JP2010001456A - 水分散型粘着剤組成物、その製造方法および粘着シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の水分散型粘着剤組成物は、アルキル基の炭素数が2〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主たる成分とし、原料モノマーの総重量に対する、カルボキシル基含有不飽和モノマーの含有量が5重量%以下である原料モノマーを、乳化剤として水酸基を含有するノニオン系界面活性剤を原料モノマーの総量100重量部に対して0.1〜10重量部、重合開始剤として非塩系重合開始剤を原料モノマーの総量100重量部に対して0.001〜1重量部用いて重合して得られる水分散型重合体100重量部と、イソシアネート化合物0.1〜20重量部とを含むことを特徴としている。
【選択図】なし
Description
本発明の粘着剤組成物に用いられる水分散型重合体は、アルキル基の炭素数が2〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主たる成分(主成分)とする原料モノマー(以下、単に「原料モノマー」と称する場合がある)を、乳化剤として水酸基を含有するノニオン系界面活性剤(以下、単に「本発明のノニオン系界面活性剤」と称する場合がある)を用いて重合して得られる。上記原料モノマーは、不飽和モノマー(ビニル系モノマーなど)であり、単一モノマーであってもよいし、2種以上のモノマーからなるモノマー混合物であってもよい。なお、「(メタ)アクリル」とは「アクリル」及び/又は「メタクリル」のことをいい、以下も同様である。
H2C=C(R1)COOR2 (1)
本発明の水分散型粘着剤組成物は、上記水分散型重合体(水分散液)にイソシアネート化合物、及び、必要に応じて、その他の添加剤を配合することにより得られる。水分散型重合体にイソシアネート化合物を配合することにより、イソシアネート化合物のイソシアネート基とノニオン系界面活性剤の水酸基がウレタン結合を形成して、粘着剤組成物の親水性が低下するため、粘着剤組成物の耐湿性、耐水性が向上する。
基材の少なくとも一方の面に、上記水分散型粘着剤組成物からなる粘着剤層を形成することにより、本発明の粘着シートを得ることができる。粘着剤層は、基材上に粘着剤組成物を塗布し、塗布層を形成させた後、必要に応じて乾燥する方法(直写法)により形成してもよいし、剥離フィルム(セパレータ)等の適当な支持体上に、粘着剤組成物を上記と同様に塗布、乾燥して粘着剤層を形成した後、粘着剤層を基材上に転写する方法(転写法)により形成してもよい。また、本発明の粘着シートは、基材の一方の面のみに粘着剤層を有する片面粘着シートであってもよいし、基材の両面に粘着剤層を有する両面粘着シートであってもよい。
(水分散型重合体の調製)
容器に、反応性ノニオン系界面活性剤((株)ADEKA製、商品名「アデカリアソープER10」、純分100重量%)1.5重量部、反応性ノニオン系界面活性剤(組成物)((株)ADEKA製、商品名「アデカリアソープER40」、純分60重量%)2.5重量部(反応性ノニオン系界面活性剤として1.5重量部)、ポリビニルアルコール(クラレ(株)製、商品名「PVA235」)0.1重量部、蒸留水100重量部からなる分散用水と、ラウリルメルカプタン0.01重量部、及び、原料モノマーとして、2−エチルヘキシルアクリレート50重量部、ブチルアクリレート50重量部、エチレングリコールジアクリレート0.02重量部、シランカップリング剤(信越化学工業(株)製、商品名「KBM503」、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン)0.1重量部の混合液を仕込み、高速攪拌してモノマー乳化液(モノマープレエマルジョン)を調製した。
上記で得られた水分散型重合体のエマルジョンに、水分散型重合体100重量部に対して、自己乳化性多官能イソシアネート化合物(日本ポリウレタン工業(株)製、商品名「アクアネート210」)の25%分散液(イソシアネート化合物の含有量が25重量%の水分散液)を4重量部(イソシアネート化合物が1重量部)を添加、混合、200メッシュのナイロン紗で濾過して、本発明の水分散型粘着剤組成物を得た。
上記で得られた水分散型粘着剤組成物を、厚み38μmのコロナ処理したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムのコロナ処理した表面上に、ワイヤーバーで塗布し、80℃で3分、更に110℃で2分間乾燥処理して、厚さ約15μmの粘着剤層を有する粘着シートを作製した。これを50℃で72時間キュアーして本発明の粘着シートを得た。
表1に示すように、自己乳化性多官能イソシアネート化合物の25%分散液の添加量を、実施例2、3、4に対して、それぞれ12、24、40重量部(イソシアネート化合物が3、6、10重量部)に変更した以外は、実施例1と全く同様にして、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
表1に示すように、ポリビニルアルコールを加えなかった以外は、実施例1と同様にして、水分散型重合体のエマルジョンを得た。
上記水分散型重合体のエマルジョンに、自己乳化性多官能イソシアネート化合物(日本ポリウレタン工業(株)製、商品名「アクアネート210」)の25%分散液に代えて、トリメチロールプロパン1モルとヘキサメチレンジイソシアネート3モルの付加物からなる3官能イソシアネート化合物の25%トルエン溶液4重量部(3官能イソシアネート化合物が1重量部)を添加、混合して、本発明の水分散型粘着剤組成物を得た。
また、上記水分散型粘着剤組成物を用い、実施例1と同様にして、粘着シートを得た。
表1に示すように、反応性ノニオン系界面活性剤(アデカリアソープER10及びER40)を、非反応性のノニオン系界面活性剤(第一工業製薬(株)製、商品名「ノイゲンEA177」、純分100重量%)3重量部に変更した以外は、実施例2と同様にして、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
容器に、反応性ノニオン系界面活性剤((株)ADEKA製、商品名「アデカリアソープER10」)2重量部、反応性ノニオン系界面活性剤(組成物)((株)ADEKA製、商品名「アデカリアソープER40」)1.7重量部(反応性ノニオン系界面活性剤として1重量部)、ポリビニルアルコール(クラレ(株)製、商品名「PVA235」)0.1重量部、蒸留水100重量部、ラウリルメルカプタン0.01重量部、及び、原料モノマーとして、2−エチルヘキシルアクリレート100重量部、メタクリル酸0.5重量部、エチレングリコールジアクリレート0.02重量部、シランカップリング剤(信越化学工業(株)製、商品名「KBM503」)0.1重量部を仕込み、混合攪拌してモノマー乳化液(モノマープレエマルジョン)を調製した。
上記モノマープレエマルジョンを用いた以外は、実施例2と同様にして、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
容器に、反応性ノニオン系界面活性剤((株)ADEKA製、商品名「アデカリアソープER10」)2重量部、反応性ノニオン系界面活性剤(組成物)((株)ADEKA製、商品名「アデカリアソープER40」)1.7重量部(反応性ノニオン系界面活性剤として1重量部)、ポリビニルアルコール(クラレ(株)製、商品名「PVA235」)0.1重量部、蒸留水100重量部、ラウリルメルカプタン0.01重量部、及び、原料モノマーとして、2−エチルヘキシルアクリレート95重量部、グリシジルメタクリレート5重量部、エチレングリコールジアクリレート0.02重量部、シランカップリング剤(信越化学工業(株)製、商品名「KBM503」)0.1重量部を仕込み、混合攪拌してモノマー乳化液(モノマープレエマルジョン)を調製した。
得られた水分散型重合体のエマルジョンを用いた以外は、実施例2と同様にして、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
反応容器に、実施例2と同じモノマープレエマルジョンを投入して1時間窒素置換し、その後、重合開始剤(2,2´−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]、和光純薬工業(株)製、商品名「VA061」)0.02重量部とメタノール2重量部と蒸留水2重量部の溶液を添加して、反応容器を50〜55℃に5時間加熱保持し重合した。その後、さらにアゾビスイソブチロニトリル0.03重量部のトルエン3重量部の溶液を添加し、65〜70℃で3時間重合(熟成)させた。その後、室温まで冷却し、水分散型重合体のエマルジョンを得た。
得られた水分散型重合体のエマルジョンを用いた以外は、実施例2と同様にして、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
表2に示すように、自己乳化性多官能イソシアネート化合物を添加しない(イソシアネート化合物が0重量部)以外は、実施例1と全く同様にして、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
表2に示すように、自己乳化性多官能イソシアネート化合物の25%分散液の添加量を160重量部(イソシアネート化合物が40重量部)に変更した以外は、実施例1と全く同様にして、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
表2に示すように、反応性ノニオン系界面活性剤(アデカリアソープER10及びER40)を、反応性のアニオン系界面活性剤((株)ADEKA製、商品名「アデカリアソープSR10」、純分100重量%)3重量部、蒸留水量を150重量部に変更した以外は、実施例2と同様にして、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
表2に示すように、重合開始剤として、2,2´−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチル−プロピオンアミジン]水和物のかわりに、過硫酸アンモニウム0.1重量部(5%水溶液)を用いた以外は、実施例1と同様にして、水分散型重合体のエマルジョンの調製を試みたが、凝集物が多発し重合安定性が悪く、水分散型重合体は得られなかった。
(水分散型重合体の調製)
容器に、反応性ノニオン系界面活性剤(第一工業製薬(株)製、商品名「アクアロンRN20」)3重量部、蒸留水100重量部からなる分散用水、及び、原料モノマーとして、2−エチルヘキシルアクリレート99重量部、アクリル酸1重量部、エチレングリコールジアクリレート0.02重量部、シランカップリング剤(信越化学工業(株)製、商品名「KBM503」)0.1重量部の混合液を仕込み、高速攪拌してモノマー乳化液(モノマープレエマルジョン)を調製した。
次いで、上記モノマープレエマルジョンを用い、実施例1と同様にして、水分散型重合体のエマルジョンを得た。
上記水分散型重合体のエマルジョンに、水分散型重合体100重量部に対して、自己乳化性多官能イソシアネート化合物(日本ポリウレタン工業(株)製、商品名「アクアネート210」)の25%分散液に代えて、ブロック型イソシアネート化合物の水分散液(三井化学ポリウレタン(株)製、商品名「タケネートWB700」、固形分44重量%の水分散液)を6.8重量部(ブロック型イソシアネート化合物が3重量部)を添加、混合して、実施例1と同様にして、本発明の水分散型粘着剤組成物を得た。
また、上記水分散型粘着剤組成物を用い、乾燥処理条件を80℃で1分、更に140℃で3分に変更した以外は、実施例1と同様にして、粘着シートを得た。
容器に、反応性ノニオン系界面活性剤(第一工業製薬(株)製、商品名「アクアロンRN30」)3重量部、蒸留水100重量部からなる分散用水、及び、原料モノマーとして、2−エチルヘキシルアクリレート98重量部、アクリル酸2重量部、シランカップリング剤(信越化学工業(株)製、商品名「KBM503」)0.1重量部の混合液を仕込み、高速攪拌してモノマー乳化液(モノマープレエマルジョン)を調製した。
上記モノマープレエマルジョンを用いた以外は、実施例10と同様にして、水分散型重合体のエマルジョン、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
容器に、反応性ノニオン系界面活性剤(第一工業製薬(株)製、商品名「アクアロンRN30」)3重量部、蒸留水100重量部からなる分散用水、及び、原料モノマーとして、ブチルアクリレート97重量部、アクリル酸3重量部の混合液を仕込み、高速攪拌してモノマー乳化液(モノマープレエマルジョン)を調製した。
上記モノマープレエマルジョンを用いた以外は、実施例10と同様にして、水分散型重合体のエマルジョン、水分散型粘着剤組成物および粘着シートを得た。
実施例、比較例における重合安定性、及び、実施例1〜12および比較例1〜3で得られた水分散型粘着剤組成物および粘着シートについて、下記の測定方法又は評価方法により評価を行った。なお、評価結果は、表1、表2、表3に示した。
実施例、比較例の水分散型重合体のエマルジョンの調製において、以下の基準で重合安定性を判断した。
○ : 乳化重合液が均一で、ナイロン紗濾過した際に付着物が少ない。
△ : 重合液中とフラスコ壁に凝集物が存在する。
× : 重合液全体がゲル化する。
実施例、比較例で得られた粘着シートを、幅10mmに切断し、430BAのステンレス板に、5kgローラー1往復で貼り合わせ、室温(23℃)で水中に浸漬し、24時間後に外観を目視にて観察し、以下の基準で評価した。
◎ : 全く白化がない
○ : 白化はないが「くもり」がみられる
△ : かすかに白化がみられる
× : 明らかな白化がみられる
実施例、比較例で得られた粘着シートを、幅10mmに切断し、430BAのステンレス板に、5kgローラー1往復で貼り合わせ、室温(23℃)で水中に24時間後浸漬した。浸漬後、表面の付着水を拭き取った後、粘着シートを手で引っ張り、以下の基準で評価した。
◎ : 強力に接着している。
○ : 抵抗がある。
△ : 少し抵抗がある。
× : 抵抗が全くない又はほとんどない。
2EHA : 2−エチルヘキシルアクリレート
BA : ブチルアクリレート
GMA : グリシジルメタクリレート
AA : アクリル酸
MAA : メタクリル酸
LSH : ラウリルメルカプタン
EGDA : エチレングリコールジアクリレート
KBM : シランカップリング剤(信越化学工業(株)製、商品名「KBM503」、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン)
PVA : ポリビニルアルコール(クラレ(株)製、商品名「PVA235」)
ER10 : 反応性ノニオン系界面活性剤((株)ADEKA製、商品名「アデカリアソープER10」)(反応性ノニオン系界面活性剤の純分100重量%)
ER40 : 反応性ノニオン系界面活性剤(組成物)((株)ADEKA製、商品名「アデカリアソープER40」)(反応性ノニオン系界面活性剤の純分60重量%)
RN20 : 反応性ノニオン系界面活性剤(第一工業製薬(株)製、商品名「アクアロンRN20」)(反応性ノニオン系界面活性剤の純分100重量%)
RN30 : 反応性ノニオン系界面活性剤(第一工業製薬(株)製、商品名「アクアロンRN30」)(反応性ノニオン系界面活性剤の純分100重量%)
ノイゲン : 非反応性ノニオン系界面活性剤(第一工業製薬(株)製、商品名「ノイゲンEA177」、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル)(非反応性ノニオン系界面活性剤の純分100重量%)
SR10 : 反応性アニオン系界面活性剤((株)ADEKA製、商品名「アデカリアソープSR10」)(反応性アニオン系界面活性剤の純分100重量%)
VA061: 重合開始剤(2,2´−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン])(和光純薬工業(株)製)
VA057: 重合開始剤(2,2´−アゾビス[N−(2−カルボキシエチル)−2−メチル−プロピオンアミジン]水和物)(和光純薬工業(株)製)
アクアネート : 水分散性イソシアネート化合物(日本ポリウレタン工業(株)製、商品名「アクアネート210」)
WB700: ブロック型イソシアネート化合物(三井化学ポリウレタン(株)製、商品名「タケネートWB700」)
PBH : t−ブチルハイドロパーオキサイド
LAs : L−アスコルビン酸
AIBN : アゾビスイソブチロニトリル
APS : 過硫酸アンモニウム
一方、イソシアネート化合物を用いない場合(比較例1)および過剰に用いる場合(比較例2)や、アニオン系界面活性剤を用いる場合(比較例3)には、耐湿性、耐水性が低下することがわかった。また、非無機塩系重合開始剤を用いない場合(比較例4)には、水分散型重合体エマルジョンの重合安定性が低下することがわかった。
Claims (8)
- アルキル基の炭素数が2〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主たる成分とし、原料モノマーの総重量に対する、カルボキシル基含有不飽和モノマーの含有量が5重量%以下である原料モノマーを、乳化剤として水酸基を含有するノニオン系界面活性剤を原料モノマーの総量100重量部に対して0.1〜10重量部、重合開始剤として非無機塩系重合開始剤を原料モノマーの総量100重量部に対して0.001〜1重量部用いて重合して得られる水分散型重合体100重量部と、イソシアネート化合物0.1〜20重量部とを含むことを特徴とする水分散型粘着剤組成物。
- アルキル基の炭素数が2〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主たる成分とし、原料モノマーの総重量に対する、カルボキシル基含有不飽和モノマーの含有量が1重量%以下である原料モノマーを、乳化剤として水酸基を含有するノニオン系界面活性剤を原料モノマーの総量100重量部に対して0.1〜10重量部、重合開始剤として非無機塩系重合開始剤を原料モノマーの総量100重量部に対して0.001〜1重量部用いて重合して得られる水分散型重合体100重量部と、イソシアネート化合物0.1〜20重量部とを含むことを特徴とする水分散型粘着剤組成物。
- 水分散型重合体を重合する際に存在する、アニオン系界面活性剤の存在量が、原料モノマーの総量100重量部に対して1重量部以下、かつ、無機塩系重合開始剤の存在量が、原料モノマーの総量100重量部に対して0.1重量部未満である請求項1または2に記載の水分散型粘着剤組成物。
- 前記のノニオン系界面活性剤が共重合性官能基を有する反応性ノニオン系界面活性剤である請求項1〜3のいずれかの項に記載の水分散型粘着剤組成物。
- アルキル基の炭素数が2〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主たる成分とし、原料モノマーの総重量に対する、カルボキシル基含有不飽和モノマーの含有量が5重量%以下である原料モノマー100重量部、水酸基を含有するノニオン系界面活性剤0.1〜10重量部を水性媒体に分散させたモノマー乳化液に、不活性ガス雰囲気下、0.001〜1重量部の非無機塩系重合開始剤を添加して、重合温度20〜90℃で乳化重合して、水分散型重合体のエマルジョンを作製し、次いで、水分散型重合体100重量部に対して、イソシアネート化合物を0.1〜20重量部添加することを特徴とする水分散型粘着剤組成物の製造方法。
- アルキル基の炭素数が2〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主たる成分とし、原料モノマーの総重量に対する、カルボキシル基含有不飽和モノマーの含有量が1重量%以下である原料モノマー100重量部、水酸基を含有するノニオン系界面活性剤0.1〜10重量部を水性媒体に分散させたモノマー乳化液に、不活性ガス雰囲気下、0.001〜1重量部の非無機塩系重合開始剤を添加して、重合温度20〜90℃で乳化重合して、水分散型重合体のエマルジョンを作製し、次いで、水分散型重合体100重量部に対して、イソシアネート化合物を0.1〜20重量部添加することを特徴とする水分散型粘着剤組成物の製造方法。
- イソシアネート化合物が、水分散した多官能イソシアネート化合物である請求項5または6に記載の水分散型粘着剤組成物の製造方法。
- 基材の少なくとも一方の面側に請求項1〜4のいずれかの項に記載の水分散型粘着剤組成物から形成された粘着剤層を有する粘着シート。
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