JP2010001786A - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

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Keisuke Ito
啓祐 伊藤
Norihisa Fukutomi
範久 福冨
Tatsuya Nakayama
達也 中山
Osamu Yanada
修 簗田
Mamoru Sumita
守 住田
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Abstract

【課題】内燃機関の暖機前に、燃料の未燃焼成分が増大することを抑制することができる内燃機関の燃料噴射装置を得る。
【解決手段】先端部に吸気弁4が設けられた吸気管3に取り付けられ、吸気弁4に向かって燃料7を噴射する燃料噴射装置本体8と、燃料噴射装置本体8の先端部に設けられ、燃料噴射装置本体8から噴射された燃料7の噴射方向を制限する変形可能な可変形状部材9とを備え、内燃機関の暖機前には、点火プラグ2の近傍に設けられた吸気弁4であって、吸気弁4の点火プラグ2側の領域へ向かう燃料7が可変形状部材9に衝突し、燃料7が吸気弁4の点火プラグ2側の領域へ向かうのを規制する。
【選択図】図1

Description

この発明は、吸気弁に向かって燃料を噴射する燃料噴射装置本体を備えた内燃機関の燃料噴射装置に関する。
従来、先端部に吸気弁が設けられた吸気管に取り付けられ、前記吸気弁に向かって燃料を噴射する燃料噴射装置本体を備えた内燃機関の燃料噴射装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−133753号公報
しかしながら、このものの場合、内燃機関の暖機前に、吸気弁の点火プラグ側の領域へ向かって燃料が噴射されることで、吸気弁の点火プラグ側の領域に燃料が付着して液膜を形成し、この液膜が燃焼室内に流入し、特に、燃焼室の排気管側の内壁に液膜が付着することで、燃焼しないまま燃焼室外へ排出される未燃排気ガスが増大してしまうという問題点があった。
この発明は、上述のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、内燃機関の暖機前に、未燃排気ガスが増大することを抑制することができる内燃機関の燃料噴射装置を提供するものである。
この発明に係る内燃機関の燃料噴射装置は、先端部に吸気弁が設けられた吸気管に取り付けられ、前記吸気弁に向かって燃料を噴射する燃料噴射装置本体と、前記燃料噴射装置本体の先端部に設けられ、前記燃料噴射装置本体から噴射された前記燃料の噴射方向を制限する変形可能な可変形状部材とを備え、内燃機関の暖機前には、点火プラグの近傍に設けられた前記吸気弁であって、前記吸気弁の前記点火プラグ側の領域へ向かう前記燃料が前記可変形状部材に衝突し、前記燃料が前記吸気弁の前記点火プラグ側の領域へ向かうのを規制する。
この発明に係る内燃機関の燃料噴射装置によれば、内燃機関の暖機前に、吸気弁の点火プラグ側の領域へ向かう燃料が可変形状部材に衝突するので、吸気弁の点火プラグ側の領域に燃料が付着して液膜を形成することが抑制され、未燃排気ガスが増大することを抑制することができる。
以下、この発明の各実施の形態を図に基づいて説明するが、各図において、同一または相当の部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置を示す構成図である。
内燃機関は、燃料と空気との混合気が燃焼するための燃焼室1と、この燃焼室1の頂部に設けられた、先端部が燃焼室1の内部空間に突出した点火プラグ2と、燃焼室1の内部空間と連通した内部空間が形成された吸気管3と、この吸気管3の先端部であって、点火プラグ2の近傍に設けられた吸気弁4と、燃焼室1の内部空間と連通した内部空間が形成された排気管5と、この排気管5の先端部に設けられた排気弁6とを備えている。
吸気弁4は、吸気管3の先端部を開閉する傘部4aと、この傘部4aに先端部が固定された軸部4bとから構成されており、軸部4bが軸線方向に移動することで傘部4aが吸気管3を開閉する。
この実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置は、吸気管3に取り付けられた、吸気弁4の傘部4aに向かって燃料7を噴射する燃料噴射装置本体8と、この燃料噴射装置本体8の先端部に設けられた変形可能な可変形状部材9とを備えている。
吸気管3には、燃料噴射装置本体8および可変形状部材9が反吸気管3側から挿入可能な挿入孔10が形成されている。
可変形状部材9は、燃料噴射装置本体8に取り付けられた円筒形状の基部11と、この基部11に設けられた第1の変形片である上側変形片12と、この上側変形片12に対向して基部11に設けられた第2の変形片である下側変形片13とを備えている。
上側変形片12は、平板形状に形成されたバイメタルから構成されている。
上側変形片12は、通電されることで加熱状態となって湾曲し、吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側へ向かう燃料7が上側変形片12に衝突可能となる。
下側変形片13は、湾曲形状に形成されたバイメタルから構成されており、吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側へ向かう燃料7が下側変形片13に衝突可能となっている。
下側変形片13は、通電されることで加熱状態となって平板形状に変形し、吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側へ向かう燃料7は下側変形片13に衝突しない。
なお、上側変形片12および下側変形片13は、バイメタルに限らず、例えば、温度によって所定の形状に変形する形状記憶合金であってもよい。
次に、この実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の動作について説明する。
図2(a)は図1の可変形状部材9であって、内燃機関の暖機前の状態を示す図、図2(b)は図2(a)の可変形状部材9であって、内燃機関の暖機後の状態を示す図である。
内燃機関の暖機前では、上側変形片12および下側変形片13が通電される。
上側変形片12は、通電されることで加熱状態となって湾曲し、吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側へ向かう燃料7が上側変形片12に衝突し、燃料7が吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側へ向かうことが規制される。
下側変形片13は、通電されることで加熱状態となって平板形状に変形し、吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側へ向かう燃料7は下側変形片13に衝突しない。
これにより、燃料噴射装置本体8が噴射された燃料7は、吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側には衝突せず、吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側に衝突する。
したがって、内燃機関の暖機前では、吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側または吸気管3の点火プラグ2側の内壁に燃料7が付着して液膜を形成することが抑制される。
その結果、吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側または吸気管3の点火プラグ2側の内壁から燃焼室1の内部空間へ燃料7の液膜が流入することが抑制され、燃焼室1の排気管5側の内壁に液膜が付着することが抑制される。
また、上側変形片12に衝突する燃料7が上側変形片12によって加熱されるので、燃料7の気化が促進される。
また、上側変形片12または下側変形片13の近傍を通過する燃料7が上側変形片12または下側変形片13によって加熱されるので、燃料7の気化が促進される。
一方、内燃機関の暖機後では、上側変形片12および下側変形片13が非通電となる。
上側変形片12は、非通電となることで非加熱状態となって平板形状に戻り、吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側へ向かう燃料7が上側変形片12に衝突しない。
下側変形片13は、非通電となることで非加熱状態となって湾曲形状に戻り、吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側へ向かう燃料7が下側変形片13に衝突し、燃料7が吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側へ向かうことが規制される。
これにより、燃料噴射装置本体8から噴射された燃料7は、吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側に衝突し、吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側には衝突しない。
したがって、内燃機関の暖機後では、既に高温となっている吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側の領域に燃料7が衝突するので、燃料7の気化が促進される。
また、吸気管3の内壁の点火プラグ2側の領域に付着した燃料7が燃焼室1へ向かって移動する間に気化することが促進される。
また、上側変形片12および下側変形片13が通電されないので、電力消費が低減され、燃費の向上を図ることができる。
以上説明したように、この実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置によれば、内燃機関の暖機前に、吸気弁4の点火プラグ2側の領域へ向かう燃料7が可変形状部材9に衝突し、燃料7が吸気弁4の点火プラグ2側へ向かうことが規制されるので、吸気弁4の点火プラグ2側の領域に燃料7が付着して液膜が形成されることが抑制され、燃焼室1の排気管5側の内壁に液膜が付着することが抑制されるので、未燃排気ガスが増大することを抑制することができる。
その結果、エミッション特性および運転性を向上させることができる。
また、吸気管3の内部にヒータを取り付けて燃料7の気化を促進する内燃機関の燃料噴射装置と比べて、構造を簡単にすることができるので、加工性および組立性を向上させることができ、さらにヒータによる通気抵抗の増大を防ぐことができるので、エンジン性能を良好に保つことができる。
また、燃料噴射装置本体8および可変形状部材9は、挿入孔10に反吸気管3側から挿入可能であるので、燃料噴射装置本体8の先端部に可変形状部材9を取り付けた状態で、内燃機関の燃料噴射装置を挿入孔10へ挿入することができる。
その結果、内燃機関の燃料噴射装置の吸気管3への組立性を向上させることができる。
また、可変形状部材9は、非加熱状態では吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側へ向かう燃料7が衝突せず、加熱状態では変形して吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側へ向かう燃料7が衝突する上側変形片12を有しているので、上側変形片12を非加熱状態または加熱状態にするだけで、簡単に、燃料7を吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側へ噴射させたり、燃料7が吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側へ噴射させるのを抑制したりすることができる。
また、内燃機関の暖機前に、上側変形片12を加熱状態にすることで、上側変形片12に衝突した燃料7が加熱され、また、上側変形片12の近傍を通過する燃料7が加熱されて、燃料7の気化が促進されるので、燃料7の燃焼性を向上させることができる。
また、内燃機関の暖機後に、上側変形片12を非加熱状態にすることで、既に高温となっている吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側の領域に燃料7が衝突して燃料7の気化が促進され、また、吸気管3の内壁の点火プラグ2側の領域に付着した燃料7が燃焼室1へ向かって移動する間に気化が促進されるので、燃料7の燃焼性を向上させることができる。
また、内燃機関の暖機後に、上側変形片12が非通電となるので、電力負荷の増大が抑制されて、燃費の増大を抑制することができる。
また、可変形状部材9は、非加熱状態では吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側へ向かう燃料7が衝突し、加熱状態では変形して吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側へ向かう燃料7が衝突しない下側変形片13を有しているので、下側変形片13を非加熱状態または加熱状態にするだけで、簡単に、燃料7を吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側へ噴射させたり、燃料7が吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側へ噴射されるのを抑制したりすることができる。
また、内燃機関の暖機前に、下側変形片13を加熱状態にすることで、下側変形片13の近傍を通過する燃料7が加熱され、燃料7の気化が促進されるので、燃料7の燃焼性を向上させることができる。
また、内燃機関の暖機後に、下側変形片13を非加熱状態にすることで、吸気弁4の傘部4aの反点火プラグ2側の領域に向かって燃料7が噴射されることを抑制することができる。
また、内燃機関の暖機後に、下側変形片13が非通電となるので、電力負荷の増大が抑制されて、燃費の増大を抑制することができる。
また、可変形状部材9の上側変形片12および下側変形片13は、バイメタルから構成されているので、通電の有無だけで、簡単に上側変形片12および下側変形片13を変形させたり、基の形状に戻したりすることができる。
したがって、可変形状部材として複雑な部品または複雑な構造を備えた内燃機関の燃料噴射装置と比べて、構造が簡単となり、部品点数を削減することができ、さらに、加工性および組立性を向上させることができる。
また、可変形状部材9は、先端部が吸気管3の内周面より径方向外側に位置するように配置されているので、可変形状部材9による吸気管3を通過する空気の通気抵抗を低減させることができ、エンジン性能を向上させることができる。
図3(a)は図1の可変形状部材9の他の例であって、内燃機関の暖機前の状態を示す図、図3(b)は図3(a)の可変形状部材9であって、内燃機関の暖機後の状態を示す図である。
この実施の形態では、基部11、上側変形片12および下側変形片13を備えた可変形状部材9について説明したが、勿論このものに限らず、基部11および上側変形片12を備え、下側変形片13を備えていない可変形状部材9であってもよい。
このものの場合、燃料噴射装置本体8から噴射される燃料7の噴射方向の中心は、吸気弁4の傘部4aの中心より少し点火プラグ2側の領域へ向かうように傾ける。
内燃機関の暖機前では、上側変形片12に通電することで、上側変形片12が湾曲して、吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側へ向かう燃料7が上側変形片12に衝突する。
一方、内燃機関の暖機後では、上側変形片12を非通電にすることで、吸気弁4の傘部4aの点火プラグ2側へ向かう燃料7が上側変形片12に衝突しない。
これにより、下側変形片13を通電して変形させる内燃機関の燃料噴射装置と比べて、可変形状部材9に必要な電力を低減させることができるので、燃費を向上させることができる。
図4(a)は図1の可変形状部材9のさらに他の例であって、内燃機関の暖機前の状態を示す図、図4(b)は図4(a)の可変形状部材9であって、内燃機関の暖機後の状態を示す図である。
この実施の形態では、湾曲形状に形成され、通電されることで平板形状に変形する下側変形片13について説明したが、勿論このものに限らず、平板形状に形成され、通電されることで湾曲形状に変形する下側変形片13であってもよい。
このものの場合、内燃機関の暖機前では、上側変形片12に通電し、下側変形片13を非通電とし、内燃機関の暖機後では、上側変形片12を非通電とし、下側変形片13を通電する。
これにより、内燃機関の暖機後に、下側変形片13に衝突する燃料7および下側変形片13の近傍を通過する燃料7は、加熱状態の下側変形片13によって加熱されるので、燃料7の気化を促進させることができ、燃焼性を向上させることができる。
実施の形態2.
図5(a)はこの実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の要部を示す断面図、図5(b)は図5(a)のB−B線に沿った矢視断面図、図5(c)は図5(a)のC−C線に沿った矢視断面図である。
この実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置は、挿入孔10の内周面と燃料噴射装置本体8との間に、吸気管3に対する燃料噴射装置本体8の軸線方向および周方向の移動を規制する移動規制手段14が設けられている。
この移動規制手段14は、挿入孔10の入口の内周面に形成された一対の固定用溝部10aと、可変形状部材9の基部11の外周面に形成された、それぞれの固定用溝部10aと係合可能な固定用突起部11aと、可変形状部材9の基部11の内周面に形成された一対の固定用凹部11bと、燃料噴射装置本体8の外周面に形成された、それぞれの固定用凹部11bと係合可能な固定用凸部8aとから構成されている。
基部11は弾性変形が可能となっている。
これにより、燃料噴射装置本体8に可変形状部材9を簡単に着脱することができる。
挿入孔10の内周面と基部11の外周面との間には、気密性を向上させるリング形状の第1のシール部材15が設けられている。
基部11の内周面と燃料噴射装置本体8の外周面との間には、気密性を向上させるリング形状の第2のシール部材16が設けられている。
基部11には、上側変形片12に張り合わされた上側ヒータ17と、下側変形片13に張り合わされた下側ヒータ18とが設けられている。
基部11の内部には、上側ヒータ17および下側ヒータ18に電気的に接続されるターミナル19が設けられている。
ターミナル19を介して、上側ヒータ17に通電することで、上側ヒータ17とともに上側変形片12が加熱され、上側変形片12が変形する。
また、ターミナル19を介して、下側ヒータ18に通電することで、下側ヒータ18とともに下側変形片13が加熱され、下側変形片13が変形する。
その他の構成は実施の形態1と同様である。
この実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置によれば、挿入孔10の内周面と燃料噴射装置本体8の外周面との間には、移動規制手段14が設けられているので、吸気管3に対する燃料噴射装置本体8の軸線方向および周方向の移動が規制される。
また、可変形状部材9は燃料噴射装置本体8の先端部に着脱可能となっているので、吸気管3の内部にヒータを取り付けて燃料7の気化を促進する内燃機関の燃料噴射装置と比べて、構造を簡単にすることができる。
その結果、内燃機関の燃料噴射装置の加工性および組立性を向上させることができ、また、可変形状部材9と燃料噴射装置本体8とを分離して製造することができるので、形状の変更を容易に行うことができる。
なお、上記実施の形態では、挿入孔10の内周面に形成された固定用溝部10aと、基部11の外周面に形成された固定用突起部11aと、基部11の内周面に形成された固定用凹部11bと、燃料噴射装置本体8の外周面に形成された固定用凸部8aとから構成された移動規制手段14について説明したが、勿論このものに限らない。
例えば、挿入孔10の内周面に形成された固定用突起部と、基部11の外周面に形成された、固定用突起部と係合可能な固定用溝部と、基部11の内周面に形成された固定用凸部と、燃料噴射装置本体8の外周面に形成された、固定用凸部と係合可能な固定用凹部とから構成された移動規制手段14であってもよい。
また、上記実施の形態では、吸気管3に対する燃料噴射装置本体8の軸線方向および周方向の移動を規制する移動規制手段14について説明したが、勿論このものに限らず、例えば、吸気管3に対する燃料噴射装置本体8の軸線方向または周方向の何れか一方の移動を規制する移動規制手段14であってもよい。
また、挿入孔10の内周面と基部11の外周面との間、または、基部11の内周面と燃料噴射装置本体8の外周面との間の何れか一方に設けられた移動規制手段14であってもよい。
実施の形態3.
図6(a)はこの実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置を示す断面図、図6(b)は図6(a)のB−B線に沿った矢視断面図である。
この実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置は、燃料噴射装置本体8の燃料7が噴射される端部とは反対側の端部に、燃料噴射装置本体8に燃料7を供給する燃料供給管20が設けられている。
燃料供給管20の燃料噴射装置本体8側の端部は円筒形状に形成されており、燃料供給管20の内周面と燃料噴射装置本体8の外周面とが面接触している。
燃料供給管20の内周面と燃料噴射装置本体8の外周面との間には、気密性を向上させるリング形状の第3のシール部材21が設けられている。
基部11の燃料供給管20側の端部は、内周面が燃料供給管20の外周面と面接触している。
基部11の内周面には、一対の取付用凹部11cが形成されている。
燃料供給管20の外周面には、一対の取付用凸部20aが形成されており、これらの取付用凸部20aは、基部11の取付用凹部11cと係合可能となっている。
これにより、可変形状部材9に対する燃料供給管20の軸線方向および周方向の移動が規制される。
また、基部11は弾性変形が可能であるので、基部11と燃料供給管20とが着脱可能となっている。
その他の構成は実施の形態2と同様である。
この実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置によれば、燃料供給管20の取付用凸部20aと基部11の取付用凹部11cとが係合可能であるので、可変形状部材9に対する燃料供給管20の軸線方向および周方向の移動を規制することができる。
実施の形態4.
図7はこの実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置の要部を示す図である。
この実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置は、可変形状部材9の下側変形片13には、付着した燃料7を貯留する凹部13aが形成されている。
その他の構成は実施の形態3と同様である。
この実施の形態に係る内燃機関の燃料噴射装置によれば、可変形状部材9の下側変形片13に付着した燃料7を貯留する凹部13aが形成されているので、燃料噴射装置本体8が噴射された燃料7の一部が飛び散って下側変形片13に付着した場合に、凹部13aに燃料7を貯留することができる。
また、下側変形片13が湾曲形状となって、燃料噴射装置本体8から噴射された燃料7が下側変形片13に衝突して変形した場合にも、凹部13aに燃料7を貯留することができる。
凹部13aに貯留された燃料7は、下側変形片13が加熱状態となったときに、気化されるので、燃料7が下側変形片13から垂れ落ちることを抑制することができ、燃料7の気化を促進することができる。
この発明の実施の形態1に係る内燃機関の燃料噴射装置を示す構成図である。 図2(a)は図1の可変形状部材であって、内燃機関の暖機前の状態を示す図、図2(b)は図2(a)の可変形状部材であって、内燃機関の暖機後の状態を示す図である。 図3(a)は図1の可変形状部材の他の例であって、内燃機関の暖機前の状態を示す図、図3(b)は図3(a)の可変形状部材であって、内燃機関の暖機後の状態を示す図である。 図4(a)は図1の可変形状部材のさらに他の例であって、内燃機関の暖機前の状態を示す図、図4(b)は図4(a)の可変形状部材であって、内燃機関の暖機後の状態を示す図である。 図5(a)はこの発明の実施の形態2に係る内燃機関の燃料噴射装置の要部を示す断面図、図5(b)は図5(a)のB−B線に沿った矢視断面図、図5(c)は図5(a)のC−C線に沿った矢視断面図である。 図6(a)はこの発明の実施の形態3に係る内燃機関の燃料噴射装置を示す断面図、図6(b)は図6(a)のB−B線に沿った矢視断面図である。 この発明の実施の形態4に係る内燃機関の燃料噴射装置の要部を示す図である。
符号の説明
1 燃焼室、2 点火プラグ、3 吸気管、4 吸気弁、4a 傘部、4b 軸部、5 排気管、6 排気弁、7 燃料、8 燃料噴射装置本体、8a 固定用凸部、9 可変形状部材、10 挿入孔、10a 固定用溝部、11 基部、11a 固定用突起部、11b 固定用凹部、11c 取付用凹部、12 上側変形片(第1の変形片)、13 下側変形片(第2の変形片)、13a 凹部、14 移動規制手段、15 第1のシール部材、16 第2のシール部材、17 上側ヒータ、18 下側ヒータ、19 ターミナル、20 燃料供給管、20a 取付用凸部、21 第3のシール部材。

Claims (10)

  1. 先端部に吸気弁が設けられた吸気管に取り付けられ、前記吸気弁に向かって燃料を噴射する燃料噴射装置本体と、
    前記燃料噴射装置本体の先端部に設けられ、前記燃料噴射装置本体から噴射された前記燃料の噴射方向を制限する変形可能な可変形状部材とを備え、
    内燃機関の暖機前には、点火プラグの近傍に設けられた前記吸気弁であって、前記吸気弁の前記点火プラグ側の領域へ向かう前記燃料が前記可変形状部材に衝突し、前記燃料が前記吸気弁の前記点火プラグ側の領域へ向かうのを規制することを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置。
  2. 前記可変形状部材は、前記燃料噴射装置本体の先端部に着脱可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  3. 前記吸気管には、前記燃料噴射装置本体が挿入される挿入孔が形成され、
    前記挿入孔の内周面と前記燃料噴射装置本体の外周面との間には、前記吸気管に対する前記燃料噴射装置本体の軸線方向および周方向の少なくとも一方の移動を規制する移動規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  4. 前記可変形状部材および前記燃料噴射装置本体は、前記挿入孔に反吸気管側から挿入可能であることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  5. 前記可変形状部材は、非加熱状態では前記吸気弁の前記点火プラグ側へ向かう前記燃料が衝突せず、加熱状態では変形して前記吸気弁の前記点火プラグ側へ向かう前記燃料が衝突する第1の変形片を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  6. 前記可変形状部材は、非加熱状態では前記吸気弁の反点火プラグ側へ向かう前記燃料が衝突し、加熱状態では変形して前記吸気弁の前記反点火プラグ側へ向かう前記燃料が衝突しない第2の変形片をさらに有していることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  7. 前記可変形状部材は、非加熱状態では前記吸気弁の反点火プラグ側へ向かう前記燃料が衝突せず、加熱状態では変形して前記吸気弁の前記反点火プラグ側へ向かう前記燃料が衝突可能な第2の変形片をさらに有していることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  8. 前記可変形状部材は、バイメタルまたは形状記憶合金から構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  9. 前記可変形状部材には、付着した前記燃料を貯留する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8の何れか1項に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  10. 前記可変形状部材は、先端部が前記吸気管の内周面より径方向外側に位置するように配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項9の何れか1項に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
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