JP2009542038A - 骨伝導音伝播のための方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

装着型サラウンドサウンドシステムが、(a)ユーザによって聞かれる要求オーディオ信号を表す入力信号を受信すると共に、それに応じて、複数の出力信号を生成するようになっているプロセッサと、(b)プロセッサに結合され、ユーザの少なくとも1つの骨に複数の出力信号を伝達するようになっている複数の骨伝導スピーカであって、ユーザの包囲音知覚を刺激するように配置されている、複数の骨伝導スピーカとを備える。装着型周囲音低減システムが、(a)周囲音信号を検出するようになっているマイクロホンと、(b)周囲音信号に応じて出力信号を生成するようになっているプロセッサであって、出力信号は、ユーザの骨に伝達されると、周囲音信号がユーザに与える影響を低減し、マイクロホンは当該プロセッサに結合されている、プロセッサと、(c)プロセッサに結合され、出力信号をユーザの骨に伝達するようになっている骨伝導スピーカとを備える。

Description

本発明は、骨伝導を実施する方法及びシステムに関する。
人間の音の知覚は、(a)空気伝導振動、及び、(b)骨伝導振動の2つのタイプの振動に応答する。
空気伝導振動は、外耳によって捉えられ、外耳道を鼓膜に向かって進む。鼓膜では、この振動は力学的エネルギに変換される。この力学的エネルギは中耳に渡る。中耳では、この領域の骨である槌骨、砧骨、及び鐙骨が、この信号を受信する(ここで、鐙骨は、中耳の骨と内耳との間の良好な伝達物質として機能する流体で覆われている)。信号は、上記流体を通じて内耳内の蝸牛の内部内層(inner lining)へ送信される。ここで、蝸牛には、聴覚神経に向かって伸びる極微毛(minuscule hair)が立ち並んでいる。これらの極微毛の一部は信号のさまざまな周波数に応じて励起し、この励起によって聴覚神経に電気インパルスが発生し、この電気インパルスは脳へ送信される。
頭蓋骨に印加された骨伝導振動は、内頭蓋振動(inner cranial vibration)に変換される。ここで、頭蓋骨の異なる部分はこのような振動の異なる伝導率を示している。音が知覚されるには、音は電気信号に変換されなければならない。したがって、頭蓋振動は骨伝導聴覚に基づいて、外耳及び中耳を完全に迂回しながら蝸牛の毛を直接刺激する(頭蓋骨自体が振動するので、信号を捉えるための耳介等の外部受信部は必要とされない)。空気伝導振動聴覚と同様に、骨伝導振動の周波数に応じて異なる極微毛が興奮し、したがって、異なる周波数の知覚が可能になる。
空気媒体を通じた音波の伝導と同様に、このように伝導される音の検出が、いくつかの状況では、非常に問題が多いことは、当業者に知られている。
実質的にあらゆる環境において、非常に多くの音がユーザを取り囲んでいる。大音量の拡声器を有する集団又は混雑したロケーション等のいくつかの環境では、環境音が非常に強力であるのに対して、それ以外の状況では、あまり大きくはない環境音が、実際には、ユーザを困らせる場合がある。
ユーザ周辺の大きな周囲音は、ユーザに深刻な不都合をもたらすおそれがある。さらに、その周囲音は、(a)要求された音がユーザの周辺にあろうと、サウンドシステムによってユーザに提供されようと、要求された音のユーザによる知覚、及び、(b)音検出システム又は通信システムによる、ユーザによって生成された音の検出の双方を妨げる。
これらの2つの問題は、雑音のある状況に適した効率的な双方向通信システムの作成において重大な障害を提示する。雑音環境にいる人々は、外耳道を通る望ましくない雑音の量を低減するために耳を覆うヘッドホンを使用する場合がある。アクティブノイズキャンセル技法を使用することによって電子的に周囲雑音を低減する特殊なヘッドホンを使用する者もいる。単に、自身の耳を自身の手で覆うことによって雑音を低減しようとする者もいる。
骨伝導を使用することによってこれらの問題を解決するこれまでの試みは、「半二重通信システム」として既知であるものに引き下がったものであった。半二重通信システムでは、ユーザは、要求オーディオ信号(requested audio signal)の受信又はユーザ音の送出のいずれかを行うことができるが、同時に行うことはできない。
雑音環境で通信する信頼性があり簡単な手段を見つけることが望ましい。さらに、骨伝導を介してユーザの包囲音知覚を刺激するための信頼性があり簡単な手段を見つけることも望ましい。
本発明の装着型サラウンドサウンドシステムは、(a)ユーザによって聞かれる要求オーディオ信号を表す入力信号を受信すると共に、それに応じて、複数の出力信号を生成するようになっているプロセッサと、(b)プロセッサに結合され、ユーザの少なくとも1つの骨に複数の出力信号を伝達するようになっている複数の骨伝導スピーカであって、ユーザの包囲音知覚を刺激するように配置されている、複数の骨伝導スピーカとを備える。
装着型周囲音低減システムは、(a)周囲音信号を検出するようになっているマイクロホンと、(b)周囲音信号に応じて出力信号を生成するようになっているプロセッサであって、出力信号は、ユーザの骨に伝達されると、周囲音信号がユーザに与える影響を低減し、マイクロホンはプロセッサに結合されている、プロセッサと、(c)プロセッサに結合され、出力信号をユーザの骨に伝達するようになっている骨伝導スピーカとを備える。
本発明のサラウンドサウンドをユーザに伝達する方法は、(a)ユーザによって聞かれる要求オーディオ信号を表す入力信号を受信すること、(b)要求オーディオ信号に応じて複数の出力信号を生成すること、及び(c)複数の骨伝導スピーカによって、出力信号をユーザの少なくとも1つの骨に伝達することを含み、複数の骨伝導スピーカは、ユーザの包囲音知覚を刺激するように配置されている。
装着型周囲音低減システムによる周囲音低減のための方法は、(a)周囲音信号を検出すること、(b)周囲音信号に応じて出力信号を生成することであって、出力信号は、ユーザの骨に伝達されると、周囲音信号がユーザに与える影響を低減する、生成すること、及び(c)システムに属する骨伝導スピーカによって、出力信号をユーザの骨に伝達することを含む。
本発明の上記の並びに他の目的、特徴、及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面と併用したときに、より明らかになる。図面において、同様の参照符号は、異なる図全体を通じて同様の要素を示す。
図1は、本発明の一実施形態による、装着型周囲音低減システムである、システム200のブロック図である。システム200は、(a)周囲音信号を検出するマイクロホン220と、(b)マイクロホン220に接続され、且つ、周囲音信号に応じて出力信号を生成するプロセッサ210であって、当該出力信号が、ユーザの骨に伝達されると周囲音信号がユーザに与える影響を低減する、プロセッサ210と、(c)プロセッサ210に接続され、且つ、ユーザの骨に出力信号を伝達する骨伝導スピーカ230とを備える。
通常、プロセッサ210は、ハードウェアコンポーネントとソフトウェアコンポーネントとの双方を含んでいる。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ210、マイクロホン220、及び骨伝導スピーカ230は、装着型ヘッドギア(図示せず;同様のヘッドギアの実施形態は、図7a及び図7bに示されている)上に組み立てられる。この装着型ヘッドギアは、(a)周囲音のより効果的な低減、及び(b)ユーザによる永続的に快適な装着を容易にするように設計されている。本発明の一実施形態によれば、装着型ヘッドギアは、効果的な周囲音低減及びシステム200の使用の快適性の双方を高めるために、ユーザによって容易に調整されるよう構成されている。本発明の他の実施形態によれば、プロセッサ210、マイクロホン220、及び骨伝導スピーカ230は、1又は複数の専用装着型デバイス上に組み立てられ、この1又は複数の専用装着型デバイスは、ヘッドギアを備える場合もあるし、備えない場合もある。本発明の異なる実施形態によるシステム200のコンポーネントのいくつかは、本明細書で説明するヘッドギア又は他の装着型デバイス上に組み立てられる場合もあるし、組み立てられない場合もある。
本発明の一実施形態によれば、システム200は複数のマイクロホン220を備える。各マイクロホン220は、周囲音信号を自律的に検出し、プロセッサ210は、異なるマイクロホン220から異なる周囲音信号を受信する。
本発明の一実施形態によれば、システム200は複数の骨伝導スピーカを備える。プロセッサ210は、1又は複数の出力信号を生成すると共に、各出力信号を骨伝導スピーカ230のうちの1又は複数に提供する。
異なる骨伝導スピーカは、ユーザの異なる身体部分の骨に出力信号を伝達するように配置することができる。好都合なことに、骨伝導性スピーカのうちの少なくともいくつかは、出力信号成分をユーザの頭蓋骨に伝達するように配置可能である。
複数のマイクロホン220及び複数の骨伝導スピーカ230を含む本発明の一実施形態によれば、各マイクロホン220は、各骨伝導スピーカ230に関連付けられるマイクロホン220によって検出されるそれぞれの周囲音信号に従って、異なる骨伝導スピーカ230用の異なる出力信号を生成するために、1又は複数の骨伝導スピーカ230に関連付けられている。
複数の骨伝導スピーカ230を備える本発明の一実施形態によれば、システム200は、異なる骨伝導性スピーカ230に接続される複数のプロセッサ210を備える。各プロセッサ210は、異なる骨伝導スピーカ230によってユーザの複数の骨に伝達される1又は複数の出力信号を生成する。
本発明の一実施形態によれば、システム200は、必ずしもそうとは限らないが、ほとんど目立たないように控えめな方法で、好都合には両耳のうちの少なくとも方耳の後ろにユーザによって装着可能な隠蔽型コンパクトシステムである。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ210は、許容周囲ボリュームレベルに応じて出力信号を生成するよう構成されている。限定ではないが、許容周囲ボリュームレベルは、好都合なことにユーザによって決定される。
いくつかの状況では、ユーザは、周囲音が自身に与える影響を部分的にのみ低減したい(すなわち、サラウンディングサウンド又は雑音を許容周囲ボリュームレベルに弱めたい)場合がある。好適には、出力信号は、周囲音信号が許容周囲ボリュームレベルを遵守するレベルに上記信号を静めるために、許容周囲ボリュームレベルよりも大きな周囲音信号にのみ相関する。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ210はさらに、許容周囲ボリュームレベルに応じて、周囲音信号のすべての周波数又はほとんどの周波数の振幅をそれぞれ低減することによって、出力信号を生成する。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ210は、高域通過フィルタ、低域通過フィルタ、帯域通過フィルタ、帯域除去フィルタ等の、周囲ボリュームオーディオフィルタ(ambient volume audio filter)に応じて出力信号を生成する。周囲ボリュームオーディオフィルタに応じた出力信号の生成は、本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる例として、周囲音が、限られた周波数帯域によって特徴付けられる1又は複数の雑音発生源から到来している音を含む状況で、有用である。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ210は、出力オーディオボリュームフィルタに応じて出力信号を生成する。これは、本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる例として、特定のサウンド経験(ロックミュージックサウンド方式、クラシックミュージックサウンド方式、映画館サウンド方式等に似ている等)をユーザに提供するのに、有用である。
本発明の一実施形態によれば、出力ボリュームオーディオフィルタは、骨伝導振動聴覚及び空気伝導振動聴覚の異なる伝導プロファイルから生じる知覚歪を補正するために使用される。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例として、低周波数は、骨によって高周波数よりも良好に伝送されることが当業者に既知である。したがって、音は、音が本来有するピッチよりもはるかに低いピッチを有するものとしてユーザによって知覚されるが、これは、専用補正フィルタによって修正することができる問題である。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ210は、周囲音信号の方向に応じて、出力信号のうちの少なくとも1つの出力信号成分から或る出力信号成分を生成する。本発明の一実施形態によれば、マイクロホン220は、ユーザによる周囲音信号の検出方向の簡単な変更を容易にする適合可能指向性マイクロホンである。いくつかの状況では、特定の雑音発生源から到来している音を低減すると同時に、他の方向から到来している音を弱めないように保つ等の、1又は複数の特定の方向からユーザに到来する周囲音の一部のみを低減することが望ましい。
複数のマイクロホン220を含む本発明の一実施形態によれば、複数のマイクロホン220の少なくともいくつかは、1又は複数のマイクロホングループ(図示せず)を形成する。このマイクロホングループは、マイクロホングループ内のマイクロホン220のそれぞれによって検出されるサウンド(音)信号に異なる位相シフトを適用することによって、システム200を移動させることなく1又は複数の特定の方向からユーザに到来する周囲音の検出を容易にするものである。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ210はさらに、ユーザによって聴取される要求されたオーディオ信号を表す入力信号を受信すると共に、それに応じて、骨伝導体スピーカ230への出力信号を生成する。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例として、要求オーディオ信号は、音楽、発話、又はコンピュータプログラムによって生成された音等とすることができる。好適には、入力信号は外部システム410から受信される。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例として、外部システム410は、ポータブルオーディオプレイヤ、オーディオシステム、コンピュータ等とすることができる。本発明の一実施形態によれば、システム200は、単独で、出力信号のうちの少なくとも一部を生成する。好適には、本明細書で説明する実施形態に従ってプロセッサ210によって生成される出力信号は、ユーザの骨に伝達されると、周囲音信号がユーザに与える影響を低減すると同時に、要求オーディオ信号の知覚を容易にする。
本発明の一実施形態によれば、システム200は、要求されたオーディオ信号を通信デバイス420から受信する。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例として、通信デバイス420は、携帯電話、携帯情報端末、ポータブル双方向ラジオ等とすることができる。
本発明の一実施形態によれば、システム200は、外部システム410及び/又は通信デバイス420と無線で通信するようになっている。
本発明の一実施形態によれば、システム200は、プロセッサ210に接続され且つユーザ骨伝導信号を検出する、骨伝導マイクロホン250をさらに備える。ユーザ骨伝導信号は、ユーザのサンプル骨(sampled bone)を振動する骨伝導信号である。好都合なことに、ユーザ骨伝導信号は、ユーザによって生成された音声及び特に発話に応答する。多くの場合、骨伝導信号は、ユーザのサンプル骨の追加の振動にも応答し、具合的には、骨伝導スピーカ230によってサンプル骨に印加される出力信号等、サンプル骨に印加される骨伝導信号にも応答する。
本発明の実施形態によれば、システム200はさらに、ユーザ骨伝導信号に応じて、送信信号を送信する。本発明の一実施形態によれば、システム200は、要求オーディオ信号の受信と少なくとも部分的に同時に送信信号を送信する(フルデュプレックス通信と称される通信システムの機能)。
好適には、送信信号は外部システム410へ送信される。外部システム410は、必ずしもそうとは限らないが、通信デバイス420とすることができ、特に、要求されたオーディオ信号が受信される通信元の通信デバイス420とすることができる。
本発明のこれまで考察した実施形態によれば、システム200は、外部システム410及び/又は通信デバイス420と無線で通信するよう構成されている。
本発明の一実施形態によれば、システム200はさらに、送信信号から、要求オーディオ信号に応答した遅延信号を差し引くことによって、送信信号からのエコー効果を低減するよう構成されている。本発明の一実施形態によれば、プロセッサ210はさらに、(a)無視することができるユーザ音信号に応じてキャンセルフィルタを求めると共に、(b)キャンセルフィルタに応じて送信信号からのエコー効果を低減するよう構成される。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ210は、方法500のステージ543の詳細な説明及び図5aの説明で明確に述べられる詳細な方法に従い、無視することができるユーザ音信号に応じてキャンセルフィルタを決定する。本発明の異なる実施形態によれば、プロセッサ210は、他の多く方法でキャンセルフィルタを決定することができる。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ210は、ユーザ骨伝導信号に含まれるユーザ要求に応じるよう構成されている。
本発明の異なる実施形態によれば、システム200は、アナログ信号又はデジタル信号のいずれかの検出、処理、及び伝達を行う。本発明のいくつかの実施形態によれば、システム200は、アナログ信号及びデジタル信号の双方を取り扱うよう構成されている。ここで、システム200は、アナログ信号をデジタル信号に変換及び/又はデジタル信号をアナログ信号に変換する少なくとも1つのコンポーネントを含む。本発明の一実施形態によれば、プロセッサ210は、アナログ信号をデジタル信号に変換及び/又はデジタル信号をアナログ信号に変換する。本発明の一実施形態によれば、マイクロホン220及び/又は骨伝導マイクロホン250は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。本発明の一実施形態によれば、骨伝導スピーカ230及び/又は音響スピーカ240は、デジタル信号をアナログ信号に変換する。本発明の異なる実施形態によれば、システム200の他のコンポーネントが、アナログ信号をデジタル信号に変換及び/又は、デジタル信号をアナログ信号に変換する。
本発明の一実施形態によれば、システム200は、雑音低減の追加の方法を実施する。これらの追加の方法のいくつかは、文献で詳述され、当業者によって既知であり且つ直接的に実施可能である。
図2は、本発明の一実施形態による、装着型周囲音低減システムを構成するシステム201のブロック図である。システム201は、システム200の一実施形態であり、この実施形態では、各マイクロホンは、周囲音低減ユニット291、292、293、及び294等の複数の周囲音低減ユニットを形成するように、複数の骨伝導スピーカのうちの1つに関連付けられている。本発明の図示の実施形態では、周囲音低減ユニット291は、マイクロホン221と骨伝導スピーカ231とを備える。これらは、音低減ユニット291の位置で局所的に検出される周囲音を低減する。同様に、周囲音低減ユニット292は、マイクロホン222と骨伝導スピーカ232とを備え、他の周囲音低減ユニットも同様である。
図3aは、本発明の一実施形態による、ユーザによって装着されている装着型周囲音低減システム203の側面図を示している。システム203の主なコンポーネントは、プロセッサ213、マイクロホン223、及び骨伝導スピーカ233である。システム203の異なる実施形態は、システム200の異なる実施形態と同様の特徴を実現している。システム203が、ユーザ403の方耳の後ろに容易に隠蔽することができ、ほとんど目立たないように控えめな方法でユーザ403に装着されるようになっていることを当業者は直ちに理解するであろう。本発明のいくつかの実施形態によれば、システム203は、ユーザの両耳の後ろに装着可能である。異なる実施形態は、1又は2つのプロセッサ213と、1又は2つのマイクロホン223とを備える。
図3bは、本発明の一実施形態による、ユーザによって装着されている装着型周囲音低減システム203’の背面図を示している。システム203’は、図3aのシステム203の一実施形態である。システム203’の異なる実施形態は、システム200の異なる実施形態と同様の機能を実現することができる。図3bに示す本発明の実施形態によれば、システム203’は、ユーザ403の左耳及び右耳の後ろにそれぞれ配置される、2つの骨伝導スピーカ233L及び233Rを備える。システム203’は、2つのマイクロホン223L及び223Rをさらに備える。ここで、マイクロホン223Lによって検出される周囲音信号は、プロセッサ213によって使用されて、骨伝導スピーカ233Lによってユーザ403に伝達される出力信号が生成され、マイクロホン223Rによって検出される周囲音信号は、プロセッサ213によって使用されて、骨伝導スピーカ233Rによってユーザ403に伝達される出力信号が生成される。システム203’は、外部システム(図示せず)に接続されるか、又は、本発明の別の実施形態によれば、データケーブル261によって通信デバイス(図示せず)に接続される。
図3cは、本発明の一実施形態による、ユーザによって装着されている装着型周囲音低減システム204の側面図を示している。システム204の主なコンポーネントは、プロセッサ214、マイクロホン224、及び骨伝導スピーカ234である。システム204の異なる実施形態は、システム200の異なる実施形態と同様の機能を実現することができる。システム204及び特にプロセッサ214は、移動電話424と通信可能である。ここで、プロセッサ214はさらに、ユーザ404によって聴取される要求されたオーディオ信号を表す入力信号を移動電話424から受信すると共に、それに応じて、骨伝導器スピーカ234への出力信号を生成する。移動電話424からの要求されたオーディオ信号の受信は、無線チャネル421を介して、アンテナ266によって行われる。好適には、本明細書で説明する実施形態に従ってプロセッサ214によって生成される出力信号は、ユーザ404の骨に伝達されると、周囲音信号がユーザ404に与える影響を低減すると同時に、要求オーディオ信号の知覚を容易にする。
本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例であるが、要求オーディオ信号は、音楽、発話、コンピュータプログラムによって生成された音等とすることができる。
本発明の一実施形態によれば、システム204は、骨伝導マイクロホン254をさらに備える。この骨伝導マイクロホン254は、プロセッサ214に接続され、且つ、ユーザ404のサンプル骨の振動に応答したユーザ404の骨伝導信号を検出する。好適には、ユーザ404の骨伝導信号は、ユーザ404によって生成される音声、特に発話に応答する。多くの場合に、骨伝導信号は、ユーザ404のサンプル骨の追加の振動にも応答し、具体的には、骨伝導スピーカ230によってサンプル骨に印加される出力信号等、サンプル骨に印加される骨伝導信号にも応答する。本発明の一実施形態によれば、システム204はさらに、ユーザ404の骨伝導信号に応じて送信信号を移動電話424へ送信する。本発明の一実施形態によれば、システム204は、要求されたオーディオ信号の受信と少なくとも部分的に同時に、送信信号を送信する(フルデュプレックス通信と称される通信システムの機能)。
本発明の図示の実施形態によれば、システム204は、移動電話424と無線で通信可能である。本発明の別の実施形態によれば、システム204は、標準的な移動電話イヤホンにおけるように、有線接続(図示せず)によって移動電話と通信可能である。本発明のいくつかの実施形態によれば、システム204は、ユーザの両耳の後ろに装着可能であり、異なる実施形態では、1つ又は2つのプロセッサ214と、1つ又は2つのマイクロホン224とを備えている。
図4は、本発明の一実施形態に従ってシステム206によって実行される雑音低減プロセスのブロック図である。システム206は、(a)マイクロホン226と、(b)プロセッサ216と、(c)骨伝導スピーカ236とを備える。ここで、システム206のすべてのコンポーネントは、システム200の説明で明確に説明した同等のコンポーネントと同様である。プロセッサ216は、マイクロホン226によって検出される周囲音信号に応じて出力信号を生成する。この出力信号は、次に、ユーザ骨490に出力信号を伝達するように配置される骨伝導スピーカ236によってユーザ骨490に伝達される。本発明の一実施形態によれば、出力信号は、骨伝導によってユーザ骨490に伝達されるように出力信号をさらに適合させるために、骨伝導スピーカ236に提供される前に、骨伝導性トランスデューサ272によって操作される。
本発明の一実施形態によれば、出力信号は、骨伝導スピーカ236に提供される前に、骨前置増幅器(bone preamplifier)292によって増幅される。本発明の一実施形態によれば、骨前置増幅器292によって行われる増幅は、許容周辺ボリュームレベルに応答する。この許容周辺ボリュームレベルは、限定ではないが、好適には、ユーザによって決定される。出力信号の操作が許容周辺ボリュームレベルに応答する方法のいくつかは、図1に示すシステム200の説明で詳述されていることに留意されたい。
本発明の異なる実施形態によれば、骨前置増幅器292及び骨伝導性トランスデューサ272のうちの少なくとも一方は、プロセッサ216に接続されている。
出力信号を骨490に伝達することによって引き起こされる振動は、ユーザの身体によってユーザの一方又は双方の内耳454へ伝導される。同時に、周囲音信号も、ユーザのそれぞれの聴覚管(hearing tube)452によって内耳454に伝導される。提案された発明の教示に従うと、出力信号を伝達することに起因する振動は、周囲音信号が内耳454に与える影響を低減する。
(a)ASS(n)が、周囲音信号を示し;(b)IES(n)が、内耳で検出される信号である内耳信号を示し;(c)UHF(n)が、ユーザ聴覚フィルタを示し;(d)NRF(n)が、プロセッサ216によって適用される雑音低減フィルタを示し;(e)BPAE(n)が、骨前置増幅器292によって出力信号に適用される骨前置増幅器イコライザを示し;(f)BCTF(n)が、骨伝導性トランスデューサ272の骨伝導性トランスデューサ関数を示し;(g)HBF(n)が、ユーザの人骨フィルタを示し、ここで、アスタリスクシンボルは、畳み込み演算を表す(たとえば、f*gは、fのgとの畳み込み演算である)とすると、
(i)IES(n)=ASS(n)*UHF(n)
−[ASS(n)*NRF(n)*BPAE(n)*BCTF(n)*HBF(n)]
であることが、当業者に理解されるであろう。
IES(n)が0になるには、周波数領域におけるNRF(n)が、次の式を満たさなければならない。
(ii)NRF(f)=UHF(f)/[BPAE(f)BCTF(f)HBF(f)]
ここで、NRF(f)、UHF(f)、BPAE(f)、BCTF(f)、HBF(f)は、それぞれNRF(n)、UHF(n)、BPAE(n)、BCTF(n)、HBF(n)のフーリエ変換である。
本発明の一実施形態によれば、或る電気雑音が発生する状況では、その電気雑音のパワースペクトルをENPS(n)と示すものとすると、システム206は、ウィナー(Wiener)フィルタを実施するようになっており、明示的には、雑音低減関数(NRF(n))は、次の式を満たさなければならない。ここで、αは定数である。
(iii)NRF(f)
=UHF(f)/[(BPAE(f)BCTF(n)HBF(f)+αENPS(n))
当業者によって直ちに理解されるように、本発明の異なる実施形態は、ASS(n)関数、IES(n)関数、UHF(n)関数、NRF(n)関数、BPAE(n)関数、BCTF(n)関数、及びHBF(n)関数の複雑な形を取り扱うようになっているのに対して、本発明を明確にするために、次の仮定、すなわち、(1)BPAE(n)*BCTF(n)のスペクトルは平坦である;(2)HBF(n)は、平坦であり、T秒の遅延を生成する;及び(3)UHF(n)は、平坦であり、Tu秒の遅延を生成する、がさらに調べられる。好適には、NRF(n)は、遅延T1秒を有する平坦なものであるように設計される。したがって、
(iv)IES(n)=ASS(n−Tu)−ASS(n−T−T1)
である。
したがって、周波数領域wでは、
(v)IES(w)=ASS(w)(ejw(Tu)−ejw(T+T1)
となる。人間の耳は、位相に反応しないので、
(vi)Abs(IES(w))
=2Abs(ASS(w))(1−cos(w(T+T1−Tu))
であり、
(vii)T+T1=Tu又はT1≠Tu−Tである場合、
(viii)IES(w)≠0⇒IES(n)≠0
となる。
すなわち、雑音IES(n)=0であり、したがって、雑音は内耳において大幅にキャンセル又は低減される。
骨における音伝播速度は、約4080m/秒であり、空気中では、音伝播速度は約331m/sであることが既知である。発話信号は、耳において約5cm伝播すると仮定すると、信号が空気を介して伝播する時刻と、骨を介して伝播する時刻との間の差は、0.05/331−0.05/4080=0.139msである。
これは、非常に重要な事実である。その理由は、この差が負であった場合、骨伝導性技法を使用することによって、外部の空気経路を進む周囲雑音信号をキャンセルすることが不可能となるからである。
本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例としてであるが、8kサンプル/秒の場合、2つの連続したサンプル間の差は、上記遅延が約1サンプルであることを意味する0.125msである。本明細書で提供される解析から、本発明のアナログの実施態様では、周囲雑音信号に適用される1又は複数の雑音低減フィルタの群遅延は、0.139ms未満でなければならないことが、当業者には明らかである。本発明のデジタルの実施態様では、アナログ/デジタル信号変換及びデジタル/アナログ信号変換を含み且つデータ収集を含むすべての計算は、上記で提供した毎秒8000サンプルの速度の例の場合、1サンプル内で終了しなければならない。これは、デジタルフィルタが非常に慎重に設計された場合に行うことができる。本発明の他の実施形態は、44.1kHz等、増加したサンプリングレートを使用する(これは、単に一例として提供されたものであり、本発明の異なる実施形態では、非常に多くのサンプリングレートを実施することができる)。増大したサンプリングレートは、本明細書で提供された例によれば、計算を終了して正しい補償遅延を生成するために約5.5個のサンプルの継続時間を提供する。
図5aは、本発明の一実施形態による装着型周囲音低減システム205のブロック図である。システム205は、(a)プロセッサ215と、(b)マイクロホン225と、(c)骨伝導スピーカ235と、(d)骨伝導マイクロホン255とを備える。システム205のすべてのコンポーネントは、システム200の説明で明確に述べた同等のコンポーネントと同様である。
骨伝導スピーカ235は、出力信号をユーザの骨491に伝達するようになっている。骨491のインパルス応答は、IRとして定式化することができる。骨伝導マイクロホン255は、骨491を振動するユーザ骨伝導信号(UBCSと示す)を検出するよう構成されている。このユーザ骨伝導信号は、ユーザ音信号(USSと示す)と、骨491に伝達される出力信号である、操作された要求オーディオ信号(MRASと示す)との双方に応答する。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ215は、ユーザ骨伝導信号に応じて送信信号の生成を行うよう構成された複数のコンポーネントを含む。上記で詳述したように、ユーザ骨伝導信号は操作された要求されたオーディオ信号に応答するため、操作された要求オーディオ信号のエコーは、ユーザ骨伝導信号に含まれる。システム205は、エコーを低減するよう構成されており、したがって、上記で考察したようなフィルタリングされた信号(FSと示す)が通信デバイス又は外部システムへ送信される。本発明の一実施形態によれば、送信信号の送信は、通信ユニット260によって行われ、具体的には、アンテナ266に接続される送信機262によって行われる。
骨491に印加される操作された要求オーディオ信号は、通信デバイス又は外部システムから、アンテナ266を介して通信ユニット260に属する受信機264によって受信される要求オーディオ信号(RASと示す)に応答する。
本発明の一実施形態によれば、要求された要求オーディオ信号(RASと示す)は、1又は複数の伝導前(pre-conduction)フィルタリングユニット270によって操作され、次いで、骨伝導トランスデューサ272による骨伝導に適合した出力信号に変換される。要求オーディオ信号の出力信号への全体にわたる操作は、統合要求オーディオ信号操作フィルタ(integrated requested audio signal manipulation filter)(RASMFと示す)として定式化することができる。
フィルタリングプロセスは、エコー低減ユニット280によって行われる。ここで、エコー低減ユニット280によって適用される、操作されたユーザ骨伝導信号に対する操作は、キャンセルフィルタ(CSと示す)として定式化することができる。本発明の一実施形態によれば、ユーザ骨伝導信号は、エコー低減ユニットに提供される前に、発話帯域幅アクセラレータ282等のコンポーネントによって操作される。ユーザ骨伝導信号に適用される操作は、初期操作フィルタ(IMFと示す)として一括して定式化することができる。エコー低減ユニット280は、(a)操作されたユーザ骨伝導信号(MUCBSと示す)及び(b)要求オーディオ信号に応じて、フィルタリングされた信号を提供する。本発明の一実施形態によれば、フィルタリングされた信号は、送信前(pre-transmission)フィルタ284等のコンポーネントによってさらに処理される。
アスタリスクシンボルが畳み込み演算を表す上記した表記によれば、
(ix)FS(n)=MUBCS(n)−RAS(n)*CF(n)
となる。
ここで、
(x)MUBCS(n)=[USS(n)+MRAS(n)]*IR(n)*IMF(n)
(xi)MRAS(n)=RAS(n)*RASMF(n)
である。
エコー低減ユニット280によって、フィルタリングされた信号とユーザ音信号との間の差を統計的に最小にするキャンセルフィルタCF(n)を決定することが望ましく、同じ表記に従うと、本発明の一実施形態によれば、この最小化は、次の数式が最小になるように行われる(ここで、E{ }は、統計的平均を示す)。
(xii)E{[FS(n)−USS(n)]^2}
=E{[MUBCS(n)−RAS(n)*CF(n)−USS(n)]^2}
本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく本発明を明確にすることのみを意図した一例として、キャンセルフィルタは固定されている(すなわち、要求オーディオ信号が異なっても一定である)と仮定すると、キャンセルフィルタの計算は、ユーザ音信号を無視することができて(すなわち、USS(n)≒0)、数式(iv)が、
(xiii)E{[MUBCS(n)−RAS(n)*CF(n)]^2}
に等しくなる場合に、容易に行われる。
そして、式(x)及び(xii)は、次に、
(xiv)MUBCS(n)=RAS(n)*RASMF(n)*IR(n)*IMF(n)
に縮小される。
したがって、最小にされるべき数式(xiii)は、
(xv)E{[RAS(n)*RASMF(n)*IR(n)*IMF(n)−RAS(n)*CF(n)]^2}
に等しい。
数式(xv)の最小値は、明らかに、
(xvi)CF(n)=RASMF(n)*IR(n)*IMF(n)
のときに得られる。
RASMF(n)及びIMF(n)は、システム205の既知のフィルタであるため、キャンセルフィルタを求めるために要求される唯一の未知のパラメータは、サンプル骨491のインパルス応答である。ユーザ音信号を無視することができるとき、式(xiv)から、1又は複数の特定目的の要求オーディオ信号を骨491に印加することによって、検出されるユーザ骨伝導信号から骨491のインパルス応答を推定することができ、したがって、必要とされるキャンセルフィルタも推定することができることが、当業者によって容易に理解されるであろう。
キャンセルフィルタを決定している間、ユーザが完全な静寂を維持することは必要でない。本発明の一実施形態によれば、プロセッサ215は、(たとえば、ユーザ骨伝導信号のエネルギを検出するエネルギ検出器286によって)通常の音声会話ではよくある、1又は複数の静寂期間を検出するようになっている。静寂期間が検出されると、短い期間(たとえば、数ミリ秒続く期間)の継続時間の間、好都合には(たとえば、発話ブロッカ288によって)骨伝導マイクロホン255を遮断することによって、その短期間の間ユーザ音信号を除去することができる。
本発明の一実施形態によれば、較正フィルタの精度を向上させるために、プロセッサ215は、キャンセルフィルタを求めることを数回連続して繰り返すようになっている。本発明の一実施形態によれば、プロセッサ215は、(単なる一例として、システム205と骨491との間の相対移動が起こる場合等、たとえば、骨491のインパルス応答が変化する場合)キャンセルフィルタがエコーの有効な低減を容易にする状況で、キャンセルフィルタを適宜決定し直すことが好適である。
本発明の一実施形態によれば、エネルギ検出器286はさらに、要求オーディオ信号の静寂期間を検出するようになっており、したがって、システム205による節電を容易にする。
本発明の一実施形態によれば、周囲音信号が、骨491に伝達されたときにユーザに与える影響を低減するように、マイクロホン225によって検出される周囲音信号は、プロセッサ215に属する雑音低減フィルタ228によって処理される。本明細書の本発明の説明した実施形態によれば、プロセッサ215は、雑音低減フィルタ228によって提供される、処理された周囲音低減信号に応じて出力信号を生成する。
図5bは、本発明の一実施形態に従って、システム205によって実行されるフィルタリングプロセス及び操作プロセスのブロック図である。システム205によって行われるフィルタリングプロセス及び操作プロセスの図は、システムを明確にするために提供されているにすぎないこと、並びに、図5aの詳説で説明されたプロセス、並びに、図5bのコンポーネント及びプロセスのすべての表記は、図5aの説明で長く明確に述べたコンポーネント及びプロセスを指していることに留意されたい。
図6は、本発明の一実施形態による、装着型サラウンドサウンドシステムを構成するシステム300のブロック図である。システム300はプロセッサ310を備える。プロセッサ310は、(a)ユーザによって聴取される要求(された)オーディオ信号を表す入力信号を受信すると共に、それに応じて、(b)複数の出力信号を生成する。複数の骨伝導スピーカ330が、プロセッサ310に結合されて、ユーザの少なくとも1つの骨に複数の出力信号を伝達する。骨伝導スピーカ330は、ユーザの包囲音知覚を刺激するように配置されている。
異なる骨伝導スピーカは、ユーザの異なる身体部分の骨に出力信号を伝達するように配置することができる。好適には、骨伝導性スピーカのうちの少なくともいくつかは、出力信号成分をユーザの頭蓋骨に伝達するように配置される。
本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例であるが、要求オーディオ信号は、音楽、発話、コンピュータプログラムによって生成された音等とすることができる。好適には、要求オーディオ信号は、サラウンドサウンドを表すように相互に関係付けられる。本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの出力信号成分は、少なくとも1つの他の出力信号成分と相互に関係付けられない。
通常、プロセッサ310は、ハードウェアコンポーネント及びソフトウェアコンポーネントの双方を含む。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ310及び複数の骨伝導スピーカ330の双方は、装着型ヘッドギア(図示せず;装着型ヘッドギアの実施形態は、図7a及び図7bに示されている)上に組み立てられる。この装着型ヘッドギアは、(a)ユーザの包囲音知覚、及び(b)ユーザによる永続的に快適な装着を容易にするように設計されている。本発明の一実施形態によれば、装着型ヘッドギアは、ユーザの包囲音知覚、及び、システム300の使用の快適性の双方を高めるために、ユーザによって容易に調整可能である。本発明の他の実施形態によれば、プロセッサ310及び複数の骨伝導スピーカ330の双方は、1又は複数の専用装着型デバイス上に組み立てられ、これらの1又は複数の専用装着型デバイスは、ヘッドギアを備える場合もあるし、備えない場合もある。本発明の異なる実施形態によるシステム200のコンポーネントのいくつかは、本明細書で説明するヘッドギア又は他の装着型デバイス上のいずれかに組み立てられる場合もあるし、そうでない場合もある。
本発明の一実施形態によれば、システム300は1又は複数の音響スピーカ340を備える。骨伝導スピーカ及び音響スピーカはユーザの包囲音知覚を刺激するように配置され、好適には、音響スピーカ340はユーザの方耳又は両耳に音を伝達するように配置される。
本発明の一実施形態によれば、システム300は1又は複数のマイクロホン320を備える。これらのマイクロホン320は、プロセッサ310に接続され、周囲音信号を検出するようになっている。プロセッサ310はさらに、周囲音信号に応じて少なくとも1つの出力信号成分を生成する。少なくとも1つの出力信号成分は、ユーザの骨に伝達されると、ユーザに対する周囲音信号の影響を低減する。
システム300の異なる実施形態では、異なる周囲音低減手法を実現する。これらの異なる周囲音低減手法のいくつかは、システム200の説明で詳述されている。特に、本発明の一実施形態によれば、システム300はエコー低減ユニット(図示せず、システム205のエコー低減ユニット280と同様である)を備える。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ310は、周囲音信号の方向に応じて、少なくとも1つの出力信号成分を生成する。本発明の一実施形態によれば、マイクロホン320は、ユーザによる周囲音信号の検出方向の簡単な変更を容易にする適合可能指向性マイクロホンである。いくつかの状況では、特定の雑音発生源から到来している音を低減すると同時に、他の方向から到来している音を弱めないように保つ等、1又は複数の特定の方向からユーザに到来する周囲音の一部のみを低減することが望ましい。
複数のマイクロホン320を備える本発明の一実施形態によれば、少なくともいくつかのマイクロホン320は、1又は複数のマイクロホングループ(示さず)を形成する。このマイクロホングループは、たとえば、マイクロホングループ内のマイクロホン320のそれぞれによって検出される音信号に異なる位相シフトを適用することによって、システム300を移動させることなく1又は複数の特定の方向からユーザに到来する周囲音の検出を容易にするものである。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ310は、許容周囲ボリュームレベルに応じて出力信号を生成する。限定ではないが、許容周囲ボリュームレベルは、ユーザによって決定されることが好ましい。
いくつかの状況では、ユーザは、周囲音が自身に与える影響を部分的にのみ低減したい(すなわち、サラウンディング音又は雑音を許容周囲ボリュームレベルに弱めたい)場合がある。好適には、出力信号は、サラウンドサウンド信号が許容周囲ボリュームレベルを遵守するレベルに上記信号を静めるために、許容周囲ボリュームレベルよりも大きな周囲音信号にのみ相関する。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ310はさらに、許容周囲ボリュームレベルに応じて、周囲音信号のすべての周波数又はほとんどの周波数の振幅をそれぞれ低減することによって、出力信号を生成する。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ310は、高域通過フィルタ、低域通過フィルタ、帯域通過フィルタ、帯域除去フィルタ等の周囲ボリュームオーディオフィルタに応じて出力信号を生成する。周囲ボリュームオーディオフィルタに応じて出力信号の生成は、本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる例として、周囲音が、限られた周波数帯域によって特徴付けられる1又は複数の雑音発生源から到来している音を含む状況で有用である。
本発明の一実施形態によれば、プロセッサ310は、出力オーディオボリュームフィルタに応じて出力信号を生成する。これは、本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる例であるが、特定のサウンド経験(ロックミュージックサウンド方式、クラシックミュージックサウンド方式、映画館サウンド方式等に似ている等)をユーザに提供するのに有用である。
本発明の一実施形態によれば、出力ボリュームオーディオフィルタは、骨伝導振動聴覚及び空気伝導振動聴覚の異なる伝導プロファイルから生じる知覚歪を補正するために使用される。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例であるが、低周波数は、骨によって高周波数よりも良好に伝送されることが、当業者に既知である。したがって、音は、音が本来有するピッチよりもはるかに低いピッチを有するものとしてユーザによって知覚されるが、これは、専用補正フィルタによって修正することができる問題である。
本発明の異なる実施形態によれば、システム300は、アナログ信号又はデジタル信号のいずれかである信号の検出、処理、及び伝達を行うようになっている。本発明のいくつかの実施形態によれば、システム300は、アナログ信号及びデジタル信号の双方を取り扱うよう構成されている。システム300は、アナログ信号をデジタル信号に変換及び/又は、デジタル信号をアナログ信号に変換する少なくとも1つのコンポーネントを含む。本発明の一実施形態によれば、プロセッサ310は、アナログ信号をデジタル信号に変換及び/又は、デジタル信号をアナログ信号に変換する。本発明の一実施形態によれば、マイクロホン320は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。本発明の一実施形態によれば、骨伝導スピーカ330及び/又は音響スピーカ340は、デジタル信号をアナログ信号に変換する。本発明の異なる実施形態によれば、システム300の他のコンポーネントが、アナログ信号をデジタル信号に変換及び/又は、デジタル信号をアナログ信号に変換する。
図7aは、本発明の一実施形態による、ユーザ401によって装着されている装着型サラウンドシステム301の背面図を示している。ここで、システム301は、5チャンネルのサラウンドサウンドをサポートする。システム301は、(a)ユーザ401の耳の後ろに配置される2つの骨伝導スピーカ331L及び331Rと、(b)出力信号成分をユーザ401の両耳に伝達する2つの音響スピーカ341L及び341Rと、(c)ユーザ401の前頭部の近く又はユーザ401の頭部の別の点に配置される中央骨伝導スピーカ331Cとを備える。本発明の他の多くの実施形態が、5チャンネルのサラウンドサウンドをサポートすることができるのに対して、本発明のさらなる実施形態は、他のサラウンドサウンドの標準規格及び任意の異なる個数のチャンネルをサポートすることができる。5.1サラウンドサウンドチャンネルをサポートする本発明の一実施形態によれば、システム301は、追加の骨伝導スピーカ(図示せず)をさらに備える。この追加の骨伝導スピーカは、サブウーファスピーカとして動作するようになっており、ユーザ401の頭部又は身体の他の場所に配置される。本発明の一実施形態によれば、システム301は、要求オーディオ信号をデータケーブル361を介して受信する。本発明の他の実施形態によれば、システム301は、要求オーディオ信号を無線又は別の方法で受信することが可能である。
図7bは、本発明の一実施形態による、ユーザ401によって装着されている装着型サラウンドシステム301’の側面図を示している。図7bは、図7aに示された骨伝導スピーカ331Rと、音響スピーカ341R及び341Cと、プロセッサ311とを示している。システム301’は、(a)マイクロホン321R(及び、本発明の一実施形態によれば、図示されていないユーザの左側マイクロホンも)と、(b)アンテナ226とを備えることによってシステム301とは異なる。マイクロホン321Rは、ユーザ401に対する周囲音信号の影響がプロセッサ311によって低減されることになる周囲音信号を検出するようになっている。アンテナ226は、要求オーディオ信号を無線接続422によってコンピュータ411等の外部システムから受信する。本発明の異なる実施形態によれば、システム301’は、要求オーディオ信号を、異なる外部システム及び/又は通信デバイスから受信するようになっている。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例であるが、外部システムは、ポータブルオーディオプレイヤ、オーディオシステム、移動電話、コンピュータ等とすることができる。必ずしもそうとは限らないが、外部システムは、好都合なことにサラウンドサウンド機能を有する。
図8は、装着型周囲音低減システムによる周囲音低減のための方法500を示している。
該方法500は、周囲音信号を検出するステージ510で開始する。好適には、この検出は、音響スペクトルに含まれる周囲音信号と、特に、可聴音スペクトル全体に含まれる周囲音信号とを検出することを含む。この検出は、装着型周囲音低減システムに属する1又は複数のマイクロホンによって行われる。本発明の一実施形態によれば、装着型周囲音低減システムは、必ずしもそうとは限らないが、ほとんど目立たないように控えめな方法で、好適には両耳のうちの少なくとも方耳の後ろにユーザによって装着されるようになっている隠蔽型コンパクトシステムである。
これまでの図面で述べた例を参照すると、この検出は、マイクロホン220によって好都合に行われる。
ステージ510の後には、周囲音信号に応じて出力信号を生成するステージ520が続く。ここで、出力信号はユーザの骨に伝達されると、周囲音信号がユーザに与える影響を低減する。好ましくは、出力信号の振幅は周囲音信号の振幅に対応する。ここで、出力信号の位相は反転され、周囲音信号の位相に適切に遅延される。出力信号の振幅と周囲音信号の振幅との間の相関は、音信号の解剖学的受容性(anatomical receptivity)パラメータと骨伝導信号の解剖学的受容性パラメータとの間の差に応答する。
これまでの図面で述べた例を参照すると、この生成はプロセッサ210によって行われる。
本発明の一実施形態によれば、ステージ520は、許容周囲ボリュームレベルに応じて出力信号を生成するステージ521を含む。必ずしもそうとは限らないが、許容周囲ボリュームレベルは、好都合なことにユーザによって決定される。いくつかの状況では、ユーザは、周囲音が自身に与える影響を部分的にのみ低減したい(すなわち、外部音又は雑音を許容周囲ボリュームレベルに弱めたい)場合がある。出力信号は、周囲音信号が許容周囲ボリュームレベルを遵守するレベルに上記信号を静めるために、許容周囲ボリュームレベルよりも大きな周囲音信号にのみ相関する。
本発明の一実施形態によれば、ステージ521では、許容周囲ボリュームレベルに応じて、周囲音信号のすべての周波数又はほとんどの周波数の振幅をそれぞれ低減することによって、出力信号を生成する。
本発明の一実施形態によれば、ステージ521では、高域通過フィルタ、低域通過フィルタ、帯域通過フィルタ、帯域消去フィルタ等の周囲ボリュームオーディオフィルタに応じて出力信号を生成する。周囲ボリュームオーディオフィルタに応じた出力信号の生成は、本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではないが、周囲音が、限られた周波数帯域によって特徴付けられる1又は複数の雑音発生源から到来している音を含む状況で有用である。
本発明の一実施形態によれば、ステージ520では、出力ボリュームオーディオフィルタに応じて出力信号を生成する。これは、本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではないが、特定のサウンド経験(ロックミュージックサウンド方式、クラシックミュージックサウンド方式、大映画館サウンド方式等に似ている等)をユーザに提供するために出力信号を操作するのにさらに有用である。
本発明の一実施形態によれば、出力ボリュームオーディオフィルタは、骨伝導振動聴覚及び空気伝導振動聴覚の異なる伝導プロファイルから生じる知覚歪を補正するために使用される。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例であるが、低周波数は骨によって高周波数よりも良好に伝送されることが、当業者に既知である。したがって、音は、音が本来有するピッチよりもはるかに低いピッチを有するものとしてユーザによって知覚されるが、これは、専用補正フィルタによって修正することができる問題である。
本発明の一実施形態によれば、ステージ520は、周囲音信号の方向に応じて、少なくとも1つの出力信号成分から或る出力信号成分を生成するステージ522を含む。いくつかの状況では、特定の雑音発生源から到来している音を低減すると同時に、他の方向から到来している音を弱めないように保つ等、1又は複数の特定の方向からユーザに到来する周囲音の一部のみを低減することが望ましい。ステージ522は、適合可能指向性マイクロホンを使用することによって容易に実行される。この適合可能指向性マイクロホンは、ユーザが当該適合可能指向性マイクロホンの検出方向を容易に変更することを可能にするものである。
本発明の一実施形態によれば、ステージ522は、装着型周囲音低減システムを移動させることなく行われる。これは、マイクロホングループを使用すること、及び、マイクロホングループ内のマイクロホンのそれぞれによって検出される音信号に異なる位相シフトを適用することによって実行されることが好ましい。
本発明の一実施形態によれば、ステージ520は、要求オーディオ信号に応じて出力信号を生成するステージ523を含む。ステージ523は、ユーザによって聞かれる要求オーディオ信号を表す入力信号を受信するステージ524をさらに含む。この受信は、要求オーディオ信号に応じて出力信号を生成することよりも先に行われる。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例であるが、要求オーディオ信号は、音楽、発話、コンピュータプログラムによって生成された音等とすることができる。
好適には、ステージ524は、外部システムから入力信号を受信することを含む。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例であるが、外部システムは、ポータブルオーディオプレイヤ、オーディオシステム、コンピュータ等とすることができる。本発明の一実施形態によれば、ステージ523は、装着型周囲音低減システムによって提供される要求オーディオデータに応じて、出力信号のうちの少なくとも一部を生成する。
好適には、ステージ523の期間中に生成される出力信号は、ユーザの骨に伝達されると、周囲音信号がユーザに与える影響を低減すると同時に、要求オーディオ信号の知覚を容易にする。
本発明の一実施形態によれば、ステージ523は、要求オーディオ信号を別の通信デバイスから受信するステージ525を含む。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例であるが、他の通信デバイスは、携帯電話すなわち移動電話、携帯情報端末、ポータブル双方向ラジオ等とすることができる。
本発明の一実施形態によれば、ステージ524及びステージ525のうちの少なくとも一方の受信は、無線で行われる。
これまでの図面で述べた例を参照すると、受信は、プロセッサ210によって、外部システム410又は通信デバイス420から行われ、本発明の一実施形態によれば、通信ユニット260によって、特にアンテナ266又はデータケーブル261を介して行われる。
本発明の一実施形態によれば、方法500は、システムに属する骨伝導スピーカによって、出力信号をユーザの骨に伝達するステージ530を含む。好適には、この伝達は、装着型周囲音低減システムに属する少なくとも1つの骨伝導スピーカによって行われる。異なる骨伝導スピーカは、ユーザの異なる身体部分の骨に出力信号を伝達するように配置することができる。骨伝導性スピーカのうちの少なくともいくつかは、出力信号成分をユーザの頭蓋骨に伝達するように配置される。
これまでの図面で述べた例を参照すると、伝達は骨伝導スピーカ230によって行われる。
本発明の一実施形態によれば、ステージ530は、少なくとも1つの音響スピーカによるユーザの耳への出力信号をさらに含む。本発明の一実施形態によれば、骨伝導スピーカ及び少なくとも1つの音響スピーカは、ユーザの包囲音知覚を刺激するように配置される。ここで、出力信号は、周囲音信号及び要求オーディオ信号の双方に応答する。
これまでの図面で述べた例を参照すると、少なくとも1つの音響スピーカによる伝達は、音響スピーカ240によって行われる。
複数の骨伝導スピーカを備える本発明の一実施形態によれば、周囲音信号の検出は、それぞれの周囲音信号に従って、異なる骨伝導スピーカ用の異なる出力信号を生成するために、異なる骨伝導スピーカに関連付けられる複数のマイクロホンによって行われる。複数の骨伝導スピーカを備える本発明の一実施形態によれば、装着型周囲音低減システムは、異なる骨伝導性スピーカに接続される複数のプロセッサを備える。各プロセッサは、異なる骨伝導スピーカによってユーザに伝達される1又は複数の出力信号を生成する。
本発明の一実施形態によれば、方法500は、1又は複数のユーザ骨伝導信号を検出するステージ540を含む。ユーザ骨伝導信号は、ユーザのサンプル骨を振動する骨伝導信号である。好適には、ユーザ骨伝導信号は、ユーザによって生成される音声及び特に発話に応答する。多くの場合、骨伝導信号は、ユーザのサンプル骨の追加振動にも応答し、具合的には、方法500の出力信号等、サンプル骨に印加される骨伝導信号にも応答する。ユーザ骨伝導信号に対するこの追加の振動の影響を低減する方法が、これによって説明された。
これまでの図面で述べた例を参照すると、1又は複数のユーザ骨伝導信号の検出は、骨伝導マイクロホン250によって行われる。
ステージ540は、ユーザ骨伝導信号に応じて、送信信号を送信するステージ541を含む。このステージ541は、本発明の一実施形態によれば、ステージ524及びステージ525の受信と少なくとも部分的に同時に行われる(フルデュプレックス通信と称される通信システムの機能)。好都合なことに、送信信号は外部システムへ送信される。外部システムは、必ずしもそうとは限らないが、通信デバイスとすることができ、特に、ステージ525の通信デバイスとすることができる。本発明の一実施形態によれば、送信は無線で行われる。
これまでの図面で述べた例を参照すると、送信は、プロセッサ210によって、外部システム410又は通信デバイス420へ行われ、本発明の一実施形態によれば、通信ユニット260によって、特にアンテナ266又はデータケーブル261を介して行われる。
本発明の一実施形態によれば、ステージ541は、要求オーディオ信号に応答した遅延信号を送信信号から差し引くことによって、送信信号からのエコー効果を低減するステージ542を含む。
本発明の一実施形態によれば、ステージ542は、無視することができるユーザ骨伝導信号に応じてキャンセルフィルタを求めるステージ543を含む。ここで、ステージ541の低減することは、キャンセルフィルタに応答する。
ユーザ骨伝導信号は、(a)ユーザによって(及び、特にユーザの発話によって)生成されるユーザ音信号、及び、(b)出力信号に起因しているサンプル骨の振動に応答する。ユーザ骨伝導信号は、サンプル骨のインパルス応答にもさらに応答する。
本明細書で上記で述べたように、ユーザ骨伝導信号は出力信号に応答し、したがって、要求オーディオ信号にも応答するため、実際には、ユーザ骨伝導信号の検出中に、装着型周囲音低減システムは、装着型周囲音低減システム自体がサンプル骨に伝達した出力信号のエコーを(したがって、要求オーディオ信号のエコーも)検出することが当業者に明らかである。
検出されるユーザ骨伝導信号は、装着型周囲音低減システムによって生成される雑音にも応答する。装着型周囲音低減システムによって生成される雑音は、デジタル信号処理を実施する本発明の実施形態ではごくわずかであり、本明細書で提供する説明は、これらの雑音を無視しているが、装着型周囲音低減システムによって生成される雑音のうちの少なくとも一部に言及することが望ましい本発明の実施形態に適切に適合することは、当業者にとって分かりやすい手続きである。
ユーザ骨伝導信号及び要求オーディオ信号の双方が、システムに利用可能になると、キャンセルフィルタを決定することが望ましい。このキャンセルフィルタは、要求オーディオ信号に適用されると、エコーのキャンセルを容易にし、したがって、ユーザ音信号により良好に相関する、フィルタリングされた信号が得られる。
(a)MUBCS(n)が、装着型周囲音低減システムによって最初に操作された後のユーザ骨伝導信号を示し、(b)RAS(n)が要求オーディオ信号を示し、(b)CF(n)がキャンセルフィルタを示し、(d)FS(n)がフィルタリングされた信号を示し、(e)USS(n)がユーザ音信号を示し、ここで、アスタリスクシンボルが畳み込み演算を表す表記では、ステージ542のエコー効果の低減の結果を次のように記述することができる。
(xvii)FS(n)=MUBCS(n)−RAS(n)*CF(n)
ここで、(a)MRAS(n)が操作された要求オーディオ信号を示し、(b)IR(n)がサンプル骨のインパルス応答を示し、(c)IMF(n)がユーザ骨伝導信号に適用される1又は複数の初期操作フィルタを示す場合、
(xviii)MUBCS(n)=[USS(n)+MRAS(n)]*IR(n)*IMF(n)
である。
RASMF(n)が、生成中に、要求オーディオ信号に適用される1又は複数の要求オーディオ信号操作フィルタを示す場合、
(xix)MRAS(n)=RAS(n)*RASMF(n)
である。
キャンセルフィルタを求める際に、フィルタリングされた信号とユーザ音信号との間の差を統計的に最小にするキャンセルフィルタを決定することが望ましく、同じ表記に従うと、本発明の一実施形態によれば、この最小化は、次の数式が最小になるように行われる(ただし、E{ }は、統計的平均を示す)。
(xx)E{[FS(n)−USS(n)]^2}
=E{[MUBCS(n)−RAS(n)*CF(n)−USS(n)]^2}
本発明の範囲を限定することを何ら意図せずに本発明を明確にすることのみを意図した例として、キャンセルフィルタが固定されている(すなわち、要求オーディオ信号が異なっても一定である)と仮定すると、キャンセルフィルタの計算は、ユーザ音信号を無視することができて(すなわち、USS(n)≒0)、数式(iv)が、
(xxi)E{[MUBCS(n)−RAS(n)*CF(n)]^2}
に等しくなる場合に容易に行われる。
そして、式(xviii)及び式(xix)は、次に、
(xxii)MUBCS(n)=RAS(n)*RASMF(n)*IR(n)*IMF(n)
に縮小される。
したがって、最小にされるべき数式(xx)は、
(xxiii)E{[RAS(n)*RASMF(n)*IR(n)*IMF(n)−RAS(n)*CF(n)]^2}
に等しい。
数式(xxiii)の最小値は、明らかに、
(xxiv)CF(n)=RASMF(n)*IR(n)*IMF(n)
のときに得られる。
RASMF(n)及びIMF(n)は、装着型周囲音低減システムの既知のフィルタであるため、キャンセルフィルタを求めるために要求される唯一の未知のパラメータは、サンプル骨のインパルス応答である。ユーザ音信号を無視することができるとき、式(xxii)から、1又は複数の特定目的の要求オーディオ信号をサンプル骨に印加することによって、検出されるユーザ骨伝導信号からサンプル骨のインパルス応答を推定することができ、したがって、必要とされるキャンセルフィルタも推定することができる。
ユーザは、キャンセルフィルタを求めている間、完全な静寂を維持することは必要でない。本発明の一実施形態によれば、ステージ543は、(たとえば、ユーザ骨伝導信号のエネルギを検出する簡単なエネルギ検出器によって)通常の音声会話ではよくある、1又は複数の静寂期間を検出することを含む。静寂期間が検出されると、短い期間(たとえば、数ミリ秒続く期間)の継続時間の間、好都合にはマイクロホンを遮断することによって、その短期間の間、ユーザ音信号を除去することができる。
本発明の一実施形態によれば、較正フィルタの精度を向上させるために、この検出は数回連続して繰り返される。本発明の一実施形態によれば、キャンセルフィルタは、(単なる一例として、装着型周囲音低減システムとサンプル骨との間の相対移動が起こる場合等、たとえば、サンプル骨のインパルス応答が変化する場合)キャンセルフィルタがエコーの有効な低減を容易にする状況で、適宜求め直される。
これまでの図面で述べた例を参照すると、ステージ542及びステージ543は、プロセッサ210によって行われ、本発明の一実施形態によれば、エコー低減ユニット280によって行われる。
本発明の一実施形態によれば、ステージ540は、ユーザ骨伝導信号に含まれるユーザ命令(user order)に応じるステージ544を含む。
本発明の異なる実施形態によれば、ステージ540は、ステージ510の前、ステージ530の後、ステージ510とステージ520との間、又はステージ520とステージ530との間のいずれかに来ることもできるし、510ステージ、520ステージ、及び530ステージのうちの1又は複数と同時とすることもできるし、上記のいずれかの組み合わせとすることもできる。
本発明の異なる実施形態によれば、方法500は、アナログ信号又はデジタル信号のいずれかである信号の検出、処理、及び伝達を含む。いくつかの実施形態は、アナログ信号及びデジタル信号の双方の検出、処理、及び伝達を含む。ここで、方法500は、アナログ信号をデジタル信号に変換、及び/又はデジタル信号をアナログ信号に変換する少なくとも1つのステージをさらに含む。
図9は、サラウンドサウンドをユーザに伝達する方法600を示している。
方法600は、ユーザによって聴取される要求オーディオ信号を表す入力信号を受信するステージ610で開始する。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例として、要求オーディオ信号は、音楽、発話、コンピュータプログラムによって生成された音等とすることができる。必ずしもそうとは限らないが、要求オーディオ信号は、サラウンドサウンドを表すように相関される。
好適には、ステージ610は、外部システムから入力信号を受信することを含む。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例として、外部システムは、ポータブルオーディオプレイヤ、オーディオシステム、コンピュータ等とすることができる。限定ではないが、外部システムは、好適にはサラウンドサウンド機能を有する。
本発明の一実施形態によれば、この受信は複数のソースから入力信号を受信することを含む。
本発明の一実施形態によれば、ステージ610の受信は無線又は有線の様式で行われる。
ステージ610の後には、要求オーディオ信号に応じて複数の出力信号を生成するステージ620が続く。好都合なことに、複数の出力信号は、装着型サラウンドサウンドシステムによってユーザに伝達されると、ユーザの包囲音知覚を刺激するように相互に関係付けられる。本発明の一実施形態によれば、少なくとも1つの出力信号成分は、少なくとも1つの他の出力信号成分と相互に関係付けられない。
図面で述べた例を参照すると、この生成はプロセッサ310によって行われる。
本発明の一実施形態によれば、ステージ620は、少なくとも1つの周囲音信号に応じて少なくとも1つの出力信号成分を生成するステージ621を含む。ここで、少なくとも1つの出力信号成分は、ユーザの骨に伝達されると、ユーザに対する周囲音信号の影響を低減する。
これまでの図面で述べた例を参照すると、この周囲音信号の検出は、マイクロホン320によって行われる。
本発明の一実施形態によれば、ステージ621は、許容周囲ボリュームレベルに応じて少なくとも1つの出力信号成分を生成するステージ622を含む。必ずしもそうとは限らないが、許容周囲ボリュームレベルは、好都合なことにユーザによって決定される。いくつかの状況では、ユーザは、周囲音が自身に与える影響を部分的にのみ低減したい(すなわち、サラウンディング音又は雑音を許容周囲ボリュームレベルに弱めたい)場合がある。
好適には、出力信号は、周囲音信号が許容周囲ボリュームレベルを遵守するレベルに上記信号を静めるために、許容周囲ボリュームレベルよりも大きな周囲音信号にのみ相関する。
本発明の一実施形態によれば、ステージ621は、許容周囲ボリュームレベルに応じて、周囲音信号のすべての周波数又はほとんどの周波数の振幅をそれぞれ低減することによって、出力信号を生成することを含む。
本発明の一実施形態によれば、ステージ621は、高域通過フィルタ、低域通過フィルタ、帯域通過フィルタ、帯域消去フィルタ等の周囲ボリュームオーディオフィルタに応じて出力信号を生成することを含む。周囲ボリュームオーディオフィルタに応じて出力信号の生成は、本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる例として、周囲音が、限られた周波数帯域によって特徴付けられる1又は複数の雑音発生源から到来している音を含む状況で有用である。
本発明の一実施形態によれば、ステージ620は、出力ボリュームオーディオフィルタに応じて出力信号を生成することを含む。これは、本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる例として、特定のサウンド経験(ロックミュージックサウンド方式、クラシックミュージックサウンド方式、大映画館サウンド方式等に似ている等)をユーザに提供するために出力信号を操作するのにさらに有用である。
本発明の一実施形態によれば、出力ボリュームオーディオフィルタは、骨伝導振動聴覚及び空気伝導振動聴覚の異なる伝導プロファイルから生じる知覚歪を補正するために使用される。本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではなく単なる一例として、低周波数は骨によって高周波数よりも良好に伝送されることが、当業者に既知である。したがって、音は、音が本来有するピッチよりもはるかに低いピッチを有するものとしてユーザによって知覚されるが、これは、専用補正フィルタによって修正することができる問題である。
本発明の一実施形態によれば、ステージ621は、周囲音信号の方向に応じて、少なくとも1つの出力信号成分から或る出力信号成分を生成するステージ623を含む。いくつかの状況では、特定の雑音発生源から到来している音を低減すると同時に、他の方向から到来している音を弱めないように保つ等、1又は複数の特定の方向からユーザに到来する周囲音の一部のみを低減することが望ましい。好適には、ステージ623は、適合可能指向性マイクロホンを使用することによって容易にされる。この適合可能指向性マイクロホンは、ユーザが当該適合可能指向性マイクロホンの検出方向を容易に変更することを可能にするものである。
本発明の一実施形態によれば、ステージ623は、装着型サラウンドサウンドシステムを移動させることなく行われる。これは、少なくとも1つのマイクロホングループを使用すること、及び、マイクロホングループ内のマイクロホンのそれぞれによって検出される音信号に異なる位相シフトを適用することによって達成される。
本発明の一実施形態によれば、ステージ620は、装着型サラウンドサウンドシステムによって提供される要求オーディオデータに応じて出力信号のうちの少なくとも一部を生成することを含む。
ステージ620の後には、複数の骨伝導スピーカによって、出力信号をユーザの少なくとも1つの骨に伝達するステージ630が続く、ここで、骨伝導スピーカはユーザの包囲音知覚を刺激するように配置される。
これまでの図面で述べた例を参照すると、この伝達は骨伝導スピーカ330によって行われる。
異なる骨伝導スピーカは、ユーザの異なる身体部分の骨に出力信号を伝達するように配置することができる。好適には、骨伝導性スピーカのうちの少なくともいくつかは、出力信号成分をユーザの頭蓋骨に伝達するように配置される。
本発明の一実施形態によれば、ステージ630は、少なくとも1つの音響スピーカによって、出力信号をユーザの耳に伝達するステージ631を含む。ここで、骨伝導スピーカ及び少なくとも1つの音響スピーカは、ユーザの包囲音知覚を刺激するように配置される。
これまでの図面で述べた例を参照すると、ステージ631の伝達は少なくとも1つの音響スピーカ340によって行われる。
本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではない単なる一例の本発明の一実施形態によれば、4チャンネルサラウンドサウンドを得るために、伝達は、(a)ユーザの両耳の後ろに配置される2つの骨伝導スピーカと、(b)出力信号成分をユーザの両耳に伝達する2つの音響スピーカとを使用することを含む。
本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではない単なる一例の本発明の一実施形態によれば、5チャンネルサラウンドサウンドを得るために、伝達は、(a)ユーザの両耳の後ろに配置される2つの骨伝導スピーカと、(b)出力信号成分をユーザの両耳に伝達する2つの音響スピーカと、(c)前頭部の近く又は頭部の別の点に配置される骨伝導スピーカとを使用することを含む。
本発明の範囲を限定することを何ら意図するものではな単なる一例の本発明の一実施形態によれば、5.1チャンネルを得るために、伝達は(a)ユーザの両耳の後ろに配置される2つの骨伝導スピーカと、(b)出力信号成分をユーザの両耳に伝達する2つの音響スピーカと、(c)前頭部の近く又は頭部の別の点に配置される骨伝導スピーカと、(d)サブウーファスピーカとして動作するようになっており、ユーザの頭部又は身体の他の場所に配置される骨伝導スピーカとを使用することを含む。
本発明の異なる実施形態によれば、方法600は、アナログ信号又はデジタル信号のいずれかである信号の検出、処理、及び伝達を含む。いくつかの実施形態は、アナログ信号及びデジタル信号の双方の検出、処理、及び伝達を含む。ここで、方法600は、アナログ信号をデジタル信号に変換、及び/又はデジタル信号をアナログ信号に変換する少なくとも1つのステージをさらに含む。
本発明は、従来のツール、方法論、及びコンポーネントを使用することによって実施することができる。したがって、このようなツール、コンポーネント、及び方法論の詳細は、本明細書では詳細に説明されていない。上記の説明では、本発明の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が述べられている。しかしながら、具体的に説明された詳細に頼らずとも、本発明を実施することができることが認識されるべきである。
本発明のサンプルの実施形態だけであるが、本発明の多用途のうちの数例が本開示に示されて説明されている。本発明は、さまざまな他の組み合わせ及び環境での使用が可能であり、本明細書で述べたような発明概念の範囲内において変更又は修正が可能である。
本発明の一実施形態による装着型周囲音低減システムのブロック図である。 本発明の一実施形態による装着型周囲音低減システムのブロック図である。 ユーザによって装着されている装着型周囲音低減システムの側面図である。 ユーザによって装着されている装着型周囲音低減システムの背面図である。 ユーザによって装着されている装着型周囲音低減システムの側面図である。 本発明の一実施形態による、装着型周囲音低減システムによって実行される雑音低減プロセスのブロック図である。 本発明の一実施形態による装着型周囲音低減システムのブロック図である。 本発明の一実施形態による、装着型周囲音低減システムによって実行されるフィルタリングプロセス及び操作プロセスのブロック図である。 本発明の一実施形態による装着型サラウンドサウンドシステムであるシステム300のブロック図である。 本発明の一実施形態による、ユーザによって装着されている装着型サラウンドシステムの背面図である。 本発明の一実施形態による、ユーザによって装着されている装着型サラウンドシステムの側面図である。 装着型周囲音低減システムによる周囲音低減のための方法を示す図である。 サラウンドサウンドをユーザに伝達する方法を示す図である。

Claims (28)

  1. 装着型サラウンドサウンドシステムであって、
    ユーザによって聴取される要求されたオーディオ信号を表す入力信号を受信すると共に、それに応じて、複数の出力信号を生成するプロセッサと、
    前記プロセッサに結合され、前記ユーザの少なくとも1つの骨に前記複数の出力信号を伝達するtameno
    複数の骨伝導スピーカであって、前記ユーザの包囲音知覚(encompassing sound perception)を刺激するように配置されている複数の骨伝導スピーカと、
    を備えることを特徴とする装着型サラウンドサウンドシステム。
  2. 請求項1記載の装着型サラウンドサウンドシステムは、少なくとも1つの音響スピーカをさらに備え、前記骨伝導スピーカ及び該少なくとも1つの音響スピーカは、前記ユーザの包囲音知覚を刺激するように配置されていることを特徴とする装着型サラウンドサウンドシステム。
  3. 請求項1記載の装着型サラウンドサウンドシステムにおいて、該システムはさらに、前記プロセッサに接続され、周囲音信号を検出するマイクロホンを備え、前記プロセッサはさらに、前記周囲音信号に応じて前記複数の出力信号を生成するよう構成されており、少なくとも1つの出力信号成分は、前記ユーザの骨に伝達されると、前記ユーザに対する前記周囲音信号の影響を低減することを特徴とする装着型サラウンドサウンドシステム。
  4. 請求項3記載の装着型サラウンドサウンドシステムにおいて、前記プロセッサはさらに、前記周囲音信号の方向に応じて、前記少なくとも1つの出力信号成分から或る出力信号成分を生成するよう構成されていることを特徴とする装着型サラウンドサウンドシステム。
  5. 請求項3記載の装着型サラウンドサウンドシステムにおいて、前記プロセッサは、許容周囲ボリュームレベルに応じて、前記少なくとも1つの出力信号成分を生成するよう構成されていることを特徴とする装着型サラウンドサウンドシステム。
  6. 装着型周囲音低減システムであって
    周囲音信号を検出するマイクロホンと、
    前記マイクロホンに接続され、前記周囲音信号に応じて出力信号を生成するプロセッサであって、該出力信号は、前記ユーザの骨に伝達されると、周囲音信号が該ユーザに与える影響を低減するよう構成されたプロセッサと、
    前記プロセッサに接続され、前記出力信号を前記ユーザの骨に伝達する骨伝導スピーカと
    を備えることを特徴とする装着型周囲音低減システム。
  7. 請求項6記載の装着型周囲音低減システムにおいて、該システムは隠蔽型コンパクトシステム(concealable compact system)であることを特徴とする装着型周囲音低減システム。
  8. 請求項6記載の装着型周囲音低減システムにおいて、前記プロセッサは、許容周囲ボリュームレベルに応じて前記出力信号を生成するよう構成されていることを特徴とする装着型周囲音低減システム。
  9. 請求項6記載の装着型周囲音低減システムにおいて、前記プロセッサは、前記周囲音信号の方向に応じて前記出力信号を生成するよう構成されていることを特徴とする装着型周囲音低減システム。
  10. 請求項6記載の装着型周囲音低減システムにおいて、前記プロセッサは、前記ユーザによって聴取される要求オーディオ信号を表す入力信号を受信するようになっており、前記プロセッサはさらに、前記入力信号に応じて前記出力信号を生成するようになっている、請求項6に記載の装着型周囲音低減システム。
  11. 請求項10記載の装着型周囲音低減システムにおいて、該システムはさらに、外部システムから前記入力信号を受信するよう構成されていることを特徴とする装着型周囲音低減システム。
  12. 請求項11記載の装着型周囲音低減システムにおいて、該システムはさらに、前記プロセッサに接続され、ユーザ骨伝導信号を検出する骨伝導マイクロホンを備え、前記要求オーディオ信号の受信と少なくとも部分的に同時に、前記ユーザ骨伝導信号に応じて送信信号を送信するよう構成されていることを特徴とする装着型周囲音低減システム。
  13. 請求項12記載の装着型周囲音低減システムにおいて、該システムはさらに、前記送信信号から、前記入力信号に応答した遅延信号を差し引くことによって、該送信信号からのエコー効果を低減するよう構成されていることを特徴とする装着型周囲音低減システム。
  14. 請求項13記載の装着型周囲音低減システムにおいて、前記プロセッサはさらに、(a)無視することができるユーザ音信号に応じてキャンセルフィルタを求めると共に、(b)前記キャンセルフィルタに応じて前記送信信号からのエコー効果を低減するよう構成されていることを特徴とする装着型周囲音低減システム。
  15. サラウンドサウンドをユーザに伝達する方法であって、
    前記ユーザによって聴取される要求されたオーディオ信号を表す入力信号を受信するステップと、
    前記要求されたオーディオ信号に応じて複数の出力信号を生成するステップと、
    複数の骨伝導スピーカによって、前記出力信号を前記ユーザの少なくとも1つの骨に伝達するステップと
    を含み、前記複数の骨伝導スピーカは、前記ユーザの包囲音知覚を刺激するように配置されていることを特徴とする方法。
  16. 請求項15記載の方法において、前記伝達するステップは、音響スピーカによって、出力信号を前記ユーザの耳に伝達するステップを含み、前記複数の骨伝導スピーカ及び前記音響スピーカは、前記ユーザの包囲音知覚を刺激するように配置されていることを特徴とする方法。
  17. 請求項15記載の方法において、前記生成するステップは、周囲音信号に応じて前記複数の出力信号を生成するステップを含み、少なくとも1つの出力信号成分は、前記ユーザの骨に伝達されると、前記ユーザに対する前記周囲音信号の影響を低減することを特徴とする方法。
  18. 請求項17記載の方法において、前記生成するステップは、周囲音信号の方向に応じて前記出力信号成分を生成するステップを含むことを特徴とする方法。
  19. 請求項17記載の方法において、前記生成するステップは、許容周囲ボリュームレベルに応じて前記出力信号成分を生成するステップを含むことを特徴とする方法。
  20. 装着型周囲音低減システムによる周囲音を低減する方法であって、
    周囲音信号を検出するステップと、
    前記周囲音信号に応じて出力信号を生成するステップであって、該出力信号は、前記ユーザの骨に伝達されると、周囲音信号が該ユーザに与える影響を低減する、生成するステップと、
    前記システムに備えられた骨伝導スピーカによって、前記出力信号を前記ユーザの骨に伝達するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  21. 請求項20記載の方法において、前記装着型周囲音低減システムは、隠蔽型コンパクトシステムであることを特徴とする方法。
  22. 請求項20記載の方法において、前記生成するステップは、許容周囲ボリュームレベルに応じて前記出力信号を生成するステップを含むことを特徴とする方法。
  23. 請求項20記載の方法において、前記生成するステップは、前記周囲音信号の方向に応じて出力信号成分を生成するステップを含むことを特徴とする方法。
  24. 請求項20記載の方法において、該方法はさらに、前記ユーザによって聴取されるオーディオ信号を表す入力信号を受信するステップを含み、前記生成するステップは、前記入力信号に応じて前記出力信号を生成するステップを含むことを特徴とする方法。
  25. 請求項24記載の方法において、該方法はさらに、前記入力信号を外部システムから受信するステップを含むことを特徴とする方法。
  26. 請求項25記載の方法において、該方法はさらに、
    (a)ユーザ骨伝導信号を検出するステップと、
    (b)前記受信するステップと少なくとも部分的に同時に、前記ユーザ骨伝導信号に応答した送信信号を送信するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  27. 請求項26記載の方法において、該方法はさらに、前記送信信号から、前記要求されたオーディオ信号に応答した遅延信号を差し引くことによって、該送信信号からのエコー効果を低減するステップを含むことを特徴とする方法。
  28. 請求項27記載の方法において、前記低減するステップは、無視することができるユーザサウンド信号に応じてキャンセルフィルタを決定し、前記キャンセルフィルタに応答するステップを含んでいることを特徴とする方法。
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