JP2009542549A - 検査されるエレベータの頂部や底部における最小空間を確保する安全装置およびこのような安全装置を備えたエレベータ - Google Patents

検査されるエレベータの頂部や底部における最小空間を確保する安全装置およびこのような安全装置を備えたエレベータ Download PDF

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Abstract

エレベータシステム用の安全装置が、支持部に取り付けられた格納式エレメントを備える。格納式エレメントは、格納位置と、選択された方向へ移動するエレベータかごが選択された垂直方向位置に接近するときにエレベータかごに対応した安全ブレーキのトリガ部材と係合するように格納式エレメントの掴み部が支持部から突出する停止位置と、を備える。アクチュエータによって格納式エレメントの位置が選択的に制御される。位置検出器は、必要なときに格納式エレメントが停止位置にあることを保証するように格納式エレメントの位置に対応している。

Description

本発明は、エレベータに関する。本発明は、特に、浅いピットおよび/または低いオーバヘッドを備えたエレベータに適用される。
浅いピットおよび/または低いオーバヘッドを備えたエレベータは、エレベータの設置にかかる建設費の影響を減らすとともに厳しい構造上の制約との適合性があるために有利である。
マシンルームレスエレベータは、エレベータの昇降路の容積部内に配置されたエレベータ駆動システム、特に、モータおよびブレーキを備える。昇降路内に取り付けられたこれらの部品や他の構成要素へのアクセスは、保守や修理の目的のために必要とされている。EN81のような標準では、機械や昇降路構成要素へアクセスするために人が入る作業空間が安全なものとなるように昇降路の頂部や底部に安全用の隙間が要求されている。このような作業空間は、かごの頂部に立つ作業者のために昇降路の上部に設定されたり、あるいは昇降路の底部にあるピットに設定されたりすることがある。
検査運転において常に最低限の安全空間が確保されることを保証する安全手段が、かごが過度の速度で移動することを防止するようにエレベータ構造体に通常取り付けられている安全ブレーキを特に利用することによって提案されてきた。安全ブレーキは、一般にかごに取り付けられるとともに垂直方向の固定されたガイドレールと協同し、速度制限器ケーブルもしくはロープによってトリガされたときに摩擦によってかごを停止させる。米国特許出願公開第2004/0222046号明細書および国際公開第2006/035264号パンフレットには、昇降路の頂部や底部に保護空間を確保する装置が開示されており、この装置は、速度制限器ケーブルを受けるフォークエレメントを備える。突出部がケーブルに固定されており、望ましい保護空間に対応した垂直方向位置においてフォークエレメントによって受け止められて安全ブレーキがトリガされる接触部が形成される。エレベータの通常の運転では、フォークエレメントは、制限器ケーブルおよび突出部との係合から引っ込められ、これにより、かごが妨害されずに最高乗り場高さまたは最低乗り場高さに到達できる。ばね取付部がフォークエレメント用に設けられており、これにより、フォークエレメントは突出部を受け止めるときに安全ブレーキがかごを停止させるのに要する一定の距離だけ垂直方向へ移動することができる。このような距離に対応するばね取付部のストロークは、かごおよびカウンタウエイトの慣性に基づいており、一般に約100〜200mmになるべきである。
この種類の安全装置の問題は、様々な理由によって、検査運転が開始されたときにフォークエレメントが機能しなくなり、引っ込められた位置に突然留まってしまうことがあることである。これにより、昇降路に入る人に危険が生じてしまう。
本発明の実施例では、エレベータシステム用の安全装置は、
支持部に取り付けられた少なくとも1つの格納式エレメントであって、格納位置と、選択された方向へ移動するエレベータかごが選択された垂直方向位置に接近するときに、エレベータかごに対応した安全ブレーキのトリガ部材と係合するように格納式エレメントの掴み部が支持部から突出する停止位置と、を備えた少なくとも1つの格納式エレメントと、
格納式エレメントの位置を選択的に制御するアクチュエータと、
格納式エレメントの位置に対応した位置検出器と、
を備える。
格納式エレメントは、検査運転において一般に展開され、安全ブレーキのトリガ部材の移動線上に突出する。かごが反対方向へ移動するときには、格納式エレメントはトリガ部材の障害にならないことが好ましい。
位置検出器によって、格納式エレメントが十分に展開されたことを確認した後に検査運転においてかごが移動可能となる。これによって、整備士が昇降路内からかごの上方への移動または下方への移動を制御する際に安全装置によって得られる保護を失うことがあるという危険性が防止される。
上述の実施例と組み合わされて実施されるか、または個別に実施される本発明の他の実施例では、安全装置は、
ブラケットと、
垂直方向に沿ってスライドするようにブラケットに取り付けられた支持キャリッジと、
支持キャリッジに取り付けられた少なくとも2つの格納式エレメントであって、これらの格納式エレメントは、双方の間の固定距離で垂直方向にオフセットされており、各々が、掴み部をそれぞれ備え、格納位置と、選択された方向へ移動するエレベータかごが各垂直方向位置に接近するときに、エレベータかごに対応した安全ブレーキのトリガ部材と係合するように格納式エレメントの掴み部が支持キャリッジから突出する停止位置と、を備えた少なくとも2つの格納式エレメントと、
2つの格納式エレメントの一方における掴み部が安全ブレーキのトリガ部材と係合するときに、支持キャリッジの垂直方向のスライド移動に適応するばね配置と、
格納式エレメントにそれぞれ対応するアクチュエータであって、各格納式エレメントの位置を選択的に制御するアクチュエータと、
を備える。
安全装置におけるこのような構成の利点は、2つの格納式エレメントによって、かごの同一方向の移動に対して2つの安全高さを互いに比較的接近させて与えることができることである。ばね配置によって、かごを効果的に停止させるのに安全ブレーキに必要とされる比較的長いストロークに沿って2つのエレメントが共にスライドし、これによって、一方のエレメントと安全ブレーキのトリガ部材とが接触したときに、2つのエレメントのうちの一方の支持部が他方のエレメントの垂直方向のスライド移動を妨害し得るという問題がなくなる。
2つの安全高さは、例えば、かごの頂部における最小限の作業空間に対応した第1の高さ(例えば、かごの屋上から昇降路の天井までが約1.80m)と、最終の安全空間に対応した第2の高さ(例えば、かごの屋上から昇降路の天井までが約1m)と、を備えることができる。
本発明の別の実施例では、エレベータは、
エレベータの昇降路内において垂直方向に移動可能なかごと、
かごの移動を制御するエレベータ制御回路と、
トリガされたときにかごを停止させる安全ブレーキと、
支持部に取り付けられた少なくとも1つの格納式エレメントであって、格納位置と、選択された方向へ移動するかごが選択された垂直方向位置に接近するときに、安全ブレーキのトリガ部材と係合するように格納式エレメントの掴み部が支持部から突出する停止位置と、を備えた少なくとも1つの格納式エレメントと、
格納式エレメントの位置を選択的に制御するアクチュエータと、
格納式エレメントの位置に対応した位置検出器と、
を備える。
アクチュエータは、エレベータが検査運転にあるときに格納式エレメントを停止位置に押すように有利に制御される。位置検出器は、格納式エレメントが停止位置に無いときに検査運転におけるかごの移動を防止するようにエレベータ制御回路に接続される。
選択された垂直位置は、例えば、格納式エレメントの掴み部とトリガ部材との係合に対応して安全ブレーキによってかごの上方への移動が停止されるときに昇降路の頂部に最小限の安全空間を提供するようにかごの最高乗り場高さに隣接する。この代わりに、格納式エレメントの掴み部とトリガ部材との係合に対応して安全ブレーキによってかごの下方への移動が停止されるときに昇降路の底部に最小限の安全空間を提供するようにかごの最低乗り場高さに隣接してもよい。
本発明の別の実施例では、エレベータは、エレベータの昇降路内において垂直方向に移動可能なかごと、トリガされたときにかごを停止させる安全ブレーキと、検査運転において選択された方向へ移動するかごの検出に対応して安全ブレーキをトリガする少なくとも1つの安全装置と、を備える。安全装置は、
昇降路内に固定されたブラケットと、
垂直方向に沿ってスライドするようにブラケットに取り付けられた支持キャリッジと、
支持キャリッジに取り付けられた少なくとも2つの格納式エレメントであって、これらの格納式エレメントは、双方の間の固定距離で垂直方向にオフセットされ、各々が、掴み部をそれぞれ備え、格納位置と、選択された方向へ移動するエレベータかごが各垂直方向位置に接近するときに、エレベータかごに対応した安全ブレーキのトリガ部材と係合するように格納式エレメントの掴み部が支持キャリッジから突出する停止位置と、を備えた少なくとも2つの格納式エレメントと、
2つの格納式エレメントの一方における掴み部が安全ブレーキのトリガ部材と係合するときに、支持キャリッジの垂直方向のスライド移動に適応するばね配置と、
格納式エレメントにそれぞれ対応するアクチュエータであって、各格納式エレメントの位置を選択的に制御するアクチュエータと、
を備える。
本発明が適用できるエレベータの実施例における選択された部分を概略的に示した図である。 このようなエレベータに使用可能な安全ブレーキの斜視図である。 本発明における安全装置の実施例の斜視図である。 図3の安全装置の部分における組立分解図である。 本発明における安全装置の他の実施例の斜視図である。 本発明におけるエレベータの実施例で使用される例示の電気回路図である。
図1には、ガイドレール26に沿って周知のように移動するエレベータかご24を備えたエレベータシステム20が示されている。
1つの例では、マシンルームレスエレベータシステムによって、かご24が、昇降路の下端部28(即ち、ピット)と上端部29との間における昇降路の長さ全体に実質的に沿って移動することができる。モータおよびブレーキを備えた駆動システム(図示せず)が、図2に部分的に見られるとともにケーブルもしくはベルト25およびリーブプーリ27を有するトラクションシステムによって昇降路に沿ったかご24の垂直方向の移動を制御するように通常使用される。
さらに、ガバナ装置30は、かご24が選択された最大速度を超えて移動することを防止することによって、かご24の移動を制御する。例示のガバナ装置30は、かごがガイドレール26に沿って動くときにかご24と共に移動するガバナロープ32を備える。ガバナシーブ34および引張シーブ36が、ガバナロープ32からなるループの両端部に配置されている。
図示されているガバナ装置30は、周知のように動作する。かご24の移動が速すぎる場合には、ガバナ装置30は、ガバナシーブ34に対して制動力を作用させる。これにより、ガバナロープ32は、機械的リンケージを引っ張り、図1に概略的に示される安全ブレーキ42を作動させる。この例では、安全ブレーキは、ガイドレール26に対して制動力を作用させ、エレベータかご24のこれ以上の移動を防止する。この用途のための様々な安全ブレーキ42が知られている。接続ロッドが、かごの屋上の上および/またはかごの床の下に周知のように配置されてもよく、これにより、かごの両側に配置されたガイドレールの各々と協同する安全ブレーキの作動に同時性が得られる。
図2には、安全ブレーキ42の可能な構成が示されている。安全ギヤ50がガイドレール26に沿ってスライドするようにかご構造体に固定されている。ギヤ50がトリガされることによってレール26に沿った摩擦が発生し、ギヤは、かごが停止されるまでくさび作用によって摩擦を増大させるように通常配置される。図2に示されている例示の安全ブレーキは、二部作用を備える。安全ブレーキは、かご24の上方への移動を阻止するように上部レバー52によってトリガされるか、またはかご24の下方への移動を阻止するように下部レバー54によってトリガされる。トリガレバー52,54の各々は、各ピボット軸53,55を中心としてかご構造体に関節式に繋がれる。ガバナロープ32は、リンケージ44に取り付けられた2つの端部を備える。リンケージ44は、実質的に垂直に延びるとともにレバーの中央部において2つのトリガレバー52,54に関節式に繋がれる。したがって、かご24が下方へ(上方へ)移動している最中における過速度状態のためにガバナロープ32が保持されているときに、下部レバー54(上部レバー52)は、ロープ32によって引かれ、安全ギヤ50をトリガしてかご24を停止させる。
さらに、図2に示されるトリガレバー52,54は、安全ギヤ50と引張ロッド44の関節部との間に横方向拡張部56,58を備える。横方向拡張部56,58は、以下に説明される安全装置と相互作用するように外側に突出している。
図1の構成は、昇降路内の選択された高さに位置決めされた2つの安全装置60,80を備える。安全装置60,80は、選択された条件で少なくとも1つの安全ブレーキ42と相互作用し、かごアッセンブリ24が移動して、昇降路の上端部29に接近しすぎることと、昇降路の下端部28に接近しすぎることと、をそれぞれ防止する。必要であれば、他のこのような装置が昇降路内に計画的に配置されてもよい。この説明を考慮すれば、当業者は、このような装置がいくつ必要かを理解し、特定の状況における要求を満たすためにこれらの装置の適切な配置を選択することができるであろう。
ガバナ装置30は、エレベータかごの移動速度に基づいて動作し、安全装置60,80は、エレベータかご24の垂直方向の位置に基づいて作動する。
図3には、例示の下部安全装置80が示されている。この例は、ガイドレール26またはこのガイドレール26付近にある昇降路壁に選択された高さで固定されるべきブラケット81を備える。ブラケット81は、垂直ガイドロッド82を備えており、この垂直ガイドロッド82は、図4に構成要素が示されている可動アッセンブリもしくはキャリッジをスライド可能に受ける。この可動アッセンブリは、垂直な長手方向スロット85をブロックの中央に備えて形成された支持ブロック84を有する。スロット85の両側にある2つの円筒貫通孔86が、ガイドロッド82を受ける。
格納式停止エレメント88が、中央のスロット85内に水平のピボット軸89を中心に回転可能に取り付けられている。停止エレメント88は、掴み部90を備えており、この掴み部90は、図3に示された停止位置に展開されているときには、支持ブロック84の前面91から突出している。格納式停止エレメント88の重心がピボット軸89を受ける円筒ボア92より前方にあるので、エレメント88は、自然に停止位置となる。この位置では、停止エレメント88の下側面94が、スロット85にわたって延びる接触部上にある。この例では、接触部は、水平ピン95によってスロット内に保持されるスリーブ93から構成される。
アクチュエータ100が、支持ブロック84の下端部においてスクリュ101によって固定されている。アクチュエータ100は、ブロック84の下部99を貫通してスロット85へ延びるアーム102を備える。接続ロッド103が、アクチュエータアーム102の先端部と格納式エレメント88の下端部との間に関節式に繋がれている。コイルばね104が、ブロック84の下部99と、アクチュエータアーム102に接続ロッド103を保持するピンと、の間においてアクチュエータアーム102の周囲に配置される。ばね104は、圧縮されてエレメント88を停止位置へ移行させる。アクチュエータ100は、選択された環境においてエレベータ制御回路によって励磁される電磁石を備える。電磁石は、励磁されているときには、アクチュエータアーム102を引いてエレメント88を格納位置に移行させる。この格納位置では、停止エレメント88の前面105が、支持ブロック84の前面91とほぼ同一平面上にある。この格納位置では、エレメント88は、安全ブレーキのトリガレバー52,54を妨害しない。
格納式エレメント88の停止位置では、掴み部90は、安全ブレーキの下側トリガレバー54における横方向拡張部58の線上にある。下方へ移動するかご24が、格納式エレメントの停止位置における下部安全装置80の高さに達したときには、接触部93にもたれ掛かるエレメント88の掴み部90が、トリガレバー54を持ち上げてかごを停止させる。
かご24がピットの底部から上方に移動するときには、安全ブレーキトリガレバーの横方向拡張部56,58は、格納式停止エレメント88の前面105と係合する。エレメント88の重量およびばね104の強度が、安全ブレーキ42をトリガするために必要とされる力より小さいので、停止エレメント88は格納位置へ押され、かごは上方へ移動し続けることができる。重力とばね104の作用とが、エレメント88を停止位置に迅速に戻す。
安全装置80のブラケット81に支持ブロック84を取り付けるように、ばね構成が与えられる。この構成は、安全装置80が安全ブレーキ42をトリガしたときの支持ブロック84の垂直方向のスライド移動に適応し、これは、かごを完全に停止させるために安全ブレーキに必要とされる距離に相当する。
図示された実施例では、ばね構成は、円筒形ロッド111の周りに取り付けられたコイルばね110を備える。ロッド111は、ねじ付き端部を備えており、該ねじ付き端部は、支持ブロック84の上端部に設けられた穴およびブラケット81の上端部に設けられた対応する穴を貫通して延びる。ボルト112は、ロッド111を支持ブロック84に取り付けるようにスロット85内のねじ付き端部にねじ留めされる。また、ロッド111の反対側の端部は、もう一方のボルト113および座金114を受けるようにねじが付けられている。コイルばね110は、ブラケット81の上部と座金114との間で圧縮されており、これにより、支持ブロックを図3に示されている上部位置に維持する。これは、格納式エレメント88が安全ブレーキトリガレバーと接触しない場合に限られる。ばね110は、エレメント88がレバー54を受け止めるときのばね強度が安全ブレーキをトリガするのに十分であり、ばねのストロークが安全ブレーキによってかごを停止させるために必要とされる最大距離に少なくとも等しくなるように設計される。このようなストロークの一般的な要求は、約200mmである。
また、安全装置80は、図3および図4の例示的な実施例に示されている位置検出器115を備える。この実施例では、位置検出器115は、スクリュ117によってスロット85内において支持ブロック84に取り付けられたハウジング116を備える。ハウジング116内に配置されたスイッチは、ローラ119が端部に取り付けられた格納式アーム118の位置によって制御される状態を有する。アーム118は、その拡張位置に向かって付勢されており、ローラ119は、格納式停止エレメント88の後側に設けられたカム面120に追従する。したがって、検出器スイッチは、格納式エレメント88が停止位置で完全に展開されたときに閉じられ、それ以外のときには開かれる。
ピットの底部付近における位置(浅いピット構成)に対応するとともにかごの下方への移動を停止する上述の安全装置80は、低いオーバヘッド構成においてかごの上方への移動を停止するように昇降路の頂部付近で対称的に使用されてもよい。これは、上述してきたこと(図1に概略的に示されている装置60の位置を参照)と比べて、装置を上下反対に取り付けるだけで十分である。
安全ブレーキ42は、一旦作動されると容易に解放されないので、検査運転が故障や異常事態無しに実行されるときには、安全装置60,80の一方を介して安全ブレーキ42を作動させることは望ましくない。上部および下部のリミットスイッチ66,86(図1)が、検査移動の端部においてかごを停止させるために主に使用されるように安全装置60,80付近に取り付けられることが好ましく、安全装置60,80は、異常が生じた場合に付加的な安全レベルを与えるバックアップとして使用される。
整備士が昇降路の頂部に取り付けられた機械装置にアクセスする便利な作業空間をかごの頂部に確保するために、かごの屋上と昇降路の天井との間に約1,800〜2,000mmの距離が必要とされる。上部リミットスイッチ66は、昇降路の対応する高さに(最高乗り場高さに隣接して)配置されており、かごがこのような距離に対応する垂直高さに達したときに、かご構造体に取り付けられたカム面70によって開かれる。上方への検査移動においてスイッチ66が開かれると、かごは、駆動システムの電気的に制御されたブレーキによって停止される。同様に、下部リミットスイッチ86は、かごが最低乗り場高さに隣接した垂直高さに達したときに、かご構造体に取り付けられたカム面70(または他のカム)によって開かれるように配置され、ピット床部の上方に約1,800〜2,000mmの高さの作業空間を残す。下方への検査移動においてスイッチ86が開かれると、かごは電気的に制御されたブレーキによって停止される。
何らかの理由で、検査運転中に上方へ(下方へ)移動するかごが不意に、上限(下限)リミットスイッチ66(86)の高さを、電気的に制御されたブレーキを用いたかごの最大停止距離よりも大きく超過する場合は、リミットスイッチの直後に配置された安全装置60(80)が、安全ブレーキ42によってかご24を安全に停止させるように作用し始める。
所定の方向に移動するかごを停止させるために、互いに比較的接近した2つの安全高さを提供することが有効なことがある。これは、低いオーバヘッド構成において昇降路の頂部付近で一般的に生じる(浅いピット構成では、当業者が以下の説明から理解できるように、トーガードによってこの特徴が不要になる)。上述された第1の安全装置が、上部リミットスイッチ66に対応したかごの高さの直ぐ上方において、停止エレメント88に衝突することなく電磁ブレーキによってかごが一般に停止されるのに十分な距離に設けられる場合は、かごがこの第1の安全装置上において停止されるときに、かごの屋上と昇降路の天井との間に約1,400〜1,700mmの距離が残される。
かごの屋上へのアクセスは、特定のキーを用いて乗り場ドアを手動で開けることによって一般に行われる。このキーは、スイッチを開いて安全チェーンを壊すとともに駆動システムによってかごを停止させる。この後、整備士は、かごの頂部によじ登り、要求された保守や修理の作業を実行できる。かごが第1の安全装置に対応する垂直位置の直ぐ上方に配置されている、例えば、かごの屋上と昇降路の天井との間に約1,600mmの距離がある状態で、人が最高乗り場高さのドアを手動で開けることが生じ得る。低いオーバヘッドのエレベータ構成では、これは、我々の例では、乗り場のドアが開かれ、かごがスイッチおよび安全装置の両方の位置より上方で停止されているときに、昇降路の天井と最高乗り場ドアにおける上部のまぐさとの間の距離は、例えば、約500〜700mmであり、我々の例では約1,000mm以上の距離が、かご屋上の上方において残っている。これは、整備士がかごの頂部に登ったり、人が入るのに十分である。この状況では、このような人は、エレベータかごのさらなる上方への移動に対してこれ以上機械的に保護されない。
したがって、かごの上方への移動を停止するように共に配向された2つの直列の安全装置を取り付けることによって第2の安全高さを設けることが有効となり得る。最上部の装置によって、EN−81のような関連の標準で指定される最低限の安全空間に適合した最大の安全空間が確保される。上部トリガレバー52が上部安全装置の格納式エレメントに接触しているときのかごの屋上と昇降路の天井との間の距離は、例えば、約1,000mmであり、安全ブレーキがかごを停止させた後は、かごの屋上と最高乗り場ドアの上部まぐさとの間の隙間は約300mmであり、これは、人が昇降路に入るのには不十分である。
かごの上方における作業用および最大の安全空間を維持するように、最高乗り場高さに隣接して配置された2つの格納式停止エレメントが、これらのエレメントの間における約800mmの固定した距離で垂直方向にオフセットされる。このような距離が小さすぎるために図3および図4において説明されている2つの安全装置を直列に配置できない可能性があるという問題が生じる。ばね110は、(安全ブレーキ42を効果的にトリガする)強いばねであるとともに約200mmの長いストロークを備えているので、ばね110の寸法は、かなり長い。また、構造が強固である必要がある支持ブロック84およびブラケット81の寸法を考慮すると、我々は、望ましい停止高さを与えるように2つの安全装置を直列に配置することが妨害され得ることが分かる。
この問題を回避するために、図5の例に示される安全装置60の配置が使用されてもよい。
この実施例では、安全装置60は、ブラケットに取り付けられた2つのスライド支持ブロック63,64を有した1つのブラケット61を備える。2つの支持ブロック63,64は、側部ストリンガ67によって互いに接続されており、2つの格納式停止エレメント68を支持する強固なキャリッジを形成する。ここで、2つの格納式停止エレメント68は、各支持ブロック63,64の垂直方向スロット65内でそれぞれ受けられている。前述された実施例のように、支持ブロックの各々は、電磁アクチュエータ100と、スロット65内に取り付けられた位置検出器と、を備える。キャリッジを形成するようにストリンガによって互いに接続された2つの支持ブロック63,64の代わりに、2つの格納式停止エレメント68を保持する1つのブロックのような支持キャリッジを設けることが可能であることが理解されるであろう。
支持キャリッジ63,64,67は、垂直なガイドロッド62にスライド可能に取り付けられており、このガイドロッドの中央部は、ブラケット61に固定されたプレート69によって所定の位置に維持され得る。支持キャリッジの下部は、コイルばね110を案内するロッド111に接続されている。ばね110は、2つの停止エレメント68にかかる安全ブレーキトリガレバーの衝撃に耐えられる強さであるとともにエレベータシステムの他の構成要素を妨害せずにかご24の少なくとも最大停止距離だけ安全ブレーキ42を用いて収縮されるのに要する長さを有する。ばね110は、2つのエレメントの一方における掴み部が安全ブレーキのトリガ部材と係合したときに、支持キャリッジおよび2つの格納式エレメント68の垂直方向のスライド移動に適応する。ばねのストロークは、2つの格納式エレメントの間の固定した距離の10分の1より大きいことが好ましい。例えば、距離が800mmの場合には、ストロークは、少なくとも80mmである。一般的な値は、約200mmである。
図6には、n個の乗り場高さと、最低乗り場高さ付近にある図3に示されているような1つの高さの安全装置80と、最高乗り場高さ付近にある図5に示されているような2つの高さの安全装置60と、を備えたエレベータで使用可能な電気回路の実施例が示されている。駆動システムのモータおよびブレーキへの電力供給は、多くの直列に接続されたスイッチからなる安全チェーンを介して本線のような交流供給源から実施される。ブレーキが給電されていないときには、ブレーキは、かごを停止するようにモータ軸をブロックする状態にある。直列に接続されたスイッチ全てが閉じられているときには、エレベータは安全状態とみなされる。この安全状態とは、即ち、モータに給電し、ブレーキを解放できる状態である。安全チェーンは、エレベータの通常運転を制御する分岐部および検査運転を制御する分岐部を備える。これらの2つの分岐部は、共通の多くのスイッチを備えており、該スイッチは、限定される訳ではないが、
危険な場合には、作業者が手動で開けてもよい1つまたは複数の緊急スイッチ130と、
n個の乗り場ドアにおける上部まぐさに取り付けられた安全ロックに接続されたn個の二重安定キースイッチKS1〜KSnであって、人がエレベータ昇降路にアクセスすることが必要なときには、安全ロックの各々は、三角キーのような特定のキーを用いて機能すし、高さiにある乗り場ドアを特定のキーを用いて手動で開けると対応するキースイッチKSiが開くが、このキースイッチKSiは、高さiにあるドアが閉じられ、キーによって安全ロックがロック位置に戻された後に閉じられるのみであり、二重安定スイッチを備えたこのような安全ロックの例が、国際特許出願PCT/IB05/000276号明細書に開示されている、n個の二重安定キースイッチKS1〜KSnと、
高さiにある乗り場ドアが完全に閉じられた状態ではスイッチDSiが閉じられる、n個の乗り場ドアにそれぞれ対応したn個のスイッチDS1〜DSnと、
安全ブレーキ42がトリガされると開かれるスイッチ131と、
を含む。
運転の通常モードから検査モードへの切り換えは、ここで考えられる例では、かごの屋上に配置されているモードボタン135を押すことによって実施される。モードボタン135は、運転の検査モードが選択されているときには、スイッチ136が閉じられ、スイッチ137が開かれるように2つの検査運転スイッチ136,137の位置を制御する。検査運転スイッチ136は、最低乗り場ドア以外の乗り場ドア全ての安全ロックに対応した直列に接続されたn−1個のキースイッチKS2〜KSnに並列に接続される。これらのn−1個の乗り場ドアは、かごの屋上へのアクセスが可能なものである。最低乗り場高さの二重安定スイッチKS1は、検査運転スイッチ136を備えた分岐部および他のn−1個の二重安定スイッチKS2〜KSnと直列に接続されている。
キースイッチKS2〜KSnは、かごの屋上における人の存在を確認する検出器として使用される。乗り場ドアが特定のキーによって開かれているときには、人がかごの頂部に登り、通常運転は防止されていると見なされる。検査運転は実施されるが、整備士がかごの頂部にあるモードボタン135を作動させた後で初めて実施される。どんな場合でも、通常モードにおけるかごの移動は、整備士が昇降路へ入ったときに使用したドアの安全ロックを三角キーを用いて機能させることによって整備士が確認した後に可能となるだけである。
通常運転の分岐部は、図6のブロック132によって概略的に示されているような安全チェーンの他のスイッチを備えてもよい。検査運転の分岐部は、2つの安全装置60,80に含まれる3つの位置検出器115の直列に接続されたスイッチ140,141,142を有し、図6のブロック143によって概略的に示されている他のスイッチを備えることもできる。したがって、検査モードにおけるかごの移動は、安全装置における3つの格納式停止エレメントの全てが、各停止位置にある場合に可能であり、それ以外は防止される。
3つの格納式停止エレメントの電磁アクチュエータ100におけるコイル150,151,152には、安全チェーンと同じ供給源である交流供給源または他の供給源から電力が供給される。下部安全装置80のコイル150は、昇降路内に配置されたスイッチ148と直列に接続され、スイッチ148は、かご構造体に取り付けられたカム面70または他のカムと協同する。スイッチ148は、かご24が最低乗り場高さの近傍やこれより上方より下側に位置するとき以外は開いている。スイッチ148は、例えば、下部リミットスイッチ86と共に配置されており、該スイッチ148は、スイッチ86が閉じられているときには開いており、スイッチ86が開かれているときには閉じている。また、スイッチ148は、スイッチ86の僅かに上方に配置されてもよい。スイッチ148によって、安全装置80の停止エレメント88は、かごがピットの近傍に来ない限り収縮せず、これにより、かごが通常運転において最低乗り場高さに到達することが可能となる。
同様に、上部安全装置60の下部停止エレメント68を作動させるコイル151は、昇降路内に配置されたスイッチ149と直列に接続されており、この停止エレメント68は、かごが昇降路の天井の比較的近くに来ない限り収縮されない。スイッチ149は、かご24が最高乗り場高さの近傍やこれより下方より上側に位置するとき以外は開いている。スイッチ149は、例えば、上部リミットスイッチ66と共に配置されており、スイッチ149は、スイッチ66が閉じられているときには開いており、スイッチ66が開かれているときには閉じている。また、スイッチ149は、スイッチ66の僅かに下方に配置されてもよい。スイッチ149によって、かご24が通常運転において最高乗り場高さに到達することが可能となる。また、上部安全装置60の上部停止部材を作動させるコイル152は、他のスイッチ154が手動救助運転(Manual rescue operation)(MRO)において開いていない限りスイッチ149と直列に接続されている。
2つのスイッチ148,149は、検査運転スイッチ137に接続されており、検査モードにおける停止エレメント68,88の収縮を防止している。必要な場合に作業者が手動で開けてもよい1つまたは複数の緊急スイッチ130’が検査運転スイッチ137と直列に接続されることが可能であり、危険な状態が送信されたときも格納式停止エレメントが展開されたままであることが保証される。
また、図6には、手動救助運転モードにおいてコイル150,151を励磁するように使用されるバッテリ160が示されている。このモードは、エレベータから避難することが必要な場合に、ボタンまたは他の制御部材によって選択される。手動救助運転ボタン158の起動によって、上述されたスイッチ154および第2のスイッチ155が開かれ、第3のスイッチ156は閉じられる。バッテリ160は、コイル150〜152に接続された一方の端子と、手動救助運転モードが選択されたときにのみ閉じられるスイッチ156を介して緊急スイッチ130’に接続される他方の端子と、を備える。したがって、手動救助運転モードでは、コイル152が作動されていないので最大の安全空間が昇降路の頂部において常に保たれている。これは、人がかごから避難することを防止するのではなく、手動救助運転モードを選択したときに偶然かごの屋上にいる人の危険を回避している。手動救助運転モードでは、コイル150は、コイル150に対応したスイッチ148が閉じられているときに励磁される。これは、かご24が移動して、スイッチ148に対応した垂直位置またはこれより下方にあるピットに接近したからである。同様に、コイル151は、コイル151に対応したスイッチ149が閉じられているときに励磁される。これは、かご24が移動して、スイッチ149に対応した垂直位置またはこれより上方にある昇降路の天井に接近したからである。したがって、コイル150,151を用いて制御された停止エレメントによって画定された作業空間は、最低乗り場高さまたは最高乗り場高さにおいてエレベータから避難するのに役立つ手動救助運転モードにおいて必ずしも保たれていない。
手動救助運転モードが選択されていないときには、スイッチ155は閉じられており、交流電力が、通常運転制御モジュール132に対応したリレーに含まれる付加的なスイッチ159を介してコイル150〜152へ供給される。リレースイッチ159は、通常運転がオンのときには閉じられており、エレベータの状態が安全として検知される。これにより、エレベータの通常運転において、かごが格納式停止エレメント68,88の近傍にくるときに収縮されるのみである格納式停止エレメント68,88の通常の動作が制御される。
本発明は、例示的な実施例を参照して説明されてきたが、当業者であれば、本発明の範囲を逸脱しない限り、多くの変更がなされ、本発明の要素の代わりに同等のものが用いられ得ること理解するであろう。さらに、特定の状況や材料に適応するために、本発明の本質的な範囲を逸脱しない限り、多くの修正が本発明の教示になされ得る。したがって、本発明は開示された特定の実施例に限定されず、添付の請求項の範囲に属する実施例全てを含むことが意図される。

Claims (32)

  1. 支持部に取り付けられた少なくとも1つの格納式エレメントであって、格納位置と、選択された方向へ移動するエレベータかごが選択された垂直方向位置に接近するときに、エレベータかごに対応した安全ブレーキのトリガ部材と係合するように格納式エレメントの掴み部が支持部から突出する停止位置と、を備えた少なくとも1つの格納式エレメントと、
    前記格納式エレメントの位置を選択的に制御するアクチュエータと、
    前記格納式エレメントの位置に対応した位置検出器と、
    を備えるエレベータシステム用の安全装置。
  2. 位置検出器は、前記格納式エレメントが停止位置にあるときにのみ閉じられた状態にあるスイッチを含むことを特徴とする請求項1に記載の安全装置。
  3. 前記格納式エレメントは、かごが前記選択された方向とは反対の方向に移動する際にトリガ部材が掴み部と接触するときに、停止位置から押しのけられるように配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の安全装置。
  4. アクチュエータは、作動されているときに前記格納式エレメントを格納位置へ移行させるように配置され、前記格納式エレメントはピボット軸を中心に支持部に回転可能に取り付けられ、アクチュエータが作動されていないときに前記格納式エレメントは重力によって停止位置を取るように配置されることを特徴とする請求項3に記載の安全装置。
  5. 前記格納式エレメントを停止位置へ移行させるばねをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の安全装置。
  6. 支持部がスライド可能に取り付けられたブラケットと、
    掴み部が安全ブレーキのトリガ部材と係合するときに、支持部と、該支持部に取り付けられた前記格納式エレメントと、の垂直方向のスライド移動に適応するように配置された少なくとも1つのばねと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の安全装置。
  7. 各々が停止位置および格納位置を備えた2つの格納式エレメントであって、これらの格納式エレメントは、双方の間の固定距離で垂直方向にオフセットしており、これら2つの格納式エレメントの一方における掴み部が安全ブレーキのトリガ部材と係合するときに、格納式エレメントの両方における垂直方向のスライド移動に適応するように少なくとも1つのばねが配置される、2つの格納式エレメントを備えることを特徴とする請求項6に記載の安全装置。
  8. 前記少なくとも1つのばねは、前記2つの格納式エレメントの間における固定距離の5分の1よりも大きいストロークを備えることを特徴とする請求項7に記載の安全装置。
  9. ブラケットと、
    垂直方向に沿ってスライドするようにブラケットに取り付けられた支持キャリッジと、
    支持キャリッジに取り付けられた少なくとも2つの格納式エレメントであって、これらの格納式エレメントは、双方の間の固定距離で垂直方向にオフセットされており、各々が、掴み部をそれぞれ備え、格納位置と、選択された方向へ移動するエレベータかごが各垂直方向位置に接近するときに、エレベータかごに対応した安全ブレーキのトリガ部材と係合するように格納式エレメントの掴み部が支持キャリッジから突出する停止位置と、を備えた少なくとも2つの格納式エレメントと、
    前記2つの格納式エレメントの一方における掴み部が安全ブレーキのトリガ部材と係合するときに、支持キャリッジの垂直方向のスライド移動に適応するばね配置と、
    前記格納式エレメントにそれぞれ対応するアクチュエータであって、各格納式エレメントの位置を選択的に制御するアクチュエータと、
    を備えるエレベータシステム用の安全装置。
  10. 各格納式エレメントは、各格納式エレメントが停止位置にあるときにのみ閉じられた状態にあるスイッチを含む各位置検出器に対応することを特徴とする請求項9に記載の安全装置。
  11. 位置検出器のスイッチは、直列に接続されることを特徴とする請求項10に記載の安全装置。
  12. 前記格納式エレメントは、かごが前記選択された方向とは反対の方向に移動する際にトリガ部材が前記格納式エレメントの掴み部と接触するときに、停止位置から押しのけられるように配置されることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1つに記載の安全装置。
  13. 各アクチュエータは、作動されているときに各格納式エレメントを格納位置へ移行させるように配置され、前記格納式エレメントはピボット軸を中心に支持部に回転可能に取り付けられ、前記アクチュエータが作動されていないときに前記格納式エレメントは重力によって停止位置を取るように配置されることを特徴とする請求項12に記載の安全装置。
  14. 前記格納式エレメントを停止位置へ移行させるばねをさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の安全装置。
  15. 前記ばね配置は、前記2つの格納式エレメントの間における固定距離の5分の1よりも大きいストロークを備えることを特徴とする請求項9〜14のいずれか1つに記載の安全装置。
  16. 前記ばね配置は、支持キャリッジに接続されたロッドの周囲に取り付けられたばねであって、ロッドの端部における接触部を圧迫する第1の端部と、支持キャリッジと該ロッドの端部との間に位置するブラケットを圧迫する第2の端部と、を有したばねを備えることを特徴とする請求項9〜15のいずれか1つに記載の安全装置。
  17. エレベータの昇降路内において垂直方向に移動可能なかごと、
    かごの移動を制御するエレベータ制御回路と、
    トリガされたときにかごを停止させる安全ブレーキと、
    支持部に取り付けられた少なくとも1つの格納式エレメントであって、格納位置と、選択された方向へ移動するかごが選択された垂直方向位置に接近するときに、安全ブレーキのトリガ部材と係合するように格納式エレメントの掴み部が支持部から突出する停止位置と、を備えた少なくとも1つの格納式エレメントと、
    前記格納式エレメントの位置を選択的に制御するアクチュエータと、
    前記格納式エレメントの位置に対応した位置検出器と、
    を備え、
    アクチュエータは、エレベータが検査運転にあるときに前記格納式エレメントを停止位置に押すように制御され、位置検出器は、前記格納式エレメントが停止位置に無いときに検査運転におけるかごの移動を防止するようにエレベータ制御回路に接続されることを特徴とするエレベータ。
  18. 前記選択された垂直位置は、前記格納式エレメントの掴み部とトリガ部材との係合に対応して安全ブレーキによってかごの上方への移動が停止されるときに昇降路の頂部に最小限の安全空間を提供するようにかごの最高乗り場高さに隣接するか、前記格納式エレメントの掴み部とトリガ部材との係合に対応して安全ブレーキによってかごの下方への移動が停止されるときに昇降路の底部に最小限の安全空間を提供するようにかごの最低乗り場高さに隣接することを特徴とする請求項17に記載のエレベータ。
  19. 前記格納式エレメントは、かごが前記選択された方向とは反対の方向に移動する際にトリガ部材が掴み部に接触するときに、停止位置から押しのけられるように配置されることを特徴とする請求項17に記載のエレベータ。
  20. アクチュエータは、作動されているときに前記格納式エレメントを格納位置へ移行させるように配置され、エレベータは、かごが垂直方向の所定範囲内にあるときにアクチュエータを選択的に作動させるように通常運転におけるかごの前記垂直方向位置に対応したセンサをさらに備え、前記垂直方向の所定範囲は、前記選択された垂直方向位置が最高乗り場高さに隣接するときは最高乗り場高さを含み、前記選択された垂直方向位置が最低乗り場高さに隣接するときは最低乗り場高さを含むことを特徴とする請求項17〜19のいずれか1つに記載のエレベータ。
  21. 支持部がスライド可能に取り付けられたブラケットと、
    掴み部が安全ブレーキのトリガ部材と係合するときに、支持部と、該支持部に取り付けられた前記格納式エレメントと、の垂直方向のスライド移動に適応するように配置された少なくとも1つのばねと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項17〜20のいずれか1つに記載のエレベータ。
  22. 各々が停止位置および格納位置を備えた2つの格納式エレメントであって、これらの格納式エレメントは、双方の間の固定距離で垂直方向にオフセットしており、これら2つの格納式エレメントの一方における掴み部が安全ブレーキのトリガ部材と係合するときに、格納式エレメントの両方における垂直方向のスライド移動に適応するように少なくとも1つのばねが配置される、2つの格納式エレメントを備えることを特徴とする請求項21に記載のエレベータ。
  23. 前記少なくとも1つのばねは、前記2つの格納式エレメントの間における固定距離の5分の1よりも大きいストロークを備えることを特徴とする請求項22に記載のエレベータ。
  24. エレベータの昇降路内において垂直方向に移動可能なかごと、
    トリガされたときにかごを停止させる安全ブレーキと、
    検査運転において選択された方向へ移動するかごの検出に対応して安全ブレーキをトリガする少なくとも1つの安全装置と、
    を備えたエレベータにおいて、前記安全装置は、
    昇降路内に固定されたブラケットと、
    垂直方向に沿ってスライドするようにブラケットに取り付けられた支持キャリッジと、
    支持キャリッジに取り付けられた少なくとも2つの格納式エレメントであって、これらの格納式エレメントは、双方の間の固定距離で垂直方向にオフセットされ、各々が、掴み部をそれぞれ備え、格納位置と、選択された方向へ移動するエレベータかごが各垂直方向位置に接近するときに、エレベータかごに対応した安全ブレーキのトリガ部材と係合するように格納式エレメントの掴み部が支持キャリッジから突出する停止位置と、を備えた少なくとも2つの格納式エレメントと、
    前記2つの格納式エレメントの一方における掴み部が安全ブレーキのトリガ部材と係合するときに、支持キャリッジの垂直方向のスライド移動に適応するばね配置と、
    前記格納式エレメントにそれぞれ対応するアクチュエータであって、各格納式エレメントの位置を選択的に制御するアクチュエータと、
    を備えることを特徴とするエレベータ。
  25. アクチュエータは、エレベータが検査運転にあるときに前記格納式エレメントを停止位置に押すように制御され、各格納式エレメントは、該格納式エレメントが停止位置に無いときに検査運転においてかごの移動を防止するようにエレベータ制御回路に接続された各位置検出器に対応することを特徴とする請求項24に記載のエレベータ。
  26. 各位置検出器は、各格納式エレメントが停止位置にあるときにのみ閉じられた状態にあるスイッチであって、検査運転においてエレベータ制御回路に電力を供給するように使用される安全チェーンにおいて直列に接続される、スイッチを含むことを特徴とする請求項25に記載のエレベータ。
  27. 前記選択された垂直方向位置は、
    前記格納式エレメントのうちの第1の格納式エレメントに対応した第1の垂直方向位置であって、第1の格納式エレメントの掴み部とトリガ部材との係合に対応して安全ブレーキによってかごの上方への移動が停止されたときに、昇降路の頂部に作業空間を提供するようにかごの最高乗り場高さに隣接する第1の垂直方向位置と、
    前記格納式エレメントのうちの第2の格納式エレメントに対応した第2の垂直方向位置であって、第2の格納式エレメントの掴み部とトリガ部材との係合に対応して安全ブレーキによってかごの上方への移動が停止されたときに、昇降路の頂部に最終の安全空間を提供するように第1の垂直位置の上方に前記固定距離で配置される第2の垂直方向位置と、
    を含むことを特徴とする請求項24〜26のいずれか1つに記載のエレベータ。
  28. アクチュエータは、作動されているときに各格納式エレメントを格納位置へ移行させるように配置され、手動救助運転において、第1の格納式エレメントに対応したアクチュエータは、かごが所定の垂直位置の上方に少なくともあるときに作動され、第2の格納式エレメントに対応したアクチュエータは作動されないことを特徴とする請求項27に記載のエレベータ。
  29. 各格納式エレメントは、かごが前記選択された方向とは反対の方向に移動する際にトリガ部材が前記格納式エレメントの掴み部と接触するときに、停止位置から押しのけられるように配置されることを特徴とする請求項27または28に記載のエレベータ。
  30. アクチュエータは、作動されているときに前記格納式エレメントを格納位置へ移行させるように配置され、エレベータは、かごが最高乗り場高さを含む垂直方向の所定範囲に配置されたときにアクチュエータを選択的に作動させるように通常運転におけるかごの垂直方向位置に対応したセンサをさらに備えることを特徴とする請求項29に記載のエレベータ。
  31. 前記ばね配置は、前記2つの格納式エレメントの間における固定距離の5分の1よりも大きいストロークを備えることを特徴とする請求項24〜30のいずれか1つに記載のエレベータ。
  32. 前記ばね配置は、支持キャリッジに接続されたロッドの周囲に取り付けられたばねであって、ロッドの端部における接触部を圧迫する第1の端部と、支持キャリッジと該ロッドの端部との間に位置するブラケットを圧迫する第2の端部と、を有したばねを備えることを特徴とする請求項24〜31のいずれか1つに記載のエレベータ。
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