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Description
〔背景および概要〕
本発明は、カテーテル構成要素に関し、より具体的には、粒子または繊維を含むポリマーのコンパウンドで形成されたカテーテル構成要素に関する。
本発明は、カテーテル構成要素に関し、より具体的には、粒子または繊維を含むポリマーのコンパウンドで形成されたカテーテル構成要素に関する。
冠状動脈、末梢血管、および神経血管の領域における閉塞動脈などを治療するために使用されるカテーテルは、典型的には、ガイドワイヤの上を運ばれて行くことによって、治療部位に案内される。ガイドワイヤは、TEFLONなどの減摩材料で被覆される場合があるが、通常は、プラスチックカテーテルがワイヤの上を押し進められる際に、いくらかの摩擦が生じる。
以前は、バルーンカテーテルにおいては、カテーテル内のバルーンの材料としてポリエチレンが使用されていた。これにより、ガイドワイヤの内腔として、低摩擦の高密度ポリエチレン(HDPE)の使用が可能であった。バルーンの遠位先端部とガイドワイヤ内腔とにおいて、低プロフィールの熱接着(low profile heat bond)を行うことができたので、滑らかな移動および柔らかい先端部を可能にした。
ポリエステル(PET)、ナイロン、およびアクリロン(アクリロニトリル)といった、より進歩したより強度なバルーンの材料が開発されるにつれて、HDPEに対する代替の必要性が高まってきている。HDPEは、単独の材料としては、ポリエステル、ナイロン、およびアクリロンなどの材料と熱接着されることができない。ナイロンバルーンに接着されることができるいくつかの材料は、ポリエーテルブロックアミド(PEBAX)およびナイロンを含むが、これらの材料は、HDPEよりも高い表面摩擦を有する傾向がある。一つの解決法としては、HDPEまたはTEFLONの内層と、PEBAXなどのいくつかの他の材料の外層とを、共押出する方法がある。この共押出法は、HDPEの押出よりも費用がかかり、かつ、共押出法は、層間剥離(delamination)をもたらす恐れがある。代替的に、接着ボンドが使用されてきた。しかしながら、接着ボンドは、あいにく剛性であり、高プロフィール(high profile)である傾向がある。
HDPEなどの表面摩擦が低い材料、ならびに、ポリエステルテトラフルオロエチレン(PTFE)(デュポン社により製造されているTEFLONとしても知られている)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロプロピレン(FEP)、およびパーフルオロアルコキシ(PFA)などの種々のフッ素重合体は、多くの現代のバルーン材料に熱接着されることができず、かつ、加工するのが難しい。ナイロンバルーンのガイドワイヤ内腔として現在使用されている材料は、一般には、ポリエーテルブロックアミド(PEBAX)、ナイロン11、ナイロン12、またはこれらの材料の混合物である。ポリエステルバルーンおよびアクリロンバルーンに使用される材料は、ハイトレル(Hytrel)およびポリエステル/ポリウレタンの混合物である。神経に適用するのに使用されるポリウレタンバルーンはまた、一般には、ワイヤ内腔内にポリウレタンまたはPEBAXを使用する。これら全ての材料は、体温で高い表面摩擦を有し、かつ、ガイドワイヤの移動を妨げる恐れがある。
カテーテル内での使用に適した材料であって、低い表面摩擦を有し、かつ、可撓性で加工し易い材料を提供することが望ましい。特に、ガイドワイヤ内腔と関連して使用するための材料を提供することが望ましい。
本発明の一態様によれば、カテーテルのガイドワイヤ内腔は、管状部材を含む。管状部材の少なくとも一部は、ポリマーおよび約2〜15重量%の粒子または繊維を含むコンパウンドで形成される。
本発明の別の態様によれば、カテーテルは、管状部材を含むガイドワイヤ内腔を含み、この管状部材の少なくとも一部は、ポリマー、および、粒子または繊維を含むコンパウンドで形成される。カテーテルは、接着剤を使用しないでガイドワイヤ内腔の一部に接着されるカテーテル構成要素をさらに含む。カテーテル構成要素とガイドワイヤ内腔の一部との間の接着(bond)の接着強度(bond strength)は、カテーテル構成要素と実質的に同一の第二のカテーテル構成要素と、ガイドワイヤ内腔と実質的に同一であり、粒子または繊維を含まないポリマーで形成された第二のガイドワイヤ内腔の一部と、の間の接着の接着強度と比べて、わずかに10%未満である。
本発明のさらに別の態様によれば、カテーテルを作成する方法は、ポリマーおよび約2〜15重量%の粒子または繊維を含むコンパウンドを形成することと、このコンパウンドの管状押出物を形成することと、ならびに、この管状押出物をカテーテル構成要素に接着することと、を含む。
本発明のさらに別の態様によれば、カテーテルのガイドワイヤ内腔は、管状部材を含む。管状部材の少なくとも一部は、ポリマー、および、粒子または繊維を含むコンパウンドで形成されている。この管状部材の一部は、粒子または繊維を含まないポリマーで形成された実質的に同一の管状部材よりも、少なくとも10%低い摩擦係数を有する。
本発明のさらに別の態様によれば、管状のカテーテル構成要素は、約2〜15%の黒鉛粒子が混合されたPEBAXを含み、この黒鉛粒子は、約1〜15μmの大きさを有する。
本発明の特徴および利点は、同様の符号が同類の要素を示している添付の図面とともに以下の詳細な説明を読むことによって、十分に理解されるであろう。
〔詳細な説明〕
カテーテルシステム10は、本発明の実施形態に従ったカテーテル20を含み、これは、図1および図2に示されている。カテーテル20は、例えば、オーバー・ザ・ワイヤ型カテーテル(over−the−wire type catheter)、または、図示されているような迅速交換型カテーテル(rapid exchange type catheter)などの、従来のカテーテルであってよい。カテーテル20は、ガイドワイヤが通って延びることができる、ガイドワイヤ内腔32を含む。ガイドワイヤの近位部分40は、バルーン22の近位側にある、近位ガイドワイヤポート24、または、迅速交換ポートすなわちRXポートを通って、カテーテルの外側に延びることができ、また、ガイドワイヤの遠位部分42は、バルーン22の遠位側にある遠位ガイドワイヤポート26の外側に延びることができる。ガイドワイヤ内腔32は、管状部材34(ガイドワイヤ内腔または内側部材とも呼ばれる)を含み、この管状部材34は、ガイドワイヤ40が通って延びることができる内側開口部を有する。カテーテルシャフト28は、カテーテルシャフトの近位端か、またはカテーテルシャフトの近位端に近接する、ハブ構造80と、シャフトの遠位端か、またはシャフトの遠位端に近接する、バルーン22と、の間に延在する。カテーテルシャフト28は、膨張内腔64を画定している。バルーン22は、ステント30を拡張させる血管形成術のために、または他の目的のために、使用することができる。
カテーテルシステム10は、本発明の実施形態に従ったカテーテル20を含み、これは、図1および図2に示されている。カテーテル20は、例えば、オーバー・ザ・ワイヤ型カテーテル(over−the−wire type catheter)、または、図示されているような迅速交換型カテーテル(rapid exchange type catheter)などの、従来のカテーテルであってよい。カテーテル20は、ガイドワイヤが通って延びることができる、ガイドワイヤ内腔32を含む。ガイドワイヤの近位部分40は、バルーン22の近位側にある、近位ガイドワイヤポート24、または、迅速交換ポートすなわちRXポートを通って、カテーテルの外側に延びることができ、また、ガイドワイヤの遠位部分42は、バルーン22の遠位側にある遠位ガイドワイヤポート26の外側に延びることができる。ガイドワイヤ内腔32は、管状部材34(ガイドワイヤ内腔または内側部材とも呼ばれる)を含み、この管状部材34は、ガイドワイヤ40が通って延びることができる内側開口部を有する。カテーテルシャフト28は、カテーテルシャフトの近位端か、またはカテーテルシャフトの近位端に近接する、ハブ構造80と、シャフトの遠位端か、またはシャフトの遠位端に近接する、バルーン22と、の間に延在する。カテーテルシャフト28は、膨張内腔64を画定している。バルーン22は、ステント30を拡張させる血管形成術のために、または他の目的のために、使用することができる。
管状部材34の直径は、カテーテルの種類によって、約0.013〜0.040インチ(0.33〜1.02mm)の外径、および、約0.010〜0.035インチ(0.25〜0.89mm)の内径の範囲で変化する。冠状動脈カテーテルでは、ガイドワイヤ内腔32の内側管状部材34は、通常は、約0.019〜0.022インチ(0.48〜0.56mm)の外径、および、約0016〜0.018インチ(0.41〜0.46mm)の内径を有する。神経系カテーテルに関しては、外径は、典型的には、約0.013〜0.015インチ(0.33〜0.38mm)であり、内径は、典型的には、約0.010〜0.012インチ(0.25〜0.30mm)である。末梢血管カテーテルでは、内径は、典型的には、約0.018〜0.021インチ(0.46〜0.53mm)であり、外径は、典型的には、約0.023〜0.026インチ(0.58〜0.66mm)である。胆管カテーテルでは、内径は、典型的には、約0.033〜0.036インチ(0.84〜0.91mm)であり、外径は、典型的には、約0.036〜0.039インチ(0.91〜0.99mm)である。
ガイドワイヤ内腔32の管状部材34の少なくとも一部、一般的には、実質的に管状部材の全体は、ポリマー、および、約2〜15重量%の粒子または繊維、より典型的には、約2〜10重量%の粒子または繊維、さらに典型的には、約4〜5重量%の粒子または繊維を含むコンパウンドで形成される。粒子または繊維は、1〜15μm、より典型的には、1〜10μmの大きさであってよい。粒子または繊維の平均の大きさは、約5μmであってよい。粒子または繊維は、通常は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ(すべては一般的には粒子の形状である)のうちの1つまたは複数と、TEFLONなどのフッ素重合体(通例は、繊維の形状である)を含む。ポリマーは、通常は、ポリアミド、ナイロン、PEBAX、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む。冠状動脈カテーテルの材料は、典型的には、PEBAX72Dまたは70D、あるいは、同類の硬度の材料である。より大きいカテーテルには、これらの内腔内の材料か、またはより硬い材料を使用することができる。神経系への適用に関しては、材料は、典型的には、PEBAX70D,63S、または55Dなどの、より柔らかい材料である。
ポリマー、すなわち、ガイドワイヤ内腔32の管状部材34の粒子または繊維のコンパウンド部分は、粒子または繊維を含まないポリマーで形成された実質的に同一の管状部材よりも低い摩擦係数を有する。ポリマー、すなわち、ガイドワイヤ内腔32の管状部材34の粒子または繊維のコンパウンド部分は、典型的には、単一の一体層(a single integral layer)として押出されるが、他の材料とともに共押出されることもできる。カテーテル20の一部を形成する際に、バルーン22の遠位端29、および/または、カテーテルのカテーテルシャフト28などのカテーテル構成要素は、任意の適当な技術(例えば、熱または圧力の使用、高周波接着、および/または、レーザー接着など)によって、ポリマー、すなわち、ガイドワイヤ内腔の粒子または繊維のコンパウンド部分に接着されることができる。接着は、通常は、高プロフィールを有する剛性接着する傾向がある接着剤を使用しないで、行われる。カテーテル構成要素と、ポリマー、すなわち、ガイドワイヤ内腔の粒子または繊維のコンパウンド部分との間の接着の接着強度は、所定のパーセンテージ以上であり、例えばこの接着強度は、カテーテル構成要素と実質的に同一の第二のカテーテル構成要素と、ガイドワイヤ内腔32の管状部材34と実質的に同一であり、粒子または繊維を含まないポリマーで形成された第二のガイドワイヤ内腔の一部と、の間の接着強度と比べて、わずかに10%未満である。
ポリマー、すなわち、ガイドワイヤ内腔32の管状部材34の粒子または繊維のコンパウンド部分はまた、粒子または繊維を含まないポリマーで形成された実質的に同一の管状部材よりも、低い摩擦係数を有していてもよい。ポリマー、すなわち、ガイドワイヤ内腔32の管状部材34の粒子または繊維のコンパウンド部分の摩擦係数は、実質的に同一の管状部材の一部の摩擦係数よりも、少なくとも10%低くてもよい。
接着強度は、任意の適当な方法で測定することができる。バルーン22の遠位端29と、ポリマー、すなわち、ガイドワイヤ内腔32の管状部材34の粒子または繊維のコンパウンド部分と、の間の接着の接着強度を測定するためのひとつの技術は、バルーン、および、ポリマーすなわちガイドワイヤ内腔の粒子または繊維のコンパウンド部分の接着部分を、カテーテルの他の部分から分離させることと、バルーンを裏返しにすることと、バルーンおよびガイドワイヤ内腔を引っ張ることと、を本質的に含む。カテーテルシャフト28、および、ポリマー、すなわち、ガイドワイヤ内腔32の管状部材34の粒子または繊維のコンパウンド部分、の間の接着強度であって、例えば、カテーテルシャフトの迅速交換(RX)開口部、すなわち、近位ガイドワイヤポート24における接着強度もまた重要であり、この接着強度は、例えば、カテーテルシャフトおよびガイドワイヤ内腔を引き離すことによって測定されることができる。
VESTAMIDL2124で作られたバルーンの遠位端、および、いくつかの異なる材料で作られた種々のガイドワイヤ内腔部分、の間の接着が試験された。加えて、カテーテルシャフトのRX開口部における、いくつかの異なる材料のカテーテルシャフトおよびガイドワイヤ内腔部分の間の接着が試験された。これらの試験の結果が、表1に示されている。
加えて、表1で試験された種類の内腔はまた、高圧でつぶれる傾向性(tendency to collapse at high pressures)の試験も行われた。この試験は、内腔がどれくらい可撓性なおかつ強度であるかの測定である。これらは、バルーンが膨張させられるのと同時にガイドワイヤが内腔を通して押し進められることができる容易さに関しての重要な特徴である。硫酸バリウム充填内腔または黒鉛充填内腔に比べて、標準ナイロン内腔およびカーボン充填内腔の方が、幾分大きい制限があると考えられる。
表1で試験された種類の内腔を含むカテーテルの破裂試験は、粒子充填PEBAX内腔の破裂−対(versus)−標準ナイロン内腔の破裂、に関して、なんらの欠陥も表さなかった。いくつかのカーボンブラック充填内腔が、近位の接着領域で破裂したことを除いては、すべての試験において、強度な接着を示すバルーンのテーパ部分の間で破裂が起こった。
ワイヤを、表1で試験された種類の内腔を通して押し進めるのに必要とされる力に関する試験において、黒鉛充填PEBAX内腔は最も小さい力を必要とし、硫酸バリウム充填PEBAX内腔は、次に小さい力を必要とし、カーボンブラック充填PEBAX内腔および標準ナイロン内腔は、最も大きい力を必要とし、これらのカーボンブラック充填PEBAX内腔および標準ナイロン内腔の両方は、ほぼ同じ力を必要とした。
カテーテル20を作成する方法において、ポリマーおよび2〜15%の粒子または繊維を含むコンパウンドが形成される。コンパウンドは、例えば、二軸スクリュー式押出機(double screw extruder)の中で混合する、すなわち、混ぜ合わせることによって、形成されることができる。管状押出物は、コンパウンドで形成される。管状押出物は、ガイドワイヤ内腔32の管状部材34の少なくとも一部を形成し、かつ、管状押出物は、例えばガイドワイヤ内腔の遠位端をバルーン22の遠位端29に接着させることによって、カテーテル構成要素に接着される。代替的に、または、追加的に、カテーテル構成要素は、カテーテルシャフト28を含むことができる。
本明細書に記載される材料は、迅速交換型カテーテルまたはオーバー・ザ・ワイヤ型カテーテルのガイドワイヤ内腔部材32の内側管状部材34に関して記載されているが、ガイドワイヤ内腔を形成するための材料の低減された摩擦係数および良好な接着特性もまた、他のカテーテルへの適用に有用である。例えば、材料は、オーバー・ザ・ワイヤ型カテーテルの近位シャフトにおいて使用されることができる。オーバー・ザ・ワイヤ型カテーテルは、一般的に、外側シャフトおよび内側シャフトを含む。オーバー・ザ・ワイヤ型カテーテルの外側近位シャフトは、一般的に、例えばPEBAXまたはナイロンなどのポリマーで形成されるが、近位シャフトおよびガイドカテーテルの間の摩擦は、カテーテルの推進特性(pushability)を低減させうる。摩擦を低減させるために、カテーテルの外面を凍らせることによって、推進特性の改良が試みられている。本発明の一実施形態に従って、オーバー・ザ・ワイヤ型カテーテルの近位シャフトは、カテーテルの推進特性および追跡特性(trackability)を改良させるために、本明細書に記載される粒子または繊維充填ポリマー材料で形成される。
別の実施形態に従って、ガイドカテーテルは、内層に粒子または繊維充填ポリマー材料を用いることによって形成され、ガイドカテーテルを通って通過するカテーテルの摩擦を改善し、また、内層をカテーテルの他の層に接着させる接着特性(bondability)を改善する。本発明の典型的なガイドカテーテルの構造は、近位端および遠位端の間で変化する複数のデュロメーターの中にあるPEBAXまたは他のポリマーの外層によって覆われている、ブレード(braid)または他の補強層によって取り囲まれている黒鉛充填PEBAX、ナイロン、またはポリウレタンの内層を含む。層は一緒に接着され、内層および外層の同類の材料は、一緒に接着されることができ、TEFLONの内層を有する既知のガイドカテーテルで起こる層間剥離の問題が起こることもない。ガイドカテーテルは、冠状動脈ガイドカテーテルであってよい。
本発明において、「含む」などの用語の使用は制約がなく、「具備する」などの用語と同じ意味を有しており、他の構造、材料、または作用の存在を除外しないことが意図されている。同様に、「できる」「であってよい」などの用語の使用は制約がなく、かつ、構造、材料、または作用が必要ないことを意味する。そのような用語を使用しないからといって、構造、材料、または作用が必須であるということを意味することは意図されていない。構造、材料、または作用が現在必須であると考えられる限りにおいては、そのように解釈される。
本発明は、好ましい実施形態に従って図示され記載されてきたが、特許請求の範囲に記載される発明から逸脱することなく、変更および変更がなされてもよいということを認識されるであろう。
〔実施の態様〕
(1) カテーテルのガイドワイヤ内腔において、
管状部材、
を含み、
前記管状部材の少なくとも一部は、ポリマー、および約2〜15%の粒子または繊維を含むコンパウンドで形成されている、
ガイドワイヤ内腔。
(2) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
ガイドワイヤ内腔。
(3) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記コンパウンドは、約2〜10重量%の粒子または繊維を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(4) 実施態様3に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記コンパウンドは、約4〜5重量%の粒子または繊維を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(5) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、1〜15μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。
(6) 実施態様5に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、1〜10μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。
(7) 実施態様5に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維の平均の大きさは、約5μmである、
ガイドワイヤ内腔。
(8) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(9) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の前記一部は、前記粒子または繊維を含まない前記ポリマーで形成された実質的に同一の管状部材よりも低い摩擦係数を有する、
ガイドワイヤ内腔。
(10) 実施態様9に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の前記一部の前記摩擦係数は、前記実質的に同一の管状部材の一部の前記摩擦係数よりも、少なくとも10%低い、
ガイドワイヤ内腔。
(11) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の前記一部は、単一層のチューブとして押出される、
ガイドワイヤ内腔。
(1) カテーテルのガイドワイヤ内腔において、
管状部材、
を含み、
前記管状部材の少なくとも一部は、ポリマー、および約2〜15%の粒子または繊維を含むコンパウンドで形成されている、
ガイドワイヤ内腔。
(2) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
ガイドワイヤ内腔。
(3) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記コンパウンドは、約2〜10重量%の粒子または繊維を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(4) 実施態様3に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記コンパウンドは、約4〜5重量%の粒子または繊維を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(5) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、1〜15μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。
(6) 実施態様5に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、1〜10μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。
(7) 実施態様5に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維の平均の大きさは、約5μmである、
ガイドワイヤ内腔。
(8) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(9) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の前記一部は、前記粒子または繊維を含まない前記ポリマーで形成された実質的に同一の管状部材よりも低い摩擦係数を有する、
ガイドワイヤ内腔。
(10) 実施態様9に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の前記一部の前記摩擦係数は、前記実質的に同一の管状部材の一部の前記摩擦係数よりも、少なくとも10%低い、
ガイドワイヤ内腔。
(11) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の前記一部は、単一層のチューブとして押出される、
ガイドワイヤ内腔。
(12) カテーテルにおいて、
管状部材を含むガイドワイヤ内腔であって、前記管状部材の少なくとも一部は、ポリマー、および粒子または繊維を含むコンパウンドで形成される、ガイドワイヤ内腔と、
カテーテル構成要素であって、接着剤を使用しないで前記ガイドワイヤ内腔の一部に接着される、カテーテル構成要素と、
を含み、
前記カテーテル構成要素と、前記ガイドワイヤ内腔の前記一部との間の接着の接着強度は、前記カテーテル構成要素と実質的に同一の第二のカテーテル構成要素と、前記ガイドワイヤ内腔と実質的に同一であって粒子または繊維を含まない前記ポリマーで形成された第二のガイドワイヤ内腔の一部との間の接着の接着強度と比べて、わずかに10%未満である、
カテーテル。
(13) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテル構成要素は、バルーンを含む、
カテーテル。
(14) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテル構成要素は、カテーテルシャフトを含む、
カテーテル。
(15) 実施態様14に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテルシャフトの少なくとも一部は、ポリマー、および、粒子または繊維を含むコンパウンドで形成される、
カテーテル。
(16) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
カテーテルシャフト、
を含み、
前記カテーテルシャフトの少なくとも一部は、ポリマー、および、粒子または繊維を含むコンパウンドで形成される、
カテーテル。
(17) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記コンパウンドは、約2〜15重量%の粒子または繊維を含む、
カテーテル。
(18) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記粒子または繊維は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
カテーテル。
(19) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
カテーテル。
(20) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記ガイドワイヤ内腔の前記一部は、前記第2のガイドワイヤ内腔の前記一部よりも低い摩擦係数を有する。
カテーテル。
(21) 実施態様20に記載のカテーテルにおいて、
前記ガイドワイヤ内腔の前記一部の前記摩擦係数は、前記第2のガイドワイヤ内腔の前記一部の前記摩擦係数よりも、少なくとも10%低い、
カテーテル。
(22) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記ガイドワイヤ内腔の前記一部は、単一層のチューブとして押出される、
カテーテル。
管状部材を含むガイドワイヤ内腔であって、前記管状部材の少なくとも一部は、ポリマー、および粒子または繊維を含むコンパウンドで形成される、ガイドワイヤ内腔と、
カテーテル構成要素であって、接着剤を使用しないで前記ガイドワイヤ内腔の一部に接着される、カテーテル構成要素と、
を含み、
前記カテーテル構成要素と、前記ガイドワイヤ内腔の前記一部との間の接着の接着強度は、前記カテーテル構成要素と実質的に同一の第二のカテーテル構成要素と、前記ガイドワイヤ内腔と実質的に同一であって粒子または繊維を含まない前記ポリマーで形成された第二のガイドワイヤ内腔の一部との間の接着の接着強度と比べて、わずかに10%未満である、
カテーテル。
(13) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテル構成要素は、バルーンを含む、
カテーテル。
(14) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテル構成要素は、カテーテルシャフトを含む、
カテーテル。
(15) 実施態様14に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテルシャフトの少なくとも一部は、ポリマー、および、粒子または繊維を含むコンパウンドで形成される、
カテーテル。
(16) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
カテーテルシャフト、
を含み、
前記カテーテルシャフトの少なくとも一部は、ポリマー、および、粒子または繊維を含むコンパウンドで形成される、
カテーテル。
(17) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記コンパウンドは、約2〜15重量%の粒子または繊維を含む、
カテーテル。
(18) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記粒子または繊維は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
カテーテル。
(19) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
カテーテル。
(20) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記ガイドワイヤ内腔の前記一部は、前記第2のガイドワイヤ内腔の前記一部よりも低い摩擦係数を有する。
カテーテル。
(21) 実施態様20に記載のカテーテルにおいて、
前記ガイドワイヤ内腔の前記一部の前記摩擦係数は、前記第2のガイドワイヤ内腔の前記一部の前記摩擦係数よりも、少なくとも10%低い、
カテーテル。
(22) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記ガイドワイヤ内腔の前記一部は、単一層のチューブとして押出される、
カテーテル。
(23) カテーテルを作成する方法において、
ポリマーおよび約2〜15重量%の粒子または繊維を含むコンパウンドを形成することと、
前記コンパウンドの管状押出物を形成することと、
前記管状押出物をカテーテル構成要素に接着することと、
を含む、方法。
(24) 実施態様23に記載の方法において、
前記カテーテル構成要素は、バルーンを含む、
方法。
(25) 実施態様24に記載の方法において、
前記カテーテル構成要素は、カテーテルシャフトを含む、
方法。
(26) 実施態様23に記載の方法において、
前記カテーテル構成要素は、カテーテルシャフトを含む、
方法。
(27) 実施態様23に記載の方法において、
前記粒子または繊維は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
方法。
(28) 実施態様23に記載の方法において、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
方法。
(29) 実施態様23に記載の方法において、
前記管状押出物は、単一層の押出物である、
方法。
(30) 実施態様23に記載の方法において、
前記粒子または繊維は、1〜15μmの大きさである、
方法。
(31) 実施態様23に記載の方法において、
前記粒子または繊維は、1〜10μmの大きさである、
方法。
(32) 実施態様23に記載の方法において、
前記粒子または繊維の平均の大きさは、約5μmである、
方法。
ポリマーおよび約2〜15重量%の粒子または繊維を含むコンパウンドを形成することと、
前記コンパウンドの管状押出物を形成することと、
前記管状押出物をカテーテル構成要素に接着することと、
を含む、方法。
(24) 実施態様23に記載の方法において、
前記カテーテル構成要素は、バルーンを含む、
方法。
(25) 実施態様24に記載の方法において、
前記カテーテル構成要素は、カテーテルシャフトを含む、
方法。
(26) 実施態様23に記載の方法において、
前記カテーテル構成要素は、カテーテルシャフトを含む、
方法。
(27) 実施態様23に記載の方法において、
前記粒子または繊維は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
方法。
(28) 実施態様23に記載の方法において、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
方法。
(29) 実施態様23に記載の方法において、
前記管状押出物は、単一層の押出物である、
方法。
(30) 実施態様23に記載の方法において、
前記粒子または繊維は、1〜15μmの大きさである、
方法。
(31) 実施態様23に記載の方法において、
前記粒子または繊維は、1〜10μmの大きさである、
方法。
(32) 実施態様23に記載の方法において、
前記粒子または繊維の平均の大きさは、約5μmである、
方法。
(33) カテーテルのガイドワイヤ内腔において、
管状部材、
を含み、
前記管状部材の少なくとも一部は、ポリマー、および、粒子または繊維を含むコンパウンドで形成されており、
前記管状部材の前記一部は、前記粒子または繊維を含まない前記ポリマーで形成された実質的に同一の管状部材よりも、少なくとも10%低い摩擦係数を有する、
ガイドワイヤ内腔。
(34) 実施態様33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
ガイドワイヤ内腔。
(35) 実施態様33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記コンパウンドは、約2〜15重量%の粒子または繊維を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(36) 実施態様34に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記コンパウンドは、約2〜10重量%の粒子または繊維を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(37) 実施態様36に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記コンパウンドは、約4〜5重量%の粒子または繊維を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(38) 実施態様33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、1〜15μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。
(39) 実施態様38に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、1〜10μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。
(40) 実施態様38に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維の平均の大きさは、約5μmである、
ガイドワイヤ内腔。
(41) 実施態様33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(42) 管状のカテーテル構成要素において、
約2〜15%の黒鉛粒子が混合されたPEBAX、
を含み、
前記黒鉛粒子は、約1〜15μmの大きさを有する、
構成要素。
(43) 実施態様42に記載の構成要素において、
前記構成要素は、ガイドワイヤ内腔である、
構成要素。
(44) 実施態様42に記載の構成要素において、
前記構成要素は、冠状動脈ガイドカテーテルの内層である、
構成要素。
(45) 実施態様42に記載の構成要素において、
前記構成要素は、バルーンカテーテルシャフトの外層である、
構成要素。
(46) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の少なくとも内側部分は、前記コンパウンドで形成される、
ガイドワイヤ内腔。
(47) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記管状部材の少なくとも内側部分は、前記コンパウンドで形成される、
カテーテル。
(48) 実施態様23に記載の方法において、
前記コンパウンドの前記管状部材の少なくとも内側部分を形成すること、
を含む、方法。
(49) 実施態様33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の少なくとも内側部分は、前記コンパウンドで形成される、
ガイドワイヤ内腔。
(50) 実施態様42に記載の構成要素において、
前記構成要素は管状であり、
前記管状の構成要素の少なくとも内側部分は、約2〜15%の黒鉛粒子が混合されたPEBAXで形成される、
方法。
(51) 実施態様23に記載の方法において、
前記コンパウンドを形成すること、
を含み、
それにより、前記管状押出物は、前記粒子または繊維を含まない前記ポリマーで形成される実質的に同一の管状押出物よりも、低い摩擦係数を有する、
方法。
(52) 実施態様51に記載の方法において、
前記管状押出物の前記摩擦係数は、前記実質的に同一の管状押出物の前記一部の前記摩擦係数よりも、少なくとも10%低い、
方法。
管状部材、
を含み、
前記管状部材の少なくとも一部は、ポリマー、および、粒子または繊維を含むコンパウンドで形成されており、
前記管状部材の前記一部は、前記粒子または繊維を含まない前記ポリマーで形成された実質的に同一の管状部材よりも、少なくとも10%低い摩擦係数を有する、
ガイドワイヤ内腔。
(34) 実施態様33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
ガイドワイヤ内腔。
(35) 実施態様33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記コンパウンドは、約2〜15重量%の粒子または繊維を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(36) 実施態様34に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記コンパウンドは、約2〜10重量%の粒子または繊維を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(37) 実施態様36に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記コンパウンドは、約4〜5重量%の粒子または繊維を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(38) 実施態様33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、1〜15μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。
(39) 実施態様38に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維は、1〜10μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。
(40) 実施態様38に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子または繊維の平均の大きさは、約5μmである、
ガイドワイヤ内腔。
(41) 実施態様33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
ガイドワイヤ内腔。
(42) 管状のカテーテル構成要素において、
約2〜15%の黒鉛粒子が混合されたPEBAX、
を含み、
前記黒鉛粒子は、約1〜15μmの大きさを有する、
構成要素。
(43) 実施態様42に記載の構成要素において、
前記構成要素は、ガイドワイヤ内腔である、
構成要素。
(44) 実施態様42に記載の構成要素において、
前記構成要素は、冠状動脈ガイドカテーテルの内層である、
構成要素。
(45) 実施態様42に記載の構成要素において、
前記構成要素は、バルーンカテーテルシャフトの外層である、
構成要素。
(46) 実施態様1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の少なくとも内側部分は、前記コンパウンドで形成される、
ガイドワイヤ内腔。
(47) 実施態様12に記載のカテーテルにおいて、
前記管状部材の少なくとも内側部分は、前記コンパウンドで形成される、
カテーテル。
(48) 実施態様23に記載の方法において、
前記コンパウンドの前記管状部材の少なくとも内側部分を形成すること、
を含む、方法。
(49) 実施態様33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の少なくとも内側部分は、前記コンパウンドで形成される、
ガイドワイヤ内腔。
(50) 実施態様42に記載の構成要素において、
前記構成要素は管状であり、
前記管状の構成要素の少なくとも内側部分は、約2〜15%の黒鉛粒子が混合されたPEBAXで形成される、
方法。
(51) 実施態様23に記載の方法において、
前記コンパウンドを形成すること、
を含み、
それにより、前記管状押出物は、前記粒子または繊維を含まない前記ポリマーで形成される実質的に同一の管状押出物よりも、低い摩擦係数を有する、
方法。
(52) 実施態様51に記載の方法において、
前記管状押出物の前記摩擦係数は、前記実質的に同一の管状押出物の前記一部の前記摩擦係数よりも、少なくとも10%低い、
方法。
Claims (54)
- カテーテルのガイドワイヤ内腔において、
管状部材、
を含み、
前記管状部材の少なくとも一部は、ポリマー、ならびに約2〜15%の粒子および繊維のうち一方を含む化合物で形成されている、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子および繊維のうち一方は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記化合物は、約2〜10重量%の粒子および繊維のうち一方を含む、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項3に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記化合物は、約4〜5重量%の粒子および繊維のうち一方を含む、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子および繊維のうち一方は、1〜15μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項5に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子および繊維のうち一方は、1〜10μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項5に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子および繊維のうち一方の平均の大きさは、約5μmである、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の前記一部と前記カテーテルの接触部分との間の摩擦係数は、前記粒子および繊維のうち一方を含まない前記ポリマーで形成された実質的に同一の管状部材と前記カテーテルの前記接触部分との間の摩擦係数よりも低い、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項9に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の前記一部と前記カテーテルの前記接触部分との間の前記摩擦係数は、前記実質的に同一の管状部材の一部と前記カテーテルの前記接触部分との間の前記摩擦係数よりも、少なくとも10%低い、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の前記一部は、単一層のチューブとして押出される、
ガイドワイヤ内腔。 - カテーテルにおいて、
管状部材を含むガイドワイヤ内腔であって、前記管状部材の少なくとも一部は、ポリマー、ならびに粒子および繊維のうち一方を含む化合物で形成される、ガイドワイヤ内腔と、
カテーテル構成要素であって、接着剤を使用しないで前記ガイドワイヤ内腔の一部に接着される、カテーテル構成要素と、
を含み、
前記カテーテル構成要素と、前記ガイドワイヤ内腔の前記一部との間の接着の接着強度は、前記カテーテル構成要素と実質的に同一の第二のカテーテル構成要素と、前記ガイドワイヤ内腔と実質的に同一であって粒子および繊維のうち一方を含まない前記ポリマーで形成された第二のガイドワイヤ内腔の一部との間の接着の接着強度と比べて、10%以下下回る、
カテーテル。 - 請求項12に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテル構成要素は、バルーンを含む、
カテーテル。 - 請求項12に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテル構成要素は、カテーテルシャフトを含む、
カテーテル。 - 請求項14に記載のカテーテルにおいて、
前記カテーテルシャフトの少なくとも一部は、ポリマー、ならびに、粒子および繊維のうち一方を含む化合物で形成される、
カテーテル。 - 請求項12に記載のカテーテルにおいて、
カテーテルシャフト、
を含み、
前記カテーテルシャフトの少なくとも一部は、ポリマー、ならびに、粒子および繊維のうち一方を含む化合物で形成される、
カテーテル。 - 請求項12に記載のカテーテルにおいて、
前記化合物は、約2〜15重量%の粒子および繊維のうち一方を含む、
カテーテル。 - 請求項12に記載のカテーテルにおいて、
前記粒子および繊維のうち一方は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
カテーテル。 - 請求項12に記載のカテーテルにおいて、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
カテーテル。 - 請求項12に記載のカテーテルにおいて、
前記ガイドワイヤ内腔の前記一部と前記カテーテルの接触部分との間の摩擦係数は、前記第2のガイドワイヤ内腔の前記一部と前記カテーテルの前記接触部分との間の摩擦係数よりも低い、
カテーテル。 - 請求項20に記載のカテーテルにおいて、
前記ガイドワイヤ内腔の前記一部と前記カテーテルの前記接触部分との間の前記摩擦係数は、前記第2のガイドワイヤ内腔の前記一部と前記カテーテルの前記接触部分との間の前記摩擦係数よりも、少なくとも10%低い、
カテーテル。 - 請求項12に記載のカテーテルにおいて、
前記ガイドワイヤ内腔の前記一部は、単一層のチューブとして押出される、
カテーテル。 - カテーテルを作成する方法において、
ポリマーならびに約2〜15重量%の粒子および繊維のうち一方を含む化合物を形成することと、
前記化合物の管状押出物を形成することと、
前記管状押出物をカテーテル構成要素に接着することと、
を含む、方法。 - 請求項23に記載の方法において、
前記カテーテル構成要素は、バルーンを含む、
方法。 - 請求項24に記載の方法において、
前記カテーテル構成要素は、カテーテルシャフトを含む、
方法。 - 請求項23に記載の方法において、
前記カテーテル構成要素は、カテーテルシャフトを含む、
方法。 - 請求項23に記載の方法において、
前記粒子および繊維のうち一方は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
方法。 - 請求項23に記載の方法において、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
方法。 - 請求項23に記載の方法において、
前記管状押出物は、単一層の押出物である、
方法。 - 請求項23に記載の方法において、
前記粒子および繊維のうち一方は、1〜15μmの大きさである、
方法。 - 請求項23に記載の方法において、
前記粒子および繊維のうち一方は、1〜10μmの大きさである、
方法。 - 請求項23に記載の方法において、
前記粒子および繊維のうち一方の平均の大きさは、約5μmである、
方法。 - カテーテルのガイドワイヤ内腔において、
管状部材、
を含み、
前記管状部材の少なくとも一部は、ポリマー、ならびに、粒子および繊維のうち一方を含む化合物で形成されており、
前記管状部材の前記一部と前記カテーテルの接触部分との間の摩擦係数は、前記粒子および繊維のうち一方を含まない前記ポリマーで形成された実質的に同一の管状部材と前記カテーテルの前記接触部分との間の摩擦係数よりも、少なくとも10%低い、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子および繊維のうち一方は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、シリカ、および、フッ素重合体のうちの少なくとも1つを含む、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記化合物は、約2〜15重量%の粒子および繊維のうち一方を含む、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項35に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記化合物は、約2〜10重量%の粒子および繊維のうち一方を含む、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記化合物は、約4〜5重量%の粒子および繊維のうち一方を含む、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子および繊維のうち一方は、1〜15μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項38に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子および繊維のうち一方は、1〜10μmの大きさである、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項38に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記粒子および繊維のうち一方の平均の大きさは、約5μmである、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記ポリマーは、ポリアミド、ナイロン、ポリエーテルブロックアミド、および、ポリウレタンのうちの1つまたは複数を含む、
ガイドワイヤ内腔。 - 管状のカテーテル構成要素において、
約2〜15%の黒鉛粒子が混合されたPEBAX、
からなり、
前記黒鉛粒子は、約1〜15μmの大きさを有する、
構成要素。 - 請求項42に記載の構成要素において、
前記構成要素は、ガイドワイヤ内腔である、
構成要素。 - 請求項42に記載の構成要素において、
前記構成要素は、冠状動脈ガイドカテーテルの内層である、
構成要素。 - 請求項42に記載の構成要素において、
前記構成要素は、バルーンカテーテルシャフトの外層である、
構成要素。 - 請求項1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の少なくとも内側部分は、前記化合物で形成される、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項12に記載のカテーテルにおいて、
前記管状部材の少なくとも内側部分は、前記化合物で形成される、
カテーテル。 - 請求項23に記載の方法において、
前記化合物の前記管状部材の少なくとも内側部分を形成すること、
を含む、方法。 - 請求項33に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記管状部材の少なくとも内側部分は、前記化合物で形成される、
ガイドワイヤ内腔。 - 請求項42に記載の構成要素において、
前記構成要素は管状であり、
前記管状の構成要素の少なくとも内側部分は、約2〜15%の黒鉛粒子が混合された前記PEBAXで形成される、
構成要素。 - 請求項23に記載の方法において、
前記化合物を形成すること、
を含み、
それにより、前記管状押出物とカテーテルの接触部分との間の摩擦係数は、前記粒子および繊維のうち一方を含まない前記ポリマーで形成される実質的に同一の管状押出物と前記カテーテルの前記接触部分との間の摩擦係数よりも、低くなるようにする、
方法。 - 請求項51に記載の方法において、
前記管状押出物と前記カテーテルの前記接触部分との間の前記摩擦係数は、前記実質的に同一の管状押出物の一部と前記カテーテルの前記接触部分との間の前記摩擦係数よりも、少なくとも10%低い、
方法。 - 請求項1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記化合物は、フッ素重合体を含む繊維を含む、ガイドワイヤ内腔。 - 請求項1に記載のガイドワイヤ内腔において、
前記化合物は、黒鉛、バリウム、ビスマス、カーボンブラック、および、シリカのうちの少なくとも1つを含む粒子を含む、ガイドワイヤ内腔。
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