JP2010003440A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光の品質、放電灯の寿命を向上させ、大型化、コストアップ、発熱増大、温度上昇を抑制するのに有効で、マイクロプロセッサ暴走を、外部監視回路を設けることなく、防止でき、しかもパルス幅制御に用いられる発振周波数の精度向上に有効な放電灯点灯装置を提供すること。
【解決手段】DC/DCコンバータ1は入力直流電圧Vinをスイッチングし異なる電圧値の直流電圧V1に変換して出力する。放電灯駆動部2は、DC/DCコンバータ1から供給される直流電圧V1を、放電灯L0の駆動に適した電圧Voutに変換する。パルス幅制御部3は、基準パルスCLを用いて、パルス幅制御されたスイッチング制御信号S1を生成し、これをDC/DCコンバータ1に供給する。マイクロプロセッサ4は、パルス幅制御部3に対して、パルス幅制御のためのパルス幅制御信号S3と、パルス幅制御信号S3と同期する基準パルスCLを供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電灯点灯装置に関する。
近年、プロジェクタなどで代表される映像機器、自動車の前照灯または店頭照明等の光源として、高輝度の放電灯(HID)が開発されている。この放電灯は、従来の光源と比較して低電力で高輝度が得られるという特徴を有しており、特に、プロジェクタの光源や自動車の前照灯として有望視されている。
この種の放電灯を点灯させるための放電灯点灯装置としては、従来より種々のタイプのものが提案されている。これまで提案された放電灯点灯装置について、始動方式の違いに着目して分類すると、直流始動方式(特許文献1)、低周波始動方式及び高周波始動方式(特許文献2)に分かれる。直流始動方式は、放電灯の電極間に一定の直流電圧をかけたまま、始動のための高圧パルスを発生させ、放電開始後の一定時間の間は直流電圧を維持する方式である。低周波始動方式は、放電灯の電極間に数百Hzの低周波交流電圧を印加したまま、高圧パルスを発生させ、放電開始後もその周波数を維持する方式である。高周波始動方式は、放電灯の電極間に数十kHzの高周波交流電圧を印加したまま、高圧パルスを発生させ、放電開始後もその周波数を維持する方式である。
上述した始動方式は、駆動方式は互いに異なるが、放電灯駆動のための回路部分(放電灯駆動部)の前段に、DC/DCコンバータを備えている点で、共通する。DC/DCコンバータは、商用交流電源を整流平滑する等して得られた入力直流電圧をスイッチングし、入力直流電圧とは異なる電圧値の直流電圧に変換して出力するものであって、放電灯駆動部は、このDC/DCコンバータから供給される直流電圧を、放電灯の駆動に適した電圧に変換する。
DC/DCコンバータは、放電灯の電極間電圧(管電圧)が、始動時と定常動作時とで大きく変化することから、この変化に関わらず、放電灯の消費電力を一定化するなどの目的で、パルス幅制御が加えられる。パルス幅制御に当たっては、基準パルス発振器を内蔵するパルス幅制御用ICが用いられる。このパルス幅制御用ICは、マイクロプロセッサ(MPU)からパルス幅制御信号が供給され、内蔵された基準パルス発振器の発振信号の波形を用いて、パルス幅制御されたスイッチング制御信号を生成する。このスイッチング制御信号はDC/DCコンバータに供給され、DC/DCコンバータにおいて、パルス幅の制御されたスイッチング動作が行われる。DC/DCコンバータは、スイッチング周波数50kHz以上の高い周波数でスイッチング動作をする。
DC/DCコンバータは、その出力側にコンデンサインプット型などの平滑回路を有しており、それによってスイッチング出力が直流電圧に変換される。DC/DCコンバータは、上述したように、スイッチング周波数50kHz以上の高い周波数でスイッチング動作をするので、直流電圧には、スイッチング周波数に対応したリップルが含まれており、それが、放電灯駆動部に供給される。
放電灯駆動部は、定常動作時に、DC/DCコンバータから供給される直流電圧を、放電灯駆動に適した交流電圧に変換する機能(DC/ACインバータ)を有している。DC/ACインバータのスイッチング周波数は、一般には、DC/DCコンバータの周波数よりも低い値に設定されている。因みに、低周波始動方式の場合を例にとると、100〜150Hz程度である。したがって、DC/ACインバータの出力波形には、DC/DCコンバータの直流電圧に含まれていたリップルが、そのまま現れることになり、放電灯にリップル電流が流れる。
放電灯点灯装置は、上述したような基本的構成及び動作をするので、それに付随して、始動方式の如何を問わず、次のような問題点を生じる。
(1)リップル電流に関連する問題
リップル電流は、放電灯の発する光の品質、放電灯の寿命などに影響するものであって、極力小さくしなければならない。従来の放電灯点灯装置において、リップル電流を小さくする手段としては、DC/DCコンバータに付属する平滑回路において、コンデンサの容量を大きくするか、インダクタのインダクタンスを大きくするか、または、DC/DCコンバータのスイッチング周波数を高くするかの何れかである。
しかし、平滑回路において、コンデンサの容量を大きくすること及びインダクタのインダクタンスを大きくすることは、放電灯点灯装置の大型化やコストアップを招く。また、DC/DCコンバータのスイッチング周波数を高くすることは、DC/DCコンバータの発熱増大、温度上昇を招く。
(2)マイクロプロセッサに関連する問題
放電灯点灯装置において、全体を統括制御するマイクロプロセッサが、何らかの外的要因を受けてプログラムが暴走し、マイクロプロセッサの出力端子の電位が、全て固定されてしまうような故障モードになることがある。このときの挙動をFMEA解析(Failure Mode and Effect Analysis 故障モードとその影響の解析)すると、機器が制御不能な状態に陥る危険がある。そこで、従来は、マイクロプロセッサの外部に監視回路を設けて暴走を監視し、暴走を検知したときに放電灯点灯装置の動作を停止させていた。このため、放電灯点灯装置の構成要素が増え、小型化及びコストダウンの障害となっていた。
(3)パルス幅制御ICの発振周波数に関連する問題
従来の放電灯点灯装置では、発振器を内蔵したパルス幅制御用ICを用い、その外部に抵抗器やコンデンサ等を外付けして、パルス幅制御用ICに内蔵された発振器の発振周波数を設定するようにしてあった。しかし、市販の抵抗器やコンデンサ等は、通常、数%の許容誤差がある。設定される発振周波数の精度は、外付けされる抵抗器やコンデンサの許容誤差の積と、パルス幅制御用ICの内部で設定される基準電圧によって決まる。このため、発振周波数の精度を高めるのに限界があった。
特開2001−273984号公報 特開2008−59806号公報
本発明の課題は、リップル電流の影響を軽減し、放電灯の発する光の品質、放電灯の寿命などを向上させた放電灯点灯装置を提供することである。
本発明のもう一つの課題は、大型化、コストアップ、発熱増大、温度上昇を抑制するのに有効な放電灯点灯装置を提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、マイクロプロセッサが暴走したとき、外部に監視回路を設けることなく、動作を停止させることができ、したがって、小型化及びコストダウンを図るのに有効な放電灯点灯装置を提供することである。
本発明の更にもう一つの目的は、パルス幅制御に用いられる発振周波数の精度を高めるのに有効な放電灯点灯装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る放電灯点灯装置は、DC/DCコンバータと、放電灯駆動部と、パルス幅制御部と、マイクロプロセッサとを含む。前記DC/DCコンバータは、入力直流電圧をスイッチングし、前記入力直流電圧とは異なる電圧値の直流電圧に変換して出力する。前記放電灯駆動部は、前記DC/DCコンバータから供給される直流電圧を、放電灯の駆動に適した電圧に変換する。
前記パルス幅制御部は、基準パルスを用いて、パルス幅制御されたスイッチング制御信号を生成し、これを前記DC/DCコンバータに供給する。前記マイクロプロセッサは、前記パルス幅制御部に対して、パルス幅制御のためのパルス幅制御信号と、前記パルス幅制御信号と同期する基準パルスを供給する。
上述した本発明に係る放電灯点灯装置の特徴は、基準パルスの発振器を、パルス幅制御部に内蔵させるのではなく、マイクロプロセッサが有しているクロックパルスを、パルス幅制御のための基準パルスとして利用する点にある。この構成によれば、次のような作用効果を得ることができる。
(1)リップル電流に関連する問題点の解決
この種の放電灯点灯装置において、正常であれば、例えば60V〜120Vの範囲にあった放電灯の管電圧が、点灯積算時間とともに上昇し、寿命末期になると、百数十ボルトに達することがある。これは、管電圧が電極間の距離に依存しており、点灯積算時間が大きくなる(長くなる)と、電極が消耗し、電極間距離が大きくなるためである。
一方、放電灯を駆動する側、即ち、DC/DCコンバータ、放電灯駆動部、パルス幅制御部及びマイクロプロセッサなどは、管電圧が低いときは管電流(出力電流)を増大させ、管電圧が高いときは管電流を小さくして、管電圧と管電流の積が一定となるような定電力制御が実行されるように動作する。
しかし、DC/DCコンバータとして多用されているダウンチョッパ(降圧型チョッパ)を例に採ると、管電圧が低い場合、電圧降下分を大きくとらざるを得ず、損失が増大し、発熱が大きくなる。管電圧が高い場合には、反対に、損失が小さくて済むため、発熱も小さくなる。
管電圧の低い放電灯に対して、定電力制御を与えようとすると、損失発熱の大きな状態にあるDC/DCコンバータに対して、定電力制御のために大きな管電流に対応する大きな電流を流さなければならなくなり、DC/DCコンバータに対する負荷が一層増大し、DC/DCコンバータの発熱が更に増大する。
一方、管電圧の高い放電灯については、管電流が小さくなるから、もともと、DC/DCコンバータの損失発熱が小さく、許容できる発熱に余裕があるのに、その熱的余裕を有効に活用できない。
本発明では、基準パルスの発振器を、パルス幅制御部に内蔵させる従来構成と異なって、マイクロプロセッサが有しているクロックパルスを、パルス幅制御のための基準パルスとして利用する。これにより、上述した問題点を解決できる。
即ち、マイクロプロセッサは、設定されたプログラムに従って動作するから、管電圧が低く、大きな管電流を流さなければならない状態で、クロックパルス又はそれから得られるパルス信号の周波数を下げ、DC/DCコンバータに供給されるスイッチング制御信号の周波数及びDC/DCコンバータのスイッチング周波数を低下させるプログラムを設定することができる。これにより、損失を低減することができる。
反対に、管電圧が高いときは、管電流も小さく、しかも、DC/DCコンバータの損失発熱も小さく、許容できる発熱に余裕があるから、クロックパルスの周波数を上げ、DC/DCコンバータに供給されるスイッチング制御信号及びDC/DCコンバータのスイッチング周波数を高くするプログラムを設定する。この場合には、リップルを低下させることができる。
このようにマイクロプロセッサのプログラムによって、DC/DCコンバータのスイッチング動作を制御できるから、DC/DCコンバータに付属する平滑回路において、コンデンサの容量を大きくする必要もないし、インダクタのインダクタンスを大きくする必要もない。したがって、放電灯点灯装置の大型化やコストアップを招くこともない。しかも、DC/DCコンバータの熱的許容範囲を考慮した範囲で、周波数を高くするのであるから、問題はない。
(2)マイクロプロセッサに関連する問題点の解決
放電灯点灯装置において、マイクロプロセッサが、何らかの外的要因を受けてプログラムが暴走した場合、マイクロプロセッサからパルス幅制御部へのクロックパルスの供給が停止するので、パルス幅制御部の動作も停止し、放電灯点灯装置が停止する。したがって、マイクロプロセッサの暴走を監視する監視回路などは不要であり、放電灯点灯装置の小型化及びコストダウンが可能になる。
(3)パルス幅制御ICの発振周波数に関連する問題点の解決
マイクロプロセッサの有するクロックパルスは、数%程度の周波数精度を持つから、パルス幅制御部の発振周波数の精度を向上させることができる。
以上述べたように、本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
(a)リップル電流の影響を軽減し、放電灯の発する光の品質、放電灯の寿命などを向上させた放電灯点灯装置を提供することができる。
(b)大型化、コストアップ、発熱増大、温度上昇を抑制するのに有効な放電灯点灯装置を提供することができる。
(c)マイクロプロセッサが暴走したとき、外部に監視回路を設けることなく、動作を停止させることができ、したがって、安全で小型化及びコストダウンを図るのに有効な放電灯点灯装置を提供することができる。
(d)パルス幅制御に用いられる発振周波数の精度を高めるのに有効な放電灯点灯装置を提供することができる。
図1は、本発明に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図である。図示の放電灯点灯装置は、DC/DCコンバータ1と、放電灯駆動部2と、パルス幅制御部3と、マイクロプロセッサ4とを含む。
DC/DCコンバータ1は、入力端子T11、T12に供給される入力直流電圧Vinをスイッチングし、入力直流電圧Vinとは異なる電圧値の直流電圧V1に変換して出力する。DC/DCコンバータ1としては、一般には、降圧型チョッパ回路が用いられ、その出力段に図示しない平滑回路が付設されている。平滑回路としては、コンデンサ及びインダクタを含むコンデンサインプット型のものが用いられる。したがって、DC/DCコンバータ1から出力される直流電圧V1には、DC/DCコンバータ1のスイッチング周波数によるリップルが含まれることになる。入力直流電圧Vinは、商用交流電源を整流平滑化して得られ、又は、他の直流電源から供給される。
放電灯駆動部2は、DC/DCコンバータ1から供給される直流電圧V1を、放電灯L0の駆動に適した電圧Voutに変換する。放電灯駆動部2は、直流始動方式、低周波始動方式及び高周波始動方式の何れを採用してもよい。
パルス幅制御部3は、基準パルスCLを用いて、パルス幅制御されたスイッチング制御信号S1を生成し、これをDC/DCコンバータ1に供給する。
マイクロプロセッサ4は、全体を統括制御する部分であって、パルス幅制御部3に対して、パルス幅制御のためのパルス幅制御信号S3と、パルス幅制御信号S3と同期する基準パルスCLを供給する。
本発明に係る放電灯点灯装置では、まず、DC/DCコンバータ1により、入力直流電圧Vinをスイッチングし、入力直流電圧Vinとは異なる電圧値の直流電圧V1に変換する。DC/DCコンバータ1で変換された直流電圧V1は、放電灯駆動部2に供給される。放電灯駆動部2は、DC/DCコンバータ1から供給される直流電圧V1を、放電灯L0の駆動に適した電圧に変換する。放電灯L0は、放電灯駆動部2から供給される電圧によって、始動及びその後の定常動作を行う。
DC/DCコンバータ1に対しては、パルス幅制御部3から、パルス幅制御されたスイッチング制御信号S1が供給され、DC/DCコンバータ1は、このパルス幅制御されたスイッチング制御信号S1にしたがってスイッチング動作をする。
パルス幅制御部3からDC/DCコンバータ1に対して供給されるスイッチング制御信号S1は、マイクロプロセッサ4から供給されるパルス幅制御信号S3と、基準パルスCLとより生成される。
本発明に係る放電灯点灯装置は、その具体的態様として、従来と同様に、電圧検出回路12を有する。電圧検出回路12は、放電灯駆動部2に供給される直流電圧V1を検出してその電圧検出信号Vd2をマイクロプロセッサ4に供給する。マイクロプロセッサ4は、電圧検出信号Vd2の示す電圧値に応じて、パルス幅制御部3に供給される基準パルスCLの周波数を変える。基準パルスCLの周波数の制御は、予め設定されたプログラムに従う。
図示の放電灯点灯装置は、更に、電流検出回路13を有する。電流検出回路13は、放電灯駆動部2に供給される電流を検出してその電流検出信号Id1をマイクロプロセッサ4に供給する。マイクロプロセッサ4は、電流検出信号Id1と電圧検出信号Vd2とより、放電灯L0の消費電力が一定となる方向に、DC/DCコンバータ1を制御する。これにより、定電力制御が実行される。この定電力制御も、マイクロプロセッサ4に予め設定されたプログラムに従って実行される。
図1には、更に、入力直流電圧Vinを監視する入力電圧検出回路11が設けられており、その電圧検出信号Vd1はマイクロプロセッサ4に供給される。入力直流電圧Vinが、例えば、極端に低下した場合などには、マイクロプロセッサ4は入力電圧検出回路11から供給される電圧検出信号Vd1に基づいて、動作を停止させるなどの保護動作を、パルス幅制御部3に供給する。
更に、図1には、通信部5が示されている。通信部5は、例えば、ホトカプラなどによる絶縁伝送回路を構成し、マイクロプロセッサ4の通信ポートに接続される。通信部5は、マイクロプロセッサ4の制御内容を含む送信信号S5を、出力端子T3から外部に送信するとともに、外部から入力端子T41に供給される点灯指令信号S6及び入力端子T42に供給される受信信号S7を、マイクロプロセッサ4に供給する役割を担う。
従来の放電灯点灯装置では、スイッチング制御信号S1の生成に用いられる基準パルスCLを、パルス幅制御部3を構成するパルス幅制御用ICに内蔵された発振器を用いていた。このために、前述したような問題が生じていた。
本発明の特徴は、基準パルスCLの発振器を、パルス幅制御部3に内蔵させるのではなく、マイクロプロセッサ4が有しているクロックパルスを、パルス幅制御のための基準パルスCLとして利用する点にある。この構成によれば、次のような作用効果を得ることができる。
(1)リップル電流に関連する問題点の解決
この種の放電灯点灯装置において、正常であれば、例えば60V〜120Vの範囲にあった放電灯L0の管電圧が、点灯積算時間とともに上昇し、寿命末期になると、百数十ボルトに達することがある。これは、管電圧が電極間の距離に依存しており、点灯積算時間が大きくなる(長くなる)と、電極が消耗し、電極間距離が大きくなるためである。
一方、放電灯L0を駆動する側、即ち、DC/DCコンバータ1、放電灯駆動部2、パルス幅制御部3及びマイクロプロセッサ4などは、管電圧が低いときは管電流(出力電流)を増大させ、管電圧が高いときは管電流を小さくして、管電圧と管電流の積が一定となるような定電力制御が実行されるように動作する。
しかし、DC/DCコンバータ1として多用されているダウンチョッパ(降圧型チョッパ)を例に採ると、管電圧が低い場合、電圧降下分を大きくとらざるを得ず、損失が増大し、発熱が大きくなる。管電圧が高い場合には、反対に、損失が小さくて済むため、発熱も小さくなる。
もし、放電灯L0に対して、定電力制御を与えようとすると、管電圧が低く、損失発熱の大きな状態にあるDC/DCコンバータ1に対して、定電力制御のために大きな管電流を流さなければならなくなり、DC/DCコンバータ1に対する負荷が一層増大し、発熱が更に増大する。
管電圧が高いときは、管電流が小さくなるから、もともと、DC/DCコンバータ1の損失発熱が小さく、許容できる発熱に余裕があるのに、その熱的余裕を有効に活用できない。
本発明では、基準パルスCLの発振器を、パルス幅制御部3に内蔵させる従来構成と異なって、マイクロプロセッサ4が有しているクロックパルスを、パルス幅制御のための基準パルスCLとして利用するから、上述した問題点を解決できる。
即ち、マイクロプロセッサ4は、設定されたプログラムに従って動作するから、管電圧が低く、大きな管電流を流さなければならない状態で、クロックパルス又はそれから得られるパルス信号の周波数を下げ、DC/DCコンバータ1に供給されるスイッチング制御信号S1の周波数及びDC/DCコンバータ1のスイッチング周波数を低下させるプログラムを設定する。これにより、損失を低減することができる。
反対に、管電圧が高いときは、管電流も小さく、しかも、DC/DCコンバータ1の損失発熱も小さく、許容できる発熱に余裕があるから、クロックパルスの周波数を上げ、DC/DCコンバータ1に供給されるスイッチング制御信号S1及びDC/DCコンバータ1のスイッチング周波数を高くするプログラムを設定する。この場合には、リップルを低下させることができる。
このようにマイクロプロセッサ4のプログラムによって、DC/DCコンバータ1のスイッチング動作を制御できるから、DC/DCコンバータ1に付属する平滑回路において、コンデンサの容量を大きくする必要もないし、インダクタのインダクタンスを大きくする必要もない。したがって、放電灯点灯装置の大型化やコストアップを招くこともない。しかも、DC/DCコンバータ1の熱的許容範囲を考慮した範囲で、周波数を高くするのであるから、問題はない。
(2)マイクロプロセッサ4に関連する問題点の解決
放電灯点灯装置において、全体を統括制御するマイクロプロセッサ4が、何らかの外的要因を受けてプログラムが暴走した場合、マイクロプロセッサ4からパルス幅制御部3へのクロックパルス(基準パルス)CLの供給が停止するので、パルス幅制御部3の動作も停止し、放電灯点灯装置が停止する。したがって、マイクロプロセッサ4の暴走を監視する監視回路などは不要であり、放電灯点灯装置の小型化及びコストダウンが可能になる。
(3)パルス幅制御ICの発振周波数に関連する問題点の解決
マイクロプロセッサ4のクロックパルス(基準パルス)CLは、数%程度の周波数精度を持つから、パルス幅制御部3の発振周波数の精度を向上させることができる。
図2は、本発明に係る放電灯点灯装置の更に具体的な構成を示すブロック図である。図において、図1に現れた構成部分と同一性ある構成部分については、同一の参照符号を付し、重複説明は、これを省略することがある。図示された放電灯点灯装置において、放電灯駆動部2は、DC/ACインバータ21と、高圧発生部22とを含む。DC/ACインバータ21は、DC/DCコンバータ1から供給された直流電圧V1を、DC/DCコンバータ1よりも低い周波数でスイッチングして交流電圧V2に変換する。DC/ACインバータ21はマイクロプロセッサ4から供給される制御信号S21によって、その動作は制御される。
高圧発生部22は、DC/ACインバータ21から供給される交流電圧V2から、放電灯L0の駆動に適した電圧Voutを生成する。放電灯L0の駆動に適した電圧Voutは、始動時に着目すると、直流電圧、低周波交流電圧及び高周波交流電圧など、従来の始動方式に従って実現できる。定常動作状態も同様である。このような動作は、マイクロプロセッサ4から高圧発生部22に供給される制御信号S22によって制御される。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明に係る放電灯点灯装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る放電灯点灯装置の更に具体的な構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 DC/DCコンバータ
2 放電灯駆動部
3 パルス幅制御部
4 マイクロプロセッサ

Claims (4)

  1. DC/DCコンバータと、放電灯駆動部と、パルス幅制御部と、マイクロプロセッサとを含む放電灯点灯装置であって、
    前記DC/DCコンバータは、入力直流電圧をスイッチングし、前記入力直流電圧とは異なる電圧値の直流電圧に変換して出力し、
    前記放電灯駆動部は、前記DC/DCコンバータから供給される直流電圧を、放電灯の駆動に適した電圧に変換し、
    前記パルス幅制御部は、基準パルスを用いて、パルス幅制御されたスイッチング制御信号を生成し、これを前記DC/DCコンバータに供給し、
    前記マイクロプロセッサは、全体を統括制御する部分であって、前記パルス幅制御部に対して、パルス幅制御信号と、前記パルス幅制御信号と同期する前記基準パルスを供給する、
    放電灯点灯装置。
  2. 請求項1に記載された放電灯点灯装置であって、更に、電圧検出回路を有しており、前記電圧検出回路は、前記放電灯駆動部に供給される前記直流電圧を検出してその電圧検出信号を前記マイクロプロセッサに供給し、
    前記マイクロプロセッサは、前記電圧検出信号の示す電圧値に応じて、前記パルス幅制御部に供給される前記基準パルスの周波数を変える、
    放電灯点灯装置。
  3. 請求項2に記載された放電灯点灯装置であって、更に、電流検出回路を有しており、前記電流検出回路は、前記放電灯駆動部に供給される電流を検出してその電流検出信号を前記マイクロプロセッサに供給し、
    前記マイクロプロセッサは、前記電流検出信号と前記電圧検出信号とより、前記放電灯の消費電力が一定となる方向に、前記DC/DCコンバータを制御する、
    放電灯点灯装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載された放電灯点灯装置であって、前記放電灯駆動部は、DC/ACインバータと、高圧発生部とを含んでおり、
    前記DC/ACインバータ部は、前記DC/DCコンバータから供給された直流電圧を、前記DC/DCコンバータよりも低い周波数でスイッチングして交流電圧に変換し、
    前記高圧発生部は、前記DC/ACインバータ部から供給される前記交流電圧から、放電灯の駆動に適した電圧を生成する、
    放電灯点灯装置。
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