JP2010003113A - 産廃取引パターンコードによる産廃管理システム及び廃棄物管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、電子マニフェストの加入者である排出事業者から業者に、委託する廃棄物の処理に関する通知の内容を伝えるには手間がかかっており、手間のかからない通知手段として産廃取引パターンコードをキーにした産廃管理システム及び廃棄物管理方法を提供する事を目的とする。
【解決手段】排出事業者から業者に産廃取引パターンコードを連絡、業者は端末により該コードをキーに受託する廃棄物の処理に関する通知の内容を確認し、収集運搬業者は該コードを記載した産廃取引パターン伝票を産廃取引パターン伝票発行手段により発行し、該伝票により作業指示を行えば正確、簡単に管理でき、業界全体としても大幅な省力化が図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則。(以下「法律施行規則。」という。)。」の(情報処理センターへの登録手続。)「第八条の三十一の二第三号。」には、「当該産業廃棄物の種類(当該産業廃棄物に石綿含有産業廃棄物が含まれる場合は、その旨を含む。)、数量、受託者の氏名又は名称、運搬先の事業場の名称及び所在地、当該産業廃棄物に係る最終処分を行う場所の所在地並びに登録を識別するための番号(以下「登録番号。」という。)を運搬受託者及び処分受託者に通知した後、登録すること。」と規定しているが、排出事業者が廃棄物の処理を業者に依頼するにあたり該通知の内容を簡単、正確に業者に伝え、該通知を受けた該業者がその内容を該業者の端末により確認し、必要に応じて作業指示書あるいは産廃物流伝票に簡単、正確に記載することができる産廃管理システム及び廃棄物管理方法に関する。
電子M加入者が産業廃棄物の排出、収集、運搬、処分を行う過程において、廃棄物と一緒に回付するオリジナル伝票(例えば、非特許文献1「電子マニフェスト導入ガイドブック。」の14〜15ページ参照。)あるいは、排出事業者が排出時記入項目を追記した作業指示書兼、産廃物流用伝票をOCRで読取り、読取ったCSVデータを電子Mパソコン版のCSV読込で読込み、登録できるところを特徴とするものがある。(例えば、特許文献1参照。)また、「法律施行規則。」「第八条の三十一の二第三号。」の規定について記したものがある。(例えば、特許文献1の明細書[0041]を参照。)しかしながら、何れも、排出事業者から収集運搬業者に通知の内容を伝えるには手間がかかり、簡単、正確に伝えることができるシステムにはなっておらず、加入者社内あるいは加入者間における作業指示や取引パターン等の確認について、通知の内容を簡単、正確に伝える産廃管理システム及び廃棄物管理方法が待たれるところである。
[特願]2008−147673 「電子マニフェスト導入ガイドブック。」( [特願]2008−147673の物件提出書にて提出した「電子マニフェスト導入ガイドブック。」を援用する。) 「電子マニフェストシステム各種コード表。」([特願]2008−147673の物件提出書にて提出した「電子マニフェストシステム各種コード表。」を援用する。) 「電子マニフェストシステムパソコン版CSVファイルレイアウト仕様(排出事業者用)」([特願]2008−147673の物件提出書にて提出した「電子マニフェストシステムパソコン版CSVファイルレイアウト仕様(排出事業者用)」を援用する。)
本発明が解決しようとする課題は、「法律施行規則。」の(情報処理センターへの登録手続。)「第八条の三十一の二第三号。」には、「当該産業廃棄物の種類(当該産業廃棄物に石綿含有産業廃棄物が含まれる場合は、その旨を含む。)、数量、受託者の氏名又は名称、運搬先の事業場の名称及び所在地、当該産業廃棄物に係る最終処分を行う場所の所在地並びに登録を識別するための番号(以下「登録番号。」という。)を運搬受託者及び処分受託者に通知した後、登録すること。」と規定しているが、該オリジナル伝票あるいは、該作業指示書兼、産廃物流用伝票の何れも、排出事業者から収集運搬業者に通知の内容を伝えるには手間がかかり、簡単、正確に伝えることができるシステムにはなっておらず、加入者社内あるいは加入者間における作業指示や取引パターン等の確認について、通知の内容を簡単、正確に伝える産廃管理システム及び廃棄物管理方法の開発は緊急の課題である。
電子Mによる産廃管理システムであって、表計算ソフトの産廃取引パターン伝票(図1。)の排出事業者の加入者番号1aに記載されている加入者番号が排出事業場番号2aに記載されている排出事業場番号で除され、除された答えが排出事業者・排出事業場コードとして記憶保存される排出事業者・排出事業場コード生成・記憶保存手段と、
処分業者の加入者番号4aに記載されている加入者番号が処分場(処分業者の処理施設。)の事業場番号5aに記載されている事業場番号で除され、除された答えが処分業者・処分場コードとして記憶保存される処分業者・処分場コード生成・記憶保存手段と、
収集運搬業者の加入者番号3aに記載されている加入者番号が、廃棄物分類コード6aに記載されているコード(数字。)で除され、除された答えが収集運搬業者・廃棄物分類コードとして記憶保存される収集運搬業者・廃棄物分類コード生成・記憶保存手段と、
表計算ソフトの産廃取引パターン伝票に産廃取引パターンを入力すれば、排出事業者・排出事業場コード生成・記憶保存手段により記憶保存された排出事業者・排出事業場コードが処分業者・処分場コード生成・記憶保存手段により記憶保存された処分業者・処分場コードで除され、除された答えに収集運搬業者・廃棄物分類コード生成・記憶保存手段により記憶保存された収集運搬業者・廃棄物分類コードが乗せられて、乗せられた答えが産廃取引パターンコードとして該伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコード伝票が該産廃取引パターンコードをキーに表計算ソフトのファイル名に設定され記憶保存される産廃取引パターンコード伝票記憶保存手段と、
産廃取引パターンコード伝票記憶保存手段により記憶保存された産廃取引パターンコード伝票が印刷指示により発行される産廃取引パターンコード伝票発行手段と
を有することを特徴とする産廃管理システムである。
産廃取引パターンコード伝票記憶保存手段により記憶保存された産廃取引パターンコード伝票の産廃取引パターンコード7aに記載されている産廃取引パターンコードの下7桁が選択され、選択された該下7桁が産廃取引パターンコード7として産廃取引パターン伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコード7伝票が該産廃取引パターンコード7をキーに表計算ソフトのファイル名に設定され記憶保存される産廃取引パターンコード7伝票記憶保存手段と、
廃取引パターンコード7伝票記憶保存手段により記憶保存された産廃取引パターンコード7伝票が印刷指示により発行される産廃取引パターンコード7伝票発行手段と
を有することを特徴とする産廃管理システムである。
電子Mによる産廃管理方法であって、表計算ソフトの産廃取引パターン伝票の排出事業者の加入者番号1aに記載されている加入者番号が排出事業場番号2aに記載されている排出事業場番号で除され、除された答えが排出事業者・排出事業場コードとして記憶保存されるステップと、
処分業者の加入者番号4aに記載されている加入者番号が処分場(処分業者の処理施設。)の事業場番号5aに記載されている事業場番号で除され、除された答えが処分業者・処分場コードとして記憶保存されるステップと、
収集運搬業者の加入者番号3aに記載されている加入者番号が、廃棄物分類コード6aに記載されているコード(数字。)で除され、除された答えが収集運搬業者・廃棄物分類コードとして記憶保存されるステップと、
表計算ソフトの産廃取引パターン伝票に産廃取引パターンを入力すれば、排出事業者・排出事業場コードとして記憶保存されるステップにより記憶保存された排出事業者・排出事業場コードが、処分業者・処分場コードとして記憶保存されるステップにより記憶保存された処分業者・処分場コードで除され、除された答えに、収集運搬業者・廃棄物分類コードとして記憶保存されるステップにより記憶保存された収集運搬業者・廃棄物分類コードが乗せられて、乗せられた答えが産廃取引パターンコードとして該伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコード伝票が該産廃取引パターンコードをキーに表計算ソフトのファイル名に設定され記憶保存されるステップと
上記ステップにより記憶保存された産廃取引パターンコード伝票が産廃取引パターンコード伝票発行ステップの印刷指示により発行されるステップと、
を有することを特徴とする産廃管理方法である。
上述の産廃取引パターンコード伝票が記憶保存されるステップにおいて記憶保存された産廃取引パターンコード伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコードの下7桁が選択され、選択された産廃取引パターンコードの該下7桁が産廃取引パターンコード7として産廃取引パターン伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコード7伝票が該産廃取引パターンコード7をキーに表計算ソフトのファイル名に設定され記憶保存されるステップと、
上記ステップにより記憶保存された産廃取引パターンコード7伝票が産廃取引パターンコード7伝票発行ステップの印刷指示により発行されるステップと、
を有することを特徴とする産廃管理方法である。
なお、産廃取引パターンコードの下7桁は構成上の必須要件ではなく桁数に関しては特に制約は無い。
「法律施行規則。」「第八条の三十一の二第三号。」の規定によれば、電子Mへの登録手続きについて「規定している項目を運搬受託者及び処分受託者に通知した後、登録すること。」になっているが、電子M加入者が産業廃棄物の排出、収集、運搬、処分を行う過程において、廃棄物と一緒に回付する該オリジナル伝票あるいは、該作業指示書兼、産廃物流用伝票は、何れも、排出事業者から収集運搬業者に通知の内容を伝えるには手間がかかり、簡単、正確に伝えることができるシステムにはなっておらず、加入者社内あるいは加入者間における作業指示や取引パターン等の確認について、本発明の産廃取引パターンコードによれば、通知の内容を簡単、正確に伝えることができ、業界全体の大幅な省力化が図れる。
以下、本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。
電子M加入者が産業廃棄物の排出、収集、運搬、処分を行う過程において、廃棄物と一緒に回付する廃棄物物流用伝票として本発明の産廃取引パターンコードをキーにした産廃取引パターン伝票を電子Mの加入者端末の表計算ソフトにより発行し産業廃棄物の排出、収集、運搬、処分を行う産廃管理システム及び産廃管理方法であって、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律。」により指定され、運営・管理されている電子マニフェスト(電子M。)の排出事業者の加入者番号(7桁の半角数字。)、収集運搬業者の加入者番号(7桁の半角数字。)、処分業者の加入者番号(7桁の半角数字。)、廃棄物分類コード(7桁の半角数字。)は全国で唯1つだけのユニークな番号(コード。)であり、これらのユニークな番号(コード。)と該排出事業者が自社の排出事業場に付与した自社内で重複しない排出事業場番号、該処分業者が自社の処分場に付与した自社内で重複しない事業場番号をキーに生成されたユニークな産廃取引パターンコードを、排出事業者が廃棄物の処理を依頼する業者(収集運搬業者及び処分業者)に連絡し、連絡を受けた該業者は端末で該コードをキーに表計算ソフトのファイル名を検索し、該コードが記載された産廃取引パターンコード伝票を端末の画面に表示させ、内容を確認する方式か、あるいは、排出事業者が業者に産廃取引パターンコード伝票をメールに添付して送信し、該メールを受信した該業者が該伝票を端末の画面に表示させ、内容を確認する方式のいずれかの方式で内容を確認し、受託する業者は受託する旨を排出事業者に連絡する。
次に、収集運搬業者は該伝票を発行し該伝票を作業指示書として産業廃棄物の処理を行う。
なお、発行できる産廃取引パターン伝票は該伝票の産廃取引パターンコード7aに産廃取引パターンコードが記載された産廃取引パターンコード伝票か、産廃取引パターンコードの下7桁が選択され、選択された該下7桁が産廃取引パターンコード7として産廃取引パターン伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコード7伝票のいづれかであるが、どちらを採用するかの制約はない。
上述のように産業廃棄物の排出、収集、運搬、処分を行えば「法律施行規則。」が順守され、かつ、排出事業者からの取引パターンの指示・確認、あるいは業者社内、業者間における指示・確認等が従来は手間がかかっているが、本発明の産廃取引パターンコードによればスムーズに行われ廃棄物処理が省力化され、電子Mへの登録までの流れが簡略化され、電子Mの普及に貢献するものと思われる。
以下に産廃取引パターン伝票の発行手順を説明する。
先ず、表計算ソフトの産廃取引パターン伝票の産廃取引パターンを下記により入力する。
(1)排出事業者1の欄の、
加入者番号1aに排出事業者の電子Mの加入者番号を入力する。
住所1bに該排出事業者の住所を入力する。
氏名又は名称1cに該排出事業者の氏名又は名称を入力する。
電話番号1dに該排出事業者の電話番号を入力する。
(2)排出事業場2の欄の、
排出事業場番号2aに(1)の排出事業者が自社の排出事業場に付与した自社内で重複しない排出事業場番号を入力する。
住所2bに該排出事業場の住所を入力する。
名称2cに該排出事業場の名称を入力する。
電話番号2dに該排出事業場の電話番号を入力する。
(3)収集運搬業者3の欄の、
加入者番号3aに収集運搬業者の電子Mの加入者番号を入力する。
住所3bに該収集運搬業者の住所を入力する。
氏名又は名称3cに該収集運搬業者の氏名又は名称を入力する。
電話番号3dに該収集運搬業者の電話番号を入力する。
(4)処分業者4の欄の、
加入者番号4aに処分業者の電子Mの加入者番号を入力する。
住所4bに該処分業者の住所を入力する。
氏名又は名称4cに該処分業者の氏名又は名称を入力する。
電話番号4dに該処分業者の電話番号を入力する。
(5)処分場(処分業者の処理施設。)5の欄の、
事業場番号5aに(4)の処分業者が自社の処分場に付与した自社内で重複しない事業場番号を入力する。
住所5bに該処分場の住所を入力する。
名称5cに該処分場の名称を入力する。
電話番号5dに該処分場の電話番号を入力する。
(6)数量の確定者8a、有害物質等8b、処分方法8cの欄には、非特許文献2「電子マニフェストシステム各種コード表。」を参照のうえ入力する。(有害物質等が無ければ有害物質等8bは入力しなくて良い。)
(7)最終処分(埋立処分、再生等)の場所(予定)所在地/名称9aに関しては、本発明は「委託契約書記載のとおり。」で処理するので委託契約書記載のとおり9bに「0。」を入力する。
次に、上記の産廃取引パターンが入力されると、
排出事業者・排出事業場コード生成・記憶保存手段により排出事業者の加入者番号1aに記載されている加入者番号が排出事業場番号2aに記載されている排出事業場番号で除され、除された答えが排出事業者・排出事業場コードとして記憶保存される。(この場合、ユニークな排出事業者の加入者番号を該排出事業者が自社の排出事業場に付与した自社内で重複しない排出事業場番号で除しても、その答えのユニーク性は損なわれない。)
処分業者・処分場コード生成・記憶保存手段により処分業者の加入者番号4aに記載されている加入者番号が処分場(処分業者の処理施設。)の事業場番号5aに記載されている事業場番号で除され、除された答えが処分業者・処分場コードとして記憶保存される。(この場合、ユニークな処分業者の加入者番号を該処分業者が自社の処分場に付与した自社内で重複しない事業場番号で除しても、その答えのユニーク性は損なわれない。)
収集運搬業者・廃棄物分類コード生成・記憶保存手段により収集運搬業者の加入者番号3aに記載されている加入者番号が、廃棄物分類コード6aに記載されているコード(数字。)で除され、除された答えが収集運搬業者・廃棄物分類コードとして記憶保存される。
そして、排出事業者・排出事業場コード生成・記憶保存手段により記憶保存された排出事業者・排出事業場コードが処分業者・処分場コード生成・記憶保存手段により記憶保存された処分業者・処分場コードで除され、除された答えに収集運搬業者・廃棄物分類コード生成・記憶保存手段により記憶保存された収集運搬業者・廃棄物分類コードが乗せられて、乗せられた答えが産廃取引パターンコードとして該伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコード伝票が産廃取引パターンコード伝票記憶保存手段により該産廃取引パターンコードをキーに表計算ソフトのファイル名に設定され記憶保存される。
そしてさらに、産廃取引パターンコード伝票記憶保存手段により記憶保存された産廃取引パターンコード伝票を産廃取引パターンコード伝票発行手段の印刷指示により発行させるか、
又は、産廃取引パターンコードの桁数が多くて使い勝手が悪いので、産廃取引パターンコードの下7桁が選択され、選択された該下7桁が産廃取引パターンコード7として産廃取引パターン伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコード7伝票を産廃取引パターンコード7伝票記憶保存手段により記憶保存させ、記憶保存させた産廃取引パターンコード7伝票を産廃取引パターンコード7伝票発行手段の印刷指示により発行させる構成としたものである。
以上により、「法律施行規則。」の(情報処理センターへの登録手続。)「第八条の三十一の二第三号。」の通知に関する事項が数量を除いてデータ化されるが、通知に関する事項と該データを対比して下記に説明する。
(1)「当該産業廃棄物の種類。」は廃棄物分類コード6aに記載されている廃棄物分類コード及び廃棄物の種類名6bに記載されている廃棄物の種類名である。
(2)「当該産業廃棄物に石綿含有産業廃棄物が含まれる場合は、その旨を含む。」は有害物質等8bに記載されている有害物質の名称である。
(3)「数量。」は連絡時に口頭で概算数量を通知し、排出時に現場で双方協議のうえ数量を確定させ、引渡し数量6cに協議した数量を、単位6dに該数量の単位を、荷姿6eに当該産業廃棄物の荷姿を記入する。
(4)「受託者の氏名又は名称。」は収集運搬業者3の欄の、氏名又は名称3cに記載されている収集運搬業者の氏名又は名称及び処分業者4の欄の、氏名又は名称4cに記載されている処分業者の氏名又は名称である。
(5)「運搬先の事業場の名称及び所在地。」の運搬先の事業場の名称は処分場(処分業者の処理施設。)5の欄の、名称5cに記載されている名称、運搬先の事業場の所在地は処分場(処分業者の処理施設。)5の欄の、所在地5bに記載されている所在地である。
(6)「当該産業廃棄物に係る最終処分を行う場所の所在地並びに登録を識別するための番号。」については、最終処分(埋立処分、再生等)の場所(予定)所在地/名称9aの「委託契約書記載のとおり。」9bに「0。」を記入する。
本件は委託契約書に記載し「委託契約書記載のとおり」とすれば「当該産業廃棄物に係る最終処分を行う場所の所在地並びに登録を識別するための番号。」は記入しなくてもよい。
([非特許文献3]「電子マニフェストシステムパソコン版CSVファイルレイアウト仕様(排出事業者用)」の2ページ「新規登録(読込/保存)レイアウト仕様」の項目NO52「最終処分事業場登録区分」を参照)
以上が、産廃取引パターンコード及び産廃取引パターンコード伝票、あるいは産廃取引パターンコード7及び産廃取引パターンコード7伝票による産廃管理システム及び廃棄物管理方法である。
本発明は以下のように変形が可能である。
収集運搬業者・廃棄物分類コード生成・記憶保存手段は収集運搬業者の加入者番号3aに記載されている加入者番号が、廃棄物分類コード6aに記載されているコード(数字。)で除され、除された答えが収集運搬業者・廃棄物分類コードとして記憶保存されるが、廃棄物分類コード6aが入力されない場合は収集運搬業者・廃棄物分類コードが生成されないので産廃取引パターン番号は生成されない。
上述のケースをExcel(マイクロソフト社の登録商標です。)の数式(収集運搬業者の加入者番号のセルを3a、廃棄物分類コードのセルを6aと仮定して表示する。)で表示すると「=3a/6a。」となるが廃棄物分類コード6aが入力されない場合は「=3a/0。」で「0。」となり、収集運搬業者・廃棄物分類コードが「0。」の場合は産廃取引パターン番号は生成されない。
しかしながら、収集運搬業者・廃棄物分類コード生成・記憶保存手段を「収集運搬業者の加入者番号3aに記載されている加入者番号(例として1234567。)が、廃棄物分類コード6a(例として建設工事の木くず、0810000。)に定数(例として1。)を連結した数字(例として08100001。)で除され、除された答えが収集運搬業者・廃棄物分類コードとして記憶保存される。」に変形した場合、廃棄物分類コード6aが設定されなくても産廃取引パターン番号は生成される。本件は排出事業者からは廃棄物の通知は受けたが、現場で打合せ、確認した上で正確な廃棄物分類コードを廃棄物分類コード6aに、廃棄物の種類名を廃棄物の種類名6bに記入する場合に有効であり産廃取引パターン番号は生成されるので問題はない。
上述のケースをExcelの数式(収集運搬業者の加入者番号3aを例として1234567、廃棄物分類コード6aを例として0810000、定数を例として1と仮定して表示する。)で表示すると「=1234567/(0810000&1)。」となるが廃棄物分類コード0810000が入力されない場合は「=1234567/(1)。」は1234567となり産廃取引パターン番号は生成される。なお、本発明におけるExcelの数式において「/。」と「*。」のどちらを使用しても数式上でエラーにならなければ、どちらを使用するかの制約はない。
また、電子Mの加入者番号を電話番号に変更し以下のように変形が可能である。この場合は市外局番号と局番号および番号の間の、「‐。」或いは「()。」を除いた数字のみを使用する。
先ず、排出事業者の電話番号1dに記載された電話番号を排出事業場の電話番号2dに記載された電話番号で除し、除した答えを排出事業者・排出事業場TELコードとして記憶保存する。
次に、収集運搬業者の電話番号3dに記載された電話番号を廃棄物分類コード6a(例 建設工事の木くず 0810000。)に定数(例1。)を連結した数字(例 08100001。)で除し、除した答えを収集運搬業者・廃棄物の種類TELコードとして記憶保存し、処分業者の電話番号4dに記載された電話番号を処分場(処分業者の処理施設。)の電話番号5dに記載された電話番号で除し、除した答えを処分業者・処分場TELコードとして記憶保存する。
上記の数式、廃棄物分類コード6a(例として建設工事の木くず0810000。)に定数(例として1。)を連結した数字(例として08100001。)を、廃棄物分類コード6a(例として建設工事の木くず0810000。)に定数(例として1。)を加算した数字(例として0810001。)にした場合は該加算した数字と一致する廃棄物分類コードの存在が予測され、余り得策ではないと考えられる。
そして、排出事業者・排出事業場TELコードが処分業者・処分場TELコードで除され、除された答えに収集運搬業者・廃棄物の種類TELコードが乗ぜられ、乗ぜられた答え、即ち産廃取引パターンTELコードが生成(Excelの数式(排出事業者の電話番号のセルを1d、排出事業場の電話番号のセルを2d、処分業者の電話番号のセルを4d、処分場の電話番号のセルを5d、収集運搬業者の電話番号のセルを3d、廃棄物分類コードのセルを6aと仮定して表示する。)で表示すると「=RIGHT(((1d/2d)/(4d/5d))*(3d/(6a&1))、30)。」となる。)され、生成された該コードが産廃取引パターン伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンTELコード伝票が該産廃取引パターンTELコードをキーに表計算ソフトのファイル名に設定され記憶保存され、記憶保存された該伝票が印刷指示により発行されるように構成することもできる。なお、電話番号は市外局番号、局番号、番号をそのまま羅列する上記方式と、市外局番号*局番号/番号のように乗ずるか、除する方式もあり、乗ずるか、除する方式の場合をExcelの数式(排出事業者1dの電話番号の市外局番号のセルを1dx、局番号を1dy、番号を1dzと、排出事業場2dの電話番号の市外局番号を2dx、局番号を2dy、番号を2dzと、処分業者4dの電話番号の市外局番号を4dx、局番号を4dy、番号を4dzと、処分場5dの電話番号の市外局番号を5dx、局番号を5dy、番号を5dzと、収集運搬業者3dの電話番号の市外局番号を3dx、局番号を3dy、番号を3dzと、廃棄物分類コードのセルを6aと仮定して表示する。)で表示すると「=RIGHT((((1dx*1dy/1dz)/(2dx*2dy/2dz))/((4dx*4dy/4dz)/(5dx*5dy/5dz)))*((3dx*3dy/3dz)/(6a&1))、30)。」となり、その答えが産廃取引パターンTELコード2として記憶保存され、記憶保存された該コードが産廃取引パターン伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンTELコード2伝票が該産廃取引パターンTELコード2をキーに表計算ソフトのファイル名に設定され記憶保存され、記憶保存された該伝票が印刷指示により発行されるように構成することもできる。なお、Excelの数式の最後の「、30」は計算式において発生した小数点以下の桁数を何桁まで表示させるかを指定する式で、本発明ではExcelの小数点以下の最大桁数「30」を指定している。
産廃取引パターン伝票である。

Claims (4)

  1. 電子Mによる産廃管理システムであって、
    電子Mの加入者端末は、
    排出事業者の加入者番号1aに記載されている加入者番号が排出事業場番号2aに記載されている排出事業場番号で除され、除された答えが排出事業者・排出事業場コードとして記憶保存される排出事業者・排出事業場コード生成・記憶保存手段と、
    処分業者の加入者番号4aに記載されている加入者番号が処分場(処分業者の処理施設。)の事業場番号5aに記載されている事業場番号で除され、除された答えが処分業者・処分場コードとして記憶保存される処分業者・処分場コード生成・記憶保存手段と、
    収集運搬業者の加入者番号3aに記載されている加入者番号が、廃棄物分類コード6aに記載されているコード(数字。)で除され、除された答えが収集運搬業者・廃棄物分類コードとして記憶保存される収集運搬業者・廃棄物分類コード生成・記憶保存手段と、
    表計算ソフトの産廃取引パターン伝票に産廃取引パターンを入力すれば、排出事業者・排出事業場コード生成・記憶保存手段により記憶保存された排出事業者・排出事業場コードが処分業者・処分場コード生成・記憶保存手段により記憶保存された処分業者・処分場コードで除され、除された答えに収集運搬業者・廃棄物分類コード生成・記憶保存手段により記憶保存された収集運搬業者・廃棄物分類コードが乗せられて、乗せられた答えが産廃取引パターンコードとして該伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコード伝票が記憶保存される産廃取引パターンコード伝票記憶保存手段と
    産廃取引パターンコード伝票記憶保存手段により記憶保存された産廃取引パターンコード伝票が印刷指示により発行される産廃取引パターンコード伝票発行手段と、
    を備えた産廃取引パターンコード伝票発行システム。
  2. 電子Mによる産廃管理システムであって、
    電子Mの加入者端末は、
    産廃取引パターンコード伝票記憶保存手段において記憶保存された産廃取引パターンコード伝票の産廃取引パターンコード7aに記載されている産廃取引パターンコードの下7桁が選択され、選択された該下7桁が産廃取引パターンコード7として産廃取引パターン伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコード7伝票が記憶保存される産廃取引パターンコード7伝票記憶保存手段と
    産廃取引パターンコード7伝票記憶保存手段により記憶保存された産廃取引パターンコード7伝票が印刷指示により発行される産廃取引パターンコード7伝票発行手段と、
    を備えた[請求項1]に関連する産廃取引パターンコード7伝票発行システム。
  3. 電子Mによる産廃管理方法であって、
    電子Mの加入者端末は、
    表計算ソフトの産廃取引パターン伝票に産廃取引パターンを入力すれば、排出事業者の加入者番号1aに記載されている加入者番号が排出事業場番号2aに記載されている排出事業場番号で除され、除された答えが排出事業者・排出事業場コードとして記憶保存されるステップと、
    処分業者の加入者番号4aに記載されている加入者番号が処分場(処分業者の処理施設。)の事業場番号5aに記載されている事業場番号で除され、除された答えが処分業者・処分場コードとして記憶保存されるステップと、
    収集運搬業者の加入者番号3aに記載されている加入者番号が、廃棄物分類コード6aに記載されているコード(数字。)で除され、除された答えが収集運搬業者・廃棄物分類コードとして記憶保存されるステップと、
    排出事業者・排出事業場コードとして記憶保存されるステップにより記憶保存された排出事業者・排出事業場コードが、処分業者・処分場コードとして記憶保存されるステップにより記憶保存された処分業者・処分場コードで除され、除された答えに、収集運搬業者・廃棄物分類コードとして記憶保存されるステップにより記憶保存された収集運搬業者・廃棄物分類コードが乗せられて、乗せられた答えが産廃取引パターンコードとして該伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコード伝票が記憶保存されるステップと
    上記ステップにより記憶保存された産廃取引パターンコード伝票が産廃取引パターンコード伝票発行ステップの印刷指示により発行されるステップと、
    を有することを特徴とする産廃管理方法。
  4. 電子Mによる産廃管理方法であって、
    電子Mの加入者端末は、
    [請求項3]のステップにおいて記憶保存された産廃取引パターンコード伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコードの下7桁が選択され、選択された産廃取引パターンコードの該下7桁が産廃取引パターン伝票の産廃取引パターンコード7aに記載された産廃取引パターンコード7伝票が記憶保存されるステップと、
    上記ステップにより記憶保存された産廃取引パターンコード7伝票が産廃取引パターンコード7伝票発行ステップの印刷指示により発行されるステップと、
    を有することを特徴とする[請求項3]に関連する産廃管理方法。
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