JP2010001931A - 弁装置 - Google Patents

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隆 岩村
Kazunori Ishikawa
和記 石川
Takuma Kanazawa
卓磨 金沢
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】作動応答性や組付性を向上させることができる弁装置を提供する。
【解決手段】導入路111を通じて流体が導入される一次室110a、および導出路121を通じて流体が導出される二次室120aが設けられたボディと、一次室110aと二次室120aとの間を連通または遮断し、駆動機構により駆動される弁体130と、を有する弁体ブロック100Aと、弁体ブロック100Aに隣接配置され、導入路111に通じる入口ポート171と、入口ポート171に通じる出口ポート181と、入口ポート171と出口ポート181との間に設けられ、入口ポート171側から出口ポート181側への流体の流れのみを許容する一方向弁192と、を有する通流路ブロック100Bとを備え、一方向弁192は、一次室110aの直近に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、弁装置に関するものである。
近年、水素(燃料ガス、反応ガス)がアノードに、酸素を含む空気(酸化剤ガス、反応ガス)がカソードに、それぞれ供給されることで発電する固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)等の燃料電池の開発が盛んである。このような燃料電池を用いたシステムでは、水素や酸素を含む空気等の流体の流れを許容または遮断制御するための弁装置が用いられている。
ところで、前記したような燃料電池が発電すると、そのカソードで水蒸気(水)が生成され、生成した水の一部は、電解質膜(固体高分子膜)を介して、アノード側に透過する。また、電解質膜の湿潤状態を維持するため、燃料電池に向かう水素、空気は、中空糸膜を備える加湿器等によって加湿される。したがって、燃料電池のアノードから排出されるアノードオフガス、カソードから排出されるカソードオフガスは多湿となる。
しかし、アノード側に水が溜まると燃料ガスの供給が阻害され、発電が不安定になる場合がある。また、カソードに供給された空気中の窒素は微量ながら電解質膜をアノード側に透過して燃料ガスに混入するので、燃料ガスのリサイクル利用により窒素の濃度が上昇すると発電が安定しない場合がある。
そこで、燃料電池で使用されなかった燃料ガスを、燃料電池の出口側から燃料電池の上流側に戻す燃料ガス循環流路に、パージ弁を設け、アノードに溜まった水や、燃料ガスに混入した窒素を排出して、発電状態を回復することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
このようなシステムでは、燃料ガス循環流路に、燃料電池の出口側から燃料電池の上流側への流れのみを許容する一方向弁を有するものも知られている。
特開2006−153177号公報
ところで、前記したような一方向弁を有するシステムに適用される弁装置では、流体の流れに対する作動応答性を向上させることや、部品点数の増加にともなう組付性の更なる向上を図りたいという要望があった。
そこで、本発明は、作動応答性や組付性を向上させることができる弁装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の弁装置は、導入路を通じて流体が導入される一次室、および導出路を通じて前記流体が導出される二次室が設けられたボディと、前記一次室と前記二次室との間を連通または遮断し、駆動機構により駆動される弁体と、を有する弁体ブロックと、前記弁体ブロックに隣接配置され、前記導入路に通じる入口ポートと、前記入口ポートに通じる出口ポートと、前記導入路の上流側において、前記入口ポートと前記出口ポートとの間に設けられ、前記入口ポート側から前記出口ポート側への流体の流れのみを許容する一方向弁と、を有する通流路ブロックとを備え、前記一方向弁は、前記一次室の直近に配置されていることを特徴とする。
この弁装置によれば、一方向弁が、一次室の直近に配置されているので、弁体ブロックにおける弁体の開閉作動による流体の流れや圧力の変動に追従して、一次室の直近に配置された一方向弁がうまく開閉作動するようになり、弁体ブロックおよび通流路ブロックを通じた応答性のよい流体の流れの制御を実現することができる。
また、弁体ブロックに通流路ブロックが近接配置され、一方向弁が一次室の直近に配置されているので、一方向弁を有する構造でありながら小型化が図れるようになり、弁体ブロックと連通路ブロックとの間に一方向弁が配設されればよいため、組付性も向上する。
また、前記通流路ブロックは、前記弁体ブロックに設けられた取付部に取り付けられており、前記通流路ブロックと前記取付部との取付部位において、これらのうちの一方の側に前記一方向弁が一体的に配置されている構成とするのがよい。
この弁装置によれば、第一部材と第二部材との接合部位において、これらのうちの一方に一方向弁が一体的に取り付けられているので、第一部材と第二部材とを接合するだけで、第一部材と第二部材との間に一方向弁を介在させた組み付けが可能となり、例えば、第一部材と第二部材との間に一方向弁を挟み込みながら、これらを組み付けるときのような煩雑な組付作業に比べて、組み付けに手間がかからず、組付性が格段に向上される。
また、このことはコストの低減に寄与する。
また、前記二次室側から前記一次室側へ延設され、前記駆動機構によって軸線方向に変位することで前記弁体を駆動するシャフトを備え、前記二次室側の前記ボディには、その表面と前記シャフトの端部側方に形成されたシャフト側室とに開口し、前記シャフト側室を前記二次室側の前記ボディの外部に連通する通気路が形成されており、前記二次室側の前記ボディの表面に形成された前記通気路の開口部には、空気の出入りを許容しつつ水の出入りを阻止する透湿防水素材を有するキャップが装着されている構成とするのがよい。
この弁装置によれば、透湿防水素材を有するキャップが、シャフト側室を二次室側のボディの外部に連通する通気路の開口部に装着されているので、このようにすると、シャフト側室への空気の出入りを許容しつつ水等の浸入を防ぐことが可能となる。したがって、安定したシャフトの変位動作を確保することができ、弁体の作動性が向上する。
本発明によれば、作動応答性や組付性を向上させることができる弁装置が得られる。
以下、本発明の実施の形態を適宜図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、燃料電池システムに適用される弁装置について説明するが、弁装置が適用されるシステム等を限定する趣旨ではない。なお、以下では、弁装置を、燃料電池システムのアノード系に用いた場合を例として説明する。
はじめに、本実施形態の弁装置が適用される燃料電池システムの構成について説明し、後記する説明の中で弁装置について説明する。
≪燃料電池システムの構成≫
図1に示す本実施形態に係る燃料電池システム1は、図示しない燃料電池自動車(移動体)に搭載されている。燃料電池システム1は、燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10のアノードに対して水素(燃料ガス、反応ガス)を給排するアノード系と、燃料電池スタック10のカソードに対して酸素を含む空気(酸化剤ガス、反応ガス)を給排するカソード系と、を備えている。
<アノード系>
アノード系は、水素タンク21(燃料ガス供給手段)、常閉型の遮断弁22、エゼクタ23、常閉型のパージ弁100を備え、水素タンク21からの水素は、遮断弁22、エゼクタ23を介して、燃料電池スタック10のアノード流路11の入口側に供給されるようになっている。
アノード流路11の出口は、循環路23aを介してエゼクタ23の吸込口に接続されている。そして、エゼクタ23に戻されたアノードオフガスは、水素タンク21からの水素と混合された後、アノード流路11に再供給されるようになっている。
ここで、循環路23aには、アノード流路11の出口側からエゼクタ23側へのアノードオフガスの流れのみを許容する一方向弁192が設けられている。本実施形態では、この一方向弁192が後記するように、パージ弁100に備えられている。パージ弁100の詳細は後記する。
<カソード系>
カソード系は、コンプレッサ31(酸化剤ガス供給手段、掃気手段)と、加湿器32と、希釈器33(ガス処理装置)とを備えている。
コンプレッサ31は、加湿器32を介して、カソード流路12の入口に接続されている。そして、ECUの指令にしたがって作動すると、コンプレッサ31は、酸素を含む空気を取り込み、空気をカソード流路12に供給するようになっている。また、コンプレッサ31は、燃料電池スタック10の掃気時には、これを掃気する掃気手段として機能するようになっている。
なお、コンプレッサ31は、燃料電池スタック10や燃料電池スタック10の発電電力を充放電する高圧バッテリ(図示しない)を電源として作動する。
カソード流路12の出口は、希釈器33に接続され、カソード流路12(カソード)から排出された多湿のカソードオフガスが、希釈器33に供給されるようになっている。
加湿器32は、コンプレッサ31からカソード流路12に向かう空気を加湿するため、カソード流路12に向かう空気と、多湿のカソードオフガスとを水分交換させる中空糸膜等を備えている。
希釈器33は、パージ弁100から導入されるアノードオフガスと、コンプレッサ31からのカソードオフガス(希釈用ガス)とを混合し、アノードオフガス中の水素を、カソードオフガスで希釈する容器である。希釈器33で生成した混合ガスは、車外に排出されるようになっている。
前記のように、アノード流路11の出口に接続されたパージ弁100は、常閉型の電磁弁であり、燃料電池スタック10の発電時において、循環路23aを循環するアノードオフガス(水素)に含まれる不純物(水蒸気、窒素等)を排出(パージ)する場合に、ECU(Electronic Control Unit、電子制御装置)によって適宜に開かれるようになっている。パージ弁100を通じて排出されたアノードオフガスは、下流側に接続された希釈器33で希釈された後、外部に排出されるようになっている。
パージ弁100は、図2に示すように、パージ弁100の主体をなす弁体ブロック100Aと、一方向弁192を備える通流路ブロック100Bと、を備えており、弁体ブロック100Aに通流路ブロック100Bが一体的に設けられて、一つのデバイスとして構成されている。
パージ弁100は、常閉型の電磁弁であり、燃料電池スタック10の発電時において、循環路23aを循環するアノードオフガス(水素)に含まれる不純物(水蒸気、窒素等)を排出(パージ)する場合に、ECUによって開かれる弁である。パージ弁100の下流側は、希釈器33に接続されている。
ここで、ECUは、例えば、燃料電池スタック10を構成する単セルの電圧(セル電圧)が所定セル電圧以下となった場合、不純物を排出する必要があると判定し、パージ弁100を開くように設定されている。
弁体ブロック100Aは、図2に示すように、アノードオフガスが導入される一次室110aが設けられた一次室ボディ110と、この一次室ボディ110の下部に隣接して設けられ、前記アノードオフガスが導出される二次室120aが設けられた二次室ボディ120とを備えており、二次室ボディ120(二次室120a)の下部側に配置された駆動機構としてのソレノイド150によって弁体130が駆動されることで、一次室110aと二次室120aとの連通状態を切り替えるように構成されている。つまり、パージ時に開弁して、図1に示すように、燃料電池スタック10のアノード流路11から送られてくるアノードオフガスを後段の希釈器33に排出するための弁として機能するようになっている。本実施形態では、アノードオフガスが導入される側となる一次室110aが上部側に配置され、また、アノードオフガスを導出する側となる二次室120aが下部側に配置され、さらに、弁体130を駆動するためのソレノイド150が、二次室120aの下側に配置される構造となっている。
そして、一次室110aにアノードオフガスを導入する導入路111が、一次室ボディ110の側壁112に開口されて連通され、その導入路111には、オリフィス113が設けられている。本実施形態では、オリフィス113が、導入路111の入口の開口に嵌め込まれて取り付けられている。
以下、各部について詳細に説明する。
一次室ボディ110は、その下側に二次室ボディ120が取り付けられているとともに、その側部(後記する導入路111が設けられる側)には、断面略コ字形の取付部110bが設けられている。そして、この取付部110bには、通流路ブロック100Bが上下それぞれ2本、合計4本のボルト110c(図2(a)では上下1本ずつ、計2本のみ図示)で一体的に取り付けられている。
なお、取付部110bは、4本のボルト110cで固定されるものに限定されず、例えば、3〜6本のボルト110cを用いて固定するようにしてもよい。
取付部110bは、一次室ボディ110に一体的に形成されており、断面略コ字形に形成されることにより設けられた縦長の凹部110dを有している。
この凹部110dは、通流路ブロック100Bに一体的に取り付けられた、後記する一方向弁組立体190で仕切られることによって、流体の通流路R(図1の循環路23aの一部)を形成している。
一次室ボディ110には、前記したように、アノードオフガスを導入する導入路111が開口されている。この例では、導入路111が、上り傾斜状とされており、その上端が一次室110aに連通可能に開口している。この際、導入路111は、後記する弁座116のテーパ状上面よりも下側となる低い位置に設けられており、これによって、アノードオフガスに同伴する水分が含まれているときに、この水分が一次室110a内に溜まったとしても、この水分は、導入路111の開口111aを通じて導入路111内に流れ込み、その自重によって上流側に備えられる通流路ブロック100Bの入口ポート171に排出されるようになっている。なお、弁座116のテーパ状上面は、一次室110aの底面として機能する。
導入路111の下端は、断面略コ字形とされた取付部110bの凹部110d内に開口しており、その開口部にはオリフィス113が装着されている。
取付部110bには、通流路ブロック100Bが取付可能であり、取付部110bと通流路ブロック100Bの後記する一方向弁組立体190との間には、合わせ面に沿う、縦長の通流路Rが形成されるようになっている。
オリフィス113は、前記のように導入路111の開口部に装着され、導入路111から一次室110aに向かって流通するアノードオフガスの流量を制限する役割をなす。つまり、オリフィス113は、一次室110aに導入されるアノードオフガスの圧力を減圧する作用をなし、二次室120aに配置される後記のダイヤフラム160に付与される荷重を減圧する。これにより、ダイヤフラム160の許容範囲以上の変形を阻止することができ、ダイヤフラム160の耐久性を向上させることができる。
また、アノードオフガスに同伴する水分は、オリフィス113を通過する際に凝結して、オリフィス113の主として下部側の周りに水滴となって付着することとなる。これによって、一次室110aに余分な水分が導入されることが抑制される。
ここで、オリフィス113に付着した水滴は、導入路111の傾斜面111bを流れ落ち、通流路ブロック100Bの入口ポート171(入口ポート)に排出されることとなる。なお、入口ポート171の上流側には、アノード流路11の出口側との間に図示しない気液分離器が配置されており、通流路ブロック100Bに流れ落ちた水滴は、自重によってこの気液分離器に戻されるようになっている。気液分離器は、アノード流路11から排出された未反応の水素を含むアノードオフガスから、同伴する液状の水分を分離する機能を有しており、これによって、燃料電池スタック10の上流側のエゼクタ23には、分離後のアノードオフガスが戻されるようになっている。
一次室110a内には、弁体130が上下方向(弁の開閉方向)に変位可能に配置されており、この弁体130の底面側には、弁座116が設けられている。
弁体130は、一次室110aを形成する一次室ボディ110の上壁114に向けて変位することで開弁するように構成されており、断面山形状に形成されている。
なお、弁体130の表面に、フッ素コーティングを施してもよい。フッ素コーティングには、水分をはじく撥水効果があるため、弁体130の頂部や上部に水分が滞留し難くなり、排水性を向上させることができる。
また、弁体130の着座面(底面)には、リング状のシール部材134が埋設されている。
弁座116は、一次室110aと二次室120aとを仕切る仕切り壁115に一体的に設けられており、仕切り壁115(一次室ボディ110の底部)から上壁114へ向けて突出している。弁座116は、円筒状を呈しており、上端部へ向けてテーパ状に縮径するように形成されている。弁座116の先端部には、弁体130が着座する円環状の弁座部117が設けられている。弁座部117は、弁体130の着座面に埋設されたシール部材134に密着するように、平らに形成されている。また、弁座部117は、密着性を向上させるために、例えばアール形状に形成されていてもよい。
一次室110aの上壁114には、凹部114aが設けられており、この凹部114aには、弁体130を弁座部117へ向けて付勢する戻しばね135の上端が保持される。戻しばね135は、弁体130と凹部114aとの間に縮設されており、後記するように弁体130が閉弁された状態で、弁体130の着座面のシール部材134が弁座部117に気密性よく着座するように付勢する。このような戻しばね135の付勢によって、一次室110aと二次室120aとの間は、連通不能に遮断される。
なお、凹部114aと弁体130との間には、弁体130が駆動されて上方に変位した際に、所定のクリアランスが形成され、弁体130が凹部114aに当接しないようになっている。
二次室120aは、一次室110aの下部に仕切り壁115を介して連続して設けられており、後記する希釈器33(図1参照、以下同じ)へ通じる配管が接続される導出路121を有している。つまり、弁体130が駆動されて開弁し、弁体130を介して一次室110aから二次室120aにアノードオフガスが流入すると、二次室120aに流入したアノードオフガスは、導出路121から希釈器33に送られるようになっている。本実施形態では、導出路121が、前記した導入路111とは反対の側、つまり、希釈器3326bが接続可能となる側に設けられている。
なお、一次室110aおよび二次室120aの内部にフッ素コーティングを施してもよい。フッ素コーティングには、水分をはじく撥水効果があるため、一次室110aおよび二次室120aの内部に水分が滞留し難くなり、排水性を向上させることができる。
特に、一次室110aにおいては、一次室110a内に残留する水滴等の水分が一次室110aの底面から導入路111に戻されるようになり、一次室110a内に水分が残留し難くなる。
二次室120aには、ソレノイド150により駆動されて、先端が弁体130の取付穴133に固定されるシャフト140が貫通しており、二次室120aとこのシャフト140との間には、シャフト140に係止されてシャフト140の変位動作に追従して撓む弾性部材(例えば、ゴム等の材料)からなるダイヤフラム160が設けられている。
ダイヤフラム160は、シャフト140の周囲を取り囲む円環状の部材であり、シャフト140のフランジ部141に装着される内周縁部161と、前記内周縁部161から半径外方向へと延在する薄肉状のスカート部162と、このスカート部162の外周部に形成される外周縁部163とからなる。
内周縁部161は、前記したフランジ部141と、シャフト140に装着される有底円筒状の押え部材142との間に挟持されることでシャフト140に係止される。
スカート部162は、シャフト140の変位動作に追従して撓曲自在である。また、外周縁部163は、二次室120aの底壁122と、後記するソレノイド150の固定コア151との間に挟持されている。
このようなダイヤフラム160を設けることによって、二次室120aとシャフト140との間がシールされるようになり、二次室120aの内部の気密が好適に保持されるようになる。
なお、シャフト140の外周面に、フッ素コーティング等を施して、シャフト140が変位する際の摺動抵抗が低減するように構成してもよい。このようにすることで、シャフト140の摩耗が低減し、耐久性を向上させることができる。また同時に、シャフト140が変位動作する際に摩耗粉が発生するのを抑制することができる。フッ素コーティングには、水分をはじく撥水効果があるため、シャフト140の外周面に水分が付着することがなくシャフト140の錆びを防止し、前記シャフト140の耐久性を向上させることができる。
図2に示すように、ケーシング154の下部には、通気路154aが形成されており、この通気路154aの開口部154bにキャップ159が装着されている。通気路154aは、ケーシング154の表面と、シャフト140を変位可能に摺動保持するシャフト側室156bとに開口する横孔であり、シャフト側室156bをケーシング154の外部に連通する役割をなす。
本実施形態では、ケーシング154が、ボビン155の下方においてシャフト側室156b側にアンダーカットされた形状とされており、キャップ159が、このアンダーカットされた領域に好適に収まるようになっている。したがって、二次室ボディ120の側方へキャップ159が突出することがなくなり、省スペース化が図られている。
キャップ159は、外部に連通する通気開口部159cが設けられた蓋部159aと、この蓋部159aに設けられたフック部159bとからなり、蓋部159a内に形成された通路に透湿防水素材158が配置されている。透湿防水素材158は、空気の出入りを許容しつつ水の出入りを阻止するものであり、例えば、周知であるゴアテックス(登録商標)などを用いることができる。
このような透湿防水素材158を有するキャップ159を配置することによって、ソレノイド150内への水や埃等の侵入(浸入)を防止しつつ、透湿防水素材158を介して通気路154aに空気が出入りすることとなるので、可動コア156のスムーズな摺動が実現される。
通流路ブロック100Bは、前記したように、一次室ボディ110の取付部110bに一体的に取り付けられるようになっており、入口ポート171と出口ポート181とが設けられたボディ170に、一方向弁組立体190が一体的に取り付けられて構成されている。つまり、予め一方向弁192が取り付けられた通流路ブロック100Bを、一次室ボディ110の取付部110bに取り付けることによって後記する一方向弁192を備えたパージ弁の組み立てが完了するようになっており、一次室110aの直近に一方向弁192が配置されるようになっている。
入口ポート171には、燃料電池スタック10(図1参照、以下同じ)のアノード流路11(図1参照、以下同じ)からの配管が接続されるようになっており、この入口ポート171を通じて、燃料電池スタック10からの高圧のアノードオフガスが導入されるようになっている。
入口ポート171は、ボディ170の左側下部に設けられており、アノード流路11からの配管が接続される開口部を有している。本実施形態では、入口ポート171が出口ポート181に対して下側に位置している。つまり、後記する通路を通じて、下から上へ向かう方向(重力方向と逆方向)に、水分を同伴するアノードオフガスが流れるようにしてある。
入口ポート171に通じる通路171aは、取付部110bの凹部110d側に開口しており、凹部110dによって形成される通流路Rおよび通流路Rに下端側が開口している導入路111に連通している。
本実施形態では、通路171a(入口ポート171)の中心軸線O1と前記したオリフィス113の中心軸線O2の延長線とが、通流路R側に臨む通路171aの開口中心において交差するように設定されている。つまり、導入路111の中心軸線でもある中心軸線O2の延長線が、通流路R側に臨む通路171aの開口中心に一致しており、これによって、弁体130の開弁時に、入口ポート171から導入された流体が、導入路111に向けてスムーズに流れるようになっている。
一方、出口ポート181には、エゼクタ23(図1参照)に通じる循環路23a(図1参照)をなす配管が接続されるようになっており、この出口ポート181を通じて入口ポート171側から導入された高圧のアノードオフガスが導出されるようになっている。
出口ポート181は、通流路ブロック100Bの左側において、入口ポート171の上方に設けられており、循環路23aをなす配管が接続される開口部を有している。
出口ポート181に通じる通路182は、出口ポート181側が小径部182aとされ、これとは反対側が大径部182bとされており、大径部182b側が一方向弁組立体190の側方に形成された縦長の弁作動スペース181bに連通している。これにより、一方向弁組立体190の後記する開弁時には、通路182が一方向弁組立体190の透孔193を通じて、上流側の通流路Rに連通するようになっている。つまり、入口ポート171から導入されたアノードオフガスは、通路171aから通流路Rを通じて、後記するように一方向弁192を開弁させ、通路181aから出口ポート181を介して循環路23aに導出するようになっている。
通路182の大径部182bは、その軸心が下方に偏心しており、内壁下部183bが小径部182aの内壁下部183aよりも一段低く形成されている。この内壁下部183bは、一方向弁組立体190から出口ポート181に至る流路において、一番低く形成された部分であり、この間においてアノードオフガスから分離した水分があるときに、この水分が溜まる貯溜部として機能するようになっている。つまり、一方向弁192や弁作動スペース181b、さらには、通路182、出口ポート181、循環路23aの出口ポート181側部分等に水分が付着し、これが水滴となって流れ落ちてきたときに、一段低く形成された内壁下部183bにこれを好適に集めることができる。
なお、内壁下部183bに溜まった水分は、一方向弁組立体190の後記する基体191に形成されたドレン孔191aを通じて、一方向弁組立体190の上流側、つまり、通流路R内に排出され、その後、通流路Rから通路171aおよび入口ポート171を通じて図示しない気液分離器に戻されることとなる。
一方向弁組立体190は、前記したように通流路ブロック100Bに一体的に取り付けられるようになっており、図3(a)(b)に示すように、四角板状の基体191と、この基体191の一側面に取り付けられる一方向弁192とを備えている。
基体191には、アノードオフガスが通流する長四角形状の透孔193が形成されている。この透孔193の端縁から離間した部位193aには、一方向弁192を固定するための固定用孔193bが設けられている。
一方向弁192は、アノードオフガス通流時の押圧力を受けて下流側へ湾曲する、弾性を備えた薄板状の部材であり、その一端部には、基体191に固定するための取付孔192aが設けられている。なお、各図において一方向弁192は撓んだ状態にて表している。このような一方向弁192は、図3(b)に示すように、固定ピン192bを取付孔192aに挿通してこれを基体191の固定用孔195aに固定することによって、基体191の一側面側から透孔193の開口を覆う状態に取り付けられる。つまり、一方向弁192は、他端側が自由端となる状態で基体191に取り付けられ、後記するようにして、透孔193を通過したアノードオフガスの圧力によって基体191から離れる側(出口ポート181側の弁作動スペース181b、図2参照)に撓む。このように、一方向弁192は、透孔193を開放する開弁状態と、透孔193を閉塞する閉弁状態との間で可撓するようになっている。
また、基体191には、その下部に、前記した大径部182bに開口するドレン孔191aが形成されている。ドレン孔191aは、弁体取付部100dに一方向弁組立体190が取り付けられた状態で、弁作動スペース181bと通流路Rとを連通し、内壁下部183bに溜まった水分を、一方向弁組立体190の上流側、つまり、通流路R内に排出する役割をなす。なお、ドレン孔191aを通じて排出された水分は、通流路Rから通路171aおよび入口ポート171を通じて図示しない気液分離器に戻されることとなる。
また、一方向弁192の枚数は、1枚を例示したが、複数枚としてもよい。
一方向弁組立体190は、図4(a)(b)に示すように、通流路ブロック100Bの弁体取付部100dに一方向弁192を弁体取付部100d側に向けた状態で取り付けられる。取り付けは、基体191の四隅に設けられた取付孔191bに固定ねじ194を通し、これを後記する収容部100eのねじ穴100hに螺合することによって行われる。
弁体取付部100dには、一方向弁組立体190の基体191が収容される略四角凹状の収容部100eが形成されており、この収容部100eの奥側(出口ポート181側)に前記した弁作動スペース181bが凹設されている。
収容部100eの内周壁には、段部100gが形成されており、この段部100gに当接する状態に一方向弁組立体190が嵌め入れられる。段部100gには、基体191を固定するための前記したねじ穴100hが形成されている。本実施形態では、収容部100eに一方向弁組立体190が取り付けられた状態で、収容部100e内に一方向弁組立体190の全体が収まるようになっている。これによって、一方向弁組立体190は、通流路ブロック100Bの弁体取付部100dの側方から突出しない状態で収容部100eの開口を閉じる状態に組み付けられる。
なお、段部100gは、図4(b)に示すように、その下部が一方向弁組立体190に覆われずに露出するようになっており、この露出した面に通路171aが開口するようになっている。
また、弁体取付部100dには、収容部100eの周縁に、環状の溝部100fが形成されており、この溝部100fに環状のシール部材100j(図2参照)が装着されるようになっている。このようなシール部材100jにより、図2に示すように、弁体ブロック100Aと通流路ブロック100Bとの気密が好適に保持される。
また、通流路ブロック100Bと一方向弁組立体190との接合面のいずれか一方側に、例えば、環状の溝部を形成し、この溝部にシール部材を配置するようにしてもよい。
なお、収容部100eには、前記したように弁作動スペース181bが形成されているので、前記したように基体191から離れる側(出口ポート181側)に一方向弁192が撓んだ際の作動性が確保されるようになっている。
次に、本実施形態の弁装置が適用されるパージ弁100の作用を説明する。
燃料電池自動車のイグニッションがオンされ、燃料電池スタック10の起動が要求されると、ECUにより遮断弁22が開かれて、水素タンク21の水素がエゼクタ23を介してアノード流路11に供給され、また、ECUによりコンプレッサ31が作動されて、空気が加湿器32を介してカソード流路12に供給される。これにより、燃料電池スタック10が発電を開始する。
燃料電池スタック10が発電を開始すると、アノード流路11から排出されたアノードオフガスが図示しない気液分離器を介してパージ弁100の通流路ブロック100Bに設けられた入口ポート171から通流路ブロック100B内に導入される。
入口ポート171から導入されたアノードオフガスは、通路170aから凹部110dにより形成される通流路Rに流れ込む。ここで、通流路Rには導入路111が開口しているが、弁体130は閉弁状態であるので、導入路111にアノードオフガスが流入することがなく、通流路Rに導入されたアノードオフガスの圧力は、透孔193を通じて一方向弁192に作用し、一方向弁192が押圧されて可撓する。これによって、一方向弁192が開弁状態となり、透孔193の開口を通じて通流路Rから一方向弁192の下流側、つまり、弁作動スペース181b、通路182を通じて出口ポート181から循環路23aにアノードオフガスが流れ出る。そして、循環路23aを通じて、上流側のエゼクタ23にアノードオフガスが供給される。
一方、燃料電池スタック10を構成する単セルの電圧(セル電圧)が所定セル電圧以下となった場合に、ECUが不純物を排出する必要があると判定し、ECUの指令によってパージ弁100にパージの要求がなされる。
そして、ECUによりパージの要求がなされると、パージ弁100のソレノイド150が作動され、弁体130が開弁する。
弁体130が開弁すると、前記したように入口ポート171から導入されたアノードオフガスが導入路111を通じて一次室110aに流れ、これとともに、通流路Rを通じて一方向弁192に作用していたアノードオフガスの圧力が低下して、一方向弁192が閉弁する。
一次室110aに導入されたアノードオフガスは、弁体130と弁座部117との間を通じて二次室120aに流入し、その後、二次室120aから導出路121を通じて下流側の希釈器33へ送られる。
また、パージ終了時に、ECUによってソレノイド150のコイル155aへの通電がオフ状態にされると、コイル155aが非励磁状態となり、可動コア156が軸線方向に沿って下方へと変位する。また略同時に、弁体130が戻しばね135の弾発力によって下方へと押圧され、戻しばね135の弾発力によって弁体130が弁座部117へと着座する。これにより、一次室110aと二次室120aとの連通が遮断され、導入路111と導出路121との連通が遮断される。
このように連通が遮断されると、入口ポート171から導入されたアノードオフガスの導入路111への流入が遮断され、通流路Rに導入されたアノードオフガスの圧力によって前記のように一方向弁192が再び開弁されて、一方向弁192の下流側にアノードオフガスが流れるようになる。つまり、アノードオフガスの流れが循環路23a側に切り替えられる。
なお、前記のようにアノードオフガスが弁体130の一次室110aから二次室120aを通じてパージされる過程において、アノードオフガスに同伴する水分が、一次室110a内で凝結して水滴となり、一次室110aの底面上に溜まった状態となることがある。この場合に、溜まった水分は、一次室110aの底面が下方に向かう斜めテーパ状となっていることから開口111aを通じて導入路111に流れ込み、通流路Rから通路170aおよび入口ポート171を通じて、図示しない気液分離器に戻されることとなる。
また、前記のようにアノードオフガスが通流路Rから一方向弁192を通じて出口ポート181から循環路23aに流れる過程において、アノードオフガスに同伴する水分が、一方向弁192の下流側、つまり、一方向弁192や弁作動スペース181b、通路182、出口ポート181、循環路23aの一部において、これらの内部で凝結して水滴となり、これらが内壁下部183bに溜まった状態となることがある。この場合に、溜まった水分は、基体191のドレン孔191aから通流路Rに流れ、通路170aおよび入口ポート171を通じて、図示しない気液分離器に戻されることとなる。
以上説明した本実施形態の弁装置によれば、一方向弁192が、一次室110aの直近に配置されているので、弁体ブロック100Aにおける弁体130の開閉作動による圧力の変動に追従して、一次室110aの直近に配置された一方向弁192がうまく作動するようになり、弁体ブロック100Aおよび通流路ブロック100Bを通じた応答性のよいアノードオフガスの流れの制御を実現することができる。
また、一方向弁192が一次室110aの直近に配置されているので、一方向弁192(一方向弁組立体190)を有する構造でありながら小型化が図れるようになり、組付性も向上する。
また、通流路ブロック100Bと取付部110bとの取付部位において、通流路ブロック100B側に一方向弁192(一方向弁組立体190)が一体的に取り付けられているので、通流路ブロック100Bと取付部110bとを取り付ける際に、一方向弁192を介在させた組み付けが可能となり、例えば、通流路ブロック100Bと取付部110bとの間に一方向弁192を挟み込みながら、これらを組み付けるときのような煩雑な組付作業を行うこときに比べて、組み付けの手間がかからず、組付性が格段に向上される。
また、このことはコストの低減に寄与する。
また、二次室ボディ120に設けられた通気路154aの開口部154bに、透湿防水素材158を有するキャップ159が装着されているので、シャフト側室156bへの空気の出入りを許容しつつ水等の浸入を防ぐことが可能となる。したがって、安定したシャフト140の変位動作を確保することができ、弁体130の作動性が向上する。
なお、前記した実施形態において、一方向弁組立体190は、通流路ブロック100B側に一体的に設けたが、これに限られることはなく、弁体ブロック100A側の取付部110bに図示しない収容部を設けて、この収容部に組み付けられるように構成してもよい。
また、駆動機構としてソレノイド150を例示したが、これに限られることはなく、他の駆動機構、例えば、離隔して対向位置した永久磁石の磁極面間にコイル部材を配設して通電することにより、電磁力を利用してシャフト140を軸方向に駆動するようにしたボイスコイル型の駆動手段も採用可能である。
さらにまた、前記した実施形態では、燃料電池システム1が燃料電池自動車に搭載された場合を例示したが、その他に例えば、自動二輪車、列車、船舶に搭載された燃料電池システムでもよく、また、住居、店舗、オフィス用等として用いられる燃料電池システムでもよい。
本発明の一実施形態に係る弁装置としてのパージ弁を用いた燃料電池システムの機能を示す図である。 パージ弁の断面図である。 (a)は一方向弁組立体の分解斜視図、(b)は一方向弁組立体の斜視図である。 (a)通流路ブロックに一方向弁組立体を組み付けるときの様子を示す斜視図、(b)は組み付け後の様子を示す斜視図である。
符号の説明
1 燃料電池システム
10 燃料電池スタック
100 パージ弁
100A 弁体ブロック
100B 通流路ブロック
100d 弁体取付部
110a 一次室
110b 取付部
111 導入路
113 オリフィス
120a 二次室
121 導出路
130 弁体
140 シャフト
150 ソレノイド(駆動機構)
154a 通気路
154b 開口部
156b シャフト側室
158 透湿防水素材
159 キャップ
160 ダイヤフラム
162 スカート部
171 入口ポート
181 出口ポート
190 一方向弁組立体
192 一方向弁

Claims (3)

  1. 導入路を通じて流体が導入される一次室、および導出路を通じて前記流体が導出される二次室が設けられたボディと、
    前記一次室と前記二次室との間を連通または遮断し、駆動機構により駆動される弁体と、を有する弁体ブロックと、
    前記弁体ブロックに隣接配置され、
    前記導入路に通じる入口ポートと、
    前記入口ポートに通じる出口ポートと、
    前記導入路の上流側において、前記入口ポートと前記出口ポートとの間に設けられ、前記入口ポート側から前記出口ポート側への流体の流れのみを許容する一方向弁と、を有する通流路ブロックとを備え、
    前記一方向弁は、前記一次室の直近に配置されていることを特徴とする弁装置。
  2. 前記通流路ブロックは、前記弁体ブロックに設けられた取付部に取り付けられており、
    前記通流路ブロックと前記取付部との取付部位において、これらのうちの一方の側に前記一方向弁が一体的に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
  3. 前記二次室側から前記一次室側へ延設され、前記駆動機構によって軸線方向に変位することで前記弁体を駆動するシャフトを備え、
    前記二次室側の前記ボディには、その表面と前記シャフトの端部側方に形成されたシャフト側室とに開口し、前記シャフト側室を前記二次室側の前記ボディの外部に連通する通気路が形成されており、
    前記二次室側の前記ボディの表面に形成された前記通気路の開口部には、空気の出入りを許容しつつ水の出入りを阻止する透湿防水素材を有するキャップが装着されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の弁装置。
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JP2016207538A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 アイシン精機株式会社 燃料電池用排気排水弁

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