JP2010004256A - 無線通信装置、無線通信の制御方法、および無線通信の制御プログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信の制御方法、および無線通信の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】パケット誤り率が大きい場合であっても、MAC効率の劣化を抑制し、スループットを向上させることができる。
【解決手段】 本発明の一側面に係る無線通信装置Aは、選択再送要求方式の無線通信装置Aであって、複数のデータを受信する手段20と、複数のデータのそれぞれについて誤りを検出する手段30と、複数のデータのうち少なくとも1つのデータに誤りが検出されない場合に、送達確認フレームを返信するか否かを決定する手段41とを備え、送達確認フレームを返信する場合に生じる第1オーバーヘッドと、送達確認フレームを返信しない場合に生じる第2オーバーヘッドとに従い、送達確認フレームを返信するか否かが決定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信の制御方法、および無線通信の制御プログラムに関するものである。
無線伝送路におけるパケット伝送の信頼性を向上させるための技術として、自動再送要求(ARQ:Automatic Repeat reQuest)方式が知られている。ARQ方式とは、パケット伝送の信頼性を向上させるために、受信側の無線端末が、受信したパケットのうち誤りが検出されたパケットを、送信側の無線端末へ通知(フィードバック)して再送させる方式である。
ARQ方式における再送制御方式の1つとして、選択再送(Selective Repeat)方式がある。選択再送方式とは、受信側の無線端末が、複数のパケットを受信したあと、各パケットの誤り検出結果をBitmap形式にまとめて、送信側の無線端末へフィードバックして、誤りが検出されたパケットの再送を要求する方式である。
選択再送方式では、受信側の無線端末は、1つのパケットを受信するたびに、1つの誤り検出結果(例えば、ACKフレーム)を返信する必要がないため、スループットを向上できる。
IEEE802.11無線LANの1つであるIEEE802.11e規格では、選択再送方式が採用されており、Block Ack Mechanismが該当する(例えば、非特許文献1)。
図6は、IEEE802.11e規格によって規定されたBlock Ack Mechanismの例を示す。送信側の無線端末Txは、複数(5つ)のパケット(MPDU:MAC Protocol DATA Unit)を連続して送信し、次いで、各パケットの誤り検出結果を含むBlock Ackフレームを要求するための信号(Block Ack Requestフレーム)を送信する。受信側の無線端末Rxは、Block Ack Requestフレームを受信すると、送信側の無線端末Txに対してBlock Ackフレームを返信する。Block Ackフレームには、受信側の無線端末Rxが正常に受信できなかった(誤りが検出された)パケットのシーケンス番号がBitmap形式で示される。図6の例は、受信側の無線端末Rxがシーケンス番号“2”のパケットのみを正常に受信できず、送信側の無線端末Txがシーケンス番号“2”のパケットのみを再送する様子を示す。
また、IEEE802.11無線LANにおいて、更なる高速化を目指すIEEE802.11n規格でも、選択再送方式が採用されている。
図7は、IEEE802.11n規格におけるBlock Ack Mechanismの例を示す。
IEEE802.11n規格では、オーバーヘッドを削減するために、複数のMPDUを集約(アグリゲート)して1つの物理フレーム(Aggregate−MPDU)として送受信を行う方法が規定されている。
送信側の無線端末Txは、A−MPDUを送信することによって、複数のMPDUを1度にまとめて送信する。受信側の無線端末Rxは、A−MPDUを受信した場合、各MPDUの誤り検出の有無を通知するための送達確認信号(例えば、Block Ackフレーム)を返信する。
IEEE802.11n規格では、受信側の無線端末Rxは、Block Ack Requestフレームを受信しなくても、A−MPDU受信自体をBlock Ackフレーム要求を兼ねることでBlock Ackフレームを返信することを前提とする方式が規定されている。
ここで、受信側の無線端末Rxは、A−MPDUに含まれるMPDUのうち、少なくとも1つが誤りなく受信できた場合であって、そのMPDUが自分宛てのパケットである場合には、Block Ackフレームを返信する。
一方、受信側の無線端末Rxは、A−MPDUに含まれるすべてのMPDUに誤りが検出された場合は、そのA−MPDUが自分宛てのパケットかどうか判断できないため、Block Ackフレームを返信しない。
また、送信側の無線端末Txは、A−MPDUを送信したあと、一定期間(25μsec)経過してもBlock Ackフレームが返信されない場合は、A−MPDUに含まれるすべてのMPDUに誤りが発生したものと判断して、同一のMPDUを含むA−MPDUフレームを再送する。
"Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) specifications, Medium Access Control (MAC) Quality of Service (QoS) Enhancements," IEEE Std. 802.11e−2005.
上述した従来の選択再送方式では、受信側の無線端末が、受信した複数のMPDUのすべてに誤りが検出された場合に、Block Ackフレームを返信しない。
換言すれば、受信側の無線端末は、受信した複数のMPDUのうち、少なくとも1つ以上のMPDUを正しく受信した(誤りが検出されなかった)場合は、必ず、Block Ackフレームを返信する。そして、受信側の無線端末は、Block Ackフレームによって、受信したMPDUを正しく受信したか否かを通知し、誤りが検出されたMPDUの再送を要求する。
ここで、パケット誤り率が大きい場合、例えば、バースト誤りが発生した場合など、受信側の無線端末が受信した多くのMPDUに誤りが検出された場合を仮定する。
このとき、受信側の無線端末が正しく受信できなかったMPDUの数が多ければ多いほど、送信側の無線端末は、多くのMPDUを再送する必要がある。
即ち、受信側の無線端末が正しく受信できないMPDUの数が多いほど、送信側の無線端末が再送するパケットは、受信側の無線端末がすべてのMPDUを正しく受信できずそもそもBlock Ackフレームを返信しない場合に送信側の無線端末が再送するパケット(全再送)に近づく。
また、IEEE802.11n規格では、A−MPDUフレーム等のデータ送信時の伝送レートは、MIMO(Multi Input Multi Output)の採用や、チャネル帯域幅の拡張等によって最大600Mbpsまで向上する。
一方、Block Ackフレーム等の制御フレーム送信時の伝送レートは、IEEE802.11n規格であっても、確実性・後方互換性を保持するために、従来のIEEE802.11無線LAN規格と同様に規定されるBasic Rate Setの中(例えば、24Mbps)から選択されることと予想される。
このように、データ送信時の伝送レートと、制御フレーム送信時の伝送レートとの差が拡大していくことによって、無線端末同士が無線通信を行う際の一連のデータ伝送シーケンスに占める制御フレーム(Block Ackフレーム)の送受信に要する時間の割合が大きくなる。即ち、無線端末同士が無線通信を行う際の、制御フレーム(Block Ackフレーム)送受信によるオーバーヘッドの割合が相対的に増大することが懸念される。
以上説明したように、パケット誤り率が大きい状況では、選択再送方式において、Block Ackフレームを返信することによって、逆に、MAC(Media Access Control)効率を低下させ、スループットを低下させてしまうという問題があった。さらに、今後の無線LAN規格において、データ送信時の伝送レートの更なる高速化が実現された場合には、スループットの低下はますます顕著になっていくものと予測される。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであって、パケット誤り率が大きい場合であっても、MAC効率の劣化を抑制し、スループットを向上させることができる無線通信装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係る無線通信装置は、複数のデータを受信したあと、前記複数のデータのうち受信に成功したデータを通知するための送達確認フレームを返信することによって、選択再送方式によるデータの再送を要求する無線通信装置であって、他の無線通信装置から複数のデータを受信する受信部と、前記複数のデータのそれぞれについて誤りを検出する誤り検出部と、前記複数のデータのうち少なくとも1つのデータに誤りが検出されない場合に、送達確認フレームを返信するか否かを決定する決定部とを備え、前記受信部は、前記送達確認フレームを返信しない場合に、前記他の無線通信装置から、前記複数のデータのうち誤りが検出されなかったデータを含め前記複数のデータのすべてを、所定期間後に再度受信し、前記決定部は、前記送達確認フレームを返信する場合に生じる第1オーバーヘッドと、前記送達確認フレームを返信しない場合に生じる第2オーバーヘッドとに従い、前記送達確認フレームを返信するか否かを決定することを特徴とする。
本発明によれば、パケット誤り率が大きい場合であっても、MAC効率の劣化を抑制し、スループットを向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置Aを示すブロック図である。
この第1の実施形態に係る無線通信装置Aは、アンテナ部10と、受信部20と、誤り検出部30と、MAC(Media Access Control)制御部40と、送信部50とを備える。MAC制御部40は、返信決定部41を有する。
受信部20は、アンテナ部10を介して受信した無線信号(データ)の復調処理など、受信処理を行う。
誤り検出部30は、受信部20で復調されたデータに対して誤り検出を行う。
MAC制御部40は、MACプロトコル関連の制御を行う。MAC制御部40が有する返信決定部41は、誤り検出部30による誤り検出結果に従い、選択再送方式による送達確認フレームの返信を行うか否かの決定を行う。
送信部50は、アンテナ部10を介して送信するデータに対して変調処理など、送信処理を行う。
なお、以下では、第1の実施形態に係る無線通信装置Aは、IEEE802.11無線LAN規格に準拠して動作するものとして説明する。しかし、第1の実施形態に係る無線通信装置Aはその他の無線規格などに準拠していても良い。
図2は、無線通信装置Aがデータを受信するときの動作を示すフローチャートである。
まず、アンテナ部10は、他の無線通信装置Aから無線信号を受信する。
次に、受信部20は、アンテナ部10を介して受信した無線信号(複数のデータ(複数のMPDU(MAC Protocol Data Unit))に対して、A/D(Analog to Digital)変換や、一連の復調処理などの受信処理を行う(ステップS101)。受信部20は、受信したデータがA−MPDUの場合には、復調処理ののち、A−MPDUをそれぞれのMPDUへ分解(デアグリゲート)する。
次に、誤り検出部30は、復調された複数のデータ(複数のMPDU)について、データ(MPDU)ごとに誤り検出する(ステップS102)。誤り検出部30は、誤り検出結果と、誤りが検出されなかったデータ(MPDU)とを、MAC制御部40へ出力する。なお、誤りが検出されたデータ(MPDU)は、廃棄される。
データ(MPDU)には、例えば、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号化がなされている。誤り検出部30は、データ(MPDU)ごとに付加されるCRCをチェックすることによって、誤りを検出する。なお、誤り検出部30が誤りを検出する方法はCRCに限らず、データに誤りがあるか否か(データが正しく受信できたか否か)を判別できれば、どのようなものであっても良い。
誤り検出部30は、受信した複数のデータすべてに誤りが検出された場合、全てのデータを廃棄し処理を終了する(ステップS103の“はい”)。
受信した複数のデータの少なくとも1つに誤りが検出されなかった場合(ステップS103の“いいえ”)次に、MAC制御部40は、誤りが検出されなかったデータ(MPDU)に対して、MACヘッダの解析を行い、自分宛てのデータ(MPDU)か否かを判定する(ステップS104)。
(ステップS105の“はい”)自分宛のデータ(MPDU)は、MAC制御部40に内蔵される受信バッファ(図示せず)に一時的に保持された後、データ(MPDU)の種類などに応じて上位レイヤへ転送される。このとき、MAC制御部40が有する返信決定部41は、データの送信元に対して送達確認フレーム(Block Ackフレームなど)を返信するか否かを決定する(ステップS106、S107)。
(ステップS105の“いいえ”)一方、他人宛てのデータ(MPDU)は、誤りが検出されたデータ(MPDU)と同様に受信バッファに一時的に保持されることなく、廃棄される。
なお、無線通信装置Aが複数のMPDUが1つの物理フレームに集約(アグリゲート)されたA−MPDUフレームを受信した場合は、受信部20によってA−MPDUフレームが復調された後、誤り検出部30で誤り検出される前に、A−MPDUは、それぞれのMPDUに分解(デアグリゲート)される。分解(デアグリゲート)された各MPDUは、それぞれ誤り検出され、上記と同様に処理される。
次に、返信決定部41に関して説明する。なお、返信決定部41がデータの送信元に対して送達確認フレームを返信するか否かを決定する方法の詳細については後述する。
まず、MAC制御部40に、誤りが検出されなかったデータであって、自分宛てのデータ(複数のMPDU)が入力されたものとする。このとき、返信決定部41は、MAC制御部40に入力されたデータの送信元に対して、受信した各データ(各MPDU)を正しく受信したか否かを示す送達確認フレーム(Block Ackフレーム)を返信するか否かの決定を行う。
受信した複数のデータ(複数のMPDU)のうち少なくとも1つ以上のデータ(MPDU)の受信に成功し、受信に成功したデータ(MPDU)が自分宛てであることが把握できた場合のみ、返信決定部41は、送達確認フレームを返信するか否かの決定を行う。
受信したデータ(MPDU)が他局宛てであり送達確認フレーム(Block Ackフレーム)を返信する必要の無い場合や、受信した複数のデータ(複数のMPDU)のすべてに誤りが検出され、MAC制御部40によるヘッダ解析では、宛先が把握できない場合は、返信決定部41は、送達確認フレームを返信するか否かの決定を行わない。
返信決定部41が送達確認フレームを返信すると決定した場合(ステップS107の“はい”)は、MAC制御部40は、各データ(各MPDU)の受信成否情報を通知するための送達確認フレーム(Block Ackフレーム)を生成する(ステップS108)。この送達確認フレームは、送信部50によって変調処理等がなされた後、アンテナ部10を介してデータ(MDPU)の送信元へ返信される(ステップS109)。
ここで、送達確認フレーム(Block Ackフレーム)を返信するタイミングは、データ(A−MPDU)を受信した後、SIFS(Short Inter Frame Space:16us)期間経過した後である。
一方、返信決定部41が送達確認フレームを返信しないと決定した場合(ステップS107の“いいえ”)は、受信に成功した自分宛てデータ(MPDU)が1つ以上存在していたとしても、送達確認フレームは返信しない。
次に、返信決定部41が送達確認フレームの返信を行うか否かの決定方法について説明する(ステップS106、S107)。
まず、返信決定部41は、送達確認フレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッド(返信ありオーバーヘッド)と、送達確認フレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッド(返信なしオーバーヘッド)とを、それぞれ算出あるいは推定し、それらの比較を行う(ステップS106)。
なお、送達確認フレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドと、送達確認フレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドは、返信決定部41がその都度算出しても良く、受信したデータの誤り率、データサイズ、及び伝送レートと関連付けてオーバーヘッドを予め記憶していたものを読み出しても良い。
次に、返信決定部41は、比較した結果、送達確認フレームを返信する方が、送達確認フレームを返信しないよりも、時間的なオーバーヘッドが小さい場合(ステップS107の“はい”)に、“送達確認フレームを返信する”と、決定する。これは、返信決定部41が、送達確認フレームを返信した方が、MAC効率の劣化を抑制できると判断したためである。
一方、返信決定部41は、比較した結果、送達確認フレームを返信しない方が、送達確認フレームを返信するよりも、時間的なオーバーヘッドが小さい場合(ステップS107の“いいえ”)に、“送達確認フレームを返信しない”と、決定する。これは、返信決定部41が、送達確認フレームを返信しない方が、MAC効率の劣化を抑制できると判断したためである。
無線通信装置Aが送達確認フレームを返信しない場合、送信元の無線通信装置Bは、25μs経過しても送達確認フレームが確認できないため、自無線通信装置Aへ送信した複数のデータのすべてが送信に失敗したと判断し、複数のデータのすべてを無線通信装置Aへ再送する。
即ち、送達確認フレームを返信しないと決定した際には、送信元の無線通信装置Bからは、無線通信装置Aが受信に成功したデータ(MPDU)を含めてすべてのデータ(MPDU)が再送される。
無線通信装置Aは、既に受信に成功しているデータ(MPDU)を再度受信した場合は、そのデータを廃棄すれば良い。
ステップS107、S108において、返信決定部41は、送達確認フレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドと、送達確認フレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドとを算出し、それらを比較することによって、送達確認フレームを返信するか否かを決定するものとした。
しかし、返信決定部41は、受信したデータの誤り率、データサイズ、及び伝送レートと関連付けて、送達確認フレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドと、送達確認フレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドとの大小関係を、予め記憶しておき、大小関係を読み出すことによって、送達確認フレームを返信するか否かを決定することとしても良い。
図2では、無線通信装置AはA−MPDUを受信するものとしたが、MPDUを連続して複数受信する場合であっても、同様の処理が行われる。
無線通信装置Aが複数のMPDUを連続して受信した後、送達確認フレームの返信を要求するための送達確認要求フレーム(Block Ack Requestフレーム)を受信したことをトリガとして、返信決定部41は、送達確認フレームを返信するか否かを決定すれば良い(ステップS106、S107)。
図3は、送達確認フレーム(Block Ackフレーム)を送信した場合と、送達確認フレーム(Block Ackフレーム)を送信しなかった場合とで、複数のデータが送信および再送される前に要する時間の一例を示す図である。なお、図3では、送信元の無線通信装置B(Tx)から受信側の無線通信装置A(Rx)へ、5つのMPDUが集約されたA−MPDUが送信され、受信側(Rx)は、誤り検出部30においてシーケンス番号が“1”、“4”、“5”のMPDUの受信に成功し、シーケンス番号が“2”、“3”のMPDUの受信に失敗したものとする。
無線通信装置Aの返信決定部41は、Block Ackフレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドと、Block Ackフレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドの算出をそれぞれ行う。
次に、それぞれのオーバーヘッドに関して、図3(a)と(b)により説明する。
図3(a)は、Block Ackフレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドを示す。Block Ackフレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドとは、通常通りにBlock Ackフレームを返信するのに要するトータル時間である。
Block Ackフレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドとは、図3(a)の例では、(SIFS時間+Block Ackフレーム送信に要する時間長+SIFS時間)である。Block Ackフレーム返信自体がスループットの観点からみてオーバーヘッドとなる。
図3(b)は、Block Ackフレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドを示す。Block Ackフレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドとは、本来は返信すべきBlock Ackフレームをあえて返信しなかった場合に、Block Ackフレームを返信した場合には再送する必要がないフレーム(冗長再送データ)を再送するために要するトータル時間である。
Block Ackフレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドとは、図3(b)の例では、(SIFS時間+1Slot分の時間+シーケンス番号“1”、“4”、“5”の送信に要する時間長)である。
受信側の無線通信装置AがBlock Ackフレームを返信しなかった場合、送信元の無線通信装置Bは(SIFS+Slot)時間経過後に、Block Ackフレームの返信が無かった(すべてのMPDUの送信が失敗した)とみなし、再度、A−MPDUの再送を行う。
受信側の無線通信装置AがBlock Ackフレームを返信していれば、送信元の無線通信装置Bは、シーケンス番号“1”、“4”、“5”のMPDUの再送を行う必要がなく、これらのMPDUは、冗長に再送されるMPDU(冗長再送データ)である。
これらのオーバーヘッドは、固定時間SIFS(16μsec)と、Slot時間(9μsec)と、Block Ackフレームのフレームサイズと返信時の伝送レートとから算出されるBlock Ackフレーム送信に要する時間長と、冗長に再送されるMPDUのフレームサイズと再送時の伝送レートから算出される冗長再送フレームの再送時間長とから、算出される。
送信元の無線通信装置Bが、伝送レート制御により再送時の伝送レートを1段階下げる場合等は、それが推定・把握できる場合には冗長再送フレーム分に要する時間長を算出する際には、再送時に用いられると推定される伝送レートを用いて時間長を算出する。
返信決定部41は、これらのオーバーヘッドを、フレームサイズと伝送レートから算出あるいは推定する方法のみならず、その他のいかなる方法によりオーバーヘッドを算出あるいは推定する方法を用いても良い。
無線通信装置AがBlock Ackフレームを返信するときの伝送レートが固定になるとすると、Block Ackフレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドは、固定値になる。この場合、返信決定部41は、Block Ackフレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドを固定値として、算出/推定する処理を省略することができる。
一方、Block Ackフレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドは、送信側の無線通信装置BがA−MPDUを送信(再送)する伝送レートが大きいほど、また、各MPDUのフレームサイズが小さいほど、小さくなる傾向にある。
そのため、A−MPDUを送信(再送)する伝送レートが大きいほど、また、各MPDUのフレームサイズが小さいほど、Block Ackフレームを返信する事がオーバーヘッドの増大(MAC効率の劣化)に繋がると判断し、Block Ackフレームを返信しない決定がなされやすい傾向がある。
また、誤り検出部30にて誤り検出を行なった結果、誤りを含んだMPDUの数(割合)が多いほど、つまり正しく受信できたMPDUの数(割合)が少ないほど、再送時における冗長再送フレームの割合が減る。そのため、誤りが検出されたMPDUの数(割合)が多いほど、Block Ackフレームを返信しない決定が行われる傾向がある。
図4は、Block Ackフレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドと、Block Ackフレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドとを比較した結果の例を示す図である。
送信側の無線通信装置Bから受信側の無線通信装置Aへ送信されるA−MPDUに集約されるMPDUの数を5つとする。A−MPDUに含まれる各MPDUのサイズは1500,1000,500,160バイトとする。A−MPDUが送信(再送)されるときの伝送レートは、216,270,324,405,486,540Mbpsとする。なお、各伝送レートはIEEE802.11n規格において規定されている一部のレートを選択したものである。
図4(a),(b),(c)は、5MPDUのうち、それぞれ、4つ、3つ、2つのMPDUに誤りが検出された場合の結果である。図4(a),(b),(c)の表に示されるそれぞれの値は、Block Ackフレームを返信した場合を基準として、Block Ackフレームを返信しない場合のMAC効率の比を示す。
値(MAC効率の比)が100%以上の場合は、Block Ackフレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドに比べ、Block Ackフレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドの方が小さいことを示す。値(MAC効率の比)が100%以上の場合は、Block Ackフレームを返信する場合のMAC効率に比べ、Block Ackフレームを返信しない場合のMAC効率が大きいことを示す。
値(MAC効率の比)が100%以上の場合、返信決定部41は、Block Ackフレームの返信を行わない決定を行う。値(MAC効率の比)が大きいほど、Block Ackフレームを返信しないことによるMAC効率の改善効果が大きい。
このように、第1の実施形態に係る無線通信装置Aによれば、送達確認フレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドが、送達確認フレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドよりも小さい場合に、送達確認フレームを返信せず、送信元の無線通信装置Bに全再送させることで、MAC効率を上げることを可能とし、システム全体のスループットの劣化の防止、スループットの向上を実現することが可能となる。
また、第1の実施形態に係る返信決定部41は、データを受信する都度、送達確認フレームを返信するか否かの決定を行うものとした。
しかし、返信決定部41は、同一の送信元の無線通信装置Bから送信されたデータに対して、送達確認フレームを返信しないとの決定が所定回数以上連続した場合には、オーバーヘッドの大小に関わらず、送達確認フレームを返信すると決定することができる。
送達確認フレーム(Block Ackフレーム)を返信しない場合、上述した通り、送信元の無線通信装置BからすべてのMPDUが再送される。
そのため、送達確認フレームを返信しないとの決定が連続している間は、送信元の無線通信装置Bから再送され続けるA−MPDUのフレーム長は一定のままである。A−MPDUフレームの送信においては、フレームの後半に集約されたMPDUほど、フレームの先頭に付加された伝送路推定用のプリアンブル部から離れるため、誤りが発生しやすい。
この点を踏まえ、同一の送信元の無線通信装置Bから送信されたA−MPDUに対してBlock Ackフレームを返信しないとの決定が一定回数連続で続いた場合には、返信決定部41は、仮にBlock Ackフレームを返信することでオーバーヘッドが大きくなったとしても、Block Ackフレームを返信する。
このようにすることで、再送されるA−MPDUに含まれるMPDU数を、確実に減らすことができ、結果的にMAC効率の劣化を防止できる。仮に、A−MPDUに含まれる最後(後半)のMPDUが常に誤るような無線環境にある場合であったとしても、送達確認フレームを返信することで、再送毎にA−MPDUに含まれるMPDUの数を減らしA−MPDUのサイズを小さくして、MPDUの後半の誤り率を抑制できる。A−MPDU内のパケット誤り率を下げることができるため、MAC効率の劣化を防止することができる。
なお、この無線通信装置Aは、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、受信部20、誤り検出部30、MAC制御部40、および送信部50は、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、無線通信装置Aは、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。また、受信バッファは、上記のコンピュータ装置に内蔵あるいは外付けされたメモリ、ハードディスクもしくはCD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−Rなどの記憶媒体などを適宜利用して実現することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に係る無線通信装置Aは、送達確認フレームを返信することによって生じる時間的なオーバーヘッドよりも、送達確認フレームを返信しないことによって生じる時間的なオーバーヘッドのほうが小さい場合に、送達確認フレームを送信しないものであった。
第2の実施形態に係る無線通信装置A’は、バッテリ残量を考慮して送達確認フレームを返信するか否かを決定する。
図5は、第2の実施形態に係る無線通信装置A’の構成を示すブロック図である。
第2の実施形態に係る無線通信装置A’は、第1の実施形態に係る無線通信装置Aと比較して、バッテリ検出部60をさらに備える点と、MAC制御部140が有する返信決定部141が送達確認フレームを返信するか否かを決定する方法が異なる。なお、この第2の実施形態に係る無線通信装置A’と第1の実施形態に係る無線通信装置A’と同一部分(受信部20、誤り検出部30、送信部50)については、その説明を省略する。
バッテリ検出部60は、定期的に、あるいは、返信決定部141が送達確認フレームを返信するか否かを決定する都度、自無線通信装置A’のバッテリ残量を検出する。バッテリ検出部60は、バッテリ残量を返信決定部141へ出力する。
第2の実施形態に係る返信決定部141が送達確認フレームを返信するか否かを決定する方法について説明する。返信決定部141は、バッテリ残量が小さいほど、送達確認フレーム(Block Ackフレーム)を返信しないと決定しやすくなる傾向がある。
まず、返信決定部141は、バッテリ残量に応じて、送達確認フレームを返信するか否かを決定する際に用いる閾値を設定する。返信決定部141は、閾値を、ある予め定められた固定値(=A)にバッテリ残量に応じて可変となる係数(=α)を乗じたαAと設定する。αの係数は、0〜1の間で変化するものとし、バッテリ残量が小さいほど小さくなる値を取る。つまり、閾値は、バッテリ残量が小さいほど、小さな値が設定される。
返信決定部141は、設定した閾値と、受信した複数のデータ(複数のMPDU)のうち、誤りが検出されたデータ(MPDU)の数と比較する。なお、返信決定部141は、設定した閾値と、受信した複数のデータ(複数のMPDU)の誤り率と比較することとしてもよい。
図3を例とすれば、誤りが検出されたデータの数は“2”となる。図3を例とすれば、誤り率は“0.4(=2/5)”となる。
誤りが検出されたデータの数もしくは誤り率が閾値を上回っていた場合、つまり閾値よりも誤りが多い場合、返信決定部141は、Block Ackフレームを返信しないと決定する。
返信決定部141は、誤りが検出されたデータの数もしくは誤り率が閾値以下である場合、つまり設定した閾値よりも誤りが少なかった場合のみ、Block Ackフレームを返信すると決定する。
ここで、閾値はバッテリ残量が小さいほど小さい値が設定されるため、返信決定部141は、バッテリ残量が少ないほど、Block Ackフレームを返信しない決定を行いやすくなる。
第1の実施の形態でも説明したが、Block Ackフレームを返信しなかった場合において、誤りが検出されたMPDUの数(あるいは、誤り率)が多いほど、つまり受信に成功したMPDUの数が小さいほど、冗長となる再送フレーム数が少ないため、再送時における冗長割合は減少する。言い換えると、そのような場合にはBlock Ackフレームを返信しないことによるオーバーヘッド増大量は小さく、MAC効率に与える影響は小さい。
このように、第2の実施形態に係る無線通信装置A’において、返信決定部141は、特に、誤りが検出されたMPDUの数(あるいは、誤り率)が多い(閾値以上である)である場合などMAC効率に与える影響が小さい場合に、バッテリ残量が少ない状況で送達確認フレームの返信を控えることで、送達確認フレームの返信に必要となる電力を省力することが可能となり、無線通信装置A’のバッテリ寿命の延長を図ることが可能となる。
返信決定部141は、バッテリ残量が少ない場合であっても送達確認フレームの返信をしないことによってMAC効率に与える影響が大きいと判断した場合には、送達確認フレームを返信する。
また、返信決定部141は、バッテリ残量が多い場合には、送達確認フレームを返信しないことによるMAC効率に与える影響が小さい場合でも、送達確認フレームを返信する。
なお、返信決定部141がバッテリ残量に応じて設定する閾値と比較する対象は、送達確認フレームを返信しないことによって生じるオーバーヘッド時間であっても良い。
送達確認フレームを返信しないことによって生じるオーバーヘッドが小さいほど、オーバーヘッドを減少できる可能性が高く、またオーバーヘッドが増大してもその割合は小さい。
返信決定部141は、送達確認フレームを返信しないことによって生じるオーバーヘッドが、バッテリ残量に応じて設定される閾値以下である場合に、送達確認フレームを返信しないと決定する。
返信決定部141は、送達確認フレームを返信しないことによって生じるオーバーヘッドが、バッテリ残量に応じて設定される閾値を超える場合に、送達確認フレームを返信すると決定する。
また、返信決定部141がバッテリ残量に応じて設定する閾値と比較する対象は、
送達確認フレームを返信しないことによって生じるオーバーヘッドが、送達確認フレームを返信することによって生じるオーバーヘッドよりも大きい場合に、それらのオーバーヘッドの差分であっても良い。
この差分が小さいほど、送達確認フレームを返信した場合と比較して、送達確認フレームを返信しないことによって、オーバーヘッドの増大分が小さくなり、MAC効率への影響を抑制した上で、送達確認フレームの返信に必要となる電力を省力することが可能となり、無線通信装置A’のバッテリ寿命の延長を図ることが可能となる。
また、返信決定部141は、送達確認フレームを返信するか否かを決定する際に、第2の実施形態で説明したバッテリ残量に応じた決定方法と、第1の実施形態で説明したオーバーヘッドを比較することによる決定方法とを組み合わせても良い。
まず、返信決定部141は、バッテリ残量に応じた閾値と、誤りが検出されたMPDUの数(あるいは、誤り率)とを比較する。
ここで、誤りが検出されたMPDUの数(あるいは、誤り率)が閾値以下である場合に、次に、返信決定部141は、送達確認フレームを返信することによって生じるオーバーヘッドと、送達確認フレームを返信しないことによって生じるオーバーヘッドとの大小関係を比較し、送達確認フレームを返信することによって生じるオーバーヘッドが送達確認フレームを返信しないことによって生じるオーバーヘッドよりも小さい場合にのみ、送達確認フレームを返信すると決定する。
このようにすることで、誤りが検出されたMPDUの数(あるいは、誤り率)が閾値以下である場合にのみ、送達確認フレームを返信することによって生じるオーバーヘッドと、送達確認フレームを返信しないことによって生じるオーバーヘッドとを求めることになるため、応用フレーム返信決定手段の処理負荷を軽減することができる。
また、返信決定部141は、送達確認フレームを返信するか否かを決定する際に、第2の実施形態で説明したバッテリ残量に応じた決定方法と、第1の実施形態で説明したオーバーヘッドを比較することによる決定方法とを、上記と異なる方法によって組み合わせても良い。
返信決定部141は、送達確認フレームを返信しないことによって生じるオーバーヘッドが、送達確認フレームを返信することによって生じるオーバーヘッドよりも小さい場合にのみ、つまり送達確認フレームを返信しない方がMAC効率の向上が図れると判断した範囲内で、第2の実施形態で説明したバッテリ残量を考慮した送達確認フレームの返信を行うか否かを判断する。
このようにすることで、少なくともオーバーヘッドを増大させず、MAC効率を劣化させることのない範囲で、バッテリ残量を考慮した送達確認フレームの返信を行うか否かを決定することができる。
また、返信決定部141は、第1の実施の形態で説明したのと同様に、同一の送信元の無線通信装置Bから送信されたデータに対して、送達確認フレームの返信をしない決定が所定回数連続で続いた場合には、常に送達確認フレームを返信することとしても良い。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の動作を示すフローチャート。 送信側と受信側で送受信されるフレームを示す図。 送達確認フレームを返信する場合のMAC効率を基準とした送達確認フレームを返信しない場合のMAC効率の比を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図。 送信側と受信側で送受信されるフレームを示す図。 送信側と受信側で送受信されるフレームを示す図。
符号の説明
A、A’・・・無線通信装置
10・・・アンテナ部
20・・・受信部
30・・・誤り検出部
40、140・・・MAC制御部
41、141・・・返信決定部
50・・・送信部
60・・・バッテリ検出部

Claims (18)

  1. 複数のデータを受信したあと、前記複数のデータのうち受信に成功したデータを通知するための送達確認フレームを返信することによって、選択再送方式によるデータの再送を要求する無線通信装置であって、
    他の無線通信装置から複数のデータを受信する受信部と、
    前記複数のデータのそれぞれについて誤りを検出する誤り検出部と、
    前記複数のデータのうち少なくとも1つのデータに誤りが検出されない場合に、送達確認フレームを返信するか否かを決定する決定部とを備え、
    前記受信部は、前記送達確認フレームを返信しない場合に、前記他の無線通信装置から、前記複数のデータのうち誤りが検出されなかったデータを含め前記複数のデータのすべてを、所定期間後に再度受信し、
    前記決定部は、前記送達確認フレームを返信する場合に生じる第1オーバーヘッドと、前記送達確認フレームを返信しない場合に生じる第2オーバーヘッドとに従い、前記送達確認フレームを返信するか否かを決定することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記決定部は、前記第1オーバーヘッドが前記第2オーバーヘッドよりも小さい場合に、送達確認フレームを返信すると決定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記決定部は、前記第1オーバーヘッドが前記第2オーバーヘッド以上である場合に、送達確認フレームを返信しないと決定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1オーバーヘッドは、前記送達確認フレームの送信時間長を含む、前記送達確認フレームの返信に要するトータル時間であり、
    前記第2オーバーヘッドは、前記送達確認フレームを返信する場合に再送されないデータであって、前記送達確認フレームを返信しない場合に再送される冗長再送データの送信時間長を含む、前記冗長再送データの送信に要するトータル時間であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. 複数のデータを受信したあと、前記複数のデータのうち受信に成功したデータを通知するための送達確認フレームを返信することによって、選択再送方式によるデータの再送を要求する無線通信装置であって、
    他の無線通信装置から複数のデータを受信する受信部と、
    前記複数のデータのそれぞれについて誤りを検出する誤り検出部と、
    前記複数のデータのうち少なくとも1つのデータに誤りが検出されない場合に、送達確認フレームを返信するか否かを決定する決定部と、
    自らの無線通信装置のバッテリ残量を検出するバッテリ残量検出部とを備え、
    前記決定部は、前記複数のフレームの誤り数あるいは誤り率のほかに、前記バッテリ残量に従い、前記送達確認フレームを返信するか否かを決定し、
    前記受信部は、前記送達確認フレームを返信しない場合に、前記他の無線通信装置から、前記複数のデータのうち誤りが検出されなかったデータを含め前記複数のデータのすべてを、所定期間後に再度受信することを特徴とする無線通信装置。
  6. 前記決定部は、前記受信した複数のデータのうち誤りが検出されたデータの数、あるいは、前記受信した複数のデータの誤り率が閾値以上である場合に、前記送達確認フレームを返信しないと決定し、
    前記閾値は、前記バッテリ残量検出部で検出されるバッテリ残量が小さいほど、小さな値が設定されることを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記決定部は、前記受信した複数のデータのうち誤りが検出されたデータの数、あるいは、前記受信した複数のデータの誤り率が閾値未満である場合に、前記送達確認フレームを返信すると決定し、
    前記閾値は、前記バッテリ残量検出部で検出されるバッテリ残量が小さいほど、小さな値が設定されることを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  8. 前記決定部は、前記受信した複数のデータのうち誤りが検出されたデータの数、あるいは、前記受信した複数のデータの誤り率が閾値未満である場合であって、前記送達確認フレームを返信する場合に生じる第1オーバーヘッドが前記送達確認フレームを返信しない場合に生じる第2オーバーヘッドよりも小さい場合に、前記送達確認フレームを返信すると決定することを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  9. 前記決定部は、前記受信した複数のデータのうち誤りが検出されたデータの数、あるいは、前記受信した複数のデータの誤り率が閾値未満である場合であって、前記送達確認フレームを返信する場合に生じる第1オーバーヘッドが前記送達確認フレームを返信しない場合に生じる第2オーバーヘッド以上である場合に、前記送達確認フレームを返信しないと決定することを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  10. 前記決定部は、前記送達確認フレームを返信する場合に生じる第1オーバーヘッドが前記送達確認フレームを返信しない場合に生じる第2オーバーヘッドよりも小さい場合であっても、前記第1オーバーヘッドと前記第2オーバーヘッドとの差分が閾値以下である場合には、前記送達確認フレームを返信しないと決定し、
    前記閾値は、前記バッテリ残量検出部で検出されるバッテリ残量が小さいほど、大きな値が設定されることを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  11. 前記決定部は、前記送達確認フレームを返信する場合に生じる第1オーバーヘッドが前記送達確認フレームを返信しない場合に生じる第2オーバーヘッドよりも小さい場合であって、前記第1オーバーヘッドと前記第2オーバーヘッドとの差分が閾値以上である場合には、前記送達確認フレームを返信すると決定し、
    前記閾値は、前記バッテリ残量検出部で検出されるバッテリ残量が小さいほど、大きな値が設定されることを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  12. 前記決定部は、前記送達確認フレームを返信しない場合に生じる第2オーバーヘッドが閾値以下である場合に、前記送達確認フレームを返信しないと決定し、
    前記閾値は、前記バッテリ残量検出部で検出されるバッテリ残量が小さいほど、小さな値が設定されることを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  13. 前記決定部は、前記送達確認フレームを返信しない場合に生じる第2オーバーヘッドが閾値を超える場合に、前記送達確認フレームを返信すると決定し、
    前記閾値は、前記バッテリ残量検出部で検出されるバッテリ残量が小さいほど、小さな値が設定されることを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  14. 前記決定部は、同一の他無線通信装置から送信されたデータに対して、前記送達確認フレームを返信しないとの決定が閾値回数以上連続した場合に、その後、同一の他無線通信装置から送信されたデータに対しては、前記送達確認フレームを返信すると決定することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  15. 複数のデータを受信したあと、前記複数のデータのうち受信に成功したデータを通知するための送達確認フレームを返信することによって、選択再送方式によるデータの再送を要求する無線通信装置の制御方法であって、
    他の無線通信装置から複数のデータを受信し、
    前記複数のデータのそれぞれについて誤りを検出し、
    前記複数のデータのうち少なくとも1つのデータに誤りが検出されない場合に、前記送達確認フレームを返信する場合に生じる第1オーバーヘッドと、前記送達確認フレームを返信しない場合に生じる第2オーバーヘッドとに従い、前記送達確認フレームを返信するか否かを決定し、
    前記送達確認フレームを返信しない場合に、前記他の無線通信装置から、前記複数のデータのうち誤りが検出されなかったデータを含め前記複数のデータのすべてを所定期間後に再度受信することを特徴とする無線通信装置の制御方法。
  16. 複数のデータを受信したあと、前記複数のデータのうち受信に成功したデータを通知するための送達確認フレームを返信することによって、選択再送方式によるデータの再送を要求する無線通信装置の制御方法であって、
    他の無線通信装置から複数のデータを受信し、
    前記複数のデータのそれぞれについて誤りを検出し、
    自らの無線通信装置のバッテリ残量を検出し、
    前記複数のデータのうち少なくとも1つのデータに誤りが検出されない場合に、前記複数のフレームの誤り数あるいは誤り率のほかに、前記バッテリ残量に従い、前記送達確認フレームを返信するか否かを決定し、
    前記送達確認フレームを返信しない場合に、前記他の無線通信装置から、前記複数のデータのうち誤りが検出されなかったデータを含め前記複数のデータのすべてを所定期間後に再度受信することを特徴とする無線通信装置の制御方法。
  17. 複数のデータを受信したあと、前記複数のデータのうち受信に成功したデータを通知するための送達確認フレームを返信することによって、選択再送方式によるデータの再送を要求する無線通信装置の制御プログラムであって、
    コンピュータに
    他の無線通信装置から複数のデータを受信する機能と、
    前記複数のデータのそれぞれについて誤りを検出する機能と、
    前記複数のデータのうち少なくとも1つのデータに誤りが検出されない場合に、前記送達確認フレームを返信する場合に生じる第1オーバーヘッドと、前記送達確認フレームを返信しない場合に生じる第2オーバーヘッドとに従い、前記送達確認フレームを返信するか否かを決定し、
    前記送達確認フレームを返信しない場合に、前記他の無線通信装置から、前記複数のデータのうち誤りが検出されなかったデータを含め前記複数のデータのすべてを所定期間後に再度受信する機能とを実現させることを特徴とする無線通信装置の制御プログラム。
  18. 複数のデータを受信したあと、前記複数のデータのうち受信に成功したデータを通知するための送達確認フレームを返信することによって、選択再送方式によるデータの再送を要求する無線通信装置の制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    他の無線通信装置から複数のデータを受信する機能と、
    前記複数のデータのそれぞれについて誤りを検出する機能と、
    自らの無線通信装置のバッテリ残量を検出する機能と、
    前記複数のデータのうち少なくとも1つのデータに誤りが検出されない場合に、前記複数のフレームの誤り数あるいは誤り率のほかに、前記バッテリ残量に従い、前記送達確認フレームを返信するか否かを決定する機能と、
    前記送達確認フレームを返信しない場合に、前記他の無線通信装置から、前記複数のデータのうち誤りが検出されなかったデータを含め前記複数のデータのすべてを所定期間後に再度受信する機能とを実現させることを特徴とする無線通信装置の制御プログラム。
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