JP2010005632A - レーザ溶接用隙間制御装置及びレーザ溶接方法 - Google Patents

レーザ溶接用隙間制御装置及びレーザ溶接方法 Download PDF

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Abstract

【課題】強度とシール性とを同時に確保し、溶接不良の発生確率を低減させること。
【解決手段】 レーザビームBを集光位置Sに案内するレーザ機構10と、対象部材を集光位置Sに向けて送り出し方向Uに送り出すと共に前記集光位置Sの一部又は全部で前記対象部材間に予め定められた溶接隙間tを形成させる隙間保持部12と、前記集光位置Sから集光荷重点距離x分離れ溶接線と平行な荷重点Pで前記対象部材を重ね合わせて加圧する加圧部14とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ溶接の技術分野に関連し、特に、レーザ重ね合わせ溶接に関する。
レーザ加工は、レーザビームを高エネルギー密度の微少スポットに集光し、対象物を加工する技術である。このレーザ加工として、切断、穴空け、溶接、熱処理などがある。レーザ溶接では、2つの対象部材を突き合わせて突き合わせ面と平行に溶接する突き合わせ溶接や、ヘリ継手のヘリ面に平行に溶接するヘリ溶接や、対象物を重ね合わせて重ね合わせ面に垂直に溶接する重ね合わせ溶接などがある。
特許文献1には、溶接品質の向上を目的として、重ね合わせた対象部材を押圧ローラーにより押圧することで対象部材間の隙間をなくし、この押圧位置にレーザビームを集光する手法が開示されている。
特許文献2には、溶接品質の確保を目的として、重ね合わせたヘリにバリを形成し、このバリにより隙間を形成しつつヘリ溶接する手法が開示されている。
特許文献3には、車両用消音器を簡易に形成することを目的として、中間組立品の外周にプレートを巻き付け、その後、全周をレーザ溶接する手法が開示されている。
特開2004-90054号公報 特開2005-52868号公報 特開2003-138935号公報
溶接品質は、対象部材に形成されるキーホールと関係する。特に、対象部材の表面から裏面までキーホールが貫通する貫通溶接の溶接品質は、表面ビード幅、溶け込み深さ、裏面ビード幅、表面ビード幅と溶け込み深さとの比(アスペクト比)、不活性ガスの効果、対象部材のメッキや表面の不純物の振る舞いなどに影響される。
上記特許文献1では、重ね合わせ溶接にて、隙間を矯正し、押圧位置にて溶接するため、隙間をなくすことで、貫通溶接の安定を図っている。しかしながら、隙間をなくし完全に密着すると、金属表面の付着物(油、金属粉等)が気化・膨張してピンホール等の溶接欠陥の起因となってしまう。すなわち、隙間を完全になくしてしまうと、不純物の影響によるピンホール(ブローホール、ポロシティ、ピット)やスパッタ(ひけ)が発生し、結果、疲労強度不足やシール性の悪化や外観不具合等の溶接不良となってしまう。例えば、亜鉛メッキ鋼板の溶接では、溶け込み不足やアンダーフィルなどの溶接不良が発生しない程度に隙間を保持することが求められる。
特許文献2では、バリによる隙間を形成しつつ、重ね溶接ではなくヘリ溶接することで、ブローホールやひけ等の溶接不良の低減を図っている。しかし、バリを形成するための機構が複雑で、重ね合わせ溶接へ応用することができない。また、ヘリ溶接では、重ね合わせの貫通溶接と同様な強度を確保することが難しい。
特許文献3では、断面が円又は楕円の円筒形状物の製造に際して、中間組立品の外周にプレートを巻き付けた後に全周をレーザ溶接することで簡易な製造を図っている。しかし、外周のプレート間に隙間が残ると貫通溶接を安定させることができず、一方、隙間がないとピンホール等の不具合が生じてしまう。
例えば、ステンレス・シート間に過大(板厚 0.7 [mm] の50%以上)な隙間が生じていると、上側のシートだけが溶け落ちて貫通溶接とならず、穴が開いてしまう。すると、溶接後の目視検査とシール性を検査するリーク試験が不可欠で、密閉性に問題があれば後工程にてアーク溶接等をしなければならなくなる。
[技術的課題1]このように、上記従来例では、重ね合わせ溶接にて貫通溶接を安定させつつ、ピンホールの発生を抑止することができない、という不都合があった。
[技術的課題2]すなわち、上記従来例では、強度とシール性とを同時に確保し、かつ、良好な歩留まりを確保することが難しい、という不都合があった。
[技術的課題3]また、上記従来例では、重ね合わせ溶接の対象物について、強度を保ち、高いシール性を確保しつつ、簡易に製造することができない、という不都合があった。
[発明の目的]本発明の目的は、強度とシール性とを同時に確保し、溶接不良の発生確率を低減させる重ねレーザ溶接用の隙間制御装置又は重ねレーザ溶接方法を提供することにある。
[着眼点]本発明の発明者は、強度とシール性とを両立するには、対象部材間の隙間の役割が重要である、という点に着目した。そして、レーザビームの集光位置と、加圧位置とを最適化することで、上記課題を解決できるのではないか、との着想に至った。
本発明によるレーザ溶接用隙間制御装置は、レーザビームBを集光位置Sに案内するレーザ機構10と、対象部材を集光位置Sに向けて送り出すと共に前記集光位置Sで前記対象部材間に予め定められた溶接隙間tを形成させる隙間保持部12と、前記集光位置Sから集光荷重点距離x分離れ溶接線と平行な荷重点Pで前記対象部材を重ね合わせて加圧する加圧部14とを備えた、という構成を採っている。
これにより、上記技術的課題1,2及び3を解決した。
本発明は、本明細書の記載及び図面を考慮して各請求項記載の用語の意義を解釈し、各請求項に係る発明を認定すると、各請求項に係る発明は、上記背景技術等との関連において次の有利な効果を奏する。
本発明によるレーザ溶接用隙間制御装置は、集光位置(レーザスポット)の一部又は全部に、溶接隙間tを形成しつつレーザビームBを照射し、集光荷重点距離xの荷重点Pで加圧する。このように、溶接隙間tを荷重点Pに向けて狭くするように隙間制御するため、対象部材のメッキや表面の不純物やシールドガスを外部に放出しつつ溶融することができ、これにより、溶接不良の発生を抑止することができる。そして、集光荷重点距離xの荷重点Pで加圧することで、シーム溶接と同様のシール性を実現し、さらに点加圧とすることで対象部材の形成品の外観を良好に保ち、強度を高めることができる。また、溶接隙間tと集光荷重点距離xの荷重点Pでの加圧とにより、シール性が高い製品を安定して歩留まり良く製造することができる。
発明を実施するための最良の形態として、2つの実施例を開示する。実施例1はレーザ溶接用隙間制御装置100であり、実施例2は図13等に示すレーザ溶接方法である。実施例1から2までを含めて実施形態という。
<1重ね加圧溶接>
<1.1溶接隙間tと集光荷重点距離x>
まず、本実施形態の実施例1を開示する。
図1(A)を参照すると、実施例1のレーザ溶接隙間制御装置100は、レーザビームBを集光位置Sに案内するレーザ機構10と、対象部材を集光位置Sに向けて送り出し方向Uに送り出すと共に前記集光位置Sの一部又は全部で前記対象部材間に予め定められた溶接隙間tを形成させる隙間保持部12と、前記集光位置Sから集光荷重点距離x分離れ溶接線と平行な荷重点Pで前記対象部材を重ね合わせて加圧する加圧部14とを備えている。
レーザ機構10は、レーザ発振機によって作られたコヒーレントな光を光学系で集光し、そのレーザビームBを集光位置Sに照射する。レーザは、固体レーザであるYAGレーザや、ガスレーザであるCO2レーザを使用することができる。光学系は、CO2レーザの場合にはミラーによる反射を用い、YAGレーザの場合には光ファイバーを用いると良い。レーザ機構10は、ロボットを有し、レーザ発振機又は光学系を平面又は立体に位置制御すると良い。
レーザビームBは、集光位置Sに集光することで、対象部材に高エネルギーを与え、対象部材にレーザビームBを吸収させて、その一部を溶融させる。集光位置Sは、対象部材の重ね合わせ面やレーザ機構10側の面にて、点ではなく、一定面積を有するレーザスポットである。溶融後、集光位置Sを相対的に移動させることで、溶融部分は大気により温度が下がり凝固する。溶接は、2個以上の部材を接合される部材間に連続性があるように熱、圧力又はその両方によって一体にする操作である。レーザ溶接では、レーザビームBの集光による熱を用いて、対象部材に連続性があるように溶融し、凝固させることで、固定する。
対象部材は、接合する2以上の金属である。金属としては、例えばステンレスが用いられる。ここでは、重ね合わせ溶接のために変形しない方の対象部材を母材20といい、重ね合わせのために変形する対象部材をシート材26や折平面27という。図1(A)に示す例では、母材20は円筒状の金属であり、シート材26はこの母材20に巻き付ける金属である。図1(B)に示す例では、母材20は、水平に設置された金属であり、シート材26はこの母材20に重ね合わせる金属である。シート支持体28が、送り出し方向Uの方向にシート材26を送り出す。
隙間保持部12は、母材20とシート材26とを支えることで、集光位置Sの一部又は全部に溶接隙間tを形成する。すなわち、レーザスポットの全体に隙間tを形成するか、または、レーザスポットの一部に隙間tを形成しレーザスポットの他の部分は密着させる。この隙間保持部12は、前記対象部材の一方である母材20の母材回転軸22にて当該母材20を前記送り出し方向Uに回転させる母材支持体24と、前記対象部材の他方であるシート材26を前記母材20の外周に重ねるシート支持体28とを備えている。
隙間保持部12は、図1(A)及び(B)に示す例では、母材20又はシート材26の回転軸を中心とした円周により溶接隙間tを形成し、図1(C)に示す例では、隙間ゲージを使用することで溶接隙間tを形成し、図10及び図11に示す例では、シート材26を予め折り曲げることで溶接隙間tを形成する。
図1(A)を参照すると、好適な実施例では、母材支持体24が、母材回転軸22を中心として、図中時計回り(送り出し方向U)に回転可能に母材20を支持し、シート支持体28がシートを支持すると共に送り出し、テンションローラー40により母材20とシート材26との間に溶接隙間tを形成している。図1(B)に示す例では、図示しない母材支持体24が母材20を支持し、テンションローラー40が、上部よりシート材26を母材20に向けて送り出すことで、溶接隙間tを形成する。図1(C)に示す例では、テンションローラー40ではなく、隙間ゲージ41を使用することで、溶接隙間tを形成する。すなわち、隙間保持部12は、母材20と、シート材26との間で、前記集光位置Sよりも前記送り出す方向Uにて手前(図中左側)に、当該母材20とシート材26との間に隙間を形成する隙間ゲート41を配置する。送り出す方向Uからみた順序では、隙間ゲート41、集光位置S、荷重点Pの順に配置する。
溶接隙間tは、シート材26が母材20と接する面上でレーザビームBの照射方向と交わる点と、レーザビームBと母材表面との交わる母材集光点T1(図1(A)),T2(図1(B)),T3(図1(C))までの長さである。
集光位置Sは、シート材26の平面における位置であり、レーザビームBの照射方向での焦点位置は対象部材の厚み等に応じて定めると良い。レーザビームBによるエネルギーは、溶接隙間tを貫通し、さらに母材20を貫通する。レーザ溶接では、一般的に、集光位置Sに不活性ガス(シールドガス,アルゴンガスやヘリウムガス)や、サイドガスを噴射する。図1(A)に示す例では、ガスノズル44がシールドガスを噴射し、レーザビームBの照射位置を大気と遮断する。シールドガスは、シールドガス角度θで噴射される。このシールドガス角度θは、レーザビームBと直交する直線と噴射方向との成す角で、一般に15度から30度の範囲が望ましい。集光位置Sに発生するプラズマを吹き飛ばすサイドガスを噴射するようにしても良いし、図1に示すシールドガスは、その噴射角度によると、サイドガスの機能も果たす。
本実施例では、この溶接隙間tがある位置にレーザビームBを照射することで、対象部材間に挟まれるシールドガスを外部に抜くことができ、シールドガスが母材20とシート材26との間に位置し溶接品質を悪化させることを防止できる。また、母材20及び/又はシート材26が亜鉛メッキ等されている際に、このメッキが蒸発することで溶接品質の不良をもたらすが、溶接隙間tの位置にてレーザ溶接することで、メッキの粒子等の不純物の影響による溶接品質の不良の発生を抑止することができる。
加圧部14は、集光位置Sから予め定められた距離分、溶接方向の反対方向(送り出し方向U)に離れた荷重点Pで、母材20とシート材26とを加圧する。荷重点Pは、シート材26と母材20とが溶着時に略重なり合う平面にあり、溶接線と平行な直線上で、溶接線又は溶接ビード16上ではない位置とすると良い。すなわち、荷重点Pは、溶接ビード18に重ならない位置で、溶接ビード18に沿った位置とする。また、この加圧は、ローラー等を用いて点での加圧とすると良い。この集光位置Sから荷重点Pまでの距離を、集光荷重点距離xという。集光荷重点距離xは、厳密には、溶接方向に直交し荷重点Pを通過する直線が溶接ビード18上で溶接線と平行な直線と交わる交点と、集光位置Sとの間の距離である。集光位置Sでの溶接隙間tは、溶接ビード18及びキーホール16が溶接方向の反対方向(図1(A)及び(B)では送り出し方向U)に進行するにつれて狭くなり、荷重点Pではゼロとなる。キーホール16を形成させながら溶接隙間tを順次ゼロに案内することで、シールドガスやメッキ不純物等を大気に送り出し、品質の高い溶接を実現する。
本実施例のレーザ溶接隙間制御装置を設置する空間にて、荷重点P及び加圧ローラー30の位置を固定として、レーザビームBを発射するレーザ機構10の位置を可変とすると良い。この場合、荷重点Pを固定しておき、レーザ機構10の位置を可変とすることで、集光荷重点距離xの長さを可変とすることができる。例えば、図1に示す例では、レーザ機構10を駆動して、レーザビームBの位置を図中左右に変化させることで、集光荷重点距離xを調整し、さらに、隙間保持部12の配置を調整することで、溶接隙間tの長さを調整することができる。
この前記集光荷重点距離xは、前記対象部材(図1ではシート材26、図10に示す例では集光位置Sと対象部材との相対)の送り出しの速度に応じて予め定めると良い。
例えば、板厚1.5 [mm] の母材20に板厚0.7 [mm] の2枚のシート材をCO2レーザ出力 3 [kW] で溶接する例では、送り出し速度は、1 [m/min] から 6 [m/min]、集光荷重点距離xは、3 [mm] から7 [mm] 、溶接隙間tは 0.05 [mm] から 0.3 [mm] とする。望ましくは、速度を 2 [m/min] から3 [m/min]程度、集光荷重点距離xは、 5 [mm] 以内、 溶接隙間tは 0.3 [mm]以内とすると良い。溶接速度を高める際には、レーザの波長や特性にもよるが、一般的に、レーザ出力を高めることが必要となる。
さらに、図1(C)に示すように、母材20とシート材26との間に、ゲージ隙間zを例えば0.5 [mm] とする隙間ゲージ41を挿入し、溶接速度を3 [m/min] として、図面の法線方向に送り出す例では、集光位置Sの他部の溶接隙間をほぼ 0 [mm] とし、一部に微少隙間を与えて、集光荷重点距離xを3 [mm] とすると、良好に貫通溶接できた(図2(A))。また、溶接隙間を0.2 [mm] として、集光荷重点距離xを5 [mm] とすると、良好に貫通溶接できた(図2(B))。
一方、溶接隙間を0.4 [mm] として、集光荷重点距離xを7 [mm] とすると、貫通溶接はされたが、アンダーフィルが生じた。さらに、溶接隙間を0.4 [mm] として、集光荷重点距離xを10 [mm] とすると、貫通しなかった(図2(C))。
各種の実験結果によると、集光位置Sへのレーザビームの照射から、約0.1 [s] 後に荷重点Pにて加圧すると、凝固前に加圧することができることから、望ましい。
また、前記集光荷重点距離x及び溶接隙間tを、前記対象部材の断面外周の曲率に応じた溶接半径R又は前記加圧ローラー30の溶接半径Rに応じて予め定めるようにしても良い。すなわち、溶接隙間tを荷重点Pまでの間に順次略ゼロにしていくには、溶接隙間tから荷重点Pに向けて直線と円周とで挟み込み重ね合わせると良い。すなわち、対象部材の隙間を、溶接隙間tの端部となる対象部材の一方の点(母材集光位置T)と、加圧方向で対象部材が重ね合わされる点と重なり、溶接線を含む平面と平行な円の溶接半径Rに沿わせると良い。この溶接半径Rは、図1(A)に示す例では回転する円筒状の溶接半径R1であり、図1(B)に示す例ではシート材26の送り出し経路と重なる円の溶接半径R2である。送り出しの経路を加圧ローラー30と合わせる場合には、加圧ローラー30の溶接半径Rとしても良い。図10及び図11に示す例では、後述するが、折平面27の面と接する球の溶接半径Rとしても良い。
また、完全な円又は球ではなく、楕円としても良いし、曲率半径で定義しても良い。
このRを用い、対象部材の円側のレーザビームBとの交点を母材集光位置T(x, y)とし、x, yの絶対値にて表すと、集光荷重点距離x及び溶接隙間tを次式で定義できる。
x2+y2=R2
y = R-t
t = R - (R2-x2)-2
図1(A)に示す例では、母材集光位置T1 (x1, y1)が円筒状の母材20の円周上にあり、次式となる。
x1 2+y1 2=R1 2
y1 = R1-t
t = R1 - (R1 2-x1 2)-2
図1(B)に示す例では、母材集光位置T2 (x2, y2)が円筒状のシート材26の重ね合わさる側の面上にあり、次式となる。
x2 2+y2 2=R2 2
y2 = R2-t
t = R2 - (R2 2-x2 2)-2
・1.1溶接隙間tと集光荷重点距離xの効果
上述のように、荷重点PとレーザビームBの集光位置Sの位置関係を設定することにより、対象部材間の隙間を制御でき、付着物の気化や噴射によるピンホールの発生を低減することができる。
すなわち、溶接隙間tを形成しつつレーザビームBを照射することで、対象部材のメッキや表面の不純物やシールドガスを外部に放出しつつ溶融することができ、これにより、溶接不良の発生を抑止することができる。そして、集光荷重点距離xの荷重点Pで加圧することで、シーム溶接と同様のシール性を実現し、さらに点加圧とすることで対象部材の形成品の外観を良好に保ち、強度を高めることができる。また、溶接隙間tと集光荷重点距離xの荷重点Pでの加圧とにより、シール性が高い製品を安定して歩留まり良く製造することができる。
このように、本実施例では、溶接隙間tを荷重点Pに向けて狭くするように制御することで、強度と溶接品質の確保との両立を図ることができる。
<1.2巻き込み加圧溶接>
図3を参照すると、加圧部14が、前記母材20の回転に追従して回転軸体31を中心に回転する加圧ローラー30と、当該加圧ローラー30を回転可能に支持すると共に、当該加圧ローラー30の外周を前記荷重点Pに向けて加圧する加圧フレーム32とを備えている。
加圧ローラー30は、当該加圧ローラー30の外周上の点でシート材26に接することで、荷重点Pにてシート材26及び母材20を加圧する。また、加圧ローラー30は、母材支持体24による母材20の支持と送り方向への回転に追従して回転する。加圧ローラー30は、ホイールとの名称でも良い。
加圧フレーム32は、加圧ローラー30を回転可能に保持する加圧ローラー保持部34と、この加圧ローラー保持部34と加圧ローラー30とを一体的に回転させることで加圧ローラー30の外周を荷重点Pに向けて移動させる加圧ローラー回転部36とを備えている。
また、図3に示す例では、溶接したシート材26の緩みを防止するために、緩み防止ローラー42を備えている。
図4は図3のAA断面図であり、荷重点Pでの断面である。図4を参照すると、円筒形状物の両端を一対のレーザビームB1, B2で同時にレーザ溶接する。この例では、母材20の両端部を溶接するために加圧ローラー30を左右一対に配置する。すなわち、加圧部14は、回転軸体31Aを中心として回転する左側の加圧ローラー30Aと、回転軸体31Bを中心として回転する右側の加圧ローラー30Bとを備える。図4に示すように、レーザビームBの照射とシールドガスの噴射との空間を確保するために、加圧ローラー30A,30Bを溶接対象物の内側に傾斜させるようにしても良い。
図4に示すように、母材20は、左右端部にシート材26と平行な肉厚部20Aと、母材20の側面にて円となる円板部20Bとを有する。シート材26は、母材20に複数回巻き付けられる。図4に示す例では、断面部分にて2回巻き付けられている。
レーザ機構10から照射されるレーザビームB1,B2は、集光位置Sにて対象部材に高いエネルギー密度を与える。すると、高圧の金属蒸気が照射された金属面から発生する。さらに、溶融金属中にキーホール16が形成される。このキーホール16は、レーザビームB1,B2のエネルギーを吸収して、周囲に熱を伝達する。この熱により、2枚に重ねられたシート材26と、母材20の肉厚部20A,20Bとが溶融し、キーホール16は裏面まで貫通する。その後、一対の加圧ローラー30A,30Bは、荷重点Pにて溶融した対象部材を加圧する。溶融部であるキーホール16は、この荷重点Pでの加圧後に凝固する。このように、本実施例では、加熱時には溶接隙間tにより不純物等をキーホール16の外部に案内しつつ、冷却過程にて加圧することで隙間を修正し、凝固する際には隙間のない状態となる。レーザビームBによる急速な加熱、隙間修正及び急速な冷却の工程により溶接するため、高融点材料や熱伝導率等の異なる異種金属間であっても良好な溶接を行うことができる。
本実施例は重ね合わせの貫通溶接であり、図4に示す例では、溶け込み深さLはシート材26の厚さと母材20の肉厚部20Aの厚さとを加算した長さである。表面ビード幅W1と溶け込み深さLとの比(アスペクト比L/W1)や、裏面ビード幅W2が溶接品質に関連し、レーザ溶接の能力を定める。キーホール16と溶融による表面ビード幅W1は、溶接ビード18となる。また、シート材26の表面には、加圧ローラー30による加圧痕19が残る。
図5に、円筒形状の形成品をレーザ溶接により製造する工程を示す。図5(A)から(D)に示すように、母材20にシート材26を複数回巻き付けることで、円筒形状物を製造する。なお、母材20の中空部分の図示は省略されている。図5(A)に示すように、シート長辺50方向に母材20の円周の複数倍の長さのシート材26を、母材20の肉厚部20Aにセットする。続いて、シート短辺52の両端部を母材20の両端部に合わせることで、シート材26と母材20の肉厚部20Aとを重ね合わせる。そして、レーザビームB1,B2を照射し、加圧ローラー30等の加圧部14にて加圧する。シート材26を送り出し方向U(溶接方向の反対方向)に送り出しつつ、母材20を回転させることで、レーザ溶接する。レーザビームB1,B2の照射により溶接ビード18が生じ、加圧により加圧痕19が付される。
図5(B)に示すように、母材20を回転させながらシート材26を送り出すことで、シート材26を母材20に巻き付けつつ、レーザ溶接する。図5(C)に示す状態では、シート材26が母材20に1周巻き付けられ、巻き付けられたシート材26の上にさらにシート材26を巻き付ける。2周目以後のレーザ溶接では、一度溶接された箇所をさらに溶融、加圧及び凝固させている。
図5(D)に示すように、複数回の巻き付けが完了すると、シート材26のシート短辺52方向の終端部52Aの溶接スポット54にてスポット溶接する。本実施例では、加圧ローラー30により溶接隙間tを修正し荷重点Pでの加圧を継続するため、シール性が極めて高く、複数回の巻き付けにより、シート材26の終端部52Aをシール溶接しなくとも、円筒形状物の気密性を良好に安定して確保することができる。円筒形状物の装着等に際してシート材26の終端部52Aが他の部材と干渉することを防止するために、簡易にスポット溶接し、溶接スポット54にて固定すれば足りる。例えば、この溶接スポット54でのスポット溶接をしなくとも、本実施例により製造する円筒形状物は、気密性を確保でき水没検査等をしても円筒形状物内の気体は外部に漏れない。
・1.2巻き込み溶接の効果
上述のように、溶接隙間tを形成した点にレーザビームBを集光することで、シールドガスや対象部材表面のメッキや不純物等を逃がしつつ貫通溶接することができ、ピンホールの発生等を抑止することができる。さらに、レーザビームBの集光後、凝固する前に、加圧ローラー30で荷重点Pを点で加圧することで、溶接隙間tを無くすため、極めて高いシール性を歩留まり良く安定して確保することができる。
例えば、指状の金属プレートで溶接点近傍を押して隙間を矯正する機構があるが、押さえ込む面積が広いため、板を部分的に変形させて隙間が矯正できるほど十分な圧力を加えるためには大きな力が必要となり、加工品の変形や回転中心の偏心による巻き取り不具合が発生していた。この点、本実施例では、加圧ローラー30(ホイール)により溶接隙間tを矯正するため、隙間矯正の力(例えば、約100 [kgf])を同一としても、金属プレートによる加圧と比較して、加圧ローラー30の場合には約4.5倍とすることができる。そして、加圧ローラー30の場合、母材20の回転に追従して回転しながら加圧するため、形状精度を高め、外観を良好に保つことができる。
また、巻き込みをして複数箇所をスポット溶接しておき、その後全周をレーザ溶接する手法と比較して、シール性での不具合がほぼなくなり、例えば水没検査等を不要として、波(光や音等)を用いた非接触の検査を採用することができる。さらに、従前の手法では、シール性での不具合が発生すると、後工程にて漏れのある箇所を特定し、アーク溶接をし、さらにシール性の検査をする必要があったが、本実施例によると、一定水準以上のシール性を有する形成品を極めて歩留まり良く製造することができ、製造工程を低コストに改善することができる。
さらに、巻き込みをした後に全周をレーザ溶接する手法と比較して、溶接品質が向上することにより、巻き込みの回数を低減することもできる。すると、形成品の軽量化及び低コスト化を図ることができる。
<1.3レーザ溶接隙間制御装置詳細>
次に、図6から図9を参照して、マフラーの消音器をレーザ溶接により製造するためのレーザ溶接隙間制御装置の一例を説明する。
図6を参照すると、レーザ溶接隙間制御装置は、消音器の両端に応じた2つのレーザ機構10と、当該両端のレーザ溶接に際してそれぞれの荷重点Pで加圧するシーム溶接加圧ユニット60(図7(A)参照)と、シート材26の終端部52Aでスポット溶接する際に加圧するスポット溶接加圧ユニット70(図7(B)参照)とを備えている。
それぞれのレーザ機構10は、レーザビームB1,B1を照射する溶接トーチ80と、溶接に際してのスパッタの付着を防止するエアカーテン82と、溶接トーチ80をレーザビームBの照射方向を垂線とする平面でXY軸に駆動することで、集光位置Sを制御するトーチ駆動部84とを備えている。一対のレーザ機構10は、消音器の両端部のシーム溶接に際しては、同時に、レーザビームB1及びB2を照射する。これにより、溶接ビード18が生じる。シート材26の巻き込み溶接が完了すると、シート材26の終端部52Aにて、溶接スポット54の位置に駆動し、図6(及び図5)に示す例では3カ所をスポット溶接する。
シーム溶接加圧ユニット60は、図6及び図7(A)に示すように、シーム加圧回転体62と、シーム加圧フレーム64と、シーム加圧ローラー保持部66と、シーム加圧ローラー支持部68とを備えている。シーム溶接加圧ユニット60は、シーム加圧回転体62を回転させることで、加圧ローラー30A,30Bを集光位置Sから集光荷重点距離x離れた荷重点Pにてシート材26に押し付ける。これにより、加圧痕19が生ずる。
スポット溶接加圧ユニット70も、同様に、図6及び図7(B)に示すように、スポット加圧回転体72と、スポット加圧フレーム74と、スポット加圧ローラー保持部76と、スポット加圧ローラー支持部78とを備えている。スポット溶接加圧ユニット70は、スポット加圧ローラー保持部76を回転させることで、加圧ローラー30C,30D及び30Eをシート材26に押し付ける。この加圧によりシート材26の終端部52Aの隙間を調整する。
図7(A)を参照すると、シーム加圧ローラー支持部68は、加圧ローラー30Bの回転軸を保持すると共に加圧ローラーを支える回転軸部材68Aと、この回転軸部材68Aを加圧ローラー30Bの傾斜角度に応じた角度で支える傾斜部材68Bと、この傾斜部材68Bをシーム加圧ローラー保持部66に接続する接続部材68Cとを備えている。
シーム加圧フレーム64は、シーム加圧回転体62の外周側面に端部が接続され、他端部の下面でシーム加圧ローラー保持部66の上面と接合されている。シーム加圧ローラー支持部68は、長手方向に母材20の両端部とほぼ同様の長さを持ち、荷重点Pに応じた位置で加圧ローラー30A,30B及びシーム加圧ローラー支持部68を側面にて支えている。各部材は、ねじ止めとすると良い。また、シーム加圧ローラー保持部66と、シーム加圧ローラー支持部68とを取り外し可能に設けると、荷重点Pの位置に応じた調整をすることができる。
シーム加圧ローラー保持部66は、加圧ローラー30Bを支える接続部材68Cと、加圧ローラー30Aを支える接続部材68Cとを保持することで、シーム溶接に必要な2つの加圧ローラー30A,30Bを保持する。シーム加圧フレーム64は、シーム加圧回転体62の回転に応じて、シーム加圧ローラー保持部66と一体に上下動する。このため、図示しないモーター等を用いて、シーム加圧回転体62を図中時計回りに回転させると、シーム加圧フレーム64及びシーム加圧ローラー保持部66を下降させ、傾斜部材68Aの傾斜に応じた傾斜角度の回転軸で回転する加圧ローラー30A,30Bをシート材26に押し付ける。
図7(B)を参照すると、スポット溶接加圧ユニット70は、回転可能に設けられたスポット加圧回転体72と、このスポット加圧回転体72の外周上に取り付けられ当該回転に応じて上下動すると共にスポット溶接加圧ユニット70の他の部分を支えるスポット加圧フレーム74と、このスポット加圧フレーム74の上面と接合されたスポット加圧ローラー保持部76と、このスポット加圧ローラー保持部76と一体に上下動し加圧ローラー30C,30D及び30Eを上下動させるスポット加圧ローラー支持部78とを備えている。
スポット加圧ローラー支持部78は、シーム加圧ローラー支持部68と同様に、回転軸部材78Aと、傾斜部材78Bと、接続部材78Cとを備えている。また、スポット加圧ローラー保持部76は、スポット加圧フレーム74の上面に設置された平部材76Aと、平部材76Aの上面から架設され保持部材76Cを支える架設部材76Bと、架設部材76Bと一体に上下動しスポット加圧ローラー支持部78を保持する保持部材76Cとを備えている。
シーム加圧ローラー保持部66はスポット加圧ローラー保持部76の保持部材76Cよりも送り出し方向Uにて手前側にあるため、スポット加圧ローラー支持部78の接続部材78Cは、シーム加圧ローラー支持部68の接続部材68Cよりも送り出し方向Uにて短くなっている。
図6及び図7に示すように、シーム溶接加圧ユニット60と、スポット溶接加圧ユニット70とは独立して干渉せずに動作し、また、レーザ機構の駆動を妨げない配置となっている。
図8を参照すると、レーザ溶接隙間制御装置は、シーム溶接する二カ所と、スポット溶接する3カ所とに独立したガスノズル44A,44B,44C,44D及び44Eを有している。
図9(A)は良品の断面であり、隙間に多少のゴミが巻き込まれていても、貫通溶接されており、かつ、高いシール性が確保されている。図9(B)は従来例による不良品の断面で、アンダーフィル(ビードの凹み)があり、未貫通溶接となっており、
・1.3レーザ溶接隙間制御装置詳細の効果
図6から図8に示すレーザ溶接隙間制御装置は、シーム溶接加圧ユニット60とスポット溶接加圧ユニット70とを独立させ、シーム加圧フレーム64やスポット加圧フレーム74を介して加圧する機構としたことで、2つのレーザ機構10の移動空間を確保しつつ、2つの溶接トーチ80によりマフラー消音器等の円筒型形状物を高速で高品質に製造することができる。また、加圧ホイール30A,30Bで溶接隙間tを矯正しながら溶接する際に、荷重点Pと集光位置S(レーザ照射点)の位置関係を制御することによって、幾何学的に、シート材26(上板)と母材20又は巻き付けたシート材26(下板)に所要の溶接隙間tを与え、溶接する手段を提供することができる。
二次的効果として、加圧ローラー30の円と、母材20の円とが回転しながら接することにより、真円度(形状精度)の高いマフラー消音器を得ることができる。
そして、隙間を制御する基本的なロジックを、溶接トーチ80のコントローラに実現することで、ワークの形状(直径の違いなど)に応じて、最適な照射点に溶接トーチ80を移動させることが可能となる。
<1.4折り曲げ加圧溶接>
次に、シート材26の巻き付けではなく、ヘリ(フランジ)を対象とした重ね合わせ溶接に本実施例を適用する例を説明する。この例(折り曲げ加圧溶接)では、ヘリの一方を折り曲げておき、レーザビームBの照射に際して溶接隙間tを確保しつつ、加圧ローラー30で折り曲げを平面に戻しつつ加圧する。対象部材につき、折り曲げない側(下部部品)を母材20といい、母材20のヘリを母材平面21という。そして、重ね合わせる上部部品25のヘリを折平面27という。折平面27は、前記母材平面21と重ね合わせる上部部品25のヘリで、溶接方向と略直交する方向に折り曲げられている。
図10及び図11に示す例では、隙間保持部12が、母材支持体24と、調整ローラー45を有する折平面案内体29とを備えている。
母材支持体24は、前記対象部材の一方で母材平面21を有する母材20(下部部品)を支持する。折平面案内体29は、上部部品25の折平面27を前記母材平面21に向けて案内すると共に前記溶接隙間tを形成する。
そして、加圧部14が、加圧ローラー30と、押圧ローラー46とを備えている。
押圧ローラー46は、前記母材平面21を前記レーザ機構10の反対側から押圧することで、ヘリ部分である母材平面21と折平面27を下部方向にて支える。加圧ローラー30は、前記折平面案内体29で案内され前記レーザビームBが照射された後で、前記集光荷重点距離x分離れた前記荷重点Pにて、前記折平面27を前記押圧ローラー46との挟み込みにより加圧する。
上部部品25のヘリは、予め図10に示すように折り曲げられ、下部部品である母材20の母材平面21との間で隙間を有している。この折り曲げによる隙間を、調整ローラー45で予め定められた溶接隙間tとなるように案内する。また、図11に示すように、折平面27が折り曲げられた部分にてテンションローラー40等を折平面案内体29の一部29Aとして、折平面27を案内するようにしても良い。
図11に示すように、荷重点Pでの加圧は、押圧ローラー46と加圧ローラー30との挟み込みとする。集光荷重点距離xは、図中x1とx2とを加算した値となる。図1等に示す例では、荷重点Pから溶接隙間tへと開く方向は、溶接方向と同一方向であるが、図10及び図11に示す折り曲げ加圧溶接では、折平面27の折り曲げにより開く方向は溶接方向と直交する方向となる。この点、図10及び図11に示す例では、調整ローラー45を上部部品25の側面側に近く配置し、加圧ローラー30を上部部品の外側で、かつx2ずらして配置している。これにより、図3(B)が溶接半径R2の円周に沿って隙間調整することとの比較では、折り曲げ加圧溶接では、溶接半径Rの球の外周に沿って、二次元で溶接隙間tを制御している。すなわち、亜鉛メッキやシールドガスは、溶接方向にも逃がされ、かつ、溶接方向に直交する方向にも逃がされる。そして、この配置により、上部部品の側面側から折平面27を母材平面21に向けて重ね合わせ、加圧ローラー30の荷重点Pにて完全に隙間なく重ね合わせることができる。
図12は、自動車等の移動体に使用する燃料タンクにこの折り曲げ加圧溶接を適用する例を示す斜視図である。燃料タンクは、下側部品である母材20と、上側部品25とを重ね合わせ、ヘリとなる母材平面21と折平面27とを重ね合わせ溶接することで製造する。燃料タンクであるため、レーザ溶接のシール性が重要となる。図12に示す例では、図中右手奥側から溶接し、図中レーザビームBの箇所までレーザビームBの照射と荷重点Pでの加圧とが終了しており、溶接ビード18及び加圧痕19が生じている。さらに、図中左手に向けて溶接している。
レーザ機構10及び加圧ローラー30等の位置を固定して、燃料タンクを移動することで、溶接方向へ相対移動させても良いし、レーザ機構10等をユニットとして移動させても、両者を同時に移動させても良い。同時に移動させるのは、例えば、直線部分をレーザ機構10の駆動で溶接し、非直線部分について燃料タンクを回転させるなどの手法である。また、調整ローラー45と押圧ローラー46に、対象部材の側面に押し当てて相対移動に応じて回転する球体を装備し、相対位置の位置決め等に利用しても良い。
・1.4折り曲げ加圧溶接の効果
上述のように、重ね合わせるヘリの一方を予め折り曲げておき、隙間保持部12が、この折り曲げによる隙間を集光位置Sにて溶接隙間tとなるように案内し、加圧ローラー30が、溶接隙間tを順次狭くして荷重点Pでは隙間を無くすように折平面27を加圧する。このため、シール性を高め、されに、剛性、ひずみのない強度確保をすることができる。また、設計上の強度や振る舞いの想定(例えば、有限要素法等によるシミュレーション結果)との乖離のない製品を安定して歩留まり良く製造することができる。
<2.1重ねレーザ溶接方法>
次に、実施例2を開示する。実施例2は、実施例1のレーザ溶接隙間制御装置を使用して、重ねレーザ溶接を行うことで、種々の形成品を製造する方法である。
図13に示すように、重ねレーザ溶接方法は、まず、レーザビームBの集光位置Sの一部又は全部にて予め定められた溶接隙間tを当該レーザビームBの照射方向に形成しつつ対象部材を重ね合わせる(ステップS1)。図1に示す例ではシート材26と母材20とを重ね合わせ、図10に示す例では折平面27と母材平面21とを重ね合わせる。
次に、前記集光位置Sに向けてシールドガスを噴射すると共に前記レーザビームBの照射を開始する(ステップS2)。レーザビームBの照射により、対象部材にキーホール16が形成され溶融が貫通する。
続いて、前記レーザビームBが溶接方向に進行するように前記対象部材と前記集光位置Sとの相対位置を移動させる(ステップS3)。例えば、図1(A)に示す例では、母材20を図中時計方向に回転させることで、静止しているレーザビームBを相対的に溶接方向に進行させる。そして、この相対位置の移動に際して、前記集光位置Sから溶接方向に集光荷重点距離x分離れた荷重点Pで前記シート材と前記母材との重ね合わせ面を加圧する(ステップS4)。さらに、前記相対位置を溶接線の終端まで進行させることで前記シート材及び母材をシーム溶接する(ステップS5)。
・2.1重ねレーザ溶接の効果
この重ねレーザ溶接により、円筒形状物(図1(A),図5)や、板材(図1(B))や、マフラー消音器(図6等)や、容器(図10等)や、燃料タンク(図12)を製造することができる。各製品は、溶接不良の抑止によりシール性を安定して格段に向上させることができる。そして、加圧ローラーによる加圧後の凝固により、設計上の要求を満たす外観と強度とを安定して確保することができる。さらに、貫通溶接と相対変位する荷重点での連続した加圧とにより、事前のシミュレーション等の予測との合致度の高い製造物を得ることができる。
<2.2 巻き込み溶接方法>
この重ね溶接は、シート材の巻き込み溶接にて極めて高い効果を奏する。
再度図5及び図13を参照すると、図5(A)に示すように、前記シート材26を円筒状の前記母材20の外周に重ねる(ステップS1)。次に、図5(B)に示すように、前記相対位置を移動させるに際して、円筒状の前記母材20の回転軸22にて当該母材20を回転させる(ステップS2)。さらに、図5(C)に示すように、前記シート材26の重ねと前記母材20の回転とにより当該シート材を予め定められた巻き回数分、前記母材に巻き付ける(ステップS3からS5)。そして、図5(D)に示すように、前記溶接線の終端にて、前記回転軸と平行で前記シート材26の終端部52Aにて、当該母材及び母材に巻き付けられたシート材の溶接スポット54にスポット溶接する(ステップS6)。
・2.1巻き込みレーザ溶接の効果
図5及び図13に示す巻き込みレーザ溶接では、上述した各種の効果を顕著に奏することができる。特に、溶接品質を確保しつつ、母材20の回転と加圧ローラー30の回転とによる加圧が、製品の良好な外観をもたらすことができる。
図1(A),(B)及び(C)は本発明の一実施形態の構成例を示す説明図である。(実施例1及び2) 図2(A)から(C)は、本実施形態での溶接の一例を示す断面図である。 レーザ溶接用隙間制御装置の一例を示す側面図である。(実施例1及び2) 図3のAA線の断面図である。(実施例1及び2) 図5(A)から(D)は重ね溶接の一例を示す説明図である(実施例1及び2) レーザ溶接用隙間制御装置の一例を示す斜視図である。(実施例1及び2) 図7(A)はシーム溶接加圧ユニットの一例を示す斜視図で、図7(B)はスポット溶接加圧ユニットの一例を示す斜視図である。(実施例1及び2) レーザ溶接用隙間制御装置の一部正面図である。(実施例1及び2) 図9(A)は隙間のある溶接不良の一例を示す図で、図9(B)は良品の一例を示す断面図である。(実施例1及び2) 容器を対象とするレーザ溶接隙間制御装置の一例を示す説明図である。(実施例1及び2) 容器を対象とする重ね溶接の一例を示す説明図である。(実施例1及び2) 燃料タンクのフランジの重ね溶接の一例を示す説明図である。(実施例1及び2) レーザ溶接方法の工程の一例を示すフローチャートである。(実施例2)
符号の説明
B レーザビーム
P 荷重点
S 集光位置
T, T1,T2,T3 母材集光位置
U 送り出し方向
x 集光荷重点距離
t 溶接隙間
z ゲージ隙間
R,R1,R2 溶接半径
W1 表面ビード幅
W2 裏面ビード幅
θ シールドガス角度
10 レーザ機構
12 隙間保持部
14 加圧部
16 キーホール
18 溶接ビード
19 加圧痕
20 母材
21 母材平面
22 母材回転軸
24 母材支持体
26 シート材
27 折平面
28 シート支持体
29 折平面案内体
30,30A,30B,30C,30D,30E 加圧ローラー
31 回転軸体
32 加圧フレーム
34 加圧ローラー保持部
36 加圧ローラー回転部
40 テンションローラー
41 隙間ゲージ
42 緩み防止ローラー
44,44A,44B,44C,44D,44E ガスノズル
45 調整ローラー
46 押圧ローラー
50 シート長辺
52 シート短辺
52A 終端部
54 溶接スポット
60 シーム溶接加圧ユニット
62 シーム加圧回転体
64 シーム加圧フレーム
66 シーム加圧ローラー保持部
68 シーム加圧ローラー支持部
70 スポット溶接加圧ユニット
72 スポット加圧回転体
74 スポット加圧フレーム
76 スポット加圧ローラー保持部
78 スポット加圧ローラー支持部
80 溶接トーチ
82 エアカーテン

Claims (8)

  1. レーザビームを集光位置に案内するレーザ機構と、
    対象部材を集光位置に向けて送り出すと共に前記集光位置の一部又は全部で前記対象部材間に予め定められた溶接隙間tを形成させる隙間保持部と、
    前記集光位置から集光荷重点距離x分離れ溶接線と平行な荷重点で前記対象部材を重ね合わせて加圧する加圧部と、
    を備えたことを特徴とするレーザ溶接用隙間制御装置。
  2. 前記隙間保持部が、前記対象部材の一方である母材の母材回転軸にて当該母材を前記送り出す方向に回転させる母材支持体と、前記対象部材の他方であるシート材を前記母材の外周に重ねるシート支持体とを備え、
    前記加圧部が、前記母材の回転に追従して回転する加圧ローラーと、当該加圧ローラーを回転可能に支持すると共に、当該加圧ローラーの外周を前記荷重点に向けて加圧する加圧フレームとを備えた、
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ溶接用隙間制御装置。
  3. 前記隙間保持部が、前記対象部材の一方である母材と、前記対象部材の他方であるシート材との間で、前記集光位置よりも前記送り出す方向にて手前に、当該母材とシート材との間に隙間を形成する隙間ゲートを配置し、
    前記加圧部が、前記シート材の前記送り出しに追従して回転する加圧ローラーと、当該加圧ローラーを回転可能に支持すると共に、当該加圧ローラーの外周を前記荷重点に向けて加圧する加圧フレームとを備えた、
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ溶接用隙間制御装置。
  4. 前記隙間保持部が、前記対象部材の一方で母材平面を有する母材を支持する母材支持体と、前記対象部材の他方で前記母材平面と重ね合わせる折平面が溶接方向と略直交する方向に折り曲げられた折平面を前記母材平面に向けて案内すると共に前記溶接隙間tを形成する折平面案内体とを備え、
    前記加圧部が、前記母材平面を前記レーザ機構の反対側から押圧する押圧ローラーと、前記折平面案内体で案内され前記レーザビームが照射された後で前記集光荷重点距離x分離れた前記荷重点Pで前記折平面を前記押圧ローラーとの挟み込みにより加圧する加圧ローラーとを備えた、
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ溶接用隙間制御装置。
  5. 前記集光荷重点距離xを、前記対象部材の前記送り出しの速度に応じて予め定めた、
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のレーザ溶接用隙間制御装置。
  6. 前記集光荷重点距離x及び溶接隙間tを、前記対象部材の断面外周の曲率に応じた溶接半径R又は前記加圧ローラーの溶接半径Rに応じて予め定めた、
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のレーザ溶接用隙間制御装置。
  7. レーザビームの集光位置の一部又は全部にて予め定められた溶接隙間tを当該レーザビームの照射方向に形成しつつ対象部材を重ね合わせる工程と、
    前記集光位置Sに向けてシールドガスを噴射すると共に前記レーザビームの照射を開始する工程と、
    前記レーザビームが溶接方向に進行するように前記シート材及び母材と前記集光位置との相対位置を移動させる工程と、
    当該相対位置の移動に際して、前記集光位置から前記溶接方向に集光荷重点距離x分離れた荷重点で前記シート材と前記母材との重ね合わせ面を加圧する工程と、
    前記相対位置を溶接線の終端まで進行させることで前記シート材及び母材をシーム溶接する工程と、
    を備えたことを特徴とする重ねレーザ溶接方法
  8. 前記シート材を円筒状の前記母材の外周に重ねる工程と、
    前記相対位置を移動させるに際して、円筒状の前記母材の回転軸にて当該母材を回転させる工程と、
    前記シート材の重ねと前記母材の回転とにより当該シート材を予め定められた巻き回数分前記母材に巻き付ける工程と、
    前記溶接線の終端にて、前記回転軸と平行で前記シート材の端部にて、当該母材及び母材に巻き付けられたシート材にスポット溶接する工程と、
    を備えたことを特徴とする請求項7記載の重ねレーザ溶接方法。
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