JP2009533152A - 眼の画像化 - Google Patents

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Abstract

対象の眼に準弾性光散乱法および蛍光リガンド走査法を実行するためのシステムは、対象の眼に向かって光を伝達するように設定された光源と、光源から送られて対象の眼により散乱された光を収束させるように設定されたレンズと、収束光の少なくとも一部を受け取るように設けられ、受け取った光の第一部分を反射するように設定された測定反射器と、受け取った光の第一部分を受け取るように設定されて設けられ、受け取った光の第一部分に対応する像の徴候を提供するように設定されたカメラと、カメラに連結され、像の光強度を分析して眼の一部の界面に対応する基準点の場所を決定するように設定されたプロセッサを含む。

Description

(関連出願)
本願は、2006年4月11日に出願された、米国仮特許出願第60/791,288号(この全開示は本明細書中に参考として援用される)の優先権を主張する。米国特許第7,107,092号の全開示もまた、本明細書中に参考として援用される。
(背景)
病気の発見は、進行の初期であることが常に望ましい。早期発見は早期治療を可能にし、これにより様々な病気の治療において成功率が高まることが一般に証明されている。近年では、人の眼、特に眼の水晶体を分析することにより、様々な病気の徴候が得られることが発見されている。例えば、眼の中の光散乱の測定により、アルツハイマー病[AD]などの病気の進行を検出およびモニタする上で有用な診断情報が提供されることが分かっている。最近では、特にこの病気が、眼の水晶体の核上の領域に変化をもたらすことが示されている。この領域は、何分の一ミリの厚さでるため、この領域の測定が有用であるためには、測定位置の情報が極めて正確であることが必要である。ヒトの眼は、患者が照射された標的を凝視しているときでも、ほぼ常に動いているため、これは特にいえることである。
正常なコントロール値と比較した、テスト哺乳類の眼の水晶体の核上および/または皮質の領域における凝集物の存在または量の増加が、テスト哺乳類がアミロイド形成性障害などの神経変性疾患を患い、または発病する危険があることを示すことがわかっている。アミロイド形成性障害には、AD、家族性AD、孤発性AD、クロイツフェルト(Creutzfeld)ヤコブ病、変異型クロイツフェルトヤコブ病、海綿状脳症、プリオン病(スクラピー、牛海綿状脳症、および他の動物のプリオン病を含む)、パーキンソン病、ハンチントン病(およびトリヌクレオチド反復病)、筋萎縮性側索硬化症、ダウン症候群(21トリソミー)、ピック病(前頭側頭認知症)、レヴィー小体症、脳内鉄蓄積を伴う神経変性(ハレルフォルデンスパッツ病)、サイヌクレイノパシー(パーキンソン病、多系統萎縮症、レヴィー小体認知症などを含む)、ニューロン核内封入体症、タウオパシー(進行性核上性麻痺、ピック病、大脳皮質基底核変性症、(パーキンソニズムを伴うまたは伴わない)遺伝性前頭側頭認知症、およびグアム型筋萎縮性側索硬化症/パーキンソン認知症症候群を含む)が含まれる。これらの障害は、単独で生じる場合もあれば、様々な組み合わせにおいて生じる場合もある。凝集物の分析は、脳の致死的な海綿状の神経変性を特徴とし、重篤および致死的な神経学的兆候および症状を伴う、プリオンにより媒介される病気である伝達性海綿状脳症(TSE)を発見する上でも有用である。TSEプリオン病は、クロイツフェルトヤコブ病(CJD);新型クロイツフェルトヤコブ病(nv―CJD);ゲルストマンストロイスラーシャインカー症候群;致死性家族性不眠症;クールー;アルパース症候群;牛海綿状脳症(BSE);スクラピー;および慢性消耗病(CWD)を含む。
(要旨)
一般に、いくつかの態様では、本発明は、対象の眼に準弾性光散乱法および蛍光リガンド走査法を実行するためのシステムを提供する。システムは、対象の眼に向かって光を伝達するように設定された光源と、光源から送られ、対象の眼により散乱された光を収束するように設定されたレンズと、収束光の少なくとも一部を受け取るように設けられ、受け取った光の第一部分を反射するように設定された測定反射器と、受け取った光の第一部分を受け取るように設定されて設けられ、受け取った光の第一部分に対応する像の徴候を提供するように設定されたカメラと、カメラに連結され、像の光強度を分析して眼の一部の界面に対応する基準点の場所を決定するように設定されたプロセッサを含みうる。
基準点は、眼の水晶体嚢の界面;眼の水晶体嚢と前眼房の間の界面;眼の水晶体後嚢の界面;空気と角膜の界面;角膜と房水の界面、および網膜の界面のうちの一つに対応しうる。さらに、光源およびプロセッサは、蛍光リガンド走査法を実行するように設定されうる。そのために、対象の眼に入る光の経路に対してほぼ90°でのみ散乱された光が収集および分析されるように、システムが設定されうる。
さらに、本発明の実施は、以下の機能のうちの一つ以上を含みうる。
・ 赤外光を伝達するように設定された光源。
・ 受け取った光の第一部分を反射するように設定されたミラーを含む測定反射器であり、ミラーが、受け取った光の第二部分がミラーにより反射されずに通れるように設定された開口部を画定する、測定反射器。
・ 受け取った光の第二部分を受け取るために反射器に連結された相関器であり、測定された散乱光の強度を経時的に相関させるために使用されうる、相関器。
・ 受け取った光の第二部分が、基準点に対して選択された眼の部分から散乱された光に対応するように、測定反射器を作動させるように設定されたプロセッサ。
・ 相関器に連結され、受け取った光の第二部分の徴候を分析するように設定されたプロセッサ。
・ 受け取った光の第二部分の徴候と、受け取った光の第二部分を散乱した眼の場所とに基づいて、対象の医学的状態と関連した物質の存在の徴候を提供するように設定されたプロセッサ。
さらに、本発明の実施は、以下の機能のうちの一つ以上を含みうる。
・ 像の光強度を分析して基準点に対する眼内の領域の場所を決定するように設定されたプロセッサ。
・ 像の光強度を、光強度を伴う光を散乱した領域に結びつけるように設定されたプロセッサ。
・ 眼の核上、核、および皮質の場所を決定するように設定されたプロセッサ。
システムは、いくつかの実施形態によれば、プロセッサに像の中に楕円を表示させるように設定されたプロセッサに連結されたディスプレイと、ペンシルビームおよび/または扇状ビーム光を伝達するように設定された光源とをさらに含みうる。そのために、プロセッサは、像に対して楕円の大きさおよび位置を調節し;像の光強度を分析して眼の虹彩の場所を決定し、像の虹彩の上に楕円の大きさを決定して配置するように設定され;および/または、システムのユーザーからの入力に応じて楕円の大きさを調節するように設定されうる。
一般に、別の態様においては、本発明は、対象の眼の中にペンシルビーム光を伝達するステップと、対象の眼により散乱されたペンシルビームの光を得るステップと、得られた散乱光を分析して眼の一部の界面に対応する基準点の場所を決定するステップを含む、光散乱診断法を提供する。
分析は、眼の水晶体嚢の界面に対応する点として基準点を決定するステップと、眼により散乱された光の強度を評価してペンシルビームの伝達線に沿って高強度の第一領域および第二領域を決定するステップを含みうる。その目的において、第一領域と第二領域とは、ペンシルビームの散乱光を実質的に伴わない比較的大きな第三領域により隔てられ、第二領域が、伝達線に沿ってペンシルビーム源からより遠くにあり、水晶体嚢に対応するように決定されうる。分析は、眼の水晶体嚢と前眼房の間の界面、水晶体後嚢の界面、空気と角膜の界面、角膜と房水の界面、および眼の網膜の界面のうちの一つに対応する点として、基準点を決定するステップを含みうる。分析は、眼の皮質、核上、および/または核の場所を決定するステップをさらに含みうる。
本発明の方法の態様は、基準点に対して選択された眼の部分から散乱された光の強度を分析して選択された部分の物質の物理的性質を決定するステップと、選択された部分の物質の物理的性質の徴候を提供するステップを、さらに含みうる。徴候を提供するステップは、眼の核上の凝集物の存在の徴候を提供するステップを含みうる。
本発明の方法の態様は、得られた光から像を形成するステップと、得る前にペンシルビームを反射するステップと、像における、得られた光の特定部分の実際の位置を、得られた光の特定部分の所望の位置に対して決定するステップと、得られた光の特定部分の、実際の位置と所望の位置との離開を減少するために、反射のステップを変更するステップをさらに含みうる。
得るステップは、ペンシルビームの伝達方向に対して約90°でのみ眼により散乱された光を得るステップを含みうる。
本発明のいくつかの方法の態様は、対象の眼の中に扇状ビーム光を伝達するステップと、対象の眼により散乱された扇状ビームの光を得るステップと、対象の眼により散乱された得られた扇状ビーム光から、眼の像を形成するステップと、像における眼の虹彩の大きさおよび場所に近い楕円を、像の上に重ねるステップを含みうる。重ねるステップは、コンピュータにより自動的になされればよく、コンピュータによる像の光強度の分析により、コンピュータにより形成されうる。
いくつかの方法の態様は、準弾性光散乱法を含み、デバイスを使用して実行されうる。このような方法は、同じデバイスを使用して蛍光リガンド走査法を実行するステップを、さらに含みうる。蛍光リガンド走査法を実行するステップは、対象の眼を照射するステップと、眼に造影剤を導入する前に、眼の第一蛍光データを測定するステップと、眼に造影剤を導入するステップと、眼に造影剤を導入した後に、眼の第二蛍光データを測定するステップと、第一データと第二データとを比較するステップを含みうる。
一般に、別の態様においては、本発明は、対象の眼の画像診断のためのシステムを提供し、システムは、放射線の誘導放出によって光を伝達するように設定された光源と、光源から垂直扇状ビーム光を発生し、垂直の扇状ビームを左右に線形掃引するように設定された光学走査デバイスと、対象の視線と共面であり、対象の眼の一部を通る垂直の横断平面である虚像平面をつくるために、光学走査デバイスから送られた光を収束するように設定された第一レンズと、光学走査デバイスから送られて対象の眼により散乱された光を収束して、対象の眼の虚像平面と一致する輪郭のくっきりした焦点平面をつくるように設定された第二レンズと、収束光の少なくとも一部を受け取るように設けられ、受け取った光の第一部分を反射するように設定された第一測定反射器と、受け取った光の第一部分を受け取るように設定されて設けられ、受け取った光の第一部分に対応する像の徴候を提供するように設定された第一カメラと、カメラに連結され、像の光強度を分析して眼の一部の界面に対応する基準点の場所を決定するように設定されたプロセッサを含み、光学走査デバイスによる垂直の扇状ビームの左右の線形掃引により、垂直扇状ビーム光が対象の眼の虚像平面に沿って内外に行き来する。
本発明の実施は、以下の特徴のうちの一つ以上を含みうる。基準点が、眼の水晶体嚢の界面に対応する。基準点が、眼の水晶体嚢と前眼房の間の界面に対応する。基準点が、眼の水晶体後嚢の界面、空気と角膜の界面、角膜と房水の界面、および網膜の界面のうちの一つに対応する。光源およびプロセッサが、蛍光リガンド走査法を実行するように設定される。光源が、赤外光を伝達するように設定される。対象の眼に入る光の経路に対してほぼ90°でのみ散乱された光が収集および分析されるように、システムが設定される。
さらに、本発明の実施は、以下の特徴のうちの一つ以上を含みうる。測定反射器が、受け取った光の第一部分を反射するように設定されたミラーを含み、ミラーが、受け取った光の第二部分がミラーにより反射されずに通れるように設定された開口部を画定し、システムが、受け取った光の第二部分を受け取り、測定された散乱光強度を経時的に相関させるために、反射器に連結された相関器をさらに含む。受け取った光の第二部分が、基準点に対して眼の選択された部分から散乱された光に対応するように、プロセッサが測定反射器を作動させるように設定され、プロセッサが相関器に連結され、受け取った光の第二部分の徴候を分析するように設定される。プロセッサが、受け取った光の第二部分の徴候と、受け取った光の第二部分を散乱した眼の場所とに基づいて、対象の医学的状態と関連した物質の存在の徴候を提供するように設定される。システムが、収束光の少なくとも一部を受け取るように設けられ、受け取った光の第二部分を反射するように設定された第二測定反射器をさらに含む。
また、本発明の実施は、以下の特徴のうちの一つ以上を含みうる。システムが、受け取った光の第二部分を受け取るように設定されて設けられ、受け取った光の第二部分に対応する像の徴候を提供するように設定された第二カメラをさらに含む。システムが、収束光の少なくとも一部を第二測定反射器に反射し、収束光の少なくとも一部を第一測定反射器に伝達するように設定されて設けられた、二色性ビームスプリッタをさらに含む。プロセッサが、像の光強度を分析して基準点に対する眼の領域の場所を決定するように設定される。プロセッサが、像の光強度を、光強度を伴う光を散乱した領域と結び付けるように設定される。プロセッサが、眼の核上、核、および皮質の場所を決定するように設定される。システムが、プロセッサに連結されたディスプレイをさらに含み、プロセッサが、プロセッサに像の中に楕円を表示させるように設定される。プロセッサが、像に対して楕円の大きさおよび位置を調節するように設定される。プロセッサが、像の光強度を分析して眼の虹彩の場所を決定し、像の虹彩の上に楕円の大きさを決定して配置するように設定される。プロセッサが、システムのユーザーの入力に応じて楕円の大きさを調節するように設定される。
一般に、別の態様においては、本発明は、対象の眼に蛍光リガンド走査法を実行するシステムを提供する。システムは、対象の眼に向かって光を伝達するように設定された光源と、光源から対象の眼に向かって送られた光を収束して、眼に当たる光の収束点を作るように設定されて設けられた第一顕微鏡対物レンズと、可動第一レンズに連結され、第一顕微鏡対物レンズから送られた光の収束点を、可動第一レンズを通して、対象の眼の中に配置するように設定されたアクチュエータと、光源から送られて対象の眼により散乱された光を収束するように設定されたレンズと、受け取った光の第一部分を受け取るように設定されて設けられ、受け取った光の第一部分に対応する像の徴候を提供するように設定された、光電子増倍管または同様の検出器と、光電子増倍管検出器または同様の検出器に連結され、像の光強度を分析して眼の一部の界面に対応する基準点の場所を決定するように設定されたプロセッサを含む。
本発明の実施は、以下の特徴のうちの一つ以上を含みうる。対象の眼により散乱され、光電子増倍管検出器で受け取られる光が、光源から送られる光とほぼ類似の経路に沿って進む。光源が対象の眼に向かって視準ビームとして光を伝達できるように、第一顕微鏡対物レンズが除去される。
さらに、本発明の実施は、以下の特徴のうちの一つ以上を含みうる。システムが、光源から送られ、対象の眼により散乱された光を収束するように設定された第二レンズと、第二レンズから受け取った光の第一部分を受け取るように設定されて設けられ、受け取った光の第一部分に対応する像の徴候を提供するように設定された検出器をさらに含み、プロセッサが検出器にさらに連結され、像の光強度を分析して眼の一部の界面に対応する基準点の場所を決定するように設定され、対象の眼により散乱され、第二レンズにより収束される光が、対象の視線に対して45度でありかつ光源からの光の経路に対して90度の経路に沿って進む。
また、本発明の実施は、以下の特徴のうちの一つ以上を含みうる。システムが、第二レンズにより受け取られる光の経路に設けられた第一の二色性ビームスプリッタと、光源からの光の経路に設けられた少なくとも第二の二色性ビームスプリッタとをさらに含み、第一の二色性ビームスプリッタおよび少なくとも第二の二色性ビームスプリッタが、受け取った光の少なくとも一部を検出器に反射するように設定される。システムが、光源から対象の眼に向かって進む光の経路内のポイントに設けられた高速シャッタをさらに含む。システムが、心拍数モニタをさらに含み、プロセッサが、データ収集を心拍間の休止期間と同期させるように設定される。心拍数モニタが、対象の前額レストの一部として設定される。心拍数モニタが、対象の顎レストの一部として設定される。システムが、対象の心拍を調節するように設定されたペースメーカーをさらに含み、プロセッサが、データ収集を心拍間の休止期間と同期させるように設定される。
本発明の実施によれば、以下の能力のうちの一つ以上が、提供されうる。
・ 眼の測定を用いて病気を検出するための、実行可能な準弾性散乱および/または光散乱強度走査システム。
・ 単一のデバイスを使用して、単一のオペレータによって診断測定を行いうる。眼に物理的に接触せずに、病気に関連した情報等のための眼の診断測定が得られる。
・ 反復可能かつ非常に正確な、眼の中の光散乱強度の測定が実行されうる。
・ 蛍光リガンド走査法(FLS)および準弾性光散乱法(QLS)(動的光散乱法、セルフビート分光法、ホモダイン分光法、レーザーレイリー散乱法等の名前でも知られる)が、単一のプラットフォーム/デバイスで実行されうる。
・ 診断測定の間に、対象の眼の運動が補正されうる。
・ 眼内インプラントのための測定値が、例えばレーシック手術のために、非侵襲的な様式で測定されうる。眼の中の場所との関係での、FLS強度の赤外線(IR)写真記録が得られる。
・ 眼の中の光散乱の測定場所が、正確に決定されうる。
・ データが測定された眼の中の場所を確認するために、精度管理が提供されうる。
・ 例えばレンズ方程式に用いられるパラメータ、前部の深さの測定値、角膜の厚み、および/または水晶体の厚みなど、眼の生物形態計測値を決定しうる。
・ 白内障、分子の年齢、真性糖尿病、放射線被曝(例えば、パイロット、放射線作業者、宇宙飛行士、癌患者の)、および/または眼毒性(例えば、長期間のステロイド全身投与および/または精神病薬投与の)などに関係する、眼の中の凝集物の測定を行いうる。
・ 神経変性疾患および/またはTSEを診断でき、予後診断を提供できる。
・ 例えば前臨床および臨床哺乳類試験など、薬物試験を行いうる。
・ 診断測定中に、心拍による対象の眼の運動が補正されうる。
・ 眼の連続的な断面走査を行いうる。
・ 眼の網膜での照射の安全レベルを維持しながら、眼の測定領域を十分に照射しうる。
本発明のこれらおよび他の能力は、以下の図面、詳細な記載、および請求項を検討した後で、本発明自体とともに、より完全に理解される。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明のいくつかの実施形態は、診断の目的で、対象の眼、例えば人間の眼の中の光散乱を測定するための技術を提供する。例えば、光散乱システムは、対象の眼の中にレーザービームを照射するレーザーアセンブリを含む。トランスファレンズが、散乱されたレーザーを収束し、測定ミラーの上に像を形成する。トランスファレンズと測定ミラーとの間で、測定ミラー上の所望の位置に像を配置するように調節できる、操作可能なミラーから光が反射される。測定ミラーは、散乱されたレーザー光の一部が通り、単一光子検出器により検出され、ハードウェアまたはソフトウェア相関器により分析されうる、ピンホールを有する。ピンホールを通過しない散乱レーザー光は、測定ミラーにより、電荷結合素子(CCD)カメラのほうへ反射される。カメラが、散乱レーザー光の像を得、コンピュータに像を提供する。コンピュータは、相関器から情報を、カメラから像を得る。コンピュータは、測定された散乱光および眼の中の位置に関する相関器の出力(相関関数)を分析して、眼が病気などの異常の徴候を有するかを決定しうる。コンピュータは、カメラからの像の情報をさらに処理して、眼からの散乱光の像を提供し、対象の眼の運動に合わせて調節し、眼の所望の場所からの光が測定ミラーのピンホールを通して導かれていることを確かめるのを助けるために、ステアリングミラーに制御シグナルを送りうる。しかし、この光散乱システムは例示的であり、本開示にしたがった他の実施も可能であるため、本発明を制限しない。
図1を参照すると、光散乱システム10は、光源12と、トランスファレンズ14と、操作ミラーアセンブリ16と、測定ミラー18と、CCDカメラ20と、相関器22と、コンピュータ24を含む。光源12、トランスファレンズ14、ミラーアセンブリ16、測定ミラー18、およびCCDカメラ20の組み合わせが、光学ユニット11を形成する。光学ユニット11は、対象の眼26に機器の位置を合わせる際に、単一のユニットとして移動できる。システム10は、レーザー光のビームを対象の眼26に送るように設定される。眼26から散乱された光は、ステアリングミラーアセンブリ16により決定される位置で、測定ミラー18上に収束される。ミラー18に入射する光の一部は、小ホール38から光ファイバ28に通過し、光ファイバ28が光を光子検出器19に伝える。検出器19が、分析のために相関器22にパルスを出力しうるが、相関付けは、ハードウェアの相関器を特に伴わずにソフトウェアでも、またはソフトウェアとハードウェアの組み合わせで行われてもよい。散乱光の他の部分は、ミラー18からCCDカメラ20に導かれ、散乱光の領域の像が、コンピュータ24に提供される。コンピュータ24は、相関器が受けとった光の相関関数および強度測定値を受け取り、相関関数および強度測定値を処理することにより、診断テストを実行して対象の病気の可能性および病気のタイプを決定し、操作ミラーアセンブリ16による光の方向変更を制御して、光が測定されて相関器22に提供される眼の場所26を制御することもできる。図示されないが、システム10は、光源の位置および/または角度を必要に応じてわずかに調整して、対象の眼26が光源12に照射されて配置されるように、対象の頭部を配置するのを助けるための顎レストおよび前額レストを含む。
光源12は、眼26に複数のレーザービームを提供するように設定されうる。例えば、光源12は、ペンシルビーム30の一部を散乱させる眼26に向かって、レーザーペンシルビーム20を送るように設定されうる。ペンシルビーム30は、直線に沿って眼26を深く貫通し、眼26の中の様々な物質によって様々な角度に散乱される。レーザー源12は、眼26に向けられた扇状ビームまたはスリットビーム32を提供するように、さらに設定されうる。扇状ビーム32は、極めて薄い平面状のビームであり、これも眼26を深く貫通し、様々な物質によって様々な角度に散乱される。扇状ビーム32は、オペレータが機器11の位置を対象に合わせるのを助けるために用いられる。位置合わせの間に、眼の照射が、ペンシルビーム30から扇状ビーム32へ、そして元へと一秒に数回変えられる。測定中には、ペンシルビーム30だけがオンにされるのが好ましい。
レーザービーム30、32の光は、患者の眼26にビーム30、32をあてることにより、患者が不快感を覚え、これによって患者が動いてしまわないように、患者に見えない波長であるか、わずかに見える波長であるのが好ましい。ビーム30、32の両方が、約400nm〜820nmの間の波長を有するのが好ましい。
トランスファレンズ14は、その縦軸がペンシルビーム30および扇状ビーム32(すなわち、ビーム30、32の伝達方向)に対して垂直になるように配置される。好ましくは90°である、ビーム30、32とトランスファレンズ14の軸との間の角度は、眼26から受け取られる散乱光のターゲット領域の寸法を減少/最小化するのを助ける。トランスファレンズ14は、眼26から散乱された光を測定ミラー18上へ収束するように設定される。操作ミラーアセンブリ16は、ミラー34およびミラードライバモーター36を含む。ミラー34が、収束された散乱光をトランスファレンズ14から受け取り、この光を、ビーム30、32に対応する、測定ミラー18上の散乱領域の収束された像へのビーム40、42に転換するように、ミラー34が設定され、アセンブリ16が配置される。ミラー34は、コンピュータ24から受け取る制御シグナルにしたがってミラー34の角度を二軸で調節するように設定された、ドライバモーター36に接続される。光が所望の相対的場所でミラー18に入射するように(例えば、散乱光の所望の部分が、ミラー18のホールを通過するように)、トランスファレンズ14からの散乱光を導くようにミラー34を動かすように、モーター36が設定される。
測定ミラー18は、操作ミラーアセンブリ16からの光をCCDカメラ20に反射するように設定されて設けられる。CCDカメラ20が、眼26からの散乱光を撮像するためにビーム40、42からの反射光を受け取れるように、ミラー18が、ミラー34からの散乱光を反射する。ミラー18の中央に、ホール38が提供されうる。このホール38は、ピンホールであるのが好ましい(例えば直径約50μm)。ホールにより、散乱ビーム40からの光が通過し、光ファイバ28に受け取られうる。光ファイバ28が、ピンホール38を通過するビーム40の部分の徴候を検出器19に送り、検出器19が、相関器22に電子的徴候を提供する。
検出器19は、光ファイバケーブル28により、測定ミラー18に接続される。検出器19は、ケーブル28から受け取った光を電子パルスに転換し、パルスを相関器22に送るように設定される。
相関器22は、検出器19から電子パルスを受け取るように設定され、ピンホール38を通して受け取られる光の光強度の変動を経時的に分析するように設定される。相関器22は、受け取った光強度の徴候を用いて自動相関アルゴリズムを実行して、水晶体26のタンパク質凝集物の大きさを決定するように設定される。相関器22は、コンピュータ24にさらに接続され、水晶体26のタンパク質凝集物の大きさに関する情報をコンピュータ24に提供するように設定される。
CCDカメラ20は、測定ミラー18から反射された光線40、42からの光を受け取るように、設けられて設定される。カメラ20は、ピンホール38に焦点を合わせ、眼26により散乱された反射光の像を提供するように設定される。カメラ20は、受け取った反射光を処理して、扇状ビーム32およびペンシルビーム30から散乱された光による、水晶体26の断面を示す像を作成するように設定される。カメラ20は、コンピュータ24にさらに接続され、コンピュータ24による表示のために、眼26の像に関する情報をコンピュータ24に提供するように設定される。
コンピュータ24は、相関器およびカメラ20から情報を受け取り、この情報をしかるべく処理して所望の情報を集め、診断作業を実行するように設定される。コンピュータ24は、相関器22からの凝集物のタイプおよび大きさの徴候を処理して、病気の徴候を決定しうる。コンピュータ24は、カメラ20からの眼26の像を処理し、ビーム40の散乱光のどの部分がピンホール38に入射するかを制御するためにミラー34の配置を調節するために、アセンブリ16に制御シグナルを提供しうる。
図2も参照すると、コンピュータシステム24は、プロセッサ82と、メモリ84と、ディスクドライブ86と、ディスプレイ88と、キーボード90と、マウス92を含む。プロセッサ82は、Intel(登録商標)Corporationにより製造されるもののような、パーソナルコンピュータの中央演算処理装置(CPU)でありうる。メモリ84は、ランダムアクセスメモリ(RAM)およびリードオンリメモリ(ROM)を含む。ディスクドライブ86は、ハードディスクドライブを含み、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、CD―ROMドライブおよび/またはZipドライブを含みうる。ディスプレイ88は、ブラウン管(CRT)であるが、例えば、TFTディスプレイを含む液晶ディスプレイ(LCD)など、他の形のディスプレイも使用できる。キーボード90およびマウス92は、ユーザーにデータ入力機能を提供する(図示せず)。構成要素82、84、86、88、90、および92は、バス94により接続される。コンピュータシステム24は、例えばメモリ84に、眼26により散乱された光を撮像および分析するための下記の機能を実行するためにプロセッサ82を制御するための、コンピュータ可読でありコンピュータにより実行可能な説明を含む、ソフトウェアコードを格納しうる。
図3〜4も参照すると、コンピュータ24は、ビーム30、32の散乱光から、眼26の像50を作成するように設定される。像50に示されるように、光は角膜で高い強度で散乱され、像50中の明るいスポット52として表示される。ペンシルビーム30が眼26にさらに通ると、眼26の硝子体液の領域54では光は強く散乱されず、したがって像50中の暗い領域として表示される。像50の左へ移動すると、眼26の水晶体嚢、核上の領域58、および核60のタイプIVコラーゲンにより、水晶体嚢56では光が強く散乱される。強い散乱により、カメラ20が受け取る散乱光の強度増加による、像50に示される明るい部分が生じる。また、角膜から反射する光により、明るいスポット53、プルキニエスポットが生じる。
カメラ20は、一秒に約30の像を作成するが、当業者には当然のことながら、他のフレームレートが使用されてもよい。相関関数は、約一ミリ秒から一秒の間のタイムフレームで得られる。典型的には、眼の所定の位置に測定11をフォーカスして、眼26の各位置で、五つの相関関数が得られる。相関関数を作成するための情報を得るために使用する時間に、対象の心拍による圧力サージ等による眼26の正常な動作、ならびに他の要因により、眼26が動く。このような運動は、作成データの有効性を低下させ、測定値の有効性、したがって診断結果の有効性を低下させうる。システム10、特にコンピュータ24が、眼26の運動を補正することによって、像50を安定化するのを助けるように設定されるのが好ましい。
測定を行うときには、ペンシルビーム30だけがオンにされ、追跡メカニズムが作動しているのが好ましい。図4を参照すると、コンピュータ24は、様々な原因による眼26の運動を調整しうる。例えば、コンピュータ制御シグナルの追跡メカニズムおよびモーター36を使用して、眼26の衝動性眼球運動、まばたき、拍動(例えば心拍による)、または随意運動を調整しうる。コンピュータ24は、眼26の特定の部分の場所を特定するのに使用するため、および、ピンホール38を通して眼26の所望の位置のデータを集めるためにミラー34を調節するのに使用するための基準点を決定するために、レーザービーム30が通過する二つの既知の領域間の位置を決定しうる。例えば、コンピュータ24は、水晶体嚢56と硝子体液の領域54の間の界面、水晶体後嚢の界面63、空気と角膜の界面65、角膜と房水の領域の界面67、硝子体液と網膜の界面等に対応する、前水晶体嚢の界面61の場所を特定しうる。界面61につき、コンピュータ24は、像50の右から左に移動して散乱強度が角膜52の後に急上昇する場所を決定することにより、レーザービーム30が房水領域54から前水晶体嚢56に通過する位置を決定しうる。上述の任意の界面を、測定、マッピングおよび追跡のための基準点として使用しうる。
コンピュータ24は、適当な追跡動作を将来視覚的に確認できるように、撮影像50中の前水晶体嚢界面の近くの基準点の場所に、マーカ、例えば「X」55を配置する。ピンホール38に対応するピックアップポイント66は、像50の同じピクセルアドレスにとどまる。眼26の所望のピックアップポイント64が、水晶体嚢56から測定して指定のピクセル数になるように、セットアップ画面にセットされる。水晶体嚢56、所望のピックアップポイント64、および実際のピックアップポイント66のピクセル位置を知った上で、コンピュータ24が、所望のピックアップポイント64と実際のピックアップポイント66の間に存在する誤差を計算し、この差を補正するためにミラー34を動かしうる。この動作は、実際のピックアップポイント66を眼26の所望の位置64に維持するために、(例えば)一秒に30回行われる。コンピュータ24は、このようにして水晶体嚢56の現在の位置を決定しうる。コンピュータ24は、像50の水晶体嚢56の現在の位置から水晶体嚢56の所望の位置までの、ピクセルの距離を決定しうる。決定距離は、カメラ20の視野、したがって像50に対して、眼26の現在の位置およびその所望の位置から(例えば)水平距離である。像50における眼26の実際の水平位置が、像50における眼26の所望の水平位置であるように、モーター36によりミラー34を動かすために、コンピュータ24がアセンブリ16に制御シグナルを送りうる。コンピュータ24は、眼26の測定の間に、これらの調節を続ける。コンピュータ24は、眼26の現在の位置と所望の位置の間の相対的垂直距離をさらに決定し、モーター36によりミラー34を調節して眼26の上下運動を補正するために、モーター36に制御シグナルを送信しうる。コンピュータ24は、得られた情報を経時的に分析し、眼26の運動またはまばたきのために破棄されるべき情報を決定しうる。コンピュータ24は、眼球運動またはまばたきにより損なわれていない情報(または運動が十分に補正されたもの)を維持し、眼球運動またはまばたきにより損なわれた情報(および運動が適切に補正されていないもの)を破棄しうる。
コンピュータ24は、最初の位置合わせ手順の一部として、レーザービーム30、32の両方をオンにして、像50の上に楕円68を重ねるように、さらに設定されうる。楕円68は、眼26の瞳孔70とそろうように、大きさを設定されて設けられるのが好ましい。楕円68は、コンピュータ24のユーザーによって、例えばキーボード90またはマウス92を使用して、手動で大きさを決定されうる。ユーザーは、像50を使用して、レンズの様々な領域(皮質57、核上58、核60)の間のボーダーを選択し、各領域内のデータを収集しうる。ユーザーは、楕円68を挿入または重ねることを選択し、光学ユニット11を対象に対して動かすことにより、眼26の像50を動かしうる。楕円68が眼26の瞳孔70にマッチするように光学ユニット11が配置され、対象が標的(図示せず)を凝視すると、レーザービーム30が、眼26の水晶体内の固有の経路を通過し、一つの測定セッションから別の測定セッションに再現可能な位置で、測定が行われうる。ユーザーは、例えば楕円68を選択し、カーソルをドラッグして楕円68のいずれかの軸でサイズを調節することにより、楕円68の大きさを設定できる。この位置合わせ手順を使用して、眼26の手術または薬の投与など、様々な手順の前後に同じ対象を分析して、対象に行った手術または投与した薬の成功を評価しうる。
コンピュータ24は、眼の像50を複数の領域に分けるように、さらに設定されうる。図3に示すように、コンピュータ24は、像50の強度を分析し、像50を、眼26の皮質57、核上58、および核60の領域に分けうる。コンピュータ24は、眼の像50の分割を使用して、測定領域64の位置を決定するためにアセンブリ16を制御しうる。例えば、コンピュータ24は、核上58または核60の領域の散乱光強度を測定することを、特に選択しうる。特に、コンピュータ24は、例えば、眼26の中の角膜52に対して四つの異なる深さの測定領域64を用いて、測定を行わせうる。
システム10を使用して、準弾性光走査法(QLS)および他の形の走査法を単一のプラットフォーム/デバイスで実行しうる。例えば病気を示す凝集物など、特定のタイプのものに結合または付着し、はっきりと検出しうる態様で光に反応する、造影剤が導入されうる。造影剤は、光に反応して蛍光を発するように設定されるのが好ましく、その場合には、走査法は蛍光リガンド走査法(FLS)と呼ばれる。造影剤は、たとえば点眼、クリーム、ローション、塗剤、全身投与など、さまざまな方法で眼に導入されればよい。光源12は、特定の造影剤に適切な波長および偏光特性を有する。例えば、造影剤がフルオロフォア(fluorophor)である場合には、波長が薬剤の吸収スペクトルのピークに合わせられるのが好ましい。光源12は、薬剤が反応する光の波長に合わせられればよく、結果として得られた像の部分が、ピンホール38を通過してコンピュータ24により分析されることにより、凝集物の存在および量が決定されうる。造影剤は、(可視光スペクトルで発色する)発色団、光に反応して蛍光を発するフルオロフォア(例えば蛍光プローブ)や、可視光または非可視(例えば赤外)光に特徴的および検出可能的に反応する他の物質など、様々な形をとりうる。特徴的な反応は、固有である必要はないが、目的の領域における造影剤以外の物質の反応があるとすれば、それとは(例えば、波長および/または反応の程度が)異なるものである。蛍光造影剤は、眼26内の物質とは異なる波長の蛍光を発し、および/または眼26内の物質よりも(蛍光波長において)多く蛍光を発するのが好ましい。例示的なフルオロフォアは、米国特許第6,849,249号(参照により全体として本明細書に組み込まれる)に記載され、{(trans,trans),―1―ブロモ―2,5―ビス―(3―ヒドロキシカルボニル―4―ヒドロキシ)スチリルベンゼン(BSB)}などのChrysamineまたはChrysamine誘導体化合物を含む。システム10は、同じカメラ20を、QLSおよびFLS測定の両方に使用することもできる。システム10は、眼26のマッピング(例えば眼26のセクショニング)を助けるために、FLSおよびスリットビーム32による光学セクショニングを行いうる。図のように、二つのビーム30、32から散乱された光が、像50に一緒に記録されうる。さらに、コンピュータ24は、FLS測定を用いてQLS測定を確認し、および/またはQLS測定を用いてFLS測定および診断結果を確認できる。
したがって、哺乳類、例えば被験者の眼の組織を、アミロイドタンパク質またはプレアミロイドタンパク質凝集物に結合する、検出可能にラベルされた化合物に接触させることにより、システム10を診断目的で使用しうる。化合物は、タンパク質を含む他のβ―プリーツシートと比較して、アミロイドタンパク質に優先的に結合する。検出可能にラベルされた化合物は、蛍光プローブを含むのが好ましい。例えば、蛍光プローブまたはフルオロフォア(fluorophor)は、{(trans,trans),―1―ブロモ―2,5―ビス―(3―ヒドロキシカルボニル―4―ヒドロキシ)スチリルベンゼン(BSB)}などのChrysamineまたはChrysamine誘導体化合物を含む。Chrysamine Gおよびその誘導体は、従来技術において周知である(例えば、米国特許第6,133,259号;6,168,776号;6,114,175号)。これらの化合物は、Aβペプチドに結合するが、蛍光ではない。診断法は、眼の中のAβペプチドを検出するために、高親油性の蛍光アミロイド結合Chrysamine G誘導体を利用する。生物的に利用可能な親油性蛍光プローブも、使用されうる。このようなフルオロフォアおよびプローブは、例えば、オレゴン州ユージーンのMolecular Probes,Inc.から購入可能である。脳組織(眼の組織ではない)を分析するために、たとえば、X―34または{(trans,trans),―1―ブロモ―2,5―ビス―(3―ヒドロキシカルボニル―4―ヒドロキシ)スチリルベンゼン(BSB)}(Styren等,2000,J.Histochem.48:1223―1232;Link等,2001,Neurobiol.Aging 22:217―226;およびSkrovonsky等,2000,Proc.Natl.,Acad.Sci.U.S.A.97:7609―7614)などの染料が使用されている。これらのプローブは、青緑の範囲の光を放つため、診断上関連のある蛍光のレベルが、人の水晶体の青緑の範囲の自己蛍光の分量を上回る。他の有用な化合物には、Me―X04(1,4―ビス(4´―hydroxystyrl)―2―メトキシベンゼン)などの、検出可能なメトキシ剤が含まれる。他のメトキシ剤には、たとえば、{(trans,trans),―1―ブロモ―2,5―ビス―(3―ヒドロキシカルボニル―4―ヒドロキシ)スチリルベンゼン(BSB)}などのChrysamineまたはChrysamine誘導体化合物が含まれる。そのような化合物は、Mathis等,Curr.Pharm.Des.,vol.10(13):1469―93(2004);米国特許第6,417,178号;6,168,776号;6,133,259号;および6,114,175号に記載されており、その各々が、参照により全体として本明細書に組み込まれる。チオフラビンT、チオフラビンS、またはコンゴレッド染料のような非特異的アミロイド親和性プローブも使用されうる。
システム10、特にコンピュータ24は、測定結果の写真記録を提供できる。コンピュータ24は、取得したFLS数値ごとに、FLS数値を決定するために分析された光が像50のどこからのものか、という指示を提供できる。この様式で、コンピュータ24は、様々なFLS指示のもとの領域を記録できる。そして、FLS数値および対応する目的の領域を用いて、FLS数値が特定の病気または他の原因に対応するかを決定できる。眼26の一領域の凝集物を示す指示またはFLS数値は、病気または他の異常を表わしうるが、眼26の異なる領域では同じFLS数値が無害でありうる。したがって、コンピュータ24が、測定されたFLS数値を、FLS数値に到達するための測定が行われた眼26の中の対応する領域と結びつけるのが好ましい。
コンピュータ24は、眼26の異なる部分を分析して、像50における強度ピーク間の距離を決定するように、さらに設定されうる。例えば、強度ピークを用いて、例えば、対象の眼26に移植するための人工水晶体(IOL)のサイズなど、眼内インプラントの選択に用いるために、眼26の深さを決定しうる。したがって、システム10を用いて、使用する適切な眼内インプラントを、非侵襲的な様式で決定しうる。システム10を用いて、前眼房の深さ、角膜およびレンズ厚みなどを決定することもできる。
図1〜3をさらに参照しながら、図5を参照すると、システム10を使用して対象の眼26の中の物体を測定および分析するためのプロセス110には、図のステージが含まれる。システム10を使用してFLSおよび/またはQLSを実行するために、プロセス110を用いうる。しかし、プロセス110は例示的であり、制限的ではない。プロセス110は、例えば、ステージを追加、除去または再構成することにより、変更されうる。
ステージ112では、レーザー源12が、対象の眼26にレーザービーム30、32をあてる。眼26の断面を撮像できるように、ビーム32が、赤外光レーザー面を提供する。扇状ビーム32が、断面像50の形成を可能にする一方で、ペンシルビーム30が、眼の様々な領域の凝集物などの特有の特徴を分析するための、収束光を提供する。
ステージ114では、レーザービーム30、32からの眼26により散乱された光が、撮像される。眼26により散乱された光が、入射ビームの伝達方向に対して90°で収集されるのが好ましい。眼26により散乱された光は、レンズ14により、測定ミラー18上に収束される。測定ミラー18は、散乱光をカメラ20に反射し、カメラ20が、受け取った光を処理して眼26の断面像50を形成する。断面像50は、ビーム30による散乱光のオーバーレイを伴う、眼26の断面である。断面像50は、眼26の角膜、水晶体、および核の一部を含む、眼26の前部のものであるのが好ましい。カメラ20により、像の情報がコンピュータ24に提供され、コンピュータのモニタ88に表示される。
ステージ116では、眼26の像50の上に、楕円68が配置される。機器10のユーザーによって、光学ユニット11が配置され、楕円68の大きさが手動で決定されうる。例えば、楕円が眼26の瞳孔に対応するように、楕円68の大きさが決定され、光学ユニット11が動かされうる。異なる時に同一の眼26にプロセス110を繰り返し、時間を経て眼26の変化を比較するために眼26の同一の領域を確実に測定できるように、楕円68が眼26の上に繰り返し配置されうる。
状態118では、眼26の中の様々な領域が特定される。これは、コンピュータ24のユーザーによって、キーボード90および/またはマウス92などの入力デバイスを操作して手動で、または、コンピュータ24により自動的に行われうる。自動的に行われる場合には、コンピュータ24が、像50の強度パターンを分析し、眼の像の強度分布の既知の性質をもとに、眼26の様々な領域を特定する。コンピュータ24は、ビーム30の伝達方向に沿って進み、像50の中の大きな高強度の領域を見つけることによって角膜52を特定し、像50の中を眼26の内部に向かって進み、強度の低い大きな領域の後に像の強度が高くなる次の場所を見つけることによって、水晶体嚢56を特定する。コンピュータ24は、ビーム32によって散乱された絶対的および/または相対的強度レベルを線62に沿って分析することにより、皮質57、核上58および核60の領域を特定することによって、像50をさらに分割する。コンピュータ24は、角膜56と眼26の中の様々な領域との間の距離の指標を、たとえば様々な物質および眼26の領域の間のピクセル数の指標として保存する。
ステージ120では、眼26の所望の領域を測定するために、ビーム30からの散乱光が、測定ミラー18のピンホール38に導かれる。コンピュータ24が、モーター36に制御シグナルを送って、ミラー34を動かして操縦することにより、眼26の所望の領域からのビーム30の散乱光をピンホール38に導く。コンピュータ24が、測定が行われるのが望ましい眼26の所望の領域を決定する。ピンホール38に対応する測定領域66が所望の測定領域64に配置されるように、コンピュータ24がモーター36に制御シグナルを送信して、ミラー34を二軸で操縦する。コンピュータ24は、眼26の中の一連の所望の領域、たとえば、皮質、核上の二箇所の測定、核内の一箇所の測定など、眼の様々な領域に対応する一連の四つの領域に、測定領域64を配置しうる。他の数の測定および/または領域または領域内の測定の分布が用いられても良い。さらに、コンピュータ24は、特定の異常を診断するなどの目的で、眼26の特定の位置の眼26の特徴を測定するために、測定領域64を特定の領域または特定の場所に配置できる。例えば、アルツハマー病、TSE等に対応する凝集物を調査するために、測定領域64が核上58に配置されうる。ピンホール38に対応する測定領域から受け取った散乱光が集められ、光ファイバケーブル28によって検出器19に送られ、検出シグナルが相関器22に送られる。相関器22は、受け取った光の強度を経時的に分析するために相関関数を計算し、たとえば眼26の中の異常を決定するために、この分析の徴候をコンピュータ24に提供する。
ステージ120の間に実行されるステージ122では、システム10が、眼26の運動を調整する。コンピュータ24が、眼26の特定の部分、例えば水晶体嚢の場所を、水晶体嚢56の所望の場所との関係で決定するために像50を分析し、ミラー34の角度を調節して眼26の運動を調整するために、モーター36に制御シグナルを送る。したがって、システム10が比較的安定した眼26の像を提供でき、眼26の中の比較的安定した場所から測定を得られるため、測定された光強度が、眼26の所望のテスト位置における凝集物の存否および凝集物のタイプを正確に反映する。
ステージ124では、コンピュータ24が、診断目的で、相関器22からの測定結果を分析する。コンピュータ24は、眼26の中の測定領域64の場所についての知識と合わせて、相関器22からのデータを分析する。コンピュータ24は、この情報を用いて、眼26の中の凝集物または他の物質の存在およびタイプを決定でき、例えば、コンピュータのディスプレイ88によって、眼26の中の物質の存否および/またはタイプの徴候を、ユーザーに提供できる。
システム10は、様々な診断目的に広く適用できる。例えば、システム10を上述のように使用して、対象の様々なタイプの病気または他のタイプの異常を診断するために、凝集物を特定しうる。
システム10は、対象の眼に挿入される眼内インプラント、例えば人工水晶体のサイズの選択において使用するための、対象の眼の深さを測定するためにも、使用できる。
さらに、システム10は、麻酔を使用せずにFLSおよび/またはQLSを実行するためにも使用できる。動物に対する麻酔の使用は、麻酔下の人間以外の動物の眼の乾燥により、QLSを実行する可能性を阻害する。しかし、システム10は、麻酔を伴わずにQLSを実行できるため、このような測定による測定の質および診断結果を改善する。
システム10と類似のシステムを用いて、QLSおよびFLSの両方を実行できる。レーザー源12以外の光源が、使用されうる。例えば、光源は、本質的に全方向性(例えば電球)の、および/または扇状ビームを提供できる、および/またはペンシルビームを提供できる、スペクトルが広い光源でありうる。一つ以上の光源を用いて、一種類の方向性または様々な方向性の組み合わせを提供しうる。さらに、光スペクトル外のエネルギーを提供する一つ以上のエネルギー源が、光スペクトル外のエネルギーに反応する造影剤と組み合わせて使用されうる。例えば、マイクロ波、無線周波数エネルギー、磁場等に反応する造影剤が使用されうる。光および光以外のエネルギーの両方を集合的に提供する複数のエネルギー源、または単一のエネルギー源も、適切な形のエネルギーに反応する一つ以上の造影剤と組み合わせて使用されうる。これらの技術の使用によっては造影剤が蛍光を発することはないが、これらの技術はFLSの一部であると考えられる。
図1〜3をさらに参照しながら、図6を参照すると、対象の眼26にFLSを実行するためのプロセス150は、図のステージを含む。しかし、プロセス150は例示的であるにとどまり、制限的ではない。プロセス150は、例えば、ステージを追加、除去、または再構成することにより変更されうる。例えば、ステージ152が除去され、ステージ156が変更されて、以前に測定した強度と測定強度の比較が省かれうる。さらに、光に反応した蛍光の測定が以下に記載されるが、プロセス150は、上述のように他の形のエネルギーを使用し、および/または他の特徴を測定するように変更されうる。
ステージ152では、眼26が照射され、蛍光が測定される。眼26が光源よって照射され、照射に反応して眼26から放出される蛍光が、測定および記録される。放出された蛍光の大きさと、これらの大きさの場所とが相関付けられ、記録される。
ステージ154では、眼26に造影剤が導入される。造影剤は、眼26の中に存在しうる目的の物質/物体に結合するように設定され、光源からの光に反応して蛍光を発するように設定される。造影剤は、眼26に加えられる眼薬、静脈内など、様々な様式で導入されうる。
ステージ156では、眼26が光源からの光によって照射され、眼26からの蛍光が測定される。強度の大きさと場所が相関付けられて保存され、ステージ152で記録された大きさと比較され、ステージ152および156において類似の場所から測定された大きさが、比較される。比較には、大きさの差を分析するステップと、目的の物質/物体の存在を決定するステップと、実際に眼26の中に存在する場合には、物質/対象の分量を決定するステップが含まれる。アルツハイマー病などの病気の存在および/または段階などの対象の医学的状態など、目的の物質/物体の存在および/または量の意味に関して、結論が決定されうる。
図7は、本発明のいくつかの実施形態による、シャインプルーフ照射および造影システム160を示し、これには、以下のうちの一つ以上(好ましくは全て)が含まれうる:光源162、光学走査システム164、一対のフラットフィールドレンズ166及び170、二色性ビームスプリッタ172、スリットを伴う一対のミラー174&176、一対の検出器178及び180、一対のCCDカメラ182及び184、自己相関器186、コンピュータおよびモニタ188、および検眼鏡190。シャインプルーフ照射および造影システム160は、単一のユニットとして動かし、検眼鏡190でシステムを患者の眼に合わせうる。システム160は、レーザー光のビームを対象の眼168に送るように設定され、眼168から散乱された光が、第二フィールドレンズ170および二色性ビームスプリッタ172により、スリットを各自有するミラー174、176上に収束される。各ミラー174、176に入射する光の一部は、各ミラーのスリットから、それぞれQLSおよびFLS検出器180、178へ通過しうる。
検出器178、180の少なくとも一つ、および好ましくは両者が、分析のために自己相関器186に出力しうる。散乱光の他の部分は、ミラー174、176からCCDカメラ182、184にそれぞれ導かれればよく、散乱光および蛍光領域の像が、コンピュータ188に提供されうる。コンピュータ188は、相関器が受け取った光の相関関数および強度測定値を受け取ることもでき、相関関数および強度測定値を処理して、対象の病気の可能性および病気のタイプを決定するための診断検査を実行しうる。コンピュータ制御システムが、カスタマイズされたグラフィカル・ユーザー・インタフェイス(GUI)を通して、システムのいくつかの側面、好ましくは全ての側面をモニタするのが好ましい。
画像収集ソフトウェアが、像を集め、分析のためにそれらをファイルに保存しうる(ファイルが、前に開示されたように分析されうる)。検眼鏡190は、人間用の標準的な眼科用頭部レストおよび顎レストでよい。光学プラットフォーム全体が、(例えば)ジョイスティック制御により、眼168に対して配置される。可動域は、両眼の前部の任意の場所で測定を行うのに十分であるのが好ましい。霊長類および齧歯類の様々な動物試験のためには、頭部レストおよび顎レストにカスタムホルダーが適用または代用されうる。
光源162は、好ましくは一連のレンズおよび光学走査システム164により収束されて、垂直扇状ビーム光を発生する、偏光レーザービームを提供するように設定されうる。当業者には当然のことながら、光学走査システム164は、第一フラットフィールドレンズ166の物平面で光放出の線形掃引運動(ページを左右に横断する)を生じるための、複数の異なる方法のうちの一つを利用しうる。
複数のレンズ要素を含みうる、第一フラットフィールドレンズ166は、患者の眼168の前部を通る垂直の断面169をつくる虚像平面を形成するために、シャインプルーフの法則に基づく角度に傾けられるのが好ましい。照射の入射角は、患者の視線に対して45度であるのが好ましい。光学走査システム164を用いて、垂直扇状ビーム光を眼168の前部に掃引する。発散角が同様に急であるように、収束角が極めて急角度であるべきである。この例示的な設定により、断面169内の輪郭のくっきりした焦点領域が可能になるだけでなく、水晶体の後部から出る光が同様に発散し、網膜に達する際には低エネルギーであることが確実になる。
走査システム164を用いて、角膜の前の1〜2mm(例えば)から開始して眼168の前部にビーム光を10mm(例えば)横断させるのが好ましい。本実施形態においては特定の測定値が与えられるが、それらは例示的であるにとどまり、制限的ではない。垂直扇状ビーム光によって、(例えば)16〜33ミリ秒の眼のシングルパス走査時間がとられうる。収束された垂直扇状ビーム光は、像平面169で約50μm×10mm(幅かける長さ)のオーダーでありうる。所要出力は、眼に安全であるように選択される。安全性を確保するために、実時間出力モニタリングが取り入れられうる。
第二フラットフィールドレンズ170は、垂直扇状ビーム光を眼の前部断面169に走査しながら、例えば視線に対して45度でありかつ照射に対して90度で散乱光を結像するように、設定および/または設けられうる。複数のレンズ要素を含みうる第二フラットフィールドレンズ170は、患者の眼168の照射の像平面169と一致するのが好ましい、鋭く収束された物平面を形成するために、シャインプルーフの法則に基づく角度に傾けられうる。
二色性ビームスプリッタ172は、レーザーの励起波長を、ミラー表面にスリット孔(例えば)を伴う前面ミラー174に通すように設定および/または設けられうる。これが、QLS検出のための像平面であるのが好ましい。像の入射角が、患者の視線に対して45度であるのが好ましい。解像度および効率を最大化するために、QLS像平面で、好ましくは50μm×10mm(W×L)のオーダーの幅の水平(ページ平面の左右)に走るスリットを通して、QLSが検出されうる。検出器180(好ましくは光電子増倍管(photomultimplier tube))がスリットの後ろにあり、そのシグナルが、コンピュータおよびモニタ188にリンクされた自己相関器186に送達されればよい。
光扇状ビームの散乱像をスリットに走査しながら、検出器180および自己相関器186によりQLS測定が行われうる。(例えば)3〜33ミリ秒の走査の間に、(例えば)50ナノ秒〜50μ秒の範囲のサンプル時間がとられうる。これにより、数百ポイントの解像度が可能になる。情報がファイルに読み込まれ、コンピュータ188により分析されうる。断面構造の位置合わせおよび加算が、ソフトウェアアルゴリズムにより行われうる。
CCDカメラ182は、ミラー174から反射された光を受け取るように設けられ、および/または設定されうる。CCDカメラ182を用いて、大きな眼球運動を失格させ、像のスリットの動きを調整し、眼168の断面励起像を示しうる。カメラ182は、コンピュータ188にさらに接続され、コンピュータ188より表示するために、眼168の像に関係する情報をコンピュータ188に提供するように設定されうる。横断面カメラは、電荷結合素子(Charged Couple Device)(CCD)または相補型金属酸化膜半導体(CMOS)デバイスでありうる。光散乱分析の高速および低速の要素を図示する自己相関関数が作成されるとともに、傾斜決定から流体力学的半径(分子のサイズおよび分子量の代用)の概算値が導出されうる。
QLS測定は、角膜のライン走査である。他の実施形態においては、断面像にスリットを上下に走査することにより、または物および像平面の間に別の走査デバイスを配置することより、または光扇状ビームの代わりに単一の照射ポイントをラスターすることにより、二次元走査が行われうる。
蛍光リガンド走査法(FLS)は、アミロイド凝集物の存在を決定するための、重要な第二のツールである。垂直扇状ビーム光を眼168の前部断面に走査しながら、フラットフィールドレンズ170により、リガンドの蛍光が視線に対して45度でありかつ励起照射に関して90度で結像されうる。複数のレンズ要素を含みうるフィールドレンズ170は、患者の眼の照射の像平面169と一致する物平面を形成するように、シャインプルーフの法則に基づく角度に傾けられるのが好ましい。蛍光が、スリットを伴う前面ミラー176にリガンドの放出波長を反射する二色性ビームスプリッタ172を外れて結像されうる。これが、FLS検出のための像平面であるのが好ましい。像の入射角が、患者の視線に対して45度であるのが好ましい。解像度および効率を最大化するために、好ましくは50〜200μm×10mm(W×L)のオーダーの幅の縦に(ページ平面を上下に)走るスリットを通して、FLS像平面においてFLSが検出されうる。検出器178(好ましくは光電子増倍管(photomultimplier tube))がスリットの後ろにあり、そのシグナルが、コンピュータおよびモニタ188にリンクされた自己相関器186に送達されうる。
光扇状ビームの散乱像をミラー176のスリットに走査しながら、検出器178によりFLS測定が行われうる。(例えば)3〜33ミリ秒の走査の間に、(例えば)50ナノ秒〜50μ秒の範囲のサンプル時間がとられうる。これにより、数百ポイントの解像度が可能になる。情報がファイルに読み込まれ、コンピュータ188によって分析されうる。断面構造の位置合わせおよび加算が、ソフトウェアアルゴリズムにより行われうる。
CCDカメラ184は、ミラー174から反射された光を受け取るように、設けられおよび/または設定されうる。CCDカメラ184を用いて、大きな眼球運動を失格させ、像のスリットの動きを調整し、眼168の断面発光像を示しうる。カメラ184は、コンピュータ188にさらに接続され、コンピュータ188による表示のために、コンピュータ188に眼168の像に関する情報を提供するように設定されうる。断面カメラは、電荷結合素子(CCD)または相補型金属酸化膜半導体(CMOS)デバイスでありうる。
FLS測定は、角膜のライン走査である。他の実施形態においては、断面像にスリットを上下に走査することにより、または物および像平面の間に別の走査デバイスを配置することより、または光扇状ビームの代わりに単一の照射ポイントをラスターすることにより、二次元走査が行われうる。
QLSおよびFLSの像平面の両方に焦点を合わせたカメラ182、184が、それぞれ、断面像および蛍光像を提供しうる。カメラ182、184は、(例えば)30〜60fpsのフレームレートを有しうる。さらに、ミラー174、176のQLSおよびFLSスリットが、像の基点としての役割を果たすため、これらの像により、QLSおよびFLS測定の正確さおよび精度を高めるための、衝動性眼球運動および閉鎖(まばたき)のフィードバック情報が提供される。
カスタム微小球体で満たされたカスタムキュベットを使用して、システム160の較正が行われうる。複数の濃度の球体および異なる大きさの球体が、利用されうる。最初の較正は、視線に対して好ましくは45度回転されたスクエアキュベットによればよい。これにより、キュベットの表面が、入って来る照射および出て行く散乱に対して垂直であることが確保される。さらに、第二タイプのキュベットが、チューブ内のチューブにより作成されうる。半径およびそれらの位置が、角膜および眼間レンズに近いのが好ましい。内側チューブが微小球体で満たされ、外側チューブは水で満たされうる。
図8および10をさらに参照しながら、図9を参照すると、以下のうちの一つ以上(好ましくは全て)を含む、本発明のいくつかの実施形態による光散乱システム230:第一レーザー光源200、第一レンズ201、第一の二色性ビームスプリッタ202、第二レンズ203、第二レーザー源204、第一顕微鏡対物レンズ205、ミラー206、第三レンズ207、第二の二色性ビームスプリッタ208、第四レンズ209、第二顕微鏡対物レンズ210、光フィルタ211、検出器212、レンズマウント214、モーター215、第五レンズ216、第三二色性ビームスプリッタ217、スリット開口218、第二検出器219、第二モーター220、カメラ221、拡大像アラインメントカメラ222、第四ダイコリック(dichoric)ビームスプリッタ223、第二光フィルタ224、狭角ターゲット225、交差スポットアラインメントシステム226、広視野アラインメントカメラ227、および定位プラットフォーム228。システム230は、対象の眼にレーザー光のビームを送るように設定される。眼から散乱された光が、第一検出器212および第二検出器219に収束される。
第一レーザー光源200は、眼に導かれうるレーザービームを提供するように設定されうる。レーザー光源のビームは、約780nmの波長を有するのが好ましい。レーザー源200からの光は、第一レンズ201、第一の二色性ビームスプリッタ202、および第二レンズ203の組を通じて収束されて、眼に当たる光点を作る。収束された光点は、眼において直径(例えば)50〜200μmのオーダーである。所要出力は、眼に安全であるように選択されうる。安全を確保するために、実時間出力モニタリングが取り入れらうる。
第二レーザー光源204は、眼に導かれうるレーザービームを提供するように設定されうる。レーザー光源のビームが、(例えば)約405nmの波長を有するのが好ましい。例示的な実施形態においては、レーザー源204からの励起光を用いて、FLS測定が達成されうる。レーザー源204からの光が、第一顕微鏡対物レンズ205によって、ミラー206に収束されうる。顕微鏡対物レンズ205は、メカニズム213を用いて光学光路から排除されうる。顕微鏡対物レンズ205の除去により、眼において収束点にかわり視準ビーム光が生じる。視準光は、平行な光線を有し、したがって平面波面を含む光である。
ミラー206は、顕微鏡対物レンズ205からの光を、レンズ207、二色性ビームスプリッタ208、202、およびレンズ203内に反射して、眼に当たる光の収束点を作成するように、設定および/または設けられうる。
第四レンズ209は、二色性ビームスプリッタ208から外れて反射された光を、顕微鏡対物レンズ210およびフィルタ211を通して検出器212に収束するように、設定および/または設けられうる。検出器212は、開口上にピンホールを伴う光電子増倍管(PMT)タイプの検出器であるのが好ましいが、他のタイプの検出器が使用されてもよい。検出器212の開口が、システム230のFLS検出のための像平面でありうる。図示はしていないが、検出器212のPMTシグナルが、コンピュータおよびモニタに(例えば図7の188)リンクされた自己相関器(例えば図7の186)に送達されうる。
レンズマウント214が、レンズ203を保持するように設定され、モーター215に取り付けられうる。第二レーザー源204を起源とする光の収束点が、レンズマウント214に取り付けられうるモーター215の動きにより、患者の視線に対して好ましくは45度で眼に走査されうる。したがって、モーター215の動きにより、レンズ203が光線の軸に沿って動かされるのが好ましい。レンズの動きにより、焦点の場所が変わり、光の収束点が移動しうる。
眼に当たる収束点を選択することにより、眼の中に光錐が形成され、蛍光測定のために解剖学的に所望の場所で光強度が最大化されるとともに、水晶体の遠位にある網膜のより広いエリアにレーザーエネルギーが分散されうる。このデザインにより、過剰の露光によりダメージを受け易い網膜において「眼に安全な」レベルの照射を維持しながら、測定領域をより高出力で照射することができる。眼の安全のための具体的な計算は、ANSI Z136.1「Safe use of Lasers(レーザーの安全な使用)」の中に定められる。
水晶体に収束点を(好ましくは)不連続的ステップで移動させると、リガンドの蛍光放出が後方散乱され、システムを戻って結像され、レンズ203、および二色性ビームスプリッタ202を通って第二の二色性ビームスプリッタ208から外れて反射される。二色性ビームスプリッタ208から外れて反射された光は、上述のようにレンズ209を通り、顕微鏡対物レンズ210により、光フィルタ211を通って開口上にピンホールを有する検出器212へと一点に結像される。
検出器212により収集されたシグナルを用いて、目的の領域の蛍光反応を説明するために、いくつかの分析手法を実行しうる。たとえば、蛍光相関分光法を実行するための、時間に伴う光強度の自動相関、および、合計シグナルレベルを明らかにするために、既知の測定期間に伴う全強度および/または平均強度が、行われうる。
第五レンズ216は、好ましくは視線に対して45度でありかつ光源200からの照射レーザー光線の経路に対して90度で、眼から散乱された光を収束するように導かれおよび/または設定されうる。第五レンズ216は、第三二色性ビームスプリッタ217上に光を収束しうる。
第三二色性ビームスプリッタ217は、スリット開口218上に光を反射しうる。スリット開口218は、光が通過して第二検出器219によって受け取られうるように、設定されうる。これが、QLS検出のための像平面でありうる。像の入射角が、患者の視線に対して45度であるのが好ましい。解像度および効率を最大化するために、スリット218の幅が、50〜200μm×10mm(W×L)のオーダーであるのが好ましい。図示されてはいないが、検出器219(APDまたは類似の光検出器)のシグナルが、コンピュータおよびモニタに(例えば図7の188)リンクされた自己相関器(例えば図7の186)に送達されうる。
モーター220により、スリット開口218および検出器219を平行移動させることにより、光線の散乱像が走査されうる。検出器219および自己相関器により、QLS測定が行われうる。個々の場所/体積のサンプルは、30ミリ秒のオーダー(ビデオのワンフレーム)であり得、それから光学系は、目的の解剖学的領域において、次の測定を行うために眼の次の解剖学的場所を走査していく。水晶体嚢から皮質までを測定する好ましい方法は、眼の中を進みながら、約50〜200umの体積にあたる約33ミリ秒の「ステップ」で測定することを含みうる。望ましい特徴は、このプロセスが(心拍または他の眼の運動による)大きな眼球運動を伴わずに行われるのを可能にすることである。
単一のQLS測定セッションにおいてこのプロセスが何度用いられうるかについては制限がないため、測定は、数ミリ秒の短さでも、多数の「ステップ」の眼の反復「走査」を伴って数10秒の長さ(例えば)でもありうる。走査の間に、(例えば)1μ秒〜200μ秒の範囲のサンプル時間がとられうる。水晶体の様々な解剖学的特徴を捉えるために、走査速度が変えられ、心拍、眼の微小な断続性運動等を含む様々な理由による運動を加味するために、後処理されうる。情報は、ファイルに読み込まれ、コンピュータにより分析されうる。断面構造の位置合わせおよび加算が、ソフトウェアアルゴリズムにより行われうる。
カメラまたは類似の検出器221は、二色性ビームスプリッタ217内を進む眼からの散乱光を受け取り、解剖学的基準像を提供するように、設けられおよび/または設定されうる。カメラ221を用いて、大きな眼球運動を失格させ、像のスリットの動きを調整し、断面励起像を示しうる。カメラ221は、電荷結合素子Charged Couple Device(CCD)、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)、または像を取り込むための任意の他のタイプの適切なデバイスでありうる。光散乱分析の高速および低速の要素を図示する自己相関関数が作成されるとともに、傾斜決定から流体力学的半径(分子のサイズおよび分子量の代用)の概算値が導出されうる。QLS測定は、角膜のライン走査でありうる。検出シグナルのSN比を高めるために、追加的な光学フィルタが光路に配置されうる。
広視野アラインメントカメラ227は、技術者が、患者の眼にシステム230の位置を合わせるのを助けるように設定されうる。カメラ227により、技術者は、患者の位置を粗く合わせうる。
拡大像アラインメントカメラ222は、ビームスプリッタ223およびフィルタ224を通して見られる患者の虹彩の拡大像を提供するように、設定されて設けられうる。
システム230の位置合わせは、光学系230全体を左または右眼に対して、上下に動かして、ジョイスティック制御下で行われうる。オペレータが、虹彩中央の角膜頂端上で重なり合う二つのスポットを映写する、交差スポットアラインメントシステム226を用いて、手動で患者にデバイスの位置を合わせうる。眼およびアラインメントカメラ222、227に見える着色発光ダイオード(LED)により、ターゲットが照射されうる。照準のための追加的な照射を提供するために、赤外線(IR)LED照射スキームが含まれうる。
狭角ターゲット225は、患者が目で凝視するためのスポットターゲットを提供するために、ビームスプリッタ223から外れてフィルタ224を通って反射されるように設定および/または設けられうる。ターゲットは、赤色LEDのバックライトにより照射されうる。患者の視度補正を加味するために、ターゲット225の焦点は調節可能でありうる。スポットターゲットは、約2度の角度をなしうる。使用においては、患者が眼鏡をはずし、ターゲット225が、所定の平均出力指示に調節されうる。凝視ターゲット225と拡大像カメラ222の光軸を合わせて、眼の視軸と同軸の正面図を提供しうる。
定位プラットフォーム228は、人間用の標準的な眼科用頭部レストおよび顎レストでありうる。上述のようにジョイスティック制御により、光学プラットフォーム全体が眼に対して配置されうる。可動域は、両眼の水晶体の任意の場所で測定行うのに十分であればよい。霊長類および齧歯類の様々な動物試験のためには、頭部レストおよび顎レストにカスタムホルダーが適用または代用されうる。
上述のように、手動またはモーターで作動しうるメカニズム213により顕微鏡対物レンズ205を除去することによって、代替的な測定の実施形態が実行されうる。光源204からの光の光路から顕微鏡対物レンズ205を除去することにより、光源204からの励起光が視準ビームとして放射されうる。適切な視準光学系の付加により、質の低いレーザーの視準を達成しうることが、公知技術である。この実施形態のフォーマットにおいては、視準されたペンシルビーム光が眼を通り、相対的に視準されたスポットとして網膜に当たりうる。適切に選択された検出器および光学系により、この配置は、眼に安全でないレベルでのレーザー照射を必要とせずに、十分な照射を供給できる。
この視準ビームの設定においては、検出器212、219の両方を用いて、多くの測定を実行できる。視準されたペンシルビームが水晶体に配置され、リガンドの蛍光放出が後方散乱され、システムを戻って結像されて、検出器212でFLSが測定されうる。また、リガンドの蛍光放出が全方向に放出され、レンズ216によって、好ましくは視線に対して45度でありかつ照射ビーム経路に対して90度で結像されうる。光は、ビームスプリッタ217から外れて、スリット218上に結像され、スリットの後ろにある検出器219でQLSを測定しうる。この検出器219によって集められたシグナルを用いて、目的の領域の蛍光反応を説明するために、いくつかの分析手法を実行しうる。たとえば、405nmナローパスフィルタが検出器のすぐ前に配置された時の、780nmで行われる測定と類似の405nmでのQLSの実行、蛍光相関分光法を実行するための、時間に伴う光強度の自動相関を行うことができ、合計シグナルレベルを明らかにするために、既知の測定期間に伴う全強度および/または平均強度が行われうる。この設定において、フィルタ選択を適切に変更して、FLS検出も行われうる。
他の代替的な実施形態においては、システム230を用いて、リガンドの蛍光減衰特性を検出し、水晶体の自己蛍光などの他の蛍光源からリガンドによる蛍光を分離するための代替的な方法を可能にしうる。これは、部分的には高速切換能力を伴う405nmレーザー源204を選択することにより、または、高速スイッチまたはシャッタ(qスイッチ等)229を励起ビーム経路、またはいずれかの検出経路(上述の)に配置し、前述の任意の蛍光検出経路を用いることにより、行われうる。
システム230の光学測定は、約150μmを上回る眼の並進動作に対して、極めて高感度である。元の実施形態においては、モーションアーティファクトの大きな光源は、鼓動に伴う運動により誘発される眼球運動であった。これらの予測可能なアーティファクトを回避するために、多くの方法が用いられうる。
解剖学的構造との関係で測定体積の相対的位置を評価することにより、または相関関数を評価して、この評価による運動の顕著な特徴を見つけることにより、スリットランプカメラ221における解剖学的構造の位置のモーションアーティファクトを認識する、コンピュータアルゴリズムが利用されうる。
鼓動によるモーションアーティファクトを回避するための第二のアプローチは、データ収集を心拍に同期させることでありうる。人間の安静時の心拍数は、通常は一分当たり50〜85回[BPM]であるが、病的な頻脈の場合には120BPMを越えうる。測定を鼓動間の休止期間に同期させることにより、このアーティファクトを回避しうる。
測定を心拍間の休止期間に同期させる方法は、以下を含む。
i.対象に心拍数モニタを配置し、対象の心拍数を用いて、データ収集の開始および停止を制御し、目的の解剖学的領域の測定の数および位置的分布を計算する。これは、任意の数の市販または特注の心拍数モニタシグナルを使用して行われうる。
ii.心拍数モニタを、前額または顎レストなど、デバイスの都合の良い接触ポイントに組み入れ、対象の心拍数を用いて、データ収集の開始および停止を制御し、目的の解剖学的領域の測定の数および位置的分布を計算する。これは、適切な場所に電極を伴って、任意の数の市販または特注の心拍数モニタシグナルを使用して行われうる。
iii.組み込まれたペースメーカーを伴うシステム230を構築し、ペースメーカーを用いて、心拍およびデータ収集の両方を適切な様式で調節して、純粋なデータ収集を確保する。
他の実施形態は、本発明の範囲および趣旨の範囲内である。例えば、ソフトウェアの性質により、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤ、またはこれらの任意の組み合わせを用いて、上述の機能が実行されうる。機能の部分が異なる物理的場所で実行されるように分散することを含めて、機能を実行する特徴を様々な位置に物理的に設置することもできる。
さらに、上述の記載は本発明に関するが、記載には、二つ以上の発明が含まれうる。
図1は、本発明のいくつかの実施形態による、患者の眼の中の光散乱の測定に使用するための、光散乱システムの斜視図である。 図2は、図1に示されるコンピュータのブロック図である。 図3は、図1に示されるシステムにより、ペンシルビームおよび扇状ビームレーザーの両方をオンにして提供された、眼の断面像である。 図4は、図1に示されるシステムにより、ペンシルビームレーザーだけをオンにして提供された、眼の断面像である。 図5は、図1に示されるシステムを使用して、対象の眼からの光散乱を測定するプロセスの、ブロック流れ図である。 図6は、本発明のいくつかの実施形態による、蛍光リガンド走査法を実行するプロセスの、ブロック流れ図である。 図7は、本発明のいくつかの実施形態による、患者の眼の中を測定するためのシャインプルーフ照射の走査、およびシャインプルーフ撮像システムの走査の、ブロック図である。 図8は、本発明のいくつかの実施形態による、患者の眼の中の光散乱の測定に使用するための、光散乱システムの一部の側面図である。 図9は、本発明のいくつかの実施形態による、患者の眼の中の光散乱の測定に使用するための、光散乱システムの斜視図である。 図10は、本発明のいくつかの実施形態による、患者の眼の中の光散乱の測定に使用するための光散乱システムの、患者の頭部との関係での斜視図である。

Claims (61)

  1. 対象の眼に準弾性光散乱法を実行するためのシステムであり、前記システムが、
    前記対象の眼に向かって光を伝達するように設定された光源と、
    前記光源から送られて前記対象の眼により散乱された光を、収束するように設定されたレンズと、
    前記収束光の少なくとも一部を受け取るように設けられ、前記受け取った光の第一部分を反射するように設定された測定反射器と、
    前記受け取った光の前記第一部分を受け取るように設定されて設けられ、前記受け取った光の前記第一部分に対応する像の徴候を提供するように設定されたカメラと、
    前記カメラに連結され、前記像の光強度を分析して、前記眼の一部の界面に対応する基準点の場所を決定するように設定されたプロセッサ
    を含む、システム。
  2. 前記基準点が、前記眼の水晶体嚢の界面に対応する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記基準点が、前記眼の前記水晶体嚢と前眼房との間の界面に対応する、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記基準点が、前記眼の水晶体後嚢の界面、空気と角膜の界面、角膜と房水の界面、および網膜の界面のうちの一つに対応する、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記光源およびプロセッサが、蛍光リガンド走査法を実行するように設定される、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記対象の眼に入る前記光の経路に対してほぼ90度でのみ散乱された光が収集および分析されるように設定される、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記光源が、赤外光を伝達するように設定される、請求項1に記載のシステム。
  8. 請求項7に記載のシステムであって、前記測定反射器が、前記受け取った光の前記第一部分を反射するように設定されたミラーを含み、前記ミラーが、前記受け取った光の第二部分が前記ミラーによって反射されずに通れるように設定された開口部を画定し、前記システムが、前記受け取った光の前記第二部分を受け取り、測定された散乱光強度を経時的に相関させるために、前記反射器に連結された相関器をさらに含む、システム。
  9. 前記受け取った光の前記第二部分が、前記基準点に対して前記眼の選択された部分から散乱された光に対応するように、前記プロセッサが前記測定反射器を作動させるように設定され、前記プロセッサが前記相関器に連結され、前記受け取った光の前記第二部分の徴候を分析するように設定される、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記プロセッサが、前記受け取った光の前記第二部分の前記徴候と、前記受け取った光の前記第二部分を散乱した前記眼の場所とに基づいて、前記対象の医学的状態に関連した物質の存在の指示を提供するように設定される、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記プロセッサが、前記像の光強度を分析して、前記基準点に対する前記眼の領域の場所を決定するように設定される、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記プロセッサが、前記像の前記光強度を、前記光強度を伴う前記光を散乱した領域に結び付けるように設定される、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記プロセッサが、前記眼の核上、核、および皮質の場所を決定するように設定される、請求項11に記載のシステム。
  14. 前記プロセッサに連結されたディスプレイをさらに含み、前記プロセッサが、前記プロセッサに前記像の中に楕円を表示させるように設定される、請求項1に記載のシステム。
  15. 前記プロセッサが、前記像に対して前記楕円の大きさおよび位置を調節するように設定される、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記プロセッサが、前記像の光強度を分析して、前記眼の虹彩の場所を決定し、前記像の前記虹彩の上に、前記楕円の大きさを決定して配置するように設定される、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記プロセッサが、前記システムのユーザーからの入力に応じて、前記楕円の前記大きさを調節するように設定される、請求項15に記載のシステム。
  18. 前記光源が、ペンシルビーム光および扇状ビーム光を伝達するように設定される、請求項1に記載のシステム。
  19. 光散乱診断法であり、
    対象の眼にペンシルビーム光を伝達するステップと、
    前記対象の眼により散乱された前記ペンシルビームからの光を得るステップと、
    前記得られた散乱光を分析して、前記眼の一部の界面に対応する基準点の場所を決定するステップ
    を含む、方法。
  20. 前記分析が、前記眼の水晶体嚢の界面に対応する点として前記基準点を決定するステップを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記分析して前記基準点を決定するステップが、眼により散乱された光の強度を評価して、前記ペンシルビームの伝達線に沿って高強度の第一領域および第二領域を決定するステップを含み、前記第一領域と第二領域とは、前記ペンシルビームからの散乱光を実質的に伴わない比較的大きな第三領域により隔てられ、前記第二領域が、前記伝達線に沿って前記ペンシルビーム源からより遠くにあり、前記第二領域が、前記水晶体嚢に対応するように決定される、請求項20に記載の方法。
  22. 前記分析が、前記眼の前記水晶体嚢と前眼房との間の界面、水晶体後嚢の界面、空気と角膜の界面、角膜と房水の界面、および前記眼の網膜の界面のうちの一つに対応する点として、前記基準点を決定するステップを含む、請求項19に記載の方法。
  23. 前記分析が、前記眼の皮質、核上、および核の場所を決定するステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  24. 前記基準点に対して前記眼の選択された部分から散乱された光の強度を分析して、前記選択された部分の物質の物理的性質を決定するステップと、
    前記選択された部分の前記物質の前記物理的性質の指示を提供するステップ
    をさらに含む、請求項19に記載の方法。
  25. 前記指示を提供するステップが、前記眼の核上の凝集物の存在の指示を提供するステップを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記得られた光から像を形成するステップと、
    前記得るステップの前に、前記ペンシルビームを反射するステップと、
    前記得られた光の特定部分の所望の位置に対して、前記像における前記得られた光の前記特定部分の実際の位置を決定するステップと、
    前記反射を変更させて、前記得られた光の前記特定部分の、前記実際の位置と前記所望の位置との離開を減少させるステップ
    をさらに含む、請求項19に記載の方法。
  27. 前記得るステップが、前記ペンシルビームの伝達方向に対して約90°でのみ眼により散乱された光を得るステップを含む、請求項19に記載の方法。
  28. 前記対象の眼に扇状ビーム光を伝達するステップと、
    前記対象の眼により散乱された前記扇状ビームからの光を得るステップと、
    対象の眼により散乱された前記得られた扇状ビーム光から、前記眼の像を形成するステップと、
    前記像の上に、前記像における前記眼の虹彩の大きさおよび場所に近い楕円を重ねるステップ
    をさらに含む、請求項19に記載の方法。
  29. 前記重ねるステップが、コンピュータにより自動的になされ、前記コンピュータによる前記像の光強度の分析を通して前記コンピュータにより形成される、請求項28に記載の方法。
  30. 前記方法が、準弾性光散乱法を含み、デバイスを使用して実行され、前記方法が、同じデバイスを使用して蛍光リガンド走査法を実行するステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  31. 蛍光リガンド走査法を実行するステップが、
    前記対象の眼を照射するステップと、
    前記眼に造影剤を導入する前に、前記眼の第一蛍光データを測定するステップと、
    前記造影剤を前記眼に導入するステップと、
    前記眼に前記造影剤を導入した後に、前記眼の第二蛍光データを測定するステップと、
    前記第一データと第二データとを比較するステップ
    を含む、請求項30に記載の方法。
  32. 対象の眼の画像診断のためのシステムであり、前記システムが、
    放射線の誘導放出により光を伝達するように設定された光源と、
    前記光源から垂直扇状ビーム光を発生し、前記垂直扇状ビームを左右に線形掃引するように設定された光学走査デバイスと、
    前記光学走査デバイスから送られた光を収束して、対象の視線と共面であり、かつ前記対象の眼の一部を通る垂直の断面である虚像平面を作るように設定された第一レンズと、
    前記光学走査デバイスから送られ、前記対象の眼により散乱された光を収束して、前記対象の眼の前記虚像平面と一致する輪郭のくっきりした焦点平面を作るように設定された第二レンズと、
    前記収束光の少なくとも一部を受け取るように設けられ、前記受け取った光の第一部分を反射するように設定された第一測定反射器と、
    前記受け取った光の前記第一部分を受け取るように設定されて設けられ、前記受け取った光の前記第一部分に対応する像の徴候を提供するように設定された第一カメラと、
    前記カメラに連結され、前記像の光強度を分析して前記眼の一部の界面に対応する基準点の場所を決定するように設定されたプロセッサ
    を含む、システムであり、
    前記光学走査デバイスによる前記垂直扇状ビームの左右の前記線形掃引により、前記垂直扇状ビーム光が、前記対象の眼の前記虚像平面に沿って内外に行き来する、
    システム。
  33. 前記基準点が、前記眼の水晶体嚢の界面に対応する、請求項32に記載のシステム。
  34. 前記基準点が、前記眼の前記水晶体嚢と前眼房との間の界面に対応する、請求項33に記載のシステム。
  35. 前記基準点が、前記眼の水晶体後嚢の界面、空気と角膜の界面、角膜と房水の界面、および網膜の界面のうちの一つに対応する、請求項32に記載のシステム。
  36. 前記光源およびプロセッサが、蛍光リガンド走査法を実行するように設定される、請求項32に記載のシステム。
  37. 前記光源が、赤外光を伝達するように設定される、請求項32に記載のシステム。
  38. 前記対象の眼に入る前記光の経路に対してほぼ90度でのみ散乱された光が収集および分析されるように設定される、請求項32に記載のシステム。
  39. 前記測定反射器が、前記受け取った光の前記第一部分を反射するように設定されたミラーを含み、前記ミラーが、前記受け取った光の第二部分が前記ミラーにより反射されずに通れるように設定された開口部を画定し、前記システムが、前記受け取った光の前記第二部分を受け取り、測定された散乱光強度を経時的に相関させるために、前記反射器に連結された相関器をさらに含む、請求項38に記載のシステム。
  40. 前記受け取った光の前記第二部分が、前記基準点に対して前記眼の選択された部分から散乱された光に対応するように、前記プロセッサが前記測定反射器を作動させるように設定され、前記プロセッサが前記相関器に連結され、前記受け取った光の前記第二部分の徴候を分析するように設定される、請求項39に記載のシステム。
  41. 前記プロセッサが、前記受け取った光の前記第二部分の前記徴候と、前記受け取った光の前記第二部分を散乱した前記眼の場所とに基づいて、前記対象の医学的状態に関連した物質の存在の指示を提供するように設定される、請求項40に記載のシステム。
  42. 前記システムが、前記収束光の少なくとも一部を受け取るように設けられ、前記受け取った光の第二部分を反射するように設定された第二測定反射器をさらに含む、請求項39に記載のシステム。
  43. 前記システムが、前記受け取った光の前記第二部分を受け取るように設定されて設けられ、前記受け取った光の前記第二部分に対応する像の徴候を提供するように設定された第二カメラをさらに含む、請求項42に記載のシステム。
  44. 前記システムが、前記収束光の少なくとも一部を前記第二測定反射器に反射し、前記収束光の少なくとも一部を前記第一測定反射器に伝達するように設定されて設けられた二色性ビームスプリッタをさらに含む、請求項43に記載のシステム。
  45. 前記プロセッサが、前記像の光強度を分析して前記基準点に対する前記眼の領域の場所を決定するように設定される、請求項32に記載のシステム。
  46. 前記プロセッサが、前記像の前記光強度を、前記光強度を伴う前記光を散乱した領域に結び付けるように設定される、請求項45に記載のシステム。
  47. 前記プロセッサが、前記眼の核上、核、および皮質の場所を決定するように設定される、請求項45に記載のシステム。
  48. 前記プロセッサに連結されたディスプレイをさらに含み、前記プロセッサが、前記プロセッサに前記像の中に楕円を表示させるように設定される、請求項32に記載のシステム。
  49. 前記プロセッサが、前記像に対して前記楕円の大きさおよび位置を調節するように設定される、請求項48に記載のシステム。
  50. 前記プロセッサが、前記像の光強度を分析して、前記眼の虹彩の場所を決定し、前記像の前記虹彩の上に、前記楕円の大きさを決定して配置するように設定される、請求項49に記載のシステム。
  51. 前記プロセッサが、前記システムのユーザーからの入力に応じて、前記楕円の前記大きさを調節するように設定される、請求項49に記載のシステム。
  52. 対象の眼に蛍光リガンド走査法を実行するためのシステムであり、前記システムが、
    前記対象の眼に向かって光を伝達するように設定された光源と、
    前記光源から前記対象の眼に向かって送られた光を収束して、前記眼に当たる光の収束点を作るように設定されて設けられた第一顕微鏡対物レンズと、
    可動第一レンズに連結され、前記第一顕微鏡対物レンズから送られた前記光の収束点を、前記可動第一レンズを通して、前記対象の眼の中に配置するように設定されたアクチュエータと、
    前記光源から送られて前記対象の眼により散乱された光を収束するように設定されたレンズと、
    前記受け取った光の第一部分を受け取るように設定されて設けられ、前記受け取った光の前記第一部分に対応する像の徴候を提供するように設定された、光電子増倍管検出器と、
    前記光電子増倍管検出器に連結され、前記像の光強度を分析して前記眼の一部の界面に対応する基準点の場所を決定するように設定されたプロセッサと
    を含む、システム。
  53. 前記対象の眼により散乱され、前記光電子増倍管検出器で受け取られる前記光が、前記光源から送られる前記光とほぼ類似の経路に沿って進む、請求項52に記載のシステム。
  54. 前記光源に、前記対象の眼に向かって視準ビームとして光を伝達させるために、前記第一顕微鏡対物レンズが除去される、請求項52に記載のシステム。
  55. 前記システムが、
    前記光源から送られて前記対象の眼により散乱された光を収束するように設定された第二レンズと、
    前記第二レンズからの前記受け取った光の第一部分を受け取るように設定されて設けられ、前記受け取った光の前記第一部分に対応する像の徴候を提供するように設定された検出器と
    をさらに含み、
    前記プロセッサが前記検出器にさらに連結され、前記像の光強度を分析して前記眼の一部の界面に対応する基準点の場所を決定するように設定され、
    前記対象の眼により散乱されて前記第二レンズにより収束される前記光が、前記対象の前記視線に対して45度でありかつ前記光源からの前記光の経路に対して90度の経路に沿って進む、
    請求項53に記載のシステム。
  56. 前記システムが、前記第二レンズにより受け取られる前記光の経路に設けられた第一の二色性ビームスプリッタと、前記光源からの前記光の経路に設けられた少なくとも第二の二色性ビームスプリッタとをさらに含み、前記第一の二色性ビームスプリッタおよび少なくとも第二の二色性ビームスプリッタが、検出器に受け取られる光の少なくとも一部を反射するように設定される、請求項55に記載のシステム。
  57. 前記システムが、前記光源から前記対象の眼に向かって進む前記光の前記経路内のポイントに設けられた高速シャッタをさらに含む、請求項52に記載のシステム。
  58. 前記システムが、心拍数モニタをさらに含み、前記プロセッサが、データ収集を心拍間の休止期間に同期させるように設定される、請求項52に記載のシステム。
  59. 前記心拍数モニタが、前記対象の前額レストの一部として設定される、請求項58に記載のシステム。
  60. 前記心拍数モニタが、前記対象の顎レストの一部として設定される、請求項58に記載のシステム。
  61. 前記システムが、前記対象の心拍を調節するように設定されたペースメーカーをさらに含み、前記プロセッサが、データ収集を心拍間の休止期間に同期させるように設定される、請求項52に記載のシステム。
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