JP2010004177A - 災害情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】新たな機器を設置することなく被災者近辺の災害に関する情報を収集できるようにして導入コストを低減し、また、安否確認の電話を集中しにくくし、通話規制などの通信の支障の影響を少なくする。
【解決手段】無線通信可能な通信端末1と、通信端末1及び所定の通信端末50との通信を中継可能な中継装置2、3と、を備え、通信端末1が、所定の被災時情報を取得する被災時情報取得手段を備え、中継装置2、3が、被災時情報取得手段が取得した被災時情報を収集する被災時情報収集手段と、収集した被災時情報に基づいて、通信端末1の所在位置の危険の程度を認識可能な危険程度情報を作成する危険程度情報作成手段と、所定の通信端末に対し、危険程度情報を含む安否情報を提供する安否情報提供手段と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話、PHSなどの通信端末の災害情報提供システムであって、特に、地震などの災害が生じた際に有効な災害情報提供システム、この災害情報提供システムに用いられる中継装置、通信端末、災害情報提供方法及び災害情報提供プログラムに関する。
地震などの災害が生じると、例えば、気象庁等により設置された震度計に基づいて災害の状況の情報が公共放送設備を介して一般に配信される。
また、このような災害に関する情報を配信する技術としては、例えば、特許文献1記載のものが提案されている。
この特許文献1記載の技術は、地震警報システムであり、ある無線基地局が、地震発生時に地震観測部が観測するP波の揺れを観測すると、その他の無線基地局に地震発生情報を出力する。この地震発生情報を受信するとともに、地震を観測していない無線基地局は、無線通信可能領域に位置する携帯電話に対して地震発生情報を送信する。このようにして、携帯無線端末のユーザに対して、迅速に地震到来の情報を伝達することができる。
また、このような災害情報の配信の技術としては、例えば、特許文献2記載のものが提案されている。
この特許文献2には、被災した時に、地震の現在位置に応じた地震情報を受信可能な携帯端末を備える地震情報伝達システムの技術が記載されている。
この地震情報伝達システムは、地震が発生したときに、ユーザ自身の現在位置を検出する携帯端末を備え、この現在位置に基づいて、避難場所などの災害情報をこの携帯端末に提供する。
また、被災者の情報を提供するための技術としては、例えば、NTTグループが提供する災害用伝言ダイヤル(登録商標)がある。
この技術は、センタ局側に、災害発生時に、災害発生エリアを特定してエリア在住利用者の電話からの音声やテキストを記憶しておき、これを、エリア外の安否確認者に提供するものである。
特開2002−122674号公報 特開2006−319768号公報
しかしながら、災害が地震である場合には、公共放送などを通じて配信される災害情報は、従来の数十km毎に設置されている地震計に基づいて震度の情報が配信されるので、地震速報での居住地区付近の震度と居住地区の震度とが異なりやすいので、地震後の危険地域を把握するには時間がかかるという問題があった。
すなわち、各被災者が遭遇する地震の震度は、被災者の居住地区の地質などに応じて、震度計の震度とは異なるので、その被災者の所在位置が危険地域であるか否かを判別するためには、より詳細な情報収集が必要となっていた。
また、災害の情報は、公共放送などを介して被災地域内外に配信されるが、各被災者が遭遇した地震の震度は、被災者の居住地区の地質などに応じて、気象庁設置の震度計が測定した震度と異なるので、詳細な状況を知るために安否確認の電話が被災地域に集中しやすいという問題もあった。
また、電話での連絡が被災地域側の電話の交換機に殺到すると、いわゆる輻輳が生じ、電話回線がつながりにくくなるとともに、最悪の場合には、交換機等が処理能力を上回って電話回線がダウンしてしまうおそれがあった。そのため、電話事業者は、交換機の処理能力を上回らないように一般の通信を規制したり、災害伝言ダイヤルを用いるように促したりするが、安否確認者や被災者が、災害に関する詳細情報を知るためなどのために電話の発呼を繰り返し行なうことで通信制限が長時間になりやすかった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、災害発生時の情報を被災者自身が所有する通信端末で収集することにより、新たな機器を設置することなく被災者近辺の災害に関する情報を収集できるようにして導入コストを低減し、また、この災害に関する情報に基づく所定の情報を、所定通信端末に提供して被災時の被災者側の状況がわかるようにすることにより、安否確認の電話を集中しにくくし、通話規制などの通信の支障の影響を少なくできる災害情報提供システム、この災害情報提供システムに用いられる中継装置、通信端末、災害情報提供方法及び災害情報提供プログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の災害情報提供システムは、無線通信可能な通信端末と、該通信端末と他の通信端末との通信を中継可能な中継装置と、を備える災害情報提供システムであって、前記通信端末が、所定の被災時情報を取得する被災時情報取得手段を備え、前記中継装置が、前記被災時情報取得手段が取得した被災時情報を収集する被災時情報収集手段と、前記被災時情報収集手段で収集した被災時情報に基づいて、前記通信端末の所在位置における危険の程度を認識可能な危険程度情報を作成する危険程度情報作成手段と、前記他の通信端末のうち、所定の通信端末に対し、前記危険程度情報作成手段が作成した危険程度情報を含む安否情報を提供する安否情報提供手段と、を備える構成としている。
また、本発明の中継装置は、所定の通信端末と無線通信可能かつ、前記通信端末と他の通信端末との通信を中継する中継装置であって、前記通信端末が取得した所定の被災時情報を収集する被災時情報収集手段と、前記被災時情報収集手段で収集した被災時情報に基づいて、前記通信端末の所在位置の危険の程度を認識可能な危険程度情報を作成する危険程度情報作成手段と、前記他の通信端末のうち、所定の通信端末に対し、前記危険程度情報作成手段が作成した危険程度情報を含む安否情報を提供する安否情報提供手段と、を備える構成としている。
また、本発明の通信端末は、所定の中継装置と無線通信可能かつ、該中継装置に他の通信端末との通信が中継される通信端末であって、前記中継装置に収集されるとともに、前記他の通信端末のうち、所定の通信端末に対して提供される安否情報に含まれ、かつ、危険の程度を認識可能な危険程度情報の作成に用いられる所定の被災時情報を取得する被災時情報取得手段を備える構成としている。
また、本発明の災害情報提供方法は、無線通信可能な通信端末と、該通信端末と他の通信端末との通信を中継可能な中継装置と、を備える通信システムの災害情報提供方法であって、前記通信端末において、所定の被災時情報を取得する被災時情報取得ステップと、前記中継装置において、前記被災時情報取得ステップで取得した被災時情報を収集する被災時情報収集ステップと、前記被災時情報収集ステップで収集した被災時情報に基づいて、前記通信端末の所在位置の危険の程度を認識可能な危険程度情報を作成する危険程度情報作成ステップと、前記他の通信端末のうち、所定の通信端末に対し、前記危険程度情報作成ステップで作成した危険程度情報を含む安否情報を提供する安否情報提供ステップと、を含んだ構成としている。
また、本発明の災害情報提供プログラムは、所定の通信端末と無線通信可能かつ、前記通信端末と他の通信端末との通信を中継する中継装置を、前記通信端末が取得した所定の被災時情報を収集する被災時情報収集手段、前記被災時情報収集手段で収集した被災時情報に基づいて、前記通信端末の所在位置の危険の程度を認識可能な危険程度情報を作成する危険程度情報作成手段、前記他の通信端末のうち、所定の通信端末に対し、前記危険程度情報作成手段が作成した危険程度情報を含む安否情報を提供する安否情報提供手段、として機能させる構成としている。
本発明の災害情報提供システム、この災害情報提供システムに用いられる中継装置、通信端末、災害情報提供方法及び災害情報提供プログラムは、新たな機器を設置することなく被災者近辺の災害に関する情報を収集できるようにして導入コストを低減することができる。また、安否確認の電話を集中しにくくして、通話規制などの通信の支障の影響を少なくできる。
以下、本発明に係る災害情報提供システムの好ましい実施形態について説明する。
まず、図1〜7を参照して本発明の一実施形態に係る災害情報提供システムについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る災害情報提供システムを示す概略図である。
図2は、本発明の一実施形態に係る災害情報提供システムを示すブロック図である。
本実施形態の災害情報提供システムは、これらの図に示すように、無線通信可能な通信端末(1)と、所定のエリア40、41に位置する通信端末と相互に無線通信可能な中継装置(2、3)と、を備えている。
通信端末は、本実施形態において、無線通信可能な携帯電話機1で構成されている。携帯電話機は、所定の被災時情報を取得する被災時情報取得部11を備えている。
被災時情報取得部11は、加速度情報を取得する加速度情報取得部110と、携帯電話機1の位置情報を取得する位置情報取得部111とを備え、被災時情報として加速度情報及び位置情報を取得する。
加速度情報取得部110は、加速度センサを備えるとともに、この加速度センサを常時作動させて、現在から所定期間の加速度を記憶する機能を備えている。加速度センサは、市販のものを用いてもよい。
位置情報取得部111は、GPS(Global Positioning System)を利用したGPS測位装置で構成されている。
また、携帯電話機1は、後述の問合せ信号の入力に応じて被災時情報を出力する情報出力部12を備えている。
情報出力部12は、被災時情報として、災害発生時刻前後の加速度情報及び位置情報を出力する。また、情報出力部12は、パケット通信により被災時情報を出力するもので、基地局2と音声通話による通信方法と異なる通信方法を用いることが望ましい。
中継装置は、例えば、携帯電話機1の基地局2と、図示しない交換局を介して基地局2と接続されるセンタ局3とを備えている。
基地局2は、複数のエリア40、41ごとに設けられており(図5参照)、このエリア40、41内に位置する携帯電話機1と通信可能となっている。エリア40、41は、いわゆるセルと呼ばれており、基地局2からの電波の到達範囲である。
また、基地局2は、問合せ信号を出力する問合せ信号出力部21を備えている。
センタ局3は、コントロール局などともいわれており、携帯電話機1の所在エリア40、41のデータベースを備えている。そして、携帯電話機1と通信しようとするその他の通信端末50、51からの発呼があると、このデータベースに基づいて、交換局を制御し、所定の基地局2及び交換局を介して携帯電話機1と通信端末50、51との間に通話回線を設定する。
センタ局3は、既存のセンタ局と同様に、通信回線の混雑状況に応じて通信制限を行なう通信制限部36を備えている。
通信制限部36は、災害地域の内外からの安否確認などのために、所定エリア40内の携帯電話機1に対して通信しようとする通信端末50、51に対して通信制限を行なう。
また、センタ局3は、被災時情報取得部11が取得した被災時情報を収集する被災時情報収集部31と、被災時情報収集部31で収集した被災時情報に基づいて、携帯電話機1の所在位置の危険の程度を認識可能な危険程度情報を危険程度情報作成部32と、を備えている。
被災時情報収集部31は、災害発生したときに、災害の発生地域に対応するエリア40の基地局2を特定するとともに、この基地局2の問合せ信号出力部21に問合せ信号を出力させる問合せ部310を備えている。そして、被災時情報収集部31は、特定の基地局2を介して、被災エリア40内の携帯電話機1が出力した被災時情報を収集する。
また、問合せ部310は、少なくとも被災側携帯電話機1が通信したとき、又は、その他の通信端末50、51が携帯電話機1側に通信したときに、この携帯電話機1に対して問合せ信号出力部21に、問合せ信号を出力させる機能を備え、被災時情報収集部31が、この携帯電話機1の位置情報の再収集を可能としている。
また、被災時情報収集部31は、基地局2が通信可能なエリア40内に位置する一又は二以上の携帯電話機1から、被災時情報として加速度情報と位置情報とを収集する。
また、被災時情報収集部31は、人の行動に応じて生じた加速度情報であるか否かを判定する機能を備えている。この判定機能は、被災側携帯電話機1の一定時間ごとの位置と加速度のデータとから被災側携帯電話機1が、人の移動などにより加速度情報が取得されたことを判別する。この判定機能が、人の行動に応じて生じた加速度情報であると判定した場合には、その加速度情報を、収集対象から省く処理を行なう。
危険程度情報作成部32は、被災時情報収集部31が取得した加速度情報に基づいて、危険程度情報として震度情報を作成する震度情報作成部310を備えている。
震度情報作成部320は、収集した加速度情報を、予め定められた加速度と震度との相関関係に照らし合わせて震度情報を作成する。
また、危険程度情報作成部32は、危険程度情報を、危険地域情報設定部33で設定された危険地域情報に基づいて危険程度情報を作成する。
危険地域情報設定部33は、被災地域の位置と危険程度とが関連付けられた所定の危険地域情報を設定するものであって、例えば、予め、地質調査などに基づいて作成されたハザードマップや、気象庁設置の震度計の震度に応じて設定される。
図3は、本実施形態の災害情報提供システムにおける危険地域情報設定部が設定する危険地域情報を示す概略図である。図4は、本実施形態の災害情報提供システムの通信端末である携帯電話機に表示される画面を示す図である。図5は、本実施形態の災害情報提供システムにおける、通信端末である被災側携帯電話機1と、通信端末50、51との位置関係の一例を示す図である。なお、本図において、被災側携帯電話機1は、所定エリア40、41内に一台又は二台以上が位置してもよいが、便宜上、一台の携帯電話機1を図示している。
また、危険地域情報設定部33は、本実施形態において、地震が発生したときに、気象庁設置の震度計6に基づく震度と、位置とが関連付けられる危険地域情報を作成する。この危険地域情報は、図4に示すように、その一部として、例えば、震源133がある領域A11と近隣の避難場所Sがある領域A22とを含む、領域A11〜A33の地図情報Mで構成されている。なお、危険地域情報に含まれる領域A11〜A33は、この数より少なくても多くてもよい。
また、地図情報Mは、危険程度情報作成部32において、例えば、各領域A11〜A33が、危険地域情報の危険度に応じた所定の色彩又は濃淡が付されることにより、危険度を認識可能な危険程度情報とされる(図4参照)。すなわち、各領域A11〜A33に対して所定の震度ごとに所定の色彩又は色彩の濃淡が付されている。本実施形態においては、色彩の濃い領域ほど、危険度が高いことを示している。
また、危険地域情報設定部33は、地震発生時の危険地域情報を、震度情報作成部320が作成した震度情報及び位置情報に基づいて更新する危険地域情報更新部330を備えている。
このようにすると、気象庁設置の震度計6などの既設置機器だけでなく、被災側携帯電話機1が測定した情報に基づいて、危険地域情報が更新されるので、既設置機器間の震度を補うことができる。これにより、更新された危険地域情報が、元の危険地域より詳細なものとなるので、地震後の危険地域の把握を迅速に行なうことができ、避難誘導などを有効に行なうことができる。
また、センタ局3は、位置情報取得部111が取得した位置情報に基づいて所定の避難情報を、携帯電話機1側に提供する避難情報提供部35と、通信端末50、51のうち、所定の通信端末50、51に対し、危険程度情報作成部33が作成した危険程度情報を含む安否情報を提供する安否情報提供部34と、を備えている。
避難情報提供部35は、取得した位置情報近辺の避難場所を検索するとともに、この避難場所の地図情報Mなど避難情報として被災側携帯電話機1側に提供する(図4参照)。
本実施形態において、避難情報提供部35は、避難情報を、危険地域情報設定部33で設定される地図情報Mを用いて提供する。また、避難情報提供部35は、地図情報Mに、携帯電話1のユーザの現在位置131、被災時の位置132、避難場所S及び避難経路130を含ませて、これを避難情報として提供する。
現在位置131、被災時の位置132及び避難場所Sは、所定の色彩、記号などによりユーザが認識可能になっている。また、避難経路130は、地図上に配置された矢印で構成される。
また、避難情報提供部35は、危険地域情報更新部330により更新された危険地域情報に基づいて、避難情報を更新する避難情報更新部350を備えている。
この避難情報更新部350は、元の避難情報の避難場所(Sa)が、更新された危険地域情報において、危険な領域に位置するときには、非危険地域の避難場所を検索させることにより、避難情報を更新する(図4参照)。
また、避難情報提供部350は、被災時情報収集部31が再収集した位置情報に基づいて、避難情報を更新する機能を備えている。
安否情報提供部34は、危険程度情報としての震度情報、携帯電話機1の位置情報及び避難情報を含む安否情報を通信端末50、51に提供する構成としている。
安否情報提供部34は、被災側携帯電話機1に電話回線をつなぐために通信端末50、51側からの発呼があったときには、この通信端末50、51に対して「おかけになった電話の所在位置は、○○市△△町□丁目、震度6強、近隣の△△高等学校に避難誘導案内中です」などの音声案内をおこなうことにより、この携帯端末50、51に安否情報を提供する。
また、例えば、安否情報提供部34は、通信端末50、51が、電子メール機能により携帯電話機1と安否確認を行なおうとしたときには、例えば、上述の音声と同様の本文を有するとともに、例えば、上述の地図情報M(図5参照)が添付された電子メールを、自動的に返信する機能を備えている。
このようにすると、安否確認者が、通信端末50、51でこの安否情報を受けることにより、被害者である携帯電話機1のユーザの災害発生時の危険程度と、所在位置と、避難場所などの避難情報を知ることができる。これにより、災害情報提供システムは、安否確認を低減させることができる。
また、安否情報提供部34は、避難情報更新部350で更新された避難情報を安否情報に含ませて、安否確認者に知らせるので、危険程度情報更新部330で危険程度情報が更新されることにより避難場所が変更されていても、安否確認者が被災者であるユーザの避難場所を知ることができるようになる。これにより、安否確認者と被災者とが避難場所Sで容易に合流することができる。
また、安否情報提供部34は、後述の被災した特定の携帯電話機1に向けて伝達される任意の伝言情報を記憶する伝言情報記憶部37に、伝言情報を記憶させるため通信端末50、51を誘導する伝言誘導部340とを備えている。
伝言誘導部340は、例えば、音声などで、伝言情報記憶部37の機能を案内することにより、通信端末50、51のユーザを誘導する。
伝言情報記憶部37は、例えば、センタ局3に備えられており、所定時間録音された音声又は所定文字数の文書情報などの伝言情報が記憶される。
そして、センタ局3は、例えば、所定のタイミングで、記憶された伝言情報があることを通知するとともに、所定の携帯電話機1の操作により携帯電話機1のユーザに伝言情報を取得させる。
このようにすると、通信端末50、51側のユーザである安否確認者が、災害発生時の危険程度、所在位置及び避難場所などの避難情報を知った上で伝言情報を記憶させることができる。
なお、通信端末は、携帯電話機50、一般電話回線の電話機51などで構成されており、センタ局3及び基地局2を介して携帯電話機1との間に電話回線が設定されると、通話が可能となる。
次に、以上のような構成からなる本実施形態の災害情報提供システムの動作について、図6及び図7に示すフローチャート図を参照しつつ説明する。
まず、災害情報提供システムのセンタ局3は、例えば、緊急地震速報や気象庁が設置した地震計6の震度情報が入力されると(S1−1)、また、問合せ部310が、これらの情報に基づいて、災害発生地域を特定するとともに、この災害発生地域に位置する基地局2aの問合せ信号出力部21に問合せ指示を行なう(S1−2)。
また、危険地域情報設定部33が、地震計の震度情報に基づいて、危険地域情報を設定するとともに、避難情報設定部35が、この危険地域情報に基づいて避難情報の設定を行なう。
次に、この災害発生地域に位置する基地局2aの問合せ信号出力部21が、問合せ信号を携帯電話機1に出力する(S1−3)。
この携帯電話機1が問合せ信号を受信したときであって、携帯電話機1が、被災時情報取得部11を備えているときには(S1−4Yes)、携帯電話機1は、加速度情報取得部110が計測した地震発生時前後の加速度情報及び位置情報取得部111が取得した地震発生時前後の位置情報をセンタ局3側に出力する(S1−5)。
基地局2aは、携帯電話機1から送られた被災時情報である加速度情報及び位置情報を、センタ局3に出力する(S1−6)。
センタ局3の被災時情報収集部31は、収集した被災時情報の加速度情報を解析し、地震によらずに生じた加速度情報を除外するとともに、地震によって生じた加速度情報から震度情報作成部320が震度情報を作成する(S1−7)。
次に、危険地域情報更新部330は、震度情報作成部320が作成した震度情報及び位置情報に基づいて、危険地域情報設定部33が設定した危険地域情報を更新する(S1−8)。
次に、避難情報更新部350が、更新された危険地域情報に基づいて、携帯電話機1の位置情報が危険地域内のときには(S1−9No)、各携帯電話機1における避難情報を更新する(S1−10)。
この際、避難情報更新部350は、例えば、現在位置131の最寄の避難場所Saがあっても、所定震度以上の地域(図4では、領域A11,A12,A14,A32)であり危険である場合には、非危険地域の別の避難場所Sへの避難情報に更新するとともに、この避難場所Sへの避難情報に避難経路130を付加する。
すなわち、例えば、A12に位置する携帯電話機1に対しては、避難情報更新部350が、最寄の避難場所Saが危険地域にあるので、最寄の非危険地域の避難場所Sに変更し、また、現在位置131からこの避難場所Sへの避難経路130を、地図情報M上に配置する。
そして、センタ局3は、基地局2aを介して、この基地局2a内の各携帯電話機1に対して個別に、危険程度情報及び避難情報を出力する(S1−11)。
このようにして危険程度情報及び避難情報が携帯電話機1に送られると、携帯電話機1は、震度情報134、避難情報及び危険程度情報を画面に表示する(図4参照)。
そして、この画面を参照することにより、被災側携帯電話機1のユーザが、所定の避難場所Sに向けて避難を開始する。
なお、被災側携帯電話機1が、被災時情報取得部11を備えていないときは(S1−4No)、避難情報提供部35が震度情報作成部320で作成された震度情報を避難情報として提供する(S1−12)。
また、位置情報が、危険地域以外であるときには(S1−9No)、避難情報提供部が、同様の危険程度情報及び避難情報を携帯電話機1に出力する(S1−12)。
次に、気象庁設置の震度計6に基づいて、例えば、テレビ、ラジオなどの公共放送を通じて地震情報が提供されて、通信端末50、51により、安否確認の通話の発呼が行なわれるとともに、この発呼が、所定の基地局2aの通信可能範囲であるエリア40に位置する携帯電話機側に集中した場合には、センタ局2の通信制限部36が、基地局2aを介した電話回線の混雑具合に応じて、通信の制限処理を行なう。
そして、この通信制限状態で、例えば、被災地域外に位置する基地局2bのエリア41の安否確認側携帯電話機50から(図5参照)、通信制限エリア40内の被災側携帯電話機1への発信があると(S2−1)、センタ局3がこれを検知するとともに、この検知に基づいて、電話回線の接続先端末である被災側携帯電話機1の基地局2aを検索する(S2−2)。
検索された被災側携帯電話機1が、通信制限部36により通話制限区域に位置する基地局2aを経由する場合であって(S2−3Yes)、実際に通話制限エリア40の通信回線が混雑しているときには(S2−4Yes)、センタ局3の安否情報提供部34は、以下の処理を行なって被災側携帯電話機1の安否情報を安否確認側携帯電話機50に提供する。
まず、安否情報提供部34は、安否確認側携帯電話機50が、被災時情報収集部31で被災時情報が収集された被災側携帯電話機1か否かを判断し、被災時情報が収集されているときには(S2−6Yes)、問合せ部310が、問合せ信号出力部21に、被災側携帯電話機1に対して問合せ信号を出力させて、被災時情報収集部31が、携帯電話機1の位置情報の再収集する(S2−7)。
次に、安否情報提供部34が、被災時情報収集部31、避難情報提供部35及び危険地域情報設定部33から被災時情報の位置情報、危険程度情報、再取得した位置情報、避難情報を安否情報として取得する(S2−8)。
そして、安否情報提供部34は、この取得した安否情報を、音声で安否確認側携帯電話機50に提供するとともに、伝言誘導部340が、音声で伝言情報記憶部37の利用を促す(S2−9)。
これにより、安否確認側携帯電話機50に提供された安否情報を視認することにより、被災側の携帯電話機1のユーザが、どの位置にいるのかを認識できるようになる。そのため、直接会話などを行なうことなく、安否確認を行なうことができる。
一方、被災側携帯電話機1が、通信制限部36により制限された通話制限エリア40に位置しないことにより、基地局2aを経由しない場合や(S2−3No)、通話制限エリア40の通信回線が混雑していないときには(S2−4No)、通常通りに被災側携帯電話機1と、安否確認側電話機50との間に通話回線を設定する(S2−5)。
また、被災側携帯電話機1が、被災時情報取得部11を備えていなかったり、電源容量がない状態などで電源がOFFになっており、被災時情報取得部11が、被災時情報の取得ができなかったりしたときなどは、安否情報提供部34が、伝言情報記憶部37の利用を促す音声を出力する(S2−10)。
以上説明したように、本実施形態に係る災害情報提供システムは、被災側携帯電話機1(通信端末)が、被災時情報取得部11により所定の被災時情報を取得するとともに、被災時情報収集部31で収集した被災時情報に基づいて、被災側携帯電話機1の所在位置の危険の程度を認識可能な危険程度情報を危険程度情報作成部32で作成するので、例えば、気象庁の地震計などの測定機器を新たに設置することなく、被災者の近辺の災害に関する情報を収集することができる。
これにより、地震計などの設置コストがかからなくなり、導入コストを低減することができる。
また、危険程度情報作成部32が作成した危険程度情報を含む安否情報が、所定の通信端末に提供されるので、被災者側の状況が詳細にわかるようになる。そのため、特に、被災者以外の人が、被災側携帯電話機1への発呼を減らすことができる。
すなわち、災害情報提供システムは、災害が生じても不必要な安否確認を低減し、安否確認が効率的に行なわれるようになるので、通話規制などが長時間続かなくなるようになる。そのため、通信の支障の影響を少なくすることができる。
また、被災時情報取得部11が、被災時情報としての加速度情報を取得する加速度情報取得部110を備えるので、特に、地震災害のときに、被災地の状態を、迅速に知ることができるようになる。これにより、生じた地震の対策の参考とすることができ、早期の避難指示や、災害復旧の対策を容易に行うことができる。
また、危険地域情報更新部330が、被災時情報収集部31で収集した各携帯電話機からの加速度情報及び位置情報に基づいて危険地域情報を更新するので、被災者である携帯電話機1のユーザ付近の危険度が詳細にわかるようになる。
また、被災時情報収集部31が、複数台の携帯電話機1からの被災時情報を収集すると、危険地域情報更新部330が、精度の高い危険地域情報とすることができる。
これにより、危険地域の二次災害などにも容易に対応することができるようになる。
また、安否情報提供部34が、被災側携帯電話機1の位置情報を安否情報に含ませて、安否情報を安否確認側携帯電話機50に提供するので、安否確認者が、被災者の位置をおおむね特定することができるようになり、安否確認の通話のための発呼が繰り返し行なわれる事態を防止できる。そのため、通話制限が、長時間にわたる事態を防止することができる。
また、安否情報提供部34が、この避難情報を安否情報に含ませて安否確認側携帯電話機50に提供するので、被災者の避難先もわかるようになる。これにより、被災者と安否確認者とが合流しやすくなる。
また、避難情報提供部35が、位置情報取得部111が取得した位置情報に基づいて避難情報を提供するので、被災者が確実に避難場所に避難できるようになる。
また、避難情報提供部35が、危険地域情報更新部330により更新された危険地域情報に基づいて、避難情報を更新する避難情報更新部350を備えているので、被災側携帯電話機1のユーザが、適切な避難場所に避難することができる。
すなわち、災害情報提供システムは、被災時情報に基づいて更新された危険地域情報に応じて避難情報が更新されるとともに、この避難情報が被災側携帯電話機1のユーザに対して提供されるので、ユーザを災害に応じた適切の避難場所に避難させることができる。
被災時情報収集部31が、問合せ部310により位置情報の再収集を行なうとともに、この位置情報に基づいて、避難情報更新部350が避難情報を更新するので、被災側携帯電話機1のユーザが、場所の移動や、時間の経過によって変化する現在位置131の危険度に応じた適切な避難場所に案内されるようになる。そのため、災害情報提供システムは、これによっても二次災害の防止に対応することができる。
また、安否確認者も、更新された避難情報を見ることができるようになり、被災側携帯電話機1のユーザと避難場所で合流するようにできる。そのため、安否確認を効率的に行なうことができる。
危険程度情報作成部32が、携帯電話機1の被災時情報収集部31が収集した加速度情報に基づいて、危険程度情報として震度情報を作成する震度情報部320を備えているので、気象庁設置の震度計6間の震度情報を補完することができる。
また、安否情報提供部34が、危険程度情報としての震度情報を含む安否情報を提供するので、安否確認側携帯電話機50のユーザが容易に被災地の状況を推定できるようになる。これにより、被害が深刻でない領域のユーザへの安否確認の電話を減らすこともできるようになるので、通信制限の解除を緩和することができる。
また、各基地局2のうち、問合せ部310が選択した基地局2aの問合せ信号出力部21が、問合せ信号を出力するとともに、基地局2aのエリア40内の携帯電話機1の情報出力部12に、問合せ信号の入力に応じた被災時情報を出力させるので、被災時情報収集部31が、被災地域の被災時情報を確実に収集することができる。
安否情報提供部34が、通信制限部36により、通信回線の混雑状況に応じて通信制限が行なわれた安否確認側携帯電話機50、51に対して特定の携帯電話機1の安否情報を提供するので、通信制限状態であっても、被災側携帯電話機1のユーザに関する安否確認を行なうことができる。これにより、電話回線の集中を防止することができるようになり、安否確認を効率的に行なうことができる。
安否情報提供部34の伝言誘導部340が、伝言情報記憶部37に伝言情報を記憶させるように安否確認側携帯電話機50のユーザを誘導するので、被災者に対する安否確認者側からの情報の提供を円滑に行なうことができる。また、安否確認者が、安否情報を得ているので、被災側携帯電話機1のユーザの被災状況に応じた適切な伝言情報を記憶させることができ、安否確認を効率的に行なうことができる。
なお、本実施形態の災害情報提供システムは、被災側携帯電話機1の被災時情報取得部11が、被災時情報として加速度情報を取得する加速度情報取得部110を備える構成としたが、これに限定されるものでなくその他の情報を取得するようにしてもよい。
例えば、被災時情報取得部11が、気圧計などの気圧情報を取得する気圧情報取得部、帯電センサや雷の電磁波を検知することにより落雷に関する情報を取得する落雷情報取得部などを備えるようにし、加速度情報以外の被災時情報を取得するようにしてもよい。
被災時情報取得部11が、気圧情報取得部を備える災害情報提供システムにおいては、気圧情報取得部が取得した気圧情報に基づいて、センタ局3が、危険程度情報の作成及び危険地域情報の更新を行なう。
このようにすると、気象庁が設置する気圧測定機器間の気圧配置を補足することができるので、局地的に起こりやすい都市型の集中豪雨などへの対応を容易に行なうことができるようになる。
また、被災時情報取得部11が、雷情報取得部を備える災害情報提供システムにおいては、雷情報取得部が取得した落雷情報に基づいて、センタ局3が、危険程度情報の作成及び危険地域情報の更新を行なう。
このようにすると、例えば、気象庁が設置する測定機器で予測しにくい、落雷のような局地的に生じる災害の被害を防止することができる。
また、例えば、被災側携帯電話機1は、被災時情報取得部11が、デジタルスチルカメラを備える。このデジタルスチルカメラは、例えば、河川の橋脚や堤防の水位測定用の測定尺を含む水位画像を、撮像することによりこの画像を被災時情報として取得する。
そして、センタ局3側に、この画像を収集させるとともに、河川の水位の情報に基づいて、危険程度情報の作成及び危険程度情報の更新を行なう。
このようにすると、上流ダムの放水や、集中豪雨による河川の増水で生じる堤防の決壊などの災害に対応できる。
また、例えば、被災時情報収集部11が、有害ガス検知部を備える構成としてもよい。このようにすると、例えば、活火山の火山活動による災害に適用するようにしてもよい。
なお、上記地震以外の災害に本システムを適用する場合、危険程度情報は、例えば、避難準備情報レベル、避難勧告レベル、避難指示レベル、警戒区域設定レベルなどの災害の程度に応じて自治体が発令する情報によるものであってもよい。
以上、本発明の災害情報提供システム、この災害情報提供システムに用いられる中継装置、通信端末、災害情報提供方法及び災害情報提供プログラムについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る災害情報提供システム、この災害情報提供システムに用いられる中継装置、通信端末、災害情報提供方法及び災害情報提供プログラムは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
また、上述の実施形態において、通信端末が、携帯電話機である構成としたがこれに限定されるものでなく、有線電話機に用いられるいわゆるコードレスフォン、携帯情報端末(PDA)など、通信機能及び通信文書情報作成機能を有するものであればどのようなものであってもよい。
また、上記実施形態において、位置情報取得手段が、通信端末に備えられる構成としたが、これに限定されるものでなく、例えば、センタ局側に、基地局のエリア(セル)を用いて位置情報の特定を行なう位置情報取得手段を備える構成としてもよい。また、位置情報の精度を向上させるため、通信端末及び中継装置の両方に位置情報取得手段が設けられていてもよい。
また、危険地域情報が、升目状の領域である構成としたがこれに限定されるものでなく、例えば、各領域が六角形状であってもよい。また、各領域の大きさも任意の大きさであってもよい。
また、通信端末の危険程度情報に応じて、通信制限部の制御を行なってもよく、例えば、危険どの高い所在位置の通信端末に優先的に通信回線をつなぐようにしてもよく、適宜変更して差支えない。
本発明の一実施形態に係る災害情報提供システムを示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る災害情報提供システムを示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る災害情報提供システムにおいて、危険地域情報設定部が設定する危険地域情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る災害情報提供システムにおいて、避難情報提供部が提供する避難情報を表示した携帯電話機の画面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る災害情報提供システムにおいて、被災側携帯電話機に対して安否確認側の携帯電話機から通話を行なった状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る災害情報提供システムにおいて、災害が発生したときのセンタ局側の動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施形態に係る災害情報提供システムにおいて、安否確認の電話があったときのセンタ局側の動作を示すフローチャート図である。
符号の説明
1 被災側携帯電話機
11 被災時情報取得部
110 加速度情報取得部
111 位置情報取得部
12 情報出力部
13 画面
130 避難経路
131 現在位置
132 被災時位置
133 震源
2 基地局
21 問合せ信号出力部
3 センタ局
31 被災時情報収集部
310 問合せ部
32 危険程度情報作成部
320 震度情報作成部
33 危険地域情報設定部
330 危険地域情報更新部
A11〜A33 領域
M 地図情報
34 安否情報提供部
340 伝言誘導部
35 避難情報提供部
350 避難情報更新部
36 通信制限部
37 伝言情報記憶部
4 エリア
50、51 通信端末

Claims (20)

  1. 無線通信可能な通信端末と、該通信端末と他の通信端末との通信を中継可能な中継装置と、を備える災害情報提供システムであって、
    前記通信端末が、所定の被災時情報を取得する被災時情報取得手段を備え、
    前記中継装置が、
    前記被災時情報取得手段が取得した被災時情報を収集する被災時情報収集手段と、
    前記被災時情報収集手段で収集した被災時情報に基づいて、前記通信端末の所在位置における危険の程度を認識可能な危険程度情報を作成する危険程度情報作成手段と、
    前記他の通信端末のうち、所定の通信端末に対し、前記危険程度情報作成手段が作成した危険程度情報を含む安否情報を提供する安否情報提供手段と、
    を備えることを特徴とする災害情報提供システム。
  2. 前記被災時情報取得手段が、前記被災時情報としての加速度情報を取得する加速度情報取得手段を備える請求項1記載の災害情報提供システム。
  3. 前記通信端末及び前記中継装置のいずれか一方または両方が、前記通信端末の位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、
    前記中継装置が、
    被災地域の位置と危険程度とが関連付けられた所定の危険地域情報を設定する危険地域情報設定手段を備え、
    前記危険地域情報設定手段が、前記被災時情報収集手段で収集した前記通信端末からの加速度情報及び前記位置情報取得手段からの位置情報に基づいて前記危険地域情報を更新する危険地域情報更新手段を備え、
    前記危険程度情報作成手段が、前記危険地域情報更新手段により更新された危険地域情報に基づいて、前記通信端末の危険程度情報を作成する請求項2記載の災害情報提供システム。
  4. 前記安否情報提供手段が、前記通信端末の位置情報を安否情報に含ませて、該安否情報を前記他の通信端末に提供する請求項3記載の災害情報提供システム。
  5. 前記中継装置が、前記位置情報取得手段が取得した位置情報に基づいて所定の避難情報を、前記通信端末側に提供する避難情報提供手段を備える請求項3又は4記載の災害情報提供システム。
  6. 前記安否情報提供手段が、前記避難情報を前記安否情報に含ませて前記他の通信端末に提供する請求項5記載の災害情報提供システム。
  7. 前記避難情報提供手段が、前記危険地域情報更新手段により更新された危険地域情報に基づいて、前記避難情報を更新する避難情報更新手段を備える請求項5又は6記載の災害情報提供システム。
  8. 前記位置情報取得手段が、少なくとも前記通信端末が通信したとき又は前記他の通信端末が前記通信端末側に通信したときに、前記位置情報の再取得を行なうとともに、
    前記避難情報更新手段が、前記位置情報取得手段が再取得した位置情報に基づいて、前記避難情報を更新する請求項5〜7のいずれか一項に記載の災害情報提供システム。
  9. 前記被災時情報収集手段が、前記加速度情報を被災時情報として収集し、
    前記危険程度情報作成手段が、前記被災時情報収集手段が収集した前記加速度情報に基づいて、前記危険程度情報として震度情報を作成する震度情報作成手段を備え、
    前記安否情報提供手段が、前記危険程度情報としての震度情報を含む安否情報を提供する請求項2〜8のいずれか一項に記載の災害情報提供システム。
  10. 前記通信端末が、所定の問合せ信号の入力に応じて前記被災時情報を出力する情報出力手段を備え、
    前記中継装置が、複数のエリア毎に備えられるとともに、該エリア内の前記通信端末に前記問合せ信号を出力する問合せ信号出力手段を備え、
    前記被災時情報収集手段が、災害発生したときに、前記複数のエリアから当該災害の発生地域に対応する被災エリアを選択するとともに、当該被災エリアに対応した問合せ信号出力手段に問合せ信号を出力させる問合せ手段を備える請求項1〜9のいずれか一項に記載の災害情報提供システム。
  11. 前記被災エリア内における特定の通信端末に対して通信しようとする前記他の通信端末に、通信回線の混雑状況に応じて通信制限を行なう通信制限手段を備え、
    前記安否情報提供手段が、前記通信制限手段により通信制限が行なわれた他の通信端末に対して前記特定の通信端末の安否情報を提供する請求項10記載の災害情報提供システム。
  12. 前記被災エリア内の通信端末に対して提供可能な伝言情報を記憶する伝言情報記憶手段と、
    前記安否情報提供手段が、前記伝言情報記憶手段に伝言情報を記憶させるために前記他の通信端末を誘導する伝言誘導手段を備える請求項10又は11記載の災害情報提供システム。
  13. 所定の通信端末と無線通信可能かつ、前記通信端末と他の通信端末との通信を中継する中継装置であって、
    前記通信端末が取得した所定の被災時情報を収集する被災時情報収集手段と、
    前記被災時情報収集手段で収集した被災時情報に基づいて、前記通信端末の所在位置の危険の程度を認識可能な危険程度情報を作成する危険程度情報作成手段と、
    前記他の通信端末のうち、所定の通信端末に対し、前記危険程度情報作成手段が作成した危険程度情報を含む安否情報を提供する安否情報提供手段と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
  14. 前記被災時情報収集手段が、前記通信端末が被災時情報として取得した加速度情報を収集する請求項13記載の中継装置。
  15. 所定の中継装置と無線通信可能かつ、該中継装置に他の通信端末との通信が中継される通信端末であって、
    前記中継装置に収集されるとともに、前記他の通信端末のうち、所定の通信端末に対して提供される安否情報に含まれ、かつ、危険の程度を認識可能な危険程度情報の作成に用いられる所定の被災時情報を取得する被災時情報取得手段を備えることを特徴とする通信端末。
  16. 前記被災時情報取得手段が、前記被災時情報としての加速度情報を取得する加速度情報取得手段を備える請求項15記載の通信端末。
  17. 無線通信可能な通信端末と、該通信端末と他の通信端末との通信を中継可能な中継装置と、を備える通信システムの災害情報提供方法であって、
    前記通信端末において、所定の被災時情報を取得する被災時情報取得ステップと、
    前記中継装置において、前記被災時情報取得ステップで取得した被災時情報を収集する被災時情報収集ステップと、
    前記被災時情報収集ステップで収集した被災時情報に基づいて、前記通信端末の所在位置の危険の程度を認識可能な危険程度情報を作成する危険程度情報作成ステップと、
    前記他の通信端末のうち、所定の通信端末に対し、前記危険程度情報作成ステップで作成した危険程度情報を含む安否情報を提供する安否情報提供ステップと、
    を含むことを特徴とする災害情報提供方法。
  18. 前記被災時情報取得ステップにおいて、前記被災時情報としての加速度情報を取得する加速度情報取得ステップを含む請求項17記載の災害情報提供方法。
  19. 所定の通信端末と無線通信可能かつ、前記通信端末と他の通信端末との通信を中継する中継装置を、
    前記通信端末が取得した所定の被災時情報を収集する被災時情報収集手段、
    前記被災時情報収集手段で収集した被災時情報に基づいて、前記通信端末の所在位置の危険の程度を認識可能な危険程度情報を作成する危険程度情報作成手段、
    前記他の通信端末のうち、所定の通信端末に対し、前記危険程度情報作成手段が作成した危険程度情報を含む安否情報を提供する安否情報提供手段、として機能させるための災害情報提供プログラム。
  20. 前記被災時情報収集手段が、前記被災時情報としての加速度情報を収集するように機能させるための請求項19記載の災害情報提供プログラム。
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