JP2010279668A - 座薬挿入具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 大小2種類の座薬を安価な構造で衛生的且つ容易に挿入すること。
【解決手段】 座薬M1,M2を抱嵌支承する穿孔7,8を両端部に設けた挿入具本体5を有し、その一方の穿孔7の内径d1が他方の穿孔8の内径d2よりも大きく形成され、挿入具本体5の中央部に両穿孔7,8に連通する連通孔9が形成されており、その連通孔9に差し込んだ押し込み棒6でいずれかの穿孔7(または8)に抱嵌支承させた座薬M1(またはM2)を押し出す。
【選択図】図1
【解決手段】 座薬M1,M2を抱嵌支承する穿孔7,8を両端部に設けた挿入具本体5を有し、その一方の穿孔7の内径d1が他方の穿孔8の内径d2よりも大きく形成され、挿入具本体5の中央部に両穿孔7,8に連通する連通孔9が形成されており、その連通孔9に差し込んだ押し込み棒6でいずれかの穿孔7(または8)に抱嵌支承させた座薬M1(またはM2)を押し出す。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば腰痛や腹痛及び熱冷ましなどに用いる座薬を肛門に挿入するための座薬挿入具に関し、特に、大小2種類の座薬を安価な構造で衛生的且つ容易に挿入することができるようにしたものである。
従来、図9の座薬密封状態説明図に示すように、頭部径大で下部小径の砲弾型に形成された大小2種類の座薬M1,M2が一般的に市販されており、これらの各座薬M1,M2は薄アルミシートなどからなる密封袋P内に封入されている。
座薬M1,M2の挿入手順を説明すると、図10の座薬挿入手順説明図に示すように、指部で密封袋Pを破断して各座薬M1,M2を取り出し、その各座薬M1,M2を指部で肛門に挿入する。なお、関連する技術として特許文献1に記載したものがある。
上記従来の構成では、各座薬M1,M2を指部で肛門内に比較的強く押し込んだとしても、その肛門の括約筋による収縮圧で各座薬M1,M2が押し戻されることがあり、その各座薬M1,M2の挿入に手間がかかって面倒であると共に、指部が肛門に直接触れることから、非衛生的である。
そこで、特許文献1に記載したように、注射器タイプの座薬挿入具を用いることが考えられるが、これでは、構造が複雑で部品点数が多いから、製作費が高くつくと共に、図9に示す一般的に市販されている座薬M1,M2の挿入には適さない。
また、大小2種類の座薬M1,M2の両方を挿入することができる座薬挿入具は未だ提案されていない。
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、大小2種類の座薬を安価な構造で衛生的且つ容易に挿入することができるようにした座薬挿入具を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための構成を実施の形態に対応する図面に基づいて説明すると、請求項1に記載の発明は、座薬M1,M2を抱嵌支承する穿孔7,8を両端部に設けた挿入具本体5を有し、その一方の穿孔7の内径d1が他方の穿孔8の内径d2よりも大きく形成され、挿入具本体5の中央部に両穿孔7,8に連通する連通孔9が形成されており、その連通孔9に差し込んだ押し込み棒6でいずれかの穿孔7(または8)に抱嵌支承させた座薬M1(またはM2)を押し出すようにしてなる構成を採用するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記挿入具本体5の外周面に周方向所定間隔をおいて複数の滑り止め用凹溝10が形成されてなる構成を採用するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記押し込み棒6が棒本体6aの両端に球状脱脂綿6bを取り付けた綿棒からなる構成を採用するものである。
請求項1に記載の発明によれば、挿入具本体5のいずれかの穿孔7,8に抱嵌支承させた座薬M1(またはM2)の頭部を肛門に当てがい、押し込み棒6を挿入具本体5の連通孔9に差し込むことにより、その押し込み棒6で座薬M1(またはM2)を肛門に所望通り容易に挿入することができ、しかも、肛門に指部が触れないから、衛生的である。
大型座薬M1は内径d1が大きい穿孔7に抱嵌支承させ、小型座薬M2は内径d2が小さい穿孔8に抱嵌支承させることにより、1つの挿入具本体5で、大小2種類の座薬M1,M2をその大きさに合わせて円滑に挿入作業を行なうことができる。
また、挿入具本体5と押し込み棒6とからなり、構造が簡単で部品点数が少ないから、製作費が安くつく。
特に、1錠ずつ密封袋P(図9参照)に封入されている市販の座薬M1,M2を挿入するのに適している。
請求項2に記載の発明によれば、挿入具本体5の外周面に形成した複数の滑り止め用凹溝10により、該挿入具本体5を滑らないように確実に把持することができると共に、その挿入具本体5が軽量化及び減量化されているので、使いやすくて経済的である。
請求項3に記載の発明によれば、押し込み棒6として一般的に市販されている綿棒を利用しており、その綿棒が安価で使い捨てされるものであるから、経済的であると共に、衛生的である。
図1〜図7は本発明の実施の一形態である座薬挿入具を示すものであって、挿入具本体5と押し込み棒6とを有し、その押し込み棒6は、棒本体6aの両端に球状脱脂綿6bを取り付けた綿棒からなっている。
図1〜図5に示すように、前記挿入具本体5は、硬質合成樹脂材により成形されており、該挿入具本体5の両端に奥すぼまりテーパ状穿孔7,8が形成され、その挿入具本体5の中央部に両穿孔7,8に連通する連通孔9が形成されている。
図2に示すように、前記一方の穿孔7は、大型座薬M1を抱嵌支承するためのものであって、その具体的寸法の一例を示すと、大型座薬M1の最大径が12mm、最小径が9mm、長さが36mmであるとすると、一方の穿孔7の最大径d1が10〜12mm、最小径t1が6.5〜9mm、長さh1が24〜36mmであって、図6(a)に示すように、一方の穿孔7内に大型座薬M1の下部を差し込んだときに、該下部の下端が一方の穿孔7の中央部まで達した位置で、その下部の外周面が一方の穿孔7の内周面に当接され、その大型座薬M1を不測に動かないように抱嵌支承する。
大型座薬M1の挿入手順を説明すると、図6(a)に示すように、大型座薬M1の下部を挿入具本体5の一方の穿孔7に差し込んだ後、他方の穿孔8から連通孔9に押し込み棒6を差し込み、続いて、図6(b)に示すように、挿入具本体5を一方の手で把持して大型座薬M1の頭部を肛門に当てがい、他方の手で把持した押し込み棒6を押し込んで、大型座薬M1を肛門に挿入し、その後、挿入具本体5及び押し込み棒6を肛門から離間させる。
図2に示すように、前記他方の穿孔8は、小型座薬M2を抱嵌支承するためのものであって、その具体的寸法の一例を示すと、小型座薬M2の最大径が9mm、最小径が7mm、長さが29mmであるとすると、他方の穿孔8の最大径d2が8〜9mm、最小径t2が6.5〜7mm、長さh2が15〜29mmであって、図7(a)に示すように、他方の穿孔8内に小型座薬M2の下部を差し込んだときに、該下部の下端が他方の穿孔8の中央部まで達した位置で、その下部の外周面が他方の穿孔8の内周面に当接され、その小型座薬M2を不測に動かないように抱嵌支承する。
小型座薬M2の挿入手順を説明すると、図7(a)に示すように、小型座薬M2の下部を挿入具本体5の他方の穿孔8に差し込んだ後、一方の穿孔7から連通孔9に押し込み棒6を差し込み、続いて、図7(b)に示すように、挿入具本体5を一方の手で把持して小型座薬M2の頭部を肛門に当てがい、他方の手で把持した押し込み棒6を押し込んで、小型座薬M2を肛門に挿入し、その後、挿入具本体5及び押し込み棒6を肛門から離間させる。
図2に示すように、具体的寸法の一例を更に示すと、連通孔9の長さh3が10〜15mm、挿入具本体5の長さHが54〜80mm、外径Dが16〜20mmである。
上記構成によれば、図6及び図7に示すように、挿入具本体5のいずれかの穿孔7,8に抱嵌支承させた座薬M1(またはM2)の頭部を肛門に当てがい、押し込み棒6を挿入具本体5の連通孔9に差し込むことにより、その押し込み棒6で座薬M1(またはM2)を肛門に所望通り容易に挿入することができ、しかも、肛門に指部が触れないから、衛生的である。
大型座薬M1は内径d1が大きい穿孔7に抱嵌支承させ、小型座薬M2は内径d2が小さい穿孔8に抱嵌支承させることにより、1つの挿入具本体5で、大小2種類の座薬M1,M2をその大きさに合わせて円滑に挿入作業を行なうことができる。
また、挿入具本体5と押し込み棒6とからなり、構造が簡単で部品点数が少ないから、製作費が安くつく。
特に、1錠ずつ密封袋P(図9参照)に封入されている市販の座薬M1,M2を挿入するのに適している。
更に、押し込み棒6として一般的に市販されている綿棒を利用しており、その綿棒が安価で使い捨てされるものであるから、経済的であると共に、衛生的である。
図8は本発明の実施の他の形態である座薬挿入具を示すものであって、挿入具本体5の外周面の一方端面から他方端面の近傍までに周方向所定間隔をおいて複数(この形態では6つ)の滑り止め用凹溝10が形成されると共に、その挿入具本体5の外周面の他方端面側に鍔部11が残されている。上記以外の構成は図1〜図7に示す本発明の実施の一形態とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
上記構成によれば、挿入具本体5の外周面に形成した複数の滑り止め用凹溝10により、該挿入具本体5を滑らないように確実に把持することができると共に、その挿入具本体5が軽量化及び減量化されているので、使いやすくて経済的である。
また、鍔部11を目印にして所望の穿孔7(または8)の位置を容易に確認することができる。
5 挿入具本体
6 押し込み棒(綿棒)
6a 押し込み棒の棒本体
6b 押し込み棒の球状脱脂綿
7,8 穿孔
9 連通孔
10 滑り止め用凹溝
M1,M2 座薬
d1 一方の穿孔の内径
d2 他方の穿孔の内径
6 押し込み棒(綿棒)
6a 押し込み棒の棒本体
6b 押し込み棒の球状脱脂綿
7,8 穿孔
9 連通孔
10 滑り止め用凹溝
M1,M2 座薬
d1 一方の穿孔の内径
d2 他方の穿孔の内径
Claims (3)
- 座薬を抱嵌支承する穿孔を両端部に設けた挿入具本体を有し、その一方の穿孔の内径が他方の穿孔の内径よりも大きく形成され、挿入具本体の中央部に両穿孔に連通する連通孔が形成されており、その連通孔に差し込んだ押し込み棒でいずれかの穿孔に抱嵌支承させた座薬を押し出すようにしてなる座薬挿入具。
- 前記挿入具本体の外周面に周方向所定間隔をおいて複数の滑り止め用凹溝が形成されてなる請求項1に記載の座薬挿入具。
- 前記押し込み棒が棒本体の両端に球状脱脂綿を取り付けた綿棒からなる請求項1または2に記載の座薬挿入具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009152929A JP2010279668A (ja) | 2009-06-05 | 2009-06-05 | 座薬挿入具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009152929A JP2010279668A (ja) | 2009-06-05 | 2009-06-05 | 座薬挿入具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010279668A true JP2010279668A (ja) | 2010-12-16 |
Family
ID=43537003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009152929A Pending JP2010279668A (ja) | 2009-06-05 | 2009-06-05 | 座薬挿入具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010279668A (ja) |
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2009
- 2009-06-05 JP JP2009152929A patent/JP2010279668A/ja active Pending
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