JP2009531121A - 臭気制御系を備える吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

臭気制御系を備える吸収性物品。この臭気制御系は、少なくとも2つの部類の臭気制御材料を備え、一部類は吸収性物品において悪臭または悪臭物質に作用し、一方第2の部類は鼻の受容器官に作用する。臭気制御材料の部類は悪臭低減の点から相乗効果を与えるように選択できる。

Description

本発明は臭気制御系を備えた吸収性物品に関する。臭気制御系は臭気制御材料の部類を含み、その内、一部類は悪臭または悪臭性物質に作用して悪臭を低減し、第2部類は鼻の受容器官に作用する。臭気制御材料の部類は悪臭低源の観点で相乗効果を与えるように選択してよい。
個人衛生の吸収性物品は当該技術分野において既知である。典型的な例として、生理用ナプキン、パンティライナー、成人用失禁物品、乳幼児用おむつ、ペーパータオル、浴用ティッシュ及び顔用ティッシュが挙げられる。そのような物品は体液及び人体から排出されるその他の排出物を吸収及び保持するために使用されることが多い。一般的には、そのような排出物は悪臭で不快と認識される。従って、吸収性物品における悪臭を制御及び低減する方法及び材料が開発されてきた。幾つかの例を以下で論じる。
この点における初期の基本的参照は欧州特許第510619号である。この文書では広範囲の様々な材料が開示されるが、それらは個人衛生吸収性物品の特定環境における悪臭低減に有効であると分かっている。欧州特許第959846号ではポリアクリレート超吸収性剤及びシリカを含むそのような材料が開示される。欧州特許第811387号ではゼオライト及びシリカの臭気制御系を備える吸収性物品が開示される。欧州特許第963186号ではゼオライト、シリカ、及びポリアクリレート超吸収剤を含む臭気制御系が開示される。欧州特許第912149号では吸収性物品の中で臭気制御に使用されるキレート化剤、特に多官能性置換芳香族のキレート化剤が開示される。
上記解決策の全ては吸収性物品中で消費者が注目する度合いの悪臭低減を提供できる。しかし、作用特性及び選択された材料のために、限られた種の悪臭化合物を無効化できるだけである。
従って、広範囲の様々な悪臭に対して全体論的方式で作用する悪臭制御系を有する吸収性物品の提供が望ましい。また、物品中で悪臭もしくは悪臭物質に作用することによって悪臭を低減する少なくとも1部類の材料、及び/または特定の鼻受容器官に作用する少なくとも1部類の材料を含む、悪臭制御系を有する吸収性物品の提供も望ましい。悪臭及び/または悪臭物質に作用して臭気を低減する少なくとも1つの材料、並びに鼻の受容器官に作用して悪臭の知覚を低減するのを助ける同一材料または別の材料を有する臭気制御系を含む吸収性物品の提供もまた望まれるであろう。
本発明は臭気制御系を提供することによって上記ニーズの解決に取り組み、臭気制御系を含む吸収性物品を提供するものであって、その臭気制御組成物は少なくとも2つの部類の臭気制御材料を含む。第1部類の臭気制御材料は吸収性物品において悪臭または悪臭物質に作用することによって臭気を低減し、第2部類の臭気制御材料は使用者の鼻受容器官に作用して臭気を低減する。その吸収性物品は、第1部類の臭気制御材料が、7未満のpHを有するシリカゲル、アルデヒド、20Å〜500Åの孔径を有するメソ細孔性ゼオライト及びこれらの混合物から成る群から選択され、上記のアルデヒドが、α−アミルシンナミックアルデヒド、p−アニスアルデヒド、ベンズアルデヒド、ケイ皮アルデヒド、クミンアルデヒド、デカナール、p−t−ブチル−α−メチルジヒドロシンナムアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、2−フェニル−3−(2−フリル)プロプ−2−エナール、バニリンイソブチレート、エチルバニリンアセテート、バニリンアセテート、シクラメンアルデヒド、ヘプタナール、ラウリルアルデヒド、ノナナール、オクタナール、フェニルアセトアルデヒド、フェニルプロピルアルデヒド、バニリン、サリチルアルデヒド、シトラール、2,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンズアルデヒド、2−ヒドロキシ−4−メチルベンズアルデヒド、5−メチルサリチルアルデヒド、4−ニトロベンズアルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、5−エチル−2−チオフェンカルボデヒド、5−メチル−2−チオフェンカルボデヒド、2−チオフェンカルボデヒド、アサロンアルデヒド、5−ヒドロキシメチル)−2−フルアルデヒド、2−ベンゾフランカルボキサルデヒド、2,3,4−トリメトキシベンズアルデヒド、プロトカテクアルデヒド、ヘリオトロピン、4−エトキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド、3−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−メトキシシンナムアルデヒド、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナムアルデヒド、2,8−ジチアノン−4−3n−4−カルボキサルデヒド、ソルビンアルデヒド、2,4−ヘプタジエナール、2,4−デカジエナール、2,4−ノナジエナール、(E,E)−2,4−オクタジエン−1−アール、2,4−オクタジエナール、2,4−ドデカジエナール、2,4−ウンデカジエナール、2,4−トリデカジエン−1−アール、2−トランス−4−シス−7−シス−トリデカトリエナール、ピペロニリデンプロピオンデヒド、2−メチル−3−(2−フリル)アクロレイン、2,4−ペンタジエナール、2−フルフリリデンブチルアルデヒド、3−(2−フリル)アクロレイン、ピルボアルデヒド、エタンジアール及びこれらの混合物から成る群から選択され、並びに第2部類の臭気制御材料が、メントール、メンチルアセテート、3−ブテン−2−オン、3−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘン−1−イル)−、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−、(E)−、メンチルラクテート、イソメンチルアセテート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルイソブチレート、イソメンチルブチレート、ショウノウ、p−メンタン及びこれらの混合物から成る群から選択されることを特徴とする。
本明細書で使用される用語「吸収性物品」は、非常に広い意味であり、流体及び/または排出物、特に体液/排泄物を、受容及び/または吸収及び/または収容及び/または保持することを含む。本発明に関連する代表的吸収性物品は使い捨て吸収性物品である。本明細書では、用語「使い捨て」は、洗濯、または別の方法で物品として復元もしくは再利用することを目的としない物品(即ち、それらは1回使用後に廃棄されることを目的とし、好ましくはリサイクルされるか、堆肥化されるか、または環境に適した方式で処理されることを目的とする)を記述するために使用される。本発明による典型的な使い捨て吸収性物品は、おむつ、外科用及び創傷用包帯、及び発汗パッド、失禁パッド、並びに、生理用ナプキン、パンティライナー、タンポン、陰唇間装置などのような婦人衛生用吸収性物品である。特定の吸収性物品には、流体透過性トップシート、水蒸気及び/またはガスを透過してよい流体不透過性バックシート、及びそれらの間に構成される吸収性コアが含まれる。
本明細書で用いる時の「使用」は、吸収性物品が実際に着用者の人体に接触する時を開始とする期間を指す。本発明の吸収性物品によって提供される臭気の中和効果は、吸収性物品が包装から取り出すとすぐに提供されるものである点を更に強調する。これは鼻の受容器官に作用する臭気中和材料の揮発性によるものであり(本明細書では時に「外部的」作用と称することもある)、それらは以下により詳しく述べる。
本明細書では、「体液」によって、発汗、尿、経血、膣分泌物等を含むがこれらに限定されない、人体によって生成されるあらゆる流体を意味する。
本発明は臭気制御系に関し、その系は、典型的には吸収性物品に体液及び/または吸収性物品を構成する材料中で発生するかまたはそれらの分解の結果としてもたらされる、広範囲の悪臭材料によって発生する悪臭を低減する。本明細書における臭気制御系には、少なくとも2つの部類の臭気制御材料が含まれ、1つの部類の臭気制御材料は、排出物またはその他の悪臭材料の悪臭を解消し(本明細書では「内部的に」作用するとも称する)、一方第2部類のものは鼻における受容器官に作用することによってそのような悪臭を抑える。
悪臭または悪臭物質に作用する臭気制御材料
当該技術分野においては、吸収性物品中で悪臭を抑えることが知られている多くの材料がある。実例は本明細書で上記で言及した参照の中に見出される。典型的な物質はゼオライト、デンプン、活性炭、シクロデキストリン、キチンまたはキトサン及びエステルである。
これらの活性物質は異なった機構によって悪臭の不快感を低減でき、例えば、活性物質は吸収/吸着の機構によって悪臭分子の量を低減でき、及び/または悪臭分子と反応してそれらを低揮発性/無臭のものに転換でき、及び/または悪臭分子の揮発性を抑制でき、及び/または微生物の代謝活性によって引き起こされる分解プロセスを阻害することによって悪臭発生を回避できる。
本発明の臭気制御系にはそのような材料の特別な選択が必要である。シリカゲル、アルデヒド及びメソ細孔性ゼオライトが特に有用であると見出されている。
シリカゲルは、シリカ(SiO)の多孔質、非晶質の形態である。シリカゲルは相互結合されたミクロ孔の巨大な網目から構成される。ゼオライトとは対照的に、シリカゲルは典型的には5Å〜3000Åの広範囲な直径を有する、より大きな穴を有する。
本明細書の臭気制御系において特に有用であると分かっているシリカゲルは、pH7未満を有する狭い孔径のものである。実際に、このタイプのシリカゲルは2つの異なったタイプの臭気制御機構によって悪臭レベルを低減するのに有効であると見出されたが、これは即ち、シリカ表面における悪臭分子の吸収/吸着とアミン成分の中和とである。アミン成分は特に女性用衛生製品における主要な悪臭源である。pH6未満を有するシリカゲルが特定の実施形態に望ましいことがある。
シリカゲルの孔径分布は製造プロセス中で調節可能であり、平均孔径が約10〜50Åを有する合成シリカゲルは「ナロウ」孔シリカゲル(“narrow” pore silica gel)として知られ、平均孔径が約110Å以上を有するシリカゲルは「ワイド」孔シリカゲル(“wide” pore silica gel)と称される。ワイド孔を有するシリカゲルは一般的にナロウシリカゲルよりも高価である。特定の実施形態では、本明細書で使用されるシリカゲルは平均孔径が20Å〜40Å、または一部の実施形態では30Åを有するナロウシリカゲルである。
本明細書での好適なシリカゲルの1つは500m/gより高い全表面積を有する。その全表面積はBET(ブルナウア・エメット・テラー(Brunauer-Emmett-Teller))試験法によって確定できる。この試験法は、196℃(77°K)においてシリカゲル粒子の表面に吸着される窒素ガス、即ちそれらの内部空洞にも吸着される窒素ガスに基づいている。吸着された窒素ガスの容積は、次に吸着前後の窒素ガス圧力の比較によって確定される。具体的な好適シリカゲル材料には、グレース(Grace)社(米国メリーランド州コロンビア(Columbia))から入手可能なシリカゲルのコード122及び123が挙げられる。
ナロウシリカゲルまたはゼオライト、特にメソ細孔性ゼオライトは、吸収性物品において外部的に作用し、揮発性臭気制御材料を安定化するために使用できることが、本発明者によって更に見出されている。メソ細孔性ゼオライトは20Å〜500Åの孔径を有するゼオライトである。上記のように、シリカゲルは揮発性物質を吸収でき、従って吸収性物品からの揮発性物質の移行を低減できる。有利なことに、これによって吸収性物品の保管寿命が顕著に延長される。
理論にとらわれるものではないが、ナロウシリカゲルは大抵の揮発性及び活性を有する化合物をその多孔性、特に水素結合の形成によって吸収でき、製品の使用期間であれば活性化合物を容易に放出するが、これは即ち、シリカゲル表面との水素結合形成において吸収分子と競合する水の存在によるものである。
安定化の効果は10重量%のメンチルアセテートで処理したナロウシリカゲルのサンプルを熱重量分析(TGA)にかけることによって証明されている。より詳細には、この方法は特別の温度(40℃)における経時的重量損失の評価に基づいている。サンプルは40℃で180分維持される。比較基準を持たせる目的で、TGA分析は、純粋なメンチルアセテートのサンプル及び純粋なシリカゲルのサンプルを対照として、メンチルアセテート(10%)+シリカゲルのサンプル(例えば、グレース社のコード123)と一緒に実行した。得られた結果を表1に列記し、それによりメンチルアセテート(MA)単独のサンプルよりもシリカゲル及びMAを有するサンプルは顕著に低い重量損失を有することが明らかにされる。
Figure 2009531121
体液悪臭の1成分はアンモニアである。例えば、アンモニアは、尿の分解が原因で尿吸収に使用される製品中に多量に存在する。アンモニア及びその誘導体はアルデヒドと反応してイミンを形成する(いわゆるシッフ(Schiff)塩基反応による)。
Figure 2009531121
この反応は酵素及び/または弱酸性のpH4〜5によって触媒作用を受ける。温和な酸性条件は、ヒドロキシ中間体のプロトン化して水の除去を可能にするために必要である。
不幸にして、イミン反応が可能な大抵のアルデヒドは、不快な臭気及び/または人間の嗅覚を撹乱できるほどに強い臭気を有し、及び/または非常に揮発性が高いので吸収性物品上で安定していない。
従って悪臭を制御するためには好適な材料を選択することが望ましい。悪臭を制御するのに好適なアルデヒドの例は、シッフ塩基反応によってアミン成分と反応することができ、不快な臭気を有さないものであるアルデヒドである。好適なアルデヒドには、α−アミルシンナミックアルデヒド、p−アニスアルデヒド、ベンズアルデヒド、ケイ皮アルデヒド、クミンアルデヒド、デカナール、p−t−ブチル−α−メチルジヒドロシンナムアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、2−フェニル−3−(2−フリル)プロプ−2−エナール、バニリンイソブチレート、エチルバニリンアセテート、バニリンアセテート、シクラメンアルデヒド、ヘプタナール、ラウリルアルデヒド、ノナナール、オクタナール、フェニルアセトアルデヒド、フェニルプロピルアルデヒド、バニリン、サリチルアルデヒド、シトラール、2,4−ジヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、2−ヒドロキシ−4−メチルベンズアルデヒド、5−メチルサリチルアルデヒド、4−ニトロベンズアルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、5−エチル−2−チオフェンカルボアルデヒド、5−メチル−2−チオフェンカルボアルデヒド、2−チオフェンカルボアルデヒド、アサロンアルデヒド、5−(ヒドロキシメチル)−2−フルアルデヒド、2−ベンゾフランカルボキサルアルデヒド、2,3,4−トリメトキシベンズアルデヒド、プロトカテクアルデヒド、ヘリオトロピン、4−エトキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド、3−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−メトキシシンナムアルデヒド、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナムアルデヒド、2,8−ジチアノン−4−3n−4−カルボキサルデヒド、ソルビンアルデヒド、2,4−ヘプタジエナール、2,4−デカジエナール、2,4−ノナジエナール、(E,E)−、2,4−オクタジエン−1−アール、2,4−オクタジエナール、2,4−ドデカジエナール、2,4−ウンデカジエナール、2,4−トリデカジエン−1−アール、2−トランス−4−シス−7−シス−トリデカトリエナール、ピペロニリデンプロピオンアルデヒド、2−メチル−3−(2−フリル)アクロレイン、2,4−ペンタジエナール、2−フルフリリデンブチルアルデヒド、3−(2−フリル)アクロレイン、ピルボアルデヒド、エタンジアール及びこれらの混合物が挙げられる。
特に好適なアルデヒドは、α−アミルシンナミックアルデヒド、デカナール、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナムアルデヒド、2−フェニル−3−(2−フリル)プロプ−2−エナール、エチルバニリンアセテート、バニリンイソブチレート、バニリンアセテート、アサロンアルデヒドである。
本明細書での利用に最も望ましいアルデヒドの幾つかは、α−アミルシンナムアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、及びデカナールである。
鼻受容器官に作用する臭気制御材料
臭気制御系における臭気制御材料の第2部類は、臭気を外部的に、吸収性物品の外側から抑える。具体的に、以下に列記される材料は鼻の受容器官を阻害し、以後は「嗅覚阻止」(“nose blocking”)と称される。使用されると、これらの材料により鼻の悪臭を検知する能力が顕著に低減される。
嗅覚阻止は選択された材料の揮発特性によって可能であり、その材料は吸収性物品から蒸発し、続いて物品の幾分近い範囲にある例えば、物品の約0〜10メートル以内(このことは本発明の範囲を制限することを全く意図していないのではあるが)の個人の鼻に正常な呼吸によって吸い込まれる。勿論、嗅覚受容器官の阻止は一時的なものである。
好適な嗅覚阻止材料には、メントール、メンチルアセテート、3−ブテン−2−オン、3−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−、4−(2,6,6−トリメチルシクロヘン−1−エン−1−イル)ブタ−3−エン−2−オン、3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−、(E)−、メンチルラクテート、イソメンチルアセテート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルイソブチレート、イソメンチルブチレート、ショウノウ及びp−メンタンが挙げられる。この材料には、これらの異性体形、ジアステレオマー形及びエナンチオマーが含まれる。有利なことに、一般的に上記材料は非常にごく僅かな固有臭気を有するだけであるが、高度な嗅覚受容器官の阻止性を示す。
任意の更なる成分
a)ヒドロゲルを形成する吸収性ポリマー
本発明の吸収性物品はまた、臭気制御系に加えて、ヒドロゲル形成性の吸収性ポリマーを含むことができる。本発明に有用なヒドロゲル形成性の吸収性ポリマーには、非水溶性だが、多量の流体を吸収する能力を有する様々な水膨潤性ポリマーが挙げられ、それらは当業界では一般に吸収性ゲル化材料、または超吸収性材料とも呼ばれる。
吸収性ゲル化材料は、当業界で周知のように、改善された吸収能力を有した吸収性物品を形成するために広く使用され、典型的には単独または例えば、パルプ、エアフェルト、薄織物または不織布層のような繊維性吸収性材料と組み合わせて吸収性構造体内に含まれる。吸収性ゲル化材料はまた、液体吸収能力と共に臭気制御機能の追加的効果を与えることができるように、周知の臭気制御材料と組み合わせて使用される。
吸収性ゲル化材料は水(例えば、尿、血液等)と接触してヒドロゲルを形成するヒドロゲルを形成する吸収性ゲル化材料の中で好適な一種はポリ酸、特にポリアクリル酸系である。この種類のヒドロゲルを形成するポリマー材料は、水または体液などの流体(即ち、液体)と接触した際に、このような流体を吸収し、ヒドロゲルを形成するものである。これらの吸収性ゲル化材料は一般に、重合可能で不飽和であり酸を含有するモノマーから調製される、実質的に非水溶性の、僅かに架橋され部分的に中和されたヒドロゲル形成性ポリマー材料を含む。このような材料において、不飽和の酸含有モノマーから形成されるポリマー構成成分は、ゲル化剤全体を構成してもよく、またはデンプンもしくはセルロースなどの他の種類のポリマー部分にグラフト化されてもよい。アクリル酸グラフト化デンプン物質がこの後者の種類のものである。このように、好適な吸収性ゲル化材料としては、加水分解されたアクリロニトリルグラフト化デンプン、アクリル酸グラフト化デンプン、ポリアクリレート、無水マレイン酸系コポリマー、及びこれらの組み合わせが挙げられる。特に好適な吸収性ゲル化材料はポレアクリレート及びアクリル酸グラフト化デンプンである。
吸収性ゲル化材料のポリマー成分の性質がどうであっても、このような材料は一般的に僅かに架橋されている。架橋は、これらのヒドロゲルを形成する吸収性材料を実質的に非水溶性にするのに役立ち、架橋は更に、ゲル容積を部分的に決定し、それらから形成されるヒドロゲルの抽出可能なポリマー特性を部分的に決定する。好適な架橋剤は当業界で周知であり、例えば、(1)少なくとも2つの重合可能な二重結合を有する化合物;(2)少なくとも1つの重合可能な二重結合と、酸含有モノマー材料との反応性がある少なくとも1つの官能基と、を有する化合物;(3)酸含有モノマー材料との反応性がある少なくとも2つの官能基を有する化合物;及び(4)イオン架橋を形成可能な多価金属化合物、が挙げられる。上述の種類の架橋剤は、米国特許第4,076,663号(マスダ(Masuda)等、1978年2月28日発行)により詳細に記載されている。好適な架橋剤は、不飽和モノカルボン酸またはポリカルボン酸とポリオールとのジエステルまたはポリエステル、ビスアクリルアミド、及びジアリルアミンまたはトリアリルアミンである。特に好適な架橋剤は、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、トリメチロールプロパントリアクリレート及びトリアリルアミンである。
僅かに架橋したヒドロゲル形成吸収性ゲル化材料は、一般に部分的に中和した形で使用できる。本明細書に記載の目的では、このような材料は、ポリマー形成に用いられるモノマーの少なくとも25モル%、典型的には少なくとも50モル%が塩生成カチオンで中和された酸性基含有モノマーである時に、部分的に中和しているとみなされる。好適な塩生成カチオンには、アルカリ金属、アンモニウム、置換アンモニウム及びアミンが挙げられる。この中和された酸性基含有モノマーである、利用される総モノマーの割合は、「中和度」と呼ばれる。典型的には、市販の吸収性ゲル化材料は90%より幾分少ない中和度を有する。
以上記載の吸収性ゲル化材料は典型的には離散粒子の形状で使用できる。そのような吸収性ゲル化材料はいかなる所望の形状であることができ、例えば、球状、半球状、立方体、棒状多角体などである。本明細書での使用には、針やフレークのような最大寸法/最小寸法の比率が大きな形状も考えられる。吸収性ゲル化材料粒子の凝集体を使用してもよい。
吸収性ゲル化材料粒子の寸法は、広範囲にわたって変更してもよい。例えば、当業界では一般的に150μm〜800μmで構成される粒径が使用されるが、より小さなまたはより大きな粒径も使用できる。本明細書で使用する時、「粒径」とは、個々の粒子の最少寸法の加重平均を意味する。
本発明の実施形態によると、吸収性物品に含まれてもよい吸収性ゲル化材料は、例えば、体液でヒドロゲルの領域や層を形成し膨潤した時に、特別に高い浸透性を有するかまたは高い流れ伝導性を有するように選択される。このことは、吸収性ゲル化材料が高い吸収能力を吸収性物品に与えるために比較的高濃度で形成される場合、例えば、失禁パッドまたはおむつなどの尿吸収を特別に意図する物品に対して特に有利である。浸透性または流れ伝導性は、吸収性ゲル化材料が初期の吸収及び膨潤の後に、更なる量の液体を効果的に受容し確保する能力を測るものである。この浸透性または流れ伝導性は、本明細書では吸収性ゲル化材料の塩水流伝導度(Saline Flow Conductivity、SFC)値の観点から画定できる。実際にはSFCは形成されたヒドロゲル領域または層が使用する圧力下で体液を輸送または分配する能力を測定する。本発明の目的では、吸収性ゲル化材料の塩水流伝導度は1997年2月4日発行のゴールドマン(Goldman)等による米国特許第5,5599,335号に記載される試験法に従って測定される。
本発明の吸収性物品の臭気制御系に含めることができる吸収性ゲル化材料のSFC値は、少なくとも35×10−7cm・s/g、または少なくとも40×10−7cm・s/g、または同様に少なくとも45×10−7cm・s/gである。
本発明の別の実施形態によると、吸収性物品に含めることができる吸収性ゲル化材料は、プロクター・アンド・ギャンブル社(The Procter and Gamble Company)の名で、2005年10月21日出願の欧州特許出願第05023061.4号に記載のポリアクリレート系ポリマーの中から選択できる。その参照出願書に説明されるように、ごく僅かに架橋した、または実質的に全く架橋していないポリアクリル酸系材料を、例えば、経血、血液、血漿、膣分泌物、及び粘液または乳液などのたんぱく質様の、或いは、漿液性の体液の吸収のために、特に経血の吸収のために吸収性物品の中に組み入れた場合、従来の架橋した超吸収材と比較して、そのような体液に対して改善された吸収性能及び保持性能を可能にし、更に改善された吸収速度をも可能にする。
上記参照の出願書によると、ポリアクリレート系ポリマーの架橋度合いの測定は、そのポリマーの可溶性または抽出可能性画分の点で表わすことができる。当該技術分野において既知のように、低分子量のポリマー鎖は、特定の条件でポリマーから可溶化または抽出でき、ポリマー自体の中の前記可溶性または抽出可能な画分を表示することができる。通常は、ポリマー本体中のより大きな部分が実際にポリマー網目の中に組み込まれるので、抽出可能な画分は架橋度合いに反比例すると考えられ、即ち架橋度合いが高いほど、その画分は低くなる。たんぱく質様のまたは漿液性の体液の吸収、特に経血の吸収のために吸収性物品に組み入れできるそのようなポリアクリレート系ポリマーは、15重量%を超える、または20重量%を超える、または30重量%を超える抽出可能な画分を有し、上記の抽出可能な画分は本明細書に記述の方法で評価される。望ましくは、前記抽出可能な画分はポリアクリレート系材料の中の60重量%以下で、または50重量%以下である必要がある。抽出可能画分は、上記参照の欧州特許出願第05023061.4号に記載される抽出可能物試験に従って評価される。
吸収性ゲル化材料、例えば、上記のように選択された高い浸透性を有するもの、または代替の選択された抽出可能性画分を有するポリアクリレート系吸収性ゲル化材料は、本発明の吸収性物品の臭気制御系と組み合わされて相乗効果をもたらし、それらは悪臭及び悪臭物質に対する臭気制御系材料の活性を増加させ、同時に使用中、更に最初の吸収及び膨潤の後での、特に尿の吸収を意図した物品それぞれに対して、及びたんぱく質様のまたは漿液性の体液、典型的には経血吸収の生理用物品に対して、流体の取得能力及び処理能力の改善を実現する。
典型的には、吸収性ゲル化材料は本発明の吸収性物品中に、臭気制御系の臭気制御材料に対する重量比で10:1〜100:1、または20:1〜80:1、または同様に50:1〜70:1であるように、含むことができる。
本発明の実施形態では、吸収性ゲル化材料は吸収性物品中に、当該技術分野において既知であるように、一般的には吸収性物品の意図する用途に応じて、1g/m〜200g/m、または10g/m〜150g/m、の坪量で提供されることができる。吸収性ゲル化材料は、当該技術分野において既知であるように、例えば典型的には吸収性コアに含まれて、吸収性物品中に組み込むことができる。
a)高蒸気圧の材料
本発明の臭気制御系の作用は、吸収性物品に揮発性の高い成分を設けることによって更に改善できる。揮発性の高い成分は、ダルトンの法則に従って、吸収性物品の上部空間における高い分圧のために、より低い分圧を有する悪臭成分のモル分率を低減すると考えられる。
好適な揮発性の高い成分には1500未満のKI(コヴァット・インデックス(Kovat Index))及び好ましい臭気を有する材料が挙げられる。コヴァット・インデックスはクロマトグラフカラムに対する香料原料(perfume raw material、PRM)の選択的保持によって定義される。コヴァット・インデックスの値は、アジレント・テクノロジーズ社(Agilent Technologies)(前J&Wサイエンティフィック社(J&W Scientific))から入手可能な、クロマトグラフカラムDB−5(30m、0.25mm、1.00μm)を用いて、50〜300℃、4℃/分、83kPa(12.0psi)、定流量条件で稼動させることで、または、当業者により容易に決定できる、同一または等価な条件下での等価な設備操作で、得られる。PRMの極性、分子量、蒸気圧、沸点、及び固定相特性が保持の度合いを決定する。
この機構によって作用する好適な揮発性の高い成分には、リモネン、ユーカリプトール、クレゾール、リナロール、テトラヒドロリナロール、ミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ジヒドロミルセノール、ミルセン、シトロネロール、シトロネリル誘導体、ゲラニオール、ゲラニル誘導体、リナリルアセテート、ムゲタノール、オイゲノール、ジャスマル、テルピネオール、ピナノール、セドレン、ダマスコン、βピネン、シネオール及びその誘導体、ノナジエノール、エチルヘキサナール、オクタノールアセテート、メチルフルフラール、テルピネン、ツジェン、アミルアセテート、ベンジルアセテート、カンフェン、シトロネラール、ジヒドロクマリン、ジヒドロミルセニルアセテート、ゲラニオール、ゲラニアール、イソアミルアセテート、エチルアセテート及び/またはトリエチルアセテート、p−クレゾール、及びp−ソメンを挙げることができる。
b)溶媒
更なる追加的成分には臭気制御材料を吸収物品に組み込むためのキャリアとしての溶媒が挙げられる。好適な溶媒は、例えば、安息香酸ベンジル、ミリスチン酸イソプロピル、アビエチン酸メチル、エタノール、イソプロパノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、グリセロール、プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、ジエチルフタレート、クエン酸トリエチル、セバシン酸ジエチル、である。
臭気制御系
本発明者によって、個々に知られている特定の臭気制御材料の組み合わせが臭気低減の点から相乗効果をもたらすことが見出されている。
上記のような、悪臭または悪臭物質そのものに作用する臭気制御材料と鼻の受容器官に作用する臭気制御材料とを組み合わせた場合に、悪臭低減の点からの相乗効果が特に観察される。実際に、前述の2つの部類の活性物質を組み合わせる臭気制御系は、各材料が個別に作用する場合の数学的な組み合わせよりももっと効果的に悪臭を低減できる。
理論にとらわれるものではないが、このことは臭気制御材料が内部的に作用することによって吸収性物品中の悪臭分子を中和し、それらの分子の上部空間における濃度及びそれによる空気中での濃度を低減した結果であると考えられる。これによって、鼻の受容器官に外部的に作用する臭気制御物質は、それらの最高の活性を利用することができる。
本発明の臭気制御系が吸収性物品中で使用される場合、個別の臭気制御材料は様々な量で使用できる。内部的に作用する臭気制御材料をシリカゲルに対して5g/m〜300g/m、または20g/m〜100g/mの量で用いて開始するのが、有用であると分かっている。α−アミルシンナミックアルデヒドに対しては、0.05g/m〜20g/m、または0.5g/m〜5g/mが有用であると分かっている。鼻の受容器官に作用する臭気制御材料の例には、例えば、0.05g/m〜20g/m、または0.5g/m〜5g/mの範囲にあるメンチルアセテートが挙げられる。
臭気制御系は、悪臭または悪臭物質に作用する第1部類の臭気制御材料を、鼻の受容器官に作用する第2部類の臭気制御材料に対し、50:1〜1:50の重量比で、または30:1〜1:30の重量比で、または1:15〜15:1の重量比で含むことができる。一実施形態では、臭気制御系は、シリカゲル及びメンチルアセテートを15:1の重量比で含むことができる。代わりの実施形態では、臭気制御系はα−アミルシンナムアルデヒドとメンチルアセテートを1:1の重量比で含むことができる。
吸収性物品
本明細書の臭気制御系を備えた吸収性物品は、当該技術分野において既知の個人用衛生のためのあらゆる種類の吸収性物品であることができる。本発明の臭気制御系は吸収性物品のあらゆる部分に存在できる。本発明によれば、臭気制御系は少なくとも2つの部類の臭気制御材料の均質混合物として、または両方の部類の臭気制御材料が互いに分離している状態のどちらかで、吸収性物品中に存在することができる。
本発明の一実施形態では、臭気制御系は吸収性コアの中で存在できる。本発明の別の実施形態では、臭気制御系は第2のトップシートの中にまたはその上に存在することができ、その第2のトップシートは吸収性物品の最上層であるトップシートと吸収性コアとの間に存在できる。本発明の更なる実施形態は吸収性コアの着用者側に面する表面に配置された第1部類の臭気制御材料(悪臭または悪臭物質に作用する)と、及び吸収コアの衣類側に面する表面に配置された第2の部類の臭気制御材料(鼻の受容器官に作用する)とを有することができる。本明細書で前に述べた安定性を考慮すると、この実施形態の1つの手法は、吸収性コアの着用者側に面する表面にシリカゲルを備えるとともに、吸収性コアの衣服側に面する表面にメンチルアセテートを備えた吸収性物品であることができる。しかし、第1の及び第2の臭気制御材料を物品の別の要素に配置する、及び/またはそれらの1つ以上を物品から分離して形成する、その他の配置が考えられる。
試験方法及びデータ
臭気低減の相乗効果を証明するために、幾つかの試験サンプルを調製し、それら全てを悪臭の試験物質として働く0.1%アンモニア水溶液に暴露する。表2の第1のデータポイントは、臭気制御材料を添加しないアンモニア溶液の不快程度を示す基準試験として働く。表2のデータポイント2〜3は、2つの代表的臭気制御材料についての単独の悪臭低減活性、具体的には代表的なアルデヒドとしてα−アミルシンナムアルデヒド及び受容器官に作用する代表的臭気制御材料としてメンチルアセテートの悪臭−低減活性を例証する。
表2における最後のデータポイント4は、本発明の臭気制御系の活性を例証する。相互比較を可能にするために、2つの個別の臭気制御材料をデータポイント2〜3に比較してそれらの1/2の量で混合した。データポイント4はα−アミルシンナムアルデヒド及びメンチルアセテートの混合物を試験することによって得られた。データポイント4から、臭気制御系の臭気低減性能は個別の臭気制御材料の性能よりも顕著に良好であることが明確に分かる。従って臭気制御活性の相乗効果が証明された。
Figure 2009531121
これらのサンプルの臭気不快性及び心地良さを官能試験専門パネラーによって評価した。特別な5人の異なった官能試験専門パネラーが各サンプルについて4回反復評価した。臭気不快性は−10〜+0のスケールを用いて評価し、−10は最高の不快臭気を示し、0は臭気無しを示す。データは対照(悪臭溶液)に対する相対的不快性%として報告した。臭気評価はTで温調された(25℃)、適切な部屋で実施された。部屋は適切な空調システムを装備し、空気の連続的交換を可能にした。サンプルは番号付けした金属トレイに保持され、実際の官能試験の間にアルミニウム箔で被覆した。
「発明を実施するための最良の形態」で引用されるすべての文献は、その関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用もそれが本発明に関して先行技術であるとの容認として解釈されるべきではない。本文書における用語のいずれかの意味または定義が参照として組み込まれる文献における同じ用語のいずれかの意味または定義と対立する範囲については、本文書におけるその用語に与えられた意味または定義を適用するものとする。
本発明の特定の諸実施形態を図示し、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることは当業者には自明である。従って、添付の特許請求の範囲において、そのような変更及び修正は本発明の範囲内にあると保証することを意図する。
本明細書において値が画定されたそれぞれの寸法は、技術的寸法であって、これは本発明の文脈の中で、文字通りには解釈されるべきではない。ゆえに、本明細書に規定される寸法と機能的に等価な寸法を有する全ての実施形態は、本発明の範囲で扱われることを意図し、例えば「40mm」の寸法は「約40mm」を意味すると解釈されるべきである。

Claims (16)

  1. 臭気制御系を含む吸収性物品であって、臭気制御組成物が2つの部類の臭気制御材料を含み、第1部類の臭気制御材料が前記吸収性物品内の悪臭または悪臭物質に作用することによって臭気を低減し、第2部類の臭気制御材料が使用者の鼻受容器官に作用することによって臭気を低減し、前記第1部類の臭気制御材料が、7未満のpHを有するシリカゲル、アルデヒド、20〜500Åの孔径を有するメソ細孔性ゼオライト、及びこれらの混合物から成る群から選択され、前記アルデヒドが、α−アミルシンナミックアルデヒド、p−アニスアルデヒド、ベンズアルデヒド、ケイ皮アルデヒド、クミンアルデヒド、デカナール、p−t−ブチル−α−メチルジヒドロシンナムアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−メトキシシンナムアルデヒド、2−フェニル−3−(2−フリル)プロプ−2−エナール、バニリンイソブチレート、エチルバニリンアセテート、バニリンアセテート、シクラメンアルデヒド、ヘプタナール、ラウリルアルデヒド、ノナナール、オクタナール、フェニルアセトアルデヒド、フェニルプロピルアルデヒド、バニリン、サリチルアルデヒド、シトラール、2,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンズアルデヒド、2−ヒドロキシ−4−メチルベンズアルデヒド、5−メチルサリチルアルデヒド、4−ニトロベンズアルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、5−エチル−2−チオフェンカルボアルデヒド、5−メチル−2−チオフェンカルボアルデヒド、2−チオフェンカルボアルデヒド、アサロンアルデヒド、5−(ヒドロキシメチル)−2−フルアルデヒド、2−ベンゾフランカルボキサルデヒド、2,3,4−トリメトキシベンズアルデヒド、プロトカテクアルデヒド、ヘリオトロピン、4−エトキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド、3−ヒドロキシベンズアルデヒド、o−メトキシシンナムアルデヒド、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシシンナムアルデヒド、2,8−ジチアノン−4−3n−4−カルボキサルデヒド、ソルビンアルデヒド、2,4−ヘプタジエナール、2,4−デカジエナール、2,4−ノナジエナール、(E,E)−2,4−オクタジエン−1−アール、2,4−オクタジエナール、2,4−ドデカジエナール、2,4−ウンデカジエナール、2,4−トリデカジエン−1−アール、2−トランス−4−シス−7−シス−トリデカトリエナール、ピペロニリデンプロピオンアルデヒド、2−メチル−3−(2−フリル)アクロレイン、2,4−ペンタジエナール、2−フルフリリデンブチルアルデヒド、3−(2−フリル)アクロレイン、ピルボアルデヒド、エタンジアール、及びこれらの混合物から成る群から選択され、前記第2部類の臭気制御材料が、メントール、メンチルアセテート、3−ブテン−2−オン、3−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−、4−(2,6,6−トリメチルシクロヘン−1−エン−1−イル)ブタ−3−エン−2−オン、3−ブテン−2−オン、4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−、(E)−、メンチルラクテート、イソメンチルアセテート、イソメンチルプロピオネート、イソメンチルイソブチレート、イソメンチルブチレート、ショウノウ、p−メンタン、及びこれらの混合物から成る群から選択されることを特徴とする、吸収性物品。
  2. 前記シリカゲルが6未満のpHを有する、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記シリカゲルが20〜40Å、好ましくは30Åの孔径を有する、請求項1に記載の吸収性物品。
  4. 前記シリカゲルが500m/gより大きな総表面積を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記臭気制御系が、リモネン、ユーカリプトール、クレゾール、リナロール、テトラ−ヒドロリナロール、ミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ジ−ヒドロミルセノール、ミルセン、シトロネロール、シトロネリル誘導体、ゲラニオール、ゲラニル誘導体、リナリルアセタート、ムゲタノール、オイゲノール、ジャスマル、テルピネオール、ピナノール、セドレン、ダマスコーン、βピネン、シネオール及びその誘導体、ノナジエノール、エチルヘキサナール、オクタノールアセテート、メチルフルフラール、テルピネン、ツジェン、アミルアセテート、ベンジルアセテート、カンフェン、シトロネラール、ジヒドロクマリン、ジヒドロミルセニルアセテート、ゲラニオール、ゲラニアール、イソアミルアセテート、エチルアセテート及び/またはトリエチルアセテート、p−クレゾール、p−シメン、メチルアビエテート、及びこれらの混合物から成る群から選択される揮発性の高い成分を更に含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記臭気制御系が、5g/m〜300g/m、好ましくは20g/m〜100g/mの量で孔径が狭いシリカゲルを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記臭気制御系が、0.05g/m〜20g/m、好ましくは0.5g/m〜5g/mの量でα−アミルシンナムアルデヒドを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記臭気制御系が、0.05g/m〜20g/m、好ましくは0.5g/m〜5g/mの量でメンチルアセテートを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  9. 前記臭気制御系が、前記第1部類の臭気制御材料を前記第2部類の臭気制御材料に対して50:1〜1:50の重量比で、好ましくは30:1〜1:30の重量比で、より好ましくは15:1〜1:15の重量比で含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  10. 前記臭気制御系が孔径の狭いシリカゲルとメンチルアセテートとを15:1の重量比で含む、請求項9に記載の吸収性物品。
  11. 前記臭気制御系がα−シンナムアルデヒドとメンチルアセテートとを1:1の重量比で含む、請求項9に記載の吸収性物品。
  12. 吸収性ゲル化材料を更に含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  13. 前記吸収性ゲル化材料が、少なくとも35×10−7cm・s/g、好ましくは少なくとも40×10−7cm・s/g、より好ましくは45×10−7cm・s/gの塩水流伝導度(SFC)値を有する、請求項12に記載の吸収性物品。
  14. 前記吸収性ゲル材料が、15重量%以上の抽出可能画分を有するポリアクリレート系材料から選択される、請求項12に記載の吸収性物品。
  15. 前記吸収性ゲル材料が、臭気制御系の臭気制御材料に対する重量比で10:1〜100:1、好ましくは20:1〜80:1、より好ましくは50:1〜70:1である、請求項12〜14のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  16. 前記吸収性ゲル材料が、1g/m〜200g/m、好ましくは10g/m〜150g/mの坪量で提供される、請求項12〜15のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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