JP2010001647A - 柱の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の柱は森林を伐採し木材とし加工をして使用していたので地球環境に対し悪い影響を及ぼしていた問題があった。これは、二酸化炭素を酸素に変える森林が無くなっているために起きていた現象である。
【解決手段】
柱として適する土1kgに対しセメント系固化剤300gの割合で用意した1の工程からその材料同士を調合し、2の工程となる次に調合を終えた材料に水を加え練り混ぜた3の工程を経てあらかじめ用意しておいた型枠(パイブ内臓構造)に練り混ぜられた材料を流し込み4の工程となる。型のままで乾燥をする5の工程を経て強度が増進された後に型枠を取り外して完成品となる工程6である。
【選択図】図2
【解決手段】
柱として適する土1kgに対しセメント系固化剤300gの割合で用意した1の工程からその材料同士を調合し、2の工程となる次に調合を終えた材料に水を加え練り混ぜた3の工程を経てあらかじめ用意しておいた型枠(パイブ内臓構造)に練り混ぜられた材料を流し込み4の工程となる。型のままで乾燥をする5の工程を経て強度が増進された後に型枠を取り外して完成品となる工程6である。
【選択図】図2
Description
本発明は、森林伐採をした木材を使用しないで作る柱の製造方法に関するものである。
通常建材用の柱は、森林を伐採し木材とした後に加工をして製造されている。
しかし、森林を伐採することは、二酸化炭素を酸素にかえることができないため、酸素が減少し二酸化炭素が地球上に増えることにより、地球温暖化が進み地球環境に対して害を及ぼしているという問題があった。
この改善策として、部分的に森林の保護や植林がおこなわれているが、完全に木材を使用せずに柱を製造することができてないのが現状である。
特開2003−055965
解決しようとする問題点は、木材を使用しない柱を提供すること、及びより自然に近い材料を使用することで森林の伐採を減らし地球環境保全につなげる、柱の製造方法を提供することである。
本発明は、環境に良い柱を製造するため、土1kgに対してセメント系固化剤300gの割合で調合し、水を加え練り混ぜたものを、あらかじめ用意しておいた型枠の内側にパイプを1本以上設置してある状態の型枠に流し込み、乾燥を経て型枠を取り外して完成品となることを最も主要な特徴とする。
練り混ぜた材料に、顔料を加えることで、色彩豊かな柱を提供し、木酢液を加えることで、シックハウス症の対策に効果のある柱を提供できる。
本発明の柱の製造方法は、森林の伐採をすることなく材木を全く使用しないため、地球温暖化防止の対策に大きく貢献ができる。
材料の主体が土であるため、この柱を利用した建築物も自然に近い環境を得ることができる。
土1kgに対しセメント系固化材300gの割合で調合し、水を加え練り混ぜたものをあらかじめ用意しておいた型の内側にパイプを1本以上設置してある状態の型枠の中に流し込み、乾燥を経て型枠を取り外して完成品となることを特徴とする柱の製造方法を実現した。また、セメント系固化剤の割合は、300gが望ましいが、これらに限定されるものではなく、200gから500gの範囲であっても良い。
図1は、本発明の柱の平面図を示す。
図4を参照して詳細に説明する。まず始めに工程1は土1kgに対してセメント系固化材300gの割合で用意をする。工程2では、土とセメント系固化材を調合する。工程3において、調合した物に水を加えながら練り混ぜる。工程4では、あらかじめ用意しておいた型枠内部にパイプが設置してある状態の物に練り混ぜた物を流し込む。工程5においては、型枠のままで乾燥をする。工程6で、型から取外して完成品となる。なお、パイプの材質は、樹脂性が望ましいが金属、セラミックまたは竹等でも良い。
上記説明では、柱の重量が重くなる製造方法であるが、型枠内部の内側に設置したパイプの内部に打設をせずに、空洞化にすれば柱の軽量化と耐震性が図れる。また、柱同士及び梁等と結合する場合のジョイント部としても利用ができる。
使用するパイプの表面を凹凸加工または突起を設けることで、より練り合わせ材との結合が強くなり、柱の強度が向上する。また、パイプに複数個所の開口部を設けることで、パイプの内側と外側の練り合わせ材の結合力が増し、更に柱の強度が向上する。
また、2の工程で顔料を加えればカラー色豊かな柱を製造することが可能となり、美観的効果が期待でき色彩豊かな柱を提供でき、使用用途が広がる。
同じく、2の工程で木酢液を混入することによりシックハウス症に効果的作用が出る。
型枠に凹凸および、模様をつけておけば完成した柱には、その模様が描かれ美観的に優れた製品となる。
なお、柱の内側にパイプが設置してあるため、その空洞スペースを利用し、温水または冷水等を循環させることで、冷暖房の設備としても利用ができるものである。
土に変えて、コンクリート用の砂と砂利の混合材を利用することも可能である。
柱に限らず、天井などのボードとしても利用でき、また屋根用に瓦としても利用が可能である。さらにこれらは、工業生産が可能となるものである。
1 柱
2 練り混ぜた材料
3 内側のパイプ
4 外側のパイプ
5 空洞部
2 練り混ぜた材料
3 内側のパイプ
4 外側のパイプ
5 空洞部
Claims (5)
- 土1kgに対しセメント系固化材300gの割合で調合し、水を加え練り混ぜたものを、型枠内にパイプを1本以上設置した型枠の中に流し込み、乾燥後型枠を取り外して完成品となることを特徴とする柱の製造方法。
- 請求項1記載の製造方法の工程において、型枠内に設置した中心部のパイプの内側を空洞としたことを特徴とした請求項1記載の柱の製造方法。
- 型枠内に設置するパイプに複数個所の開口部を設けたことを特徴とした請求項1または2いずれか1項に記載の柱の製造方法。
- 練り混ぜた材料に顔料を混合することを特徴とした請求項1または3いずれか1項に記載の柱の製造方法。
- 練り混ぜた材料に木酢液を混入することを特徴とした請求項1から4いずれか1項に記載の柱の製造方法。
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JP2008161175A JP4233600B1 (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | 柱の製造方法 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04295036A (ja) * | 1991-03-25 | 1992-10-20 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 鋼管ライニング管及びその製造方法 |
JPH05321403A (ja) * | 1992-05-21 | 1993-12-07 | Nippon Steel Corp | 有孔管状鉄筋を有する金属皮式コンクリート構造体およびその構築方法 |
JPH0780812A (ja) * | 1993-09-14 | 1995-03-28 | Matsushita Electric Works Ltd | セメント硬化体の製造方法 |
JPH0919916A (ja) * | 1995-07-07 | 1997-01-21 | Tomiyasu Bisou:Kk | 無機成形物 |
JP3418792B2 (ja) * | 1999-10-25 | 2003-06-23 | 陸男 姫野 | 床下地材 |
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2008
- 2008-06-20 JP JP2008161175A patent/JP4233600B1/ja not_active Expired - Fee Related
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