JP2010001909A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール性の向上、接合部の高強度化、及び接合力の強化を図ることを目的とする。
【解決手段】樹脂製の第一取付部材3と、第二取付部材と、第一取付部材3と第二取付部材とを弾性的に連結すると共に第一取付部材3の一方側開口端を閉塞するゴム弾性体5と、第一取付部材3の他方側開口端を閉塞するダイヤフラム6と、仕切り部材8と、を備えた防振装置において、第一取付部材3の他方側に重ね合わせられ、第一取付部材3を他方側から押さえる樹脂製の押さえ部材9が備えられ、第一取付部材3と押さえ部材9との接合部11には、第一取付部材3の接合面3aと押さえ部材9の接合面9aとの間に弾性変形可能な弾性体12が全周に亘って介在されたシール域11Aと、第一取付部材3の接合面3bと押さえ部材9の接合面9bとの界面部分を溶融させて接合面3b,9b同士を溶着させた溶着域11Bと、が、第一取付部材3の径方向に並べて形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば自動車のエンジン等の振動発生部を車体等の振動受部にマウントする際に用いられる防振装置に関する。
この種の防振装置として、従来、例えば下記特許文献1に示されているように、振動発生部および振動受部のうちの何れか一方に連結される樹脂製の環状の外側環(第一取付部材)と、振動発生部および振動受部のうちの何れか他方に連結される押圧体(第二取付部材)と、外側環と押圧体とを弾性的に連結するとともに外側環の上側の開口端を閉塞する弾性支持体と、外側環の下側の開口端を閉塞するベローズ(ダイヤフラム)と、弾性支持体とベローズとの間に形成された液室を作用室(主液室)と補償室(副液室)とに区画する隔壁(仕切り部材)と、外側環を下側から押さえる樹脂製の軸受けカバー(押さえ部材)と、を備えた構成が知られている。上記した軸受けカバーのカバー縁部には、上方に向けて起立した環状の鉤状部材が設けられており、この鉤状部材の内側に外側環の外周縁部が配設されるとともに鉤状部材の先端が外側環の外周縁部に引っ掛かることにより、軸受けカバーが外側環に接合されている。
特開2006−57847号公報
しかしながら、上記した従来の防振装置では、鉤状部材の先端を外側環の外周縁部に引っ掛けているだけなので、外側環と軸受けカバーとの接合部分におけるシール性が低い。したがって、外側環と軸受けカバーとの接合部分におけるシール性の向上が要望されている。また、軸受けカバーのカバー縁部に鉤状部材が立設された構成になっているので、鉤状部材の強度が弱くなり易い。したがって、外側環と軸受けカバーとの接合部分の高強度化が要望されている。さらに、鉤状部材の先端を外側環の外周縁部に引っ掛けているだけなので、外側環と軸受けカバーとの接合力が小さい。したがって、外側環と軸受けカバーとの接合部分における接合力の強化が要望されている。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、第一取付部材と押さえ部材との接合部のシール性の向上、第一取付部材と押さえ部材との接合部の高強度化、及び、第一取付部材と押さえ部材との接合力の強化を図ることができる防振装置を提供することを目的としている。
本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受部のうちの何れか一方に連結される樹脂製の環状の第一取付部材と、前記振動発生部および前記振動受部のうちの何れか他方に連結される第二取付部材と、前記第一取付部材と前記第二取付部材とを弾性的に連結するとともに前記第一取付部材の軸線方向一方側の開口端を閉塞するゴム弾性体と、前記第一取付部材の軸線方向他方側の開口端を閉塞するダイヤフラムと、前記ゴム弾性体と前記ダイヤフラムとの間に形成されて液体が封入された液室を、隔壁の一部が前記ゴム弾性体で形成されて前記ゴム弾性体の変形により内容積が変化する主液室と、隔壁の一部が前記ダイヤフラムで形成された副液室と、に区画する仕切り部材と、を備えた防振装置において、前記第一取付部材の前記他方側に重ね合わせられ、前記第一取付部材を前記他方側から押さえる樹脂製の環状の押さえ部材が備えられ、前記第一取付部材と前記押さえ部材との接合部には、前記第一取付部材の接合面と前記押さえ部材の接合面との間に弾性変形可能な弾性体が全周に亘って介在されたシール域と、前記第一取付部材の接合面と前記押さえ部材の接合面との界面部分を溶融させて該接合面同士を溶着させた溶着域と、が、前記第一取付部材の径方向に並べて形成されていることを特徴としている。
このような特徴により、樹脂製の第一取付部材に樹脂製の押さえ部材を組み付ける際、第一取付部材の接合面と押さえ部材の接合面とを重ね合わせた状態で、溶着域における第一取付部材と押さえ部材との界面部分を溶融することで、溶着域における第一取付部材の接合面と押さえ部材の接合面とが溶着され、第一取付部材と押さえ部材とが一体化される。このとき、シール域における第一取付部材の接合面と押さえ部材の接合面との間には、第一取付部材の接合面及び押さえ部材の接合面にそれぞれ密接する弾性体が介在される。
また、本発明に係る防振装置は、前記シール域が、前記溶着域よりも前記径方向の内側に配設されていることが好ましい。
これにより、第一取付部材と押さえ部材との界面部分を溶融する際、第一取付部材及び押さえ部材の外周側から溶着作業が行い易くなるとともに、この溶着作業によって弾性体に与える影響が少なくなる。
また、本発明に係る防振装置は、前記第一取付部材の接合面及び前記押さえ部材の接合面に、互いに噛み合うように、前記径方向に段を成す段差が全周に亘ってそれぞれ形成されており、前記シール域及び前記溶着域のうちの何れか一方は他方よりも前記一方側に配設されていることが好ましい。
これにより、溶着域における第一取付部材と押さえ部材との界面部分を溶融したとき、溶融した樹脂がシール域に流れ込みにくくなる。
また、本発明に係る防振装置は、前記溶着域における前記第一取付部材の接合面及び前記溶着域における前記押さえ部材の接合面のうちの少なくとも一方に樹脂凸部が突設され、該樹脂凸部が溶融して前記溶着域における前記第一取付部材の接合面と前記溶着域における前記押さえ部材の接合面とが溶着されていることが好ましい。
これにより、第一取付部材と押さえ部材との界面部分を溶融する際、樹脂凸部が溶融され、溶着域において第一取付部材の接合面と押さえ部材の接合面とが容易に溶着される。
また、本発明に係る防振装置は、前記弾性体に弾性凸部が形成されており、該弾性凸部が前記シール域における前記第一取付部材の接合面又は前記シール域における前記押さえ部材の接合面に押し付けられて弾性的に圧潰変形されていることが好ましい。
これにより、第一取付部材の接合面と押さえ部材の接合面とを重ね合わせたとき、弾性凸部が第一取付部材の接合面又は押さえ部材の接合面に確実に密接する。
また、本発明に係る防振装置は、前記第一取付部材及び前記押さえ部材の互いに対向する端面には、前記第一取付部材の周方向に延在するとともに互いに対向する一対の凹溝がそれぞれ形成されており、該一対の凹溝によって前記主液室と前記副液室とを連通するオリフィス通路が形成されていることが好ましい。
これにより、第一取付部材に押さえ部材を組み付けることによってオリフィス通路が形成されるので、オリフィス通路が形成された部材を別途組み付ける必要がない。
また、本発明に係る防振装置は、前記押さえ部材として、環状のダイヤフラムリングが備えられ、該ダイヤフラムリングの内側に、該ダイヤフラムリングの内側を閉塞するように前記ダイヤフラムが張設されていることが好ましい。
これにより、ダイヤフラムを保持するダイヤフラムリング(押さえ部材)によって第一取付部材が他方側から押さえられる。すなわち、第一取付部材に押さえ部材(ダイヤフラムリング)を組み付けることによってダイヤフラムが第一取付部材に組み付けられるので、ダイヤフラムを別途組み付ける必要がない。
本発明に係る防振装置によれば、シール域において第一取付部材の接合面と押さえ部材の接合面との間に弾性体が介在されているので、第一取付部材と押さえ部材との間の接合部を確実にシーリングすることができる。また、溶着域において第一取付部材の接合面と押さえ部材の接合面とが溶着されているので、第一取付部材と押さえ部材との接合部の強度を向上させることができるとともに、第一取付部材と押さえ部材とを確実に接合させることができる。
以下、本発明に係る防振装置の実施の形態について、図面に基いて説明する。
図1は本実施の形態における防振装置1を上方(本発明における一方側)からみた平面図であり、図2は図1に示すA−A間の断面図であり、図3は図1に示すB−B間の断面図であり、図4は本実施の形態における防振装置1を下方(本発明における他方側)からみた平面図であり、図5は後述する外筒3(本発明における第一取付部材に相当する。)とダイヤフラムリング9(本発明における押さえ部材に相当する。)との接合部11の部分断面図である。なお、図5(a)は溶着前の状態を表しており、図5(b)は溶着後の状態を表している。
なお、本実施の形態では、図2における下側がバウンド側、つまり防振装置1を設置した際に静荷重(初期荷重)が入力される方向であって、本発明における他方側に相当する。また、図2における上側がリバウンド側、つまり前記静荷重の入力方向の反対側であって、本発明における一方側に相当する。以下の説明においてバウンド側(他方側)を下側とし、リバウンド側(一方側)を上側とする。また、本実施の形態では、後述する内筒4の軸線方向(図1における縦方向)を前後方向とし、内筒4の軸線方向に直交する水平方向(図1における横方向)を左右方向とする。さらに、図2に示す符号Lは後述する収容孔20の中心軸線を示しており、以下、単に軸線Lと記す。
防振装置1は、振動発生部の一例であるエンジンを振動受部の一例である車体にマウントさせる際に用いられるものであり、振動発生部の振動を減衰させるための装置である。図1から図4に示すように、防振装置1は、樹脂製のブラケット部材2を介して図示せぬ車体に連結される環状の外筒3と、図示せぬエンジンブラケットを介して図示せぬエンジンに連結される内筒4(本発明における第二取付部材に相当する。)と、外筒3と内筒4とを弾性的に連結するとともに外筒3の上側の開口端を閉塞するゴム弾性体5と、外筒3の下側の開口端を閉塞するダイヤフラム6と、ゴム弾性体5とダイヤフラム6との間に形成された液室7を主液室7Aと副液室7Bとに区画する仕切り部材8と、を備える基本構成である。外筒3は、上記したブラケット部材2に形成された収容孔20に嵌合されている。
ブラケット部材2は、例えばポリアミド(PA)やポリフェニルサルファイド(PPS)等からなる樹脂製の部材であり、その概略構成としては、上下方向(バウンド−リバウンド方向)に延在する略円筒形状のホルダー部21と、ホルダー部21の下端部の外周面から径方向外側に突出した脚部22と、内筒4のブラケット部材2(外筒3)に対する相対的な下方変位量が所定量に達したときに内筒4のブラケット部材2(外筒3)に対する相対的な下方移動を規制するバウンド用ストッパー部23と、内筒4のブラケット部材2(外筒3)に対する相対的な上方変位量が所定量に達したときに内筒4のブラケット部材2(外筒3)に対する相対的な上方移動を規制するリバウンド用ストッパー部24と、を備えている。
ホルダー部21は、外筒3を保持するための円筒部であり、上下方向に貫通した収容孔20が形成されている。この収容孔20の内周面には段差が形成されている。詳しく説明すると、収容孔20は、下方に向けて開放された平面視円形の大径孔20aと、大径孔20aの上方に配設されて大径孔20aよりも径が小さい平面視円形の小径孔20bと、から構成されており、上記した大径孔20aと小径孔20bは同軸(軸線L)上に形成されている。
脚部22は、軸線Lの垂直面に平行する平盤部であり、ホルダー部21の左右両側にそれぞれ配設されている。一方の脚部22Aの中央部分には、図示せぬ車体に締結するためのボルト等が挿入される筒状金具22aが埋設されている。また、一方の脚部22Aには、当該脚部22Aの上面とホルダー部21の外周面との間に形成された略三角形状のリブ22bが設けられている。他方の脚部22Bには、前後方向に並べられた一対の筒状金具22aが埋設されている。また、他方の脚部22Bには、当該脚部22Bの上面とホルダー部21の外周面との間に形成された略三角形状のリブ22cが設けられている。
バウンド用ストッパー部23は、ホルダー部21の上端面に突設された凸部であり、ホルダー部21における前後方向の一方側(以下、前方とする)の部分に配設されている。このバウンド用ストッパー部23は、平面視において、収容孔20の周方向に沿って円弧状に形成されている。また、バウンド用ストッパー部23の上端面は、軸線Lの垂直面に沿って平坦に形成されている。
リバウンド用ストッパー部24は、ホルダー部21の上端に立設された門形部であり、収容孔20の上方に間隔をあけて配設された当接部24aと、当接部24aの両端部をそれぞれ支持する一対の支持部24b,24cと、が備えられている。当接部24aは、軸線Lの垂直面に平行し、且つ左右方向に延在する板部である。支持部24b,24cは、ホルダー部21の上端面に立設され、上端が当接部24aの端部に連結された側壁部である。また、リバウンド用ストッパー部24の外周面(当接部24aの上面、支持部24b,24cの外側面)には、周方向に延在する複数の凸条部24dが並設されている。
また、ブラケット部材2には、外筒3を上側から押さえる係止部25と、後述するダイヤフラムリング9に形成された貫通孔97に挿通される突起部26が備えられている。
詳しく説明すると、係止部25は、小径孔20b(収容孔20)の上端部の内周面から径方向内側に突出した凸部であり、小径孔20b(収容孔20)の内周面に沿って全周に亘って形成されており、平面視円環状に形成されている。
突起部26は、ホルダー部21の下端面に突設されピン状の突起であり、ホルダー部21の下端面から下方に向けて突出されている。この突起部26は、収容孔20の周りに複数配設されている。具体的に説明すると、ホルダー部21の下端面のうち、左右方向の一方側(一方の脚部22A側)には、2つの突起部26が間隔をあけて配設されている。また、ホルダー部21の下端面のうち、左右方向の他方側(他方の脚部22B側)には、3つの突起部26が間隔をあけて均等に配設されている。さらに、ホルダー部21の下端面のうち、前方側の部分には、突起部26が1つ配設されている。
また、後述する貫通孔97から突出した突起部26の先端には、貫通孔97に挿入された突起部26を溶融することによって貫通孔97の内径よりも大径に拡径された拡径部26aが形成されている。突起部26の溶融方法としては、超音波溶融、熱溶融、及びレーザ溶融のうちの何れかの一つの方法で行われる。上記した拡径部26aによって後述するダイヤフラムリング9が下側から押さえられる。そして、この突起部26と上記した係止部25との間に、外筒3及びダイヤフラムリング9が重ね合わされた状態で挟持されている。
外筒3は収容孔20と同軸(軸線L)に配設された円環状の部材であり、外筒3の両端はそれぞれ開口されている。この外筒3は、例えばポリアミド(PA)やポリフェニルサルファイド(PPS)等からなる樹脂製の部材である。外筒3の上端側の内周面は、上方に向かうに従い漸次拡径されたテーパー面30になっている。外筒3の上部は、ブラケット部材2の収容孔20の小径孔20bの内側に嵌合されており、外筒3の上端面は、係止部25の下端面に当接されている。また、外筒3の下端部には、外筒3の外周面から径方向外側に突出したフランジ部31が形成されている。このフランジ部31は、外筒3の外周面に沿って全周に亘って形成されており、平面視円環状に形成されている。また、外筒3の下端面には、周方向に延在する凹溝32が形成されている。この凹溝32は、平面視において円弧状(C字状)に形成されており、凹溝32の長さ方向(周方向)の一方側の端部における径方向内側の内周側壁34には、凹溝32の内側と外筒3の内側(主液室7A)とを連通する開口33が形成されている。また、外筒3の下部の内周面、内周側壁34の下端面、及び、内周側壁34の凹溝32内の側面には、ゴム弾性体5と一体に形成された被覆ゴム35が被覆されている。この被覆ゴム35は、外筒3に対して加硫接着されている。
内筒4は軸線Lに直交する方向に延在して両端がそれぞれ開放された略角筒形状の部材である。内筒4は、ゴム材料によりゴム弾性体5と一体に形成されている。詳しく説明すると、軸線Lの垂直面と平行する底版部40と、底版部40の上面に立設されて互いに間隔をあけて対向する一対の側壁部41,41と、一対の側壁部41,41の上端間に架設された上壁部42と、から構成されている。底版部40内には、下方に向けて膨出した皿状の第一補強プレート43が埋設されている。また、一対の側壁部41,41及び上壁部42の内側には、内筒4の軸線方向(前後方向)に延在する断面視コ字形状の第二補強プレート44が埋設されている。
内筒4には、バウンド側ストッパー部23に当接可能なバウンド用当接部45が設けられている。このバウンド用当接部45は、底版部40の前方部分から前方に向けて突出された軸線Lの垂直面と平行する弾性変形可能なゴム製の平板部であり、内筒4と一体に形成されている。バウンド用当接部45は、バウンド側ストッパー部23の上端面に対して上下方向に間隔をあけて対向配置されている。
また、内筒4には、リバウンド側ストッパー部24の下面に当接された複数のリバウンド用当接部46が設けられている。このリバウンド用当接部46は、上壁部42の上面に突設された左右方向に延在する弾性変形可能なゴム製の凸条部であり、内筒4と一体に形成されている。複数のリバウンド用当接部46は、内筒4の軸線方向(前後方向)に間隔をあけて並列されている。
ゴム弾性体5は、外筒3の上端側の開口端を閉塞する略ドーム状のゴム弾性体であり、外筒3のテーパー面30と内筒4の底版部40との間に介在されている。すなわち、ゴム弾性体5の外周面が外筒3のテーパー面30に加硫接着されているとともに、ゴム弾性体5の上部が内筒4の底版部40と一体に形成されている。
ダイヤフラム6は、副液室7B内の液圧(内圧)の変化に応じて変形可能な薄膜部材であり、例えば弾性変形可能なゴム材料により形成されている。このダイヤフラム6は、環状のダイヤフラムリング9の内側に設けられており、このダイヤフラム6によってダイヤフラムリング9の内側が閉塞されている。
上記したダイヤフラムリング9は、ダイヤフラム6を保持する部材として機能するとともに、外筒3の下側に重ね合わせられて外筒3を下側から押さえる押さえ部材として機能する部材である。詳しく説明すると、ダイヤフラムリング9は、外径及び内径が外筒3と略同一の略円環状の部材であり、例えばポリアミド(PA)やポリフェニルサルファイド(PPS)等からなる樹脂製の部材である。ダイヤフラムリング9は、ブラケット部材2の収容孔20の大径孔20aの内側に配設されており、外筒3の下方に重ねられ、外筒3と同軸(軸線L)上に配設されている。
ダイヤフラムリング9の上端面には、周方向に延在する凹溝91が形成されている。この凹溝91は、平面視において円弧状(C字状)に形成されており、外筒3の凹溝32に上下で対向されている。凹溝91を形成する径方向内側の内周側壁92のうち、凹溝91の他方側の端部(上述した凹溝32の一端部の反対側の端部に対向する凹溝91の端部)の位置には、凹溝91の内側とダイヤフラムリング9の内側(副液室7B)とを連通する図示せぬ開口が形成されている。
また、ダイヤフラムリング9の内周面、内周側壁92の上端面、凹溝91の内周面には、ダイヤフラム6と一体に形成された被覆ゴム94が被覆されている。この被覆ゴム94は、ダイヤフラムリング9に対して加硫接着されている。
上記したダイヤフラムリング9の凹溝91と外筒3の凹溝32とにより、主液室7Aと副液室7Bとを連通するオリフィス通路10が形成されている。すなわち、このオリフィス通路10は、外筒3及びダイヤフラムリング9の周方向に沿って延在されており、外筒3の開口33を介して主液室7Aに連通されており、ダイヤフラムリング9の内周側壁92の図示せぬ開口を介して副液室7Bに連通されている。また、このオリフィス通路10は、防振装置1に振動が入力された際に当該オリフィス通路10を流通する液体に液柱共振(共振現象)を生じさせて上記振動を減衰させるための液路であり、車両における大振幅かつ低周波数域(例えば8Hz〜15Hz)の共振振動であるシェイク振動の周波数及び振幅に対応するようにチューニングされている。
また、ダイヤフラムリング9の上端部には、外筒3のフランジ部31に対向配置された上側フランジ部90が形成されている。この上側フランジ部90は、凹溝91を形成する径方向外側の外周側壁93の上端から径方向外側に向けて突出されている。また、上側フランジ部90は、ダイヤフラムリング9の外周面に沿って全周に亘って形成されており、平面視円環状になっている。
また、図5に示すように、上記したダイヤフラムリング9と外筒3との接合部11には、ダイヤフラムリング9の接合面(シール接合面9a)と外筒3の接合面(シール接合面3a)との間に弾性変形可能なシールゴム12(本発明における弾性体に相当する。)が全周に亘って介在されたシール域11Aと、ダイヤフラムリング9の接合面(溶着接合面9b)と外筒3の接合面(溶着接合面3b)との界面部分が溶融されてそれらの接合面9b、3b同士が溶着された溶着域11Bと、が、外筒3の径方向に並べて形成されている。
詳しく説明すると、シール域11Aは、溶着域11Bよりも径方向内側に形成されている。すなわち、ダイヤフラムリング9の上端面のうち、径方向内側の部分(シール接合面9a)に円環状のシールゴム12が被覆されており、径方向外側の部分(溶着接合面9b)が全周に亘って外筒3の下端面(溶着接合面3b)に溶着されている。また、外筒3の下端面のうち、径方向内側の部分(シール接合面3a)がシールゴム12に密接されており、径方向外側の部分(溶着接合面3b)が全周に亘ってダイヤフラムリング9の上端面(溶着接合面9b)に溶着されている。なお、上記したシールゴム12は、ダイヤフラムリング9の内周に沿って延在する帯状(膜状)のゴム弾性体であり、ダイヤフラムリング9のシール接合面9aに加硫接着されている。また、このシールゴム12は、ダイヤフラムリング9の凹溝91の内周面に形成された被覆ゴム94と一体に形成されている。
また、ダイヤフラムリング9の上端面及び外筒3の下端面には、互いに噛み合うように、外筒3の径方向に段を成す段差がそれぞれ全周に亘って形成されており、シール域11Aは、溶着域11Bよりも下側の位置に配設されている。すなわち、ダイヤフラムリング9の上端面の径方向中央部分には、段差部9cが形成されており、この段差部9cの径方向内側に形成されたシール接合面9aは、段差部9cの径方向外側に形成された溶着接合面9bよりも下側に配設されている。また、外筒3の下端面の径方向中央部分には、段差部3cが形成されており、この段差部3cの径方向内側に形成されたシール接合面3aは、段差部3cの径方向外側に形成された溶着接合面3bよりも下側に配設されている。
また、上記したシールゴム12には、弾性変形可能な弾性凸部12aが突設されている。この弾性凸部12aは、図5(b)に示すように、外筒3のシール接合面3aに押し付けられて弾性的に圧潰変形されている。また、弾性凸部12aは、シールゴム12の幅方向(径方向)の中央部分に配設されている。なお、弾性凸部12aは、円環状の凸条部が全周に亘って延設されていてもよく、或いは、円弧状の凸条部又はピン状の凸部が周方向に亘って複数配設されていてもよい。
また、図5(a)に示すように、上記した外筒3の成型時における溶着接合面3bには、溶融可能な樹脂凸部3dが突設されている。この樹脂凸部3dが溶融することで、図5(b)に示すように、外筒3の溶着接合面3bとダイヤフラムリング9の溶着接合面9bとが溶着されている。図5(a)に示すように、この溶着凸部3dの成型時における高さ寸法H1は、上記した弾性凸部12aの成型時における高さ寸法H2と略同一となっている。なお、樹脂凸部3dは、円環状の凸条部が全周に亘って延設されていてもよく、或いは、円弧状の凸条部又はピン状の凸部が周方向に亘って複数配設されていてもよい。
また、図1から図4に示すように、ダイヤフラムリング9の下端部には、ダイヤフラムリング9の外周面から径方向外側に突出した下側フランジ部96A,96B,96Cが形成されている。この下側フランジ部96A,96B,96Cは、ダイヤフラムリング9の外周面に沿って延在されている。また、下側フランジ部96A,96B,96Cは、ダイヤフラムリング9の左右両側部分及び前方部分にそれぞれ設けられており、これらの下側フランジ部96A,96B,96Cの上面は、ホルダー部21の下端面にそれぞれ当接されている。また、下側フランジ部96A,96B,96Cには、平面視円形の貫通孔97がそれぞれ形成されている。詳しく説明すると、一方の脚部22A側の下側フランジ部96Aには、両端部分に貫通孔97がそれぞれ形成されている。また、他方の脚部22B側の下側フランジ部96Bには、両端部分及び中央部分に貫通孔97がそれぞれ形成されている。さらに、ダイヤフラムリング9の前方部分に配設された下側フランジ部96Cには、中央部分に貫通孔97が形成されている。
液室7は、液体が封入された密閉空間であり、その内部に配設された仕切り部材8によって、リバウンド側の主液室7Aとバウンド側の副液室7Bとに区画されている。主液室7Aは、隔壁の一部(上壁)がゴム弾性体4で形成された室であり、主液室7Aの内容積は、ゴム弾性体5の変形により変化する。副液室7Bは、隔壁の一部(下壁)がダイヤフラム6で形成された室であり、副液室7Bの内容積は、副液室7B内の液圧(内圧)の変化によってダイヤフラム6が変形することで変化する。
仕切り部材8は、外筒3の内側に嵌合された本体部材80と、本体部材に形成された収容室81に収容された可動部材82と、を備えている。
本体部材80は、軸線Lの垂直面に平行する平面視円形の下板部83と、下板部83の中央部分に立設された平面視C形状の内壁部84と、内壁部84の上端部から径方向外側に突出した平面視C字形状の上板部85と、上板部85の周方向の両端部と下板部83との間に形成された端壁部86と、から構成されている。下板部83の外縁部は、外筒3の内周側壁34の下端面とダイヤフラムリング9の内周側壁92の上端面との間に挟まれている。平面視C形状の内壁部84及び上板部85は、外筒3の開口33に対向する位置がそれぞれ開口されており、主液室7Aとオリフィス通路10とが開口33を介して連通されている。また、上板部85は、下板部83に対して間隔をあけて配設されており、上板部85の外周面は外筒3の内周面に密接されている。収容室81は、上記した下板部83、内壁部84、上板部85、端壁部86、及び外筒3の内周側壁34(被覆ゴム35)で囲まれた平面視C字形状の空間である。また、下板部83には、収容室81と副液室7Bとを連通する連通孔87が形成されており、上板部85には、収容室81と主液室7Aとを連通する連通孔88が形成されている。
可動部材82は、上記した連通孔87,88を介して主液室7A又は副液室7Bの液圧が作用する弾性変形可能なメンブランであり、主液室7Aや副液室7Bにおける液圧変動を吸収するものである。具体的に説明すると、可動部材82は、収容室81に沿って延びた平面視C字形状に形成されている。この可動部材82は、車両のアイドリング運転時に発生する相対的に高い周波数、つまり前述した低周波数域よりも高い周波数(例えば13Hz〜40Hz)のアイドル振動が防振装置1に入力された際に、主液室7Aや副液室7Bにおける液圧変動を吸収するようにチューニングされている。
次に、上記した構成からなる防振装置1の製造方法について説明する。
まず、外筒3と内筒4とゴム弾性体5とからなる本体ゴムを形成する工程を行う。詳しく説明すると、内筒4及びゴム弾性体5の金型の中に外筒3及び第一,第二補強プレート43,44をそれぞれ所定位置に配置するとともに、外筒3及び第一,第二補強プレート43,44のゴム接着部分にそれぞれ接着剤を塗布する。その後、上記金型の中に加硫ゴムを流し込んで内筒4及びゴム弾性体5を加硫成形するとともに、ゴム弾性体5と一体に被覆ゴム35、バウンド用当接部45、リバウンド用当接部46をそれぞれ加硫成形する。そして、上記した内筒4やゴム弾性体5等の硬化後に上記金型を取り外す。これにより、本体ゴム3,4,5が製作される。
次に、外筒3に仕切り部材8を組み付ける工程を行う。詳しく説明すると、外筒3の下部の内側に仕切り部材8の上板部85を圧入嵌合し、仕切り部材8の下板部83の外縁部の上面を外筒3の内周側壁34の下端面(被覆ゴム35)に当接させる。
次に、ダイヤフラム6及びダイヤフラムリング9からなるダイヤフラム部材を外筒3に組み付ける工程を行う。
詳しく説明すると、まず、予めダイヤフラムリング9の内側にダイヤフラム6を形成しておく。具体的には、ダイヤフラムリング9のゴム接着部分に接着剤を塗布した後、円環状のダイヤフラムリング9の内側にダイヤフラム6を加硫成形するとともに、ダイヤフラムリング9の表面に被覆ゴム94及びシールゴム12をそれぞれ加硫成形し、ダイヤフラム部材6,9を製作しておく。
そして、このダイヤフラム部材6,9を外筒3の下側に配置して、外筒3の樹脂凸部3dをダイヤフラムリング9の溶着接合面9bに当接させるとともに、ダイヤフラムリング9のシールゴム12の弾性凸部12aを外筒3のシール接合面3aに当接させる。これにより、外筒3の内周側壁34の下端面とダイヤフラムリング9の内周側壁92の上端面との間に仕切り部材8の下板部83の外縁部が挟み込まれて仕切り部材8が挟持される。
その後、重ね合わせたダイヤフラムリング9と外筒3とに圧縮力を加えつつ、ダイヤフラムリング9の溶着接合面9bと外筒3の溶着接合面3bとの界面部分を超音波溶融、熱溶融、及びレーザ溶融のうちの何れかの一つの方法で溶融させることで、ダイヤフラムリング9の溶着接合面9bと外筒3の溶着接合面3bとを溶着する。これにより、外筒3とダイヤフラムリング9とが一体化される。このとき、シール域11Aが溶着域11Bよりも径方向内側に配設されているため、外筒3及びダイヤフラムリング9の外周側から溶着作業が行い易いともに、この溶着作業によってシールゴム12に与える影響が少ない。特に、外筒3の下端面及びダイヤフラムリング9の上端面には段差が形成されており、溶着域11Bがシール域11Aよりも上側に配設されているので、溶着域11Bで溶融した樹脂がシール域11Aに流れ込みにくい。また、外筒3の溶着接合面3bに樹脂凸部3dが突設されており、ダイヤフラムリング9の溶着接合面9bと外筒3の溶着接合面3bとを溶着する際にその樹脂凸部3dが溶融するので、ダイヤフラムリング9の溶着接合面9bと外筒3の溶着接合面3bとが容易に溶着される。また、外筒3の樹脂凸部3dが溶融することによって外筒3とダイヤフラムリング9との間隔が狭まくなり、シールゴム12の弾性凸部12aが外筒3のシール接合面3aに押し付けられて弾性的に圧潰変形する。これにより、外筒3のシール接合面3aとダイヤフラムリング9のシール接合面9aとの間に介在されたシールゴム12に予圧縮力が作用し、シールゴム12が外筒3のシール接合面3a及びダイヤフラムリング9のシール接合面9aにそれぞれ密接する。また、上述したように外筒3にダイヤフラムリング9を組み付けることによって、外筒3の凹溝32とダイヤフラムリング9の凹溝91とからなるオリフィス通路10が形成される。さらに、ダイヤフラム6を保持するダイヤフラムリング9によって外筒3が下側から押さえられる。すなわち、外筒3にダイヤフラムリング9を組み付けることによってダイヤフラム6が外筒3の下側に組み付けられる。
次に、仕切り部材8及びダイヤフラム部材6,9が組み付けられた上記した本体ゴム3,4,5をブラケット部材2の収容孔20の内側に嵌め込む工程を行う。詳しく説明すると、ブラケット部材2の突起部26をダイヤフラムリング9の貫通孔97に挿入させつつ、ブラケット部材2の収容孔20の小径孔20bの内側に外筒3の上部を下方から差し込み、ブラケット部材2の収容孔20の大径孔20aの内側にダイヤフラム部材6,9を配置する。このとき、リバウンド用当接部46がリバウンド側ストッパー部24の当接部24aの下面に当接するとともに、外筒3がブラケット部材2に対して相対的に上側に押し込まれる。これにより、ゴム弾性体5が圧縮され、ゴム弾性体5に予圧縮力が作用する。また、外筒3の上端面がブラケット部材2の係止部25に当接されるとともに、ダイヤフラムリング9の下側フランジ部96A,96B,96Cがホルダー部21の下面に押し付けられる。
次に、上記した突起部26を溶融して、貫通孔97から突出した突起部26の先端に貫通孔97の内径よりも大径に拡径された拡径部26aを形成する工程を行う。詳しく説明すると、超音波溶融、熱溶融、及びレーザ溶融のうちの何れかの一つの方法で突起部26を溶融し、突起部26の先端に拡径部26aを形成する。これにより、樹脂製の突起部26が適正に溶融され、突起部26の先端に所望の拡径部26aが形成される。この拡径部26aにより、ダイヤフラムリング9が下方から押さえられ、ダイヤフラムリング9のブラケット部材2に対して相対的に下方に移動することが規制される。これにより、ダイヤフラムリング9と外筒3とが重ねられた状態で、係止部25と拡径部26aとの間に挟持される。
次に、液室7内に液体を封入する工程を行う。詳しく説明すると、図示せぬ液体注入口から液室7内に液体を注入して液室7内に液体を充填し、その後、前記液体注入口を閉塞させて液室7を封止する。このとき、シールゴム12の弾性凸部12aが外筒3の下端面に密接されるので、外筒3とダイヤフラムリング9との間のシール性が向上している。
以上により、防振装置1が製作される。
上記した構成からなる防振装置1によれば、ブラケット部材2、外筒3、及びダイヤフラムリング9がそれぞれ樹脂製であるため、金属製の場合に比べて防振装置1を軽量化することができる。
また、外筒3のシール接合面3aとダイヤフラムリング9のシール接合面9aとの間にシールゴム12が介在されているので、外筒3とダイヤフラムリング9との接合部を確実にシーリングすることができる。特に、シールゴム12には弾性変形可能な弾性凸部12aが形成されており、この弾性凸部12aが外筒3のシール接合面3aに押し付けられて弾性的に圧潰変形して外筒3のシール接合面3aに密接するので、外筒3とダイヤフラムリング9との接合部において高いシール性を確保することができる。
また、シール域11Aが溶着域11Bよりも径方向内側に配設されており、溶着域11Bにおける溶着作業によってシールゴム12に与える影響が少ないため、溶着作業によってシールゴム12が破損等することがなく、シールゴム12のシール性の低下を防止することができる。
さらに、溶融した樹脂がシール域11Aに流れ込むと、シールゴム12が破損したり外筒3のシール接合面3aとダイヤフラムリング9のシール接合面9aとの間に樹脂が挟まったりしてシール性が低下するおそれがあるが、シール域11Aと溶着域11Bとの間に段差部3c,9cを設けることによって、溶着域11Bで溶融した樹脂がシール域11Aに流れ込みにくいため、シールゴム12のシール性の低下を防止することができる。
また、上記した防振装置1によれば、外筒3の溶着接合面3bとダイヤフラムリング9の溶着接合面9bとが溶着されているので、外筒3とダイヤフラムリング9との接合部を高強度化することができるとともに、外筒3とダイヤフラムリング9との接合力が高くなり、外筒3とダイヤフラムリング9とを確実に接合させることができる。
また、上記した防振装置1によれば、溶着作業を行う溶着域11Bが径方向外側に配設されているため、外筒3やダイヤフラムリング9の外周側から、超音波溶融や熱溶融、レーザ溶融等を行うことができ、外筒3とダイヤフラムリング9との溶着作業を容易に行うことができる。また、外筒3の溶着接合面3bに溶着凸部3dが突設されており、この溶着凸部3dを溶融させることにより外筒3の溶着接合面3bとダイヤフラムリング9の溶着接合面9bとが溶着されるので、外筒3とダイヤフラムリング9との溶着作業をさらに容易に行うことができる。
また、外筒3とダイヤフラムリング9との間に介在されたシールゴム12(弾性凸部12a)や樹脂凸部3dによって、外筒3やダイヤフラムリング9の寸法誤差が吸収されるので、寸法誤差による不良率を低減させることができる。
また、外筒3にダイヤフラムリング9を組み付けることによって、外筒3の凹溝32とダイヤフラムリング9の凹溝91とからなるオリフィス通路10が形成されるので、オリフィス通路が形成された他のオリフィス部材を設ける場合に比べて部品数を削除することができる。これにより、組み立て工数や材料費が低減され、コストダウンを図ることができる。
また、ダイヤフラム6を保持するダイヤフラムリング9によって外筒3が下方側から押さえられるので、ダイヤフラムリング9の他に押さえ部材を設ける場合に比べて部品数を削減することができる。これにより、組み立て工数や材料費が低減され、コストダウンを図ることができる。
以上、本発明に係る防振装置の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施の形態では、内筒4に、振動発生源である図示せぬエンジンがエンジン側ブラケットを介して連結され、外筒3に、振動受部である図示せぬ車体がブラケット部材2を介して連結されているが、本発明は、内筒4(第二取付部材)に振動受部が連結され、外筒3(第一取付部材)にエンジン側ブラケット等を介して振動発生源が連結されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、車両のエンジンマウントとして適用される防振装置1について説明しているが、本発明に係る防振装置はエンジンマウント以外に適用することも可能である。例えば、本発明に係る防振装置を、建設機械に搭載された発電機のマウントとして適用することも可能であり、或いは、工場等に設置される機械のマウントとして適用することも可能である。
また、上記した実施の形態では、内筒4が軸線Lに直交する方向に延在されており、内筒4の内側にエンジン側ブラケットの圧入部が圧入される構成になっているが、本発明は、外筒3と同軸上に内筒4が配設されていてもよく、或いは、雌ねじ部が形成された内筒が備えられ、その雌ねじ部にボルトを螺着させることでブラケットが取り付けられる構成であってもよい。
また、上記した実施の形態では、主液室7Aが鉛直方向上側に位置し、且つ副液室7Bが鉛直方向下側に位置するように取り付けられて設置される圧縮式の防振装置1について説明しているが、本発明は、主液室7Aが鉛直方向下側に位置し、且つ副液室7Bが鉛直方向上側に位置するように取り付けられて設置される吊り下げ式の防振装置に適用することも可能である。
また、上記した実施の形態では、外筒3を下方側から押さえる押さえ部材としてダイヤフラムリング9が備えられているが、本発明は、ダイヤフラムリングの他に押さえ部材が備えられた構成にすることも可能である。すなわち、外筒3の下端面に押さえ部材が溶着され、その押さえ部材の下方にダイヤフラムリングが配置され、このダイヤフラムリングに貫通孔が形成されており、この貫通孔に突起部26が挿入されて拡径部26aが形成される構成であってもよい。これにより、ブラケット部材2の係止部25と突起部26の拡径部26aとの間に、外筒3と押さえ部材とダイヤフラムリングとが重ね合わされた状態で挟持される。
また、上記した実施の形態では、ブラケット部材2が樹脂製になっているが、本発明は、ブラケット部材2を樹脂製以外で形成することも可能であり、例えば金属製のブラケット部材2を用いることも可能である。
また、本発明は、ブラケット部材2、外筒3、及びダイヤフラムリング9の樹脂材料にガラスファイバー等の補強繊維を混合させることが可能である。例えば、ガラスファイバーが50%以上(樹脂成分に対する容積比)混入された樹脂材料により外筒3及びダイヤフラムリング9を形成する。この場合、熱又は高周波誘導加熱装置を用いて外筒3の溶着接合面3bとダイヤフラムリング9の溶着接合面9bとの界面部分を溶融し、外筒3とダイヤフラムリング9とを溶着することができる。
また、上記した実施の形態では、外筒3の凹溝32とダイヤフラムリング9の凹溝91とを組み合わせることでオリフィス通路10が形成される構成になっており、仕切り部材8が、本体部材80の収容室81内に可動部材82が収容された構成になっているが、本発明は、オリフィス通路が形成されたオリフィス部材が別途備えられていてもよく、或いは、仕切り部材にオリフィス通路が形成されていてもよい。また、本発明の防振装置は、ピストンや逆止弁などが備えられた仕切り部材を備える液圧切換式の防振装置であってもよく、その他の構成の防振装置であってもよい。
また、上記した実施の形態では、シールゴム12がダイヤフラムリング9(押さえ部材)のシール接合面9aに加硫接着され、このシールゴム12は、ダイヤフラムリングの表面を被覆する被覆ゴム94やダイヤフラム6と一体に形成されているが、本発明は、外筒3(第一取付部材)のシール接合面3aにシールゴム(弾性体)が加硫接着されていてもよい。この場合、シールゴムをゴム弾性体5と一体に形成することも可能である。また、シールゴムに突設された弾性凸部はダイヤフラムリング9(押さえ部材)のシール接合面9aに押し付けられて弾性的に圧潰変形する。さらに、本発明は、シールゴム(弾性体)が外筒3のシール接合面3a及びダイヤフラムリング9のシール接合面9aの何れにも接着されてなくてもよい。例えば、外筒3のシール接合面3aとダイヤフラムリング9のシール接合面9aとの間にOリング状のシールゴムを挟み込んだ状態で、外筒3の溶着接合面3bとダイヤフラムリング9の溶着接合面9bとを溶着することも可能である。
また、上記した実施の形態では、シールゴム12に弾性凸部12aが突設されているが、弾性凸部が形成されていないフラットなシールゴム(弾性体)にすることも可能である。例えば、フラットなシールゴムをフラットなシール接合面3a(9a)に面で当接させることも可能であり、或いは、シール接合面3a(9a)に凸部を突設させて、この凸部をフラットなシールゴムに当接させることも可能である。
また、上記した実施の形態では、外筒3の溶着接合面3bに樹脂凸部3dが突設されているが、本発明は、外筒3の溶着接合面3bに樹脂凸部3dが形成されてなく、ダイヤフラムリング9の溶着接合面9bに樹脂凸部が突設されていてもよく、或いは、外筒3の溶着接合面3b及びダイヤフラムリング9の溶着接合面9bにそれぞれ樹脂凸部が突設されていてもよく、或いは、外筒3の溶着接合面3b及びダイヤフラムリング9の溶着接合面9bが、樹脂凸部の無いフラットな形状にそれぞれ形成された構成にすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、シール域11Aが溶着域11Bよりも径方向内側に配設されているが、本発明は、シール域11Aが溶着域11Bよりも径方向外側に配設された構成にすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、外筒3の下端面及びダイヤフラムリング9の上端面には段差がそれぞれ形成され、外筒3のシール接合面3aが外筒3の溶着接合面3bよりも一段下の位置に形成され、ダイヤフラムリング9のシール接合面9aがダイヤフラムリング9のシール接合面9bよりも一段上の位置に形成され、溶着域11Bがシール域11Aよりも上方に配設されているが、本発明は、外筒3のシール接合面3aが外筒3の溶着接合面3bよりも一段上の位置に形成され、ダイヤフラムリング9のシール接合面9aがダイヤフラムリング9のシール接合面9bよりも一段下の位置に形成され、シール域11Aが溶着域11Bよりも上方に配設された構成にすることも可能である。また、本発明は、外筒3の下端面及びダイヤフラムリング9の上端面にそれぞれ段差が形成されてなく、シール域11Aと溶着域11Bとがフラットに形成された構成にすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、外筒3の溶着接合面3bとダイヤフラムリング9の溶着接合面9bとが軸線Lの垂直面と平行に形成されているが、本発明は、外筒3の溶着接合面3bとダイヤフラムリング9の溶着接合面9bとが軸線Lの垂直面に対して直交或いは傾斜した構成にすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、本体ゴム3,4,5をブラケット部材2に組み付けた後、液室7内に液体を封入しているが、本発明は、ダイヤフラムリング9の溶着接合面9bと外筒3の溶着接合面3bとを溶着して外筒3とダイヤフラムリング9とを一体化させた後、液室7内に液体を封入し、その後、上記した本体ゴム3,4,5をブラケット部材2の収容孔20の内側に嵌め込み、ブラケット部材2の突起部26を溶融して、ダイヤフラムリング9の貫通孔97から突出した突起部26の先端に拡径部26aを形成してもよい。
また、上記した実施の形態では、軸線Lの垂直面に平行する脚部22を有する平面直交タイプのブラケット部材2が用いられているが、本発明は、軸線Lに対して傾斜した脚部を有するブラケット部材を用いることも可能である。
また、上記した実施の形態では、2つの脚部22A,22Bを有するブラケット部材2が用いられているが、本発明は、3つ以上の脚部を有するブラケット部材を用いることも可能である。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施の形態を説明するための上方からみた防振装置の平面図である。 図1に示すA−A間の断面図である。 図1に示すB−B間の断面図である。 本発明の実施の形態を説明するための下方からみた防振装置の平面図である。 本発明の実施の形態を説明するための部分断面図である。
符号の説明
1 防振装置
2 ブラケット部材
3 外筒(第一取付部材)
3a シール接合面(接合面)
3b 溶着接合面(接合面)
3d 樹脂凸部
4 内筒(第二取付部材)
5 ゴム弾性体
6 ダイヤフラム
7 液室
7A 主液室
7B 副液室
8 仕切り部材
9 ダイヤフラムリング(押さえ部材)
9a シール接合面(接合面)
9b 溶着接合面(接合面)
10 オリフィス通路
11 接合部
11A シール域
11B 溶着域
12 シールゴム(弾性体)
12a 弾性凸部
32 凹溝
91 凹溝

Claims (7)

  1. 振動発生部および振動受部のうちの何れか一方に連結される樹脂製の環状の第一取付部材と、
    前記振動発生部および前記振動受部のうちの何れか他方に連結される第二取付部材と、
    前記第一取付部材と前記第二取付部材とを弾性的に連結するとともに前記第一取付部材の軸線方向一方側の開口端を閉塞するゴム弾性体と、
    前記第一取付部材の軸線方向他方側の開口端を閉塞するダイヤフラムと、
    前記ゴム弾性体と前記ダイヤフラムとの間に形成されて液体が封入された液室を、隔壁の一部が前記ゴム弾性体で形成されて前記ゴム弾性体の変形により内容積が変化する主液室と、隔壁の一部が前記ダイヤフラムで形成された副液室と、に区画する仕切り部材と、
    を備えた防振装置において、
    前記第一取付部材の前記他方側に重ね合わせられ、前記第一取付部材を前記他方側から押さえる樹脂製の環状の押さえ部材が備えられ、
    前記第一取付部材と前記押さえ部材との接合部には、
    前記第一取付部材の接合面と前記押さえ部材の接合面との間に弾性変形可能な弾性体が全周に亘って介在されたシール域と、
    前記第一取付部材の接合面と前記押さえ部材の接合面との界面部分を溶融させて該接合面同士を溶着させた溶着域と、
    が、前記第一取付部材の径方向に並べて形成されていることを特徴とする防振装置。
  2. 請求項1記載の防振装置において、
    前記シール域は、前記溶着域よりも前記径方向の内側に配設されていることを特徴とする防振装置。
  3. 請求項1または2記載の防振装置において、
    前記第一取付部材の接合面及び前記押さえ部材の接合面には、互いに噛み合うように、前記径方向に段を成す段差が全周に亘ってそれぞれ形成されており、
    前記シール域及び前記溶着域のうちの何れか一方は他方よりも前記一方側に配設されていることを特徴とする防振装置。
  4. 請求項1から3のいずれか記載の防振装置において、
    前記溶着域における前記第一取付部材の接合面及び前記溶着域における前記押さえ部材の接合面のうちの少なくとも一方に樹脂凸部が突設され、該樹脂凸部が溶融して前記溶着域における前記第一取付部材の接合面と前記溶着域における前記押さえ部材の接合面とが溶着されていることを特徴とする防振装置。
  5. 請求項1から4のいずれか記載の防振装置において、
    前記弾性体に弾性凸部が形成されており、該弾性凸部が前記シール域における前記第一取付部材の接合面又は前記シール域における前記押さえ部材の接合面に押し付けられて弾性的に圧潰変形されていることを特徴とする防振装置。
  6. 請求項1から5のいずれか記載の防振装置において、
    前記第一取付部材及び前記押さえ部材の互いに対向する端面には、前記第一取付部材の周方向に延在するとともに互いに対向する一対の凹溝がそれぞれ形成されており、
    該一対の凹溝によって前記主液室と前記副液室とを連通するオリフィス通路が形成されていることを特徴とする防振装置。
  7. 請求項1から6のいずれか記載の防振装置において、
    前記押さえ部材として、環状のダイヤフラムリングが備えられ、
    該ダイヤフラムリングの内側に、該ダイヤフラムリングの内側を閉塞するように前記ダイヤフラムが張設されていることを特徴とする防振装置。
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