッチ板3と複数の内側クラッチ板7とからなる。複数の外側クラッチ板3は、第2の部分19のクラッチハウジング部49の係合部23に軸方向移動可能で第2の部分19と一体回転可能に係合されている。複数の内側クラッチ板7は、複数の外側クラッチ板3に対して軸方向に交互に配置され、軸状の回転部材9の係合部59に軸方向移動可能で軸状の回転部材9と一体回転可能に係合されている。このメインクラッチ11は、パイロット機構13によって作動され、筒状の回転部材5の第2の部分19と軸状の回転部材9とを断続する。
パイロット機構13は、カム機構61と、パイロットクラッチ63と、アーマチャ65とを備えている。カム機構61は、プレッシャリング67とカムリング69とに周方向に形成されたカム面を対向させ、この間に介在させたカムボール71とを備えている。プレッシャリング67は、内周側が軸状の回転部材9の係合部59に軸方向移動可能で軸状の回転部材9と一体回転可能に係合されている。カムリング69は、軸状の回転部材9の外周に軸方向移動可能に配置されている。このカムリング69と第2の部分19のロータハウジング部51との間には、カム機構61で生じるスラスト反力を受けるスラストベアリング73が配置されている。カムボール71は、プレッシャリング67とカムリング69との間に配置されている。このカムボール71は、パイロットクラッチ63の接続によってプレッシャリング67とカムリング69との間に差回転が生じることにより、パイロットクラッチ63に生じる摩擦トルクに応じた強さでプレッシャリング67をメインクラッチ11側へ軸方向押圧移動させるカムスラスト力を発生させる。
パイロットクラッチ63は、第2の部分19のクラッチハウジング部49の係合部23に軸方向移動可能で第2の部分19と一体回転可能に係合する複数のアウタクラッチ板と、カムリング69の外周に複数のアウタクラッチ板に対して軸方向に交互に配置され軸方向移動可能でカムリング69と一体回転可能に係合する複数のインナクラッチ板とで構成されている。このパイロットクラッチ63は、アーマチャ65の吸引移動によって締結される。
アーマチャ65は、磁性材料からなり、軸方向においてパイロットクラッチ63を挟んで第2の部分19のロータハウジング部51と対向配置され、クラッチハウジング部49の係合部23に軸方向移動可能に係合されている。このアーマチャ65は、電磁石15への給電により電磁石15側に吸引されてパイロットクラッチ63を接続させる。
電磁石15は、電磁コイル75とコア77とで構成され、ベアリング79を介して第2の部分19のロータハウジング部51に支持されている。コア77は、給電を制御するコントローラ(不図示)に接続されており、コントローラの制御によってメインクラッチ11で必要な摩擦トルクを生じさせるように電磁コイル75に給電される。この電磁石15への給電により、コア77、ロータハウジング部51、パイロットクラッチ63、アーマチャ65を介した磁力線が循環されて磁束ループ81が形成され、アーマチャ65が電磁石15側に吸引移動される。また、磁力線の透過経路である磁束ループ81の一部を第1の部分17と共にクラッチ部材25が成すことにより、電磁石15への給電によりクラッチ部材25がアーマチャ65と共に吸引移動される。
クラッチ部材25は、磁性材料からなり、第2の部分19の係合部53に軸方向移動可能で第2の部分19と常時一体回転可能に係合されている。また、第2の部分19の係合部53の軸方向一端側には、クラッチ部材25の軸方向移動を規制する規制部材83が設けられている。このクラッチ部材25には、第1の部分17の噛み合い歯37と噛み合う噛み合い歯85が形成され、噛み合い歯37,85でドグクラッチ87が構成されている。ドグクラッチ87は、第2の部分19に形成された凹部に配置された付勢部材27によってドグクラッチ87の締結解除(噛み合い歯37,85の噛み合い解除)方向に付勢されている。このドグクラッチ87は、電磁石15への給電によりコア77、ロータハウジング部51、クラッチ部材25、第1の部分17、パイロットクラッチ63、アーマチャ65を介した磁力線が循環されて磁束ループ81が形成され、クラッチ部材25が第2の部分19側から付勢部材27の付勢力に抗して第1の部分17側へ吸引移動されて締結される。
このように構成された動力伝達装置1は、電磁石15への給電によって第1の部分17と第2の部分19とを通過する磁力線がクラッチ部材25を含め磁束ループ81を形成してクラッチ部材25が第2の部分19側から第1の部分17側へ吸引移動され、ドグクラッチ87が接続される。これにより、第1の部分17と第2の部分19とが接続され、筒状の回転部材5が一体回転可能となる。そして、このクラッチ部材25の吸引移動に先行して、第2の部分19の円筒部を通過する磁束ループ80によって初期的にアーマチャ65が吸引され、その後磁束ループ81も加わることでアーマチャ65がパイロットクラッチ63を押圧し、パイロットクラッチ63が接続される。パイロットクラッチ63が接続されるとカム機構61でカムスラスト力が発生してプレッシャリング67がメインクラッチ11側に押圧移動される。このプレッシャリング67の移動によりメインクラッチ11が接続され、筒状の回転部材5と軸状の回転部材9、すなわち、入出力部材間が接続される。
また、電磁石15への給電を停止することにより、付勢部材27によってクラッチ部材25が第1の部分17側から第2の部分19側へ移動され、ドグクラッチ87の接続が解除される。このドグクラッチ87の解除により、筒状の回転部材5において第1の部分17と第2の部分19とが相対回転可能となる。これにより、第1の部分17に連結された入出力部材の一方と、軸状の回転部材9に連結された入出力部材の他方との接続が解除される。また、電磁石15への給電停止により、カム機構61においてプレッシャリング67とカムリング69との差回転が抑制され、カム機構61でスラスト力を発生しなくなり、メインクラッチ11の接続が解除されて第2の部分19と軸状の回転部材9との接続が解除される。
このようにメインクラッチ11の接続解除の状態において、ドグクラッチ87の接続を解除することで、第1の部分17と第2の部分19とが相対回転可能となり、メインクラッチ11で引き摺りトルクを発生することがなくなる。すなわち、メインクラッチ11で潤滑オイルの粘性などによって外側クラッチ板3と内側クラッチ板7とが連れ回りしても、第2の部分19が回転されるだけで、第2の部分19側の回転が第1の部分17側に伝達されることがない。また、同様に、電磁石15の停止によって発生する残留磁気によってパイロットクラッチ63でアウタクラッチ板とインナクラッチ板とが連れ回りしてメインクラッチ11が接続しても、第2の部分19が回転されるだけで、第2の部分19側の回転が第1の部分17側に伝達されることがない。
このような動力伝達装置1では、電磁石15への給電により吸引移動するクラッチ部材25によって、第1の部分17と第2の部分19とを断続することで、入出力部材間の駆動力を断続することができる。
また、メインクラッチ11が軸状の回転部材9と第2の部分19との間で係合しているが、クラッチ部材25が切断されている状態では、第1の部分17と第2の部分19間で相対回転するので、メインクラッチ11に引き摺りトルクが生じるのを防止することができる。
さらに、入出力部材間の駆動力の断続を、メインクラッチ11の締結力を制御する電磁石15を用いて行うことで、駆動トルクの制御が必要なときには電磁石15への給電によりパイロット機構13に磁力線を透過させてクラッチ部材25を接続し、メインクラッチ11を軸方向に押圧して制御可能に締結力を付与することができる。これにより、クラッチ部材25を断続するための単独機構を設ける必要がなく、車両への搭載性を悪化させることがない。
従って、必要なときに駆動トルクの断続が可能であって、車両への搭載性を悪化させることなく、駆動トルクの制御が可能となる。
また、第1の部分17とクラッチ部材25とを磁力線の透過経路に用いることで、磁力線の透過経路断面積を増大させることができる。また、クラッチ部材25が第1の部分17と第2の部分19とに係合している状態では、パイロット機構13を含めて、透過する磁力線が閉ループをなすので、係合すると確実な係合状態を維持することができる。
さらに、付勢部材27により第1の部分17と第2の部分19との回転方向の係合を切断するので、エネルギーロスがなく、確実な切断機能が得られる。
また、抵抗部材としてXリング29及び摺動リング31を配置することで、軸状の回転部材9と第2の部分19との間の不要な相対回転を防止することができる。
さらに、第1の部分17、第2の部分19、そしてクラッチ部材25を磁力線の透過経路に用いることで、必要な透過経路断面積を容易に確保することができ、パイロット機構13の操作力と操作レスポンスを向上させることができる。
(実施の形態の動力伝達装置を用いた四輪駆動車)
図3,図4を用いて実施の形態の動力伝達装置を用いた本発明の実施の形態に係る四輪駆動車について説明する。
(第1実施形態の四輪駆動車)
図3を用いて第1実施形態の四輪駆動車101について説明する。
本実施の形態の四輪駆動車101は、エンジン103や電動モータ105などの駆動源の駆動トルクが変速機構としてのトランスミッション107と第1の伝動機構109を介して伝達され、第1の差動装置としてのフロントデフ111によって前輪113,115側に駆動力を分配して伝達する主駆動系117と、第1の伝動機構109から分岐する第2の伝動機構119を介して伝達され、第2の差動装置としてのリヤデフ121によって後輪123,125側に分配して伝達する副駆動系127とを備えている。そして、動力伝達装置1を、第2の伝動機構119の駆動力伝達経路上に配置した。
図3に示すように、四輪駆動車101は、主駆動系117と副駆動系127とを備えている。主駆動系117は、エンジン103や電動モータ105などの駆動源と、変速機構としてのトランスミッション107と、第1の伝動機構109と、第1の差動装置としてのフロントデフ111とを備えている。副駆動系127は、第2の伝動機構119と、動力伝達装置1と、第2の差動装置としてのリヤデフ121とを備えている。
駆動源からの駆動力は、トランスミッション107で変速されて第1の伝動機構109に伝達される。第1の伝動機構109は、減速ギヤ組129を備えており、伝達された駆動力が減速ギヤ組129で減速されてフロントデフ111に伝達される。
フロントデフ111は、デフケース131と差動ギヤ組133とを備えている。デフケース131は、減速ギヤ組129に連結されており、駆動源からの駆動力によって回転され、内部に収容された差動ギヤ組133に駆動力を伝達する。
差動ギヤ組133は、ピニオン135と一対のサイドギヤ137,139とを備えている。ピニオン135は、デフケース131と共に公転可能で、一対のサイドギヤ137,139の差回転を許容するように自転可能に支承されている。一対のサイドギヤ137,139は、前車軸141,143に連結され、デフケース131からピニオン135に伝達された駆動力を前車軸141,143を介して前輪113,115に分配する。また、デフケース131に伝達された駆動力は、デフケース131に連結された第2の伝動機構119の回転軸部材145に伝達される。
第2の伝動機構119は、回転軸部材145と増速ギヤ組147と変換ギヤ組149と動力伝達装置1と減速ギヤ組151とを備えている。回転軸部材145は、デフケース131と一体回転可能に連結され、デフケース131に伝達された駆動力を回転軸部材145に連結された増速ギヤ組147で増速する。この増速された駆動力は、変換ギヤ組149からプロペラシャフト153を介して動力伝達装置1に伝達される。
動力伝達装置1の筒状の回転部材5の第1の部分17はプロペラシャフト153側に連結され、軸状の回転部材9は減速ギヤ組151側に連結されている。この動力伝達装置1は、ドグクラッチ87が接続の状態であるときには第1の部分17と第2の部分19とが一体回転可能となり、筒状の回転部材5に伝達された駆動力がメインクラッチ11を介して軸状の回転部材9に伝達され、減速ギヤ組151で減速されてリヤデフ121に伝達される。
また、動力伝達装置1のドグクラッチ87が接続解除の状態であるときには第1の部分17と第2の部分19とが相対回転可能となり、第1の部分17に伝達された駆動力は第2の部分19に伝達されず、軸状の回転部材9には駆動力が伝達されない。また、後輪123,125の路面との接触によるリヤデフ121側からの回転も、第2の部分19側から第1の部分17側へ伝達されない。
リヤデフ121は、デフケース155と差動ギヤ組157とを備えている。デフケース155は、減速ギヤ組151に連結されており、動力伝達装置1のドグクラッチ87が接続の状態であるときに伝達された駆動力によって回転され、内部に収容された差動ギヤ組157に駆動力を伝達する。
差動ギヤ組157は、ピニオン159と一対のサイドギヤ161,163とを備えている。ピニオン159は、デフケース155と共に公転可能で、一対のサイドギヤ161,163の差回転を許容するように自転可能に支承されている。一対のサイドギヤ161,163は、後車軸165,167に連結され、デフケース155からピニオン159に伝達された駆動力を後車軸165,167を介して後輪123,125に分配する。
このように主駆動系117である前輪113,115側は、動力伝達装置1のドグクラッチ87が接続の状態、接続解除の状態であっても、常時、駆動源からの駆動力が伝達される。副駆動系127である後輪123,125側は、動力伝達装置1のドグクラッチ87が接続の状態であるときのみ、駆動源からの駆動力が主駆動系117から分岐して伝達される。
このような四輪駆動車101では、第2の伝動機構119の駆動力伝達経路上に動力伝達装置1を配置したことにより、メインクラッチ11による引き摺りトルクを大幅に低減させることができ、車両の燃費が向上する。
(第2実施形態の四輪駆動車)
図4を用いて第2実施形態の四輪駆動車201について説明する。
本実施の形態の四輪駆動車201は、第2の伝動機構119と後輪123,125との間の駆動力伝達経路上には、断続クラッチ203が設けられている。なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して説明を省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、得られる効果は同一である。
図4に示すように、第2の伝動機構119と後輪123,125との間の駆動力伝達経路上に配置されたリヤデフ205は、断続クラッチ203を備えたフリーランニングデフ機構となっている。このリヤデフ205は、動力伝達装置1から駆動力が伝達されるアウタケース207と、アウタケース207に相対回転可能に収容され差動ギヤ組157を収容したインナケース209と、アウタケース207とインナケース209とを断続する断続クラッチ203とを備えている。
この断続クラッチ203は、動力伝達装置1のドグクラッチ87と同期して作動される。断続クラッチ203が接続の状態では、アウタケース207に伝達された駆動力がインナケース209に伝達され、差動ギヤ組157を介して後輪123,125に分配される。断続クラッチ203が接続解除の状態では、アウタケース207に駆動力が伝達されず、後輪123,125の路面との接触によるインナケース209側の回転がアウタケース207に伝達されないようにされている。
また、断続クラッチとしては、図4に示すように、後車軸165,167と一対のサイドギヤ161,163との間を断続するアクスルディスコネクト機構の断続クラッチ211、後輪123,125と後車軸165,167との間を断続するハブクラッチ機構の断続クラッチ213を適用してもよい。これらの断続クラッチ211,213も、動力伝達装置1のドグクラッチ87と同期して作動すれば、さらに停止させる駆動力伝達経路部分の回転抵抗を削減することができる。
このような四輪駆動車201では、断続クラッチ203,211,213を設けることで、動力伝達装置1から断続クラッチ203,211,213までの駆動力伝達経路を停止させることができ、停止させる駆動力伝達経路部分の回転抵抗を削減することができ、さらに車両の燃費が向上する。
なお、本発明の実施の形態に係る動力伝達装置では、クラッチ部材が第2の部分に係合して第2の部分から第1の部分へ向けて吸引移動されているが、クラッチ部材を第1の部分に係合して第1の部分から第2の部分へ向けて吸引移動される構成としてもよい。
また、本発明の実施の形態に係る四輪駆動車では、主駆動系が前輪側、副駆動系が後輪側となっているが、主駆動系を後輪側、副駆動系を前輪側とする、駆動源を後輪側に配置するなどどのような形態であってもよい。
さらに、クラッチ部材は、常時第2の部分側に係合しているが、常時第1の部分側に係合する構成をなすこともできる。
また、第1の部分と第2の部分との間にXリングやリップシールなどのシール手段を介在させて、動力伝達装置内部の密封性を向上させてもよく、どの部位にどのようにシール手段を配置するかは、設計的配慮のもとになされるものである。
さらに、パイロット機構は、上述した構成に限らず、既存の構成、例えばクラッチとカムの組合せ、ギヤ、ねじなどをモータなどによって回転させる構成、油圧シリンダ−ピストンを用いた構成など種々の構成を採りうる。
本発明の実施の形態に係る動力伝達装置における第1の部分と第2の部分とが接続された状態の断面図である。 本発明の実施の形態に係る動力伝達装置における第1の部分と第2の部分との接続が解除された状態の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る四輪駆動車の概略図である。 本発明の第2実施形態に係る四輪駆動車の概略図である。
符号の説明
1…動力伝達装置
3…外側クラッチ板
5…筒状の回転部材
7…内側クラッチ板
9…軸状の回転部材
11…メインクラッチ(多板クラッチ)
13…パイロット機構
15…電磁石
17…第1の部分
19…第2の部分
21…連結部
23…係合部
25…クラッチ部材
27…付勢部材
29,31…Xリング,摺動リング(抵抗部材)
101,201…四輪駆動車
103,105…エンジン,電動モータ(駆動源)
107…トランスミッション(変速機構)
109…第1の伝動機構
111…フロントデフ(第1の差動装置)
113,115…前輪
117…主駆動系
119…第2の伝動機構
121…リヤデフ(第2の差動装置)
123,125…後輪
127…副駆動系
203,211,213…断続クラッチ

Claims (7)

  1. 入出力部材の一方が連結すると共に、複数の外側クラッチ板が係合する筒状の回転部材と、前記入出力部材の他方が連結すると共に、前記複数の外側クラッチ板に対して軸方向に交互に配置された複数の内側クラッチ板が係合する軸状の回転部材と、前記複数の外側クラッチ板と前記複数の内側クラッチ板からなる多板クラッチを軸方向に押圧して制御可能に締結力を付与するパイロット機構と、前記筒状の回転部材と前記パイロット機構に磁力線を透過させて前記多板クラッチの締結力を制御する電磁石とを備えた動力伝達装置であって、
    前記筒状の回転部材は、互いに支持関係にある第1の部分と第2の部分とからなり、前記第1の部分は前記入出力部材の一方が連結される連結部を備え、前記第2の部分は前記複数の外側クラッチ板が係合する係合部を備え、前記第1の部分と前記第2の部分とのいずれか一方に常時回転方向に係合し、前記電磁石への給電により前記筒状の回転部材に磁力線が透過したとき、前記第1の部分と前記第2の部分とのいずれか一方から他方へ向け吸引移動されて前記第1の部分と前記第2の部分とが回転方向に係合するクラッチ部材を備えたことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1記載の動力伝達装置であって、
    前記クラッチ部材は、前記電磁石への給電により前記第1の部分と共に前記パイロット機構への磁力線の透過経路の一部を成すことを特徴とする動力伝達装置。
  3. 請求項1又は2記載の動力伝達装置であって、
    前記電磁石への給電停止時に、前記第1の部分と前記第2の部分との回転方向の係合を切断するように前記クラッチ部材を移動させる付勢部材を備えていることを特徴とする動力伝達装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、
    前記軸状の回転部材と前記第2の部分との間には、相対回転に抵抗力を付与する抵抗部材が設けられていることを特徴とする動力伝達装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、
    前記第1の部分と前記第2の部分とは、前記電磁石への給電により前記パイロット機構への磁力線の透過経路の一部を成すことを特徴とする動力伝達装置。
  6. 駆動源の駆動トルクが変速機構と第1の伝動機構を介して伝達され、第1の差動装置によって前後輪のうち何れか一方の左右車輪側に駆動力を分配して伝達する主駆動系と、前記第1の伝動機構から分岐する第2の伝動機構を介して伝達され、第2の差動装置によって前後輪のうち何れか他方の左右車輪側に分配して伝達する副駆動系とを備えた四輪駆動車であって、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動力伝達装置を、前記第2の伝動機構の駆動力伝達経路上に配置したことを特徴とする四輪駆動車。
  7. 請求項6記載の四輪駆動車であって、
    前記第2の伝動機構と前記他方の左右車輪との間の駆動力伝達経路上には、断続クラッチが設けられていることを特徴とする四輪駆動車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102011838A (zh) * 2010-11-04 2011-04-13 奇瑞汽车股份有限公司 一种扭矩矢量控制分动器
CN108437789A (zh) * 2017-02-07 2018-08-24 株式会社捷太格特 驱动力分配装置

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