JP2009542381A - 圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング - Google Patents

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Abstract

本発明は、互いに重ねて着用可能であるそれぞれ軸部と足部とを含む第1のアンダストッキングと第1のオーバストッキングとを有する、ヒトの脚部に着用するための圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングに関し、この際、前記アンダストッキングは測定箇所BとB1との間の範囲内で連続的な圧力経過を示しかつ測定箇所B1の圧力が測定箇所Bの圧力の90〜100%に相当する。さらに本発明は、静脈性下腿潰瘍の治療への圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングの使用に関する。

Description

本発明は、互いに重ねて着用可能であるそれぞれ軸部を含む第1のアンダストッキングと第1のオーバストッキングとを有する、ヒトの脚部に着用するための圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングに関する。上記オーバストッキングはこの際、常時若しくは一時的にのみ上記アンダストッキングの上に着用される。
圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングは、静止時圧ならびに運動時圧(Ruhe- sowie einen Arbeitsdruck)をヒトの脚部に加えるために、医学的な圧迫療法で使用される一方、治療的ではなく美容的な分野でサポートストッキングとして使用される。静止時圧とはこの場合、ストッキングそれ自体により静止している脚部に加えられる圧力のことをいい、一方で運動時圧は脚部の運動時に筋肉の収縮とストッキングとによって脚部に加えられる圧力である。
その場合には多くの静脈性の痛みを治療するための純粋な圧迫療法の他にも、同時に、傷の手当てのために圧迫圧力ももたらされるべき疾患を治療することが知られている。その場合には先ず創傷被覆材を傷に当て、次にその上に圧迫ストッキングを履く。
この種の疾患を治療するためには例えば特許文献1から、容易に覆われることができる緩く編まれたストッキングを先ず創傷被覆材材料の上に履き、次にストッキング間の摩擦係数が小さい弾性のストッキングをこの第1のアンダストッキングの上に履き、その際、ストッキング間の摩擦が小さいためにこの第2のストッキングは履きやすくなっている方法が公知である。
この場合、アンダストッキングが圧迫効果を有することはまったく規定されていない。オーバストッキングはここでは水銀10〜50mmの圧迫をくるぶしの範囲に有することができる。
欠点としては、この場合、オーバストッキングが高い圧迫力をもたらすものでなければならない点があり、それは圧迫の全てをオーバストッキングで達成しなければならないからである。さらには、アンダストッキングが緩く装着されていることによってアンダストッキングの範囲にしわが形成される危険がある。
さらに、特許文献2からは美容に関連したオレンジ肌の治療のためならびに生理的な筋肉ポンプの改善のために、相互に重ねて接触させるべき複数の圧迫ストッキング若しくは圧迫パンティストッキング又はサポータから成る美容ストッキングを想定することが公知である。さらにこの個々のパーツは、互いに保持するように固定的若しくは可変的に相互に結合されてもよい。
この場合には各ストッキング自体はわずかな圧迫効果しか有しておらず、従って簡単かつ素早く履くことができる。しかしながら、複数のストッキングを重ねて履くことによって皮膚への圧力が本質的に高まり、その結果、最終的に十分な圧迫圧力が得られる。
最後に、特許文献3から多層の圧迫ストッキングシステムが公知であり、この場合、脚部への圧迫圧力を正しく配置できるようにするためにストッキングの位置決めのためのマークが相互に設けられている。
ほかにも多くの単層の圧迫ストッキングが公知である。
医療用の圧迫ストッキングについての測定及び品質保証には規格RAL−GZ387(2000年9月)がある。この規格の試験仕様から、脚部への圧迫ストッキングの圧力をどのように測定すべきかがわかる。
米国特許第5,005,567号明細書 独国特許出願公開第4216650号明細書 国際公開第01/00118号パンフレット
従って本発明の課題は、慢性静脈不全ならびにその症状及び続発症、例えば静脈性下腿潰瘍、の治療に有利に使用可能でありかつそれにも関わらず容易な着用可能性を保証する、上位概念による、ヒトの脚部に着用するための圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングを提供することである。
本発明はこの課題を、アンダストッキングが測定箇所BとB1との間の範囲内で連続的な圧力経過を示し、かつ測定箇所B1の圧力が測定箇所Bの圧力の90〜100%に相当する、請求項1の特徴部分に従った圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングによって解決する。
測定箇所B及びB1とは、ヒトの脚部の足首の範囲に該当しかつこの範囲をそれら自身の間に挟んでいる箇所のことである。これら測定箇所は、援用すべき規定であるRAL−GZ387に従って測定される。
測定箇所BとB1との間の連続的な圧力経過とは、本発明に関しては、B点とB1点の間のどの点においてもBでの測定値と最大で10%、特に最大で7%、殊に最大で5%、異なる個々の補間値を有する圧力経過のことと理解される。
他の測定箇所間の連続的な圧力経過に対して、当該条件が相応に適応されうる。
この場合、測定箇所Bは、くるぶしのすぐ上で下腿の最小の円周を有する箇所に存在するヒトの下腿における点に相応する。測定箇所B1は、そこから所定の距離をおいて、つまり近位にアキレス腱からふくらはぎへの移行部に配置されているヒトの下腿における点に相応する。RAL規格(RAL−GZ387)に従った他の点は例えば、ふくらはぎの最大円周部であるC点ならびにひかがみの指2本分下であるD点がある。
この場合、アンダストッキングにおける測定箇所B1では、圧力が測定箇所Bの圧力の90〜100%に相当することが規定されている。好ましくは、測定箇所Bの圧力は測定箇所B1の圧力に同じである。測定箇所BとB1の間の範囲は特に慢性静脈不全の続発症、例えば、最も重い形ではゲートル潰瘍(Gamaschenulkus)として知られている静脈性下腿潰瘍、の治療のための治療範囲として想定されており、この場合、その患者は足首の範囲に開いた皮膚病変を有する。従ってこの上に治療のために創傷被覆材を当て、次にこの創傷被覆材をアンダストッキングで覆う。
くるぶしの範囲でほぼ均一な、乃至は最大で10%異なるだけの圧力経過という規定によって、治療範囲全体にわたって一定した圧力がもたらされることが達成され、その結果、治療すべき皮膚表面が異なる圧力では負荷されない。
従って本発明は、互いに重ねて着用可能であるそれぞれ軸部と足部とを含む第1のアンダストッキングと第1のオーバストッキングとを有する、ヒトの脚部に着用するための圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングであって、前記アンダストッキングが測定箇所BとB1との間の範囲内で連続的な圧力経過を示し、かつ測定箇所B1の圧力が測定箇所Bの圧力の90〜100%に相当する圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングを慢性静脈不全ならびにその症状及び続発症、殊に治癒化したか若しくは鮮紅色の静脈性下腿潰瘍、皮膚脂肪硬化症(Dermatoliposklerose)及び/又は白色萎縮を治療するための手段の製造に使用することにも関する。
基本的に慢性静脈不全は、ウィドマー(Widmer)によれば3期に分けることができる。それによれば慢性静脈不全は次のように区別される。
慢性静脈不全のI度は、それによればくるぶしの周囲及び足底弓の上側に配置されたくもの巣状静脈瘤様の静脈(Corona phlebectatica)及びくるぶし浮腫によって特徴づけられる。
II度は、皮膚の色素沈着過度、下腿浮腫及び皮膚脂肪硬化症の形で現れる。皮膚は下腿筋膜と固く癒着しており、皺を寄せての剥離は不可能でありかつ増大した輝きを示す。白色萎縮(Capillaritis albaとも呼ばれる)は皮膚脂肪硬化症の極端な変異と見なされ、この白色萎縮はほぼ排他的に慢性静脈不全の結果として生じかつ小さな皮膚血管の脈管炎による遠位下腿における脱色によって現れ、これはしばしば下腿潰瘍の疼痛性の前駆期である。この皮膚変化にとって特徴的であるのは、白色で萎縮性のコイン大乃至手のひら大の病巣である。この病巣は特に、治癒化潰瘍のくるぶし領域乃至は瘢痕範囲に位置している。
III度は、鮮紅色か若しくは治癒化した静脈性下腿潰瘍として現れる。この静脈性下腿潰瘍は発病特異箇所(Pradilektionsstelle)として踝周囲領域(Bisgaard'sche Kulisse)を有するが、しかしながら、下腿における他の箇所にも現れる可能性がある。環状に下腿全体を冒す拡張した潰瘍の場合には、ゲートル潰瘍と呼ばれる。慢性静脈不全の今日よく知られた別の分類は、CEAP分類に従って行われる。これについては「Grundlagen der Phlebologie」、第4.3章Chronische Venose Insuffizienz(編者R. Rabe、第3版、p.111-129)の出版物が参照される。
殊に、本発明による圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングのオーバストッキング及び/又はアンダストッキングが編み生地、特に丸編み生地として形成されていることが規定されていてもよい。殊に前記ストッキングは、RAL−GZ387に従ったいわゆるADストッキングとして製造される。またこのストッキングは、「Referentiel technique des ortheses elastiques de contention des membres」(改訂No.05)に記載された仕様(Cahier des charges)に従って製造することができる。一般的にこのようなストッキングは、任意の踵付きのつま先・足部、これに続く下腿範囲内の軸部及びこのストッキングの終端のバンドを有することができる。
好ましくはこの場合には、アンダストッキングが測定箇所B1にて測定箇所Bの圧力の93〜100%、特に95〜100%、98〜100%、を有することが規定されている。できるだけ一定の圧力経過によって、創傷治癒及びアンダストッキング下での創傷被覆材の固定も改善される。
さらに、オーバストッキングが測定箇所Bから出発してヒトの脚部の臀部に向かって、つまり近位方向に、無段階に下降するか若しくは段階的に下降する圧力経過を有することが規定されていてもよい。殊にこのオーバストッキングは、RAL規格GZ387に従った圧力経過を伴った圧迫ストッキングであることができる。
この場合には、RAL規格(RAL−GZ387)に従って種々の圧迫等級が規定されており、この際、オーバストッキングは規格に従った圧迫等級1〜4のストッキングでもよい。
特にアンダストッキングは、圧力経過に関してRAL規格に一致していないストッキングでもよいが、しかしながら、この場合、前記規格に従ったストッキングが予定されてもよい。アンダストッキングは測定箇所B1の近位方向の範囲に、無段階にか若しくは段階的に下降する下降経過を示すかあるいは連続的乃至は一定の圧力経過を示す。アンダストッキングが測定箇所B1の近位方向乃至は治療範囲の近位方向の範囲に連続的な圧力経過を示すとする場合には特に、アンダストッキングは8mmHg未満のわずかな圧迫圧力だけをもたらすとしてもよい。それでもやはり、オーバストッキング着用時のオーバストッキング下での皺形成は回避されなければならない。
その場合には特に、アンダストッキングが所望の静止時圧及び運動時圧の提供を担うこととし、その際、オーバストッキングがこれに付加的に寄与する。従って特に好ましくは、創傷被覆材を治療すべき傷に確実に固定しかつ創傷被覆材が傷からあまりに頻繁に外れて創傷治癒が損なわれるのを防ぐためにアンダストッキングを昼夜着用することとしてもよい。しかしながら同時にこのことによって脚部が通常高く置かれる安眠時には弱い圧迫効果だけが得られるので、脚部範囲にしびれ感も締めつけも生じずにすむ。この圧迫ストッキングの着用者が活動している日中は、創傷治癒が妨げられることなくアンダストッキングの上に付加的に、より強い圧迫効果を提供するオーバストッキングを着用することができるので、日中にはアンダストッキングによる既に存在する静止時圧及び運動時圧に加えて比較可能でより強い静止時圧及び運動時圧がオーバストッキングによって達成され、その結果、実行された身体的作業によって付加的な圧迫療法が行われ、従って原疾患に積極的に影響が及ぼされる。重なり合った2つのストッキングとすることによって、各ストッキングはより小さな圧迫効果を有していればよく、これにより装着が容易になる。
その場合には、オーバストッキングおよびアンダストッキングの圧迫圧力が、個々のストッキングの圧迫圧力を合計で5〜15mm水銀(mmHg)の大きさで上回るとすることができる。圧迫圧力の測定は、この場合にはシステム・ホーエンシュタイン(System Hohenstein)(Hosy)による圧迫試験機で行われ、この際、試験方法の詳しい説明は1982年ホーエンシュタイン研究報告(Hohensteiner Forschungsbericht)及び「Phlebol und Proktol.」11: 34-41(1982)に記載されている。
その際には両方のストッキングのB点における圧迫は、1mmHgが133,322パスカルに相当して、合計で34〜60mmHg、特に34〜50mmHg、であるとする。
その際にはアンダストッキングは測定点Bで15〜32mmHg、特に15〜25mmHg、の圧迫を示す。
B1点では、B点の値の90〜100%の値である。点Cでは、B点の圧力の5〜80%、特に50〜80%若しくは5〜50%、であることができる。
RAL規格(RAL−GZ387)に従って製造されたオーバストッキングについては、点Bでは15〜32mmHgの圧迫である。
静止時圧は34mmHgであって、本発明による圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングを脚部に着用することによって惹起される運動時圧が、静止時圧より少なくとも10〜35mmHg高いとしてもよい。
殊にその際には、本発明による圧迫ストッキングは丸編みされた圧迫ストッキングであってもよく、この場合、殊にADストッキング、つまりRAL規格(RAL−GZ387)に従ったハーフストッキング(Wadenstrumpfe)、が想定される。圧迫ストッキングが「Referentiel technique des ortheses elastiques de contention des membres」(改訂No.05)に記載された仕様(Cahier des charges)に従って製造されることが規定されていてもよい。
アンダストッキングの上からのオーバストッキングのより容易な装着を保証するために、アンダストッキングが、μD≦0.65、特にμD≦0.60、殊にμD≦0.55、の動摩擦係数を持つ、つくり足された足部を有することがさらに規定されていてもよい。この摩擦係数は、その際にはDIN−EN−ISO8295:2004−10と同様にして測定される。この場合には、このつくり足された足部の試験すべき材料は、ストッキングの使用にかなった状態でオーバストッキングの内側に存在する材料、つまり使用にかなった状態で前記足部の上に被されうる表面(裏当て材)に対して測定される。この材料は、その際には伸張されていない状態で検査され、この場合、すべての材料が平らになっており、これら材料がその製造方向に沿って測定され、かつ裏当て材がその製造方向に沿って張られていることが保証されなければならない。それ以外では、上記で引用した規格の条件が守られなければならず、この場合、殊に100mm/分の試験速度が守られなければならない。
アンダストッキングの足部は編み足されたつま先部ならびにつくり足された踵を有していてもよく、その際、この踵は特にと縫合部を有するのではなく、編み地の熱成形によって達成される。足部は好ましくは圧迫なしであり、その際、著しく滑らかな編み地によって強く曲げられた足部におけるオーバストッキングの容易な装着性が保証されることができる。
オーバストッキング及び/又はアンダストッキングはRAL規格RAL−GZ387に相応するいわゆる踵部(Pendelferse)を有することができ、その際、ここではつま先部は開いて形成されてもよいし、閉じて形成されていてもよい。
殊に、アンダストッキング及び/又はオーバストッキングは、軸部との境界にも減圧部を有していてもよい。この減圧部は、1つ乃至は複数のストッキングの使用にかなった状態でくるぶしの範囲にあり、かつストッキングの軸部と足部の間に配置されている。この減圧部には、足首部分、特に最大圧を有するB点、との境界に著しく高い圧力から低い乃至著しく低い圧力への突然の移行が行われず、従ってストッキングで覆われた面の範囲内での締めつけがないという利点がある。アンダストッキング及び/又はオーバストッキングが踵部を含み、その際、上記踵部が減圧部との境界に配置されている場合が殊に好ましい。
殊にこの減圧部は、ストッキングの側面図でワイ字形(Y字形)であることができる。この形状の場合には、前記踵部は全面的に減圧部により囲まれている。しかしながら、アンダストッキング及び/又はオーバストッキングにおける減圧部が軸部の終端に半径方向に配置されていると規定されていてもよい。
アンダストッキング及び/又はオーバストッキングの軸部に円周方向に延びる模様、殊に波模様、が組み込まれていることがさらに規定されていてもよい。この波模様は殊に材料に編み込まれていてもよく、その結果、盛り上がった領域とあまり盛り上がっていない領域が形成される。この模様によって両方のストッキング相互の固定の改善が達成されることができる、というのもこのことによって両方の軸部の粗さ及び従って付着が高められるからである。その場合には、アンダストッキング及びオーバストッキングの模様は相互に重ねて着用した状態で完全に一致する場合が特に好ましい。
アンダストッキングにオーバストッキングの位置決めするためのマーキングを含む場合もまた有利である。このマーキングは特にアンダストッキングの折り返し縁によって与えられていてもよい。さらにマーキングはアンダストッキングにおける色、テクスチャ若しくは模様の変化によって形成されていてもよく、その際、このマーキングまでオーバストッキングの軸部乃至は折り返しの上縁を引き上げる。
ストッキングの編み地には、所望の弾性の性質を達成するために、好ましくは少なくとも1種の弾性の挿入糸及び少なくとも1種の弾性の編み糸が含まれる。
アンダストッキング及び/又はオーバストッキングが少なくとも軸部の範囲に、弾性のコア糸がカバー糸としての木綿繊維を含有する糸、殊にステープルファイバ糸、で巻かれている糸を有する場合が特に好ましい。その際には、コア糸としてエラスタンコア、例えばライクラ(登録商標)から成るコア、が使用され、その際、このコアが一重、二重若しくは多重に巻かれていてもよく、その際、この巻きに使用される糸材料が一方ではポリアミドから成るマルチフィラメント糸であってもよく、かつ他方ではこの巻きにポリアミドから成るマルチフィラメント糸ならびにステープルファイバ糸が使用されることができることが規定されていてもよいことが特に好ましい。
その際には、ステープルファイバ糸が、木綿70〜90%及び藻類10〜30%を含有するセルロース材料を含む場合が好ましい。その際には藻類材料を含有するセルロース材料として殊に、セルロース繊維に藻類材料が組み込まれているシーセルファイバ(登録商標)(シーセル社、独国ルドルシュタット(SeaCell GmbH, Rudolstadt, Deutschland))を使用することができる。藻類はその際には粒子の形で均一にセルロース繊維内に存在する。
藻類材料としてこの場合には褐藻類、つまり特にアスコフィラム・ノードスム(Ascophyllum Nodosum)、又は紅藻類、つまり特にリソサムニウム・カルカレウム(Lithothamnium Calcareum)、を使用することができる。この繊維は、リヨセル法により製造することができる。この種の繊維の使用は、水及び/又は汗の存在下に有効物質、例えばビタミンE(トコフェロール)、カロテノイド及びそのイオンの形での無機物、例えばナトリウム−、カルシウム−若しくはマグネシウムイオン、が遊離されるという利点となる。その際には、有効物質は藻類を含有する繊維中に長期間組み込まれており、かつ洗浄過程によっても直ちには洗い落とされない。シーセル(登録商標)又は他の藻類を含有する繊維は、その際にはセルロース少なくとも90重量%、藻類0.1〜10重量%及びその他の添加剤0〜10重量%から成る。藻類に含有される有効物質は、その際には放出により着用者の皮膚に積極的に作用する。アンダストッキングにもオーバストッキングにも藻類材料が含有されている場合にはこれによりストッキング間の有効物質勾配が妨げられ、かつ従って着用者の皮膚への有効物質の放出が促進される。
従って本発明は、殊に互いに重ねて着用可能であるそれぞれ軸部と足部とを含む第1のアンダストッキングと第1のオーバストッキングとを有する、ヒトの脚部に着用するための圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングであって、殊に前記アンダストッキングが測定箇所BとB1との間の範囲内で連続的な圧力経過を示しかつ測定箇所B1の圧力が測定箇所Bの圧力の90〜100%に相当し、その際、ストッキング、殊にアンダストッキング、は藻類を含有するセルロース繊維が含まれるステープルファイバ糸を含む、圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングを皮膚脂肪硬化症又は白色萎縮を治療するための手段の製造に使用することにも関する。
さらに本発明は、皮膚病変に創傷被覆材を当て、この創傷被覆材をアンダストッキングで覆い、そしてオーバストッキングを少なくとも一時的に、好ましくは日中、アンダストッキングの上に着用することによって、先行する請求項のいずれか1項に記載の圧迫ストッキング若しくはサポートストッキングを静脈性下腿潰瘍の治療に使用することに関する。
更なる態様によれば本発明は、圧迫ストッキング若しくはサポートストッキングが軸部と足部とを含む第1のアンダストッキングを有し、この際、前記アンダストッキングが測定箇所BとB1との間の範囲内で連続的な圧力経過を示しかつ測定箇所B1の圧力が測定箇所Bの圧力の90〜100%に相当する、ヒトの脚部に着用するための圧迫ストッキング若しくはサポートストッキングと創傷被覆材とから成るセットにも関する。この場合には特に、フォーム材料、殊にポリウレタンフォームを創傷接触層として有する創傷被覆材が有利である。この創傷接触層は、付着性に仕上げられた支持体層に載置されていてもよい。好ましくは圧迫ストッキング若しくはサポートストッキングは、殊にアンダストッキングの上に着用可能である軸部と足部とを含む第1のオーバストッキングをさらに有していてもよい。
上記の方法で、開いた創傷及び皮膚病変が創傷被覆材によって圧迫領域内で覆われなければならない苦痛の治療に特に良好に使用することができる圧迫ストッキング若しくはサポートストッキングを提供することができる。
本発明による圧迫ストッキングが示されている。 アンダストッキングの軸部の一部の編組織図(Legebild)が示されている。 上記アンダストッキングの軸部の別の一部の編組織図が示されている。 本発明による圧迫ストッキングの圧力測定曲線が示されている。 本発明による圧迫ストッキングの圧力測定曲線が示されている。
次に図面につき本発明を詳説する。
図1には、本発明による圧迫ストッキング10の構造が示されている。この圧迫ストッキングは、ニーレングスストッキング乃至はADストッキングとして製造されており、相互に重ねて着用可能かつ装着可能である各1つの軸部11a、11bならびに各1つの足部12a、12bを有するアンダストッキング10aとオーバストッキング10bとから成る。各ストッキングの個々の構成要素をわかりやすくするために、図1では同一の脚部1におけるアンダストッキング10aならびにオーバストッキング10bが別々に示されている。使用時にこれらストッキングは、オーバストッキングの折り返し(Abschlussbund)4の上縁がアンダストッキングの折り返し3の下縁と一致する(図1では破線で示されている)ようにして着用乃至は重ねて装着される。
アンダストッキング10aは、軸部11aとの境界の足部12aの上端に減圧部5を有する。この減圧部5は、縫い目なしに足部12aと縫い目なしに軸部11aとにつくり足されている。アンダストッキング10aでは足部12aは先端6を閉じて実施されており、その際、この先端は足部の残り比して強化された材料で実施されている。
オーバストッキング10bも、また減圧部7を有する。この減圧部7はこの場合には設けられた踵部8を完全に取り囲んでおり、かつ縫い目なしに軸部11aと縫い目なしに踵部8とにつくり足されている。前記減圧部は踵の大きさに応じて側面図で、示されているようにV字形かY字形(示されていない)を有する。オーバストッキング10bでは足部12bは先端を開いて実施されており、その際、足部は折り返し9で終わっている。
アンダストッキング10aとオーバストッキング10bはともに、丸編み地として実施されており、この際、各ストッキングはそれぞれ軸部11a、11bに波模様が設けられている。この波模様は異なる編み方によって可能になっており、この場合、2つの異なる編み方が使用されている。波模様は、それぞれに編み方が交互に行われることによって形成されている。軸部11aにおけるアンダストッキング10aの編みパターンが、図2及び図3の編組織図で示されている。図2で範囲20(図1)の編組織図が示されている。これによれば、この範囲には2つの異なる編糸21,22及び挿入糸23が使用されている。アンダストッキングは、1:1の挿入糸と交互の編糸とで形成されている。図3には、範囲30(図1参照)の編み方が示されている。これによれば、この範囲には同じ編糸21,22(図2と比較して)及び同じ挿入糸23が使用されている。しかしながら、範囲20と異なり範囲30の挿入糸は2:2の挿入糸として使用されている。
アンダストッキングの減圧部5とオーバストッキングの減圧部7はともに、両ストッキングの各軸部11a,11bのように同じ材料で製造されている。この範囲では挿入糸は3:2の挿入糸として使用されている。
オーバストッキング10bの対応する範囲40と50の編組織図は、図2及び3に示された編組織図に相応し、この編組織図とはオーバストッキングの場合には軸部11a全体にわたって編糸41と挿入糸42のみが使用されている(この場合には示されていない)ことが異なっている。
次の例でアンダストッキングとオーバストッキングのための材料を示す。番号は図1,2及び3に関する。
材料 オーバストッキング10b:
編糸 折り返し4:
a) 44dtex EL ライクラ(登録商標)(コア) −
i) 44f26/1dtex PA6.6(タクテル(登録商標)ディアボロ(Tactel diabolo))で二重巻き
b) 78dtex EL ライクラ(登録商標)(コア) −
i) 26f28/1dtex PA6.6(マイクロファイバ糸)で二重巻き
軸部11b、足部12b及び減圧部7における編糸41:
a) 44dtex EL ライクラ(登録商標)(コア) −
i) 44f26/1dtex PA6.6(タクテル(登録商標)ディアボロ)で二重巻き
軸部11b、足部12b及び減圧部7における挿入糸42:
a) 570dtex EL ライクラ(登録商標)(コア) −
i) 44f13/1dtex PA6.6及び
ii) ステープルファイバ糸Nm170/1
で二重巻き
編糸 踵8及び折り返し9(開いた先端):
a) 78dtex EL ライクラ(登録商標)(コア) −
i) 60f68/1dtex PA6.6(マイクロファイバ糸)で二重巻き
材料 アンダストッキング10a:
編糸 折り返し3:
a) 78dtex EL ライクラ(登録商標)(コア) −
i) 26f28/1dtex PA6.6(マイクロファイバ糸)で二重巻き
軸部11a及び減圧部5における編糸21,22:
a) 44dtex EL ライクラ(登録商標)(コア) −
i) 44f26/1dtex PA6.6(タクテル(登録商標)ディアボロ(Tactel diabolo))で二重巻き
b) 44dtex EL ライクラ(登録商標)(コア) −
i) 44f34/1dtex PA6.6及び
ii) ステープルファイバ糸Nm170/1
で二重巻き
軸部11a及び減圧部5における挿入糸24:
a) 156dtex EL ライクラ(登録商標)(コア) −
i) 44f13/1dtex PA6.6及び
ii) ステープルファイバ糸Nm170/1
で二重巻き
足部12aにおける編糸:
a) 78f51/1dtexタクテル(登録商標) PA6.6
b) 44dtex EL ライクラ(登録商標)(コア) −
i) 44f26/1dtex PA6.6(タクテル(登録商標)ディアボロ(Tactel diabolo))で二重巻き
編糸 先端6:
a) 78dtex EL ライクラ(登録商標)(コア) −
i) 26f28/1dtex PA6.6(マイクロファイバ)で二重巻き
この場合にはELはエラスタンのことであり、Nmはメートル番手を表す。さらに、二重に巻かれたエラスタンコアは第1の層としての第1の糸i)で巻かれ、そして第2の層としての第2の糸ii)若しくは第2の層としての前記第1の糸i)で前記第1の層の上から巻かれ、その際、これら糸は交差して配置されている。巻かれる糸のヤーンサプライヤは、ツィンマーマン社、独国ワイラー・ジンマーベルク(Firma Zimmermann, Weiler Simmerberg, Deutschland)である。ステープルファイバ糸の組成は次のとおりである:木綿75%、シーセル(登録商標)25%、シーセル(登録商標)はセルロースの形の藻類含量8〜12%を有する。この糸はシーセル社、独国ルドルシュタット、のものである。
次の図4及び5にはさらにオーバストッキング及びアンダストッキングについての圧力経過が示されている。圧迫測定及びクランプ取付(Anbringung der Klemmen)をRAL−GZ387に従って行い、その際、アンダストッキング(図4)については、BとB1との間の範囲で最初わずかな圧力降下の後に著しく十分に一定な圧迫圧力が見られる。二点鎖線によってRAL規格(RAL−GZ387)による許容範囲が定義されている。このアンダストッキングはこの場合には、明らかにRAL規格(RAL−GZ387)に従ったストッキングではなく、それというのもこのストッキングが測定点C及びDの間で規定の範囲を逸脱しているからである。これに対して、オーバストッキング(図5)についての表示から、このストッキングがRAL規格(RAL−GZ387)に従った規格ストッキングについての低い方の圧力経過にほぼ一致していることがわかる。圧迫圧力の測定はこの場合にはシステム・ホーエンシュタイン(Hosy)による圧迫試験機で行われ、この際、試験方法の詳しい説明は1982年ホーエンシュタイン研究報告(Hohensteiner Forschungsbericht)及び「Phlebol und Proktol.」11: 34-41(1982)に記載されている。
本発明の更なる利点及び特徴は、本出願書類の残りの部分に記載されている。

Claims (16)

  1. 互いに重ねて着用可能であるそれぞれ軸部(11a,11b)と足部(12a,12b)とを含む第1のアンダストッキング(10a)と第1のオーバストッキング(10b)とを有する、ヒトの脚部に着用するための圧迫ストッキングあるいはサポートストッキングであって、前記アンダストッキング(10a)が測定箇所BとB1との間の範囲内で連続的な圧力経過を示し、かつ測定箇所B1の圧力が測定箇所Bの圧力の90〜100%に相当することを特徴とする、圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  2. 前記アンダストッキング(10a)と前記オーバストッキング(10b)とが、編み地、特に丸編み地、であることを特徴とする、請求項1記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  3. 前記アンダストッキング(10a)が、前記測定箇所B1にて前記測定箇所Bの圧力の93〜100%、特に95〜100%、特に97〜100%、を有することを特徴とする、請求項1又は2記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  4. 前記オーバストッキング(10b)が、前記測定箇所Bから出発してヒトの脚部の臀部に向かって無段階に下降するか若しくは段階的に下降する圧力経過を有することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  5. 前記オーバストッキング(10b)が、RAL−GZ387に従った圧力経過を伴った圧迫ストッキングであることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  6. 前記アンダストッキング(10a)が、前記測定箇所B1の近位方向の範囲に、無段階に下降するか、段階的に下降するかあるいは連続的な圧力経過を示すことを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  7. 前記オーバストッキング(10b)及び前記アンダストッキング(10a)の圧迫圧力が個々の前記ストッキング(10a,10b)の圧迫圧力を合計で5〜15mmHg上回ることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  8. 前記アンダストッキング(10a)が、μD≦0.65の動摩擦係数をもつつくり足された足部(12a)を有することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  9. 前記アンダストッキング(10a)及び/又は前記オーバストッキング(10b)の軸部(11)に模様、殊に円周方向に延びる波、が組み込まれていることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項に記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  10. 前記アンダストッキング(10a)及び前記オーバストッキング(10b)の模様が相互に重ねて着用した状態で完全に一致することを特徴とする、請求項9項に記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  11. 前記アンダストッキング(10a)が、前記オーバストッキング(10b)の位置決めるためのマーキングを有することを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項に記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  12. 前記マーキングがアンダストッキングにおける色、テクスチャ若しくは模様の変化によって形成されていることを特徴とする請求項11記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  13. 前記アンダストッキング(10a)がつくり足された、熱処理により形成された踵範囲を前記足部(12a)に有することを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項に記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  14. 前記アンダストッキング(10a)及び/又は前記オーバストッキング(10b)が、少なくとも軸部(11a,11b)の範囲に、弾性のコア糸が木綿繊維を含有する糸、殊にステープルファイバ糸、で巻かれている糸を有することを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項に記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  15. 木綿繊維を含有する糸が、木綿70〜90%及び藻類10〜30%を含有するセルロース材料を含むことを特徴とする、請求項14記載の圧迫ストッキングあるいはサポートストッキング。
  16. 皮膚病変に創傷被覆材が当てられ、この創傷被覆材がアンダストッキングで覆われ、そしてオーバストッキングが少なくとも一時的に、好ましくは日中、アンダストッキングの上に着用されることによる、静脈性下腿潰瘍の治療への請求項1から15までのいずれか1項に記載の圧迫ストッキング若しくはサポートストッキングの使用。
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