JPH03500131A - 眼像静止装置 - Google Patents

眼像静止装置

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JPH03500131A
JPH03500131A JP50681588A JP50681588A JPH03500131A JP H03500131 A JPH03500131 A JP H03500131A JP 50681588 A JP50681588 A JP 50681588A JP 50681588 A JP50681588 A JP 50681588A JP H03500131 A JPH03500131 A JP H03500131A
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JP50681588A
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ケスター,チヤールズ・ジエイ
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ザ・トラステイーズ・オブ・コロンビア・ユニヴアーシテイ・イン・ザ・シテイ・オブ・ニユー・ヨーク
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 U1211聚1 本明細書は1984年3月16日出願米国特許第590,414号の一部係属出 願であり、かかる特許の内容は参照により本明細書に包含されるものとする。
1吋血宵遣 本発明は、特に拡大された場合に検査過程に干渉する微動を行なう被検体を検査 するための方法に関する1例えば、眼球内の構造を高倍率で検査する場合、眼球 の敏速な不随意運動が制限要因となることが多い、かかる眼球微動は精密検査に 干渉するばかりでなく、鏡面顕微鏡(specularmieroseope) のごとき拡大装置の正確な焦点合わせを無効にし、従って閃光写真撮影を困難に する。更に網膜のレーザ光凝固のような治療、特に柱状網構造体(trabec ular+*eshwork)のレーザ治療においては、眼球運動は有効な治療 に干渉し得る。
眼球内を精密検査するためには、検眼球鏡、生体顕微鏡または鏡面顕微鏡といっ た多数の光学装置が使用される。
間接検眼鏡のごとき低倍率の用途においては、協力的な患者でさえも制御できな い不随意の眼球微動の影響はわずかなものである。
しかしながら高倍率の装置においては、かかる眼球運動は、倍率が高くなる程か なりめんどうなものになる。このような突然の眼球微動は多くは1秒間に約1回 の割合で起こる。可動域は角度にして数分にすぎないが、例えば角膜細胞の像に ひどいぼけを生じさせ得る。更に、かかる運動に伴なう角膜位置の変化は当該像 の焦点をぼかし易い。
これまでに、眼球運動を減少させたり精密検査における眼球運動の悪影響を少な くするための種々の方法が提案された0例えば1つの方法は、角膜を所謂浸漬円 錐形対物レンズ(dipping cone objective)と接触させ ることである。
かかる対物レンズの最も″外側のエレメントは、わずかな圧力で角膜に接触して 角膜の検査軸に沿った運動を実質的に防止し、運動が完全に取り除かれなくとも 眼球の回転運動は阻止する平坦な磨きガラス面を有する。上記接触は、患者にと って不快であったり、わずかに摩損を生じたり、得られる像の品質に悪影響を与 える結果となり得る0診断用コンタクトレンズを使用することも一般的に実用化 されている1診断用コンタクトレンズは通常は角膜に接触させて手で保持され、 その結果、眼球が回転したときに眼球と一緒に動くことはない、これらの主な機 能は、眼底及び所定の他の内部領域を、例えば生体H微鏡を通して低倍率で見せ ることである。かかるレンズは、眼球と接触していることとコンタクトレンズの 慣性とによって、眼球運動を幾分少なくし得える。しかしながら眼球が動いたと きに、かかるレンズを通して見える像は依然として動いてしまう。
他の提案は、眼球が頻繁に回転微動する際に眼球と一緒に動き、しかも眼球の回 転中心に当該平面の虚像を形成するように設計されたコンタクトレンズを使用す る。かかる虚像は眼球の回転中心に位置するので、像は、コンタクトレンズが眼 球と一緒に動く限りは、眼球が回転するにつれて横断方向または長手方向のいず れにも移動しない、この虚像は、目視検査または写真撮影のために固定光学装置 によって再度結像される。当該平面は、角膜の内皮もしくは上皮細胞層、水晶体 の上皮細胞層、水晶体もしくは硝子体の奥行き内の領域または網膜とすることが できる。コンタクトレンズの厚さに沿ったその光学的な度は、像がつくられる平 面の眼球内の深さを決定する。この提案は、本発明者らの1980年4月14日 出願の先願米国特許及び1983年10月18日発行の米国特許第4,410, 245号明細書に記載されている。前記特許は参照のため本明細書に包含される ものとする。この方法は眼球の不随意運動の影響を小さくする役目をするが、瞼 が、コンタクトレンズを眼球の上に位置決めするのに干渉するのを制する上で困 難が生じる。コンタクトレンズを角膜にしっかりと付着させて維持するために、 軽く吸引することができるが、これは他の困難な要素をもたらし得る。この装置 は、患者によって異なる位置にあり、しかも所与の眼においても眼球運動の性質 に従ってわずかに異なる位置を有し得る眼球の回転運動の中心に依存している。
他の困難な要素とは、患者の眼球に対して固定されたコンタクトレンズの光学素 子は、患者の動きによって観察装置の光学系の中心が合わせられたまま維持され 得ないことに生じる。
公知の従来技術の提案とは対照的に、本発明は、眼球のような被検体の像を、か かる被検体の運動が微小であり、しかもその被検体に接触17得る場合に静止さ せる装置及び方法を提供する0本発明の装置の実施態様は、眼球と接触し且つ眼 球と共に動く接触エレメントと、前記接触エレメントに対して固定されており且 つ眼球の選択された領域の像を形成するレンズとを具備する接触エレメント構造 体を包含する。接触エレメント構造体は、眼球の外部にある点の周りで自由に回 動するように支持されており、形成された像は、眼球微動と一緒に横方向に動く ことはない、当然ながら像は一般に像静止装置の回転運動とともに回転する。
しかしながら像は横方向には移動せず、像の中心がち離れたところに位置する点 は、観察者に向かうかまたは観察者から遠ざかるいずれかの長手方向にわずかに 移動する1回転運動が小さい場合には、かかる長手方向の動きは一般に無視し得 る。
従って、本発明を使用する長所の1つは、コンタクトレンズを眼球上に置く必要 がないことである。もう1つの長所は、接触エレメント構造体の回転中心が、特 定の患者の眼の構造によってよりはむしろ本発明の装置によって確定されること である。従って、像は所定の安定した位置にあり、光学素子は検査器具に関して 中央に維持される。更なる長所は、種々の屈折異常を有する患者の眼底を検査す る上で、レンズの泣1を調整することにより像を静止させ得ることである。多数 の他の長所は、本明細書の以下の記述及び本発明の実施態様の説明から当業者に は明らかになるであろう。
i肌五JIJ2 本発明は、支持体と、眼球外部にあり且つ光軸と直交する2つの軸の交点によっ て規定される回動点の周りで、前記光軸に対して横断方向の眼球の回転微動と一 緒に動くように前記支持体によって支持されている接触エレメント構造体とを備 えた、患者の眼球の成る領域の静止像を形成するための装置に間する。前記接触 エレメント構造体は、眼球の動きに応答して回転動作を含む移動をするような形 状で且つ眼の角膜または眼の角膜を被覆するレンズもしくはフィルムと接触し、 像が眼球運動と一緒に動かない静止した像を形成するように位置決めされている 表面を有する透明プレートを備えている。” 好ましい実施態様においては接触エレメント構造体は更に、正または負の対物レ ンズのごときレンズを備えている。
更に該装置は眼球内の選択的な領域に、接触エレメント構造体を通過し、眼球運 動にかられらず該選択的領域に当たり続ける光ビームを照射する手段を備えてい る。
図面の簡単な説明 第1図は、角膜を検査するための像静止装置として本発明を使用する非限定的な 実施態様の概略図である。
第2図は、眼球運動に伴なう接触エレメント構造体の回動を示す第1図に示した 装置の部分図である。
第3図は、眼底のための像静止装置として本発明を使用する別の非限定的な実施 態様の図である。
回動を示す図である。
第5a図は、角膜に適した本発明の検眼装置の実施態様の部分断面部分立面図で ある。
第5b図は、ジンバルリング及び軸受の構成を示す立面図である。
第5c図は、センタリングキーを付加した第5a図と同様の図である。
第6図は、眼底に適した像静止装置の実施態様の接触エレメント構造体の断面図 である。
第7図は、種々の程度の屈折異常を有する眼球を検査するのに適した、レンズ位 置が調整可能な像静止装置の実施態様の接触エレメントの断面図である。
第8図は、レーザビームを像静止装置を通して眼球内の成る領域に向けて照射し 、同時に検査員が眼球内のレーザビームの位置を監視できる本発明の非限定的な 実施態様の図である。
第9図は、像が観察者の網膜に対して静止しているように、像が観察者の眼球に 本発明の光学装置を通して与えられる本発明の別の実施態様の図である。
第10図は、眼の水晶体嚢後部の像を静止させる本発明の実施態様の図である。
第11図は、前眼房の隅角(angle)の像を静止させるための本発明の使用 の図である。
第12図は、眼球以外の被検体の検査への本発明の適用を示す図である。動物研 究においては、呼吸及び/または心臓の鼓動に起因する組織の運動が精密検査ま たは測定に干渉することがある。
第13図は、正のレンズを使用する別の実施態様の図である。
第14図は、静止像が回動点に位置しない第13図の実施態様の拡張を示す図で ある。
第15図は、眼球後部のための本発明の更に別の実施態様の図である。
第16図は、レンズを使用しない本発明の実施態様を示す図である。
第17図は、負のレンズ面を付加した第16図の実施態様の別の形態を示す図で ある。
第18図は、負のレンズを付加した第16図の実施態様の更に別の構成の図であ る。
第19図は、眼の角膜上に置くためのコンタクトレンズを組み込んだ像静止装置 の図である。
第20図は、低真空系を組み込んだ像静止装置の図である。
見肌夜■1 本発明は、支持体と、眼球外部にあり且つ光軸と直交な2つの軸の交点によって 規定される回動点の周りで、前記光軸に対して横断方向の眼球の回転微動と一緒 に動くように前記支持体によって支持されている接触エレメント構造体とを備え た、患者の眼球の成る領域の静止像を形成する装置に関する。上記接触エレメン ト構造体は、眼球の動きに応答して回転運動を含む移動をするような形状で且つ 眼の角膜または眼の角膜を被覆するレンズもしくはフィルムと接触し、像が眼球 運動と一緒に動かない静止像を形成するように位置決めされている表面を有する 透明プレートを備えている。
好ましい実施態様においては、接触エレメント構造体は更に、正または負の対物 レンズのごときレンズを備えている、更に該装置は眼球の選択的な領域に、接触 エレメント構造体を通過し、眼球運動にかられらず該選択的領域に当たり続ける 光ビームを照射する手段を備えている。
角膜を検査するのに最も適した1つの実施態様においては、静止像は回動点に形 成される。眼球が動いたときに、接触エレメント構造体はその回動点の周りで回 転することにより眼球の動きに従動するが、像は実質的に回動点に静止したまま であり、回動点に焦点を合わせた生体顕微鏡のごとき装置を用いて検査すること ができる。別の実施君様は眼底を検査するのに最も適しており、眼球の回転中心 に対して前方の領域に静止像を形成し、検査装置の焦点をその像に合わせること ができる。像の長手方向位置は、眼球と接触エレメントとが動いたときに像の位 置が静止しているように選択されねばならない、一般に、静止像を生成するのに 必要な像静止装置の厳密な光学特性は、眼球の屈折異常によって決定される1位 置が調整可能なレンズによって、ある範囲の屈折異常に対して静止像を得ること ができることが判った。
別の実施態様においては、接触エレメント構造体は、眼球と接触し且つ眼球と一 緒に動く接触エレメントと、前記接触エレメントに対して固定され且つ眼球の選 択された領域の実像を形成するレンズとを包含する。前記実施態様のごとく、こ の実施態様も角膜を検査するのに最も適しており、静止実像は回動点に形成され る。眼球が回転すると、接触エレメントは角膜に従動し、接触エレメント及びレ ンズの両方が回動点の周りで回動するので、像は像平面内の同じ位置に維持され る。像は、接触エレメントが角膜に接触している限りは、同じ平面において焦点 が合ったままに維持される。像平面は当然のこと眼球を検査するために使用され る生体顕微鏡の軸に対して回転するが、像は、眼球微動に大幅に影響されること はない。
更に別の実施態様においては、接触エレメント構造体は、ガラスまたはプラスチ ックのごとき材料の厚い層であり、レンズは使用されない、この単純な装置は、 角膜を生体顕微鏡によって検査できるように、角WA(上皮、固有質または内皮 )の像を静止するために最も良く使用される。接触エレメントの材料は、回動点 をブロックのおおよそ中心に位置させ得る屈折率を有するように選択するのが望 ましい。
こうするとブロックはより正確に眼球の動きに従動するが、材料の密度が高いと 、回動点をブロックの中心近傍に有するという長所も損なわれる。
更に別の実施態様においては、接触エレメント構造体は前記のような材料の剛性 ブロックによって構成されているが、負のレンズを包含する。負のレンズをブロ ックの観察端部に付加することによって、回動点をブロックの中心へ、または更 に右側へと移動することができる。負のレンズはブロック材料内に研削・研磨し てもよいし、または適当な度のガラスレンズをブロック端部に接着してもよい、 ガラスレンズは、複合素子レンズが屈折材料の厚いブロックによって導入される 色収差を補正するために使用され得るという長所を与える。
第1図及び第2図の概略図を参照すると、全体を番号10で示した接触エレメン ト構造体は患者の眼球に接触し、眼球外部にある回動点Pの周りで眼球微動と一 緒に動き、被検体0の静止虚像Vを形成する。虚像は回動点に対して実質的に固 定されたままであり、実用のためには、第2図に示したような結像した被検体0 の動きと共に動くことはない、従って、Mで模式的に示した顕微鏡はその虚像上 に焦点を合わせることができ、被検体0は、Eで示された観察者の眼が見るため に再度結像され得る。この場合、接触エレメント構造体10は、眼球に接触し且 つ眼球と一緒に動く平坦なガラスプレートである接触エレメントAと、図示した 位置に置かれる負のレンズLと、接触エレメントA及びレンズLを相互にしっか りと連結する支持構造体スリーブSSとを具備している。支持構造体スリーブは 、第1図及び第2図には図示していないもう1つの支持体上に回動可能に載置さ れており、それによって支持構造体スリーブは、光軸12上で且つ接触エレメン トAとレンズLどの中間にある回動点Pの周りで自由に回動できる。第2図を見 ると、患者の眼球Sがその回転中心Cの周りで図示したように回転すると、接触 エレメントAは角膜と接触したままで接触エレメント構造体10は対応して回動 点Pの周りで回転する。
被検体Oは図示したように移動するが、虚像Vは回動点Pにそのままあって、顕 微鏡Mは回動点に焦点が合わせられたままにすることができ、これによって被検 体0(例えば角膜上皮または内皮細胞層)の詳しく正確な検査が可能となる。
第3図及び第4図に示したように眼底を検査するために本発明の実施態様を使用 する場合には、接触エレメントとレンズとが単一の平凹レンズLに併合されてお り、この平凹レンズしは図のように角膜に接触し、且つ、第3図及び第4図には 図示していないが、成る手段によって光軸12に沿って負のレンズからある距離 だけ離れたところに位置する回動点Pの周りで回動する。この場合に被検体○の 虚像Vは、眼球内で眼球回転中心の前方にある。更にこの場合には、回動点は固 定顕微鏡観察装WMの内部に位置するように示しである1回動点の班密な位置及 び負のレンズに要求される度は後述の方法によって算出することができる。
角膜検査のために本発明を使用する装置の特定の非限定的な実施態様は第5a図 〜第5c図に示しである。これらの図において第1図及び第2図に示したものに 対応する部品は対応する参照番号及び文字で示しである。第5a図〜第5C図に おいては、接触エレメント構造体10はやはり接触エレメントAとレンズLとを 包含するが、第1図に示した円錐形スリーブSSを包含する代わりに、接触エレ メントA及びレンズLは円錐形スリーブSSと同じ機能を果たすステップ−ダウ ンスリーブ14によって相互にしっかりと連結されている。ステップ−ダウンス リーブ14は、リング16内で滑動させることにより(光軸12に沿って)長手 方向に調整することができる。この調整は、回動点を最適位置に置く役目を果た す、接触エレメント楕遺体lOを眼球微動と一緒に点Pの周りで自由に回動させ るために、リング16は、リング16及び18と、軸受21.22.24及び2 6とを包含するジンバル軸受内に設置されている。ジンバルは2つの直交軸の周 りで自由に回転できる。説明のために1円錐形軸受を第5b図に示す、支柱20 は検査の間静止したままである。固定顕微鏡は、回動点Pを通過する同じ光軸1 2に沿った、支柱20に関して不動の位置に支持され得、静止像を検査するため に使用することができる。
第5c図に示したように、センタリングキー30が、水平方向軸32の周りで回 動するように支柱20の延長部20′上に支持されている。センタリングキー3 0は、センタリングキーの水平部分が下向きに押されると前方に移動し、且つ接 触エレメント構造体10を光軸12に沿って中央会わせるようにジンバル軸受リ ング16及び18と咬合する、下向き突出部分34を包含する。次いでセンタリ ングキーの水平方向部分が、手動またはばね偏倚手段(図示なし)のいずれかに よって上方に移動されると、接触エレメント構造体10は点Pの周りの回動が再 度自由になる。
操作に際しては、接触エレメント10の中央を光軸上に合わせるためにセンタリ ングキーを下向きに押し、接触エレメントAと患者の眼球のとを第5a図に示し たように接触させる。センタリングキーが押されている間は、ま微鏡は像静止装 置と一緒に、検査対象を顕微鏡の視野に入れるように適所に調整することができ る。これが終了したならば、接触エレメント構造体10が自由に回動できるよう に、センタリングキーは解放され得る0選択された角膜層の静止虚像は、顕微鏡 、または回動点Pに焦点を合わせられた同様の装置を通して見られる。
第6図には眼底検査に使用するための接触エレメント構造体の実施態様を示しで ある。第6図でも第3図及び第4図に示したものに対応する部品は同じ参照番号 または文字で示しである。第6図においては、接触エレメント10は、ステップ −ダウンスリーブ14のより小さい方の端部に平凹レンズLを備えている。第6 図に示した接触エレメント構造体は、ジンバル構成によって点Pの周りで回動す るように支持されている。ジンバル構成は第6図には特に示していないが、第5 a図〜第5c図に詳細を示したものに構造及び機能が一致しており、対応するセ ンタリングキー及び対応する顕微鏡または同様の装置を使用する。Wで示しであ るのは平衡錘リングである。
種々の屈折異常を有する眼球に使用するための接触エレメント構造体の実施態様 を第7図に示す、平凹レンズLは、(軸12に沿った)長手方向位置が調整し得 るスリーブT内に設置されている0位置しにおいてレンズは、屈折異常のない患 者の眼底の静止像を形成するように置かれている0位置Mにおいてレンズは近視 の患者の静止眼底像を形成し、位置Nにおいてレンズは遠視の患者、例えば白内 障患者の静止眼底像を形成する。レンズの種々の位置に対して平衡を維持するた めに、平衡jlWは(軸12に沿って)長手方向の位置が調整可能である。
第8図及び第9図は、本発明がいかに反対に使用され得るか、即ち光を眼球内に 、眼球微動に無関係に眼球内の同じ点にまで走行するように送り込むかを示す、 第8図に示した実施態様においては、Aで示されたレーザが光ビームBを生成し 、光ビームBは鏡Mによって像静止装置内へと方向付けられる。この場合の像静 止装置は、前記のごとく眼球Sの角膜と接触し且つ点Pの周りで回動するように 設置されたレンズLを備えている。この実施態様においては、レーザビームは鏡 Mによって眼底の虚像Vに向かって方向付けられている。これによって眼底上の ビーム位置の安定化が保証される。レンズし通過後のビームの実際の経路は実線 で示しである0Mは、観察者Eが眼球Sを検査し且つ眼底上のレーザビームの位 置を監視するために使用される顕微鏡、例えば生体顕微鏡を表す。
第8図に示した実施態様の基本的な用途は 網膜剥離、糖尿病性網膜症、黄斑変 性及びある種の他の症状の治療のための網膜のレーザ光凝固である。しかしなが らレーザビームは、同様に診断の目的で眼球内に方向付けることもできる。レー ザドプラー速度法(Laser Doppler veloeimetry)は 、選択された網膜血管内の血球速度を測定する最近開発された方法である。この 方法では、低パワーのレーザビームを特定の網膜血管に向け、その血管上の固定 位置に、検出器に戻ってきた散乱光を検出するのに充分な時間だけ維持すること が要求される。眼球の運動はこの方法に重大な制約を与える1本発明は、レーザ ビームを特定の血管に向け、その血管上の位置に維持する問題点を緩和すること がmy上に投影ために本発明を使用することを示す、光源Fからの光は集光レン ズCによって集められ、Rで表された標的またはレチクルを照射する。この標的 からの光は、対物レンズJによってVの網膜の虚像にある焦点に向けられる。前 記実施態様におけるごとく、像静止装置は、前記のごとく眼球Sに接触し且つ点 Pにおいて回動するように載置されたレンズLを備えている。■における網膜像 は像静止装置の作用によって静止され、標的からの光パターンは網膜上で静止さ れる。
第10図は、眼球内の別の領域、即ち水晶体嚢後部Bの検査のための本発明の1 つの使用形態を示す、白内障手術における1つの方法は、嚢の後方部分を適所に 離しながら、白内障の水晶体材料を除去することである。この方法で起こり得る 困難なことは、この嚢膜の末期混濁である。本発明は、前記症状に関する検査及 びレーザ治療の両方において助成し得ると考えられる。
この場合、この装置は、角膜に接触する正のレンズL1と、負のレンズL2と、 これら2つの光学素子を固定して連結し且つPの周りで回動するハウジングHと を備えている6文字工は眼球の虹彩を示す0Mは、観察者Eがこの場合には角膜 に対して前方の虚像Vに見える静止像を検査するために使用する顕微鏡である。
第11図は、前眼房(AC)の隅角の検査のための本発明の使用を示す、この隅 角は一般には角膜周囲部にと虹彩Iとの間の狭い領域であり、眼球から出るため に房水が流れる柱状1IIWI造を包含する。この場合には像静止装置は、鏡M 1及びM2を包含する接触エレメントAと、接触エレメントAに装着されている 正のレンズL1と、負のレンズL2と、前記素子を保持し且つ点Pの周りで回動 するハウジングHを備えている。顕微鏡Mは、観察者Eが虚像を検査するために 使用される。第10図及び第11図において、レーザ治療を行な・うために、第 8図に関して説明したようにレーザを像静止装置と組み合わせることができる。
眼球が回転微動を行なう際に接触エレメントが眼球と一緒に正確に動くために、 接触エレメントは角膜に対して充分ではあるが過度にならない力で押圧されるべ きである。
かかる力は、操作員が接触エレメントを含む装置を眼球に接触させながら動かす 際に操作員によって与えられ得る。
好ましい方法は、接触エレメント及びジンバル構成をばね式の線形軸受(図示な し)上に載置すること゛である。接触エレメントを角膜に接触させて置いたとき に、ばねの引張りは角膜にかかる力を決定する。この力は、接触エレメントが角 膜を正確に追跡するのを保証するのに充分であるが、角膜の陥凹または角膜への 他の悪影響を生じないほどの強さの適当なレベルに予め調整することができる。
像靜止装置の遠位端部の角膜への接触は、像静止装置が眼球運動に従動すること を保証するのに充分であると仮定されている。場合によっては、コンタクトレン ズを眼球上に置き、このコンタクトレンズに像静止装置を接触させて一緒に動か すことが望ましくなり得る。その1つの理由は、患者が突然に動いた場合に起こ り得る角膜の擦過傷に対して角膜を保護することである。もし上皮細胞層を検査 しているならば、コンタクトレンズは検査中の細胞を保護するであろうし、(上 皮細胞層の鏡面顕微鏡の場合のように)細胞層をより見易くする助けとなり得る 。第2には、コンタクトレンズ材料(または表面処置)は像静止装置に対してよ り安全な把持手段となるものを選択する。そうすれば涙膜を伴なう角膜に対して も同様の効果がある。コンタクトレンズは、眼球とコンタクトレンズとの間の接 触面積が大きいが故に眼球と一緒に動くであろうことが予想される。必要によっ ては、コンタクトレンズが眼球と一緒に正確に動くことを保証するために、コン タクトレンズ下を真空に引くことができる。第3には、コンタクトレンズを像静 止装置に機械的に連結することが望ましい、この1つの方法は、コンタクトレン ズの外側表面を像安定装置の遠位エレメントに接着することである(第19図) 、他に考えられることは、低真空系を像静止装置の接触エレメントに組み込むこ とである(第20図)。
第12図は、軸Xと直角の方向に微小行程で振動または他の運動をする検体Rに ついての像静止装置の使用を示す。
試料は、呼吸及び心臓の鼓動によって検査中の構造体に動きが惹起される動物の 体表上にある耳または他の構造体である。薄い透明部材として示した接触エレメ ントAは検体と接触し、検体が動くとそれと一緒に移動する。軸X方向における 検体の動きは接触エレメントによって妨げられる。
レンズL及び接触エレメントAは、点Pの周りで自由に回動するハウジングH内 に設置されている。観察者Eは、一般に回動点Pのところに位置するVにある検 体の虚像上に焦点合わせされた顕微鏡Mを通して検体を見る。接触エレメントA は、検体がハウジングに接触し得る場合には省略することができる。
回動点の位置及び要求されるレンズの度は以下のようであることが判った。第1 図及び第2図に示した構成においては、この方法は、接触エレメントに極めて近 い角膜または他の被検体の平面を直接検査する1回動点の位置は、眼球から都合 の良い距離、典型的には20〜50+n−のところに選択される1次いで負のレ ンズの度は、虚像が回動点のところに形成されるように選択される。こうすると この虚像は不動となり、固定顕微鏡または他の検査装置によって見ることができ る。
眼底検査に対しては計算がより必要となる。第1に、被検体(眼底)は接触エレ メントよりも種々の速度及び方向で運動している。第2に、それぞれ角膜と接触 エレメントとが各々の回転中心の周りで回転する際に、有効プリズムが形成され る。例えば、角膜と接触エレメントとがただ1点で接触していると、2つの表面 間の涙層がプリズムを形成する。プリズムの角度は、眼球の回転運動が増大する につれて大きくなる。前記態様におけるごとく、第1のステップは、眼球に対し て都合の良い回動点を選択することである。眼球及び像静止装置がちとの整列し た位置かられずかに回転すると、光線は眼底の後極部から出て、眼球の回転中心 を通過し、角1!/接触エレメント界面に形成されたプリズムを通過し、像静止 装置の光学素子を通過するという経路をたどる。この光線が像静止装置を出たな らば、光線が軸を横切るまで光線を眼底に向かって逆向きに延長する。
像静止装置の光学素子は、虚像が交点に形成されるように選択する。こうすると 後極部の虚像は静止する。
第13図は、患者の眼球に接触し、且つ眼球外部にある回動点P′の周りで眼球 微動と一緒に移動し、さらに被検体の静止実像V′を形成する接触エレメント構 造体を10′で表しである。この実施態様においては、接触エレメント構造体1 0′は、眼球に接触し且つ眼球と一緒に移動する平坦なガラスプレートである接 触エレメントA′と、正のレンズL′と、接触エレメント及びレンズを合わせて しっかりと連結する支持構造体スリーブSS′とで構成されている。支持構造体 スリーブは、光軸12上で且つ接触プレート及び正のレンズの両方を越えたとこ ろにある点P′の周りで自由に回動できるように、支持体(図示なし)に回動可 能に載置されている。患者の眼球がその回転中心Cの周りで回転すると、接触エ レメントAは角膜に接触したまま接触エレメント構造体10′は対応して回動点 P′の周りで回転する。7!像V′は回動点P′にそのままあり、顕微鏡はその 点に焦点が合わされたまま維持される。
正のレンズを使用するこの実施態様は、負のレンズを使用する第1図の実施態様 に対して所定の長所を有する。第1に、負のレンズ系は縮小(demagnif ication)を生成する一方で、正のレンズ系は率−またはより高い拡大を 生成する。更に正のレンズは、直径が小さくとも即ち重量が軽くとも肖像形成に 充分な開口数を有することができる。最後に、正のレンズ系では実像が形成され るので、顕微鏡の動作距離が比較的短くて良い、−力負のレンズ系は、虚像と負 のレンズの外側表面との間の距離よりも大きい動作距離を必要とする。
第13図に示した実施態様は、第12図に関して説明したように軸と直角な方向 の微小行程で振動または他の運動をする検体を検査するために使用され得る。
第14図は、第10図及び第11図に示した実施態様の代わりに使用することが できる本発明の実施態様を示す、この実施態様においては前記実施態様における ような負のレンズはなく、正のレンズは単独で使用される。即ち像は、回動面に 正確に形成されるのではなくて、像静止装置の軸に沿つた、装置の回転が角wA /装置の界面のところに形成されたプリズムの作用と被検体の回転中心の周りの 運動とをちょうど相殺する点に形成される。第14図に示した眼球前方部に対す る正のレンズにおいては、静止像の位置は、で与えられる。もしZが正で且つ有 限であれば、静止像は水平軸に沿って回動点の右側に位置し、しかも直接に写真 撮影またはビデオ録画ができる実像である0分母が0、即ち2が無限大になるよ うにパラメータ(C及びe)を選択することも可能であり、この場合には静止像 は無限遠にあり、望遠鏡で見ることができる。
第15図は、眼底を含む眼球後部のための正のレンズ系を示す、後部領域の像を 静止させるためには、正のレンズは第15図に示したように回動点の右側に置く のが有利である。
無限遠で静止している像に対して、レンズの位置は、〔式中、a′は偏平化した 角膜を通して見られるような眼底までの見掛けの距離である〕 で与えられる。この距Na′は、角膜の度(pc)及び患者の屈折異常(R)が 既知であるかまたは測定可能であれば、所与の眼球に対して推算できる。Rを正 常視を得るのに必要な補正値とすると、距離a′は、 で与えられる0度をジオプトリーで表すと、距11i a ′はメートルで表さ れる。レンズの焦点距離は、式:%式% によって定義される。
第16図はレンズを使用しない装置を示す、この装置は、被検体をガラス、プラ スチックまたは水の厚い層を通して見た場合に、被検体が実際よりも近くにある ように見えるという原理の上に動作する。被検体が深さtのところにあるならば 、像(破線)は、nを屈折率とすると、深さt/nのところにあるように見える 。被検体がブロックの端部に固定されていようとブロックの端部と一緒に移動し ようと、虚像は掌にブロック内の同じ位置にある。ブロックを、この虚像が位置 する点の周りで回動し得るように設置すると、像は横方向には移動せず、即ち静 止となる。
この単純なレンズなしの装置は、角膜を顕微鏡で検査し得るように角膜の像を静 止させるのに有効である。もしブロックを屈折率1.49のプラスチック材料で 製造すると、厚さtのブロックに対して回動点は角膜から約t/3のところとな る。これは一般に、長さの3分の2のブロックが回動点を越えるので、慣性モー メントによってブロックが眼球運動に正確に従動するのが困難となるが故に、好 ましい位置ではない1回動点をブロックの中心により近付けるので、屈折率がよ り高い材料を使用することはより望ましい。しかる長所は損なわれるであろう。
第16図に示した実施態様においては、像の位置が特定され得るように観察角度 は常に小さくなくてはならない、被検体をかなり斜めの角度で見ると像はより浅 いところにあるように見えるので、観察角度は小さいことが必要である。
これは、大きい角度に対しては屈折の法則が非線形となるが故である。
第17図は第16図に示したブロックの振動を示す、この実施態様においては、 負のレンズがブロックの観察端部に備えられている。負のレンズを備えたことに よって、回動点をブロックの中央へ、またはさらに右側へと移動することができ る。長さt及び屈折率nのブロックの中央に像を生成するのに必要なレンズの度 はP=(n−2)/lである。像を他の位置に所望であれば、当業者には公知の 離接運動式を使用して必要な度を算出することができる。
負のレンズは、第17図に示したようにブロック材料内に研削・研磨するか、ま たは第18図に示したように適当な度のガラスレンズをブロック端部に固定する ことができる。
第18図の構成は、複合素子は屈折材料の厚いブロックによって導入される色収 差に対する補正のために使用され得るという長所を有する。
第19図は、透明セメントまたは他の手段によって軟質のコンタクトレンズが接 着された像静止装置を示す、この組合せは、患者の深層及び眼球運動が、接触エ レメント構造体が角膜上ですべってしまって像静止装置が眼球運動と一緒に正確 に移動しないような場合に使用する。コンタクトレンズは角膜(及び場合によっ ては同様に強膜)に密着し、従って接触エレメント構造体単独でよりも角膜によ りしっかりと付着する。
第20図は、角膜と接触エレメント構造体との間の付着を保証するために真空系 を組み込んだ接触エレメント構造体を備えた像静止装置を示す、真空は可撓性チ ューブによって与えられる。真空は、接触エレメント構造体を適所にしっかりと 維持するのに充分であるが、眼球に不快感や傷害を与えるほど強くはない低い圧 力(tension)とする、接触エレメント構造体の溝は、接触領域に円形に 真空を分配する。
眼球内の他の領域は、例えば前記像静止の原理を有するゴールドマンゴニオプリ ズム(Goldmann gonioprislI)のごとく公知の光学系と組 み合わせることにより、該領域に対して特に設計された像静止装置を使用して検 査することができる。
眼球検査は像靜止装置の′操作を説明する上での例として使用しており、この装 置は反対にも同様に動作する。即ち、光ビームまたは光パターンを像静止装置を 通して放射すると、そのビーム及びパターンは眼球内の選択された領域に対して 不動となり得る。′s膜のレーザ光凝固において、例えばもしビームを網膜血管 の直ぐ隣りの1点に焦点が合わせたならば、ビームは眼球が回転微動しても網膜 上のその点に焦点が合わせられたままとなる。レーザビームを位置決めする上で 高い精度が要求される他のレーザ治療としては、角膜環及びその近傍の光凝固、 レーザ柱固定(lasertrabeculoplasty)並びにネオジムY 肛レーザの嚢切開(eapsulotomy)及び被膜切開(membrano tolIy)を挙げることができる。
他の診断方法は低エネルギレーザビームを眼球内に放射することを含む、レーザ ドプラー速度法及びレーザ検眼鏡検査法はいずれもレーザビームを網膜上に正確 に位置決めする必要がある。像静止装置は、眼球の回転微動の影響を中和する、 比較的安価で適用が容易な方法を提供する。
反対に使用される像静止装置の最後の非限定的な例は、観察者の網膜上に静止像 を、観察者のかかる像に対する応答を試験するために与えることである。かかる 試験は、観察者の網膜上で静止している像の衰退を表すための公知の心理学的実 験において実施されている。かかる実験には特殊なコンタクトレンズが使用され ているが、この像静止装置は、特殊なコンタクトレンズを取り付けることなくか かる試験を実施する機会を与える。更に、厳密に調整された条件下で視力をテス トする臨床試験も行われ得る。網膜の予め選択された領域の視力を測定すること も可能である。
場合によっては、像静止装置を使用し、視野の欠陥を同定することも有効である 。多くの患者はかかる試験の間ずつと眼を固定し続けること、即ち同じ方向を凝 視することの困難さを経験している。像静止装置は、眼球微動が視野欠陥の位置 決め及びプロッティングに影響しないように、眼球微動の作用を中和する。これ は、角膜環のところまたはその近傍の視野欠陥のプロッティングに重要である。
ある種の眼球測定装置、例えば眼圧を測定するための圧平眼圧計は眼球運動にか かわらず測定ができる分割像観察装置(split image viewin g +:Ievice)を使用する。像静止装置は別の方法、即ち偏平化領域の 像を静止する方法を提供するので、分割像方法は必要でなくなる。
別の用途は、線形状に振動している被検体の表面の顕微鏡検査である1例えば、 ある被検体を直線に沿って振動する条件下に検査する必要があり得る。この振動 は平面内、例えば試験体の円形または楕円形運動でもあり得る。
眼球検査の場合のごとく、装置の前部エレメントは被検体に接触しており、被検 体と一緒に動く、装置は、被検体から所定の距離のところにある点で回動するよ うに載置されている。(1つまたはそれ以上の)レンズの度及び回動点の位置は 、表面の像が静止するように選択される1次いでこの像を、通常の態様の固定光 学装置を使用し拡大及び検査することができる。
この場合には前部ニレメンI・は、検査されるべき被検体と一緒に正確に動くよ うに設計されている。1つの方法は、振動している被検体と接触するために摩擦 係数の高いコンプライアンスな材料を与えることである。ゴムガスケット材料ま たは「0リング」は、微小振幅の振動の場合には適している。
光学系は、検査中の被検体の像が回動点に位置するように位置決めされた負のレ ンズまたは正のレンズを包含する。
虚像を検査するためには動作距離の長い顕微鏡の形態の観察装置を使用するとよ い。
国際調査報告

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.支持体と、眼球外部にあり且つ光軸と直角な2つの軸の交点によって規定さ れる回動点の周りで、前記光軸に対して横断方向の眼球の回転微動と一緒に移動 するように前記支持体によって支持されている接触エレメント構造体とを備えて いる、患者の眼球の或る領域の静止像を形成するための装置であって、前記接触 エレメント構造体が、眼球運動に応答して回転動作を含む移動を行なうような形 状で且つ眼の角膜または眼の角膜を被覆するレンズもしくはフィルムと接触し、 像が眼球の運動と一緒に動かない静止像を形成するように位置決めされている表 面を有する透明なプレートを具備する装置。
  2. 2.前記静止像が眼球外部にある請求項1に記載の装置。
  3. 3.前記静止像が眼の角膜のものである請求項1に記載の装置。
  4. 4.前記静止像が前記回動点にある請求項1に記載の装置。
  5. 5.前記静止像が眼球内部にある請求項1に記載の装置。
  6. 6.前記静止像が眼底のものである請求項1に記載の装置。
  7. 7.前記静止像が眼の水晶体嚢後部のものである請求項1に記載の装置。
  8. 8.前記静止像が、前眼房の角膜周囲部と虹彩との間の偏狭領域のものである請 求項1に記載の装置。
  9. 9.更に、前記静止像を拡大及び観察するために該静止像のところに焦点が合わ せられた機器を包含する請求項1に記載の装置。
  10. 10.前記機器が、前記静止像に対して固定されたままに維持され、且つ該静止 像の拡大像を観察できるように該静止像上に焦点合わせが可能な顕微鏡である請 求項5に記載の装置。
  11. 11.前記接触エレメント構造体が前記支持体に対してジンバル式に設置されて いる請求項1に記載の装置。
  12. 12.前記回動点の周りでジンバル式に動作するように前記支持体上に載置され たジンバル構成と、前記接触エレメント構造体を前記ジンバル構成に固定するた めの手段とを包含する請求項11に記載の装置。
  13. 13.前記ジンバル構成をロックし、それによって前記エレメント構造体を前記 支持体に対して中央合わせされた位置でロックする手段を包含する請求項12に 記載の装置。
  14. 14.前記静止像が静止虚像であり、前記透明プレートが透明材料の厚いブロッ クである請求項1に記載の装置。
  15. 15.前記透明材料がガラスまたはプラスチックである請求項14に記載の装置 。
  16. 16.前記接触エレメント構造体が、前記ブロックの観察端部に負のレンズを包 含する請求項14に記載の装置。
  17. 17.前記負のレンズがブロック材料内に研削・研磨されている請求項16に記 載の装置。
  18. 18.前記負のレンズが、前記ブロックの端部に固定されているガラスレンズで ある請求項16に記載の装置。
  19. 19.前記負のレンズが、前記ブロックの端部に固定されているプラスチックレ ンズである請求項16に記載の装置。
  20. 20.前記レンズが複合素子レンズである請求項16に記載の装置。
  21. 21.前記接触エレメント構造体が更に、静止像を形成するように前記透明プレ ートに対して位置決めされた正の対物レンズを包含する請求項1に記載の装置。
  22. 22.前記透明プレートが平坦であり、且つ前記正の対物レンズが前記回動点に 近い方に位置している請求項21に記載の装置。
  23. 23.前記透明プレート及び前記正の対物レンズが、その平坦な表面が眼の角膜 と接触するかまたは眼の角膜を被覆しているレンズもしくはフィルムと接触する 平凸レンズに併合されている請求項21に記載の装置。
  24. 24.前記正の対物レンズの位置が、前記透明プレートに関して調整可能である 請求項21に記載の装置。
  25. 25.前記接触エレメント構造体が更に、静止像を形成するように前記透明プレ ートに関して位置決めされた負の対物レンズを包含する請求項1に記載の装置。
  26. 26.前記透明プレートが平坦であり、且つ前記負のレンズが前記回動点に近い 方に位置している請求項25に記載の装置。
  27. 27.前記透明プレート及び前記負の対物レンズが、その平坦な表面が眼の角膜 と接触するかまたは眼の角膜を被覆しているレンズもしくはフィルムと接触する 平凸レンズに併合されている請求項25に記載の装置。
  28. 28.前記負の対物レンズの位置が、前記透明プレートに関して調整可能である 請求項25に記載の装置。
  29. 29.前記透明プレートが眼の角膜に接触する請求項1に記載の装置。
  30. 30.支持体と、眼球外部にあり且つ光軸と直角な2つの軸の交点によって規定 される回動点の周りで、前記光軸に対して横断方向の眼球の回転微動と一緒に移 動するように前記支持体によって支持されている接触エレメント構造体と、眼球 内の選択された領域に、前記接触エレメント構造体を通過し且つ前記眼球運動に もかかわらず選択された領域に当たり続ける光ビームを照射する手段とを備えて いる、患者の眼球の選択された領域の静止像を形成するための装置であって、前 記接触エレメント構造体が、レンズと、眼球の連動に応答して回転動作を含む移 動を行なうような形状の表面を有する透明なプレートを具備しており、前記レン ズが、像が眼球運動と一緒に動かない静止像を形成するように前記透明プレート に対して位置決めされている装置。
  31. 31.前記光ビームが、眼の網膜の光凝固のためのレーザビームを包含する請求 項30に記載の装置。
  32. 32.前記光ビームが、低パワーの診断用レーザビームを包含する請求項30に 記載の装置。
  33. 33.前記光ビームが、前記支持体に対する眼球微動と一緒に網膜に対して動か ないより明るい領域及びより暗い領域の選択されたパターンで眼の網膜を照射す るための、選択された光パターンを包含する請求項30に記載の装置。
  34. 34.同時に前記静止像を観察する手段を包含する請求項30に記載の装置。
  35. 35.前記レンズが正の対物レンズからなる請求項30に記載の装置。
  36. 36.前記透明プレート及び前記正の対物レンズが、その平坦な表面が眼の角膜 と接触するかまたは眼の角膜を被覆しているレンズもしくはフィルムと接触する 平凹レンズに併合されている請求項35に記載の装置。
  37. 37.前記レンズが負の対物レンズからなる請求項30に記載の装置。
  38. 38.前記透明プレート及び前記負の対物レンズが、その平坦な表面が眼の角膜 と接触するかまたは眼の角膜を被覆しているレンズもしくはフィルムと接触する 平凹レンズに併合されている請求項37に記載の装置。
  39. 39.被検体の選択された領域に対する静止像を、光軸に対して横断方向の該被 検体の微動にかかわらず形成するための装置であって、支持体と、該被検体の外 部にあり且つ前記光軸と直交する2つの軸の交点によって規定される点の周りで 、該被検体の微動と一緒に移動するように前記支持体によって支持されている接 触エレメント構造体とを具備しており、前記接触エレメント構造体が、レンズと 、該被検体の表面に接触し且つその微動に応答して該被検体表面に接触したまま 回転動作を含む移動を行なうような形状の表面を有する透明なプレートを具備し ており、前記レンズが、静止像を形成するように前記透明プレートに対して位置 決めされている装置。
  40. 40.前記レンズが正の対物レンズからなる請求項39に記載の装置。
  41. 41.前記レンズが負の対物レンズからなる請求項39に記載の装置。
  42. 42.前記対物レンズが、前記回動点が該対物レンズと前記透明プレートとの間 にあるように備えられている請求項21、25、35、37、40及び41のい ずれか一項に記載の装置。
  43. 43.前記対物レンズが、前記透明プレートと前記回動点との間に位置している 請求項21、25、35、37、40及び41のいずれか一項に記載の装置。
  44. 44.支持体と、眼球外部にあり且つ光軸と直角な2つの軸の交点によって規定 される回動点の周りで、前記光軸に対して横断方向の眼球の回転微動と一緒に移 動するように前記支持体によって支持されている接触エレメント構造体とを備え ている、患者の眼球の或る領域の静止虚像を形成するための装置であって、前記 接触エレメント構造体が、一方の端部には負の対物レンズが固定され且つ他方の 端部は患者の眼の角膜に接触し且つ眼球運動に応答して角膜に接触したまま回転 動作を含む移動を行なうような形状の表面を有する透明ブロックを備えており、 前記負の対物レンズが、像が眼球運動と一緒に勅かない静止虚像を前記ブロック 内の所望の位置に形成するようなレンズの度を有する装置。
  45. 45.患者の眼球の或る領域を検査する方法であって、眼球を請求項1、16、 21、25、30、35、37及び44のいずれか一項に記載の装置に、該領域 の静止像を形成するように接触させ、前記静止像を検査することを含む方法。
  46. 46.前記静止像が眼球外部にある請求項45に記載の方法。
  47. 47.前記静止像が眼の角膜のものである請求項46に記載の方法。
  48. 48.前記静止像が眼球内部にある請求項45に記載の方法。
  49. 49.前記静止像が眼底のものである請求項46に記載の方法。
  50. 50.前記静止像が眼の水晶体嚢後部のものである請求項45に記載の方法。
  51. 51.前記静止像が、前眼房の角膜周囲部と虹彩との間の偏狭領域のものである 請求項45に記載の方法。
  52. 52.前記接触エレメント構造体が、眼球の回転微動と一緒に前記回動点の周り で移動できるように、前記支持体上にジンバル式に設直されている請求項45に 記載の方法。
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