JP2005529518A - 無線アドホック網用のハイブリッドarqとその使用法 - Google Patents

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Abstract

アドホック網内の各ノードでハイブリッド自動再送要求(ARQ)機能を組み込んだデータ伝送のための装置と方法である。各ノードは伝送のための最適セグメント・サイズを計算し、次にARQ機能を行って順方向誤り訂正符号と誤り検出符号とを持つデータ・セグメントを送信および受信する。この符号化により、ノードは受信セグメント内の誤りを検出して位置を定め、全てのセグメントを正しく受信した後にだけ肯定応答を与えることができる。受信ノードからの否定応答は失敗したセグメントの位置を示し、失敗したセグメントだけを再送信する。失敗したセグメントは、その元の位置に、また失敗しなかったセグメントを含む他のセグメント位置に再送信することができるので、セグメントの送信に成功する最大時間を短縮することができる。

Description

本発明は自動再送要求(ARQ)機能を組み込んだデータ伝送の装置と方法に関するものである。具体的に述べると、本発明は、データ伝送のための最適セグメント・サイズを計算して、全てのセグメントが受信機で正しく受信された後にだけ肯定応答を送るための装置と方法とに関するものである。否定応答は失敗したセグメントの位置を示し、失敗したセグメントだけを再送信する。本出願は、米国仮特許出願第60/385,564号、「無線アドホック網用のハイブリッドARQとその使用法(Hybrid ARQ For A Wireless Ad-Hoc Network And A Method For Using The Same)」、2002年6月5日出願、に対して35U.S.C第119(e)章に従う利益を請求し、その全内容をここに援用する。
移動体無線電話網などの無線通信網は過去10年間に目覚しく普及した。これらの無線通信網は一般に「セルラ網」と呼ばれる。なぜなら、網インフラストラクチャはサービス・エリアが「セル」と呼ばれる複数の領域に分割されているからである。陸上セルラ網は複数の相互に接続された基地局(または基地ノード)を含み、基地ノードはサービス・エリア内の指定された位置に地理的に分散されている。各基地ノードは1個または複数個のトランシーバを含み、各トランシーバはカバレージ・エリア内にある無線電話などの移動体ユーザ・ノードとの間で無線周波数(RF)通信信号などの電磁信号を送信および受信することができる。通信信号は例えば音声データを含み、所望の変調方式に従って変調されてデータ・パケットとして伝送される。当業者が認識するように、網ノードはデータ・パケット通信を多重送信フォーマット(例えば、時分割多元接続(TDMA)フォーマット、符号分割多元接続(CDMA)フォーマット、周波数多元接続(FDMA)フォーマットなど)で送信および受信する。これにより基地ノードの1個のトランシーバはそのカバレージ・エリア内の複数の移動体ノードと同時に通信することができる。
最近、「アドホック」網と呼ばれる型の移動体通信網が軍用に開発された。この型の網では、各移動体ノードは他の移動体ノードの基地局またはルータとして動作することが可能なので、基地局という固定インフラストラクチャを設ける必要がなくなる。アドホック網の詳細については、メイヤ(Mayor)の米国特許第5,943,322号に示されており、その全内容をここに援用する。
より高度のアドホック網も開発されていて、移動体ノードは従来のアドホック網の場合のように相互に通信できるだけでなく、移動体ノードは更に固定網にアクセスして、公衆加入電話網(PSTN)やインターネットなどの他の網の他の移動体ノードと通信することが可能になる。このような高度のアドホック網の詳細は、米国特許出願第09/897,790号、「PSTNおよびセルラ網とインターフェースするアドホック・ピア・トゥ・ピア移動体無線アクセス・システム(Ad Hoc Peer-to-Peer Mobile Radio Access System Interfaced to the PSTN and Cellular Networks)」、2001年6月29日出願と、米国特許出願第09/815,157号、「別個の予備チャンネルを持つ共用の並列データ・チャンネルへの協調チャンネル・アクセスを有するアドホック・ピア・トゥ・ピア無線網用の時分割プロトコル(Time Division Protocol for an Ad-Hoc, Peer-to-Peer Radio Network having Coordinating Channel Access to Shared Parallel Data Channels with Separate Reservation Channel)」、2001年3月22日出願と、米国特許出願第09/815,164号、「アドホック・ピア・トゥ・ピア移動体無線アクセス・システム用の優先的経路指定(Prioritized-Routing for an Ad-Hoc, Peer-to-Peer, Mobile Radio Access System)」、2001年3月22日出願とに述べられており、それぞれの全内容をここに援用する。
しかし、ノード間の通信はしばしば妨害と伝送誤りとを生じる。誤ったデータの発生を最小にするため、受信機と送信機とは伝送誤りを検出し、誤りが検出された場合は再送信を要求するように構成してよい。例えば、ノード間のデータ伝送システムは、誤り訂正符号をそれぞれ用いる自動再送要求(ARQ)送信機および受信機を含んでよい。当業者が認識するように、ARQ送信機を用いて、遠方の受信機への伝送データ・ストリーム内に誤り訂正符号を含めてよい。次にARQ受信機は、かかる符号を用いてデータ・ストリーム内の誤りを検出して、送信機から再送信するよう要求してよい。ARQアプリケーションと誤り訂正符号の使用に関する詳細は、ハギワラ(Hagiwara)他の米国特許第5,629,948号と、ツリナ(Turina)の米国特許第5,784,362号とに説明されており、それぞれの全内容をここに援用する。またスライディング・ウインドウ・トランスポート(sliding window transport)機構を持つARQの選択的使用については、アヤノグル(Ayanoglu)の米国特許第5,717,689号に述べられており、その全内容をここに援用する。また、「ゴー・バック・エヌ(go-back-n)」ARQコマンドを用いる別のARQ再送信技術がナカムラ(Nakamura)他の米国特許第4,726,027号に述べられており、その全内容をここに援用する。
更に別の技術は、誤りが検出されたときに再送信するものとしてフレームを識別するためのフレーム番号付けを含む。「ゴー・バック・エヌ」ARQ技術と同様に、フレーム番号付けを行うことにより、受信機はシーケンス番号を送信機に送って、正しくないフレームの再送信を要求することができる。データ伝送におけるフレーム番号付けの詳細はドナン(Donnan)の米国特許第4,439,859号に述べられており、その全内容をここに援用する。
誤り検出に基づいて再送信を行う場合、頻繁に再送信を行うことによる遅れを最小にするために種々の努力が払われてきた。例えば、多数の再送信が起こったときに「遅れを取り戻す」ことができるように情報ブロックを拡大して余地を設ける。拡大情報ブロックの詳細については、ダーモン(Darmon)他の米国特許第5,313,473号に述べられており、その全内容をここに援用する。
新しいARQ原理を用いた自己適応およびハイブリッド・データ伝送リンクがロガルド(Rogard)の米国特許第4,718,066号に述べられており、その全内容をここに援用する。ロガルドのシステムは、冗長なシンボルとブロックとを含むブロックの集合内のデータを符号化して、消失したデータ・ブロックの自動再送信と検出された誤りの訂正とを行う。ロガルドはリード・ソロモン(Reed Solomon)符号について述べているが、ゴレイ(Golay)符号を誤り訂正符号として用いる方法がガジャール(Gajjar)の米国特許第4,584,685号に述べられており、その全内容をここに援用する。
これらの方法の多くは誤りを含まない可能性のあるフレームも再送信する必要があり、または再送信中に他の動作を行うので、全体のデータ伝送速度が遅くなる。したがって、より正確に再送信を要求し、検出された誤りを含まないフレームまたはセグメントの再送信を必要としない、無線アドホック網での使用に適したARQ技術が必要である。
本発明の目的は、無線アドホック網用のハイブリッド自動再送要求(ARQ)機能のための装置と方法とを提供することである。
本発明の別の目的は、媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニット(MPDU)を、順方向誤り訂正符号と誤り検出符号とをそれぞれが含むセグメントのストリームに分割する装置と方法とを提供することである。
本発明の更に別の目的は、セグメントのストリームを1つの物理層パケットとして連続的に送信して、失敗したセグメントがあれば検出して位置を定め、誤ったセグメントを媒体アクセス制御(MAC)トランザクション当たり複数回再送信する装置と方法とを提供することである。
かかる目的は、アドホック網内の各ノードでハイブリッド自動再送要求(ARQ)を実現することにより実質的に達せされる。各ノードは伝送用の最適セグメント・サイズを計算し、次にARQ機能を行って、順方向誤り訂正符号と誤り検出符号とを持つデータ・セグメントを送信および受信する。この符号化により、ノードは受信セグメント内の誤りを検出して位置を定め、全てのセグメントを正しく受信した後にだけ肯定応答を与えることができる。受信ノードからの否定応答は失敗したセグメントの位置を示し、失敗したセグメントだけを再送信する。失敗したセグメントをMACトランザクション当たり複数回再送信して、セグメントを完全に送信するための最大時間を短縮することができる。或るアルゴリズムを用いて、アドホック網内の各ノードでのハイブリッドARQ機能は、誤ったセグメントを複数回再送信することにより全体の時間を短縮する。オーバヘッドが固定であって物理フレームの長さに無関係な場合は、失敗したセグメントをMACトランザクション当たり複数回再送信するときに、複数回の再送信におけるフレーム・ヘッダの必要性を減らすことにより節約を行うことができる。失敗したセグメントは、その元の位置に、また失敗しなかったセグメントを含む別のセグメント位置に再送信することができる。
図1は、本発明の或る実施の形態を用いるアドホック・パケット交換無線通信網100の一例を示すブロック図である。具体的に述べると、網100は複数の移動体無線ユーザ端末102−1から102−n(一般にノード102または移動体ノード102と呼ばれる)を含み、また必ずしも必要ではないが、複数のアクセス・ポイント106−1,106−2,...106−n(一般にノード106またはアクセス・ポイント106と呼ばれる)を有する固定網104を含み、ノード102はアクセス・ポイントにより固定網104にアクセスする。固定網104は、例えば、コア・ローカル・アクセス網(LAN)や、網ノードが他の網(アドホック網、公衆加入電話網(PSTN)、インターネットなど)にアクセスするための複数のサーバやゲートウエイ・ルータを含んでよい。網100は更に、他のノード102,106,107の間のデータ・パケットの経路を指定するための複数の固定ルータ107−1から107−n(一般にノード107またはルータ107と呼ばれる)を含んでよい。ここでは説明の目的で、上に説明したノードを総称的に「ノード102,106,107」または単に「ノード」と呼ぶことがある。
当業者が理解するように、ノード102,106,107は、相互に直接、またはノードの間で送られるパケット用のルータとして動作する1つ以上の他のノード102,106,107を介して、通信することができる。これについては、上述のメイヤの米国特許第5,943,322号と、米国特許出願第09/897,790号と、09/815,157号と、09/815,164号とに述べられている。図2に示すように、各ノード102,106,107はトランシーバ108を含み、トランシーバ108はアンテナ110に結合して、コントローラ112の制御の下にノード102,106,107との間で信号(パケット化データなど)を受信および送信することができる。パケット化データ信号は、例えば音声や、データまたはマルチメディア情報や、ノード更新情報を含むパケット化制御信号を含んでよい。
各ノード102,106,107は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)などのメモリ114を更に含む。メモリ114は、自分自身や網100内の他のノードに関する、特に、ルーティング情報を記憶することができる。ノードは、例えば新しいノードが網に入ったとき、または網内の既存のノードが移動したとき、放送機構を介してそれぞれのルーティング情報(ルーティング広告またはルーティング表情報と呼ばれる)を定期的に交換する。
図2に更に示すように、或るノード(特に移動体ノード102)はホスト116を含んでよい。ホスト116は任意の数の装置(ノートブック・コンピュータ端末、移動体電話ユニット、移動体データ・ユニット、または任意の他の適当な装置など)を含んでよい。また各ノード102,106,107は、インターネット・プロトコル(IP)やアドレス解決プロトコル(ARP)を実行するための適当なハードウエアおよびソフトウエアを含む。これらの目的は当業者に容易に認識されよう。伝送制御プロトコル(TCP)やユーザ・データグラム・プロトコル(UDP)を実行するための適当なハードウエアおよびソフトウエアも含んでよい。また各ノードは、自動再送要求(ARQ)機能を実行するための適当なハードウエアおよびソフトウエアを含む。これについては後で詳細に説明する。
後で説明する本発明の1つの実施の形態では図1に示すアドホック網用のハイブリッド自動再送要求(ARQ)機能を示すが、これは短い誤り訂正セグメントを用いてセグメント誤り率を改善するものである。ARQ機能を用いる代表的なデータ伝送システムでは、送信側のデータ端末を用いて伝送データのビット・ストリームを出力し、これをARQ送信機に与える。ARQ送信機すなわちトランシーバで誤り検出符号を伝送データに付加し、ARQセグメント内の得られた伝送信号を、伝送路を介して受信側のARQ受信機に送る。ARQ受信機で受信信号のセグメント毎に誤りがあるかどうかチェックし、誤りが検出されると再送信要求信号をARQ送信機に送る。受信信号内に誤りが検出されないときは、ARQ受信機すなわちトランシーバは受信データを受信側のデータ端末に出力し、受信成功信号をARQ送信機に送る。
後で説明する本発明の実施の形態では、伝送信号セグメントのサイズは縮小される。具体的に述べると、信号セグメントは短くて、各アドホック送信要求/送信可シーケンス当たり複数のセグメントが送られる。この場合、セグメントの長さは、セグメントに誤りがある場合に再送信すべきデータ量を記述するのに用いられる。データ転送速度が高いために、フェードするチャンネルを緩和するのにインターリーバは役に立たない。この場合はARQを用いるべきで、パケット長さは平均非フェード周期(ANFP)(average non-fade period)より短くなければならない。
本発明の或る実施の形態でこれを達成するには、或るノード(図1のノード102,106,107など)のトランシーバ108は媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニット(MPDU)をセグメントのストリームとして受信ノードに送る。各セグメントは順方向誤り訂正(FEC)と誤り検出(例えば、FEC用のビタビ符号化や巡回冗長検査(CRC)誤り検出)とを含む。上に説明したように、ARQ受信機で受信信号のセグメント毎に誤りがあるかどうかチェックし、誤りが検出されると再送信要求信号をARQ送信機に送る。受信信号内で誤りが検出されないときは、ARQ受信機すなわちトランシーバは受信データを受信側のデータ端末に出力し、受信成功信号をARQ送信機に送る。受信ノードで、FECを実行した後にセグメントが誤りを有し、誤りの位置を定めるための情報をセグメントが有しない場合は、セグメント全体を再送信しなければならない。
送信ノードと受信ノードとの間の伝送は、データ・ストリーム内に1個または複数個のセグメントを含む1つの物理層パケットを含んでよい。セグメントの数は、最大セグメント・サイズに対するシステム定数でMPDUの長さを割って計算する。最大セグメント・サイズは網固有の定数であって、各ノード102,106,107の送信機と受信機であるトランシーバ108はこれを知っている。各セグメントは同じサイズであるが、最後のセグメントは最大セグメント・サイズより短くてよい。また各セグメントは、同じMPDU内でだけ連続のセグメント番号を有する。
上に述べたように、各セグメントは、それぞれがパリティ符号と順方向誤り訂正符号とを有する1つの物理層パケットとして送られてよい。パリティ符号はセグメント内のデータが正しいことを確認するのに用いられ、パリティ・チェックに失敗したセグメントは受信機で排除する。また各物理層パケットはパケットの長さは含むが、一般にMPDUの長さは含まない。受信成功の肯定応答(ACK)はMPDU内の全てのセグメントが正しく受信された後にだけ受信ノード102,106,107から送られる。否定応答(NACK)はセグメントの受信に失敗したまたは誤りがあった場合に送られ、全ての失敗したセグメントの位置(セグメント番号など)を含む。
しかし本発明の更に別の実施の形態では、必ずしも全てのセグメントが正しく受信されない場合でも受信成功の肯定応答(ACK)が受信ノードから送られる。この実施の形態は一般に、複数のセグメントがボコーダ・フレームとして識別されるディジタル音声リンクに適用される。このような場合は、セグメント誤り率がゼロでなくても許容される。セグメント誤り率は、一般に1−5%であるボコーダ・フレーム誤り率要求から得られる。或るアプリケーションでは、ボコーダFERを5%にし、セグメントを複数回再送信してマルチホップ・システムの待ち時間を最小にすることによりARQを作動させてよい。
失敗したすなわち誤ったセグメントを再送信している間は、正しく伝送されたセグメントは再送信されない。しかし誤ったセグメントはMACトランザクション当たり複数回再送信される。全ての失敗したセグメントはその元の位置に、または失敗せず再送信が必要でない別の位置に再送信することができる。これによりMPDUの送信に成功する最大時間が短縮されるが、スライディング・ウインドウ法または他の方法に比べてスループットが減る。例えば、1500バイトのMPDUを10個の150バイトのセグメントに分割し、1つの物理フレームに詰めて代表的なARQ法を用いて送信すると、システムから取られる実際の帯域幅はパケット伝送時間の最大10−50%のオーバヘッドを含む。非常に短いパケットではこれは高い数字(例えば、80%)であろう。この例が30%のセグメント誤り率を有する場合は、リンクを通して伝送されるセグメントの30%が限界リンクとフェージングとのために失われる。したがって、最初10セグメントを送信すると、3セグメントが誤って受信されるのでこれを再送信する必要がある。多くの場合、これらのセグメントはこれらの3セグメントだけを含む1つのパケットで再送信すべきである。なぜなら、送信バッファ内にはもう他にデータがないからである。これらの3セグメントを30%リンクにより再送信すると、最初の再送信の後で1セグメントがまだ正しくないので、これを再送信しなければならない。固定オーバヘッドが高く、かかるオーバヘッドが物理フレーム長さと無関係の場合は、全ての誤ったセグメントを2度再送信する方が経済的である。
セグメントの30%が正しく受信されない上の例では、フレーム・ヘッダを送るのに20時間単位かかり、各セグメントは10単位かかり、各伝送はチャンネル争いが必要で20時間単位を用いるので、従来のARQ法では次の結果になる。これらの値は例として示したもので、実際の場合はヘッダのオーバヘッドは20よりはるかに大きく、チャンネル争いにより100時間単位の遅れが加わり、その分だけシステム容量を使う。
上の例の従来のARQ法の結果を下の表1に示す。
Figure 2005529518
本発明の実施の形態のアルゴリズムは、誤ったセグメントを複数回送ることにより全体の時間を短縮する。1フレームを送るのに20時間単位かかり、各セグメントが10単位かかる場合は、本発明の実施の形態を用いた結果は表2に示す通りである。
Figure 2005529518
本発明の実施の形態のアルゴリズムでは、データはより少ない待ち時間で送られた。アドホック網では、本発明の実施の形態が用いる伝送は1つ少なく、制御チャンネルの使用は30%減り、システム・レベルの利点は大きい。
これを達成するため、送信機は誤ったセグメントだけを再送信し、これを複数回再送信してよい。送信機は最初の誤ったセグメントの後の物理フレーム内の全てのセグメントを送信し、誤り訂正符号(FEC)により個別に符号化されるセグメントを送信する。受信機は誤った1つのセグメントを受信するまで複数のセグメントを受信した後、このセグメントの位置を送信機に知らせる。受信機はこの最初の誤ったセグメントの後の全てのセグメントを保存してもよいし、しなくてもよい。しかし好ましくは、受信機は全ての良いセグメントを記憶するが、悪いセグメントも記憶してよい。なぜなら、アプリケーションによってはこれが有用なことがあるからである。次に送信機は最初の誤ったセグメントの後の全てのセグメントを再送信してよい。ACKメッセージで送ることのできる情報の量が限られていて、受信機が送信機に知らせることができるのが全ての誤ったセグメントではなく最初のものだけである場合は、最初のセグメント位置だけを送るのが有用である。これはセグメントを複数回送ることの1つの変形である。なぜなら、最初の誤ったセグメントの後の、誤って受信したセグメントと、いくつかの正しく受信したセグメントとを再送信するからである。
上に述べた実施の形態の動作を表す流れ図を図3に示す。図3は本発明の或る実施の形態を実現する流れ図であって、ノード102,106,107などのデータ端末の間の通信を示す。図3で、第1のデータ端末122は伝送データの出力ストリームをARQ送信機124に与える。ARQ送信機で誤り訂正符号と誤り検出符号とを各セグメントに付加した後、第2のデータ端末に連続的に送信する。伝送路126を介する伝送は、後で説明しまた図4に示す長さのフレームの送信と再送信とを含む。ARQ受信機128はこれを受信すると、受信成功をACK信号によりARQ送信機124に肯定応答する。伝送が失敗の場合は、再送信要求をNACK信号としてARQ送信機124に送る。
各個別の伝送フレームすなわちセグメントは、ARQ制御データと、伝送データと、誤り訂正符号と、誤り検出符号とを含む。セグメントは図4に示すように連続的に送信される。フレーム140の連続的な送信および再送信の長さの一例を図4に示す。図4では、送信フレームのシーケンスを142で示す。144のフレームのシーケンスの受信成功と検出とに基づく一連のACKおよび/またはNACK信号を146で示す。
図3と図4とに示すように、媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニット(MPDU)は第1のデータ端末122からセグメントのストリーム142として受信データ端末130に送信される。各セグメント142は、順方向誤り訂正と巡回冗長検査誤り検出とのための順方向誤り訂正(FEC)符号と誤り検出符号とを含む。上に述べたように、誤りがあるかどうかを受信信号のセグメント144毎にARQ受信機128でチェックし、誤りが検出されると再送信要求信号をARQ送信機124に送る。受信信号内に誤りが検出されない場合は、ARQ受信機128すなわちトランシーバは受信データを受信側のデータ端末130に出力し、また受信成功信号をARQ送信機124に送る。受信ノードで、順方向誤り訂正を行った後にセグメント142が誤りを有し、誤りの位置を定めるための情報をセグメントが有しない場合は、セグメント142全体を再送信しなければならない。しかし、本発明の実施の形態のアルゴリズムは図4に4,5,6で示す誤ったセグメントを複数回送ることにより全体の時間を短縮する。表2に関して上に述べたように、1フレームを送るのに20時間単位かかり、各セグメントが10単位かかる場合は、図4のデータが少ない待ち時間で送られ、用いる伝送が1つ少ないので、制御チャンネルの使用が減少する。全体の時間は、従来のARQ技術では260単位であるのに比べて、図4では240単位である。
上に説明した本発明の実施の形態は、フェードするチャンネルで短いパケットを用いることによりリンク予算を数デシベル改善する。またこの実施の形態は再送信のオーバヘッドを減らし、またフェードするチャンネル内でMPDUを送るための最大時間を短縮する。また、本発明の実施の形態と従来のARQ技術との間に次のような違いがあることを示すことができる。例えば、上に述べた実施の形態はフレーム開始(BOF)メッセージもリード・ソロモンまたはゴレイ符号も生成する必要がなく、また要求されない。またこの実施の形態はサブブロックを調整して2次元マトリクスにする必要がなく、また検出された誤りを持つ各伝送サブブロックをメモリに記憶する必要もない。
この実施の形態は1つのメッセージ内の情報ブロックの数を指定する必要がなく、また送信すべき各物理層フレーム内に追加の位置を設ける必要もない。逆に、セグメントは短くて、アドホック送信要求/送信可(RTS/CTS)シーケンス当たり複数のセグメントが送られる。そのフレームが再送信フレームであることを示す情報をそのフレーム内に含める必要はない。なぜなら、アドホックMACなのでこれは必要ないからである。またこの実施の形態は複数のセグメントを送ることにより過度の遅れを吸収する必要がなく、また本発明の実施の形態のデータ・リンクは複数の論理リンクで共用する必要がない。
上に述べたいくつかのARQ技術では、戻り信号を受信するまでブロック集合を連続的に再送信するか、または送信誤りを含んで受信されたデータ・ブロックだけを内容を変えずに再送信するが、これと同様に、本発明の実施の形態は失敗したブロックの複数の再送信を用いる。この実施の形態は誤った伝送セグメントだけを再び送信および受信するモードを必要としない。また、上に説明した実施の形態は48ビットのパリティ・セルまたは一時的フレーム識別(TFI)を必要とせず、また専用の衛星リンクや無線非同期転送モード(ATM)とは異なる。
本発明のごく一部の例示の実施の形態について上に説明したが、当業者が認識するように、本発明の新しい教示と利点から実質的に逸れることなく例示の実施の形態に多くの変形が可能である。したがって、全てのかかる変形はクレームに定義されている本発明の範囲内に含まれるものとする。
本発明のこれらの目的や利点や新しい特徴は、添付の図面を参照して詳細な説明を読めば明らかになる。
本発明の或る実施の形態に係る、複数のノードを含む例示のアドホック・パケット交換無線通信網のブロック図である。 図1に示す網内で用いられる移動体ノードの一例を示すブロック図である。 本発明の或る実施の形態を実現する流れ図である。 本発明の或る実施の形態に従って伝送される一連の伝送フレームのブロック図である。

Claims (40)

  1. 網内の他のノードとの間で信号を送信および受信する複数のノードを含むアドホック通信網内で、検出された誤りを含んで受信されたデータ・フレームの再送信を識別して要求するためのハイブリッド自動再送要求(ARQ)を用いるデータ伝送方法であって、
    伝送データを第1の数のセグメントに分割して、順方向誤り訂正符号と誤り検出符号とを各セグメントに付加し、
    前記第1の数のセグメントを前記複数のノードの第1のノードから前記複数のノードの少なくとも或る第2のノードに連続的に伝送し、
    前記第1の数のセグメントを評価して前記第1の数のセグメントの各セグメント内にある全ての誤りを検出して位置を定め、少なくとも1つの誤りを検出して位置を定めたときは、前記少なくとも1つの誤りの前記位置を含む否定応答(NACK)と再送信要求信号とを前記第1のノードに返し、
    前記第2のノードで検出して位置を定めた前記少なくとも1つの誤りを有する前記第1の数のセグメントの前記各セグメントを含む前記再送信要求信号に応じて第2の数のセグメントを作り、少なくとも1つの順方向誤り訂正符号と誤り検出符号とを各前記セグメントに付加し、
    前記第2の数のセグメントを連続的に前記第1のノードから前記第2のノードに媒体アクセス制御(MAC)トランザクション当たり複数回伝送する、
    データ伝送方法。
  2. 前記評価中に誤りが検出されず位置が定められないときは肯定応答(ACK)信号を前記第1のノードに返すことを更に含む、請求項1記載のデータ伝送方法。
  3. 前記伝送データは媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニット(MPDU)を含む、請求項1記載のデータ伝送方法。
  4. 前記分割することは、
    前記媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニットの長さをシステム定数で割って最大セグメント・サイズを作り、
    前記最大セグメント・サイズに基づいて前記第1の数のセグメントを計算する、
    ことを含む、請求項3記載のデータ伝送方法。
  5. 前記分割することは前記複数のノードの各ノードが知っている前記網固有の定数に基づく、請求項4記載のデータ伝送方法。
  6. 前記第1の数のセグメントを前記計算することは同じサイズのセグメントを確立する、請求項4記載のデータ伝送方法。
  7. 前記第1の数のセグメントを前記計算することは残りのセグメント数より短い少なくとも1つのセグメントを確立する、請求項4記載のデータ伝送方法。
  8. 前記第1の数のセグメントの各セグメントは前記媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニット内で連続しているセグメント番号を含む、請求項3記載のデータ伝送方法。
  9. 前記第1の数のセグメントを送信する前に前記第1の数のセグメントの各セグメントにパリティ符号を付加することを更に含み、
    また前記評価することは、
    前記パリティ符号に基づいて前記各セグメントの正確さを確認し、
    前記第2のノードでの前記正確さの確認が失敗したセグメントは排除する、
    請求項1記載のデータ伝送方法。
  10. 前記第1の数のセグメントを前記送信することは、
    前記第1の数のセグメントを1つの物理層パケットとして前記複数のノードの前記第1のノードから前記第2のノードに伝送し、前記パケット情報は前記パケットの長さを識別することを含む、請求項1記載のデータ伝送方法。
  11. 前記第2の数のセグメントを前記伝送することは、
    前記第2の数のセグメントを伝送し、少なくとも1つのセグメントは前記少なくとも1つのセグメントが前記第1の数のセグメント内に占めた或る連続した位置に等しい連続した位置にあることを含む、請求項1記載のデータ伝送方法。
  12. 前記第2の数のセグメントを前記伝送することは、
    前記第2の数のセグメントを伝送し、少なくとも1つのセグメントは、再送信を必要としないセグメントが前記第1の数のセグメント内に占めた或る位置に等しい連続した位置にあることを含む、請求項1記載のデータ伝送方法。
  13. 前記順方向誤り訂正はビタビ符号化を含む、請求項1記載のデータ伝送方法。
  14. 前記誤り検出符号は巡回冗長検査(CRC)を含む、請求項1記載のデータ伝送方法。
  15. 網内の他のノードとの間で信号を送信および受信する複数のノードを含むアドホック通信網内で、検出された誤りを含んで受信されたデータ・フレームの再送信を識別して要求するためのハイブリッド自動再送要求(ARQ)を用いるデータ伝送装置であって、
    第1のノードであって、
    伝送データを第1の数のセグメントに分割して、誤り訂正符号と誤り検出符号とを各
    セグメントに付加し、
    また前記第1の数のセグメントを前記複数のノードの第1のノードから前記複数のノ
    ードの少なくとも或る第2のノードに連続的に伝送する、
    第1のノードと、
    前記第1の数のセグメントを評価して前記第1の数のセグメントの各セグメント内にある全ての誤りを検出して位置を定め、少なくとも1つの誤りを検出して位置を定めたときは、前記少なくとも1つの誤りの前記位置を含む否定応答(NACK)と再送信要求信号とを前記第1のノードに返す第2のノードと、
    を備え、
    前記第1のノードは、前記第2のノードで検出して位置を定めた前記少なくとも1つの誤りを有する前記第1の数のセグメントの前記各セグメントを含む前記再送信要求信号に応じて第2の数のセグメントを作り、少なくとも1つの順方向誤り訂正符号と誤り検出符号とを各前記セグメントに付加し、
    前記第1のノードは更に、前記第2の数のセグメントを連続的に前記第1のノードから前記第2のノードに媒体アクセス制御(MAC)トランザクション当たり複数回伝送する、
    データ伝送装置。
  16. 前記第2のノードは前記評価中に誤りが検出されず位置が定められないときは肯定応答(ACK)信号を前記第1のノードに返す、請求項15記載のデータ伝送装置。
  17. 前記伝送データは媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニット(MPDU)を含む、請求項15記載のデータ伝送装置。
  18. 前記第1のノードは前記媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニットの長さをシステム定数で割って最大セグメント・サイズを作り、
    前記第1のノードは更に前記最大セグメント・サイズに基づいて前記第1の数のセグメントを計算する、
    請求項17記載のデータ伝送装置。
  19. 前記網固有の定数は前記複数のノードの各ノードに知られている、請求項18記載のデータ伝送装置。
  20. 前記第1の数のセグメントは同じサイズのセグメントを含む、請求項18記載のデータ伝送装置。
  21. 前記第1の数のセグメントは残りのセグメント数より短い少なくとも1つのセグメントを含む、請求項18記載のデータ伝送装置。
  22. 前記第1の数のセグメントの各セグメントは前記媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニット内で連続しているセグメント番号を含む、請求項17記載のデータ伝送装置。
  23. 前記第1のノードは前記第1の数のセグメントを送信する前に前記第1の数のセグメントの各セグメントにパリティ符号を付加し、
    前記第2のノードは前記パリティ符号に基づいて前記各セグメントの正確さを確認することにより前記第1の数のセグメントを評価し、
    前記第2のノードは更に前記正確さの確認が失敗したセグメントを排除する、
    請求項15記載のデータ伝送装置。
  24. 前記第1のノードは前記第1の数のセグメントを1つの物理層パケットとして前記複数のノードの前記第1のノードから前記第2のノードに伝送し、前記パケット情報は前記パケットの長さを識別する、請求項15記載のデータ伝送装置。
  25. 前記第1のノードは前記第2の数のセグメントを伝送し、少なくとも1つのセグメントは前記少なくとも1つのセグメントが前記第1の数のセグメント内に占めた或る連続した位置に等しい連続した位置にある、請求項15記載のデータ伝送装置。
  26. 前記第1のノードは前記第2の数のセグメントを伝送し、少なくとも1つのセグメントは、再送信を必要としないセグメントが前記第1の数のセグメント内に占めた或る位置に等しい連続した位置にある、請求項15記載のデータ伝送装置。
  27. 前記順方向誤り訂正はビタビ符号化を含む、請求項15記載のデータ伝送装置。
  28. 前記誤り検出符号は巡回冗長検査(CRC)を含む、請求項15記載のデータ伝送装置。
  29. 網内の他のノードとの間で信号を送信および受信する複数のノードを含むアドホック通信網内で、検出された誤りを含んで受信されたデータ・フレームの再送信を識別して要求するためのハイブリッド自動再送要求(ARQ)を用いるデータ伝送を制御する命令のコンピュータ読取り可能な媒体であって、前記命令は、
    前記複数のノードの第1のノードを制御して、伝送データを第1の数のセグメントに分割し、また誤り訂正符号と誤り検出符号とを各セグメントに付加して前記第1の数のセグメントを前記複数のノードの少なくとも或る第2のノードに連続的に伝送する、第1の集合の命令と、
    前記第2のノードを制御して、前記第1の数のセグメントを評価して前記第1の数のセグメントの各セグメント内にある全ての誤りを検出して位置を定め、また少なくとも1つの誤りを検出して位置を定めたときは、前記少なくとも1つの誤りの前記位置を含む否定応答(NACK)と再送信要求信号とを前記第1のノードに返す、第2の集合の命令と、
    前記第1のノードを制御して、前記第2のノードで検出して位置を定めた前記少なくとも1つの誤りを有する前記第1の数のセグメントの前記各セグメントを含む前記再送信要求信号に応じて第2の数のセグメントを作り、また少なくとも1つの順方向誤り訂正符号と誤り検出符号とを各前記セグメントに付加し、また前記第2の数のセグメントを連続的に前記第1のノードから前記第2のノードに媒体アクセス制御(MAC)トランザクション当たり複数回伝送する、第3の集合の命令と、
    を含む、命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
  30. 前記第2の集合の命令は前記評価中に誤りが検出されず位置が定められないときは肯定応答(ACK)信号を前記第1のノードに返す、請求項29記載の命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
  31. 前記伝送データは媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニット(MPDU)を含む、請求項29記載の命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
  32. 前記第1の集合の命令は、前記媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニットの長さをシステム定数で割って最大セグメント・サイズを作り、前記最大セグメント・サイズに基づいて前記第1の数のセグメントを計算する、請求項31記載の命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
  33. 前記第1の集合の命令は前記複数のノードの各ノードに知られている前記網の固有の定数に基づいて前記媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニットを分割する、請求項32記載の命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
  34. 前記第1の集合の命令は同じサイズの前記第1の数のセグメントを計算する、請求項32記載の命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
  35. 前記第1の集合の命令は残りのセグメント数より短い少なくとも1つのセグメントを計算する、請求項32記載の命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
  36. 前記第1の集合の命令は前記媒体アクセス制御プロトコル・データ・ユニット内で連続しているセグメント番号を前記第1の数のセグメントの各セグメントに割り当てる、請求項31記載の命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
  37. 前記第1の数のセグメントを送信する前に前記第1の数のセグメントの各セグメントにパリティ符号を付加する前記第1の集合の命令と、
    前記パリティ符号に基づいて前記各セグメントの正確さを確認することにより前記第1の数のセグメントを評価する前記第2の集合の命令と、
    を更に含み、
    前記第2の集合の命令は前記第2のノードでの前記正確さの確認が失敗したセグメントを排除する、
    請求項29記載の命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
  38. 前記第1の集合の命令は前記第1の数のセグメントを1つの物理層パケットとして前記複数のノードの前記第1のノードから前記第2のノードに伝送し、前記パケット情報は前記パケットの長さを識別する、請求項29記載の命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
  39. 前記第3の集合の命令は前記第2の数のセグメントを伝送し、少なくとも1つのセグメントは前記少なくとも1つのセグメントが前記第1の数のセグメント内に占めた或る連続した位置に等しい連続した位置にある、請求項29記載の命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
  40. 前記第3の集合の命令は前記前記第2の数のセグメントを伝送し、少なくとも1つのセグメントは再送信を必要としないセグメントが前記第1の数のセグメント内に占めた或る位置に等しい連続した位置にある、請求項29記載の命令のコンピュータ読取り可能な媒体。
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