JP2010005356A - 座薬挿入具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価で衛生的且つ容易に座薬を挿入すること。
【解決手段】 座薬Mを抱嵌支承する穿孔7を設けた挿入具本体5からなり、該挿入具本体5の中心部長手方向に押し込み棒6を挿入するための長孔8を上記穿孔7に連通して設け、前記押し込み棒6が、棒本体6aの両端に球状脱脂綿6bを取り付けた綿棒からなり、前記長孔8の押し込み棒挿入口8aの近傍に、該長孔8の口径d2よりも小径で前記押し込み棒6の棒本体6aの外径d3と同一またはわずかに大きい口径d1の小径部8bが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば腰痛や腹痛及び熱冷ましなどに用いる座薬を肛門に挿入するための座薬挿入具に関し、特に、安価で衛生的且つ容易に座薬を挿入することができるようにしたものである。
従来、図9(a)の座薬密封状態説明図に示すように、一般的に市販されている座薬Mは、頭部径大で下部小径の砲弾型に形成されており、薄アルミシートなどからなる密封袋P内に封入されており、使用時には、指部で密封袋Pを破断して座薬Mを取出し、図9(b)の説明図に示すように、その座薬Mを指部で肛門に挿入する。
上記構成では、座薬Mを指部で肛門内に比較的強く押し込んだとしても、その肛門の括約筋による収縮圧で座薬Mが押し戻されることがあり、その座薬Mの挿入に手間がかかって面倒であると共に、指部が肛門に直接触れることから、非衛生的である。
上記問題点を解消する技術の一つとして特許文献1に記載した座薬挿入具がある。これは、図10(a)の縦断面図に示すように、2枚のプラスチックシート1間の空間1aに挿入具本体2を収納すると共に、該空間1aの座薬貯め部から挿入具本体3の先端にかけて溶融状態の座薬Mを注入し、その座薬Mを冷却固化させた後、プランジャー3を挿入具本体2内に差し込み、両プラスチックシート1を互いに熱溶着させて密封する。
座薬Mの挿入手順を図10(b)の説明図に基づいて説明すると、両プラスチックシート1を引き剥がして開封し〔図10(a)仮想線参照〕、挿入具本体2の把手部2aを把持して座薬Mの頭部を肛門に当てがい、プランジャー3を押して、その座薬Mを肛門に挿入する。
特開平5−261157号公報
特許文献1に記載の座薬挿入具では、肛門に指部が触れないから、衛生的である。しかし、2枚のプラスチックシート1、挿入具本体2及びプランジャー3からなり、構造が複雑で部品点数が多いから、製作費が高くつく。特に、図9(a)に示すような一般的に市販されている座薬Mを挿入するのには適さない。
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、安価で衛生的且つ容易に座薬を挿入することができるようにした座薬挿入具を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための構成を実施の形態に対応する図面に基づいて説明すると、請求項1に記載の発明は、座薬Mを抱嵌支承する穿孔7を設けた挿入具本体5からなり、該挿入具本体5の中心部長手方向に押し込み棒6を挿入するための長孔8を上記穿孔7に連通して設けたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記長孔8の押し込み棒挿入口8aの近傍に、該長孔8の口径d2よりも小径で前記押し込み棒6の外径d3と同一またはわずかに大きい口径d1の小径部8bが形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記挿入具本体5の外周面に周方向所定間隔をおいて複数の滑り止め用凹溝10が形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記押し込み棒6が、棒本体6aの両端に球状脱脂綿6bを取り付けた綿棒からなることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、挿入具本体5の穿孔7に抱嵌支承させた座薬Mの頭部を肛門に当てがい、該挿入具本体5の長孔8を通って穿孔7内に押し込み棒6を押し込むだけで、座薬Mを肛門に所望通り容易に挿入することができ、しかも、肛門に指部が触れないので、衛生的である。
また、挿入具本体5と押し込み棒6とからなり、構造が簡単で部品点数が少ないから、製作費が安くつく。
特に、1錠ずつ密封袋Pに封入されている市販の座薬Mを挿入するのに適している。
請求項2に記載の発明によれば、座薬Mを肛門に挿入した後、挿入具本体5を肛門から離間させると、押し込み棒6の後端部が長孔8の小径部8bに引っ掛かって、その押し込み棒6も挿入具本体5と一体的に肛門から離間させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、挿入具本体5の外周面に形成した複数の滑り止め用凹溝10により、該挿入具本体5を滑らないように確実に把持することができると共に、その挿入具本体5が軽量化及び減量化されているので、使いやすくて経済的である。
請求項4に記載の発明によれば、押し込み棒6として一般的に市販されている綿棒を利用しており、その綿棒が安価で使い捨てされるものであるから、経済的であると共に、衛生的である。
図1〜図7は本発明の実施の一形態である座薬挿入具を示すものであって、図1は同分解斜視図、図2は同分解縦断面図、図3は図2のA−A矢視図、図4は図2のB−B矢視図、図5は図2のC−C矢視図、図6は図2のD−D矢視図、図7(a)は同座薬挿入手順の前段を説明する縦断面図、図7(b)は同手順の後段を説明する縦断面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の座薬挿入具は、挿入具本体5と押し込み棒6とを有し、その押し込み棒6は、棒本体6aの両端に球状脱脂綿6bを取り付けた綿棒からなっている。
図1〜図6に示すように、前記挿入具本体5は、硬質合成樹脂材により成形されており、その挿入具本体5の前端面5aに砲弾型座薬Mの下部を抱嵌支承するための奥すぼまりテーパ状穿孔7が設けられると共に、挿入具本体5の後端面5bから該挿入具本体5の中心部をその長手方向に沿って貫通して前記穿孔7の奥端に連通する長孔8が設けられている。
前記長孔8の後部に、後端面5bに開口する奥すぼまりテーパ状の押し込み棒挿入口8aと、該押し込み棒挿入口8aの奥端に連通する小径部8bとが形成され、その小径部8bの口径d1は、長孔8の口径d2よりも小径で押し込み棒6の棒本体6aの外径d3と同一またはわずかに大きく設定されている。具体的寸法の一例を示すと、棒本体6aの外径d3が2.2mm、小径部8bの外径d1が2.4mm、長孔8の外径d2が4.0mmである。
座薬Mの挿入手順を説明すると、図7(a)に示すように、押し込み棒6の一方の球状脱脂綿6bを挿入具本体5の押し込み棒挿入口8aから小径部8bを通って長孔8に挿入し、穿孔7に座薬Mの下部を差し込んで、その座薬Mを穿孔7に抱嵌支承させる。
続いて、図7(b)に示すように、挿入具本体5を指部で把持して座薬Mの頭部を肛門に当てがい、押し込み棒6を穿孔7内に押し込んで、座薬Mを肛門に挿入する。
その後、挿入具本体5を肛門から離間させることにより、押し込み棒6もその挿入具本体5と一体的に肛門から離間させる。ここで、肛門の括約筋により押し込み棒6の先端部側の球状脱脂綿6bがつかまれても、その押し込み棒6の後端部側の球状脱脂綿6bが小径部8bに引っ掛かるので、その押し込み棒6は挿入具本体5と一体的に肛門から離間される。
上記構成によれば、図7(b)に示すように、挿入具本体5の穿孔7に抱嵌支承させた座薬Mの頭部を肛門に当てがい、該挿入具本体5の長孔8を通って穿孔7内に押し込み棒6を押し込むだけで、座薬Mを肛門に所望通り容易に挿入することができ、しかも、肛門に指部が触れないので、衛生的である。
また、挿入具本体5と押し込み棒6とからなり、構造が簡単で部品点数が少ないから、製作費が安くつく。
特に、図9(a)に示すように、1錠ずつ密封袋Pに封入されている市販の座薬Mを挿入するのに適している。
更に、座薬Mを肛門に挿入した後、挿入具本体5を肛門から離間させると、押し込み棒6の後端部側の球状脱脂綿6bが長孔8の小径部8bに引っ掛かって、その押し込み棒6も挿入具本体5と一体的に肛門から離間させることができる。
また更に、押し込み棒6として一般的に市販されている綿棒を利用しており、その綿棒が安価で使い捨てされるものであるから、経済的であると共に、衛生的である。
図8は本発明の実施の他の形態である座薬挿入具を示すものであって、図8(a)は同挿入具本体の縦断面図、図8(b)はE−E矢視図、図8(c)は同挿入具本体の斜視図である。
図8に示すように、挿入具本体5の外周面の後端面5bから前端面5aの近傍までに周方向所定間隔をおいて複数(この形態では6つ)の滑り止め用凹溝10が形成されると共に、その挿入具本体5の外周面の各滑り止め用凹溝10より前側に鍔部11が残されている。上記以外の構成は図1〜図7に示す本発明の実施の一形態とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
上記構成によれば、挿入具本体5の外周面に形成した複数の滑り止め用凹溝10により、該挿入具本体5を滑らないように確実に把持することができると共に、その挿入具本体5が軽量化及び減量化されているので、使いやすくて経済的である。
また、鍔部11を目印にして穿孔7の位置を容易に確認することができる。
本発明の実施の一形態である座薬挿入具を示す分解斜視図である。 同分解縦断面図である。 図2のA−A矢視図である。 図2のB−B矢視図である。 図2のC−C矢視図である。 図2のD−D矢視図である。 (a)は同座薬挿入手順の前段を説明する縦断面図、(b)は同手順の後段を説明する縦断面図である。 (a)は本発明の実施の他の形態である座薬挿入具の縦断面図、(b)はE−E矢視図、(c)は同挿入具本体の斜視図である。 (a)は座薬密封状態説明図、(b)は従来の座薬挿入手順の説明図である。 (a)は従来の座薬挿入具を示す縦断面図、(b)は同座薬挿入手順の説明図である。
符号の説明
5 挿入具本体
6 押し込み棒(綿棒)
6a 押し込み棒の棒本体
6b 押し込み棒の球状脱脂綿
7 穿孔
8 長孔
8a 長孔の押し込み棒挿入口
8b 長孔の小径部
10 滑り止め用凹溝
M 座薬
d1 小径部の口径
d2 長孔の口径
d3 棒本体の外径

Claims (4)

  1. 座薬を抱嵌支承する穿孔を設けた挿入具本体からなり、該挿入具本体の中心部長手方向に押し込み棒を挿入するための長孔を上記穿孔に連通して設けたことを特徴とする座薬挿入具。
  2. 前記長孔の押し込み棒挿入口の近傍に、該長孔の口径よりも小径で前記押し込み棒の外径と同一またはわずかに大きい口径の小径部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の座薬挿入具。
  3. 前記挿入具本体の外周面に周方向所定間隔をおいて複数の滑り止め用凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の座薬挿入具。
  4. 前記押し込み棒が、棒本体の両端に球状脱脂綿を取り付けた綿棒からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の座薬挿入具。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039038Y1 (ja) * 1974-08-20 1975-11-10
JPS6079447U (ja) * 1983-11-05 1985-06-03 安藤 捷教 座薬挿入具
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