JP2010002524A - 投影光学系、露光装置、露光方法、およびデバイス製造方法 - Google Patents

投影光学系、露光装置、露光方法、およびデバイス製造方法 Download PDF

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【課題】 走査露光時の走査速度を高速化する。
【解決手段】 第1面(PN1)の像を第2面(PN2)に投影する投影光学系は、第1面と交差する所定平面(xz平面)に平行な第1光軸(AX1)を有する第1凹面鏡(CM1)および所定平面に垂直な第1平面鏡(FM1)を含み、第1面の第1領域(R1)と光学的に共役な第1共役面(C1)を形成する第1結像系(G1)と、所定平面に平行な第2光軸(AX2)を有する第2凹面鏡(CM2)および所定平面に垂直な第2平面鏡(FM2)を含み、第1面の第2領域(R2)と光学的に共役な第2共役面(C2)を形成する第2結像系(G2)と、第2面の第3領域(R3)と第1共役面とを光学的に共役にし、第2面の第4領域(R4)と第2共役面とを光学的に共役にする第3結像系(G3)とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば感光性基板にパターンを転写する走査型の露光装置に好適な投影光学系に関する。
液晶表示パネルは、プレート上に透明薄膜電極をフォトリソグラフィの手法でパターニングすることにより製造される。このフォトリソグラフィ工程においてマスクのパターンをプレート(感光性基板)に投影露光する装置として、例えばマルチレンズ方式の走査型の露光装置(以下、マルチ走査型の露光装置と呼ぶ。)が使用される。近年、液晶表示パネルの大型化に伴い、プレートおよびマスクがともに大型化する傾向がある。マスクは高価であり、大型化によりコストが増大する。そこで、マスクの大型化を回避するために、拡大倍率を有する複数の投影光学系を用いてマスクのパターン像をプレート上に拡大投影するマルチ走査型の露光装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−286580号公報
ところで、マルチ走査型の露光装置では、プレートの大型化によるスループットの低下を抑制すること、すなわちスループットを向上させることが要望されている。スループットの向上には走査露光時の走査速度の高速化が有効なことが知られている。本発明は、走査露光時の走査速度を高速化することのできる投影光学系、露光装置、露光方法およびデバイス製造方法を提供することを目的とする。
本発明の投影光学系では、第1面の像を第2面に投影する投影光学系において、前記第1面と交差する所定平面に平行な第1光軸を有する第1凹面鏡および前記所定平面に垂直な第1平面鏡を含み、前記第1面の第1領域と光学的に共役な第1共役面を形成する第1結像系と、前記所定平面に平行な第2光軸を有する第2凹面鏡および前記所定平面に垂直な第2平面鏡を含み、前記第1面の第2領域と光学的に共役な第2共役面を形成する第2結像系と、前記第2面の第3領域と前記第1共役面とを光学的に共役にし、前記第2面の第4領域と前記第2共役面とを光学的に共役にする第3結像系と、を備えたこと特徴とする。
本発明の露光装置では、本発明にかかる投影光学系と、マスクのパターンの面を前記第1面に配置させ、感光性基板の感光面を前記第2面に配置させて、前記マスクと前記感光性基板とを前記所定平面に平行に同期移動させるステージ機構と、前記ステージ機構が移動させる前記マスクのパターンおよび前記投影光学系を介して前記感光性基板を露光する照明装置とを備えることを特徴とする。
本発明の露光方法では、本発明にかかる投影光学系の前記第1面にマスクのパターンの面を配置し、前記投影光学系の前記第2面に感光性基板の感光面を配置し、前記マスクと前記感光性基板とを前記所定平面に平行に同期移動させつつ、前記投影光学系を介して前記パターンを前記感光性基板に転写することを特徴とする。
本発明のデバイス製造方法では、本発明にかかる露光装置あるいは露光方法を用いて、前記パターンを前記感光性基板に転写する露光工程と、前記パターンが転写された前記感光性基板を現像し、前記パターンに対応する形状の転写パターン層を前記感光性基板に形成する現像工程と、前記転写パターン層を介して前記感光性基板を加工する加工工程とを含むことを特徴とする。
本発明の投影光学系を露光装置に適用した場合、第1結像系および第3結像系に対応する露光領域(マスクのパターン像の投影領域)と第2結像系および第3結像系に対応する露光領域とが、投影光学系の光軸を挟んで走査方向に間隔を隔てて確保される。その結果、本発明では、光軸から走査方向に間隔を隔てた一方の側にしか露光領域が確保されない従来技術に比して、露光領域を走査方向に拡大することができ、ひいては走査露光時の走査速度を高速化することができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。本実施形態では、図1に示すように、複数(例示的に4つ)の投影光学系PL1,PL2,PL3,PL4に対してマスクMAおよびプレートPTを相対移動させつつマスクMAのパターンをプレートPTに投影露光するマルチ走査型の露光装置100に対して本発明を適用している。
本実施形態の露光装置100は、光源からの照明光でマスクMAのパターンを照明する照明装置IUと、マスクMAを保持して移動するマスクステージMST(参照符号だけを示す)と、マスクMAのパターンの拡大像をプレート(感光性基板)PT上に投影する投影光学装置PLSと、プレートPTを保持して移動する基板ステージPSTと、マスクステージMST及び基板ステージPSTを駆動するリニアモータ等を含むステージ駆動機構DRと、ステージ駆動機構DR等の動作を統括的に制御する主制御系CRとを備えている。プレートPTは、液晶表示素子製造用のフォトレジスト(感光材料)が塗布された矩形状で平板状のガラスプレートである。また、プレートPTの表面(感光面)は、一例として、マスクMAのパターンがそれぞれ転写される2つのパターン転写領域EP1,EP2に区分して主制御系CRに認識される。
以下、説明を容易するために、図1において、基板ステージPSTのガイド面(不図示)に垂直な方向にZ軸を、そのガイド面に平行な面内で走査露光時のプレートPTの走査方向に沿ってX軸を、ガイド面に平行な面内でX軸と直交する非走査方向に沿ってY軸を設定する。また、説明を容易するために、4つの投影光学系PL1〜PL4は互いに同じ構成を有し、区別しない場合には参照符号PLで表すものとする。本実施形態では、基板ステージPSTのガイド面は、マスクステージMSTのガイド面(不図示)に平行であり、走査露光時のマスクMAの走査方向はX軸に平行である。また、Z軸に平行な軸回りの回転方向をθZ方向とも呼ぶ。
照明装置IUでは、例えば光源部の4つ(投影光学系と同数)の送光部から、露光用の照明光(露光光)が射出される。露光光として、超高圧水銀ランプの射出光から選択されたi線(波長365nm)の光、またはYAGレーザの3倍高調波(波長355nm)よりなるパルス光が使用されている。4つの送光部から射出された照明光は、対応する4つの部分照明光学系(不図示)を介して、マスクMA上においてY方向に沿って間隔を隔てて一列に配置された4つの照明領域(照野領域)IF1,IF2,IF3,IF4をほぼ均一に照明する。各部分照明光学系は、例えば、コリメータレンズ、フライアイレンズ、集光レンズ、可変視野絞り、リレー光学系などを備えている。図1では、図面の明瞭化のために、照明領域IF1〜IF4を台形状に示しているが、本実施形態における照明領域IF1〜IF4の実際の形状については後述する。
マスクMAの照明領域IF1〜IF4からの光は、対応する4つの投影光学系PL1〜PL4を介して、プレートPT上の露光領域(像野領域又はイメージフィールド)EF1,EF2,EF3,EF4を露光する。投影光学系PL1〜PL4は、それぞれマスクMA側及びプレートPT側にテレセントリックであり、マスクMA側からプレートPT側へ拡大倍率を有する。露光領域EF1〜EF4の形状は、照明領域IF1〜IF4の形状を投影光学系PL1〜PL4の投影倍率で拡大した形状である。投影光学系PL1〜PL4及びこれらに対応する露光領域EF1〜EF4はY方向に間隔を隔てて一列に配置されている。
本実施形態では、4つの投影光学系PL1〜PL4を含んで投影光学装置PLSが構成され、各投影光学系PL1〜PL4は、それぞれマスクMA上の照明領域IF1〜IF4内のパターンを共通の拡大倍率βで拡大した投影像を、プレートPTの表面上の露光領域EF1〜EF4に形成する。投影光学系PL1〜PL4は、マスクMAのパターンのX方向(走査方向)に倒立でY方向(非走査方向)に正立の像を、プレートPT上に形成する。
マスクMAは、マスクホルダ(不図示)を介して、マスクステージMST上に吸着保持されている。マスクステージMST上にはX軸の移動鏡およびY軸の移動鏡が固定され、これらの移動鏡に対向するようにX軸のレーザ干渉計及びY軸のレーザ干渉計よりなるマスク側レーザ干渉計が配置されている。マスク側レーザ干渉計は、マスクステージMSTのX方向、Y方向の位置、及びマスクステージMSTのθZ方向の回転角を計測し、計測結果を主制御系CRに供給する。主制御系CRは、その計測値に基づいてリニアモータ等のステージ駆動機構DRを介して、マスクステージMSTのX方向、Y方向の位置及び速度、並びにθZ方向の回転角を制御する。
プレートPTは、基板ホルダ(不図示)を介して、基板ステージPST上に吸着保持されている。基板ステージPSTにはX軸の移動鏡51X及びY軸の移動鏡51Yが固定され、X軸の移動鏡51Xに対向するように計測用レーザビームをX軸に平行に照射するレーザ干渉計21XA,21XB,21XC及び補助レーザ干渉計21XDが配置されている。また、Y軸の移動鏡51Yに対向するように、計測用レーザビームをY軸に平行に照射するレーザ干渉計21YA及び補助レーザ干渉計21YBが配置されている。X軸のレーザ干渉計21XC及びY軸のレーザ干渉計21YAによって基板ステージPSTのX方向及びY方向の位置が計測され、X軸の両側のレーザ干渉計21XA,21XBによって走査露光時の基板ステージPSTのθZ方向の回転角が計測される。また、Y軸のレーザ干渉計21YA及び補助レーザ干渉計21YBによって、基板ステージPSTがY方向にステップ移動する際の、基板ステージPSTのθZ方向の回転角が計測される。
これらのレーザ干渉計21XA〜21XD,21YA,21YBよりなるプレート側レーザ干渉計の計測値は、主制御系CRに供給される。主制御系CRは、その計測値に基づいてリニアモータ等のステージ駆動機構DRを介して、基板ステージPSTのX方向、Y方向の位置及び速度を制御する。走査露光時には、マスクステージMSTがX方向に速度V/βで駆動されるのに同期して、基板ステージPSTはX方向に速度Vで駆動される。投影光学系PL1〜PL4の像はX方向に倒立像であるため、マスクステージMSTの走査方向と基板ステージPSTの走査方向とはX軸に沿って逆向きになる。
投影光学系PL1〜PL4の近傍には、プレートPTの位置合わせを行うための例えば画像処理方式のオフアクシス型のアライメント系ALGなどが配置されている。そのため、プレートPT上のパターン転写領域EP1及びEP2の近傍には、それぞれ複数のアライメントマークAM1及びAM2が形成されている。また、基板ステージPSTには、投影光学系PL1〜PL4を介して投影されるマスクMA上の位置計測用マークの像の位置を計測するためのアライメント系として、空間像計測系53が設置されている。
図2は、本実施形態にかかる投影光学系の基本構成を模式的に示す図である。図2を参照すると、本実施形態の投影光学系PLは、第1面PN1の像を第2面PN2に投影する光学系であって、第1面PN1の第1領域R1と光学的に共役な第1共役面C1を形成する第1結像系G1と、第1面PN1の第2領域R2と光学的に共役な第2共役面C2を形成する第2結像系G2と、第2面PN2の第3領域R3と第1共役面C1とを光学的に共役にし、第2面PN2の第4領域R4と第2共役面C2とを光学的に共役にする第3結像系G3とを備えている。図2では、第1面PN1に垂直な方向にz軸を、z軸と直交する面内において図2の紙面に垂直な方向にy軸を、z軸と直交する面内において図2の紙面に平行な方向にx軸を設定している。
第1結像系G1は、xy平面に平行に延びる第1面PN1と交差するxz平面に平行な光軸(第1結像系G1の光軸AX1のうちx軸に平行な方向に延びる光軸部分)AX1を有する第1凹面鏡CM1、およびxz平面に垂直な反射面を有する第1平面鏡FM1を含む。第2結像系G2は、xz平面に平行な光軸(第2結像系G2の光軸AX2のうちz軸に平行な方向に延びる光軸部分)AX2を有する第2凹面鏡CM2、およびxz平面に垂直な反射面を有する第2平面鏡FM2を含む。後述する各実施例では、第1面PN1と第2面PN2とは平行であり、第1結像系G1および第2結像系G2は反射屈折光学系である。第3結像系G3は、xz平面に垂直な反射面を有する第3平面鏡FM3を含む屈折光学系である。
また、各実施例では、第1平面鏡FM1の反射面と第2平面鏡FM2の反射面とは平行であり且つ反対向きに配置され、第1平面鏡FM1と第2平面鏡FM2とは一体に形成されている。また、各実施例では、第1平面鏡FM1は第1領域R1からの光の光路に沿って第1凹面鏡CM1よりも第1面PN1側に配置され、第2平面鏡FM2は第2領域R2からの光の光路に沿って第2凹面鏡CM2よりも第2共役面C2側に配置されている。また、各実施例では、第1結像系G1、第2結像系G2および第3結像系G3の少なくとも1つが、第1領域R1から第3領域R3までの第1光路と第2領域R2から第4領域R4までの第2光路との光路長差を補正する補正部材FAを有する。補正部材FAは、例えば平行平板ガラスおよび非球面レンズの少なくとも一方を含み、光路長差の補正機能および収差の補正機能を有する。補正部材FAの形状、数、配置などについては様々な形態が可能である。
本実施形態の投影光学系PLでは、第1領域R1から第1共役面C1への第1結像系G1の倍率をMG1とし、第2領域R2から第2共役面C2への第2結像系G2の倍率をMG2とするとき、次の条件式(1)および(2)を満足する。また、本実施形態の投影光学系PLでは、第1面PN1から第2面PN2への投影光学系PLの倍率をMGとし、第1結像系G1の焦点距離をF1とし、第2結像系G2の焦点距離をF2とし、第3結像系G3の焦点距離をF3とするとき、次の条件式(3)および(4)を満足する。
0.9<|MG1|<1.2 (1)
0.9<|MG2|<1.2 (2)
0.9<|MG/(F3/F1)|<1.4 (3)
0.9<|MG/(F3/F2)|<1.4 (4)
条件式(1)の上限値および下限値により規定される範囲を逸脱すると、第1結像系G1中の第1凹面鏡CM1に対する入射光と反射光との対称性(光軸AX1に対する対称性)が崩れて、第1結像系G1における収差補正、ひいては投影光学系PLにおける収差補正が困難になる。同様に、条件式(2)の上限値および下限値により規定される範囲を逸脱すると、第2結像系G2中の第2凹面鏡CM2に対する入射光と反射光との対称性(光軸AX2に対する対称性)が崩れて、第2結像系G2における収差補正、ひいては投影光学系PLにおける収差補正が困難になる。なお、さらに良好な収差補正を行うには、条件式(1)の下限値および条件式(2)の下限値を1.0に設定することが好ましい。
条件式(3)および(4)の上限値を上回ると、第3結像系G3の画角に関係する収差、例えば歪曲収差(ディストーション)、非点収差などの補正が困難になる。条件式(3)および(4)の下限値を下回ると、第1面PN1と第2面PN2との間の空間(図1の露光装置に適用された場合にはマスクMAとプレートPTとの間の空間)に収まるべき第2結像系G2(場合によっては第1結像系G1)がz方向に長くなり過ぎて、第2結像系G2中の第2凹面鏡CM2(場合によっては第1結像系G1中の第1凹面鏡CM1)の配置が困難になる。
後述の第1実施例および第2実施例では、拡大倍率を有する投影光学系PLの第1面PN1にマスクMAのパターン面を配置し、第2面PN2にプレートPTの感光面を配置し、図1のX,Y,Z方向と図2のx,y,z方向とを平行に設定している。この場合、図3に示すように、プレートPTの感光面には、第3結像系G3の光軸AX3を中心とする半径Raの円31と光軸AX3からX方向に距離Rbだけ間隔を隔ててY方向に延びる一対の直線32,33とにより規定される一対の有効結像領域34,35が確保される。ここで、「有効結像領域」とは、投影光学系PLの像面において収差が所望の状態に補正された領域を意味している。
したがって、照明装置IU内の可変視野絞りの作用により、第1結像系G1および第3結像系G3に対応する第1有効結像領域34内に台形状の第1露光領域EFaが設定され、第2結像系G2および第3結像系G3に対応する第2有効結像領域35内に台形状の第2露光領域EFbが設定される。そして、マスクMAのパターン面には、一対の台形状の露光領域EFa,EFbに対応するように、一対の台形状の照明領域IFa,IFb(不図示)が形成される。すなわち、図4に示すように、第2投影光学系PL2に対応して、プレートPTの感光面にはX方向に間隔を隔てた一対の台形状の露光領域EF2a,EF2bが形成され、マスクMAのパターン面にはX方向に間隔を隔てた一対の台形状の照明領域IF2a,IF2bが形成される。
同様に、第2投影光学系PL2からY方向に間隔を隔てて配置された第3投影光学系PL3に対応して、プレートPTの感光面にはX方向に間隔を隔てた一対の台形状の露光領域EF3a,EF3bが形成され、マスクMAのパターン面にはX方向に間隔を隔てた一対の台形状の照明領域IF3a,IF3bが形成される。図4では、第2投影光学系PL2および第3投影光学系PL3に対応する露光領域および照明領域だけを示しているが、他の投影光学系PL1,PL4についても同様である。
以下、説明を簡単にするために、各露光領域の形状および大きさは互いに同じであり、各露光領域の一対の斜辺の中点を結ぶ線分と隣り合う2つの露光領域の対向する斜辺の中点を結ぶ線分とは互いに同じ長さLdに設定されているものとする。この場合、マスクMAを矢印MDで示すように+X方向に移動させ且つプレートPTを矢印PDで示すように−X方向に移動させる1回目の走査露光により、例えば第1転写領域EP1の約半分の領域の投影露光が行われる。次いで、プレートPTをY方向に距離Ldだけステップ移動させた後、マスクMAを矢印MDで示す方向とは逆方向の−X方向に移動させ且つプレートPTを矢印PDで示す方向とは逆方向の+X方向に移動させる2回目の走査露光により、第1転写領域EP1の残りの領域の投影露光が行われる。
このように、本実施形態では、第1結像系G1および第3結像系G3に対応する台形状の第1露光領域EFaと第2結像系G2および第3結像系G3に対応する台形状の第2露光領域EFbとが、投影光学系の光軸を挟んで走査方向(X方向)に間隔を隔てて確保される。これに対し、マルチ走査型の露光装置に用いられる従来の反射屈折投影光学系では、光軸から走査方向に間隔を隔てた一方の側にしか露光領域が確保されない。その結果、本実施形態では、従来技術に比してマスクのパターン像の投影領域である露光領域を走査方向に拡大することができ、ひいては走査露光時の走査速度を高速化することができる。
なお、図2の投影光学系を、第2面PN2の像を第1面PN1に投影する光学系として用いることも可能である。第3実施例では、第1面PN1から第2面PN2へ縮小倍率を有する光学系を、第2面PN2を物体面とし第1面PN1を像面とすることにより、拡大倍率を有する投影光学系として使用している。具体的には、投影光学系PLの第2面PN2にマスクMAのパターン面を配置し、投影光学系PLの第1面PN1にプレートPTの感光面を配置している。この場合も、第1実施例および第2実施例と同様に、拡大倍率を有する投影光学系の光軸(第1面PN1における第1結像系G1の光軸AX1および第2結像系G2の光軸AX2)を挟んで走査方向に間隔を隔てた一対の台形状の露光領域を確保することができ、ひいては走査露光時の走査速度を高速化することができる。
また、本実施形態では、第1結像系G1中の第1平面鏡FM1および第2結像系G2中の第2平面鏡FM2が、第1凹面鏡CM1の光軸AX1および第2凹面鏡CM2の光軸AX2を含むxz平面に垂直な反射面を有するので、3つの結像系G1〜G3の光軸AX1〜AX3が1つの平面(xz平面)に沿って配置される。その結果、マルチ走査型の露光装置において隣り合う投影光学系同士の機械的な干渉を引き起こすことなく、複数の投影光学系を非走査方向(Y方向)に沿って所要の間隔を隔てて配置することができるという利点がある。なお、各露光領域の形状、大きさ、配置などについては、様々な変形例が可能である。
また、本実施形態では、投影光学系の光軸を挟んで走査方向に間隔を隔てて第1露光領域EFaと第2露光領域EFbとが確保されるため、FLEX法を利用した露光を容易かつ高速に行うことができる。「FLEX(Focus Latitude enhancement EXposure)法」とは、同一パターンを焦点位置を変えて複数回露光する露光方法であって、見かけ上の焦点深度を拡大することができる露光方法である。FLEX法は、例えば特開昭63−42122号公報で提案されている。本実施形態では、第1露光領域EFaと第2露光領域EFbとの間で焦点位置に差を設け、マスクMA上の同一パターンをこの各露光領域において一度の走査露光中に2回露光することで、FLEX法による露光を行うことができる。従来のFLEX法では焦点位置の変更と露光動作とを繰り返す必要があったのに対し、本実施形態によるFLEX法では、一度の走査露光によって実施することができるため、その高速化が可能となる。
第1露光領域EFaと第2露光領域EFbとの間で焦点位置に差を設けるには、例えばプレートPTを光軸AX3に対して走査方向に傾斜させた状態で走査するとよい。また、補正部材FA、第1結像系G1および第2結像系G2のうち少なくとも1つの構成に基づいて、第1露光領域EFaと第2露光領域EFbとに対する焦点位置に予め差を設けることもできる。あるいは、補正部材FAと同様に第1光路と第2光路との光路長を補正する部材(例えば、平行平面ガラス)を、第1露光領域EFaおよび第2露光領域EFbの少なくとも一方に対応する光路中の像空間もしくは物体空間に挿脱可能に配置してもよい。以下、各実施例の詳細について説明する。
[第1実施例]
図5は、本実施形態の第1実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図である。第1実施例の投影光学系PLにおいて、第1結像系G1は、マスクMAの台形状の第1照明領域IFaからの光の入射順に、第1平面鏡FM1と、3つのレンズL11、L12およびL13と、第1凹面鏡CM1とを備えている。レンズL11〜L13、および第1凹面鏡CM1は、第1結像系G1の光軸AX1のうちX方向に直線状に延びる軸線部分に沿って配置されている。したがって、第1照明領域IFaからの光は、第1平面鏡FM1によって反射され、レンズL11〜L13を順次経て、第1凹面鏡CM1によって反射され、レンズL13〜L11を順次経た後に、第1共役面C1(不図示)に第1照明領域IFa内のパターンの中間像を形成する。
第2結像系G2は、マスクMAの台形状の第2照明領域IFbからの光の入射順に、3つのレンズL21、L22およびL23と、第2凹面鏡CM2と、第2平面鏡FM2とを備えている。レンズL21〜L23、および第2凹面鏡CM2は、第2結像系G2の光軸AX2のうちZ方向に直線状に延びる軸線部分に沿って配置されている。したがって、第2照明領域IFbからの光は、レンズL21〜L23を順次経て、第2凹面鏡CM2によって反射され、レンズL23〜L21を順次経て、第2平面鏡FM2によって反射された後に、第2共役面C2(不図示)に第2照明領域IFb内のパターンの中間像を形成する。
第3結像系G3は、光の入射順に、4つのレンズL31、L32、L33およびL34と、開口絞りASと、レンズL35と、第3平面鏡FM3と、7つのレンズL36、L37、L38、L39、L310、L311およびL312とを備えている。また、第1共役面C1とレンズL31との間の光路中には、平行平板ガラスからなる補正部材FAが配置されている。
したがって、第1共役面C1を通過した光は、補正部材FA、レンズL31〜L34、開口絞りAS、およびレンズL35を順次経て、第3平面鏡FM3によって反射され、レンズL36〜L312を順次経た後に、プレートPTの台形状の第1露光領域EFaに、第1照明領域IFa内のパターンの拡大像を形成する。また、第2共役面C2を通過した光は、レンズL31〜L34、開口絞りAS、およびレンズL35を順次経て、第3平面鏡FM3によって反射され、レンズL36〜L312を順次経た後に、プレートPTの台形状の第2露光領域EFbに、第2照明領域IFb内のパターンの拡大像を形成する。
第1実施例において、第1平面鏡FM1の反射面と第2平面鏡FM2の反射面とのX方向に沿った間隔(すなわち光軸AX1と光軸AX2とのX方向に沿った間隔:図2を参照)d12は、5.0mmである。
次の表(1)に、第1実施例にかかる投影光学系PLの諸元の値を掲げる。表(1)の主要諸元において、λは露光光の中心波長を、MGは投影光学系PLの第1面PN1から第2面PN2への倍率、すなわちマスクMAからプレートPTへの倍率を、NAは物体側(マスクMA側)開口数をそれぞれ表している。また、表(1)の光学部材諸元において、面番号は光の入射側からの面の順序を、rは各面の曲率半径(非球面の場合には頂点曲率半径:mm)を、dは各面の軸上間隔すなわち当該面から次の面までの光軸に沿った間隔(mm)を、nは中心波長に対する媒質の屈折率をそれぞれ示している。なお、面間隔dおよび屈折率nは、反射される度にその符号を変えるものとする。表(1)における表記は、以降の表(3)および(5)においても同様である。
表(1)
(主要諸元) λ=365nm, NA=0.135, MG=2.5
(光学部材諸元:第1結像系G1+第3結像系G3)
面番号 r d n 光学部材
物体面 ∞ 97.550 1
1 ∞ -139.780 -1 FM1
2 761.818 -28.139 -1.48738 L11
3 281.410 -45.498 -1
4 -345.839 -44.998 -1.48738 L12
5 920.018 -305.706 -1
6 208.925 -29.046 -1.47455 L13
7 -1875.464 -16.510 -1
8 341.727 16.510 1 CM1
9 -1875.464 29.046 1.47455 L13
10 208.925 305.706 1
11 920.018 44.998 1.48738 L12
12 -345.839 45.498 1
13 281.410 28.139 1.48738 L11
14 761.818 139.780 1
15 ∞ 25.085 1
16 ∞ 4.702 1 (C1)
17 ∞ 15.519 1.47455 FA
18 ∞ 47.888 1
19 505.434 28.000 1.48738 L31
20 -402.588 6.814 1
21 -192.816 20.355 1.47455 L32
22 -362.693 63.641 1
23 297.153 45.000 1.47455 L33
24 -1026.107 45.562 1
25 266.464 20.000 1.47455 L34
26 -2373.749 113.250 1
27 ∞ 10.000 1 (AS)
28 205.426 20.000 1.47455 L35
29 365.190 59.695 1
30 ∞ -85.465 -1 FM3
31 122.912 -20.000 -1.48738 L36
32 193.386 -2.000 -1
33 889.339 -20.000 -1.47455 L37
34 245.239 -89.055 -1
35 257.773 -19.000 -1.48738 L38
36 -2414.032 -9.703 -1
37 1232.175 -30.000 -1.47455 L39
38 236.226 -2.000 -1
39 -794.858 -32.000 -1.47455 L310
40 539.431 -478.112 -1
41 1585.527 -32.000 -1.47455 L311
42 512.500 -3.000 -1
43 ∞ -33.000 -1.47455 L312
44 ∞ -60.000 -1
(光学部材諸元:第2結像系G2+第3結像系G3)
面番号 r d n 光学部材
物体面 ∞ 97.550 1
1 ∞ 140.545 1
2 -900.486 28.000 1.48738 L21
3 -301.318 19.922 1
4 364.550 45.000 1.48738 L22
5 -783.172 310.089 1
6 -214.029 29.000 1.47455 L23
7 1951.163 15.912 1
8 -336.459 -15.912 -1 CM2
9 1951.163 -29.000 -1.47455 L23
10 -214.029 -310.089 -1
11 -783.172 -45.000 -1.48738 L22
12 364.550 -19.922 -1
13 -301.318 -28.000 -1.48738 L21
14 -900.486 -140.545 -1
15 ∞ 25.190 1 FM2
16 ∞ 63.005 1 (C2)
17 505.434 28.000 1.48738 L31
18 -402.588 6.814 1
19 -192.816 20.355 1.47455 L32
20 -362.693 63.641 1
21 297.153 45.000 1.47455 L33
22 -1026.107 45.562 1
23 266.464 20.000 1.47455 L34
24 -2373.749 113.250 1
25 ∞ 10.000 1 (AS)
26 205.426 20.000 1.47455 L35
27 365.190 59.695 1
28 ∞ -85.465 -1 FM3
29 122.912 -20.000 -1.48738 L36
30 193.386 -2.000 -1
31 889.339 -20.000 -1.47455 L37
32 245.239 -89.055 -1
33 257.773 -19.000 -1.48738 L38
34 -2414.032 -9.703 -1
35 1232.175 -30.000 -1.47455 L39
36 236.226 -2.000 -1
37 -794.858 -32.000 -1.47455 L310
38 539.431 -478.112 -1
39 1585.527 -32.000 -1.47455 L311
40 512.500 -3.000 -1
41 ∞ -33.000 -1.47455 L312
42 ∞ -60.000 -1
(条件式対応値)
MG1=1.03, MG2=1.03, F1=1596.5mm, F2=1596.6mm, F3=2984.9mm
(1)|MG1|=1.03, (2)|MG2|=1.03, (3)|MG/(F3/F1)|=1.337, (4)|MG/(F3/F2)|=1.337
次の表(2)に、第1実施例にかかる投影光学系PLにおける像高(光軸AX3からの距離)と波面収差のRMS値(root mean square:自乗平均平方根あるいは平方自乗平均)Wrmsとの関係を掲げる。表(2)を参照すると、図3においてRa=109.5mmおよびRb=35mmによって規定される一対の有効結像領域34,35に達する光線に関して波面収差が良好に補正されていることがわかる。なお、表(2)における表記は、以降の表(4)および(6)においても同様である。
表(2)
(第1結像系G1+第3結像系G3)
像高[mm] 35 60 85 109.5
Wrms[λ] 13.4mλ 19.1mλ 18.3mλ 35.7mλ
(第2結像系G2+第3結像系G3)
像高[mm] 35 60 85 109.5
Wrms[λ] 1.6mλ 3.7mλ 5.5mλ 5.1mλ
[第2実施例]
図6は、本実施形態の第2実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図である。第2実施例の投影光学系PLにおいて、第1結像系G1は、マスクMAの台形状の第1照明領域IFaからの光の入射順に、第1平面鏡FM1と、5つのレンズL11、L12、L13、L14およびL15と、第1凹面鏡CM1とを備えている。レンズL11〜L15、および第1凹面鏡CM1は、第1結像系G1の光軸AX1のうちX方向に直線状に延びる軸線部分に沿って配置されている。したがって、第1照明領域IFaからの光は、第1平面鏡FM1によって反射され、レンズL11〜L15を順次経て、第1凹面鏡CM1によって反射され、レンズL15〜L11を順次経た後に、第1共役面C1(不図示)に第1照明領域IFa内のパターンの中間像を形成する。
第2結像系G2は、マスクMAの台形状の第2照明領域IFbからの光の入射順に、5つのレンズL21、L22、L23、L24およびL25と、第2凹面鏡CM2と、第2平面鏡FM2とを備えている。レンズL21〜L25、および第2凹面鏡CM2は、第2結像系G2の光軸AX2のうちZ方向に直線状に延びる軸線部分に沿って配置されている。したがって、第2照明領域IFbからの光は、レンズL21〜L25を順次経て、第2凹面鏡CM2によって反射され、レンズL25〜L21を順次経て、第2平面鏡FM2によって反射された後に、第2共役面C2(不図示)に第2照明領域IFb内のパターンの中間像を形成する。
第3結像系G3は、光の入射順に、5つのレンズL31、L32、L33、L34およびL35と、開口絞りASと、第3平面鏡FM3と、7つのレンズL36、L37、L38、L39、L310、L311およびL312とを備えている。また、レンズL312とプレートPTとの間において、第1照明領域IFaからの光の光路中には非球面レンズからなる補正部材FAaが配置され、第2照明領域IFbからの光の光路中には平行平板ガラスからなる補正部材FAbが配置されている。
したがって、第1共役面C1を通過した光は、レンズL31〜L35、および開口絞りASを順次経て、第3平面鏡FM3によって反射され、レンズL36〜L312、および補正部材FAaを順次経た後に、プレートPTの台形状の第1露光領域EFaに、第1照明領域IFa内のパターンの拡大像を形成する。また、第2共役面C2を通過した光は、レンズL31〜L35、および開口絞りASを順次経て、第3平面鏡FM3によって反射され、レンズL36〜L312、および補正部材FAbを順次経た後に、プレートPTの台形状の第2露光領域EFbに、第2照明領域IFb内のパターンの拡大像を形成する。なお、第2実施例において、第1平面鏡FM1の反射面と第2平面鏡FM2の反射面とのX方向に沿った間隔d12は、4.0mmである。
次の表(3)に、第2実施例にかかる投影光学系PLの諸元の値を掲げる。第2実施例において、非球面は、光軸に垂直な方向の高さをyとし、非球面の頂点における接平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸に沿った距離(サグ量)をzとし、頂点曲率半径をrとし、円錐係数をκとし、m次の非球面係数をCmとしたとき、以下の数式(a)で表される。表(3)において、非球面形状に形成されたレンズ面には面番号の右側に*印を付している。なお、表(3)の各非球面において、円錐係数κは0である。
z=(y2/r)/[1+{1−(1+κ)・y2/r21/2]+C4・y4+C6・y6
+C8・y8+C10・y10+C12・y12+C14・y14 (a)
表(3)
(主要諸元) λ=355nm, NA=0.1625, MG=2.5
(光学部材諸元:第1結像系G1+第3結像系G3)
面番号 r d n 光学部材
物体面 ∞ 87.342 1
1 ∞ -126.952 1 FM1
2 -6895.471 -41.751 1.48892 L11
3 230.648 -137.214 1
4 -987.354 -45.000 1.48892 L12
5 725.122 -27.685 1
6 -809.697 -28.110 1.47616 L13
7 -325.838 -16.160 1
8 -198.047 -40.533 1.48892 L14
9 -475.815 -254.850 1
10 156.047 -44.329 1.47616 L15
11* -783.205 -27.126 1
12* 316.450 27.126 -1 CM1
13* -783.205 44.329 -1.47616 L15
14 156.047 254.850 -1
15 -475.815 40.533 -1.48892 L14
16 -198.047 16.160 -1
17 -325.838 28.110 -1.47616 L13
18 -809.697 27.685 -1
19 725.122 45.000 -1.48892 L12
20 -987.354 137.214 -1
21 230.648 41.751 -1.48892 L11
22 -6895.471 126.952 -1
23 ∞ 14.000 -1 (C1)
24 ∞ 115.673 -1
25 -523.860 26.000 -1.48892 L31
26 -238.910 2.000 -1
27 215.235 26.000 -1.48892 L32
28 -238.188 5.907 -1
29 -131.145 26.000 -1.47616 L33
30* 349.092 3.327 -1
31 384.261 26.000 -1.48892 L34
32 -307.703 2.000 -1
33 444.705 26.000 -1.48892 L35
34 -201.825 7.383 -1
35 ∞ 105.315 -1 (AS)
36 ∞ -100.168 1 FM3
37 -680.162 -24.000 1.47616 L36
38 -15314.644 -39.613 1
39 125.513 -31.000 1.48892 L37
40 474.228 -2.000 1
41 -8908.036 -44.127 1.47616 L38
42 270.289 -10.874 1
43 -551.710 -35.000 1.47616 L39
44 2825.833 -56.099 1
45 -354.854 -46.750 1.47616 L310
46 6994.560 -46.013 1
47 -382.962 -35.000 1.47616 L311
48 -204.528 -22.710 1
49 -354.078 -35.000 1.47616 L312
50* -2400.000 -14.297 1
51 ∞ -60.000 1.47616 FAa
52* ∞ -50.000 1
(非球面データ:第1結像系G1+第3結像系G3)
11面: C4=0.936383×10-8 C6=-0.346215×10-12 C8=0.209507×10-16 C10=0.159774×10-20
C12=-0.437772×10-24 C14=-0.176150×10-29
12面: C4=-0.532092×10-9 C6=0.389298×10-13 C8=-0.117990×10-16 C10=0.175825×10-20
C12=-0.276160×10-24 C14=0.259092×10-28
13面: C4=0.936383×10-8 C6=-0.346215×10-12 C8=0.209507×10-16 C10=0.159774×10-20
C12=-0.437772×10-24 C14=-0.176150×10-29
30面: C4=0.591200×10-7 C6=-0.100553×10-12 C8=0.367035×10-15 C10=-0.752956×10-18
C12=0.547550×10-21 C14=-0.147884×10-24
50面: C4=-0.108864×10-7 C6=-0.118850×10-12 C8=-0.491523×10-17 C10=0.179995×10-21
C12=-0.152600×10-25 C14=0.243129×10-30
52面: C4=-0.191593×10-8 C6=0.935571×10-14 C8=-0.218771×10-17 C10=0.248606×10-21
C12=-0.118976×10-25 C14=0.196158×10-30
(光学部材諸元:第2結像系G2+第3結像系G3)
面番号 r d n 光学部材
物体面 ∞ 87.343 1
1 ∞ 128.673 1
2 -1861435.3 40.919 1.48892 L21
3 -238.069 2.000 1
4 380.638 40.159 1.48892 L22
5 -804.693 2.000 1
6 565.778 28.000 1.47616 L23
7 236.143 2.000 1
8 183.253 35.341 1.48892 L24
9 429.440 223.368 1
10 -161.129 40.347 1.47616 L25
11* 705.996 24.846 1
12 -291.710 -24.846 -1 CM2
13* 705.996 -40.347 -1.47616 L25
14 -161.129 -223.368 -1
15 429.440 -35.341 -1.48892 L24
16 183.253 -2.000 -1
17 236.143 -28.000 -1.47616 L23
18 565.778 -2.000 -1
19 -804.693 -40.159 -1.48892 L22
20 380.638 -2.000 -1
21 -238.069 -40.919 -1.48892 L21
22 -1861435.3 -128.673 -1
23 ∞ 10.000 1 (C2)
24 ∞ 115.673 1 FM2
25 -523.860 26.000 1.48892 L31
26 -238.910 2.000 1
27 215.235 26.000 1.48892 L32
28 -238.188 5.907 1
29 -131.145 26.000 1.47616 L33
30* 349.092 3.327 1
31 384.261 26.000 1.48892 L34
32 -307.703 2.000 1
33 444.705 26.000 1.48892 L35
34 -201.825 7.383 1
35 ∞ 105.315 1 (AS)
36 ∞ -100.168 -1 FM3
37 -680.162 -24.000 -1.47616 L36
38 -15314.644 -39.613 -1
39 125.513 -31.000 -1.48892 L37
40 474.228 -2.000 -1
41 -8908.036 -44.127 -1.47616 L38
42 270.289 -10.874 -1
43 -551.710 -35.000 -1.47616 L39
44 2825.833 -56.099 -1
45 -354.854 -46.750 -1.47616 L310
46 6994.560 -46.013 -1
47 -382.962 -35.000 -1.47616 L311
48 -204.528 -22.710 -1
49 -354.078 -35.000 -1.47616 L312
50* -2400.000 -14.297 -1
51 ∞ -60.000 -1.47616 FAb
52 ∞ -49.999 -1
(非球面データ:第2結像系G2+第3結像系G3)
11面: C4=-0.157293×10-8 C6=0.244229×10-12 C8=0.952008×10-17 C10=-0.371192×10-20
C12=0.752335×10-24 C14=-0.597482×10-28
13面: C4=-0.157293×10-8 C6=0.244229×10-12 C8=0.952008×10-17 C10=-0.371192×10-20
C12=0.752335×10-24 C14=-0.597482×10-28
30面: C4=0.591200×10-7 C6=-0.100553×10-12 C8=0.367035×10-15 C10=-0.752956×10-18
C12=0.547550×10-21 C14=-0.147884×10-24
50面: C4=-0.108864×10-7 C6=-0.118850×10-12 C8=-0.491523×10-17 C10=0.179995×10-21
C12=-0.152600×10-25 C14=0.243129×10-30
(条件式対応値)
MG1=1.19, MG2=1.19, F1=231mm, F2=243.2mm, F3=617.5mm
(1)|MG1|=1.19, (2)|MG2|=1.19, (3)|MG/(F3/F1)|=0.935, (4)|MG/(F3/F2)|=0.985
次の表(4)に、第2実施例にかかる投影光学系PLにおける像高(光軸AX3からの距離)と波面収差のRMS値Wrmsとの関係を掲げる。表(4)を参照すると、図3のRa=113mmおよびRb=39mmによって規定される有効結像領域34,35に関して波面収差が良好に補正されていることがわかる。
表(4)
(第1結像系G1+第3結像系G3)
像高[mm] 39 61 94 113
Wrms[λ] 21.0mλ 20.7mλ 20.1mλ 9.9mλ
(第2結像系G2+第3結像系G3)
像高[mm] 39 61 94 113
Wrms[λ] 1.6mλ 5.4mλ 3.4mλ 6.9mλ
[第3実施例]
図7は、本実施形態の第3実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図である。第3実施例の投影光学系PLにおいて、第3結像系G3は、マスクMAの台形状の第1照明領域IFaおよび第2照明領域IFbからの光の入射順に、2つのレンズL37およびL36と、開口絞りASと、4つのレンズL35、L34、L33およびL32と、第3平面鏡FM3と、レンズL31とを備えている。また、マスクMAとレンズL37との間において、第1照明領域IFaからの光の光路中には平行平板ガラスからなる補正部材FAa3が配置され、第2照明領域IFbからの光の光路中には平行平板ガラスからなる補正部材FAb2が配置されている。
したがって、第1照明領域IFaからの光は、補正部材FAa3、レンズL37およびL36、開口絞りAS、レンズL35〜L32を順次経て、第3平面鏡FM3によって反射され、レンズL31を介して、第1共役面C1(不図示)に第1照明領域IFa内のパターンの中間像を形成する。第2照明領域IFbからの光は、補正部材FAb2、レンズL37およびL36、開口絞りAS、レンズL35〜L32を順次経て、第3平面鏡FM3によって反射され、レンズL31を介して、第2共役面C2(不図示)に第2照明領域IFb内のパターンの中間像を形成する。
第1結像系G1は、第1共役面C1からの光の入射順に、第1結像系G1と第2結像系G2とに共通の3つのレンズLC3、LC2およびLC1と、平行平板ガラスからなる補正部材FAa2と、2つのレンズL13およびL14と、第1凹面鏡CM1と、第1平面鏡FM1と、2つのレンズL12およびL11と、平行平板ガラスからなる補正部材FAa1とを備えている。したがって、第1共役面C1を通過した光は、レンズLC3〜LC1、補正部材FAa2、レンズL13およびL14を順次経て、第1凹面鏡CM1によって反射され、レンズL14およびL13を順次経て、第1平面鏡FM1によって反射され、レンズL12、レンズL11、および補正部材FAa1を順次経た後に、プレートPTの台形状の第1露光領域EFaに、第1照明領域IFa内のパターンの拡大像を形成する。
第2結像系G2は、第2共役面C2からの光の入射順に、3つの共通レンズLC3〜LC1と、第2平面鏡FM2と、2つのレンズL23およびL24と、第2凹面鏡CM2と、2つのレンズL22およびL21と、平行平板ガラスからなる補正部材FAb1とを備えている。したがって、第2共役面C2を通過した光は、共通レンズLC3〜LC1を順次経て、第2平面鏡FM2によって反射され、レンズL23およびL24を順次経て、第2凹面鏡CM2によって反射され、レンズL24およびL23を順次経て、レンズL22、レンズL21、および補正部材FAb1を順次経た後に、プレートPTの台形状の第2露光領域EFbに、第2照明領域IFb内のパターンの拡大像を形成する。なお、第3実施例において、第1平面鏡FM1の反射面と第2平面鏡FM2の反射面とのX方向に沿った間隔dは、7.0mmである。
次の表(5)に、第3実施例にかかる投影光学系PLの諸元の値を掲げる。表(5)の主要諸元において、MGは投影光学系PLの第1面PN1から第2面PN2への倍率、すなわちプレートPTからマスクMAへの倍率を表している。
表(5)
(主要諸元) λ=365nm, NA=0.135, MG=1/2.5=0.4
(光学部材諸元:第3結像系G3+第1結像系G1)
面番号 r d n 光学部材
物体面 ∞ 25.000 1
1 ∞ 11.058 1
2 ∞ 30.192 1.47455 FAa3
3 ∞ 22.631 1
4 1307.918 26.545 1.47455 L37
5 -143.829 89.544 1
6 -1406.514 45.000 1.47455 L36
7 -274.303 103.461 1
8 ∞ 222.231 1 (AS)
9 951.099 34.115 1.48738 L35
10 -324.049 4.470 1
11 974.038 29.579 1.48738 L34
12 -504.354 2.000 1
13 450.320 28.694 1.48738 L33
14 -1902.389 22.970 1
15 -432.584 28.005 1.47455 L32
16 275.910 422.823 1
17 ∞ -165.710 -1 FM3
18 -3083.093 -35.492 -1.48738 L31
19 368.603 -14.542 -1
20 ∞ -10.000 -1 (C1)
21 -602.029 -30.000 -1.48738 LC3
22 3498.351 -16.848 -1
23 424.413 -30.000 -1.47455 LC2
24 86352.199 -2.000 -1
25 -570.084 -30.000 -1.48738 LC1
26 -1345.432 -20.863 -1
27 ∞ -21.811 -1.47455 FAa2
28 ∞ -100.000 -1
29 ∞ -0.222 -1
30 ∞ -340.649 -1
31 -799.959 -45.000 -1.48738 L13
32 841.927 -319.474 -1
33 210.643 -36.585 -1.47455 L14
34 -15412.884 -8.420 -1
35 403.656 8.420 1 CM1
36 -15412.884 36.585 1.47455 L14
37 210.643 319.474 1
38 841.927 45.000 1.48738 L13
39 -799.959 340.872 1
40 ∞ -135.674 -1 FM1
41 -948.225 -29.000 -1.47455 L12
42 -432.884 -17.945 -1
43 -3585.884 -33.457 -1.48738 L11
44 407.496 -10.000 -1
45 ∞ -50.000 -1.47455 FAa1
46 ∞ -50.000 -1
(光学部材諸元:第3結像系G3+第2結像系G2)
面番号 r d n 光学部材
物体面 ∞ 25.000 1
1 ∞ 11.248 1
2 ∞ 30.000 1.474550 Fab2
3 ∞ 22.631 1
4 1307.918 26.545 1.474550 L37
5 -143.829 89.544 1
6 -1406.514 45.000 1.474550 L36
7 -274.303 103.461 1
8 ∞ 222.231 1 (AS)
9 951.099 34.115 1.487388 L35
10 -324.049 4.470 1
11 974.038 29.579 1.487388 L34
12 -504.354 2.000 1
13 450.320 28.694 1.487388 L33
14 -1902.389 22.970 1
15 -432.584 28.005 1.474550 L32
16 275.910 422.823 1
17 ∞ -165.710 -1 FM3
18 -3083.093 -35.492 -1.487388 L31
19 368.603 -14.542 -1
20 ∞ -10.000 -1 (C2)
21 -602.029 -30.000 -1.487388 LC3
22 3498.351 -16.848 -1
23 424.413 -30.000 -1.474550 LC2
24 86352.199 -2.000 -1
25 -570.084 -30.000 -1.487388 LC1
26 -1345.432 -135.674 -1
27 ∞ 355.611 1 FM2
28 737.787 26.204 1.487388 L23
29 -872.013 316.743 1
30 -214.037 32.174 1.474550 L24
31 4454.930 13.188 1
32 -404.605 -13.188 -1 CM2
33 4454.930 -32.174 -1.474550 L24
34 -214.037 -316.743 -1
35 -872.013 -26.204 -1.487388 L23
36 737.787 -355.611 -1
37 ∞ -135.674 -1
38 -948.225 -29.000 -1.474550 L22
39 -432.884 -17.945 -1
40 -3585.884 -33.457 -1.487388 L21
41 407.496 -10.000 -1
42 ∞ -50.000 -1.474550 Fab1
43 ∞ -50.000 -1
(条件式対応値)
MG1=0.99, MG2=0.99, F1=1910.3mm, F2=1910.3mm, F3=802.2mm
(1)|MG1|=0.99, (2)|MG2|=0.99, (3)|MG/(F3/F1)|=0.953, (4)|MG/(F3/F2)|=0.953
次の表(6)に、第3実施例にかかる投影光学系PLにおける像高(光軸AX1からの距離または光軸AX2からの距離)と波面収差のRMS値Wrmsとの関係を掲げる。表(6)を参照すると、図3のRa=115mmおよびRb=39mmによって規定される有効結像領域34,35に関して波面収差が良好に補正されていることがわかる。
表(6)
(第3結像系G3+第1結像系G1)
像高[mm] 39 64 89 115
Wrms[λ] 5.4mλ 8.2mλ 8.8mλ 8.5mλ
(第3結像系G3+第2結像系G2)
像高[mm] 39 64 89 115
Wrms[λ] 0.9mλ 3.1mλ 1.6mλ 1.7mλ
上述の実施形態にかかる露光装置を用いて、半導体デバイス、液晶デバイスなどを製造することができる。図8は、半導体デバイスの製造工程を示すフローチャートである。図8に示すように、半導体デバイスの製造工程では、半導体デバイスの基板となるウェハに金属膜を蒸着し(ステップS40)、この蒸着した金属膜上に感光性材料であるフォトレジストを塗布する(ステップS42)。つづいて、上述の実施形態の露光装置を用い、マスクMAに形成されたパターンをウェハ上の各ショット領域(露光領域)に転写し(ステップS44:露光工程)、この転写が終了したウェハの現像、つまりパターンが転写されたフォトレジストの現像を行う(ステップS46:現像工程)。その後、ステップS46によってウェハの表面に生成されたレジストパターンをウェハ加工用のマスクとし、ウェハの表面に対してエッチング等の加工を行う(ステップS48:加工工程)。
ここで、レジストパターンとは、上述の実施形態の露光装置によって転写されたパターンに対応する形状の凹凸が生成されたフォトレジスト層(転写パターン層)であって、その凹部がフォトレジスト層を貫通しているものである。ステップS48では、このレジストパターンを介してウェハの表面の加工を行う。ステップS48で行われる加工には、例えばウェハの表面のエッチングまたは金属膜等の成膜の少なくとも一方が含まれる。なお、ステップS44では、上述の実施形態の露光装置は、フォトレジストが塗布されたウェハを感光性基板(プレートPT)としてパターンの転写を行う。
図9は、液晶表示素子等の液晶デバイスの製造工程を示すフローチャートである。図9に示すように、液晶デバイスの製造工程では、パターン形成工程(ステップS50)、カラーフィルタ形成工程(ステップS52)、セル組立工程(ステップS54)およびモジュール組立工程(ステップS56)を順次行う。
ステップS50のパターン形成工程では、感光性基板としてフォトレジストが塗布されたガラス基板上に、上述の実施形態の投影露光装置を用いて回路パターンおよび電極パターン等の所定のパターンを形成する。このパターン形成工程には、上述の実施形態の露光装置を用いてフォトレジスト層にパターンを転写する露光工程と、パターンが転写された感光性基板の現像、つまりガラス基板上のフォトレジスト層の現像を行い、パターンに対応する形状のフォトレジスト層(転写パターン層)を生成する現像工程と、この現像されたフォトレジスト層を介してガラス基板の表面を加工する加工工程とが含まれている。
ステップS52のカラーフィルタ形成工程では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応する3つのドットの組をマトリックス状に多数配列するか、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルタの組を水平走査方向に複数配列したカラーフィルタを形成する。
ステップS54のセル組立工程では、ステップS50によって所定パターンが形成されたガラス基板と、ステップS52によって形成されたカラーフィルタとを用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。具体的には、例えばガラス基板とカラーフィルタとの間に液晶を注入することで液晶パネルを形成する。ステップS56のモジュール組立工程では、ステップS54によって組み立てられた液晶パネルに対し、この液晶パネルの表示動作を行わせる電気回路およびバックライト等の各種部品を取り付ける。
なお、本発明は、半導体デバイスまたは液晶デバイス製造用の露光装置への適用に限定されることなく、例えば、プラズマディスプレイ等のディスプレイ装置用の露光装置や、撮像素子(CCD等)、マイクロマシーン、薄膜磁気ヘッド、及びDNAチップ等の各種デバイスを製造するための露光装置にも広く適用できる。更に、本発明は、各種デバイスのマスクパターンが形成されたマスク(フォトマスク、レチクル等)をフォトリソグラフィ工程を用いて製造する際の、露光工程(露光装置)にも適用することができる。
また、本発明は、マルチ走査型の露光装置に限定されることなく、第1面の像を第2面に投影する投影光学系や、1つの投影光学系を介して第1面に配置されるパターンを第2面に配置される基板へ走査露光または一括露光する露光装置などにも同様に適用可能である。また、本発明は、第1面の像を第2面へ拡大投影または縮小投影する場合に限らず、等倍投影する投影光学系、露光装置および露光方法にも適用可能である。
本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。 本実施形態にかかる投影光学系の基本構成を模式的に示す図である。 プレートの感光面における一対の台形状の露光領域を示す図である。 各投影光学系と露光領域と照明領域との位置関係を示す図である。 第1実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図である。 第2実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図である。 第3実施例にかかる投影光学系のレンズ構成を示す図である。 半導体デバイスの製造工程を示すフローチャートである。 液晶デバイスの製造工程を示すフローチャートである。
符号の説明
MA・・・マスク, PT・・・プレート, PL・・・投影光学系

Claims (15)

  1. 第1面の像を第2面に投影する投影光学系において、前記第1面と交差する所定平面に平行な第1光軸を有する第1凹面鏡および前記所定平面に垂直な第1平面鏡を含み、前記第1面の第1領域と光学的に共役な第1共役面を形成する第1結像系と、前記所定平面に平行な第2光軸を有する第2凹面鏡および前記所定平面に垂直な第2平面鏡を含み、前記第1面の第2領域と光学的に共役な第2共役面を形成する第2結像系と、前記第2面の第3領域と前記第1共役面とを光学的に共役にし、前記第2面の第4領域と前記第2共役面とを光学的に共役にする第3結像系と、を備えたこと特徴とする投影光学系。
  2. 前記第1平面鏡と前記第2平面鏡とは平行であることを特徴とする請求項1に記載の投影光学系。
  3. 前記第1平面鏡と前記第2平面鏡とは反対向きに配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の投影光学系。
  4. 前記第1平面鏡と前記第2平面鏡とは一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の投影光学系。
  5. 前記第1平面鏡は、前記第1領域からの光の光路に沿って前記第1凹面鏡よりも前記第1面側に配置され、前記第2平面鏡は、前記第2領域からの光の光路に沿って前記第2凹面鏡よりも前記第2共役面側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の投影光学系。
  6. 前記第1結像系、前記第2結像系および前記第3結像系の少なくとも1つは、前記第1領域から前記第3領域までの第1光路と前記第2領域から前記第4領域までの第2光路との光路長差を補正する補正部材を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の投影光学系。
  7. 前記補正部材は、平行平板ガラスおよび非球面レンズの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項6に記載の投影光学系。
  8. 前記第1領域から前記第1共役面への前記第1結像系の倍率をMG1とし、前記第2領域から前記第2共役面への前記第2結像系の倍率をMG2とするとき、0.9<|MG1|<1.2, 0.9<|MG2|<1.2の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の投影光学系。
  9. 前記第1面と前記第2面とは平行であり、前記第3結像系は前記所定平面に垂直な第3平面鏡を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の投影光学系。
  10. 前記第1面から前記第2面への当該投影光学系の倍率をMGとし、前記第1結像系の焦点距離をF1とし、前記第2結像系の焦点距離をF2とし、前記第3結像系の焦点距離をF3とするとき、0.9<|MG/(F3/F1)|<1.4, 0.9<|MG/(F3/F2)|<1.4の条件を満足することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の投影光学系。
  11. 前記第1面の像を前記第2面に拡大投影することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の投影光学系。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の投影光学系と、マスクのパターンの面を前記第1面に配置させ、感光性基板の感光面を前記第2面に配置させて、前記マスクと前記感光性基板とを前記所定平面に平行に同期移動させるステージ機構と、前記ステージ機構が移動させる前記マスクのパターンおよび前記投影光学系を介して前記感光性基板を露光する照明装置とを備えることを特徴とする露光装置。
  13. 前記所定平面と交差する方向に配列される複数の前記第1領域および前記第2領域に対応して複数の前記投影光学系を並列に備えることを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  14. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の投影光学系の前記第1面にマスクのパターンの面を配置し、前記投影光学系の前記第2面に感光性基板の感光面を配置し、前記マスクと前記感光性基板とを前記所定平面に平行に同期移動させつつ、前記投影光学系を介して前記パターンを前記感光性基板に転写することを特徴とする露光方法。
  15. 請求項12または13に記載の露光装置あるいは請求項14に記載の露光方法を用いて、前記パターンを前記感光性基板に転写する露光工程と、前記パターンが転写された前記感光性基板を現像し、前記パターンに対応する形状の転写パターン層を前記感光性基板に形成する現像工程と、前記転写パターン層を介して前記感光性基板を加工する加工工程とを含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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