JP2009532314A - 改善された混練および粘度特性を持つ水酸化マグネシウム - Google Patents

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Abstract

新規な水酸化マグネシウム難燃剤、フィルターケーキからこれらを製造する方法、およびこれらの使用。

Description

本発明は鉱物質の難燃剤に関する。特に、本発明は、新規な水酸化マグネシウム難燃剤、これらを製造する方法、およびこれらの使用に関する。
水酸化マグネシウムを製造する方法は多数存在する。例えば、在来のマグネシウム法においては、塩化マグネシウム溶液の噴霧培焼により得られる酸化マグネシウムを水和することにより、水酸化マグネシウムが製造可能であるということが知られている。例えば(特許文献1)および(特許文献2)を参照のこと。アイロンビッテン(iron bitten)、海水またはドロマイトなどのMg源を石灰または水酸化ナトリウムなどのアルカリ源と反応して、水酸化マグネシウム粒子を形成することができること、またMg塩とアンモニアが反応されて、水酸化マグネシウム結晶を形成することができることも知られている。
米国特許第5,286,285号 欧州特許番号EP0427817
かねてから、水酸化マグネシウムの工業的応用可能性は知られてきた。水酸化マグネシウムは、医薬分野における制酸剤としての使用から工業的用途における難燃剤としての使用までの多様な用途で使用されてきた。難燃剤分野においては、水酸化マグネシウムは、プラスチックなどの合成樹脂および電線・電纜用途において難燃性を賦与するのに使用される。水酸化マグネシウムを含有する合成樹脂の混練特性および粘度は、水酸化マグネシウムに結び付けられる重要な属性である。合成樹脂業界においては、明白な理由により、すなわち混練および押し出し時の高スループット、金型の中への良好な流れによって、混練特性および粘度の改善の要求が増大した。この要求が増大するのにしたがって、高品質の水酸化マグネシウム粒子とこれらの製造方法への要求も増加している。
一つの態様においては、本発明は、フィルターケーキの全重量基準で約35から約99重量%の範囲の水酸化マグネシウム粒子を含むフィルターケーキをミル乾燥することを含んでなる方法に関する。
もう一つの態様においては、本発明は、
約3.5μm未満のd50
約1から約15の範囲のBET比表面積;および
約0.01から約0.5μmの範囲のメディアン細孔径
を有する水酸化マグネシウム粒子であって、前記水酸化マグネシウム粒子がフィルターケーキの全重量基準で約35から約99重量%の範囲の水酸化マグネシウム粒子を含むフィルターケーキをミル乾燥することにより製造されるものに関する。
本発明の方法は、フィルターケーキの全重量基準で約35から約99重量%の範囲の、好ましくは約35から約80重量%の範囲の、更に好ましくは約40から約70重量%の範囲の水酸化マグネシウムを含むフィルターケーキをミル乾燥することを含んでなる。このフィルターケーキの残りは水、好ましくは脱塩水である。ある態様においては、このフ
ィルターケーキは分散剤も含有し得る。分散剤の非限定的な例は、ポリアクリレート、有機酸、ナフタレンスルホン酸塩/ホルムアルデヒド縮合物、脂肪アルコール−ポリグルコールエーテル、ポリプロピレン−エチレンオキシド、ポリグリコールエステル、ポリアミン−エチレンオキシド、ホスフェート、ポリビニルアルコールを含む。
このフィルターケーキは、水酸化マグネシウム粒子の製造に使用されるいかなる方法からも入手可能である。例示の態様においては、このフィルターケーキは、水を酸化マグネシウムに添加して、好ましくは塩化マグネシウム溶液を噴霧培焼して、酸化マグネシウムの水サスペンションを形成する方法からも入手可能である。このサスペンションは、通常、サスペンションの全重量基準で約1から約85重量%の酸化マグネシウムを含んでなる。しかしながら、酸化マグネシウム濃度は上述の範囲に入るように変更可能である。次に、約50℃から約100℃の範囲の温度と一定の攪拌を含む条件下で水と酸化マグネシウムが反応されて、水酸化マグネシウム粒子と水を含む混合物を得る。次に、この混合物が濾過されて、本発明の実施で使用されるフィルターケーキを得る。このフィルターケーキは、直接にミル乾燥可能であるか、もしくは脱塩水により1回、もしくはいくつかの態様においては1回以上洗浄され、本発明によりミル乾燥可能である。
ミル乾燥とは、フィルターケーキがミル乾燥ユニット中の乱流の熱空気流で乾燥されるという意味である。ミル乾燥ユニットは、高周辺速度で回転する堅牢な軸上にしっかりと取り付けられたローターを含んでなる。高空気スループットと関連する回転運動は、流通する熱空気を極めて速い空気渦に変換し、これが乾燥対象のフィルターケーキを同伴し、スラリーを加速し、ならびにスラリーを分配および乾燥して、上述のBETにより測定して大きい表面積を有する水酸化マグネシウム粒子、次にフィルターケーキ中の出発の水酸化マグネシウム粒子を生成する。完全に乾燥された後で、水酸化マグネシウム粒子は、乱流の空気によりミルから搬出され、在来のフィルター系を使用することにより熱空気および蒸気から分離される。
フィルターケーキの乾燥に使用される熱空気のスループットは、通常、約3,000Bm/時以上、好ましくは約5,000Bm/時以上、更に好ましくは約3,000Bm/時から約40,000Bm/時、最も好ましくは約5,000Bm/時から約30,000Bm/時である。
スループットをこの高さで得るためには、ミル乾燥ユニットのローターは、通常、約40m/秒以上の、好ましくは約60m/秒以上の、更に好ましくは70m/秒以上の、最も好ましくは約70m/秒から約140m/秒の範囲の周辺速度を有する。モーターの高回転速度と熱空気の高スループットは、約3,000以上のレイノルズ数を有する熱空気流を生じる。
フィルターケーキのミル乾燥に使用される熱空気流の温度は、一般に、約150℃以上、好ましくは約270℃以上である。更に好ましい態様においては、熱空気流の温度は、約150℃から約550℃の範囲に、最も好ましくは約270℃から約500℃の範囲にある。
上述のように、フィルターケーキのミル乾燥は、上述のBETにより測定して大きい表面積を有する水酸化マグネシウム粒子、次にフィルターケーキ中の出発の水酸化マグネシウム粒子を生じる。通常、ミル乾燥された水酸化マグネシウムのBETは、フィルターケーキ中の水酸化マグネシウム粒子よりも約10%大きい。好ましくは、ミル乾燥された水酸化マグネシウムのBETは、フィルターケーキ中の水酸化マグネシウム粒子よりも約10%から約40%大きい。更に好ましくは、ミル乾燥された水酸化マグネシウムのBETは、フィルターケーキ中の水酸化マグネシウム粒子よりも約10%から約25%大きい。
このように、水酸化マグネシウム粒子は、DIN−66132により測定して約1から15m/gの範囲のBET比表面積を有することも特徴とする。一つの好ましい態様においては、本発明による水酸化マグネシウム粒子は、約1から約5m/gの範囲の、更に好ましくは約2.5から約4m/gの範囲のBET比表面積を有する。もう一つの好ましい態様においては、本発明による水酸化マグネシウム粒子は、約3から約7m/gの範囲の、更に好ましくは約4から約6m/gの範囲のBET比表面積を有する。もう一つの好ましい態様においては、本発明による水酸化マグネシウム粒子は、約6から約10m/gの範囲の、更に好ましくは約7から約9m/gの範囲のBET比表面積を有する。更にもう一つの好ましい態様においては、本発明による水酸化マグネシウム粒子は、約8から約12m/gの範囲の、更に好ましくは約9から約11m/gの範囲のBET比表面積を有する。
本発明のミル乾燥法により製造される水酸化マグネシウム粒子は、約3.5μm未満のd50を有することを特徴とする。一つの好ましい態様においては、本発明による水酸化マグネシウム粒子は、約1.2から約3.5μmの範囲の、更に好ましくは約1.45から約2.8μmの範囲のd50を有することを特徴とする。もう一つの好ましい態様においては、この水酸化マグネシウム粒子は、約0.9から約2.3μmの範囲の、更に好ましくは約1.25から約1.65μmの範囲のd50を有することを特徴とする。もう一つの好ましい態様においては、この水酸化マグネシウム粒子は、約0.5から約1.4μmの範囲の、更に好ましくは約0.8から約1.1μmの範囲のd50を有することを特徴とする。更にもう一つの好ましい態様においては、この水酸化マグネシウム粒子は、約0.3から約1.3μmの範囲の、更に好ましくは約0.65から約0.95μmの範囲のd50を有することを特徴とする。
この明細書中で示されるd50測定値は、Malvern Mastersizer Sレーザー回折装置を用いるレーザー回折によりISO9276にしたがって測定されたものであるということを特記すべきである。この目的で、Merck/GermanyのEXTRAN MA02による0.5%溶液が使用され、超音波が印加される。EXTRAN MA02は、水の表面張力を低下させるための添加物であり、アルカリ敏感性物品の清浄化に使用される。これは、アニオン性および非イオン性界面活性剤、リン酸塩、および少量の他の物質を含有する。粒子を解凝集するのに超音波が使用される。
この水酸化マグネシウム粒子は、特定のメディアン平均細孔径(r50)を有することも特徴とする。本発明による水酸化マグネシウム粒子のr50は、水銀ポロシメトリーから導出可能である。水銀ポロシメトリーの理論は、非反応性、非濡れ性の液体が液体の強制的な入り込みに充分な圧力を印加するまで細孔を透過しないという物理的な原理に基づく。このように、液体が細孔に入り込むのに必要な圧力が高い程、細孔サイズは小さい。小さい細孔サイズは水酸化マグネシウム粒子の良好な濡れ性と相関するということが判明した。この水酸化マグネシウム粒子の細孔サイズは、Carlo Erba Strumentazione(Italy)のポロシメーター2000を用いる水銀ポロシメトリーから誘導されるデータから計算可能である。ポロシメーター2000のマニュアルによれば、測定圧力pから細孔径rを計算するのに、式r=−2γcos(θ)/pが使用される。式中、θは濡れ角であり、γは表面張力である。この明細書中で行われた測定はθに対して141.3゜の値を使用し、γは480ダイン/cmに設定された。
ポロシメーター2000のマニュアルで述べられているように、測定の再現性を改善するために、細孔サイズは第2の水酸化マグネシウム押込試験から計算された。本発明者らは、押し出し後、すなわち圧力を外周圧力まで解放した後で容積Vを有する水銀量が水酸化マグネシウム粒子の試料中に残存するということを観察したために、第2の試験が使
用された。このように、r50は、図1、2、および3を参照しながら下記に説明するようなデータから導出可能である。
ポロシメーター2000のマニュアルで説明されているように、第1の試験においては、水酸化マグネシウム試料が作製され、2000バールの最大圧力を用いて印加押込圧力pの関数として細孔容積が測定された。第1の試験の完結時に圧力が解放され、外周圧力に達せしめられた。第1の試験からの不純物混入のない、同一の試料を用いて、第2の押込試験(ポロシメーター2000のマニュアルによる)が行われた。この場合、第2の試験の比細孔容積V(p)の測定は新たな出発容積として容積Voを採用し、第2の試験にはこれがゼロと設定される。
第2の押込試験においては、試料の比細孔容積V(p)の測定は、2000バールの最大圧力を用いて印加押込圧力の関数として再度行われた。図1は、市販の水酸化マグネシウムグレードについての第2の押込試験(第1の試験と同一の試料を用いての)の印加圧力の関数としての比細孔容積Vを示す。
第2の水酸化マグネシウム押込試験から、細孔径は、ポロシメーター2000により式r=−2γcos(θ)/pにより計算された。式中、θは濡れ角であり、γは表面張力であり、ならびpは押込圧力である。この明細書中で行われたすべての測定に対して、θには141.3゜の値が使用され、γは480ダイン/cmに設定された。このように、比細孔容積は細孔径rの関数として表現可能である。図2は、第2の押込試験(同一の試料を用いての)の細孔径rの関数としての比細孔容積Vを示す。
図3は、第2の押込試験の細孔径rの関数としての正規化された比細孔容積を示す。すなわち、この曲線においては、第2の押込試験の最大の比細孔容積が100%に設定され、他の比容積はこの最大値により割って得られるものであった。相対的な比細孔容積の50%における細孔径は、定義によって、この明細書中ではメディアン細孔径r50と呼ばれる。例えば、図3によれば、市販の水酸化マグネシウムのメディアン細孔径r50は0.248μmである。
本発明による水酸化マグネシウム粒子の試料を用いて上述の手順が繰り返され、水酸化マグネシウム粒子は約0.01から約0.5μmの範囲のr50を有することが判明した。本発明の好ましい態様においては、水酸化マグネシウム粒子のr50は、約0.20から約0.4μmの範囲に、更に好ましくは約0.23から約0.4μmの範囲に、最も好ましくは約0.25から約0.35μmの範囲にある。もう一つの好ましい態様においては、r50は、約0.15から約0.25μmの範囲に、更に好ましくは約0.16から約0.23μmの範囲に、最も好ましくは約0.175から約0.22μmの範囲にある。更にもう一つの好ましい態様においては、r50は、約0.1から約0.2μmの範囲に、更に好ましくは約0.1から約0.16μmの範囲に、最も好ましくは約0.12から約0.15μmの範囲にある。なお更にもう一つの好ましい態様においては、r50は、0.05から約0.15μmの範囲に、更に好ましくは約0.07から約0.13μmの範囲に、最も好ましくは約0.1から約0.12μmの範囲にある。
ある態様においては、本発明による水酸化マグネシウム粒子は、約15%から約40%の範囲のアマニ油吸収を有することを更に特徴とする。一つの好ましい態様においては、本発明による水酸化マグネシウム粒子は、約16%から約25%の範囲の、更に好ましくは約17%から約25%の範囲の、最も好ましくは約19%から約24%の範囲のアマニ油吸収を有することを更に特徴とする。もう一つの好ましい態様においては、本発明による水酸化マグネシウム粒子は、約20%から約28%の範囲の、更に好ましくは約21%から約27%の範囲の、最も好ましくは約22%から約26%の範囲のアマニ油吸収を有
することを更に特徴とする。更にもう一つの好ましい態様においては、本発明による水酸化マグネシウム粒子は、約24%から約32%の範囲の、更に好ましくは約25%から約31%の範囲の、最も好ましくは約26%から約30%の範囲のアマニ油吸収を有することを更に特徴とする。なお更にもう一つの好ましい態様においては、本発明による水酸化マグネシウム粒子は、約27%から約34%の範囲の、更に好ましくは約28%から約33%の範囲の、最も好ましくは約28%から約32%の範囲のアマニ油吸収を有することを更に特徴とする。
本発明による水酸化マグネシウム粒子は、種々の合成樹脂中で難燃剤として使用可能である。水酸化マグネシウム粒子が使用される熱可塑性樹脂の非限定的な例は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレンコポリマー、ポリブテン、ポリ(4−メチルペンテン−1)などのCからCオレフィン(α−オレフィン)のポリマーおよびコポリマー、これらのオレフィンとジエンのコポリマー、エチレン−アクリレートコポリマー、ポリスチレン、ABS樹脂、AAS樹脂、AS樹脂、MBS樹脂、エチレン−塩化ビニルコポリマー樹脂、エチレン−酢酸ビニルコポリマー樹脂、エチレン−塩化ビニル−酢酸ビニルグラフトポリマー樹脂、塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩化ビニル−ポリプロピレンコポリマー、酢酸ビニル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、メタクリル樹脂などを含む。好適な合成樹脂の更なる例は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、およびウレア樹脂を含み、天然もしくは合成ゴム、EPDM、ブチルゴム、イソプレンゴム、SBR、NIR、ウレタンゴム、ポリブタジエンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フルオロエラストマー、NBRおよびクロルスルホン化ポリエチレンも含まれる。ポリマー型サスペンション(ラテックス)が更に含まれる。
好ましくは、この合成樹脂は、ポリプロピレンホモポリマー、およびエチレン−プロピレンコポリマーなどのポリプロピレンベースの樹脂;高密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、EVA(エチレン−酢酸ビニル樹脂)、EEA(エチレン−エチルアクリレート樹脂)、EMA(エチレン−メチルアクリレートコポリマー樹脂)、EAA(エチレン−アクリル酸コポリマー樹脂)、および超高密度ポリエチレンなどのポリエチレンベースの樹脂;およびポリブテンおよびポリ(4−メチルペンテン−1)などのCからCオレフィン(α−オレフィン)のポリマーおよびコポリマー、ポリアミド、ポリ塩化ビニルおよびゴムである。更に好ましい態様においては、この合成樹脂はポリエチレンベースの樹脂である。
本発明者らは、本発明による水酸化マグネシウム粒子を合成樹脂中で難燃剤として使用することによって、良好な混練性と良好な粘度特性、すなわち水酸化マグネシウム含有合成樹脂の粘度の低下が達成可能であるということを見出した。良好な混練性と良好な粘度特性は、水酸化マグネシウム含有合成樹脂から最終の押し出し物品または成形物品を製造するコンパウンド業者、製造業者により極めて望まれる。
良好な混練性とは、本発明による水酸化マグネシウム粒子を含有する合成樹脂を混合するのに必要なBussコニーダーまたは二軸押し出し機のような混練機のエネルギーレベルの振幅変動が在来の水酸化マグネシウム粒子を含有する合成樹脂を混合する混練機のそれよりも小さいという意味である。エネルギーレベルの変動を小さくすることによって、混合もしくは押し出し対象の材料のスループットを高くし、ならびに/もしくは材料を更に均一(均質)とすることが可能となる。
良好な粘度特性とは、本発明による水酸化マグネシウム粒子を含有する合成樹脂の粘度
が在来の水酸化マグネシウム粒子を含有する合成樹脂のそれよりも低いという意味である。この低い粘度によって、押し出しおよび/または金型充填の高速化、押し出しまたは金型充填に必要な圧力の低圧化が可能となり、押し出し速度が増大し、ならびに/もしくは金型充填時間が低下し、アウトプットが増加する。
このように、一つの態様においては、本発明は、少なくとも1つの合成樹脂、いくつかの態様においては上述のように1つのみの合成樹脂、および難燃化量の本発明による水酸化マグネシウム粒子を含む難燃化されたポリマー配合物と、難燃化されたポリマー配合物から製造される成形物品および/または押し出し物品に関する。
難燃化量の水酸化マグネシウムとは、一般に、難燃化ポリマー配合物の重量基準で約5重量%から約90重量%の範囲、更に好ましくは同一基準で約20重量%から約70重量%の範囲の意味である。最も好ましい態様においては、難燃化量は、同一基準で約30重量%から約65重量%の水酸化マグネシウム粒子である。
この難燃化されたポリマー配合物は、当業界で普通に使用される他の添加物も含有することができる。本発明の難燃化されたポリマー配合物での使用に好適な他の添加物の非限定的な例は、ポリエチレンワックス、Siベースの押し出し助剤、脂肪酸などの押し出し助剤;アミノ−、ビニル−もしくはアルキルシランまたはマレイン酸グラフトポリマーなどのカップリング剤;ステアリン酸バリウムまたはステアリン酸カルシウム;有機過酸化物、染料、顔料、充填剤、発泡剤、脱臭剤、熱安定剤、酸化防止剤、酸化防止剤、補強剤、金属掃去剤または不活性化剤、衝撃変成剤、加工助剤、離型助剤、潤滑剤、ブロッキング防止剤;他の難燃剤、UV安定剤、可塑剤、流動助剤などを含む。所望ならば、ケイ酸カルシウムまたはインジゴなどの核形成剤も難燃化ポリマー配合物に包含可能である。他の随意の添加物の比率は慣用的であり、いかなる所定の場合の必要性にも適合するように変更可能である。
難燃化されたポリマー配合物の成分を組み込み、添加する方法、および成形を行う方法は、本発明には重要でなく、選択された方法が均一な混合と成形を含む限り、当業界で既知のいかなるものであることもできる。例えば、上記の成分の各々と、使用される場合には随意の添加物は、Bussコニーダー、インターナルミキサー、Farrel連続ミキサーまたは二軸押し出し機を使用し、もしくはある場合には単軸押し出し機または二本ロールミルも使用して混合可能であり、次に難燃化されたポリマー配合物は以降の加工段階で成形される。更には、難燃性ポリマー配合物の成形物品は、延伸、エンボス、被覆、印刷、めっき、打ち抜きまたは切断など加工用途向けに加工した後使用され得る。しかしながら、混練された混合物は、インフレーション、射出、押し出し、ブロー、プレス、回転またはカレンダーによっても成形可能である。
押し出し物品の場合には、上述の合成樹脂混合物で有効であると知られているいかなる押し出し法も使用可能である。一つの例示の方法においては、合成樹脂、水酸化マグネシウム粒子、および選択されている場合には随意の成分は、混練機で混練されて、上述の難燃性樹脂配合物を形成する。次に、難燃性樹脂配合物は、押し出し機中で溶融状態まで加熱され、次に溶融された難燃性樹脂配合物は選択されたダイから押し出されて、押し出し物品を形成するか、例えばデータ伝送に使用される金属線またはガラス繊維を被覆する。
上記の説明は本発明のいくつかの態様に関するものである。当業者ならば、等しく有効である他の手段が本発明の精神の実施に案出可能であるということを認識するであろう。本発明の好ましい態様は、この明細書中で論じられるすべての範囲が任意の低い量から任意の高い量の範囲を含むということが意図されていることも特記すべきである。例えば、水酸化マグネシウム製品粒子のオイル吸収を論じる場合、約15%から約17%の、約1
5%から約27%のなどの範囲は本発明の範囲内にあると意図される。
市販の水酸化マグネシウムグレードについての水酸化マグネシウム押込試験の印加圧力の関数としての比細孔容積Vを示す。 水酸化マグネシウム押込試験の細孔径rの関数としての比細孔容積Vを示す。 水酸化マグネシウム押込試験の正規化された比細孔容積を示す。このグラフは最大の比細孔容積を100%に設定して作製され、他の比容積はこの最大値により割って得られたものである。

Claims (47)

  1. a)フィルターケーキの全重量基準で約35から約99重量%の範囲の水酸化マグネシウム粒子を含むフィルターケーキをミル乾燥し、それによりミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子を製造することを含んでなる方法。
  2. 前記フィルターケーキがフィルターケーキの全重量基準で約40から約70重量%の範囲の水酸化マグネシウム粒子を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記フィルターケーキがフィルターケーキの全重量基準で約35から約70重量%の範囲の水酸化マグネシウム粒子を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 約150℃以上の温度と約3000以上のレイノルズ数を有する、約3000Bm/時以上の熱空気流のスループット、約40m/秒以上のローター周辺速度を含む条件下で運転されるミル乾燥機にフィルターケーキを通すことによりミル乾燥が行われる、請求項1に記載の方法。
  5. 約150℃から約550℃の温度と約3000以上のレイノルズ数を有する、約3000Bm/時から約40000Bm/時の熱空気流のスループット、約70m/秒以上のローター周辺速度を含む条件下で運転されるミル乾燥機にスラリーまたはフィルターケーキを通すことによりミル乾燥が行われる、請求項2に記載の方法。
  6. ミル乾燥された水酸化マグネシウムのBETがスラリーまたはフィルターケーキ中の水酸化マグネシウム粒子よりも約10%大きい、請求項4に記載の方法。
  7. ミル乾燥された水酸化マグネシウムのBETがフィルターケーキ中の水酸化マグネシウム粒子よりも約10%から約40%大きい、請求項5に記載の方法。
  8. 水を酸化マグネシウムに添加して、サスペンション基準で約1から約85重量%の酸化マグネシウムを含む酸化マグネシウムの水サスペンションを形成すること、および約50℃から約100℃の範囲の温度と一定の攪拌を含む条件下で水と酸化マグネシウムを反応させて、水酸化マグネシウム粒子と水を含む混合物を得、前記混合物を濾過することを含んでなる方法から前記フィルターケーキが得られる、請求項1に記載の方法。
  9. 酸化マグネシウムが塩化マグネシウム溶液を噴霧培焼することから得られる、請求項8に記載の方法。
  10. 前記方法がミル乾燥の前に前記フィルターケーキを水により洗浄することを更に含んでなる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記水が脱塩水である、請求項10に記載の方法。
  12. ミル乾燥機を使用して、フィルターケーキからミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子を製造する方法。
  13. a)約3.5μm未満のd50
    b)約1から約15の範囲のBET比表面積;
    c)約0.01から約0.5μmの範囲のメディアン細孔径;および
    d)約15%から約40%の範囲のアマニ油吸収
    を有し、フィルターケーキの全重量基準で約35から約99重量%の範囲の水酸化マグネ
    シウム粒子を含むフィルターケーキをミル乾燥することにより製造される水酸化マグネシウム粒子。
  14. 50が約1.2から約3.5μmの範囲にある、請求項13に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  15. 50が約0.9から約2.3μmの範囲にある、請求項13に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  16. 50が約0.5から約1.4μmの範囲にある、請求項13に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  17. 50が約0.3から約1.3μmの範囲にある、請求項13に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  18. BET比表面積が約2.5から約4m/gの範囲、または約1から約5m/gの範囲にある、請求項14に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  19. BET比表面積が約3から約7m/gの範囲にある、請求項15に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  20. BET比表面積が約4から約6m/gの範囲にある、請求項16に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  21. BET比表面積が約7から約9m/gの範囲、または約6から約10m/gの範囲にある、請求項16に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  22. BET比表面積が約8から約12m/gの範囲、または約9から約11m/gの範囲にある、請求項17に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  23. 50が約0.2から約0.4μmの範囲にある、請求項19に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  24. 50が約0.15から約0.25μmの範囲にある、請求項20に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  25. 50が約0.1から約0.2μmの範囲にある、請求項21に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  26. 50が約0.05から約0.15μmの範囲にある、請求項22に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  27. 前記水酸化マグネシウム粒子が約16%から約25%の範囲のアマニ油吸収を有する、請求項23に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  28. 前記水酸化マグネシウム粒子が約20%から約28%の範囲のアマニ油吸収を有する、請求項24に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  29. 前記水酸化マグネシウム粒子が約24%から約32%の範囲のアマニ油吸収を有する、請求項25に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  30. 前記水酸化マグネシウム粒子が約27%から約34%の範囲のアマニ油吸収を有する、請求項26に記載の水酸化マグネシウム粒子。
  31. a)少なくとも1つの少なくとも合成樹脂と、
    b)約35から約99重量%の水酸化マグネシウムを含むフィルターケーキをミル乾燥することにより製造される、難燃化量のミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子
    を含む、難燃化されたポリマー配合物。
  32. 前記少なくとも1つの合成樹脂がポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレンコポリマー、ポリブテン、ポリ(4−メチルペンテン−1)などのCからCオレフィン(α−オレフィン)のポリマーおよびコポリマー、これらのオレフィンとジエンのコポリマー、エチレン−アクリレートコポリマー、ポリスチレン、ABS樹脂、AAS樹脂、AS樹脂、MBS樹脂、エチレン−塩化ビニルコポリマー樹脂、エチレン−酢酸ビニルコポリマー樹脂、エチレン−塩化ビニル−酢酸ビニルグラフトポリマー樹脂、塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩化ビニル−ポリプロピレンコポリマー、酢酸ビニル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、およびウレア樹脂と、天然もしくは合成ゴム、EPDM、ブチルゴム、イソプレンゴム、SBR、NIR、ウレタンゴム、ポリブタジエンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フルオロエラストマー、NBRおよびクロルスルホン化ポリエチレン、ポリマー型サスペンション(ラテックス)などなどから選択される、請求項31に記載のポリマー配合物。
  33. 前記難燃化されたポリマー配合物が難燃化されたポリマー配合物の重量基準で約5重量%から約90重量%の範囲のミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子を含む、請求項32に記載の難燃化されたポリマー配合物。
  34. 前記難燃化されたポリマー配合物が難燃化されたポリマー配合物の重量基準で約20重量%から約70重量%の範囲のミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子を含む、請求項32に記載の難燃化されたポリマー配合物。
  35. 前記難燃化されたポリマー配合物が難燃化されたポリマー配合物の重量基準で約30重量%から約65重量%の範囲のミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子を含む、請求項32に記載の難燃化されたポリマー配合物。
  36. 前記ポリマー配合物が押し出し助剤、カップリング剤、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、有機過酸化物、染料、顔料、充填剤、発泡剤、脱臭剤、熱安定剤、酸化防止剤、酸化防止剤、補強剤、金属掃去剤または不活性化剤、衝撃変成剤、加工助剤、離型助剤、潤滑剤、ブロッキング防止剤、他の難燃剤、UV安定剤、可塑剤、流動助剤、核形成剤などから選択される添加物を更に含む、請求項31に記載の難燃化されたポリマー配合物。
  37. 前記ミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子が約3.5μm未満のd50を有する、請求項31に記載の難燃化されたポリマー配合物。
  38. 前記ミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子が約1から約15m/gの範囲のBET比表面積を有する、請求項37に記載の難燃化されたポリマー配合物。
  39. 前記ミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子が約0.01から約0.5μmの範囲のr50を有する、請求項38に記載の難燃化されたポリマー配合物。
  40. 前記ミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子が約0.01から約0.5μmの範囲のr50を有する、請求項31に記載の難燃化されたポリマー配合物。
  41. 前記ミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子が約15%から約40%の範囲のアマニ油吸収を有する、請求項39に記載の難燃化されたポリマー配合物。
  42. 請求項31に記載の難燃化されたポリマー配合物から製造される成形物品または押し出し物品。
  43. 前記物品がi)Bussコニーダー、インターナルミキサー、Farrel連続ミキサー、二軸押し出し機、単軸押し出し機、および二本ロールミルから選択される混合装置中で合成樹脂とミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子を混合して、混練された混合物を形成し、ならびにii)混練された混合物を成形して、成形物品を形成することにより製造される成形物品である、請求項42に記載の成形物品または押し出し物品。
  44. 前記成形物品が延伸、エンボス、被覆、印刷、めっき、打ち抜きまたは切断加工で使用される、請求項43に記載の成形物品。
  45. 混練された混合物がインフレーション、射出、押し出し、ブロー、プレス、回転またはカレンダーにより成形される、請求項43に記載の成形物品。
  46. 前記物品が押し出し物品である、請求項43に記載の成形物品。
  47. 前記押し出し物品がi)合成樹脂とミル乾燥された水酸化マグネシウム粒子を混練して、混練された混合物を形成すること、ii)押し出し装置中で前記混練混合物を溶融状態まで加熱すること、およびiii)溶融混練混合物を選択されたダイから押し出して、押し出し物品を形成するか、もしくはデータ伝送に使用される金属線またはガラス繊維を溶融混練混合物により被覆することにより製造される、請求項46に記載の成形物品または押し出し物品。
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