JP2009541505A - 少なくとも1種の親油性作用物質を含有する水性ポリマー分散液の製造方法及びその使用 - Google Patents
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Abstract
Description
b)作用物質の水性懸濁物中で第1のモノマー組成物M1をエマルション重合させて(ただし、モノマー組成物M1が、その総質量に対して少なくとも95質量%の、水中溶解度が25℃/1013ミリバールで30g/L以下である、少なくとも1種の中性モノエチレン性不飽和モノマーM1.1を含む)、ポリマー/作用物質粒子の水性分散物を得る工程及び
c)工程b)で得られたポリマー/作用物質粒子の水性分散液中で第2のモノマー組成物M2を乳化重合する工程(ただし、モノマー組成物M2が、その総質量に対して少なくとも60質量%の、水中溶解度が25℃/1013ミリバールで30g/L以下である、少なくとも1種の中性モノエチレン性不飽和モノマーM2.1を含む)。
(i)5g/L以下の水溶解度(25℃及び1013ミリバールにおいて測定)、及び130℃未満の融点を有する、少なくとも1種の親油性作用物質を、少なくとも1種の分散安定剤を含む水溶液中で乳化し、1000nm以下の平均粒径を有する作用物質の水性分散液を形成し、及び
(ii)水中に、少なくとも80質量%の中性の乳化可能なモノエチレン性不飽和モノマーを含むモノマー組成物を、(i)により得られる作用物質の水性分散液中で乳化重合する方法によって達成される。
(i)5g/L以下の水溶解度(25℃及び1013ミリバールにおいて測定)、及び100℃未満の融点を有する、少なくとも1種の親油性作用物質を、少なくとも1種の分散安定剤を含む水溶液中で乳化し、500nm以下の平均粒径を有する作用物質の水性分散液を形成し、
(ii)水中に、少なくとも80質量%の中性の乳化可能なモノエチレン性不飽和モノマーを含むモノマー組成物を、(i)により得られる作用物質の水性分散液中で乳化重合するものである。
乳化工程の間、系の温度は、0〜130℃、好ましくは100℃以下であり得る。一般に、作用物質は、分散安定剤を含む水中で、5〜95℃の範囲の温度で乳化される。100℃を超える温度を用いた場合、乳化工程は、耐圧装置内で超大気圧下で実施される。乳化の間、温度は、それぞれの作用物質の融点、又は軟化の開始温度よりも少なくとも5℃、好ましくは少なくとも10℃高くすべきである。乳化後、得られた親油性作用物質の水中油型エマルションを、一般にそれぞれ室温、例えば10〜30℃に冷却する。工程(i)において、作用物質の融点が系の温度よりも高い場合にはエマルションを、作用物質の乳化粒子が凝集の固体状態で存在する場合には水性分散液を得る。
n−CxH2x+1−O(CH2CH2O)y−H
[式中、xは10〜24、好ましくは12〜20の整数である]のエトキシル化直鎖脂肪アルコールである。変数yは、好ましくは5〜50、特に好ましくは8〜40の整数である。エトキシル化直鎖脂肪アルコールは、通常、種々のエトキシル化の程度を有する、種々のエトキシル化脂肪アルコールの混合物として存在する。更に、本発明との関連で、変数yは平均値(数平均)である。適切な非イオン性界面作用物質はコポリマー、特にエチレンオキシドと少なくとも1種のC3−C10−アルキレンオキシドとのブロックコポリマー、例えば、一般式
RO(CH2CH2O)y1−(BO)y2−(A−O)m−(B’O)y3−(CH2CH2O)y4R’
[式中、mは0又は1であり、Aは脂肪族、脂環式又は芳香族ジオール、例えばエタン−1,2−ジイル、プロパン−1,3−ジイル、ブタン−1,4−ジイル、シクロヘキサン−1,4−ジイル、シクロヘキサン−1,2−ジイル又はビス(シクロヘキシル)メタン−4,4’−ジイル由来の基であり、B及びB’は、互いに独立してプロパン−1,2−ジイル、ブタン−1,2−ジイル又はフェニルエタニルであり、Y2及びY3は、互いに独立して2〜100の数であり、y1+y2+y3+y4の合計は、好ましくは20〜400であり、これは、1000〜20000の範囲の数平均分子量に想到する]の3ブロックコポリマーである。好ましくは、Aはエタン−1,2−ジイル、プロパン−1,3−ジイル又はブタン−1,4−ジイルのいずれかである。Bは好ましくはプロパン1,2−ジイルである。
(a)疎水性モノエチレン性不飽和モノマー、及び
(b)モノエチレン性不飽和カルボン酸、モノエチレン性不飽和スルホン酸、モノエチレン性不飽和ホスホン酸又はそれらの混合物及び/又は塩基性モノマーの単位を含むコポリマーである。
(a)アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、ビニルスルホン酸、2−アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸、アクリルアミドプロパン−3−スルホン酸、3−スルホプロピルアクリレート,3−スルホプロピルメタクリレート、スチレンスルホン酸、ビニルホスホン酸又は重合単位の形態に取り込まれたこれらの混合物を含む。酸性モノマーは、遊離酸の形態で、もしくは部分的又は完全に中和された形態で存在し得る。
95〜45質量%のイソブテン、ジイソブテン、スチレン又はそれらの混合物、及び5〜55質量%のアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、重合された単位の形態で取り込まれたマレイン酸のモノエステル又はそれらの混合物を含む。
(a)45〜80質量%のスチレン、
(b)55〜20質量%のアクリル酸、適切あれば、
(c)更なるモノマーを含むものである。
適切であれば、コポリマーは、重合された単位の形態で取り込まれる(c)更なるポリマーとしてマレイン酸モノエステルの単位を含んでもよい。このようなポリマーは、例えば、スチレン、ブタジエン又はイソブテン又はそれらの混合物のコポリマーと、無水マレイン酸とを、水の非存在下で共重合させ、重合後に、コポリマーをアルコール(5〜50モル%の一価アルコールをコポリマー中の無水物基の1モルあたりに用いて)と反応させることによって得ることができる。適切なアルコールは、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール及びtert−ブタノールである。しかし、コポリマーの無水物基を、グリコール又はグリセロールのような多価アルコールと反応させることも可能である。しかし、本明細書においては、多価アルコールの1個のOH基のみが無水物基と反応するまでのみ、反応が続く。コポリマーの無水物基がアルコールと完全に反応しない場合、アルコールと反応しない無水物基は水の添加によって開環する。
[式中、R1は、水素又はC1−C4−アルキル、特に水素又はメチルであり、
R2、R3は互いに独立してC1−C4−アルキル、特にメチルであり、
R4は水素又はC1−C4−アルキル、特に水素又はメチルであり、
Yは酸素、NH又はNR5(R5=C1−C4−アルキル)であり
AはC2−C8−アルキレン、例えば、1,2−エタンジイル、1,2−又は1,3−プロパンジイル、1,4−ブタンジイル又は2−メチル−1,2−プロパンジイルであり、適切であれば、1,2又は3個の隣接していない酸素原子によって遮断されており、
X−はアニオン相当物、例えば、Cl-、HSO4 -、1/2SO4 2-又はCH3OSO3 -等であり、
Y=Hについて式Iのモノマーの遊離塩基である]のモノマーが特に好ましい。
(i)分散−ステアリルジケテン分散液A
ステアリルジケテン120g、脱塩水871.3g、ドデシルスルホン酸ナトリウム12g、及びナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物(Tamol(登録商標)NNP)7.6gを混合し、85℃まで加熱した。この温度に達したらすぐに、Ultra Turrax(登録商標)装置を用いて6000rpmで5分間混合物を予備乳化し、次いで、ホモジナイザー(APV Gaulin LAB40,600バール)を用いて80℃で3回乳化し、室温まで急冷した。平均粒径分布144nmを有するステアリルジケテンの微粒子水性分散液を得た。
前記ステアリルジケテン分散液A 430gを最初に不活性ガス雰囲気下に、アンカー型撹拌機及び作業用装置を備えた2Lの反応器に入れ、85℃に加熱し、硫酸鉄(II)七水和物の10%水溶液0.75gを加えた。この温度で、18%過酸化水素水溶液34.53g、及び脱塩水33.93g、乳化剤K30 0.14g(C15の平均鎖長を有するアルカンスルホン酸塩のナトリウム塩の混合物の40%水溶液)、スチレン93.24g及びn−ブチルアクリレート39.96gの混合物167.26gを2個の別個のフィードにより120分間かけて反応器に測り入れた。その後、混合物を85℃で更に90分間撹拌し、50℃に冷却し、tert−ブチルヒドロペルオキシド9.25gを加え、混合物を50℃で15分間撹拌した。室温(20℃)まで冷却後、平均粒径分布157nm、及び固体含有量29.6%を有する微粒子分散液を得た。
酢酸カルシウム水和物(水中で25%)0.67g、酸化ジャガイモデンプン52.96g、及びα−アミラーゼ(水中で1%)0.21gを、不活性ガス雰囲気下で、アンカー型撹拌機及び作業用装置を備えた2Lの反応器中で、脱塩水108.36gと混合した。混合物を撹拌しながら85℃に加熱し、更にα−アミラーゼ1.89gを加えた。30分後、氷酢酸2.8gを加えて酵素分解を停止し、硫酸鉄(II)七水和物0.56g及び(i)で記載したステアリルジケテン分散液326gを加えた。
(i)UV吸収剤(Uvinul(登録商標)3008)の水性分散液の製造
60℃で、4−n−オクトイルオキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン(Uvinul(登録商標)3008)5.18部を、水37.1部中のDowfax(登録商標)2A1(30%水溶液)0.86部に加え、Dr.Hielscher超音波ソノトロードUP 400Sを用いて120分間乳化した。氷浴で冷却後、平均粒径分布282nmを有するUV吸収剤の水性分散液を得た。分散液は、室温で数日保存した後でも低粘度を有していた。
(i)により得られたUV吸収剤の分散液431.9gを最初に2Lの反応器に入れ、内部温度を85℃にした。次いで、最初に、この温度で、硫酸鉄(II)七水和物の溶液0.74部を10%水溶液(添加1)として加えた。その後、18%の過酸化水素34.53部、及び脱塩水23.93部、乳化剤K(アニオン生界面活性剤の40%水溶液)0.14部、スチレン93.2g及びn−ブチルアクリレート40gの撹拌混合物を120分間かけて同時に反応器に測り入れた。供給終了後、反応混合物を更に30分間重合した。次いで、バッチの脱臭のために、tert−ブチルヒドロペルオキシド9.25gを10%水溶液として加え、反応混合物を85℃で更に15分間撹拌した。脱臭の終了後、混合物を室温まで冷却した。分散液の固体含有量は26.5%であった。その後、分散液を室温まで冷却し、分散液を500μmのフィルターでろ過し、次いで、125μmのフィルターでろ過し、凝塊を除去した。分離された凝塊の量は10gであった。分散粒子の平均粒径は514nmであった。
(i)分散−ステアリルジケテン分散液B
ステアリルジケテン300g、脱塩水700g、10のエトキシル化度を有するC13−オキソアルコール18.2g、及びナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物(Tamol(登録商標)NNP)21.4gを混合し、85℃まで加熱した。この温度に達したらすぐに、Ultra Turrax(登録商標)装置を用いて6000rpmで5分間混合物を予備乳化した。次いで、ホモジナイザー(APV Gaulin LAB40,600バール)を用いて80℃で3回乳化し、室温まで急冷した。平均粒径分布167nm、及び固体含有量31.9%を有するステアリルジケテンの微粒子水性分散液を得た。
酢酸カルシウム水和物(水中で25%)0.67g、カチオン化ジャガイモデンプン(DS値=0.048、固体含有量=90%)52.96g、及びα−アミラーゼ(水中で1%)0.21gを、不活性ガス雰囲気下で、アンカー型撹拌機及び作業用装置を備えた2Lの反応器中で、脱塩水108.36gと混合した。混合物を撹拌しながら85℃に加熱し、更にα−アミラーゼ1.89gを加えた。30分後、氷酢酸2.8gを加えて酵素分解を停止し、硫酸鉄(II)七水和物0.56g及び(i)で記載したステアリルジケテン分散液B 326gを加えた。
(i)分散−ステアリルジケテン分散液C
ステアリルジケテン200g、脱塩水800g、オレイルアミンエトキシレート(Lipamin(登録商標)OK、固体含有量40%)60.4g及びマルトデキストリンデンプン(平均モル質量Mw約10000Da)68.5gを混合し、85℃まで加熱した。この温度に達した後、Ultra Turrax(登録商標)装置を用いて6000rpmで5分間混合物を予備乳化し、次いで、ホモジナイザー(APV Gaulin LAB40,600バール)を用いて80℃で3回乳化し、室温まで急冷した。平均粒径185nm、及び固体含有量24.1%を有するステアリルジケテンの微粒子水性分散液を得た。
酢酸カルシウム水和物(水中で25%)0.67g、カチオン化コーンスターチ(DS値=0.045、固体含有量=78%)52.96g、及びα−アミラーゼ(水中で1%)0.21gを、不活性ガス雰囲気下で、アンカー型撹拌機及び作業用装置を備えた2Lの反応器中で、脱塩水108.36gと混合した。混合物を撹拌しながら85℃に加熱し、更にα−アミラーゼ1.89gを加えた。30分後、氷酢酸2.8gを加えて酵素分解を停止し、硫酸鉄(II)七水和物0.56g及びステアリルジケテン分散液C 195gを加えた。その後、18%過酸化水素溶液26.13gを120分間かけて測り入れた。同時に、脱塩水33.1g、乳化剤K30(C15の平均鎖長を有するアルカンスルホン酸のナトリウム塩の混合物の40%水溶液)0.32g、tert−ドデシルメルカプタン1.0g、スチレン63g、2−エチルヘキシルアクリレート12.6g、及びtert−ブチルアクリレート25.2gを含むモノマーの供給を開始し、同様に120分間かけて測り入れた。混合物を30分間後重合し、次いで、50℃に冷却した。その後、tert−ブチルヒドロペルオキシド(10%)7.6gを加え、反応混合物を室温まで冷却した。固体含有量33.2%を有する微粒子ポリマー分散液を得た。平均粒径は154nmであった。
ステアリルジケテン分散液C 240gを、不活性ガス雰囲気下で、アンカー型撹拌機及び作業用装置を備えた2Lの反応器中に最初に入れ、85℃に加熱し、硫酸鉄(II)七水和物の10%溶液0.75gを加えた。この温度で、18%過酸化水素水溶液34.53gと、脱塩水33.93g、乳化剤K30(C15の平均鎖長を有するアルカンスルホン酸のナトリウム塩の混合物の40%水溶液)0.14g、スチレン93.24g及びn−ブチルアクリレート39.96gの混合物167.26gを2個の別個のフィードにより120分間かけて反応器に測り入れた。その後、混合物を85℃で90分間撹拌し、50℃に冷却し、tert−ブチルヒドロペルオキシド9.25gを加え、混合物を50℃で15分間撹拌した。室温(20℃)まで冷却後、平均粒径分布201nm、及び固体含有量28.1%を有する微粒子分散液を得た。
(i)分散−ステアリルジケテン分散液D
ステアリルジケテン300g、脱塩水700g、オレイルアミンエトキシレート(固体含有量=40%、Lipamin(登録商標)OK)75gの及び部分的に疎水化された架橋ポリエチレンイミン(固体含有量=25%、欧州特許第0811091号、実施例7を参照)28gを混合し、85℃まで加熱した。この温度に達した後、Ultra Turrax(登録商標)装置を用いて6000rpmで5分間混合物を予備乳化し、次いで、ホモジナイザー(APV Gaulin LAB40,600バール)を用いて80℃で3回乳化し、室温まで急冷した。平均粒径135nm、及び固体含有量31.3%を有するステアリルジケテンの微粒子水性分散液を得た。
カチオン化ジャガイモデンプン(DS値=0.048、固体含有量=90%)31.9gを、最初に、平面ジョイントを有し、撹拌機及び内部温度計を備えた2Lのフラスコに入れた。脱塩水180g、α−アミラーゼ(水中で1%)1.52g、及び酢酸カルシウム水和物(25%)0.8gを撹拌しながら加えた。混合物を85℃まで加熱し、更にα−アミラーゼ(水中で1%)8gを加え、この温度で撹拌を23分間続けた。その後、氷酢酸4.0g及び硫酸鉄(II)七水和物(10%)0.8gを加え、次いで、18%過酸化水素水溶液4.0gを12分間かけて加えた。
氷酢酸90g及びアクリル酸4gを、平面ジョイントを有し、撹拌機及び内部温度計を備えた2Lのフラスコに入れた。105℃の温度で、a)イソプロパノール14.54gに溶解したtert−ブチルペルオクタノエート7.06gを含む開始剤混合物を、60分間かけて測り入れ、b)スチレン124g及びジメチルアミノエチルアクリレート52gを含むモノマー混合物を、撹拌しながら(270rpm)、105℃の温度で、2個の別個のフィードにより、45分間かけて測り入れた。供給の終了後、撹拌を105℃で更に1時間時実施し、混合物を95℃に冷却した。この温度で、熱脱塩水(約85℃)620gを加え、混合物を85℃に冷却した。
氷酢酸91g及びアクリル酸4.5gを、最初に、平面ジョイントを有し、撹拌機及び内部温度計を備えた2Lのフラスコに入れた。105℃で、a)イソプロパノール16.36gに溶解したtert−ブチルペルオクタノエート7.94gを含む開始剤混合物を、60分間かけて測り入れ、b)スチレン140g及びジメチルアミノプロピルメタクリルアミド60gを含むモノマー混合物を、105℃で、撹拌しながら(270rpm)2個の別個のフィードにより45分間かけて測り入れた。供給の終了後、撹拌を105℃で更に1時間実施し、混合物を95℃に冷却した。この温度で熱脱塩水(約85℃)、860gを加え、混合物を85℃に冷却した。この温度で、ステアリジルケテン分散液D 300gを加えた。
(i)分散−イソステアリルジケテン分散液E
イソステアリルジケテン120g、脱塩水871.3g、ドデシルスルホン酸ナトリウム8g、及びナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物(Tamol(登録商標)NNP)7.6gを混合し、55℃まで加熱した。この温度に達したらすぐに、Ultra Turrax(登録商標)装置を用いて6000rpmで5分間混合物を予備乳化し、次いで、ホモジナイザー(APV Gaulin LAB40,300バール)を用いて80℃で3回乳化し、室温まで急冷した。平均粒径分布198nm、及び固体含有量12.4%を有するイソステアリルジケテンの微粒子水性分散液を得た。
酸化ジャガイモデンプン(固体含有量=78%)50.3g、を、最初に平面ジョイントを有し、撹拌機及び内部温度計を備えた2Lのフラスコに入れた。脱塩水360g及び酢酸カルシウム水和物(25%)0.9gを撹拌しながら加えた。混合物を85℃まで加熱し、α−アミラーゼ(1%)1.6gを加え、この温度で撹拌を18分間実施した。その後、氷酢酸8.0g及び硫酸鉄(II)七水和物(10%)2.3gを加え、次いで、5%過酸化水素水溶液4gを10分間かけて加えた。イソステアリルジケテンエマルションE 143.3gを加えた。
混合物を30分間後重合し、次いで、65℃に冷却した。その後、後重合のためにtert−ブチルヒドロペルオキシド(10%)4gを加え、反応混合物を40分間撹拌し、次いで、30℃に冷却した。固体含有量21.2%を有する微粒子ポリマー分散液を得た。平均粒径は174nmであった。
(i)分散−アルケニルコハク酸分散液F
アルケニルコハク酸無水物80g、脱塩水871.3g、ドデシルスルホン酸ナトリウム8g、及びナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物(Tamol(登録商標)NNP)7.6gを混合し、Ultra Turrax(登録商標)装置を用いて6000rpmで5分間混合物を予備乳化し、次いで、ホモジナイザー(APV Gaulin LAB40,300バール)を用いて3回乳化した。平均粒径分布301nm、及び固体含有量8.4%を有するアルケニルコハク酸無水物の微粒子水性分散液を得た。
酢酸カルシウム水和物(水中で25%)0.67g、カチオン化ジャガイモデンプン(DS値=0.048、固体含有量=90%)52.96g、及びα−アミラーゼ(水中で1%)0.21gを、不活性ガス雰囲気下で、アンカー型撹拌機及び作業用装置を備えた2Lの反応器中で、脱塩水108.36gと混合した。混合物を撹拌しながら85℃に加熱し、更にα−アミラーゼ1.89gを加えた。30分後、氷酢酸2.8gを加えて酵素分解を停止し、硫酸鉄(II)七水和物0.56g及び(i)で記載したアルケニルコハク酸無水物分散液F 326gを加えた。
(i)分散−オレイルジケテン分散液G
オレイルジケテン120g、脱塩水871.3g、ドデシルスルホン酸ナトリウム8g、及びナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物(Tamol(登録商標)NNP)7.6gを混合し、55℃まで加熱した。この温度に達したらすぐに、Ultra Turrax(登録商標)装置を用いて6000rpmで5分間混合物を予備乳化し、次いで、ホモジナイザー(APV Gaulin LAB40,300バール)を用いて80℃で3回乳化し、室温まで急冷した。平均粒径分布231nm、及び固体含有量12.4%を有するオレイルジケテンの微粒子水性分散液を得た。
(ii)乳化重合
酢酸カルシウム水和物(水中で25%)0.67g、カチオン化ジャガイモデンプン(DS値=0.048、固体含有量=90%)52.96g、及びα−アミラーゼ(水中で1%)0.21gを、不活性ガス雰囲気下で、アンカー型撹拌機及び作業用装置を備えた2Lの反応器中で、脱塩水108.36gと混合した。混合物を撹拌しながら85℃に加熱し、更にα−アミラーゼ1.89gを加えた。30分後、氷酢酸2.8gを加えて酵素分解を停止し、硫酸鉄(II)七水和物0.56g及び(i)で記載したオレイルジケテン分散液G 326gを加えた。
(i)分散−ワックス分散液H
モンタン酸ワックス及びモンタン酸エステル(融点68〜78℃、Luwax(登録商標)LG)を含むワックス混合液120g、脱塩水871.3g、ドデシルスルホン酸ナトリウム16g、及びナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物(Tamol(登録商標)NNP)12.4gを混合し、85℃まで加熱した。この温度に達したらすぐに、Ultra Turrax(登録商標)装置を用いて6000rpmで5分間混合物を予備乳化し、次いで、ホモジナイザー(APV Gaulin LAB40,300バール)を用いて90℃で3回乳化し、室温まで急冷した。平均粒径分布296nm、及び固体含有量11.9%を有する微粒子水性ワックス分散液を得た。
ワックス分散液H 430gを、最初に、不活性ガス雰囲気下で、アンカー型撹拌機及び作業用装置を備えた2Lの反応器に入れ、85℃に加熱した。この温度で、7%ペルオキソ二硫酸ナトリウム溶液23.2g、及び脱塩水33g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(15%)2.6g及びスチレン133gの混合物を2個の別個のフィードにより150分間かけて反応器に測り入れた。その後、混合物を85℃で90分間撹拌し、50℃に冷却し、tert−ブチルヒドロペルオキシド9.25gを加え、混合物を50℃で15分間撹拌した。室温まで冷却後、平均粒径分布340nm、及び固体含有量29.7%を有する分散液を得た。
(i)分散−ワックス分散液I
47〜51℃の融解範囲を有するポリエーテルワックス(Luwax(登録商標)V)120g、脱塩水871.3g、ドデシルスルホン酸ナトリウム16g、及びのナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物(Tamol(登録商標)NNP)12.4gを混合し、65℃まで加熱した。この温度に達したらすぐに、Ultra Turrax(登録商標)装置を用いて6000rpmで5分間混合物を予備乳化し、次いで、ホモジナイザー(APV Gaulin LAB40,300バール)を用いて85℃で乳化し、室温まで急冷した。平均粒径分布265nm、及び固体含有量12.1%を有する微粒子水性ワックス分散液を得た。
ワックス分散液I 300gを、最初に、不活性ガス雰囲気下で、アンカー型撹拌機及び作業用装置を備えた2Lの反応器に入れ、90℃に加熱した。この温度で、7%ペルオキソ二硫酸ナトリウム溶液23.2gを150分間かけ、脱塩水30g、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(15%)2.5g、及びのメチルメタクリレート120gの混合物を120分間かけて、2個の別個のフィードにより反応器に測り入れた。その後、混合物を90℃で更に60分間撹拌し、50℃に冷却し、tert−ブチルヒドロペルオキシド9.25gを加え、混合物を50℃で15分間撹拌した。室温まで冷却後、平均粒径分布340nm、及び固体含有量31.0%を有する分散液を得た。
サイジング度の測定は、DIN EN 20 535によるCobb60により実施した。HST値は、Tappi標準T530によるHercules Sizing Testにより測定した。浸透試験は、青色紙試験用インクを使用し、DIN 53 126により実施した。トナーの付着は、EN 12 283法によるIGT試験装置を用いて実施した。
アニオン的に修飾したジャガイモデンプンを溶液に入れ、30分間で95℃に加熱した。その後、試験されるポリマー分散液をこのデンプン溶液に加え、最終混合物中に8%のデンプン濃度が存在するように溶液を水で希釈した。次いで、デンプン溶液及びポリマー分散液の混合物を、55℃で、80g/m2の坪量を有する、木材を含まないサイジングされていない紙に、サイズ圧縮機を用いて塗布した。吸収した製造品の量は50〜60%であった。その後、このように処理された紙を、90℃で接触乾燥し、50%の相対湿度に24時間状態維持し、次いで、前記試験に供した。
Claims (16)
- 少なくとも1種の親油性作用物質の存在下における、水性媒体中でのエチレン性不飽和モノマーの乳化重合による、少なくとも1種の親油性作用物質を含む水性ポリマー分散液の製造方法であって、
(i)5g/L以下の水溶解度(25℃及び1013ミリバールにおいて測定)、及び130℃未満の融点を有する、少なくとも1種の親油性作用物質を、少なくとも1種の分散安定剤を含む水溶液中で乳化し、1000nm以下の平均粒径を有する作用物質の水性分散液を形成し、そして
(ii)少なくとも80質量%の中性の、水中で乳化可能なモノエチレン性不飽和モノマーを含むモノマー組成物を、(i)により得られる作用物質の水性分散液中で乳化重合することを特徴とする方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
(i)5g/L以下の水溶解度(25℃及び1013ミリバールにおいて測定)、及び100℃未満の融点を有する、少なくとも1種の親油性作用物質を、少なくとも1種の分散安定剤を含む水溶液中で乳化し、500nm以下の平均粒径を有する作用物質の水性分散液を形成し、
(ii)少なくとも80質量%の中性の、水中で乳化可能なモノエチレン性不飽和モノマーを含むモノマー組成物を、(i)により得られる作用物質の水性分散液中で乳化重合することを特徴とする方法。 - 請求項1又は2に記載の方法であって、工程(i)において、少なくとも1種の親油性作用物質の溶融物を少なくとも1種の分散安定剤を含む水溶液中で乳化することを特徴とする方法。
- 請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法であって、アルキルジケテン、アルケニルコハク酸無水物、ロジンサイズ剤、UV吸収剤、帯電防止剤、抗酸化剤、かぶり防止剤、潤滑剤、着色剤、粘着付与剤、ろう、材料保護剤及び作物保護剤が、親油性作用物質として用いられることを特徴とする方法。
- 請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法であって、少なくとも1種のカチオン性、アニオン性又は非イオン性界面活性剤、保護コロイド及び/又は分散剤が、分散安定剤として用いられることを特徴とする方法。
- 請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法であって、ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物、両親媒性ポリマー及び/又は有機ポリマー及び無機化合物のナノ粒子が、分散安定剤として用いられることを特徴とする方法。
- 請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法であって、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアルキレングリコール、一方又は両方の末端に、アルキル、カルボキシル又はアミノ基で末端封鎖されたポリアルキレングリコール、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド、水溶性デンプン、水溶性デンプン誘導体及び/又は水溶性タンパク質からなる群からの少なくとも1種の保護コロイドが、分散安定剤として用いられることを特徴とする方法。
- 請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法であって、界面活性剤と、ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物及び/又は少なくとも1種の保護コロイドとを含む少なくとも1種の分散剤との混合物が、分散安定剤として用いられることを特徴とする方法。
- 請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法であって、アニオン性界面活性剤と、ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物又は少なくとも1種の保護コロイドを含む少なくとも1種の分散剤との混合物が、分散安定剤として用いられることを特徴とする方法。
- 請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法であって、分解デンプンが、分散安定剤として用いられることを特徴とする方法。
- 請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法であって、前記分散安定剤が、分散液の質量に対して0.01〜20質量%の量で用いられることを特徴とする方法。
- 請求項1から11までのいずれか1項に記載の方法であって、前記作用物質が、分散液の質量に対して1〜60質量%の量で用いられることを特徴とする方法。
- 紙、板紙及び厚紙のためのサイズ剤としての、熱可塑性ポリマーの処理のため及び安定化のための、材料保護のため及び作物保護のための請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法により得られる分散液の使用。
- 作用物質として少なくとも1種のアルキルジケテン、少なくとも1種のアルケニルコハク酸無水物及び/又は少なくとも1種のロジンサイズ剤を含む分散液が、紙、板紙及び厚紙のためのエンジンサイズ剤及び表面サイズ剤として用いられる、請求項13に記載の使用。
- 作用物質として少なくとも1種のアルキルジケテンを含む分散液が、紙、板紙及び厚紙のための表面サイズ剤として用いられる、請求項14に記載の使用。
- 作用物質として少なくとも1種のUV吸収剤、又は噴霧乾燥により水性分散液から得られるポリマー粉末を含む分散液が、UV線の作用に対する熱可塑性ポリマーの安定化のために用いられる、請求項13に記載の使用。
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